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1650
覘き小平次(角川文庫) 京極夏彦

著者の作品では「魍魎の匣」などの「百鬼夜行シリーズ」や、直木賞を受賞した「後巷説百物語」などの「巷説百物語シリーズ」などとともに有名な「江戸怪談シリーズ」の第2作目で、山本周五郎賞を受賞した長編作品です。2002年に単行本、2008年と2012年に文庫化されています。

原作は江戸時代の浮世絵師、戯作者だった山東京伝の「復讐奇談安積沼(ふくしゅうきだんあさかのぬま)」をアレンジしたモノとなっています。

「江戸怪談シリーズ」の第1作目は、「東海道四谷怪談」を元にした「嗤う伊右衛門」ですが、先日読みました。

2022年1月前半の読書と感想、書評(嗤う伊右衛門)

江戸怪談の中でこちらの原作は第1作目の原作「四谷怪談」や第3作目の原作「番町皿屋敷」ほどには有名でなく、私は知りませんでした。

江戸時代、有名な歌舞伎劇団の音羽屋で役者をしていた主人公ですが、あまりにも下手で使い物にならないと破門となり、そのあまりにも病的に貧相な外観から小さなドサ回り劇団で幽霊役者として名を馳せることとなります。

そして知らないうちにある陰謀に巻き込まれる形で青森まで公演旅行に出掛け、その帰り道で同僚などに命を狙われることになります。

タイトルは、自宅にいる時には、押し入れの中に入り、一寸五分というから5センチほどでしょうかふすまを少しだけ開け、同居している妻の姿などをジッと覘いているというところからきています。幽霊役者ということもあり、ちょっと不気味です。

知らないストーリーでしたが、ミステリー風にうまくアレンジされている風で、それなりに楽しめました。それが目的ではなさそうで、怖さはほとんどありません。

★★☆

著者別読書感想(京極夏彦)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

デス・エンジェル(新潮文庫) 久間十義

著者は1953年生まれの作家さんで、作品を読むのは今回が初めてです。この作品は、2015年に単行本、2018年に文庫版が発刊されています。

内容は知らずに読み始めましたが、病院、医療ミステリーで、病院の内実や医療や薬品の話しが詳しく出てくるので、この著者さんも久坂部羊氏や帚木蓬生氏のような医師と作家の二足のわらじの人?と思いましたがそうではありませんでした。

主人公は医学部を卒業し医師免許も取得したのち、東京郊外にある地域の拠点病院となる総合病院へ研修医として勤務することになった男性です。

内科に勤務してすぐ、担当している入院中の高齢者が深夜に病状が急変して亡くなる事態が起きます。しかしなぜか原因を追及する解剖はおこなわれず不思議に思っていたら、続いて別の高齢者がやはり突然亡くなり、調べると過去にも似たような事例が起きている事が判明します。

指導医のベテラン女医から過去の事例を含め秘密裏に調査するように指示を受け、同じ研修医で台湾から来ている研修医とともに調べて行くというストーリーです。

タイトルを注意して見ていればその謎は想像が付きますが、あまり気にしてなかったので調べが進む中でようやく犯人というか事件の目星が付きました。

2016年に発覚した31歳の看護師が複数の患者の点滴に消毒液を混ぜて殺したとされる「大口病院連続点滴中毒死事件」を彷彿させる内容で、もちろんこの作品が世に出たのは事件の前なので、事件を予見した作品として注目されました。

福祉的な医療と営利事業としての経営の間で複雑な問題を抱える病院経営や、高齢者が亡くなった場合の遺族感情、事件性のある場合は公費でまかなわれる解剖に対し、事件性が薄く、遺族の費用負担と希望でおこなわれる病理解剖が難しい理由など、多くの医療の問題点が挙げられています。

あらためて病院は怖いところという気がしてきました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

硝子のハンマー(角川文庫) 貴志祐介

著者の比較的初期の作品で2004年単行本、2007年に文庫化された長編ミステリー小説です。

この作品は短篇集含め現在5作品ある「防犯探偵・榎本シリーズ」の記念すべき最初の作品です。

そのタイトルから本書で出てくる密室殺人の謎が半分ぐらいわかってしまいそうですが、登場人物達が様々な方向へ話しを持っていくので、それは気にならず、謎が謎を呼んで貴志ワールドに没頭していくことになります。

