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社会人になって最初に先輩から教わるのが、間違えやすい取引先名や顧客の正式名称などがあります。例えばキノンの「ヤ」は大文字で書きキノンではないとか、シチハタではなくシチハタだとか、味の素ゼネラルフーではなく味の素ゼネラルフーだとか、サイボズではなくサイボズだとかです。

キヤノンは新製品に期待と願望を込め観音菩薩にあやかりたいという意味でカンノン「KWANON」というブランド名を付けたことに由来します。そこから世界に通用する名前と言うことで「Canon」に変わりました。そういうことを知っていると、呼び方はキャノンなのに、文字にするとキヤノンなのかという謎が少し解明します。

似たような名前では、1977年設立の比較的新しい会社ですが、日本の情報データセンターの先駆けと言われているミロク情報サービスの「ミロク」は、京都広隆寺にある、国宝第一号の、弥勒菩薩半跏思惟像(通常は弥勒菩薩)からとられています。

自動券売機やヘルス機器などで有名なオムロンは、立石一真という人が戦前に京都で創業し、当初は立石電機という名称でした。戦後まもなく本社や主力工場を戦争の被害がなかった京都市右京区花園に移し、事業を拡大していきます。

一時期本社のあった花園には、すぐ近くに御室の桜で有名な仁和寺や、西の御所と言われる妙心寺などがあり、その辺り一帯は1000年以上前から御室(おむろ)と呼ばれており、それをもじって「オムロン」というブランド名を立ち上げ、やがて社名もそれに変えてしまいました。

子供の頃には変な名前だとずっと不思議に思っていたブリヂストン(Bridgestone)は、創業者の石橋正二郎氏の石(stone)と橋(bridge)を逆にしてくっつけた名前として有名ですし、サントリーも創業者の鳥井信治郎氏の「とりいさん」のサンとトリイを逆転させた造語です。

略称がそのまま社名となった企業も多いです。ウイスキーで有名なニッカは「大日本果汁」の日と果をとったもので、自動車の日産は想像通り「日本産業」を縮めたもの、IBM(日本IBM)は今でも米国の正式名称は「International Business Machines」で、直訳すれば「国際ビジネス機器」とベタな名称、NCR(日本NCR)なんかは創業当時作っていたレジスターからとった「National Cash Register」がもともとの名称でこれも直訳すれば「全国現金精算機」です。

トヨタ自動車の本社は愛知県豊田市にありますが、これは偶然でも地名から取ったのではなく、創業者の名前が先で、後になってから行政が多額の税金を納めてくれる巨大企業に媚びを売るためでしょう、企業名を地名にしてしまった一例です。

豊田市付近は元々は挙母市(ころもし)という読みにくいけどユニークな名称で、奈良時代から続く由緒ある地名だったそうです。

本来その土地の地名にはずっと古くからの言い伝えや歴史があるもので、企業城下町だから、市町村合併だからと言って易々と人名や企業名、意味不明の名称(群馬県みどり市など)に変えてはもらいたくないものです。

同じ自動車メーカーでもホンダ(本田技研工業)の場合は、主力工場のある三重県鈴鹿市が、これまた軽薄な役人の考えそうなことで「地名を鈴鹿から本田に変えましょう」と本田宗一郎に提案したところ、「鈴鹿という綺麗で歴史ある地名を残す方がいい」と断ったという話しがあります。

公私混同が嫌いで、自分の会社には親族を誰ひとり入社させず、社名に自分の名前を付けたのが事業家として最大の失敗とまで言ってのけた本田宗一郎らしい言葉です。

合併により足して二で割った名称もよく使われます。東芝は元々東京芝浦電気を短縮したものですが、その東京芝浦電気は東京電気と芝浦製作所の合併によってできた会社です。

石川島播磨重工業は石川島重工業と播磨造船所の合併から、KDDIはKDDとIDOとDDIの3社合併によるもの、その他ニチメン(日綿)と日商岩井が合併して双日(ふたつの日)と安易と言うかシンプルというか。

プロバイダーのNIFTYは富士通のカラーが強いのですが、日商岩井(NI)と富士通(FT)を足してyを付けたものです。

その富士通は親会社の富士電機製造の「フ」と当初関係の深かったドイツのシーメンス(ドイツ語ではジーメンス)の「ジ」を組み合わせ、メイン商品の通信機の「通」を組み合わせたと言われています。

