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 いま我が家には子供が3人いて、すでに長男は大学を卒業してなんとか社会人になったものの、まだあと二人を扶養し、育てなければなりません。

しかも当然出来の悪い私の頭脳を引き継いでくれているので、公立高校から国公立大学へと進学してくれるようなことは絶対に期待ができません。
 
現状は二人目(真ん中)の子が私立大学(2年)へ通っていて、まだあと2年半の学費(半期ずつ納付)が残っています。

世の中がいくらデフレになっても大学の高額な学費は途中で下がることは絶対にありません。そしてこの学費の負担がとうとう家計を圧迫してきました。それにいずれは三人目が控えている状態です。
 
5年ぐらい前ならば、ボーナスを夏・冬そっくり貯金しておけば、その年はなんとかなったものですが、この2~3年の間に起きた急激な経済環境の変化と、それによる業績悪化により、給料カット、ボーナス大幅減となり、その基準に合わなくなってきた高額な学費と家計のやりくりが非常に厳しくなってきたのです。
 
私が企業に管理職として勤務し、妻もパートで働き、さらには長男も正社員で働いた給料の一部を家計に入れてくれていても全然追いつかない私立大学の学費ですから、子供を私立大学に通わせている親の多くは、我が家と同様相当に苦労しているのではないかと想像します。
 
この経済環境が今年も来年も続くならば、とてもその負担には耐えきれず、3年、4年の学費は奨学金をもらって本人が就職してから自分で返済することも考えないといけないなと思っていた矢先にこの記事です。
 
奨学金滞納に法的措置強化、訴訟急増4233件 (読売オンライン)2010年8月24日
巨額の滞納が問題となっている奨学金の「貸し倒れ」を防ぐため、学生に奨学金を貸与している独立行政法人「日本学生支援機構」(旧日本育英会、横浜市)が法的措置を強化している。
昨年度、奨学金の返還を求めて起こした訴訟は前年度の2.8倍の計4233件に急増した。機構設立当初の2004年度と比較すれば70倍超の件数となる。機構は「不況の影響もあって滞納者自体が増えており、訴訟は今後も増えるだろう」としている。
昨年度の滞納額は、約33万6000人分の797億円と要返還額の約2割を占める。機構が返還しない恐れがあるとみている3か月以上の滞納者も約21万1000人おり、債務総額は2629億円に上る。5年間で2万8000人、842億円増加した。
 
通常、奨学金の返済は卒業後まもなくしてから返済が始まるものです。

しかし新卒の就職率が史上最低で、大学を出てもフリーターや、就職浪人をしている人が多い状況で「返したくても返せない」、また通常は連帯保証人になっている親も今の経済環境で「自分の住宅ローンや生活費だけで余裕がない」といったところではないでしょうか。
 
私のところも2番目の子供がもし来年、再来年と奨学金をもらって無事に卒業ができたとしても、新卒者の就職環境が好転するという見込みがほとんど期待できない状況ながら、本人がうまく就職してくれなければ返済計画はそう簡単ではありません。
 
一般的に家計の中で優先される支払としては納税以外では衣食住が優先されるのが普通です。住宅ローンや家賃が滞れば住むところを追われてしまいますのでまずそれが優先されるでしょう。

次に水道代や電気・ガス代、電話料金などの公共料金、自動引き落としのクレジットカードが次にくるでしょう。

人によりますが消費者金融から借金をしている人は取り立てが厳しそうですのでその返済優先順位は高そうです。

さらにその次は食料品や衣服、日用品の生活費で、奨学金の支払いはその後となってしまいます(実際には住宅ローンなどと同様に自動引き落としで、口座に残高があれば有無を言えないと思いますが)。
 
子供達が自分の学費を働きながら返していくという制度は、親の経済環境に左右されずに最高学府へいけるというたいへんよい仕組みだと思いますが、バブル以降あまりにも高額となってしまい、経営努力をほとんどせず、それが普通であると信じて疑わない私立高校・大学側にもこの奨学金未払いを引き起こした問題があるように思われるのです。

