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1718
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(上)(下)(ハヤカワ文庫) ピーター・トライアス

フィリップ・K・ディックの歴史改変SF小説「高い城の男」(1962年)を先日読んだ後、本著(原題「United States of Japan」)がそれをモチーフとして、現代風にエンタメ性を高め2016年の星雲賞受賞を受賞した作品だと知りました。

著者は韓国系アメリカ人作家で、子供の頃から日本のアニメやゲームに親しんでいたということで、小説の中にもその要素がふんだんに盛り込まれています。

「高い城の男」と同じく、物語は第二次世界大戦で枢軸国側が先に原爆の開発に成功しそれを使って勝利し、アメリカの東側はドイツ、西側は日本の占領地となった世界です。

したがって、日本は戦前と同様に天皇が現人神として統治しており、占領地のアメリカ西海岸地域は日本の軍部と警察が絶対的な権力を持って思想統制がおこなわれています。

その中で帝国陸軍検閲局に勤務する主人公と特高警察のエリート課員の二人が、行方不明になったアメリカが枢軸国に勝ったという世界を楽しめる禁断の軍事ゲーム「USA」の開発者の将軍を探しに行くというストーリーです。

比較的最近に書かれたものだけあって、スマホがさらに進んだような端末機や、日本軍の兵器としての巨大2足歩行ロボットとそのパイロットなど、なにかのSFアニメによく出てくるパターンです。

まぁ、歴史改変小説なので、「ありえねぇー」など、細かいところをつついても仕方ありませんので、単に頭を空っぽにして楽しむ小説で、日本のアニメ会社がそのうち版権を買って映画を作るかも知れません。アメリカ人は進んで作りたいようなものではないでしょう。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ゲーム・メーカー 沈黙の侵略者(角川文庫) 池上司

2009年公開の映画「真夏のオリオン」の原作「雷撃深度一九・五」など戦争小説が多い著者は、2020年にバイク事故で急逝され、この2018年出版(文庫本は2022年刊)の作品が遺作となります。著者の作品は全部読んでいますが、これが最後の作品となるのがとても残念です。

本書は戦記ではなく、現在の自衛隊の掃海部隊対テロ組織という構図で、テロ組織が東京湾に機雷を敷設し、専門家でなければわからないトラップを仕掛けます。

またテロ組織が雇った傭兵の別働隊が、東京湾上空を飛ぶP-1哨戒機を地対空ミサイルで撃墜するなどし、日本経済の根幹たる地域を完全に封鎖し、政治や経済界、そして自衛隊が日本の危機に七転八倒することになります。

ストーリーは単純ながら、普段は日陰的な存在の掃海部隊のリアルな機雷処理の姿が描かれていて、いざ有事が起きた際は、最新のイージス艦も横須賀を母港とする米空母も動かすにはその行く手には機雷などトラップがないことが絶対で、掃海艇はなくてはならない存在です。

機雷という兵器は、第二次大戦後に大きく進歩していて、特定のスクリュー音だけに反応するものや、見つけにくいように海底のヘドロの中に埋まって隠れてしまうなどこの小説で知りました。

太平洋戦争時代に出てくる機雷と言えば、プカプカと海面に浮いていて、艦艇の磁気に反応して爆発するものという理解しかありません。

湾岸戦争の時、海上自衛隊が初めて機雷除去のために中東へ送られ、そこで世界の最先端の機雷除去を学び経験しますが、その技術が役立ち、徐々にテロ組織を追いつめ、機雷除去を進めていくという流れです。

中東で一緒に機雷除去の任務をした英国の元海軍兵士と自衛隊をまもなく定年になる機雷のスペシャリストとの知恵比べが秀逸です。

★★☆

著者別読書感想(池上司)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

漂流(新潮文庫) 吉村昭

1975年に産経新聞に連載され、その後1976年に単行本、1980年に文庫化された、江戸時代に実際に無人島へ漂流し、その後奇蹟の生還を果たした人達を描いた小説です。1981年には森谷司郎監督、北大路欣也、坂上二郎、渡瀬恒彦などの出演で映画が製作されています。