というか元々富士通の親会社の富士電機製造の名称自体が古河電気工業とジーメンスのそれぞれ一語をとり、日独が敵同士で戦った第一次世界大戦後の1923年に設立されたという説が主です。

その頃はドイツの通信技術と日本のそれではたいへん大きな開きがあり、ほとんどがドイツから教えられてきたというのが実際で、そう考えると今は大きな顔している富士通や富士電機は、少なくともドイツやドイツ人には足を向けては寝られないはずなのです。

龍馬伝でブレークした岩崎弥太郎が作った「三菱」のブランド名は、使用にいくつもの厳しい制限があることで有名で、例え子会社だからと言って社名に三菱を名乗ることができません。

ちなみに三菱鉛筆は1925年に創業された岩崎家とは関係のない会社で、今でも三菱(財閥)グループと資本的には一切関係がなく、製品に三菱のロゴマークを使ったのも三菱財閥よりも先だったということで、互いに商標権で喧嘩をすることもなく両立しています。

今はもうなくなっていますが、20数年前に大阪に「三菱商事」というサラ金チェーンがありましたが、社名の読み方が「さんびししょうじ」で、いかにも大阪商人らしいなぁと思って見てました。

銀行はしばしば合併する企業ですが、3行が合併すると太陽神戸三井銀行(後にさくら銀行経由三井住友銀行)とか三菱東京UFJ銀行とかややこしくていけません。

いっそ、全部くっつけて本東京第一勧業長期大和太陽神戸三井住友東海三和富士協和三菱興業埼銀行にしてしまえばいいのにと思ってしまいます。略して日玉銀行。CMキャラクターはもちろん目玉おやじでしょう。

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552
11月1日~7日に掲載された日本経済新聞、およびその関連メディアが配信したニュースの中から雇用や人材ビジネス関連だけを抜き出してみたのが下記の各見出しです。

ジェイエイシーリクルートメント、アジア企業への転職相談会(ダイジェスト)
2011/11/07 日本経済新聞
------------------------------------
弁護士の就職支援企業発足、新人に指導・研修の場提供、民間の試み、弁護士会も注目
2011/11/07 日本経済新聞
--------------------------------------
守れ雇用のバリアフリー(時流地流)
2011/11/07 日本経済新聞
--------------------------------------
補助金・志願者減で経営厳しく、就職支援など負担は増加(改革の現場から)
2011/11/07 日経産業新聞
--------------------------------------
クリエアナブキ、純利益上方修正、4~9月
2011/11/05 日本経済新聞
--------------------------------------
ネクストエデュケーションシンク、企業内定者・新入社員に向け「基本スキル・コンピテンシー診断セット」を提供
2011/11/04 日経速報ニュース
--------------------------------------
双日、海外現地社員を日本で研修 幹部候補として
2011/11/04 日経速報ニュース
--------------------------------------
社会と向き合う(1)未熟補う「就職授業」―企業ニーズと溝深く(大学の選択)
2011/11/04 日本経済新聞
--------------------------------------
ベルシステム24、多言語対応の専門部署、英・中・韓国語、来月から電話応答
2011/11/04 日経産業新聞
--------------------------------------
中国での新卒採用支援、リクルート、規模2倍に、日本企業向け
2011/11/04 日経産業新聞
--------------------------------------
三菱電機の派遣契約、中途解約は不法、名古屋地裁が慰謝料命令
2011/11/03 日本経済新聞
--------------------------------------
中国の求人62%増、インテリジェンス、7~9月は1937件
2011/11/03 日本経済新聞
--------------------------------------
VBと就活学生、橋渡しイベント、県内起業家団体、5日に
2011/11/03 日本経済新聞
--------------------------------------
マンパワー・ジャパン、外国籍の方々に対する人材紹介サービスを開始
2011/11/02 日経速報ニュース
--------------------------------------
インテリジェンス、10代・20代が選ぶやってみたい短期バイトランキングを発表
2011/11/02 日経速報ニュース
--------------------------------------
テンプHD、外部委託事業を強化、企業拠点分散に対応
2011/11/02 日本経済新聞
--------------------------------------
パソナ、九州で介護施設、まず北九州に開設、15年度に15ヵ所
2011/11/02 日本経済新聞 地方経済面
--------------------------------------
中小採用、もっと真剣に――人材確保、平成建設・秋元社長に聞く
2011/11/02 日本経済新聞 地方経済面 静岡
--------------------------------------
留学生就活手ほどき、愛知県が講座、大学に指導充実促す
2011/11/02 日本経済新聞 地方経済面 中部
--------------------------------------
リコー出身者を役員に、マニーが公募、海外営業経験買う
2011/11/02 日本経済新聞 地方経済面 北関東 41ページ
--------------------------------------
新規上場銘柄一覧 東証、リブセンスのマザーズ上場を承認
2011/11/01 日経速報ニュース
--------------------------------------
パソナ、ベトナムで人材紹介、日本企業の需要に対応
2011/11/01 日本経済新聞
--------------------------------------
伊藤忠―海外赴任に同行、休職OK、導入4年、実績徐々に(両立支援の現場)
2011/11/01 日経産業新聞
--------------------------------------
日本は人材競争に勝てるか
2011/11/01 日経産業新聞
--------------------------------------
採用枠拡大を要請、就職応援本部、担当者級で協議会
2011/11/01 日本経済新聞 地方経済面 静岡
--------------------------------------
三洋再編、揺れる鳥取―社員の県外配転、大量離職も
2011/11/01 日本経済新聞 地方経済面 中国
 