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426
 
ubume.jpg 小説の舞台は戦後まもなくの昭和20年代後半(1940年代後半~50年代前半頃)ってところでしょうか(書いてあったかもしれませんが、記憶になし)、とにかくまだ戦争の傷跡がそこここに残っているというような東京です。

「背筋が凍るような物語」というわけではないですが、すべて理詰めで密室からの行方不明男性の謎解きをおこなっていきます。
 
都内にある個人経営の病院の跡継ぎの男性が密室内から忽然と姿を消してしまったので探して欲しいと、人には見えない透視力のある私立探偵に依頼があり、たまたま居合わせた友人とともに病院へ行くと、その私立探偵は警察へ届けろと言って去ってしまいます。

そこでその友人が古本屋を営む一方で神社の宮司や憑物落としをやっている別の友人とその妹に頼んで、謎解きに奔走するというストーリーです。
 
鍵となるのはタイトルにあるとおり「姑獲鳥」(うぶめ)という妊婦の妖怪のことで「産女」とも書きますが、日本各地にそれに類する伝承が残っています。
 
この小説はウルトラマンや帝都物語の映画監督で有名な実相寺監督の手により2005年に映画にもなっていたそうで、そう言えばテレビのCMで流れていたことを読後に思い出しました。

その時は難しい名前だなぁってぐらいしか興味はありませんでした。今度DVDで借りてくるかな。

著者別読書感想(綾辻行人)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇ 
 
眩暈 (講談社文庫) 島田 荘司
 
多くの本格的推理小説を出している島田荘司氏の作品ですが、読むのはこれが初めてです。

島田氏は団塊世代の作家で売れっ子の伊坂幸太郎や綾辻行人にも大きな影響を与えたということですが、直木賞始め大きな賞には縁がなく、同じ多作の推理小説というジャンルでも社会派推理小説の松本清張氏とは対極に位置しているのかもしれません。
 
この小説は島田氏の代表的な御手洗潔シリーズ28編中のひとつで、1992年に発刊されたものです。本来はこの眩暈の中にもチラッと登場してくるシリーズ1作目で著者のデビュー作である「占星術殺人事件 」(1881年)を先に読むべきだったかなと、ちと反省するところですが、街の本屋さんにはほとんど置いてありません。
 
内容は子供?の日記から始まり、やがて成長してから自宅の中で殺人事件がおこり、通報するために外へ飛び出せば、信じがたい奇想天外な街の光景が拡がっているといた文章が探偵の御手洗潔の元に届けられ、単なる狂人の想像かと思いきや、それがすべて実際に起きていたことを証明していきます。この謎解きが多少無理なところもありますが、よくできていてビックリです。
 
長い小説ですが、このような小説ではどこに謎解きのヒントやポイントがあるのかを考えながら読むのが楽しみでもあるので、スラスラとは読めず、しっかり1ページ1ページ深く読んでいき、時には立ち止まって少し前に戻って確認をしたりして読み進めますので、暑い夏の日にクーラーの効いた部屋でゴロリと寝ころびながら読むには最適です。
 
さっそく前作の「占星術殺人事件」も読んでみたいものです。書かれたのが今から30年前の小説なので、懐かしい風景にも出会えそうです。

著者別読書感想(島田荘司)
 
  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 

爆発的に売れた「ウェブ進化論 」で一躍有名人&お金持ちとなった梅田氏の「柳の下にドジョウ本」です。

進化論でも同様でしたが、頭のいい人の特徴でしょうで、言わんとすることはなんとなくわかるのですが、自分の体験やそれを元にした想像の世界にどっぷりとつかって、お気楽な非現実的理想論を説いています。
 
なので、普通のありきたりの庶民にはどうでもいいことが多く書かれていて、またとことん主観的で「ウェブ進化論」を信奉する梅田ファン以外にはあまりお勧めできるものではありません。
 

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
優しすぎて、怖い (文春文庫) ジョイ フィールディング
 
