忍者ブログ
リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~ HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
Calendar
<< 2025/07 >>
SMTWTFS
12 345
6789 101112
13141516 171819
20212223 242526
27282930 31
Recent Entry
Recent Comment
Category
29   30   31   32   33   34   35   36   37   38   39  


1679
長距離ドライブをする際には、私はあらかじめドライブプランを作成します。「出たとこ勝負だ!」というのは若いときには良かったのですが、年齢を重ねてからは、目的地はもちろん、途中の立ち寄り観光場所、ランチなど食事場所、トイレ休憩、ガソリン補給とある程度の予定を組んでおき、効率よく回れるようにしておきます。

確かに面倒でもあり、当日は思っていたとおりにコトが運ばないこともありますが、ドライブ中の安心感があり、到着時間の調整ができるので便利です。

具体的には、最終目的地までのルートを決め、その間の距離や移動に必要な時間、立ち寄り地で過ごす時間などをExcelで表にします。

ドライブプラン

上記の表では、

・出発地
・到着地
・距離
・移動時間
・発着時間
・滞在時間

を入れるようになっています。さらにルート上で給油が24時間できるところを調べて記載しています。

さらにランチの場所や軽食、トイレ休憩などの場所もある程度調べておきます。特に深夜や早朝の移動時には24時間営業の店(高速のSAやコンビニなど)など調べておくのは必須です。

入力はできるだけ自動化して、調整が必要な到着までの移動時間や滞在時間を入れると、自動的に次の出発時間や到着時間が計算されます。場所と場所の距離や時間はGoogleマップのルート検索詳細から転記します。

Googleマップのルート検索で左側に目的地を入れていくと全体の距離や時間がわかります。

ドライブプランGoogle マップ

ルートの詳細ボタンで、立ち寄り地点までの距離や時間がわかります。

ドライブプランGoogle マップ

そのルート中に、時間や距離を考えて休憩場所を探して間に入れていきます。またそのルート上にある観光地(古寺や名刹など)も加えて、いきます。

それに重宝するのがGoogleマップで、最終目的地を選択した後に現在地などからルート検索をすれば概ね効率よいルート、距離、時間がわかります。

その後立ち寄り地をあいだに加えていけば、その都度最適なルートや時間なども表示してくれるのでとても便利です。

時には思っていたルートと違う場合は、地図上のルートをドラッグして希望するルートへ持っていって離せば希望通りのルートに簡単に変更してくれます。専用カーナビではできないワザです。

ガソリン補給は、近所のスタンドが安いのでいつも満タンにして出発しますが、長距離ドライブの時には必ず補給する候補地を考えておきます。

ガソリンスタンドは休日や営業時間を調べておかないと、到着したら「営業終了していた!」ということがあります。特に都会の24時間営業のスタンドに慣れていると、地方では営業時間が短いところがあるので気をつけます。

特に私の場合は深夜とか早朝の道路が空いた時間帯に移動することが多いので、そういう時間に地方や郊外の一般道で営業しているガソリンスタンドを探すのはたいへんです。

そういう時は早めでもインターチェンジ近くには24時間営業のスタンドがだいたいあるのでそこへ寄るか、高いのを覚悟して高速のSAにあるスタンドで給油します。とにかく警告灯が点滅し燃料の残量を気にしながら走るのだけは避けたいものです。

せっかく出掛けるのなら、目的地以外にもそのルート近くにある観光地にも寄りたいものです。それもあらかじめ調べておかないとわからないことです。

ドライブ前に調べていると思わない発見があり、時には目的地や当初のルートが変わってしまうこともあります。というのも特定の時期だけ開催しているイベントやお祭りなどを見つけることがあるからです。地域のイベント等は通過する予定の自治体のサイトや観光ガイドなどを調べると情報が得られます。

もうひとつ、渋滞がよく起きる場所の通過時間を考えておく必要があります。出発が深夜で空いていても、到着する前が混雑のピーク時間だとその後の予定が大幅に狂ってしまいます。

カーナビGoogleマップで決めた目的地と立ち寄り地点をカーナビのドライブプランで登録していきますが、ところが、ところがです、カーナビの地図が今のGoogleマップと比べるとあまりにもプアで、Googleマップにある地名や目的地がカーナビで見つけられず、うまく設定ができないということがしばしば起きます。ルートもGoogleマップと違うルートを示す場合もあります。