シリーズ名にある防犯探偵とは、新宿の雑居ビルであまり儲かっていない防犯・セキュリティショップを経営している男性が、頼まれる(お金がもらえれば)と防犯コンサルタントとして現場へ出向いて活躍します。

そしてワトソン役としては、依頼主にもなる弁護士事務所に所属する若くて麗しい女性弁護士さんというお決まりのパターンです。

この作品はシリーズ一作目ですので、その防犯コンサルタントと女性弁護士が最初に出会う(仕事を依頼する)場面があり、なかなかユニークでお気に入りです。初対面で弁護士だと見抜いたワザは最後の方で謎解きされます。

主人公の趣味がビリヤードで、最後の謎解きをする時に、ひとりで突きながら殺人の方法を解き明かすシーンは、その意味はわかりますが、なんだかミステリードラマで崖の上で犯人を前に謎解きをするのと似ていて笑えました。

★★☆

著者別読書感想(貴志祐介)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの(中公新書) 増本康平

著者は神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授で専門は心理学という学者さんです。この新書は2018年に発刊されています。

老化現象のひとつに記憶力が衰えるということがあるのは常識ですが、その脳のメカニズムや各種の実験や調査データから、その中身と真実を明らかにしていきます。

こりゃ他人事ではなく、まさにいま、人の名前が出てこなかったり、ど忘れすることがよくあり、さらにこの先、認知症に怯えるもうすぐ高齢者としては興味のある話題です。

それだけにやや専門的な話も多く、掲載されるグラフや表もその詳しい説明や見方がほとんどなく、それを専門で勉強している人ならともかく、一般人が読むには意味不明なところが多すぎます。

さらに脳の機能でわからないことが多く、また個人差が相当あり、想像の部分もかなりありそうです。

つまり認知症になるかならないか?と言うと、ある遺伝子を持っている人はなりやすいとか、糖尿病など健康上に問題ある人、会話がなく社会生活が乏しい人など、一般的によく言われていることが原因らしいということですが、それでも個人差によって違う(認知症になりやすい遺伝子を持っていても、糖尿病など発症していても、アル中でも、ひとりで引きこもり生活を続けていても発症しない人はしない)ので、結局はよくわからないというのが本音でしょう。

要はそうした脳の複雑性、未知の臓器について、現在わかっていることが語られていて、予防策として世間でよく使われる「脳トレ」は意味がない(本著に理由は書かれている)とか、あまり参考になることはないかなぁというのが感想です。っていうか、読解力や基礎知識がないので、読んでもよくわかりませんでした。もうボケが進んでいるのかも。

★☆☆

【関連リンク】
 6月後半 破門、王とサーカス、アイルランドの薔薇、犬とハモニカ
 6月前半 凍える牙、脳寿命を延ばす、ありふれた祈り、倒立する塔の殺人
 5月後半 切羽へ、虚無回廊 I、虚無回廊 II、虚無回廊 III、ナニカアル

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1649
メジャーベースボールと日本のプロ野球の違いについては方々で語られていますが、両方を見ていて最近いくつか疑問があるのでまとめて書いておきます。

その前に、最近のメジャーの話題で驚いたのが、ストライク判定を自動化しようという動きが進められているという話です。

MLBで「ロボット球審」導入へ 大谷選手への判定などで“誤審”が取りざたされる中(テレビ朝日)
メジャーリーグのマンフレッド・コミッショナーは、2024年からボールとストライクを判定する「ロボット球審」を導入する考えを明かしました。(中略)すでに5月からマイナーリーグに試験導入されていて、問題がないか検証している

数年前からリクエストでビデオ判定が導入され、きわどい判定では審判のジャッジが覆されることがよくあり、ジャッジの信頼性に疑問が出ています。

今の技術を使えば、ストライク・ボール判定は自動化でき、その代わりに審判(主審)は球筋よりもカウント、バッターのハーフスイングや死球、投手のボーク、打撃妨害、守備妨害、フェア・ファール判定など、その他のチェックと判定に注力できます。