500ページを超える長編心理サスペンス小説です。私は差別というわけではないのですが、女性作家が好んで書く延々と続く心理描写や感情表現場面が苦手で、この本はいきなりそういうシーンから始まりますので、5~6年前に購入後、数ページでイライラして断念してしまい、長らくカバーを掛けたまま本棚にしまってあった本です。
 
今回は精神的にも肉体的にもゆとりのある夏休みにゆったりと読んだので、最後までキチンと読了することができましたが、やはり私の苦手な場面が多くて(というかそういう場面が8~9割)、ちょっとげっぷが出るくらいに食傷気味です。
 
ストーリーは、主人公の美しい女性が街中で突然記憶をすっかり失ってしまい、自分が何者で、なにをしているのかがわからなくなってしまいます。

しかも着ている服には大量の血の跡があり、ポケットには1万ドルの現金が入っています。起承転結の起はもうこれで十分でしょう。
 
犯罪との関わりを避けようと服を着替えお金も隠し、病院へ行くと、偶然知り合いに出会い、自分が結婚していて子供もいることが分かり、しかもこれ以上は望めないと思えるぐらいにとても裕福で恵まれています。

ところが、、、ってところがミソなのであとは書きませんが、主人公が心の中でずっとあれこれと考える想像が中心にストーリーは進んでいきます。
 
タイトルは、記憶喪失で、しかも精神的不安定で、妙な想像ばかりしている妻を、甲斐甲斐しくサポートしてくれる優しくて誰もがうらやむほどの旦那さんのことだと想像します。

でもこれじゃぁ明らかにその旦那になにか裏があるな?ってすぐにわかってしまいますね。

しかしだからこそ、多くの読者はこの女性主人公の心の叫びに安心して感情移入できるのかもしれません。きっと私は悪くない、悪いのは周りの人達で、私は可哀想な人なんだって。
 

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425
明治から昭和に入り、日本の人口が急激に増えてきたため、経済恐慌や農村の飢饉が起きるたびに、食糧不足が起こり、労働力の余剰(=失業者の増加)もあり、それらを解決しようと、国策事業として満州(32万人)やアメリカ、南方などへの移民を積極的に進めてきました。
 
なにぶん当時の情報の少なかった時代すから、政府やそれを金儲けの事業とした団体等の甘言を信じるしかない貧乏な日本人は、行った先では単なる農奴のように扱われ、土地も乾燥地帯など耕作には適さないところばかりで、辛苦をなめる日々が待っていたと思われます。

もっとも国内に残っていたとしても、とても厳しい経済環境だったこともあるので、海外移民は一概にすべて最悪だったとは言えないかもしれません。
 
移民政策に取り組むために拓務省(たくむしょう、1929年から1942年)という組織まで作り、国土が狭く人口密度の高い日本国の人口を減らそうと腐心していたことが伺えます。

つまり当時の日本の国内生産力は低く、一方では増加する一方の労働力人口が国内では吸収できず、おまけに長い不況下で、絶対的な人余り状態だったことがわかります。

現代ならばそのような貧国には国際機関が様々な援助や支援が受けられますが、当時はそのような仕組みはなく、また裕福な国もそう多くはなかったので、期待はできません。
 
現在、そのような支援を受けることの多いアフリカ諸国について「多大な支援を受けられるので国民は積極的に働かなくてもやっていける」「強者が弱者を支援することは当たり前だからもっと支援をよこせ」「自立するための支援ではなく、バラマキ型が多い」「援助金を搾取するビジネスが横行」「巨額の資金は特定の政治家や軍隊が先取りし末端まで行き渡らない」など様々な問題を抱えています。
 
昭和初期当時、貧国日本がそのようにアメリカやヨーロッパから多額の支援を受けていたとしたら、果たして現在のような国の発展があったかどうかは定かではありません。
 
そしてヨーロッパで第二次世界大戦が起こり、続いて日中戦争、太平洋戦争へと波及していきます。この太平洋戦争で亡くなった日本人は戦闘員が約174万人、民間人が約40万人の合計214万人と言われています。