個人的には無人島小説や映画が好きで、その多くを嗜んでいます。2021年に読んだ須川邦彦著「無人島に生きる十六人」は小説ではなくノンフィクションですが特に面白かったです。

2021年7月前半の読書と感想。書評(無人島に生きる十六人)

また、映画ではずっと前に見たトム・ハンクス主演の「キャスト・アウェイ」(2000年)が秀逸です。

また、無人島小説というわけではありませんが、昨年読んだ同じく江戸時代に難破して無人島に流れ着いた日本人漁師を救って日本へ連れて帰る実話が下敷きの山本一力著「カズサビーチ」もとても良かったです。

2022年10月後半の読書と感想、書評(カズサビーチ)

さて本書の主人公は、1780年代に実在した土佐の船乗りで、3人の仲間とともに伊豆諸島の鳥島に流されて漂着し、12年の長きにわたってその無人島(仲間はみな死に絶え、代わりに主人公達と同様に漂流してきた大坂や江戸の船乗りが合流)で絶望的なサバイバル生活を送ります。

しかし10数年、一度も付近を通過する舟影を見ることがないこの島に居続けても帰還できないと決心し、島に流れ着いた板や船の破片を集めて小舟を作り島から脱出を試みます。

無人島は、アホウドリの生息地で、それを捕まえ食べることで食料とできますが、火山島なので木や草はほとんどなく、穀物も育てられません。また飲料水は川や池はありませんが、多雨のために割と簡単に得られ、さらに冬でも比較的温暖な場所だったことが幸いします。

その無人島生活、しかも最初の数年はノウハウはなく、火打ち石も上陸前に失っていて火もおこせず悲惨な生活が続きます。

鶏肉ばかりを食べていて生きる気力をなくしてしまうとやがて衰弱して栄養の偏りもあって病気で仲間が死んでいき、しばらくはひとりぼっちになります。その時の心境を思うと胸が詰まります。

著者は江戸時代に書かれた帰還した船乗りの調書を読み、そこからあとは想像だけでこの小説を書いていますが、まるでその場を見てきたような迫力のある内容で、とても面白かったです。

★★★

著者別読書感想(吉村昭)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

JR上野駅公園口(河出文庫) 柳美里

2014年に単行本、2017年に文庫化された小説で、福島の相馬出身で、息子と妻に先立たれ、若い頃に長く出稼ぎ労働者として住んでいた東京に老いてから戻り、上野公園でホームレス生活をしている高齢男性が主人公で語っていくというストーリーです。

主人公が生きてきた時代と社会情勢は、年齢は私の世代よりも10年は上の団塊世代だと思いますが、一部にかぶるところがあり、私は出稼ぎではないものの、就職後に関西から東京へ出てきたこともあり、懐かしく様々な出来事を振り返ることがありました。

上野にはアメ横周辺には何度も行きましたが、上野公園はなんだか敷居が高くて2度ほどしか行ったことがありません。

隅田川の河川敷などにホームレスのブルーシートとダンボールで作った簡易ハウスなどは見たことがありますが、上野公園で実際には見ていません。これが書かれたのは2017年頃で、2度目の東京オリンピックやコロナ禍前なので、現在はどうなっているかはわかりません。

私を含め、ほとんどの日本人はそのホームレスが連なって住まう光景は、実際に見ても、見ない振りをするというのが通例となっています。

上野公園にある美術館や博物館などに皇室の方がやって来る度に、その期間だけダンボールハウスは撤去され、持ち主はどこかへ追いやられ、周辺は綺麗に清掃されるというのは、都知事や区長など誰かの見栄なのか、皇室への過剰な忖度なのか知りませんが、日本の社会はそういう決まりになっているようです。

様々な理由でホームレスを続けている人達がいることを、ホームレスの人が語っていくというなかなか深遠な小説でした。

★★★

著者別読書感想(柳美里)

【関連リンク】
 4月後半の読書 ひなた、宝島(上)(下)、パレートの誤算、権現の踊り子
 4月前半の読書 ロスト・シンボル(上)(中)(下)、糸、年金だけでも暮らせます
 3月後半の読書 流転の海 第8部 長流の畔 第9部 野の春、新老人の思想、三日間の幸福、あたらしい家族