そして審判のストライク・ボール判定にクレームをつける打者も投手もいなくなり、ゲーム進行も早くなるでしょう。

審判員はストライク・ボール判定だけをやっているワケではないので、それをしないから審判員は不要とか、技術が落ちるとかはありません。

判定の自動化に反対する人はもちろんいるでしょうけど、審判の負担軽減や判定の公平性、審判員による判定個人差の解消など、メリットの大きさを考えると、導入は自然の流れかなと思います。

  ◇   ◇   ◇

さて、本題ですが、Rosinとは松ヤニのことで、ロジンまたはロージンと表記されますが、私は50年前にクラブ活動で野球をしていた時に馴染んだロージンバッグという言い方のほうがしっくりきます。

野球以外にもこのロージンを使った滑り止めはウェイトリフティングや体操の鉄棒や吊り輪の競技などでもよく使われています。

日本のプロ野球では、ほとんどの投手は投球前にロージンをポンポンと手ではたき、指にたっぷり付けてボールを投げます。

そしてボールから手が離れるときにそのロージンの粉がパッと飛び散るシーンが見られます。また投げる前にロージンがたっぷり付いた指に息を吹きかけて吹き飛ばすシーンもよく見られます。

但し、あまり大量に付けて投げると、ボールが一瞬見えにくくなるので、審判から注意を受けることがあります。

一方のメジャーでは、このロージンを頻繁に使う投手は稀です。日本人の投手も国内ではロージンを使っていてもメジャーへ行くとあまり使いません。

その代わりに、指をペロッとなめて唾を付け、それを滑り止めにしている選手が多いように思います。

なんだかいつも見ていて不衛生だし、指をなめるのはボールにも唾が付くのでルール的にも微妙な問題です。

メジャーでもプロ野球も公式球の表面は牛皮が使われていますが、メジャー球のほうがやや大きく滑りやすいと言われています。

本来なら滑り止めのロージンがより必要となるのはメジャーですが、なぜか実際はほとんど使われていません。

おそらくですが、メジャーで使われているロージンバッグの種類がプロ野球で使われているものと少し違っていて、あまり役に立たないのと、付けて投げた後、規制強化で審判に手をチェックをされたとき、松ヤニが指に残っていると不正投球の疑いを持たれる恐れがあり、それを避けるために付けないものと思われます。

最近はプロ野球でプレイをした外国人投手がメジャーへ戻るというパターンもあり交流が増えていますので、そうした日本のロージンなど便利グッズは知られていると思うのですが、なぜプロ野球で使っているサラサラのロージンバッグと同等品をメジャーで利用しようということにならないのか不思議です。

もっと言えば、メジャーにおいても滑りにくいプロ野球の公認球と同等のボールを使えば、投げたときに滑ってすっぽ抜け死球になることが減り、選手の安全に寄与するのではと思います。

  ◇   ◇   ◇

もうひとつは、イニングの途中でピッチャーが交代するときに、メジャーでは投球練習場が外野席近くにあることが多いのですが、そこから出てきた交代の選手は駆け足でマウンドへやってきます。

これはメジャーのルールで交代はスムーズにおこなうように決められていて、のんびりと歩いてやってくることは禁止されているからですが、見ていてもスポーツマンらしく清々しい感じがします。

ところがプロ野球では、同じく外野席スタンドの下にある練習場からリリーフ投手が出てくるときにはクルマ、いわゆるリリーフカーに乗ってやってくるケースが見られます。

現在リリーフカーを導入している球場は、横浜スタジアム、ZOZOマリンスタジアム、阪神甲子園球場の3箇所とのことです。練習場とマウンドまでが遠いことから使われているのでしょう。

しかしこのリリーフカーのスピードはめちゃ遅く、しかもフィールドの内側までは入れないので中途半端な距離だけ走ってきます。

そしてそれに乗った姿は街でよく見かけることが多い、足が弱った高齢者が乗るシニアカーというイメージです。

せっかく緊迫した試合でも、それを長く中断し、トボトボとゆっくり進むリリーフカーと、それに乗った投手は見ていて間が抜けた感じがします。

プロのスポーツマンなら、高齢者御用達のシニアカーみたいなのに乗ってモタモタ出てこず、外野からしっかり自分の足で走ってやってこい!って思いますが、どうでしょう?

