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子供の頃、意味について不思議に思っていた言葉がいくつかありました。今では笑い話にもなっています。

その中には、その後、納得して理解したものもあれば、未だにあやふやに思っている言葉もあります。

具体的に書けば、

●1月の元日は、まだ冬のまっただ中なのに「新春おめでとう」と、なぜ「春」と言うのか?

暦上では春になるのは立春で、それは2月4日頃だし、一般的に四季を四分割した場合は、12~3月を冬という認識です。なのに元日を「春」と称するのは納得がいきませんでした。古くからの習慣とは言え、どうも間違っているような気がしますが、どうなのでしょうかね?

●暦の上で大の月と小の月を「西向くさむらい」という覚え方をしますが、「にしむく」は「2・4・6・9」とそのままなのに、「さむらい」とはどうして?

これは小学生の頃の疑問で、その後何年も知らないままでしたが、大人になってから、ようやくその理由がわかりました。わかったときには、本当に目からうろこがはがれたような気持ちでした。

●「洗濯機」を「センタッキ」、「体育」を「タイク」と口語調でずっと覚えていて、社会人になってワープロを使い出した頃、それが漢字変換されなくて「なぜ?」「どうして?」状態になった

辞書で調べて正式な読み方がわかりましたが、一度身についた言葉は、意識をしないとなかなか治らないものです。優れた漢字変換ソフトATOKの新しいヴァージョンなどでは、そうした間違いやすい言葉を正しく漢字変換してくれるようになり便利になってきました。しかし、口語で「体育の授業」を「タイ・イク・ノ・ジュ・ギョウ」と正しく発音している人などいませんって。

●中学生の頃、ちょっとした病気で初めて病院へ入院したときのこと。朝に検温があり、看護師さんから「お通じは?}と聞かれましたが、その「お通じ」の意味をまったく知らなかったので、3度聞き直したけれどさっぱり理解できませんでした

結局「大便は出ましたか?」と聞かれて、質問の意味がわかりました。中学生の頃って身体は大人に近いのに、知っている語彙や言葉の意味はまだまだ子供って感じです。しかし「お通じ」というのは病院だけの言葉で、それ以外の場所で耳にすることはないような気がします。

語彙を増やすには、一に読書、二に読書でしょう。テレビをぼんやり見て「語彙力の勉強になる」というのは幻想で、あれは集中していない時に見ているので、記憶の大事なところには保存されずすぐに忘れて使い物にはなりません。

読書に勝る幅広い教養の付け方はありません。でも読んだから必ず教養人、知識人とはならないから困ったものです。そこにはなにかもうひとつふたつ別の要素が加わってきます。

私が本を熱心に読むようになったのは中学生時代ぐらいからで、それまでは最近の小賢しい小学生に遙かに劣るようなチープな語彙力しかなったと思います。

中学生の頃、国語の勉強や試験で、世界や日本の名作本のタイトルと著者を結びつける問題がよくあり、その名前を単に暗記するだけではなく、どうせなら教科書や問題集に出てくる有名な本を片っ端から読んでやろうと決意し、その後、高校生、大学生になったあとも続け、おかげで一般常識試験に出てくるような書籍はたいてい読みました。

面白かったのは、「罪と罰」、「カラマーゾフの兄弟」、「復活」、「戦争と平和」、「若きウェルテルの悩み」、「失楽園」、「ユートピア」、「車輪の下」、「レ・ミゼラブル」、「老人と海」、「月と六ペンス」、「カンタベリー物語」、「三四郎」、「羅生門」、「舞姫」、「潮騒」、「細雪」、「雪国」、「墨東綺譚」、「にごりえ たけくらべ」などなど。

実際にある大学の入学試験には、その少し前に読んだばかりの三島由紀夫著「潮騒」の一部が出題され、まだ記憶に新しかったので、いちいち長い本文を読まなくても、すぐに回答でき楽勝だったことを思い出します。

そうした名作を読んでいると、語彙力も豊富になってきますし、なにより、ちょっと知的な会話もでき、それをなにに使うの?ということはありますが、知っていて損はないものです。

今ではなによりも大事とされる「コミュニケーション力」には、雑学や雑談力が役に立ち有効と思えますし、本を読むことでしか知り得ない歴史の雑学なんかも、これから世界を相手に仕事をする人にはとても役立ちます。

この1月から長く続くコロナ禍で、学校休校や自宅待機を余儀なくされた人達が、ゲームとかテレビアニメ、バラエティばかりではなく、古い名作映画や小説に目覚めていたとしたら、こういう時があっても悪いことばかりでないなと思えます。

あと、ひとつだけ。

在宅ワークが流行り、テレビ会議とかでバックにわざわざ映るように難しそうな本を並べた書棚を置いている人をよく見かけます。笑止千万で、学者先生でもないのに、わざとらしく愚かなことだと思います。


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