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1717
先月、雨漏りがした築31年の自宅の屋根の補修をするために、あれこれ調べて業者さんに見積もりを依頼したところまで書きました。今回はその後におこなわれた準備と工事の模様です。

雨漏りにて屋根の修理をする その1

雨漏りにて屋根の修理をする その2

おさらいになりますが、昨年の秋頃から最初は2階の天窓付近、続いて出窓の木枠の上から雨がしみ出していました。しばらく様子を見ていましたが雨漏りが止まることはなく次第にひどくなってきたので、以前、調べてもらったことがある業者さんにメールを送って屋根補修工事の見積もりを依頼しました。

部分的に補修するやり方もありましたが、屋根の部分的な補修でも全体補修でもどちらにしても足場は4面全面の足場架設が法令上必要で、この足場工事代が部分工事の場合でおよそ全体の3割の費用を占めます。

そこで、特に勧められたわけではありませんが、私の判断で、どうせ全体に足場を組むのなら、築31年で屋根全体が老朽化、経年劣化していることを考え、屋根全部を葺き替えしてもらうことにし、さらに耐震性を考え、古くて重いスレート(コンクリ)屋根材をはがし、代わりに軽量で20年以上ノーメンテナンスのガリバリウム鋼板の屋根にすることにしました。

重量比較ですが、スレートの屋根材は1平米あたり約22~23kgなのに対し、ガルバリウム鋼板は同約5kgですので、屋根は約1/4の重量になります。実際に手で持ってみましたが、嘘のように軽かったです。

福泉工業のシルキーG2というガリバリウム鋼板の裏側には断熱+防音効果があるウレタンフォームが貼り付けられ、さらにその上にアルミライナーがついています。表面の色はブラックやワインレッドなど5種類から選べます。

下記の写真はガリバリウム鋼板の余分な切れ端の断面(アルミライナー部分は裏面)です。
ガリバリウム鋼板断面図

スケジュール(作業工程)は、土曜日に足場架設工事、月曜日から水曜日の3日間で既存屋根撤去、屋根下地工事、新屋根材取り付けを、木曜日に掃除とチェック、金曜日は予備日で土曜日に足場解体となっています。

屋根の工事自体は3日間で終わりますが、天候によっては屋根の工事ができず延期されるので、予備日が置かれています。

足場の架設と解体は通常別の専門業者がおこなうので、あらかじめ架設と解体の日程を決めて依頼をする必要があり、屋根の工事が終わればただちに撤去というわけにはいかないようです。

自家用車のカーポートは家のすぐ横なので、工事の作業中(足場工事、屋根工事とも)は、クルマを別の場所に移動しておく必要があります。

そして工事が終わる夕方以降から翌朝の工事開始まではクルマを元の場所に戻せるように工夫して足場の設置をお願いしました。外の有料駐車場にずっと停め続けるのは費用がかかりますからね。

大きな騒音が出る工事は、足場の架設と解体の時、古い屋根材をはがす時の釘抜き作業、新たな野地板を張るときのタッカー音などです。事前にご近所さんへ業者さんから工事計画と騒音等のお詫びをしてもらっています。

古いスレート屋根材をはがしているところ(下の古いルーフィングがところどころはげていて下の野地板が見えている)
スレートをはがしたあと

古い野地板の上に新しい野地板を張ったところ
新設の野地板

野地板の上に新しいルーフィング(防水シート)を敷き詰めたところ
ルーフィング

屋根材(ガリバリウム鋼板、色はギングロをチョイス)を敷き詰めたところ(同時に棟包みや破風板、雪止めなどを設置)
ガリバリウム鋼板屋根完成図

実際の工事は、天候にも恵まれて順調に進み、予定通り月~水の3日間で屋根の工事はすべて終わりましたが、足場の解体は土曜日なので、それまではベランダで洗濯物を干すことができません。仕方ないですね。