【関連リンク】
1518 日米フリーエージェントの違い
1462 ホームランは増えているのか?
758 プロ野球とメジャーの試合時間


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1648
令和4年(2022年)版「高齢社会白書」が内閣府から出ましたので、概要を少し抜き出して感想を述べてみたいと思います。

まず2021年10月1日現在、総人口1億2,550万人に対し、65歳以上人口は3,621万人で、総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は28.9%、総人口の3.4人にひとりが高齢者となりました。

高齢化率がピーク近くを迎える31年後の2053年頃には総人口が1億人を切り、高齢化率が38%を超え、総人口の2.6人にひとりが65歳以上となる予測があります。

なにか考えるだけで恐ろしい気もしますが、2021年時点ですでに秋田県で高齢化率38.1%、高知県で35.9%となっていますので、そうした地域をよく見れば20~30年後の東京や大阪の姿が見えてきそうです。

23年後の2045年の予測では、一番高齢化率が低い(若々しい)地域は東京都で30.7%、その次が沖縄県31.4%です。逆に高齢化率が高いのが秋田県で唯一50%を超えて50.1%です。秋田県ではまもなく総人口の半分以上が65歳以上になるようです。

逆手にとれば、若い人が秋田県へ移住すれば、特に体力や集中力、最先端知識がいる仕事では引く手あまたとなり、難関国公立大学へも楽々入学できそうです。でもそこへ移住して、高齢者向けの「オレオレ詐欺が入れ食い状態だ!」というのはお勧めしません。

  ◇  ◇  ◇

平均寿命は、2019年時点で、男性が81.41歳、女性が87.45歳で、2010年から男性で1.86年、女性で1.15年長くなっています。

同様に日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、2019年は男性が72.68年、女性が75.38年で、2010年から男性で2.26年、女性で1.76年それぞれ長くなっています。

平均寿命の伸びよりも健康寿命の伸び率が上回っていることは、医療費や介護費の増加に歯止めをかけ、国民の健康志向が高まっているとも言え、良いことではないでしょうか。

但し、要介護者数は10年前から75歳以上を中心に約186万人も増えています。

さらに2020年以降は新型コロナの影響で、特に高齢者の重症者が多かったことや、医療が逼迫したことで、高齢者の病気、特に慢性病に対し十分な対応ができなかった影響が今後統計に出てくるかも知れません。

  ◇  ◇  ◇

高齢者の就業率の推移は、60~64歳、65~69歳、70~74歳、75歳以上では、10年前の2011年の就業率と比較して、2021年の就業率はそれぞれ14.4ポイント、14.1ポイント、9.8ポイント、2.1ポイント伸びています。

65歳以上で収入をともなう仕事(農林水産業や自営業、パートなど含む)をしている人の割合は、30.2%で、その内訳は男性が39.8%、女性が21.3%です。逆に言えば、65歳以上では働いていない人が働いている人の倍近くいると言うことです。

65歳以上の高齢者で、親しくしている友人や知人がいると答えた人は79.6%で、男女別では男性が76.4%、女性が82.4%となっています。やはり近隣や地域の中でつきあいが多く、一般的にコミュニケーション能力が高い女性のほうが高くなっています。男性は長く限られた世界で仕事をし、リタイアすると急に友人が減ってしまうということも多そうです。

65歳以上の高齢者が情報機器の利用内容は、

「インターネットで情報を集めたり、ショッピングをする」 23.7%
「SNS(Facebook、Twitter、LINE、Instagramなど)を利用する」 13.1%
「パソコンの電子メールで家族・友人などと連絡をとる」 12.2
「情報機器を使わない」 17.0%

となっていて男女差はあまりありません。わかってはいましたが、高齢者の情報機器の利用は相変わらず少ない感じです。

75歳以上で見ると、「情報機器を使わない」が男性25.1%、女性29.8%と高くなります。

この世代は、中年になって以降にパソコンが普及し始め、高年者になってから携帯やスマホが普及したので、それらを仕事で使う機会があまりなかったことによります。

嫌でも使わざるを得なかった人を除き、情報機器を使わなくとも支障がなければその後に学ぼうというモチベーションは起きなかったでしょう。

それでも75歳以上の男性で4人に3人、女性で3人に2人は情報機器を使っていますので、その人達は、中高年以降に新たなことを覚えるため努力をされたのだと思います。

正直言うと、こうした頑として情報機器を避けたい人達がここ最近までこの国を長く支配してきたので、国や地方や政府の情報化が大きく遅れ、世界の中でもIT後進国となってしまいました。