どちらを信用するかはケースバイケースですが、カーナビの地図情報が古いと新しい道路やインターチェンジを反映していない場合があり、その点では更新が比較的新しいGoogleマップのほうが正確です。

ドライブ中には、カーナビを信頼して走行しますが、カーナビの指示通りでは無駄に遠回りだったり、時には進入禁止の道路へ誘導されてしまいます。あくまで参考として、実際の道路状況や規制などに注意して走ります。

そして上記の表を印刷して常に持っていて、発着時間に大きくズレていないかを常にチェックしていきます。少し先行しているようなら、休憩や観光をゆっくりできますし、逆だと少し急いで次へ向かいます。

地図の更新には高額の費用が必要で、地図の精度もあまりよくないカーナビは、純正設定の地図以外の目的(クルマの機能設定など)があるもの以外は売れなくなっていくのは仕方がないですね。カーナビの地図や機能はこの20年間ほとんど進歩がなくひどいものです。

特にスマホに慣れている人は、もう時代遅れの車載カーナビなど必要とせず、常に最新の状態がアップデートされているスマホのナビゲーションアプリのほうがずっと使いやすい!と言う人が増えてきていています。特に道案内にはYahoo!カーナビのアプリの評判が高いようです。

【関連リンク】
1638 マイカーで行く東京から京都・大阪・和歌山へのルート
640 クルマで行く京都観光お勧めコース
485 マイカーで東京から京都まで旅行する場合



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX

PR


1678
夜明けまで眠らない(双葉文庫) 大沢在昌

著者の作品は「佐久間公シリーズ」を始め1990年代と2000年代によく読みましたが、最近はすっかりご無沙汰してました。本著は2016年に単行本、2018年に文庫化された長編ミステリー&ハードボイルド小説です。

2007年に読んだ「死角形の遺産」以来、久しぶりに著者の作品を読みましたが、やはりハードボイルド小説を書かせれば抜きん出ているのはさすがです。

主人公は東京でタクシーの運転手をやっていますが、元は陸上自衛隊空挺隊員からフランスの外人部隊、さらにはフリーの傭兵と、いかにもという経歴です。

しかしその傭兵時代に経験した夜中に仲間の首を切り取って持ち帰るという恐ろしいゲリラ集団のトラウマが消えず、暗い夜には寝られず明るい昼間に寝るという生活から、夜間専門のタクシー運転手に落ち着いたという事情です。

そのタクシーに乗ってきた男が後席に携帯電話を置き忘れ、その忘れ物を届け出てきた男がタクシーに乗った男とは違っていたことから返却しなかったことで脅されますが、そこから物語はミステリーな展開が始まります。

最初は反社会組織との闘いかと思いきや、傭兵時代に反政府組織と戦ってきたことが絡んできて俄然面白くなります。

日本国内では派手な撃ち合いシーンは現実離れして小説でも使いにくいところですが、治外法権の外国大使館員や、その専用住宅の中での銃撃戦へとうまく持って行ってます。

シリーズ化してもおかしくない経歴を持つ影のある魅力あるスーパーヒーローの主人公ですが、残念ながら今のところ続編は出ていないようです。

★★☆

著者別読書感想(大沢在昌)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

危険なビーナス(講談社文庫) 東野圭吾

2016年に単行本、2019年に文庫化された長編ミステリー小説です。2020年にはテレビドラマ版も作られています。

主人公は動物病院の雇われ院長代理の独身男性で、早くに画家だった父親が亡くなり、母親の再婚相手の裕福な名門家で育ちますが、自分の家ではないと大学を卒業してからはその実家には寄りつきません。

母親と再婚相手との間に子供ができて、その子(主人公の弟)が名門家の跡継ぎとして育てられますが、家のメインの総合病院は継がないで、アメリカに渡ってベンチャー企業を創業しています。

その名門家の当主が危篤に陥ったことから、相続の問題もあり、アメリカから次男が帰ってきますが、婚約者だという女性から「帰国したあと行方不明になった」と主人公の元に電話が入ります。

相続には無縁でいたいと思っていた主人公ですが、その婚約者のために相続争いが予想される実家へ弟の婚約者を連れて行くことになります。

いかにも危険で妖しい雰囲気が漂いますが、相続争いというより、主人公の母親が再婚前に住んでいた家の浴槽で亡くなっていたという古い事故の話が蒸し返され、さらに危篤の当主が若い頃におこなっていた新しい脳の治療術を人体実験していたのでは?ということまで拡がっていきます。