工事の作業はさすがに屋根の専門業者さんだけあって、とてもスムーズかつ丁寧で、こうした職人さんの技にはいつも惚れ惚れします。

これであと少なくとも20年は屋根の塗り替えや割れなど心配しなくて済みそうです。それまでにはおそらく私の寿命が来てしまいそうです。

屋根工事の保証期間は15年ですが、ガリバリウムかわらの穴あき保証は25年、赤さび保証は20年、塗膜保証は15年です。

巨大な台風直撃で様々なものが飛んでくるとか、大地震で家が傾くとかでない限りは当面は安心して暮らせそうです。

【関連リンク】
1712 雨漏りにて屋根の修理をする その1
1363 屋根と外壁の塗装をおこなった記録
1237 リフォーム講座へ参加してみた



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1716
ドライビング Miss デイジー(原題:Driving Miss Daisy) 1989年 米(日本公開1990年)
監督:ブルース・ベレスフォード 出演者:モーガン・フリーマン、ジェシカ・タンディ

1990年のアカデミー賞では9部門でノミネートされ、そのうち作品賞、主演女優賞、脚色賞、メイクアップ賞の4部門で受賞した作品です。

高齢になってそれまで自信を持っていたクルマの運転が怪しくなってしまい、家族から運転を辞めるように言われる導入部は、今の高齢化が進む日本社会を象徴しているようです。

時代背景は1940年代で、主人公は長く勤め上げた教員生活を引退し、別居している息子は父親の工場を継いで社長の座についていて、優雅な老後生活を送っています。

ところが高齢で運転を誤り自損事故を起こしてしまい、息子から専任の運転手を雇ったから自分では運転しないようにと釘を刺されますが、最初のうちはプライドが邪魔をしてなかなか運転手と折り合えず乗ることを拒否します。

しかし徐々に打ち解けていって、その後はいつもどこへ行くのも運転手に頼るようになり、あるとき州を越えて南部の町へ遠出をするに至ります。

その長距離ドライブ中には、その地域で人種差別がまだ根深く残って、黒人の運転手は警察官に嫌がらせを受けたり、ガソリンスタンドで白人と同じトイレが使えなかったりする様子が描かれています。

1970年代に入り、認知症を患って介護施設に入院している老女を見舞った運転手は、お互いに昔を思い出して仲の良い友人として再会を喜びます。

心が温かくなるストーリーですが、なんしろ恵まれたお金持ちの老女と、使用人の黒人運転手の友情ですから、アメリカの映画では良くある「過去は反省しています」「人種差別主義者だけではなく黒人に対して心の温かな白人もいましたよ」を強くアピールしています。

ちょうど以前見た「ミシシッピー・バーニング」(1988年)や「最高の人生の見つけ方」(2007年)、「グリーン・ブック」(2008年)などと同じで、白人の白人のための自己肯定感あふれる作品というところはいつものパターンです。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

カリートの道(原題:Carlito's Way) 1993年 米(日本公開1994年)
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演者:アル・パチーノ、ショーン・ペン

ニューヨーク州最高裁判所の元判事が書いた小説が原作で、タイトルにもなっている主人公カリートは、ニューヨークの麻薬密売ビジネスで有名人でしたが、捕らえられて30年の刑期を受けていました。

しかし収監後5年経ったときに親友の弁護士が様々な手を打って釈放されるという幸運に恵まれます。

出所したカリートは、麻薬や犯罪組織からは足を洗おうと決意し、親友のつてでクラブ経営を始めますが、昔の仲間や同業者達が、次々とやってきて穏やかな生活を許してはくれません。

結果的に親友の弁護士がマフィアに脅されて収監中のボスの脱獄を手助けする仕事に手を貸すこととなりますが、弁護士は脱獄を助けるどころか、そのマフィアのボスと息子を殺害してしまい、二人はマフィアから狙われることになります。

アル・パチーノの53歳頃の作品で、脂ののりきった頃の名演技に惚れ惚れします。映画の中でも刑務所に5年間いただけで世の中がガラリと変わってしまい、自分がすでに老いてしまったことを告げるシーンがあります。

映像も美しく、妖しく暴力的なニューヨークの夜の世界がよく描かれています。昨年見たニコラス・ケイジ主演の「救命士」(1999年)や、ずっと昔に見た「タクシー・ドライバー」(1976年)など、ニューヨークの夜が舞台の優れた映画が時々出てきます。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