戦闘員の多くは1枚の召集令状で呼び出しを受け、その多くは生死の確認や遺品もないままで1枚の戦死公告が遺族の元へ送られてくるだけという非人道的なものでした。戦前の移民政策と同様、国は国民を単なる労働力か消耗品としか見ていない証拠でもあります。
 
戦争末期には、例えば満州では多くの移民達を盾にして正規軍は真っ先に逃げ出したり、政府間でシベリヤへの強制労働を勝手に決めてしまい、満州に残った移民や兵隊を早く帰国させようという努力はしませんでした。
 
終戦後、廃墟と化した日本国内には働くべき仕事場もない状態で、外地からの引揚者などで約600万人もの失業者が溢れることになり、再び海外への移民政策がスタートすることになります。

この移民政策には、太平洋戦争で傷ついた日本の評判を回復するために、途上国へ行って開発支援するという大義名分もあったとのことですが詭弁に過ぎません。もし本当にその意志があるならば迷惑をかけたアジア各国やオセアニア、アメリカへ提供するべきはずです。
 
ところが政府は「肥沃な耕作地が無償で譲渡」や「カリブの楽園」というような誘い文句で、失業と食糧不足で苦しむ多くの引揚者や農民を、第二次大戦にはほとんど関係のなかったブラジルやドミニカなど南米諸国に送り込みました。

なぜ南米かというと、戦争で直接剣を交えることがなかったので、日本人の評判がそれほど悪者ではなかった地域だったからでしょう。そう言えばドイツのナチ党幹部の大物も、敗戦直前に主として南米諸国に逃げ出しました。
 
南米に移住して実際に与えられたのは、政府の誘い文句とは裏腹に、岩だらけの乾燥した土地だったり、塩害がひどく農業に適さない土地だったり、さらに土地が無償で譲渡されるはずが、実際には土地の耕作権だけだったりと、政府や現地の日本大使館にまんまと騙され、移民達の多くは異国の地で地獄を見ることになります。

このあたりのことは、垣根涼介氏の小説「ワイルド・ソウル」に詳しく書かれていますが、想像を絶する内容です。
 
これらのことからすると、近代国家となってから日本政府は「国民を減らしたい」、あるいは「減ってもやむを得ない」という考え方が主流だったように思えます。

移民政策や大量に海外へ派兵することで、国内の食料や燃料などの生活必需品の需給の適正化を図り、労働力の調整をし、あわよくば外国を実質的に支配してしまおうということもうかがえます。
 
ところが政府や外務官僚の無能さのせいで、結果的には国民の多くの犠牲を払い、騙して海外へ送り込むことになります。また同時に多くの諸外国に多大な迷惑をかけ、損害を与えてしまうことになり、その解決や清算には現在もまだ長く尾を引いてしまう結果となっています。
 
そして現在の日本はまさに昭和初期、または終戦後と同じく、長期的に労働力が余ってきていて、今後においてもそれが改善する見込はまったくありません。
 
そうなると日本政府がまず考えることと言えば、海外移民か戦争ということになります。
 
現状では某知事や一部の少数を除き、戦争の嫌悪感がまだまだ根強く残っているので、それは除外できるでしょう。
 
一方移民政策については、従来の失敗を考慮すると、あまり表だっておこなうことは難しいのですが、実は民間企業が中心になって、すでに中国をはじめ東南アジア各国に多くの日本人労働者が出稼ぎに行っています。

ある製品のコールセンターに電話をしたら、中国にあるセンターにつながり、そこに常駐している日本人が応対するということが、おこなわれています。
 
国内で日本人を雇うと最低賃金+α(時間給で1000~1500円)のコストがかかりますが、中国で日本人を採用(または派遣の受け入れ)をおこなえばその約1/5で雇えます。

中国で働く日本人は住む場所を提供され、安い生活費のおかげで、日々の生活には困らず、中国語の生の勉強ができて、耐乏生活を続ければ多少の蓄えが(と言っても円高の折、価値は低いのですが)できるという寸法です。
 
