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赤ひげ診療譚 (新潮文庫)
小説の初出は1958年に雑誌にて連載され、1959年に単行本が発刊されました。今からなんと60年前のことです。
この時代小説は、連作の短編集で、「狂女の話」「駆込み訴え」「むじな長屋」「三度目の正直」「徒労に賭ける」「鶯ばか」「おくめ殺し」「氷の下の芽」の8編が収録されています。
「赤ひげ」はこの小説を原作として1965年に公開された黒澤明監督、三船敏郎主演の映画として有名です。
その映画のイメージを利用して、サントリー胡麻麦茶のCMで使われています。
「赤ひげ」は、映画の他にもテレビドラマとして7回も制作されていたとか(wikipedia)で、団塊世代以上にとっては知らない人はいない懐かしさ満点でしょう。胡麻麦茶も、世代人口が多く、健康志向が強そうなその世代に向けて一番PRしたいのでしょうね。
さて小説の中身ですが、実在していた江戸時代中期の町医者で漢方医の小川笙船をモデルとした「赤ひげ」こと新出去定が、自ら奉行所に提案して作った貧しい人でも無料で医者にかかるようにした小石川養生所での出来事が、もうひとりの主人公で、長崎で西洋医学を学んだきた保本登とともに描かれています。
保本登は長崎留学のあとはエリートコースの幕府の御目見医になるつもりで意気揚々と江戸に帰ってきたものの、許嫁には裏切られ、しがない貧乏町民が集まる養生所で働くよう指示され、やる気をなくします。
しかし養生所の赤ひげや仲間と一緒に過ごすうちに、医学に対する自分の考えが違っていたことや、生き方に変化が現れてきます。
その辺りの心境の変化などが連作短編の中で順々にうまく表現されていて、途中から読むとうまく理解出来ないかもしれません。
やっぱこうした長く読み継がれている小説というのはたいへん良いものです。
★★★
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非属の才能 (光文社新書)
著者は1966年生まれの漫画家さんですが、一般書籍も数多く出版されています。この著作は2007年に発刊された新書で、2011年の本屋大賞、特別企画「中2男子に読ませたい!中2賞」というのを北尾トロ著「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるかデラックス」とともに受賞されています。なんじゃそれ?って気もしますが。
日本人に対してよく言われる、同一性、同調圧力、協調性などは今の時代には役に立たず、孤立化を恐れず人と違うことをやろうという逆張り指南本です。
確かに、他人に同調さえしていればそこそこ楽に生きられます。でもそこから先へは行けないでしょ?というのが主論なわけですが、同時に、発達障害や不登校などでも悩むことはなく、人と違った才能なんだという励ましになっています。
引きこもり、大いに結構ではないかという流れですが、親の年金だけが頼りで、親が亡くなっても届け出ず、不正に年金を受給していたり、なにも守るべきものがない無敵の人となって、子供や弱者を狙って刃物を振り回す一部の中高年引きこもりのことを考えると果たしてそう無責任なことを言っていて良いのかどうか、、、
こうした新書では「常識とは違うぞ!」というのを全面に出さないと売れないし、話題性にもならないので、そういうものばかりという気もしますが、割と感化されやすい中高年者の私や無垢な少年だと「なるほど!」とその時は首肯するかもです。
たびたび書かれていますが、一流アスリートや世界的な有名人はそうした同調しない非属の才能が突出しているというのも理解出来ます。
が、若い人向けに書かれた?という内容の浅さで、想定読者外?の中高年者が読むにはちょっと物足りない感じです。
★★☆
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笑うハーレキン (中公文庫)
著者の作品の中では過去に「骸の爪」(2006年)、「片眼の猿」(2007年)、「ソロモンの犬」(2007年)、「光媒の花」(2010年)、「月と蟹」(2010年・直木賞受賞)、「獏の檻」(2014年)の6作品を読んでいますが、この作品は、2013年単行本、2016年文庫化された長編小説です。
読むまでは「ハーレキン」の意味すら知りませんでしたが、いわゆる道化師のことです。ピエロと道化師は同じと思っていましたが、本著にも出てくるとおり、ピエロには顔の化粧に涙を描くのが通例で、道化師(ハーレキン)の顔に涙を描けばピエロになるということです。
ちなみにマクドナルドの広告等で出てくる道化師には涙マークはないのでハーレキンです。