あかね空 2007年 製作会社 あかね空LLP/OLC・ライツ・エンタテインメント
監督:浜本正機 出演者:内野聖陽、中谷美紀、中村梅雀

原作は直木賞を受賞した山本一力著の小説で、私も2012年に読み、その年の最高作品に選んでいます。

2012年に読んだ本のベストを発表 2013/1/7(あかね空)

小説を読んでいたので問題なく理解できましたが、登場人物が多く2時間程度の映画で描くにはしっかり集中して見ないと、誰が誰でどうしてそうなったというのがこんがらがって意味不明になってしまいそうです。そのせいかわかりませんが、映画としてはあまり評価が高くなく、興行収入もよくなかったようです。

時代は江戸時代の話しですが、侍などは出てこず、商人たちの物語です。

京都から江戸に出てきた豆腐職人が長屋に豆腐店を開きますが、近くには20年前に息子が神隠しにあって跡継ぎがいない豆腐屋があります。その豆腐屋の女将がその京都から来た豆腐職人の姿を20年前に行方不明になった息子が成長した姿とダブってしまいます。

時は過ぎ、豆腐職人は事故で早世し、その息子達が後を継いで豆腐店を続けますが、その店をヤクザと組んで乗っ取ろうとするライバルの豆腐店が現れます。

そこで出てくるヤクザの親分が、豆腐店の長男が背負った博打の借金を取り立てるため、豆腐店の前に立った時、子供の頃の複雑な記憶がふとよみがえってきます。以下自粛

主演の内野聖陽が二役を演じ、良い味を出しています。

最後はハッピーエンドで終わりますので安心して見ていられます。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ジェシー・ジェームズの暗殺(原題 The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford) 2007年 米(日本公開2008年)
監督 アンドリュー・ドミニク 
出演者 ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック、サム・シェパード

日本ではほとんど知られていませんが(私はまったく知りませんでした)ジェシー・ジェームズという人物はアメリカでは相当有名なアウトローだそうです。日本で言うところの鼠小僧次郎吉ってところです。

南北戦争(1861~1865年)後、25件以上の強盗と17件の殺人を犯し、賞金がかかった重罪人ですが、富豪から金品を奪って民衆に配っていたことで、大衆からは英雄と称えられていました。

そのアウトローの活躍を中心に描いたものではなく、子供の頃からジェシー・ジェームズに憧れてやっと仲間にしてもらった臆病で小心者の若者視点で描かれています。

その若者ですが、自宅でくつろいでいて油断をしていたジェシー・ジェームズが背中を向けたときに射殺して賞金を得るわけですが、「アメリカでもっとも卑怯な男」として名を残すことになります。

なぜ憧れていたジェシー・ジェームズを射殺したのか?というのがテーマですが、その心の変遷はよくわかりませんでした。

強いて言うなら、小心者の若者が、偉大な人物を仕留めることで自分がその偉大な人物に並ぶことができるかもという安易な発想から数少ないチャンスをものにしたということでしょうか。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

漁港の肉子ちゃん 2021年 制作 STUDIO 4℃ 製作 吉本興業
監督 渡辺歩 企画・プロデュース 明石家さんま
声の出演 大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹など

西加奈子著の2011年出版の同名小説が原作で、明石家さんまがテレビ番組『さんまのまんま』に著者がゲスト出演したことがきっかけとなり、吉本興業を巻き込んで同作のアニメ映画化が決まった作品です。

東北の漁港に暮らしている母子を中心に、日々の生活を描いていて、学校でのイジメ、顔面神経症の同級生、母親が抱えている親子の秘密など、暗くなりそうなテーマがありますが、男運には恵まれませんが天真爛漫な母親の陽気さと、母親とは姿形がまったく似ていない冷静で細身の母親思いの娘の二人が、明るく常に前向きなために陰湿なムードは微塵もありません。

特になんてことはない田舎の漁村での生活風景ですが、そこにいる人達は人情味があり、時間も都会よりもゆっくり流れている感じが、美しい風景とともによく描かれていると思います。