これらのニュース(プレスリリース含む)を
「政策」 官、公益団体主導政策
「企業」 企業または企業戦略のPR
「業界」 業界別雇用動向など
「海外」 留学生、海外勤務、外国人雇用など
「教育」 雇用にまつわる教育など
「その他」
の6つに分類してみました。

さて上記6テーマのうち何の話題が一番多く、それは何割ぐらいを占めるでしょうか?

結果は、誰もが想像する通りです。

ちなみに2年前の2009年の同期間、同条件で比べてみましょう。

トヨタ、大卒新人、生産ラインに、増産対応で一時的に動員。
2009/11/01 日本経済新聞
--------------------------------------
フルスピード、オフィス用品通信販売のエージェント事業を開始
2009/11/02 日経速報ニュース
--------------------------------------
中小に転職ネット後押し、リクルートの専用サイト好調、大手より「手に職」。
2009/11/02 日本経済新聞
--------------------------------------
「すぐ離職」は昔話?(DataFocus)
2009/11/02 日経産業新聞
--------------------------------------
ジェイプロジェクト、仕事を疑似体験、内定者、従業員の昼食準備。
2009/11/02 日本経済新聞
--------------------------------------
グーグル、中小にネット広告指南、東商の会員企業向け。
2009/11/02 日本経済新聞
--------------------------------------
雇用今後の見通しは―王子製紙会長鈴木正一郎氏(月曜経済観測)
2009/11/02 日本経済新聞
--------------------------------------
就活サイト、興味診断し企業選び、リクルート、○×式で分析。
2009/11/04 日経産業新聞
--------------------------------------
ホームページ、介護業者向け作成、ニチイ学館、空室など掲載。
2009/11/04 日経産業新聞
--------------------------------------
セリオ、コールセンター、在宅で人材活用。
2009/11/04 日経産業新聞
--------------------------------------
アデコ、派遣スタッフの育児支援強化
2009/11/06 日本経済新聞
--------------------------------------
就活投資は実力志向、不況で危機感、対策本や有料講座、スーツへの出費は抑えめ。
2009/11/06 日本経済新聞
--------------------------------------
介護大手各社、有料老人ホーム開設加速、ベネッセスタイルケア、2年で38施設。
2009/11/06 日経MJ(流通新聞)
--------------------------------------
決算から――09年1~9月、ワールドインテック、グリーンランドリゾート、他。
2009/11/07 日本経済新聞 地方経済面
--------------------------------------
クリエアナブキ、最終黒字2300万円、4~9月期。
2009/11/07 日本経済新聞 地方経済面
 

なんと、2年前には海外関連や政策関連の話題がひとつもありません。

おそらく、雇用問題と外国(外国人、外国語)が強く結びついてきたのは、円高が急激に進み始めた2003年ぐらいからだと思われます。ちょうどその頃から中国や韓国、インド、タイ、ベトナム、マレーシアなどが政情的にも安定し、国を挙げての外資企業受け入れを積極的におこなってきたこともあり、日本の製造業が安い労働力を求めて相次いで海外(と言ってもアジア諸国中心)に進出をすることになりました。