各地の保健所がコロナ対応で、FAXを使って手書きのコロナ感染者数などを報告している姿が世界中で笑いものになっていたのは記憶に新しいところです。

今の子供達は、物心が付いた時にはスマホが身近にあり、仕事でも情報機器を当たり前に使うので、今後は一気に変わっていく気もしますが、現在はこの情報機器を使わない巨大な団塊層以上の17%の人のために、どれほど立派で便利なシステムを構築しても、旧来からのアナログのやり方と共存せざるを得ないというジレンマがあります。

総務省の「通信利用動向調査」によると、2020年のインターネットの利用者率(過去1年以内に利用したかどうか)は、20代では98.5%に対し、60代は82.7%、70代は59.6%、80代は25.6%です。やはり75歳あたりを境に情報機器の利用に大きな差が付いているようです。

  ◇  ◇  ◇

最後に、最近盛んに報道されることが多い高齢者が運転する自動車死亡事故についてです。

おそらく日本人なら「高齢者が起こす自動車死亡事故が急増している」と思っているでしょうけど、統計データからは、75歳以上の運転者が起こした死亡事故を、運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数(運転者の年代層別でみた死亡事故件数)で見ると減少傾向にあります。

運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数は、2010年は75歳以上が12.7人だったのが2021年には5.7人、80歳以上は2010年が18.2人だったのが2021年は8.2人とそれぞれ半分以下に減少しています。

75歳以上の免許保有者は2010年が131万人、2021年が262万人と倍増しているので、10万人当たりの事故件数だけで見ると誤りますので、発生件数で比較すると、2010年は207件だったのが2021年は132件と半分には至りませんがやはり下がっています。

2021年は新型コロナの影響で、死亡事故全体が下がったことや、高齢者の外出が減ったことを勘案しても割合は減少傾向にあります。

いずれにしても「高齢者ドライバーの事故が急増」はマスコミが作り上げた印象操作に過ぎないということです。

今日のところはここまで。

また機会(と言うかモチベーションが)があれば分析して続編を書いてみたいと思います。

【関連リンク】
1059 高齢社会白書(平成28年度版)
967 平成27年度高齢社会白書を読む
780 あらためて高齢社会白書を概観してみる



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1647
ひとごろし 1976年 松竹配給
監督:大洲齊 出演者:松田優作、丹波哲郎、高橋洋子

山本周五郎の時代小説が原作の映画化で、1972年にも萩本欽一主演で「初笑いびっくり武士道」というタイトルに変えたコメディ映画が作られています。

つまり内容はシリアスな時代劇ではありません。

藩の指南役を務めている強い侍に日々の訓練でコテンパンにやられている若い藩士達が仕返しをしようと闇討ちを仕掛けますが、返り討ちに遭って全員斬り殺されます。

その後その侍は黙って藩を去って行きますが、藩主としては黙ってられず「上意討ち」をすることを求めますが、誰も怖がって手を挙げません。

そこに藩一番臆病者と言われていてさっぱり腕にも自信がない藩士が、自分が臆病であまりにも弱いので、嫁入り年頃の妹にまで迷惑をかけていることを知り、面目躍如のため「上意討ち」に手を挙げます。

しかしまともに向かっても勝てるはずがないので、武士道の風上にも置けない作戦で、侍を精神的に追いつめ、最後は自害するとまで言わしめるところまで追いつめていくというストーリーです。

主演に萩本欽一などコメディアンならピッタリですが、当時まだ27歳と若いものの、誰よりも背が高く、すでにドラマ「太陽に吠えろ」や映画「龍馬暗殺」などで、クールに演技している松田優作にこのオドオドした臆病者の役はちょっと違和感がつきまといどうかなと思いました。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

グリーンブック(原題:Green Book) 2018年(日本公開2019年) 米
監督:ピーター・ファレリー 出演者:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ

2019年のアカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞した作品です。タイトルのグリーンブックは、人種差別が残る時代に、黒人ドライバーが使える宿泊所やレストランなどがまとめられている旅行ガイドブックのことです。