★★☆

【関連リンク】
2023年1~2月 ガントレット(1977年)、折れた矢(1950年)、メンフィス・ベル(1990年)、どら平太(2000年)、ブロークンシティ(2013年)
2022年11~12月 るろうに剣心 最終章 The Final、 The Beginning(2021年)、マイ・インターン(2015年)、蜂蜜と遠雷(2019年)、ブリット(1968年)、シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年)
2022年9~10月 バニラ・スカイ(2001年)、千利休 本覺坊遺文(1989年)、パリは燃えているか(1966年)、御法度(1999年)、墨攻(2007年)



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1715
2020年に仕事を辞めて、1980年から続けてきた40年間(途中数ヶ月の無職期間あり)のビジネスマン生活にピリオドを打ちました。

他人から完全リタイアすることを言うと、「なにかしてないと早くボケちゃうぞ」とか「なにもしないリタイア生活は1ヶ月で飽きと思う」とか「いったい毎日なにをして過ごすのか?」など、長く規則正しく、会社員生活にべったり慣れていた我が身を心配する?声をよくかけられました。

そういう心配される声は多少は気になりましたが、リタイアして3年経過後の今のところは、なにも不満はなく、暇を持て余すこともなく、そして複雑な仕事や人間関係のストレスから一切解放されました。

そのリタイア後の生活については、まだ現役の時に読んだ、勢古浩爾著の「定年後のリアル (草思社文庫)」が、日課を作り、好きなことや、やりたかった事を考えて用意しておくことなど、とても参考になりました。

さらに毎日自分で決めたルーチン(日課)をこなしつつ、リタイア前に作って置いた「棺桶リスト」、つまり「死ぬまでにやっておきたいことリスト」をこなすためにあれこれと準備をしたり計画を作っています。

この棺桶リストを知ったのは、映画「最高の人生の見つけ方」(原題は「The Bucket List」)で、リタイアしてこれから自由に生きられると思った矢先に余命宣告をされた主人公が、たまたま病院で同室になった大富豪と仲良くなり、余命が間近に迫って諦めていた棺桶リストを二人で一緒にかなえていくという涙なしでは見られない物語です。

例えかなえられそうにないことでも、頭の中で夢想するだけではなく、ちゃんと紙にリストを書いてそれを身近なところに置いていつもそれを確かめ見ていると、それがかなう方法やチャンスを逃さずにものにできることもあるという教訓です。

そして自分のことだけではなく、今までと違ってずっと家にいることで、妻の負担を少しでも軽減できるように、「ランチは曜日を決め週3回は自分で作ったり食べに行くので作らなくて良い」、「風呂とトイレ掃除は定期的に私がおこなう」、「食料品や日用品の買い出しに週2回手伝う」、「干した洗濯物は私が夕方に取り込んでたたんで収納する」、「自分の布団は自分で干したりシーツ交換する」、「重量もののミネラルウォーターや緑茶ペットボトルは私が箱買いしておく」、「毎朝食べるパン、夜に食べるフルーツ、挽いたコーヒー豆など趣向品は自分で買う」など役割分担(宣言)をしました。

そして、日課(毎朝のウォーキングなど)や、それらの役割に費やす時間以外、毎日なにをしているかと言えば、今まで往復2時間近くの通勤時に読書をしていたので、その代わりに日中1~2時間は読書の時間、古くて良い映画やドラマを見たいので、録画しておいてそれを週に1~2本は見る、家の不具合や水回りなどの点検とDIY修理、不用品の整理、廃棄などです。

さらに今のところもっとも多くの時間を費やしているのが、こちらのブログと、もうひとつ趣味のブログを二つを運営していて、それの執筆とそのブログに使う写真の撮影やグラフ作成などです。

グラフ作成と言っても調べてデータを取得し、それをLibreOffice Calc(Excelのようなもの)に入力してグラフを作成しますので数時間かかることもあります。

現在このリス天は月5~6本のペースで、もうひとつのブログも同じぐらいですので、2~3日に1本のペースで書いていなければなりません。

ちゃんと書こうとすると半日かかり、さらに校正や見直し、修正に数時間、下手をすれば1本書くのに数日かかりますから、かなりハードなペースで次々と書いていかなければなりません。時間をかけている割には誤字など多くて恥ずかしいですが。