その後円高は2005年~2006年に一旦は落ち着きましたが、2007年から未曾有の急騰を見せ、80年代のバブルの際「いま株と不動産を買わないヤツは大バカだ」と経済評論家でさえ声高に論じていたのと同様、「いま海外で生産しないヤツは大バカ経営者だ」とばかりに体力のある大企業のみならず、中小・零細企業までが、まるで流感に罹ったごとくしかも横並びで国産を断念しアジアへ進出することになりました。

当然この猫も杓子もアジア進出が、国内産業の空洞化と、特にブルーカラーを中心とする雇用の減少が進んでしまったワケですが、今回のタイの水害などはカントリーリスクもろくすっぽ考えず、勢いだけで出て行ったツケを払わされているとも言えます。

そのような被害を受けた日系企業に対し、国は資金的な支援を考えているようですが、一部にはタイの人達への支援はやぶさかではないけれど、日本を捨てて出て行った裏切り者の日系企業に、なぜ日本国民の税金を投入して助けなきゃならんのだ?という声が聞こえてきます。

ユニクロなど以前から中国などアジア諸国をメインの相手(生産も販売も)としてビジネスをしてきた企業は「先見の明がある」ともてはやされていますが、誰もが知っての通り、中国と日本のあいだには歴史的、地学的、政治的、軍事的な大きな問題が残っており、タイの水害なんか眼じゃない、もっと大きな事件や事故が、今すぐに起きても不思議ではありません。そのようなリスクを国(日本国民の税金)の支援がなくとも、自力で対処できるのでなければ海外へ出て行くべきではないでしょう。

なにか起きてしまったときに備えて、先を読める経営者であればいいのですが、現実的には「日本の10倍もの需要がある宝の山」「単に親会社や取引先の大企業の後についていく」「格安の労働賃金が魅力」だけが目的としか言えないようなケースが多いような気がします。少し前に突然のレアアースの輸出差し止めや労働争議で、大慌てする日本企業がありましたが、アジア各国では日本国内以上にそれぞれカントリーリスクがあり、いつなにが起きるかわからないのです。

上記の雇用、人材ビジネス関連ニュースの比率の解答ですが、
2009年(上)と2011年(下)のグラフで比較してみましょう。
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これが3年後に ↓↓↓↓↓
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という結果でした。
わずか3年前には海外の「か」の字も見当たりませんね。

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551
これが歳を取ったと言うことなのか、よく使い馴染んだものが簡単には手放せず、より便利に使いやすくなったと聞いても若いときのように気軽に新しいものに飛びつかなくなります。つまり年齢と共に変化を嫌い、新しいことを学ぶ手間暇を邪魔臭がるようになります。これが一種の保守的になるってことでしょうか。

例えば80年代にはワープロが普及し、それが90年代にはパーソナルユースにまで一気に拡がりました。特に仕事で文章をよく書く人は、簡単に修正・編集・保存ができるワープロは仕事を一変させました。

それまで原稿用紙のマスを埋めて、それを手渡すかFAXで送るしか方法がなかった文筆業の人も、縦書きでも横書きでも、マス目も自由に設定し、依頼された文字数も簡単に調整できる優れものです。またやがては通信機能を持つ製品も現れ、フロッピーディスクを送らなくてもボタンひとつで電送することもできるようになりました、

そのワープロ専用機から多機能なパソコンへ変わっていくときは、ワープロを使い込んだプロの人ほどパソコンへの転換を躊躇い、ワープロ専用機が生産中止になってから仕方なくパソコンへ切り替えたという人が多かったように思います。

その理由にはデータの完全互換性がなかったり、パソコンとは別になっているプリンターの設定が面倒だったり、新しい操作に慣れなければならなかったりしたことに起因します。特に比較的高齢の作家さんほどその傾向は強かったでしょう。

どなただったか忘れましたが、使い慣れたワープロ専用機がいいのでと、その専用機が生産中止になる間際に、同機種をまとめて3台大人買いし、これで壊れても当分は大丈夫と自慢気に書いていた作家さんがいらっしゃいました。確かに当時のワープロ専用機はキータッチがとても静かで、手触りが優しく、ストロークもほどほどあり、さすが行き届いているMade in Japanっと思ってました。それに比べると今の外国産が多いPCの標準キーボードって最悪なものが多すぎです。