今回は、著名な黒人のクラシックピアニストが演奏旅行に行く際、そのお抱え運転手として雇われた白人男性が、人種差別がよりひどく残っている地域へ向かうため、雇い主のレコード会社からグリーンブックを手渡されます。

本来なら、白人が雇い主の立場、黒人がお抱えの運転手を務め、旅行中に白人と同じホテルやレストランが使えない運転手がこのグリーンブックで自分が泊まれるホテルやレストランを探しますが、後席に乗る黒人の主人が、安い黒人専用のホテルやレストランを使うという逆転状況がこの映画の特徴です。

このストーリーは実話がベースとなっていますが、こうしたノリの映画だと、その結末までが見えていて、その通りの展開となります。

つまり最初は反発し合っていた雇い主の黒人と、雇われた運転手の白人が、一緒に旅をしていく中でお互いが理解し合えるようになり、次第に親友となっていくというものです。

そういう意味では、長い間露骨な人種差別をおこなってきたという反省とともに、人種差別が当たり前の時代にも黒人を助けていた白人もいたのだという言い訳めいた自己満足を得る内容でもあります。

そして英国や米国の「アカデミー賞の受賞者は白人ばかり」という批判が2016年頃から表面化していますが、今回受賞したのは白人の主演男優ではなく、黒人の助演男優だったのはそうした影響なのかも知れません。

★★☆

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ブラザーズ・グリム(原題:The Brothers Grimm) 2005年 英・チェコ・米
監督:テリー・ギリアム 出演者:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ

グリム兄弟の活躍を映画化した作品で、その後のグリム童話の中で語られる内容が盛り込まれているのがミソです。

例えば「ジャックと豆の木」「白雪姫」「眠れる森の美女」「シンデレラ」「赤ずきん」「ヘイゼルとグレーテル」「かえるの王様」などです。

時代は1800年前半、グリム兄弟は、魔物退治の名人として仲間と一緒にペテン行為を働き、報酬を得ていましたが、ドイツを占領中のフランス軍に捕らえられ、ある村で起きている多数の子供達が失踪して行方がわからなくなっている事件を二人が調べるよう命令されます。

行方不明になる村の近くにある黒い森になにか原因がありそうですが、それがなにか人為的なトリックなのかどうか調べていくうちに様々な不可思議な現象が起き、、、というちょっと気持ち悪く怖い話です。

ま、軽いエンタメですので、最後はハッピーエンドで終わります。

★★☆

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聲の形 2016年 映画聲の形製作委員会
監督 山田尚子 原作 大今良時 制作 京都アニメーション

2019年に放火で36名の死者を出した京都アニメーションが制作した2016年の長編アニメーション映画です。

ヒロインは先天性の聴覚障害で、小学校時代にその子をイジメた男性が主人公です。そのイジメをしたことでクラスメイト達から孤立化をしてしまい、関係も悪くなり、中高生になっても他人の顔がまともに見られず会話もできない症状に陥り、自殺をしようと思うまでに病んでいきます。

しかし、高校時代に新たにできた友人や、ヒロインの妹などの助けもあり、再びヒロインとの仲は回復しつつありましたが、今度はヒロインがマンションのベランダから飛び降りようとするところに出くわし、救ったものの、自分が転落して重傷を負います。

アニメですけど、会話と手話、筆談をうまく取り混ぜ、聴覚障害者とそうでない健常者とのコミュニケーションを最初のうちはぎこちなく、やがて気にならないような自然な感じへとうまく表現されています。

アニメとも知らず、まったく内容を知らずに見た映画ですが、教育的な側面もあるのでしょうけど、現代社会のイジメやバリアフリー、多様性、親子関係などの問題がほどよく盛り込まれ、ちょっと登場人物が多くて誰が誰だかよくわからなかったりしましたが、面白かったです。

★★☆

【関連リンク】
2022年3~4月 22年目の告白 -私が殺人犯です-(2017年)、ガール・オン・ザ・トレイ(2016年)、トキワ荘の青春(1996年)、我等の生涯の最良の年(1946年)
2022年1~2月 私は告白する(1953年)、デビル (1997年)、新解釈・三國志(2020年)、カーボーイ&エイリアン(2011年)、救命士(1999年)、フェイク シティ ある男のルール(2008年)
2021年11~12月 梟の城 owl's castle(1999年)、007 スペクター(2015年)、勝手にしやがれ(1960年)、TOKYO JOE マフィアを売った男(2008年)、劇場版鬼滅の刃無限列車編(2020年)、ロープ(1948年)