ストーリーにピエロや道化師は直接出てきませんが、腕の良い家具職人でありながら、幼い子供を失い、事業に失敗したことからホームレスとなり、精神的に不安定で、自虐的な生活を送る主人公のことを遠回しに表現しているようです。
大人は、ピエロや道化師を見ると、その化粧で笑っていると判断しますが、子供はその表層的な笑顔の中に、実際の顔は笑っていないことに気づき、見ると泣き出す子もいるのではという仮説が出てきます。
私自身も子供の頃は、ピエロや道化師(区別は付きませんでしたが)を見ると、なにかとっても嫌な気分にさせられましたが、それがなにかは判然としません。
おそらく化粧の下の顔が怒っているようで怖かったような気がします。実際は怒っているのではなく、一生懸命に演技をするあまり、無表情で真剣な顔つきになっていたのではないかなと思います。
少しミステリー仕立ての小説の内容には触れませんが、主人公の家具職人のことを考えると、ずっと普通のサラリーマンをやってきて、なにも手に職がないまま老齢期に入る自分の人生と比べると、どうしてこういう道を選ばなかったかな~と今さらながら残念に思います。
小・中学生の頃から、図工や工作、機械いじりが好きで、細かな手作業が得意で、もしそうした職人の道へ入っていたなら、今とは違う、自分にとっては有意義なもっと別の世界を見られたのにと残念に思います。
★★☆
◇著者別読書感想(道尾秀介)
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土の中の子供 (新潮文庫)
2005年に単行本が、2008年に文庫化された中短編小説で、2005年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞されています。同書にはもうひとつ短編「蜘蛛の声」が収録されています。
著者の作品の中では今年3月に「教団X」(2014年)を読んでいます。
2019年3月後半の読書と感想、書評「教団X」
この小説の主人公は、親からの激しいDVを受け、トラウマが消えていない男性です。
子供の頃には、土の中に埋められて殺されかけた後に、施設で育てられ、現在はタクシー運転手をしながら生計を立てています。
自ら公園にたむろしている暴走族に対し喧嘩を売り、こっぴどく痛めつけられたりと、自傷や被暴力に対してコンプレックスを抱えているという暗く重苦しい精神が全体に流れています。
この小説が出た2005年にはこうした家庭内DVや、それららがトラウマになったまま生きていく人達のことはすでに社会問題化していましたが、2019年の今になっても、子供が親から殺され、虐待される事件はなくなりません。
最後の最後で、ひどい目に遭わせた父親との訣別を決意し、トラウマから脱する可能性をわずかに示した主人公に、明るい未来を感じることができる良い小説でした。
★★☆
◇著者別読書感想(中村文則)
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あこがれ (新潮文庫)
2008年に「乳と卵」で芥川賞を受賞した著者の作品は過去に「ヘヴン」(2009年)と「すべて真夜中の恋人たち」(2011年)の2作品を読んでいて、今回が三作目です。
この作品は「ミス・アイスサンドイッチ」と「苺ジャムから苺をひけば」の2つの連作短編小説が収録されています。
主人公が小学生という私のもっとも苦手とする小説で、最近の小学生って、こんなに気が利いて、頭が良くって、物知りで、想像力豊かで、語彙が豊富だったっけ?と思うぐらいに、小賢しい限りです。
もっとも、大人、しかも才能のある作家さんが、想像の中から創り出す小学生ですから、何でもありって言えばその通りで、楽しければそれで良いという軽い読者には十分なのかも知れません。
テレビを見ていても、そこに登場してくる子供(子役?)達は、大人顔負けの知性と将来への固い決意、そして無垢な純粋な心を合わせもち、だらしない大人を煙に巻くというのがだいたいの流れとなっていますので、小説においても、ま、そういうことになりますか。
いや、自分の小学生の頃と比べると、そのあまりの落差で、フィクションとは言えなにか恥ずかしくなってくるだけに、小中学生が理路整然と難しいうんちくを語り、高度な知性を発揮する小説というのはとても苦手です。
この小説には出てきませんが、同様に、最近の映画には欠かせない、政府機関などどこにでもハッキングができて、主役にいたく協力的な天才ハッカーの存在も、もういい加減に飽き飽きしています。
ま、そういうことで、ストーリーは、洗練された大人の頭脳?を持った普通の小学生の日常を淡々と描いたもので、なにかとりたてて、魅力的なものではありません。
★☆☆
◇著者別読書感想(川上未映子)
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