そのうち日本人の労働者のうち半数は海外勤務という会社が出てきても、決して不思議ではありません。

政府はまだ直接手を下してはいませんが、巨額の開発援助金を従来のダムや橋などのハコモノから、日本人労働力の提供に変更する可能性もあります(海外協力隊などではすでに実施中)。
 
結局は日本政府は、自力で国際競争力のある国内産業を育成したり、教育水準や高等教育レベルが世界一高い国を目指すのではなく、安易に余った国民を国外に追い出すことでしか解決できないようです。これを日本伝統の棄民政策というのです。
 



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424
超売れっ子ダウンタウンの松本人志が入院して手術をおこなったことが、芸能ニュースで大きく取り上げられていました。

病気の治療がネタとなり、治療中にも関わらず仕事への復帰が期待されたりと人気者のたいへんさがよくわかります。

もっとも多くのレギュラー出演番組への影響などがあり、本人はもとより関係者もその調整などが大変だったことでしょう。
 
芸能ニュースにはまったく関心がない私ですが、彼の病気が「股関節唇損傷 (こかんせつしんそんしょう)」という珍しい病気だと知り、もしやと思ってその内容を調べてみると、なんと私を10年以上悩まし続けている原因不明の股関節痛の症状と非常に似ていることが判明しました。
 
この股関節唇損傷は発見が医者でも非常に難しく、造影剤を用いた磁気共鳴画像(MRI)で、しかもそれを疑って注意深く調べないと発見ができない症状と言うことです。特にスポーツ整形外科医だとそのようなケースはよく理解していて発見しやすいということです。
 
股関節唇とは、股関節の骨盤側の周囲にある軟骨のことで、関節の中に収まっている大腿骨の上の部分が、外れるのを防ぐため土手のような役割をしているとのこと。

ここに裂け目が入った状態が「股関節唇損傷」です。裂けた股関節唇の破片が、股関節の動きを妨げて痛みを引き起こすということです。
 
なぜこういうことが起きるかと言えば、個人差があってハッキリしていないそうですが「長年の酷使」「無理な力のかけ方」「体質」などにより、間接が摩耗し炎症を起こしてしまいには損傷する場合があるということです。
 
先週の日曜日に「アッコにおまかせ」というTV番組中で、和田アキ子が退院後の松本人志から話しを聞いたところ「時々ピピーンと脳天まで痛みが突き上げることがあった」と言っていたそうで、実は私もまさにその現象が時々起こります。
 
私の痛みはなかなか文章や口では説明がしづらく、右大腿骨と股関節の接合部分がカクカクゴロゴロする(それの痛みはない)のと、痛みは慢性的に右股関節付近と、時には右足全体にまで拡がります。そして上記に書いたように突然脳天まで突き上げるしびれが走るときがあります。
 
過去には内科(リウマチ科)や整形外科に通い、血液検査、レントゲン検査などもおこないましたが、すべてに「異常なし」と診断され、ひどいときには「運動不足による筋肉痛じゃないですか?」ぐらい言われてきましたが、股関節唇損傷なら普通の医者では発見できない病気なのでそのようなものかもしれません。
 
普段はやや右足を引きずる程度で、痛みの少ないときは日常の生活には不便はなく、しかも病院へ行っても原因がわからなかった以上放置しておくしかありません。

しばらく民間療養のカイロプラクティックへ通った時がありましたが、最初のうちはすごくよく効いて、痛みもしばらくは収まっていましたが、しばらく経過すると元に戻ってしまい、やがて施術しても効かなくなってきたのと、キリがない(お金が続かない)ので今はやめています。
 
そして長く歩いたり階段の上り下りが多いときには、どうしても痛む右足をかばってしまい無理な体勢で長く歩き続けることになりますので、そのような時には右足だけでなく左足にも違和感が起き、道路でしばらく痛みが収まるまでしゃがんでいなければならないときがありました。
 