ちょっと混乱しますが、最後はもっと驚愕の展開が待ち受けています。いやーさすがにミステリーの天才作家さんです。リアリティはないですが、予想だにしなかった展開に脱帽です。

★★★

著者別読書感想(東野圭吾)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

掏摸(河出文庫) 中村文則

2009年に単行本、2013年に文庫化された小説で、タイトル通り掏摸(スリ)を生業としている男が主人公の物語です。

そのどんどんと追いつめられていく場面がなんとも重苦しく、主人公の悩みに深く感情移入してしまいました。

元々はフリーで仕事をしていましたが、あるとき筋者と仕事で関わることになってしまい、そのボスから見込まれて無理難題を突きつけられることになっていきます。

スリのテクニックについてはおそらく取材しているのでしょう、かなり具体的に紹介されています。一種のマジシャンのようなものです。

私は20年ぐらい前、新幹線の中で、帽子掛けにかけておいた上着のポケットの中から、サイフをすられたことがあります。本を読んでいたので寝てはいなかったのですが、ガラガラの前の席にすっと座ったスリに新大阪から京都間の20分間のあいだにすられ、京都駅を発車した時にハッと気がついたら上着の向きが変わっていて、前に座った人はいなくなっていました。

しかしその上着の内ポケットにサイフが入っているとよくわかったものです。新大阪駅で土産物を買いサイフを取り出した時から、目をつけられていたのかも知れません。

小説の中でも、サイフや、奪いたい目的物が、内ポケットやズボンのポケット、バッグの中など、どこにあるかというのが決行する際の最大ポイントだということがわかります。そのためスリはしばらく様子を見て、あるいは偶然を装ってぶつかって、どこに目的物があるのかを確かめるようです。

小説の最後はフリーのスリ師の小悪は、ずっと大きな巨悪からは逃れられず、切ない結末でしたが、その巨悪を主人公にした続編「王国」があるそうですので読んでみたいと思います。

★★☆

著者別読書感想(中村文則)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

高い城の男(ハヤカワ文庫SF) フィリップ・K・ディック

映画「ブレードランナー」の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」で有名なSFの巨匠作家ですが、同著よりも高い評価を受けているのがこの作品で、1963年にはSF小説最高の栄誉であるヒューゴー賞を受賞しています。原題は「The Man in the High Castle」と、翻訳版のタイトルは直訳です。

アメリカで最初に発表されたのは1962年で、日本語翻訳版は1965年(昭和40年)に一度出ていますが、今回の文庫は初版が1984年(昭和59年)のものです。

上記の「ブレードランナー」以外にもこの著者の作品は、「トータル・リコール」(1990年)、「マイノリティ・リポート」(2002年)、「ペイチェック 消された記憶」(2003年)、「NEXT -ネクスト-」(2007年)など、数多くの映画の原作となっています。

内容はまったく知らずに読み始めましたが、ビックリです。

第二次世界大戦が、ドイツ、日本、イタリアの枢軸国の大勝利に終わり、連合国は廃墟となりドイツと日本がアメリカを分割統治している世界が舞台です。

ドイツは、ヒトラーが病気でその後を継いでいた側近のボルマン首相が亡くなり、その後をゲーリングやゲッペルス、親衛隊幹部のハイドリヒなどが次の首相候補として政治が混乱してきます。

日本はアメリカに太平洋岸連邦を設け、サンフランシスコに日本の統治拠点を置いていますが、相変わらずユダヤ人の迫害を続けるドイツを苦々しく見ています。

そうした中でアメリカ国内で読まれているのが「イナゴ身重く横たわる」というタイトルの、第二次世界大戦で連合国側が勝っていればこうなるという内容の小説です。

この本はアメリカの管轄地域では普通に売られていますが、戦勝国ドイツの占領地域や影響力がある地域では禁書となっていて密かに回し読みされています。

その小説を書いたアメリカ人男性が住んでいるというのが、デンバー近くにある安全に配慮した高い城だという噂があり、読者で内容に感激したアメリカ人女性が謎のイタリア人のトラック運転手と一緒にその著者に会いに行こうと高い城へと向かいます。

一方、ドイツから商人と騙ってサンフランシスコへやってきたドイツ国防軍情報部大尉が、日本の在米通商代表団代表とそこへ日本から来た元陸軍参謀総長に対し、ドイツ政府内で密かに計画されている日本への核攻撃作戦を聞かされ、それを阻止するために協力して欲しいと頼まれます。ドイツは同じ戦勝国の日本さえ叩けば世界を征服できるという思惑からです。