ハードの世界だけでなく、最新のクラウドの世界でも同様のことが起き始めています。

90年代から始まった日記やBBS掲示板から2000年代後半になってブログやmixiへと移り、TwitterやFacebookが現れ、そしていまGoogle+やリンクトインの時代と言われ始めています。ホンの数年ごとに主役の座が次々と変わっていきそうです。

その中にはセカンドライフやSNSとは言えませんがキュリオ・シティのように大失敗に終わってしまうケースもあります。それらが出てきた頃には多くのキャズムとも言われる時代の先端を走るアーリーアダプター層は「これはブレークするぞ!」と知人に推薦したり、日記やブログで自慢気に紹介した人もあったのではないかと思います。企業も競うようにセカンドライフに出店するのが流行ったことがありましたが、結局マジョリティ層には受け入れられることはなくその後尻すぼみしてしまいました。

いま日本のSNSで大成功しているmixiは、2010年現在では圧倒的なユーザー数を獲得しています。しかしここ1~2年の状況を見る限り、米国のSNSのFacebookやGoogle+が着々と日本でユーザーを増やしているのに対し、mixiは横ばいかやや下降気味となっています。

それだけでもうmixiはダメと決めつけるのは愚かです。mixiは日本独自のSNSで開始時期が早く、様々なアイデアと多くのユーザー、特にモバイルユーザーを囲い込んでいますので、そう簡単にサービス自体が傾くことはなさそうに思えます。しかし90年代後半に日本独自のワープロ専用機が世界共通のパソコンへと一気に置き換わったように、ある時突然にSNSに関しても大転換が起きる可能性があります。

例えばTwitterとFacebook、Twitterとmixiなどのような相性のいい関係性が維持できるものは双方とも生き残りますが、FacebookとGoogle+、またはGoogle+とリンクトイン(LinkedIn)のような似たようなプラットフォームは、やがてどちらかが淘汰されていくでしょう。余程の天の邪鬼な人でない限り、自分の周りにいる友人知人がみんなFacebookで情報共有しているのに、ひとりだけGoogle+だけをやるってことはしないでしょう。どこが生き残るかまでは私にはわかりません。

ただ最近注目されているリンクトインはアメリカでは転職活動に有効ということで伸ばしてきましたが、日本で転職活動にSNSを使う人はまだ極めて少数で、現在の勤務先に転職活動をしていることがバレると困りますし、企業側も表面上とは違い、とても積極活用しているとは思えませんから、日本国内でアメリカと同じような使い方でブレークするかと聞かれると限りなくNo!でしょう。

そして最初の嘆きに戻ると、一度始めたSNSから別のものに変えるのは、若い人ならともかく、中高年、高齢者にはとてもハードルが高いです。それまで貯め込んだコンテンツがあり、そこへ集まってくれる友人や知人、見知らぬフォローワーがあり、それらを捨ててまで、新しい場所でゼロから作る直すのは酷というものです。

ということを考えると、20代30代は基本浮気性で自分の趣味や友人をキーにしてその都度最適なSNSを次々に乗り換えます。しかし40代になってからは、その後ずっと使い続けられる自分にあったSNSを探し求めるという事になります。この40代の人達(団塊ジュニア層含む)に決めてもらうことが、今のSNSサービスにとって将来長きに渡りビジネスとして成功するかどうかというポイントではないかと思うわけです。

若いときには考えられなかったようなことが、40代から50代になると一気に吹き出してきます。健康しかり、集中力しかり、チャレンジ精神しかり、家族の扶養や両親の介護しかり、味覚や聴覚しかり、そして変化を嫌うことしかりです。

こうしたことはいくら説明をしても若い人には絶対に理解ができないことなので、同世代で慰め合うしか仕方がないのでしょう。

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550
「おじさん」的思考 (角川文庫) 内田樹

内田氏のことはTwitterで知り、以前に「街場のメディア論」を読み、面白かったので続いてちょっと古いものの2002年に出版された同書を読みました。

基本的に内田氏のブログにはほぼ同様のことが書かれていてそれは無料で読めるそうですが、ちゃんと文章のプロの編集者が入り、しかも寝っ転がって読める書籍のほうが私には合っていてお金を出す価値があります。