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1646
破門(角川文庫) 黒川博行

いわゆる「疫病神シリーズ」の5作目で、2014年に単行本、2016年に文庫が発刊されています。

この作品で2014年上半期の直木賞を受賞されています。こうしたコミカルな要素が含まれるヤクザ小説でシリーズ物が直木賞とは意外な感じです。

さらにこの小説を原作としたテレビドラマ(2015年)や、映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」(2017年)も作られています。

著者の小説は過去に「国境」と「暗礁」の2作品を読んでいますが、偶然ですがそれらも同じ「疫病神シリーズ」でした。

もちろん著者の作品はそのシリーズだけではなく、「大阪府警シリーズ」や「堀内・伊達シリーズ」、その他多くのシリーズ外作品があります。

主要な登場人物の性格や行動パターンがわかっていると、読むのがめちゃ楽です。そういう意味では気に入ったシリーズ物というのは精神的な安息が得られて貴重です。

このシリーズの主人公は、今は亡き父親がヤクザの大物だったことで、堅気の建設コンサルタントをひとりでやっていても、周囲にはいつもヤクザの影がつきまといます。

その中でもひとりのヤクザと腐れ縁で、「国境」ではそのヤクザとともに北朝鮮へ不法入国し、川を泳いで逃げるときに銃撃をうけるなど散々な目に遭います。それでその相棒とも言えるヤクザが「疫病神」というわけです。

今回も喧嘩や暴力はからっきし苦手で堅気の主人公と、これぞ任侠、ベタベタなヤクザと二人の絡みで物語は進んでいきます。

今回は、人気俳優を担いだ映画制作にヤクザの親分が大金を投資したところ、それをプロデューサーが持ち逃げをして女とともにマカオへ飛んだことがわかります。それを追いかけ二人が大阪とマカオを駆け回ります。

マカオと言えばカジノで、二人がカジノをするシーンも少しありますが、割とあっさりしていて、これは著者の性格というか好み(あまりカジノは好きでない)によるのでしょう。

映画制作の舞台裏やヤクザ組織同士の対立など、普通ではあまり知られていないうんちく的な話が出てきて、前作同様、二人の上方漫才のような掛け合いが面白く読めました。でも3作目ともなると同じようなパターンで飽きてきたかな。

今回、相棒のヤクザがあちこちで同業のヤクザと揉め、庇いきれなくなって組を破門されることになります。それがこの作品のタイトルとなっています。

その後もシリーズは続いていますので、二人の立ち位置に微妙な変化が現れているのか少し気になるところです。

★★☆

著者別読書感想(黒川博行)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

王とサーカス(創元推理文庫) 米澤穂信

2015年に単行本、2018年に文庫化された長編小説です。「このミステリーがすごい!」などで1位を獲得しています。

日本人が知っていそうでほとんど知られていない国のひとつにネパールがあります。この小説の舞台はネパールで、新聞記者を辞めた後、フリーライターとして旅行ガイドを書くために主人公の女性がネパールを訪れます。

そしてネパールで拠点とする安ホテルに到着してからまもなく、ネパールで国王が殺されるという事件が発生します。

この事件は事実を元にしているのか?と思って調べたところ、2001年に起きた「ネパール王族殺害事件」をモチーフとして使っているようです。

その事件は謎が多く、外出禁止令などが出され、国民の不満から暴動を生み始め、元記者だった主人公はフリーライターとしての最初の記事としてこの事件を追いかけることにします。

同じ安宿に宿泊しているのが日本人の僧侶、アメリカ人学生、インドの商人などくせ者揃いで、観光客に土産物を売って生活を支えている子供をガイド役にして取材をしていきます。

最初タイトルをみてどういう内容かはまったく想像がつきませんでした。

主人公がホテルの主のコネで国王が殺された王宮内で警備をしていたという兵士に、事件について単独インタビューをしたとき、その兵士からはなにも聞き出すことはできず、「お前はサーカスの座長だ。お前の書くものはサーカスの演し物だ。我々の王の死は、とっておきのメインイベントというわけだ」というマスメディアが「人の不幸は蜜の味」として面白おかしく報道することが多いことを皮肉を込めて言ったことからきています。