日本の和歌や中国の易などが方々に出てきて、日本がアメリカを支配管理するとこうなるという1962年当時の創造がとてもユニークで面白いです。

昭和(前半だけか)な日本人なら一度は「もしあの戦争に勝っていたら」と夢想することがあると思いますが、それを具体的に描いたのがこの小説で、ドイツ人はかなり悪者として描かれているのに対し、日本人はドイツのユダヤ人迫害に反対の立場で、占領地においても礼を欠かさず穏やかな表現になっていてホッとします。

しかし科学技術は圧倒的にドイツが進んでいて、火星や金星までロケットを飛ばし、ドイツの航空会社ルフトハンザはロケット旅客機で超高速移動を可能としているなど飛び抜けたところが面白いです。

その点、日本はまだプラスチックの射出成形技術がなく、ドイツから技術提供を受けたいと願っているなど、旧態依然で見る影もありません。

何事にも中国の易占で現れた結果で判断するなど、やや東洋のことを誤解していたり、また和歌なども出てきたり、見方によっては哲学的なところもあって理解しにくいところも多く、西洋と東洋の距離がとてつもなく大きかった時代の1962年に書かれたSF小説というのを理解して読めばそれらも許せます。

★★☆

著者別読書感想(フィリップ・K・ディック)

【関連リンク】
 10月後半 友罪、カズサビーチ、コロナ倒産の真相、解錠師
 10月前半 サラバ(上)(中)(下)、ペスト、団塊の秋
 9月後半 燃える部屋 上・下、朝日新聞がなくなる日、傀儡に非ず、残り全部バケーション

[PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング

ビジネス・経済

ビジネス実用本

新書

文庫

文学・評論

コミック

ゲーム攻略・ゲームブック


ハヤカワ・ミステリ  

創元推理文庫

新潮文庫

講談社文庫

角川文庫

集英社文庫

岩波文庫


文芸作品

ノンフィクション

ミステリー・サスペンス

SF・ホラー・ファンタジー

歴史・時代小説

経済・社会小説

趣味・実用


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX



1677
仕事から引退すると、それまで会社や団体で自動的に加入していた健康保険組合の健康保険を、国民健康保険に切り替えるか、あるいはそれまで加入していた健康保険組合で任意継続をするかの選択に迫られます。但し任意継続できるのは退職後最長2年間という制限があります。

任意継続にするか国民健保に変更するかの判断は、支払金額がどちらが少なく済むか?ということが一番の決め手になりますが、退職直後の1年間は退職した前年の年収で保険金額が決まりますので、上限でカットされる任意継続の保険料のほうがお得になることが多いようです。

任意継続する場合の保険料は健保組合から、国民健康保険の保険料は市区町村の保険取り扱い部署で聞けば教えてくれます。

保険料は勤務時代に会社と折半で支払っていた金額を退職後は全額自分で支払うことになるので、おおよそ退職直前の保険料の倍額(上限あり)になります。そして任意継続の場合、一度決まった保険料は2年目も同額です。

国民健康保険の保険料は、毎年前年の収入額で1年間の保険料が決まりますので、1年目の保険料は任意継続の保険料より高くなっても、2年目(つまり前年が無収入の場合)の保険料は大きく下がって安くなります。

そこで、私の場合は、1年目は任意継続、2年目の途中からは国民健保と変更しました。途中になったのは、健保の開始日は4月1日からですが退職したのは6月末と3ヶ月ほど時差があったためです。

任意継続の組合健保と国民健保では支払う保険料以外に医療費の補助など大きな差はありませんが、細かなところではいくつか違っている点もあります。

子供がまだ小さい頃には、健保組合が所有、または契約していた安い保養所(山の家とか海の家などリゾート施設)を何度か借りたこともありましたが、ここ10年以上は定期健康診断以外で健保のお世話になったことはありません。

実際に昨年から国民健保に変わって、年1回の定期健康診断(特定健康診査)を受けようと思うと、結構ハードルが高いことに気がつきました。

会社に勤務時代の健康診断は、健保からメールで連絡が来て、予約サイトで予約をして、当日の午前予約なら朝に直行するだけです。

しかし国民健保の予約は実施している病院の中から自分で選んで予約の電話をします。

まず検診で勧められるのは「近所のかかりつけ医」ですが、そういう医院は特に決まってなく、家族に聞いてもそれぞれ必要な時に必要な病院へ行くだけということで、決まった医者や医院はありません。