前半の「正しいおじさん思想」や「老人社会に向けて」あたりについては独特の歯に衣せぬ論説でたいへん面白く読むことができましたが、後半のいきなり、「純文学をもっと読むべし」と説教したかと思うと、最後の70ページは夏目漱石の小説の内田氏独特の解説に終始します。

しかし

『私たちを惹き付ける物語のコアには、ほとんど必ず「それが意味するものの取り消しを求めるシニフィアン」が空虚な中心として運動している。ポウの「盗まれた手紙」における「盗まれた手紙」、狂言の「附子」における「附子」、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」におけるジョージ・カプラン・・・ヒッチコックが「マクガフィン」と名づけたそれらの「物語を起動させる」シニフィアンと同じ機能を「こゝろ』の「先生」は果たしている。』

のような分析と解説をされても、そうそう理解できる人はいそうにもなく、無駄にページを費やしているとしか思えません。私だけかもしれませんが。

この文庫は2002年に単行本として発刊されたもので、中のエッセイは主に20世紀中に書かれたものが多く、もちろん今でも新鮮に読めるのも多いのですが、文庫としては新刊で中身も見ず飛びついてしまいましたが、さすがに10年以上前のエッセイだと思っていたものと違い少々ガックリでした。

著者別読書感想(内田樹)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

有頂天家族 (幻冬舎文庫) 森見 登美彦

少し前に直木賞候補にもなった「夜は短し歩けよ乙女」を読みましたが、この「有頂天家族」はその1年後に書かれた小説です。

主人公はなんと京都の森に住むタヌキの一家。その他には人間はもちろん、天狗も出てきます。

そのタヌキの一家は、父親は京都のタヌキ界のリーダーだったものの、数年前に人間に捕まりタヌキ鍋にされてしまいます。

人間へ手引きをしたのが悪役の父親の弟であり、その弟の家族と主人公家族とが次のリーダーを決めるため対決をします。

また一方では大学教授を引退し年をとって飛べなくなってしまった情けない天狗や、その天狗に気に入られ、術を授けられた人間の若い女性と、先ほどの主人公家族などが入り交じりドタバタが繰り広げられます。

ま、私の場合、こういうおとぎ話的設定は正直あまり好きではなく、裏表紙のあらすじを見たらまず買うことはないのですが、2008年の本屋大賞にノミネート(3位)されていたということで、内容も見ず買って読みました。

同氏は京都在住ということもあり、京都を舞台にした小説が多いのですが、最近では万城目学氏も同種の小説を出していて、読んでいるとあれ?どっちの人だったっけ?と一瞬わからなくなるほど作風が似ています。

著者別読書感想(森見登美彦)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

人間関係にうんざりしたときに読む本 杉本良明

会社の本棚に置いてあったので、あまり期待もしないで読み始めましたが、これはなかなかいいことが書いてあります。と言っても多くのことではなく、ただひとつ「相性の悪い相手はそう言う人だと決めて承認する」と言うことです。

人間関係や動機付けと言えば、この本にも書かれていましたが、デール・カーネギー著の「人を動かす」が名著で、これを超えるものは未だ出てきません。

しかしこの「人を動かす」や、それに続く「道は開ける」は、ビジネスパーソンならば読んでいない人は少ないのではないかと思いますが、私の場合、いかんせんもう何十年も前に読んだきりで、もうすっかり内容を忘れてしまいました。その中にもある重要な一点だけをこの本ではシンプルに繰り返します。

叱咤や罵声、時には皮肉や愚痴を言い、陰口をたたく相手に対して、別に仲良くなる必要はないとキッパリ言っています。またそのようなキツイ相手に期待をするのもやめようと割り切ってます。それらの言葉は人間関係に悩む人にとってものすごく楽にする言葉でしょう。

相手の暴言や皮肉に対して感情的になったり、それと同様なものを返すと、その後延々とそれが続いてしまいます。また相手にわかって欲しい、気がついて欲しいと期待をするから悩んでしまう結果となります。

ではどうするか?