また自動車の運転席側に乗るときには、左足を先に車内に入れてから、シートに座ることになりますが、その際一瞬ですが、右足だけに全体重がかかり、しかも頭を下げ身体を少しひねって乗り降りすることになります。この乗り降りするときが実は一番つらいのです。
 
私の場合は、子供の頃から身体が硬く、股関節も硬いので、中年になってからも時々ストレッチをして股関節を柔らかくしようと努力していました。

そうしないと靴のひもを結んだり靴下を自分ではけなくなってしまいます。それがいけなかったのかもしれません。

10数年前頃から右股関節から右足全体にかけて痛みが走るようになり、現在はそれが慢性化しています。
 
そのストレッチというのが、床に座った姿勢で両足を曲げて足の裏側同士をぴったりとくっつけてかかとを身体に引き寄せます。そして膝の部分を左右に開いて床にくっつけるというものです。

この股関節を柔らかくするストレッチは高校生の時に通っていた空手道場で毎回練習前と練習後にあり、身体が硬い私にはその両膝の上に人が乗っかって無理矢理拡げるような非情な時も何度かありました。柔らかい人は簡単に両膝が左右の床につくのですが、私は昔も今も全然つきません。
 
まだ若かった頃はそれでも股関節唇が傷つくことがなかったのですが、20~30代の頃には営業関連の仕事で毎日10数キロは重い鞄を抱えて歩き回っていたことや、年齢を重ねてからも無理なストレッチで間接を傷め、股関節唇が損傷した結果ではないかと思っています。
 
で、この病気を完治するには手術しか方法はないようですが、症状が軽ければ「無理をせず安静にしていればいい」、しかし同時に「足の負担を少なくするために太ってはいけない」「筋力を落とさないように適度な運動をする」と矛盾だらけの療法で本当に困ってしまいます。
 
もちろん仕事はそうそう選べないし、続けなきゃならないので安静にしたくてもできないという事情もあります。障害者認定でもしてくれれば、いいのですけど、痛みがほとんどない時もあれば、少ない時は健常者となにも変わりがないので、それも難しいのでしょうね。

続・股関節唇損傷 2010/10/1
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)初診編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)手術前検査編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)入院手術編
変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)リハビリ、退院編



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423
沈まぬ太陽 2009年 
監督:若松節朗 出演:渡辺謙、松雪泰子、三浦友和

山崎豊子氏の1999年の小説の映画化で、第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した作品で、内容は言わずと知れた日本航空の種々のスキャンダルをフィクションとして描かれています。
 
日本航空といえば今年の初め会社更生法を申請し実質的には破産状態で、現在は国費を投入して再建途中ですが、その転落の原因が、同社の無能な幹部とプライドの高い社員達が権利の主張をするいくつもある労働組合、さらに利権を食い合う政治家、それに史上最悪の日航ジャンボ機墜落事故とネタには不自由しない会社です。
 
映画はその日航123便が1985年8月御巣鷹の尾根に墜落するシーンが管制塔、機内と詳細に描かれていますが、原作ではそれはごく一部のことで、主に労組と会社幹部達との葛藤や中東やアフリカへ左遷された主人公の姿が中心だったように思います。遺族の方や関係者はこのシーンには複雑な思いがあったと思います。
 
映画は3時間22分と長時間なので、上映されたときは途中に10分間の休憩が挟まれていましたが、DVDは休憩したければ勝手に停めて休憩すればよいので、わざわざ休憩タイムを入れなくてもよさそうに思いましたが、映画と同じく休憩タイムが設定されていました。
 
文庫本では5冊にまたがる長編ですので、映画の本編時間も3時間と少しと長くなって仕方がありませんが、決して途中でだれてしまうようなところもなく、ずっと集中して見ていられるなかなかいい映画でした。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
笑う警官 2009年 
監督:角川春樹 出演:大森南朋、松雪泰子

佐々木譲氏原作の北海道警シリーズ第一弾の映画化で、世間を騒がせた北海道警の裏金問題の告発を発端としています。
 
徹底的に不正を隠し通そうとする警察幹部が、地方議会の百条委員会で証言を求められているひとりの警官を、偶然起きた婦警の殺人事件の犯人に仕立て上げ、口封じのために証言前に射殺してしまおうとする、ちょっと想像を絶する派手なストーリーとなっています。
 