しかし近所の小さなクリニックで健康診断を受けるのも設備面で不安があり、近所にある大きな市民病院ならきっと多くの市民が順序だって健保の診断のように健康診断(健保の健康診断は自前で大きな検診施設を持っていた)をおこなっているだろうと思って電話を入れてみると、「年内の予約はすべて埋まっていて、急ぐなら他の病院かクリニックで受けて下さい」とつれない返事です。

しかも市の特定健診の項目のうち、血圧、身体測定、血液検査、尿検査、問診は無料で受けられますが、今まで費用負担なしで組合健保で受けていた、胃部レントゲン、腹部超音波、胸部X線、心電図、視力、眼圧、聴力、便潜血などはメニューには入っていません。

どちらかと言えば、身体測定よりも、心電図や腹部超音波(胆嚢ポリープ)、過去の十二指腸潰瘍痕などを調べたいのですが、それらはできる病院が限られているのと、当然それらを追加すると安くない費用が発生します。

結局、そう必要と思えない市の特定健診メニューをこなすだけに、予約の手間をかけて(いくつか調べたところネットで簡単に予約できるようなところはなし)、どうせ長く待たされるだろう検診を受けに行くのは面倒に思えてきます。

そのためか、健保組合の特定健康診査は雇用者として企業の努力義務もあり、およそ8割(79.9%)の受診率がありますが、市町村の国民健保の特定健康診査は約3割(33.7%)に留まっています。(2020年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況)

3割かぁ、、、ということは市町村の国民保険加入者は受診しないのが普通だってことですね。

本来健康は、国や自治体が心配するものではなく、本人が一番気をつけないといけないことです。国や自治体はそれをサポートするのが仕事でしょう。なので受診するかどうか決めるのは自分です。

実際に、定年とかで仕事を辞めた後は、健康診断を受けたことがないという人が過去に何人もいました。

それがいいのか悪いのか、それこそ自己責任の範疇なので、自分で決めるしかありません。

私?今のところ予約しようと努力まではしたけど、うまくいかなかったので、受診しないと思います。

【関連リンク】
1542 退職後初の健康診断は残念な結果に
1345 塩分取得過多を反省する
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX



1676
バニラ・スカイ(原題:Vanilla Sky) 2001年 米
監督:キャメロン・クロウ 出演者:トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス

事故で両親を失った富豪の息子(トム・クルーズ)が父親の会社を引き継いで、プレーボーイぶりを発揮していましたが、前の恋人(キャメロン・ディアス)から嫉妬され、無理心中をはかられてしまい顔に大怪我をする重症を負ってしまいます。

その事故でハンサムだった顔に大きな醜い傷を負い、人前に出るときはマスク姿になりますが、親友から「気持ち悪いからマスクを外せ」と言われ、暴飲し荒れてしまい路上で寝てしまいます。

なにもなかったかのように、新しい恋人に路上で寝ていたところを起こされたあとは、最先端の整形手術をおこない前の綺麗な顔を取り戻し、恋人とは元通りの仲に戻ります。

しかしあるときその恋人の顔が突然無理心中を図って亡くなった前の恋人の顔に変わってしまい、恐怖に駆られ首を絞めて殺してしまいます。しかし死んでいたのは今の恋人です。

その犯罪で刑務所に収監され、精神科医とカウンセリングが長々と続きますが、なぜこういう事態に陥ったのかという問いへのヒントに「エリー」という言葉が頭の中に浮かびます。

その「エリー」を調べると、リアルな夢を見せてくれる会社のことで、主人公は路上で寝る前に申込みをして自殺したことがわかります。つまりそれ以降の出来事はリアルな夢の中の出来事だということになります。わかりにくいです。

「エリー」から、恋人の顔が死んだ前の恋人の顔に変わるのは記憶にバグが発生してエラーが起きていると知らされ、さらに自殺した身体は冷凍保存されていて、夢から覚めて現実に戻し生き返ることも可能だと伝えられます。

しかし現実に戻っても過去の資産はもう尽きていて、顔も整形手術前の醜いまま、現実に戻るか、それともリアルな夢のまま過ごすか究極の選択を迫られることになります。

あらすじというかネタバレまで書いてしまいましたが、複雑な内容で、1回見ただけではよく理解できません。

しかしエンタメとしての映画はもうちょっとシンプルな方が良いです。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