心理学的用語でいうところの「相手を承認すること」だとこの本では書いています。詳しくはぜひ本書をお読みください(笑)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

ミッドウェイの刺客 (文春文庫) 池上司

池上司氏は実際の戦史を一部フィクションを加えて小説にする手法をよく使いますが、この小説の主人公(田辺弥八)も実在する人です。

ミッドウェイ海戦は1942年に日米の主力が太平洋上で戦い、日本海軍の主力空母4隻と優秀な搭乗員を多く失い、太平洋戦争の優劣を一気に逆転された闘いですが、米軍側も被弾して曳航される米海軍空母ヨークタウンを失うことになります。

その米空母を撃沈したのは偵察のためにミッドウェイ島近くに送られていた、日本海軍伊168潜水艦の田辺艦長でした。動けなくなった空母には当然のことながら護衛艦数隻が周囲を囲み、警戒をしていますが、新米の艦長でありながら、リーダーシップと独特のアイデアを駆使し命令を実行します。

この頃の潜水艦にはまだシュノーケル装置(潜ったまま空気を取り込んだりディーゼルエンジンを動かし充電する)が装備されてなく、近くに敵がいるところでは浮上することはできず(浮上すれば間違いなくやられる)、米軍の駆逐艦と緊迫の闘いが繰り広げられます。

ミッドウェイ海戦というとどうしても航空母艦同士の闘いというのが話しのメインとなりますが、こうした影になった戦争に陽を当てるのがうまい作家さんです。そう言えば玉木宏が艦長役で主演した映画「真夏のオリオン」の原作も同氏の「雷撃深度一九・五」で、かなりの部分が実話だったそうです。

著者別読書感想(池上司)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

キング&クイーン 柳 広司

トーキョー・プリズン」や「新世界」を読んでこの人の小説は外せないと感じましたが、この本もなかなかいい感じです。特に社会的テーマを扱う作品にはうならせるものが多く、いずれは映画化もされていくことになるのでしょう。

この「キング&クイーン」は日本では将棋や碁と比べると愛好家の少ないチェスの世界をテーマにした作品です。私も子供の頃に何度かチェスを覚えようとしたことがありますが、結局は将棋のほうが面白く、兄弟や周囲にも同好とする人が多かったため結局はマスターするには至りませんでした。

しかし世界で見ると当然ながら将棋や碁の愛好者数とは比べものにならないほどに多く(世界で3億人)の愛好家がいるのがチェスです。チェスを主題にした小説や映画なども数多くあります。

そのチェスの元チャンピョンのアメリカ人が、日本で何者から追われて隠れているところを元SP(セキュリティポリス)の女性に救われます。なぜ日本のヤクザに追われるのか?黒幕はいったい誰か?アメリカ大統領との確執の行方は?そして、、、と、最後には私もすっかり騙されたどんでん返しが起きます。ジェフリー・アーチャーや貫井徳郎氏の小説にも最後の最後まですっかり騙されたものがありますが、これはまたお見事です。

この作品でまったくオリジナルな主人公(元SP)が登場しましたが、おそらくこの主人公で今後シリーズ化されるように思います。楽しみでもありますが、それよりも従来のような実在した人物をモチーフにした歴史物小説ももっと読みたいものです。

著者別読書感想(柳広司)

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私はフリーのセキュリティソフトavast!を1年以上利用していますが、特に不安なことはなく、これからも使い続けようと思っています。時々気にならない程度の割合で高機能な有料版へアップグレードしませんか?と宣伝のポップアップが出てきますが、それは毎度無視することを決め込んでいます。

よく無料のソフトやサービスを使っていながら、広告がうざいとか宣伝が入るのが嫌とか文句をたれる人がいますが、嫌なら有料のソフトやサービス使えばと言いたいです。使用料が無料でしかも広告や宣伝がなければ、どうやってそれを提供できると思ってんだか。

そう文句言う人は自分以外はみんなタダ働きして当然だと思っているのでしょうかね。以前仕事で無料のキャリアアップ系セミナーを開催していたことがありますが、そこでも当然スポンサータイムがあったりするわけですが、アンケートに「その時間が無駄」とか平気で書いてくる人がいて、あなた何様のつもり?と思ってしまったことがあります。ちなみに有料のソフトでも、最近はやれ更新の時期がきたので今度はよりアップグレードした高機能製品はどうだとか、新機能がついた新製品が出ただのと広告は行われています。

さて、そのセキュリティソフトの実力ですが、最近面白いデータを発見しました。

ウイルス対策ソフトの動作検証を行っている第三者機関「AV-Comparatives.org」が、20種類のアンチウイルスソフトの検出力、誤検出数、オンデマンドスキャンの速度テストについて2011年10月時点でのレポートを発表しました。(※毎月発表されており、その検出率や順位は毎回変動します)