また棺桶リストの中には、行きたい旅行先と見学予定がいくつも書いてあり、そこへ行くのはいつ(季節)が良いか?遠隔地の場合、宿泊先はどこが良いか?旅程や見学のスケジュールは?ルートはどうする?など調べるのに時間がかかります。実行するまでには何日も何時間も必要です。

今までなら、仕事の都合で余暇の時間が決まってくるものでしたが、今は余暇がすべてと言っても良い状況なので、下調べやスケジュール計画などは自由に作れます。

それだけに選択肢が多く、考えれば考えるほどいくらでも「もっとこうした方が良い」というアイデアが出てきて際限がありません。

そういう状況ですので、暇でボケてしまうのはもう少し先になりそうです。

【関連リンク】
1567 退職して無職・無収入の身に起きること
1547 リタイアして1年
1447 ビジネス界からリタイアした
1372 リタイア後の心配事


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1714
ひなた(光文社文庫) 吉田修一

久しく著者の作品を読んでないなぁと思って見つけたこの2006年単行本、2008年文庫化とちょっと古い小説を読んでみました。著者の小説は好きなのでよく読んだと思っていましたが、前に読んだのは2017年1月ですから6年間も間が空きました。

ただし、今回の作品はイマイチ著者の作品としてはキレも深みもなく、男女4人のそれぞれが秘密を持ちつつ日常生活を淡々と送っていき、特に大きな波乱も破綻も起きず、それぞれが秘密の日記を書いているかのような体裁です。

今まで読んだ著者の作品は、主人公が犯罪など重い苦悩や葛藤を抱えた重厚な話しが多かった気がしますが、今回は恋愛にしても不倫にしてもいたって軽々しくこれが現代風か?とも思えますが、あとになって知りましたが、初出が女性ファッション雑誌のJJに連載小説として書かれたものということでなんとなく納得です。

若い大学生の女性、その恋人の大学生の男性、その男性の年の離れた兄とその妻の4人が、それぞれ主人公になって語っていくというストーリーです。

大学生の男性は幼児の頃に余所からもらわれていたという過去があり、そのことが最後には明らかになりますが、特に驚天動地ということもなく、収まるところにスッと収まるような話しです。

★☆☆

著者別読書感想(吉田修一)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

宝島(上)(下)(講談社文庫) 真藤順丈

タイトルからすると、スティーヴンソン著の「宝島」と同様、海洋冒険小説か?と勝手に思っていましたが、中身は全然違い、日本人(大和人)にとってはとても宝島とは思えない壮絶な過去をもった辺境の島「沖縄」の戦後まもない時期から日本へ返還される頃までを描いた2018年に単行本、2021年に文庫化された長編小説で、2019年の直木賞に輝いています。

終戦後にアメリカ軍基地から様々な物資を盗み出す「戦果アギヤー(戦果を挙げるもの)」のリーダー的存在で英雄と言われてきた男が、基地への襲撃後になぜか行方不明となり、その幼友達の親友、その英雄の弟、英雄の恋人の3人が、それぞれの生き方をしながらその英雄の男性を捜し求めます。

戦後アメリカの統治領となった沖縄と住民達は、戦争の傷は癒えてなく、また占領側のアメリカ人の傍若無人ぶりに業を煮やし続けてきた歴史が何度も繰り返して書き綴られています。

沖縄の人同士の会話が多く、いわゆる琉球語が多く使われていますが、小説では漢字に置き換えられていて意味は通じます。

沖縄民からすると、アメリカー(アメリカ人)はもとよりヤマトンチュ(日本人)も余所の国という意識があるのは、歴史からわかるように様々な国に支配されてきた苦い過去があるからなのでしょう。特に日本は本土を守るために沖縄を犠牲にし、女性や老人、子どもまで巻き込む悲惨極まりない戦いをおこないました。

そうした今も昔も虐げられている沖縄の人達が、アメリカ軍に一矢報いる戦果アギヤーに喝采を送り、やがてアメリカの一方的な不当な扱いに反旗を翻していくことになります。また沖縄の中にも地域ごとに米兵相手の風俗店や密輸貿易、麻薬、基地から流れてきた武器の転売などを仕切るヤクザ組織ができ、それらの抗争が起きます。