その兵士がインタビューの後に何者かによって惨殺され、直前に会っていたことが警察に知られ、主人公は警察に連行されます。

やがて疑いは晴れ、次に狙われるかもしれないと刑事がガードすることになり、その刑事と共になぜ兵士が殺されたのかを突き止めていきます。

ネパールのことを少しだけでも知れたことと、事件の意外性もあって、面白く読めました。

★★☆

著者別読書感想(米澤穂信)

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アイルランドの薔薇(光文社文庫) 石持浅海

著者の作品はこれが4作品目です。いずれも単純ですけど面白いです。

この作品は2002年に単行本、2004年に文庫化され、著者の本格的なメジャーデビュー作品(小説)です。

この作品の舞台はアイルランドで、アイルランドの研究所に提携する日本の製薬会社から派遣されている日本人研究員が殺人事件に遭遇します。

この本を読む前に読んだ「王とサーカス」が、ネパールを舞台にした小説で、日本人女性が謎解きをしましたが、今度はヨーロッパへ飛びアイルランドで同じく日本人(男性)が謎解きです。

アイルランドというと、一般的な日本人には遠くて遠い国で、英国とのテロ事件が時々クローズアップされたり、アメリカにも多く移住していて、仲間の絆が深いアイルランド系住民について語られることがあることぐらいでしょうか。

そう言えば以前見たハリソンフォードとブラッド・ピットのW主演の映画「デビル」(1997年)もアイルランドのテロリストと、アメリカに住むアイルランド系警察官の友情と対立が主題でした。

この小説を読むと、アイルランドの歴史や、テロが頻発する(した)理由、世界中にアイルランド系民族が散らばった理由など、知らなかったことがよくわかります。

そうしたアイルランドが舞台とは言え、あまりそのこと自体は重要ではなく、ストーリーとしては閉じられた空間(この作品では小規模なホテル)で起きた殺人事件の謎解きをするという内容です。

北アイルランドは英国主導のプロテスタントの国家で、カトリックが中心の南アイルランドとは長い歴史の中で双方がいがみ合い殺し合うという歴史があります。

そんな中、北アイルランドの兵士メンバー3人が偽名で宿泊する南アイルランド郊外にあるホテルに、アメリカの女子大生二人、オーストラリアのビジネスマン、日本人とアイルランド人の化学研究員が同宿しますが、翌朝に兵士メンバーのひとりが殺されます。

さらに、それとは別に、その殺された兵士を旅行中に自然死と見えるように殺して欲しいと頼まれた殺し屋の存在もあります。この殺し屋が誰なのか最後まで明らかにされませんが、ミステリー好きならすぐに誰なのかわかると思います。私はすぐにわかりました。

なかなか凝った内容で、犯人捜しの推理はことごとく外れてしまいましたが、限られた候補の中で、誰がどういう動きをしてどう発言したかなど、緻密に散りばめられていて推理を楽しめました。

★★☆

著者別読書感想(石持浅海)

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犬とハモニカ(新潮文庫) 江國香織

2012年に単行本が発刊された短篇集で、川端康成文学賞受賞作品です。2015年に文庫化されています。

短篇はそれぞれ独立した作品で、「犬とハモニカ」「寝室」「おそ夏のゆうぐれ」「ピクニック」「夕顔」「アレンテージョ」の6篇です。

離婚間近な夫婦や、不倫が終わりを告げた男性、恋人がいるものの孤独感にしたる女性、仲良く見える夫婦ながらも微妙な関係になりつつある夫婦、源氏物語の光源氏を主人公とした色恋話を現代語訳で、ポルトガル人ゲイカップルの夏休みと、なんの脈絡もなく6つの短いストーリーを楽しめます。

ただ、起承転結などないので、想像をたくましくして読まないといけないのと、読後の感想は人それぞれに分かれそうな感じです。

個人的には結末がはっきりしないものは、モヤッとした気持ちが残ってしまい苦手です。それが江國ワールドだと言ってしまえばそうなのでしょうけど、どうにも読後にスッキリとしません。

★☆☆

著者別読書感想(江國香織)

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