その対象となるソフトは、無料、有料のもの合わせて20種類に及びます(日本で発売されていないものも含みます)。

avast! Free Antivirus 6.0.1203
・AVG Anti-Virus Free Edition 10.0.1392
・AVIRA AntiVir Personal 10.2.0.700
・BitDefender Antivirus+ 15.0.27.319
・eScan Anti-Virus 11.0.1139.998
・ESET NOD32 Antivirus 5.0.90.0
・F-Secure Anti-Virus 10.51.106
・G DATA AntiVirus 22.0.2.32
・K7 TotalSecurity 11.1.0050
・Kaspersky Anti-Virus 12.0.0.374(abc)
・McAfee AntiVirus Plus 15.0.291
・Microsoft Security Essentials 2.1.1116.0
・Panda Cloud Antivirus 1.5.1
・PC Tools Spyware Doctor with AV 8.0.0.655
・Qihoo 360 Antivirus 2.0.1.1332
・Sophos Anti-Virus 9.7.4
・Symantec Norton Anti-Virus 19.1.0.21
・Trend Micro Titanium AntiVirus+ 2012
・Trustport Antivirus 10.0.0.4796
・Webroot AntiVirus with spy Sweeper 7.0.11.25

この中で同機関に優秀と評され「ADVANCED+」に該当したのは半分の10種類で、

・G DATA AntiVirus 22.0.2.32
・AVIRA AntiVir Personal 10.2.0.700
・Panda Cloud Antivirus 1.5.1
・F-Secure Anti-Virus 10.51.106
・BitDefender Antivirus+ 15.0.27.319
・Kaspersky Anti-Virus 12.0.0.374(abc)
・ESET NOD32 Antivirus 5.0.90.0
avast! Free Antivirus 6.0.1203
・McAfee AntiVirus Plus 15.0.291
・Trend Micro Titanium AntiVirus+ 2012

です。

この中には有料でお馴染みのトレンドマイクロ(Amazon4,841円/1年)、マカフィ(同5,060円/1年)、カスペルスキー(同3,618円/1年3台まで)なども含まれますが、私が使っている永年無料のアバスト!(avast!)も優秀に入っています。

有料でもシマンテック(ノートン)(Amazon5,427円/1年)やK7(日本ではウイルスセキュリティZERO名で販売)(同1,668円)はさほど優秀ではないという評価が下されました。無料版に負けたとあっては大きなイメージダウンですね。

Gigazineの記事「2011年10月時点で最強のアンチウイルスソフトが決定

ただ、気をつけないといけないのは、このセキュリティソフトの場合、日々新種のウイルスとの闘いで、検知ソフト側も毎日のようにデータ更新やアップデートを繰り返します。その結果、今回の順位は低くても3カ月後にはトップ近かったりすることもあり、何年も過去の結果を見て優れているとか劣っていると判断するのは正しくありません。

それと、無料のセキュリティソフトでもアップグレードできる有料版が存在するのは、単にウイルスやマルウェアの検知だけでなく、さらに一歩進めた個人情報保護機能や、フィッシング詐欺対策、ファイアウォール機能を併せ持つセキュリティ関連ソフトの詰め合わせスイート版があるためです。

そこまですれば米国防省のサイトでも破られる時代ですから、完璧というのはあり得ないにしても、通常のネット利用のセキュリティ対策としてはかなり頑丈になります。しかし今のところ単に個人利用でたいしたものが入っていない私のPCには無用の長物です。

事故が起きても乗員はより安全と言われる高価なベンツやボルボに乗りたい人は乗ればいいし、それよりは危険度は多少高まるかもしれませんが安価で取り回しのいい国産車や軽自動車に乗る人がいてもなんら不思議ではありません。セキュリティもそれと同じです。

それとこういった無料のソフトを使う場合、それによってなにかトラブルが起きたりしても、あくまで自己責任です。もちろん私も責任を負うことは一切できませんので、ご理解ください。

またよく個人のブログで、「このソフトが一番優秀!」とか書かれていたりしますが、その多くはアフィリエイト(成功報酬広告)だったりしますので、書いてあることをいちいち鵜呑みにしてはいけません。その証拠にそういうブログでは成績優秀であっても儲けにならないavast!など無料版のソフトが一番に紹介されることはありません。

私が使っている無料のセキュリティソフト「avast!」日本語ページ

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