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今年は5年に一度の国勢調査がおこなわれる年ですので、そこで様々な統計結果の分析と傾向から近未来の将来までが、つまびらかにされていくことになります。

その中で、ひとつ注目しているのが、生涯未婚率です。

生涯未婚率というのは、男女別で50歳時点で一度も結婚したことがない人の率を表しますが、これが高まると、当然ながら出生数に影響し、10数年先には生産年齢人口や年金の賦課方式の限界にも影響してくることになります。

近年では、結婚という形式にこだわらないというカップルや、LGBTの同性婚など、様々な家族の形が増えてきているので、一概に過去のデータとの比較は正確ではない面がありますが、統計はそうした形式ばったものしかないので、仕方がありません。

過去の総務省の国勢調査と、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(2020年以降予測)」からすると、生涯未婚率は留まることなく、今後も高まっていくと予想されています。


男性23.4%、女性14.1%…生涯未婚率の現状と今後(Yahoo!ニュース)
直近確定値は男性23.4%、女性は14.1%。男性は1985年から上昇勾配がキツくなり、1995年以降はほぼ一直線での増加。女性は1975年からはほぼ横ばいの動きを示していたが、1995年からは上昇に転じ、次第に伸び方が急上昇を示している。

この「生涯未婚率」の名称が今年から変わるそうです。

「生涯未婚率」やめます、政府(共同通信社)
50歳まで一度も結婚をしたことのない人の割合を示す「生涯未婚率」について、政府が表現を変更し、「50歳時未婚率」に統一することが23日、分かった。「50歳以降は結婚できないのか」といった意見を受け、「生涯」という言葉は正確性を欠くと判断。

ま、確かに50歳を過ぎてから結婚する人も増えてきているでしょうから、実態に合わせたということなのでしょう。

しかし、婚姻という形態に縛られず、実態として同居し、家族となっている人達や、同性カップルが養子をもらって子育てしているというケースまでは、今のところ統計上は補足できないでしょう。それらも無視できない数になってくれば、やがては変わってくるのかもしれません。

20代~50代の未婚男性と未婚女性では、人口数で300万人以上の差があります(2015年国勢調査)。つまり男余りな状態です。さらに60代以上ともなるとそれに増して寿命の長い女性が圧倒的に多いです。

「未婚男性」は未婚女性より340万人超多い現実(東洋経済オンライン)
日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても300万人の未婚男性には相手がいないということです。もっとも、未婚女性全員が結婚するわけではありませんから、実際にはもっと多くの男性が余るという計算になります。

生物学的に、生まれたての時には女性より男性の方が身体が弱く、乳幼児死亡率が高いので、男性の方がやや多く生まれてきますが、戦後になってから医学の進歩により、出産後から幼年期で亡くなる赤ちゃんの数が劇的に減ったため、そういうアンバランスになってきたと言われています。

結婚する相手が見つからないという場合、よく考えられるのは外国人花嫁を連れてくるというものです。今でも地方の農家などでは、多く見られます。バブル経済が華やかな頃、1980年代後半あたりから一時期はブームとなりました。

親戚づきあいなど田舎のしきたりや風習が残り、両親と同居し、しかも労働(家事、育児、農業、介護)がたいへんな農家へ嫁ぎたいという女性がバブル時期以降、急速に減ってきたことが大きな要因でしょう。

しかしこうした外国人花嫁も、すでに世界中で男余りが顕著化し、特に中国の男余りは日本とは桁違いの数となっていて、それだけ花嫁の争奪戦が激しくなってきています。

そうしたことを若いとき、できれば小学生から中学生の頃にちゃんと教育で教えていれば、男性はもっと若いうちから積極的に結婚相手を探すでしょうし、それがひいては晩婚化にも歯止めがかかりそうな気がします。

あとは、若くして結婚した場合、共働きは当たり前として、もし子供ができたときのサポート体制や、休業補償など金銭的負担をいかに減らすことができるかというのが、今後の生涯未婚率の上昇を抑え、少子化に歯止めをかけられるかでしょう。

今のまま、なにもしないと、今後経済成長がますます進み、裕福になっていくアジア諸国へ、逆に高齢化と人口減少で経済力が低下していく日本の女性が、よりよい結婚生活と子育て環境を求め、海外へ嫁いでいくと言うことも考えられそうです。

そうしたことを防ぎ、日本で結婚し、豊かな生活ができるのかという分岐点に近づいてきているような気がします。

【関連リンク】
1255 独身を通すという生き方
1125 離婚についてのあれこれ
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724 離婚の多さと結婚という形式
457 未婚+親との同居が増えてきている


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