千利休 本覺坊遺文 1989年 西友
監督:熊井啓 出演者:奥田瑛二、三船敏郎、萬屋錦之介

原作は井上靖著の「本覚坊遺文」(1981年)で、この映画は1989年のヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しています。外国人にこのわびさびの美学がわかるのか?とちょっと疑問にも思います。

千利休の弟子本覺坊の元へ織田信長の弟で茶人の織田有楽斎(織田長益)が尋ねてきて、千利休がなぜ死ななければならなかったのか、その謎を問い続けます。

茶人として名人の千利休、山上宗二、古田織部と、いずれも同時期に自刃することになり、三人になにか「死」についての密約があったのではないかという話や、既に亡き千利休が本覚坊の元へ亡霊となって話しに来たりとなにかと不思議でややこしい物語で、集中していないと意味がよくわかりませ。

織田有楽斎役の萬屋錦之介は100本以上の映画に出演した昭和の大スターで、テレビドラマなどの出演は亡くなる前年の1996年までありますが、映画の出演はこれが最後となります。

千利休を描いた映画では以前「利休にたずねよ」(2013年)を見ました。先に原作の山本兼一著の同名小説を読んでいましたが、こちらでは死の理由は19歳の時に自分が殺めてしまった高麗から来た高い身分の若い女性への想いを全うするためにというファンタジー的なものとなっていました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

パリは燃えているか(原題:Is Paris Burning?) 1966年 米・仏
監督:ルネ・クレマン 出演者:カーク・ダグラス、グレン・フォード、アラン・ドロン、イヴ・モンタン、ジャン=ポール・ベルモンド、オーソン・ウェルズ

第二次世界大戦終盤のフランスが舞台で、ドイツに占領されていたパリの町で、フランスのレジスタンスの活躍を中心に豪華スターキャストで描いたモノクロ映画の大作です。

1966年公開の映画なのになぜモノクロ映画なの?と思いましたが、wikipediaによると、「撮影のためナチスの卍旗を公共の建物に掲げることにフランス当局からの許可が出ず、本来の赤い部分を緑に変色させたものを使用したことをごまかすため」とのこと。

しかし、1944年のパリ解放時の実際の迫力のある映像(モノクロ)もところどころでうまく使うことができ(画質は粗いですが)て、逆にカラーでなくて良かったかも知れません。

パリの有名な場所あちこちでロケがおこなわれていて、当時の様子を再現するためにはナチス党の大きな卍旗は絶対に必要だったでしょう。映画の製作関係者が考え抜いてのことでしょう。

戦争終盤になると、ドイツ占領軍の勢力が弱まり、連合軍もパリの近くまで進撃していますが、その先はドイツ軍の抵抗も激しく足踏みをしています。

ドイツ軍は、劣勢からパリからの退却を計画しますが、その時には「パリを灰にしろ」とヒトラー総統から命令され、占領軍の将軍は命令に従うためパリの各地に爆薬物を仕掛けますが、爆破の実行はなかなかおこないません。

レジスタンスの伝令が命がけで連合国軍キャンプまで行き、早くパリに入城してくれないとパリが焦土と化すと訴え、連合国軍もその熱意に押されて予定よりも早く進撃を開始します。

パリ市内では戦車同士の激しい戦闘が繰り広げられ、やがて補給や支援がないドイツ軍は劣勢に立ち降伏することになります。

最後まで将軍は爆破の命令を出さずパリの街は守られました。置かれた電話からはヒトラーの「パリは燃えているか?」という声が聞こえてきます。

意外と人情味のあるドイツ占領軍の将軍とレジスタンスの間を取り持つスウェーデン領事(オーソン・ウェルズ)がとてもいい味を出していて、ある意味ではパリの街を救った人とも言えるかも知れません。

映画自体は大規模な戦闘シーンなどロケが多いのですが、人物に限っては舞台演劇を見ているようなやたらとオーバーな仕草ばかりが目立ち、オールスターキャストなのに演出的にはちょっとどうかなというもったいなさを感じました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

御法度 1999年 松竹など
監督:大島渚 出演者:ビートたけし、松田龍平、浅野忠信

2013年に亡くなった大島渚氏が監督した最後の映画となります。また1983年の大ヒット映画「戦場のメリークリスマス」と同じく主演にビートたけし、音楽に坂本龍一というチームを組んでいます。

内容は京都で武勇を拡げている新選組に、若くてハンサムな隊士(松田龍平)が入隊してきて、衆道(ゲイ)に気のある隊士達が色めきたち、そこから様々な問題が起きてくるというたわいのない話です。