ただ小説ではそのような状況に追い込まれていく様子が、かなり詳細に描かれているのですが、映画の場合は時間の制約でかなりすっ飛ばされてしまい、なぜそうなったのかが、わかりにくく、ちょっと普通の感覚では理解しがたい展開をみせることになります。
 
映画のキャッチが「映画は原作を超えるか」というフレーズだったと思いますが、圧倒的に原作の勝利に終わったと言わざるを得ません。原作を読んでいない人がこれを見ると、単なるハチャメチャなフィクション映画となるのではないでしょうか。
 
さらに主演の大森南朋、その相棒の松雪泰子などのキャスティングにもちょっと異議ありで、このあたりは角川春樹氏の強い意向が込められているのかもしれませんが、いずれも映画の主役級を張るには演技が上等とは思えず、B級映画の仕上がりになってしまったのは残念な限りです。
 
「警察は市民の味方」という評判は誰が作ったかは知りませんが、警察の不正や誤認逮捕、警察官の犯罪、組織ぐるみでの隠蔽などが次々に明るみに出ることで、もはやそれを信じている人は少ないと思います。

警察は警察組織を守るために存在すると言っても過言ではないというのが、この映画(原作の小説)でよく現れています。
 
小説ではこの北海道警シリーズは「警察庁から来た男 」「警官の紋章 」へと続いていきます。しかしまだそれらの映画化の予定はないようですが、角川春樹氏は「警官の紋章」を次作として制作したい意向のようです。
 
正直言って今さら角川春樹氏が監督をして、現代にも通用するいい映画が作れるものとは思っていません。

古くは「復活の日」や「人間の証明」など、評論家達には不評ながらも、そこそこ興行的には成功した(私も好きでした)映画を作ってきましたが、使い古した感性と自己陶酔と自己満足の世界が充満していて、見ていて逆に痛々しく思えてきます。
 
事業家としての才能は素晴らしいものがあるのですから、映画監督は若い有能な人を発掘し、春樹氏はプロデューサーに徹するべきではないかと思います。

こういう個性が強く自信家の人は、どうしても表舞台に立ちたい、立っていたいと思う気持ちが強いのかも知れません。原作者の佐々木譲氏もパートナーゆえ表だっては言えませんが、ちょっとなにか違うんじゃないかなーって思っているような気がします。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
 
ディア・ドクター 2009年 
監督:西川美和 出演:笑福亭鶴瓶、瑛太

2009年の日本アカデミー賞では「沈まぬ太陽」に最優秀作品賞を持って行かれたものの、最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞(余貴美子)を獲得し、キネマ旬報ベスト・テンで日本映画1位を得た作品です。
 
映画初主演の笑福亭鶴瓶が田舎の診療所の医者としていい味出していますが、やはり本物のプロ俳優、女優に救われている面があります。
 
ストーリーは現在と過去が頻繁に行ったり来たりしますので、しっかり観ていないとこんがらかってきます。
つまり、
・村長が無医村だった診療所に念願の医者(鶴瓶)を連れてくる
・都会から田舎の診療所に若いやる気のない研修医が来る
・村民から慕われ頼りにされる医療に、研修医が医者の本分を身をもって教えられる
・肺気腫の緊急処置で救急救命の経験があるベテラン看護師(余)に助けられる
・患者(八千草薫)から癌を都会にいる家族には内緒にして欲しいと頼まれる
・患者の家族(医者)が処置に疑問を抱く
・突然医者が失踪する
・失踪した原因が明らかになる
の場面が上記の順番ではなく複雑に錯綜します。あーややこしい
そして、最後にまた驚きの結末が、、、というところです。
患者が同じ八千草薫ということで、浅田次郎原作の「天国までの百マイル」を思い出しました。あれもいい原作(映画)だったなぁ。 


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