そうした激動の沖縄にあって、幼馴染みの英雄の行方を様々な方法で探っていき、何十年も経ってからその謎が判明することになります。

沖縄のことについては、新聞やテレビでニュースなどを見る程度の簡単な知識しかありませんが、戦後まもなくこのような厳しい社会を生き抜いてきた琉球の市井の人のたくましさと我慢強さには敬服します。

1972年の沖縄返還の時に沖縄の活動家達が要望した返還条件のひとつ「日本の首都を沖縄に移す」というのは、この閉塞感で息詰まった日本にとっては今からでも大きな変化と刺激のために面白い!と思いました。

★★★

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パレートの誤算(祥伝社文庫) 柚月裕子

2014年に単行本、2017年に文庫化された社会派ミステリー小説です。

タイトルの「パレート」とは、ビジネスパーソンなら聞いたことがあると思いますが、「パレートの法則」のことを指していて、別名「80:20の法則」とも言いますが、「特定の要素 20% が、全体の 80% の成果を生み出している」ということで、具体的には「20%の社員が利益の80%を稼いでいる」とか、「売上の8割は、2割の特定顧客からのもの」とか、「納税の8割は、2割の富裕層からなる」など経済活動の場でよく使われる法則で、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱したものです。

この小説の舞台は日本の地方都市(呉市がモデル)にある市役所の福祉保健部社会福祉課で、主人公はそこに所属する臨時職員の女性で、主に生活保護関連の仕事をしています。

生活保護とパレートの法則?ってなかなか結びつきませんが、事件が起きて刑事が市役所に尋ねてきた来た時に「生活保護を働き蟻の法則か」と漏らしたことがきっかけになっているようです。

「働き蟻の法則」とは、パレートの法則と少し違いますが、ひとつの働き蟻の巣には働く蟻と働かない蟻がいて、その中の働く蟻だけを集めてひとつの巣にすると、今まで働いていた蟻でも働かなくなる蟻が出現することで、その働く蟻と働かない蟻の割合は常に同じという法則です。

つまりどれほど熱心に生活保護受給者の支援をして自立させても、その分だけまた新たな生活保護受給者が増え、自立している人の数と、生活保護に頼らないとならない人の割合は常に一定だということをつぶやいたわけです。

また終盤に出てきますが、パレートの法則を挙げて、全体の事象のうち2割の人だけが影響を及ぼし、残りの8割の人は影響を及ぼさない、いなくても同じと言われているけど、それは間違いで、8割の人が無価値という意味ではなく存在意義を有しているのは明らかだということが書かれています。

主人公の上司で生活保護受給者の自宅へ定期的に訪問するケースワーカーのひとりが何者かによって殺害され、やがて地域の暴力団との関わりなどが明らかになってきます。

生活保護と暴力団と言えば、生活保護費を搾り取る貧困ビジネスが有名ですが、そうした社会の仕組みなどがわかりやすく小説化されていて、ためになります。

ミステリーとしては、あまり上質とは思いませんが、「お仕事小説」として、また普段あまり馴染みがない生活保護の実体などについて知りたいならば、大いに役立ちそうです。

★★☆

著者別読書感想(柚月裕子)

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権現の踊り子(講談社文庫) 町田康

「鶴の壺」「矢細君のストーン」「工夫の減さん」「権現の踊り子」「ふくみ笑い」「逆水戸」の各短編からなる、2003年に単行本発刊、2006年に文庫化された不条理小説集です。

その中の「権現の踊り子」は川端康成文学賞を受賞していますが、いずれもまともな感覚で読むと意識が混濁してしまいそうです。

著者の作品では過去に「きれぎれ」(2000年、芥川賞受賞)と「パンク侍、斬られて候」(2004年)を読んでいますが、いずれも感想を書くのは難しかったものの、長編のためにまだなんとかなります。

ところが、こうした短篇の場合、どのように感想を書けば良いものかいつも悩んでしまいますが、要は「読んでみなきゃわからん!」ということで、読んでなにを思うかは個々人それぞれ違ってくる気がします。

で、「面白かったか?」と聞かれると、「微妙・・・」としか答えようがありません。

★☆☆

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