ハンサムな隊士は色気を振りまき、同時期に入隊した隊士(浅野忠信)からはすぐに関係を求められます。また別の隊員からも迫られて応じることに。

そうした風潮に危機を感じている局長の近藤勇(崔洋一)と、副長の土方歳三(ビートたけし)は、風紀を乱す隊士に厳しく当たりますが、若い隊士の周囲で辻斬りや斬り合いが起き、またその気はないものの、土方に頼まれて衆道から抜けさせるために島原の遊郭へしつこく誘う隊士も誤解されて襲われる事態になります。

「衆道の嫉妬ほど根の深いものはない」と、その原因となっている若い隊士に、衆道を最初に教えた同期の隊士を斬れと近藤と土方から命令されます。

しかしコトはそう単純ではなく、、、という最後が面白かったです。

あまり私にとっては気持ちがよい内容ではありませんが(失礼!)、昨今のボーイズラブやLGBTQの中ならともかく、この映画が公開された1999年当時はまだ異論や批判などがあったことでしょう。

出演者も今から23年前なので、みな若い!と思わず見入ってしまいましたが、それにも増して感じたのは、わざとなのかどうかわかりませんが、まるで学芸会のような感情が入っていない棒読みのようなセリフ回しで、プロの俳優のセリフじゃないということ。

セリフでまともなのはビートたけしと伊武雅刀、浅野忠信ぐらいで、あとはひどいものでした。コメディアンや映画監督、若手俳優を引っ張り出してくるのも話題作りなのでしょうけど、どうなんでしょう。

ま、ジャニーズ映画なんかを普段見ていると、セリフ回しなんてどうでもいいんじゃない?という感覚なのかも知れません。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

墨攻 中国・日本・香港・韓国制作  中国公開2006年 日本公開2007年
監督:ジェイコブ・チャン 出演者:アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ファン・ビンビン

元々は酒見賢一氏の歴史小説「墨攻」を原作としていますが、映画の脚本は漫画版の「墨攻」を元に書かれていたそうで、博愛主義の墨子思想はその後継者たちが権力者側に立つことで腐敗していくことなどは映画では省略されています。

「墨守(ぼくしゅ)」という言葉は、兼愛・非攻など墨子の思想を表すことばですが、小説や映画のタイトル「墨攻」はそれに対して、どうしても話し合いで解決できない場合、「弱きを助け強きを挫く」ために反撃するという意味で作者が作った造語(反対語)です。

時代は中国の戦国時代と言われる紀元前400年頃、大国の趙と燕に挟まれた小国梁は趙から攻められ城主から墨家に助けを求めますが権力側に立つ墨家3代目田鉅子からは返答がありません。

そんな中で墨子思想を貫く革離は、墨家の意向に反し、単身で梁城へ乗り込み、様々な戦術を教えて趙の大軍を翻弄します。

そうした攻める趙の大軍と、守る梁城の壮大な攻城戦が見物の映画となっています。逆に言えば見どころはそれだけとも言えます。

よかれと思い助けに入り趙の大軍を遠ざけた革離ですが、あまりの人気に嫉妬した梁城幹部の政治圧力で裏切り者とみなされ、一転追われる立場になってしまいます。そして革離の才能を認め味方をした人達も次々と粛清されていきます。

しかし攻城を諦めたと思われた趙軍は新たな戦法で梁城を急襲し、壊滅的な被害を与えます。そこでも民衆を守るために革離は戻ってきて趙軍を追い払いますが、親しい人はみな死に絶えていて、孤児になった子供達を連れて城を去って行くというストーリーです。

ネタバレも書いちゃいましたが、少し知っていないと、長編を2時間でサクッとまとめてあるので、なかなか意味不明なところがありますので。

★☆☆

【関連リンク】
2022年7~8月 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年)、トムホーン(1980年)、わが谷は緑なりき(1941年)、ダイ・ハード/ラスト・デイ(2013年)、赤毛(1969年)

2022年5~6月 ひとごろし(1976年)、グリーンブック(2018年)、ブラザーズ・グリム(2005年)、聲の形(2016年)

2022年3~4月 22年目の告白 -私が殺人犯です-(2017年)、ガール・オン・ザ・トレイ(2016年)、トキワ荘の青春(1996年)、我等の生涯の最良の年(1946年)




リストラ天国TOP

おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX




1675
若い頃から慢性鼻炎でしょっちゅう鼻づまりを起こし、集中力は削がれるし、息苦しくて口呼吸になってしまうし、睡眠中に苦しくて目が覚めるし、睡眠中は鼻が詰まっていびきをかくしで、悩みの種をずっと引きずってきました。

何度か耳鼻咽喉科へ通ったり、鼻から蒸気を吸い込む器具を買って試したりしましたが、一向に良くはならず、もう何十年と鼻づまり解消用の佐藤製薬ナザールスプレーが手放せません。

ナザールスプレーは即効性があって鼻づまりの時に使うと気持ちよいのですが、長時間は続かないので、寝る前に点鼻しても深夜には鼻が詰まってしまいます。

そして今は、タイトルにあるように慢性鼻炎の緩和策として「鼻うがい」を実践しています。

今年(2022年)2月から5月までの4ヶ月間は毎日1回鼻うがいを実施し、6月以降は1日おきで実施しています。この11月で10ヶ月目となります。

鼻うがい(洗浄)を日課にしてみた 2022/2/5(土)
鼻うがいを3ヶ月間続けてみて 2022/5/11(水)

結論から言うと、何十年と苦しんできた慢性鼻炎が数ヶ月間の鼻うがいで大きく改善した!というような都合が良い話は怪しげな広告やアフィリエイトのステマの世界で、今のところハッキリとした改善効果は出ていません。

ただ、ここ10年ぐらいは毎年春先の花粉飛散が多いときには花粉症の症状(鼻がむずむずして目がしょぼしょぼ)があり、買い置きしている薬アレグラを何度か服用していましたが、今年は花粉の飛散が少なかっただけかもしれませんが、花粉症の症状はまったく出ませんでした。もしかしたら鼻うがいが効いていたのかも知れません。

鼻うがいの効果、効能については、以前の記事(上記リンク)に書きましたので、今回は省略します。

10ヶ月近くも鼻うがいを続けていると、すっかり習慣化されていて、痛くもかゆくもないし、蛇口から出る温水を利用するので、準備を含めて3分もあれば終わるので手間とも感じません。

また鼻うがいの時には精製塩と一緒に食品用の重曹を少量混ぜています。

新型コロナウイルス感染対策と鼻うがい(日本医事新報社)
今でも「鼻うがいは痛い」という先入観を持っている人は少なくないが、実際には0.9%等張食塩水を用いれば、鼻うがいを不快感なく簡単に実施できる。さらに、塩化ナトリウムに重曹を加えて弱アルカリ化すると、細胞の繊毛機能が向上するという報告もある。

重曹はどこの薬局やドラッグストアで安価で買えますが、掃除などに使う工業用途と、食品に分類されるものと2種類あるので買うときに注意です。もちろん衛生的に食品用の重曹を用います。

鼻うがいに使うのは鼻水や涙と同じ塩分濃度0.9%の水やお湯を使います。したがって、私が使っている鼻うがい用のボトル300mlには2.7gに小分けされているパックを何度か追加注文して使っています。



節約するには精製塩だけをまとめて買って、自分で計って毎回2.7gを300mlボトルに入れるようにすればよいのですが、さすがにそれは手間がかかるし、保管する方法や場所で防湿という点でも問題があります。

そして、慢性鼻炎の緩和という結果が出ていないのに、いつまで続けるのか?ってことですが、この鼻うがいは、慢性鼻炎症状の緩和だけでなく、花粉症やインフルエンザ、風邪、そしてまだエビデンスはありませんが新型コロナウイルス感染などにも有効と言われているので、当面は続けてみようと思っています。


【関連リンク】
私の健康習慣その1(キシリトールとフッ素入り歯磨き)
私の健康習慣その2(ウォーキングとストレッチ)
人工股関節置換手術のリアル

[PR] Amazn ほしいものランキング

携帯電話・スマートフォン 

スマートウォッチ

空気清浄機

洗濯機・乾燥機

衣類・ふとん乾燥機

テレビ・レコーダー


車&バイク


ヘルメット

洗車用品

自動車整備工具

釣りフィッシング   

ゴルフボール


ランニングシューズ

メンズスニーカー

レディーススニーカー

ベビー&マタニティ

ハンドケア・フットケア

シャンプー・コンディショナー


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
ブログ内検索
プロフィール
HN:
area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
============
プライバシーポリシー及び利用規約
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine

Powered by [PR]


忍者ブログ