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ロバート・B・パーカー(Robert Brown Parker)は1932年アメリカ生まれの小説家で、2010年1月に77歳で亡くなるまで、数多くの小説を残しました。

中でもデビュー作で、スペンサーシリーズ1作目となる「ゴッドウルフの行方 (The Godwulf Manuscript)」(1973年)※以来、40年で39作品(1作品は邦訳版なし)にのぼる私立探偵スペンサーシリーズは著者の代表作であり、多くのファンを獲得しています。
※邦訳版の早川書房からは3作目の「失投」が1作目よりも先に発刊されているようです

私がパーカーの小説にはまるきっかけになったのは、それまで愛読していたレイモンド・チャンドラー(1888年~1959年)の小説をすべて読み終わり、さて次はと思っていたら、チャンドラーが執筆途中で亡くなり未完だった「プードル・スプリングス物語」(1990年邦訳版発刊)を、パーカーがあとを引き継いで完成させたものを読んでからです。

また同じくチャンドラーの「大いなる眠り」の続編としてパーカーが書いた、私立探偵フィリップ・マーローを主人公とした「夢を見るかもしれない」(1992年)にもすぐ食いつきました。

したがって70年代、80年代からの純粋なパーカーファンからすると、90年代になってようやくチャンドラーから流れてきた”にわかファン”と言われても仕方がないわけですが、パーカー自身もチャンドラーには大きく影響を受けていたのは間違いなく、チャンドラーのファンがその後パーカーファンとなるのはごく自然な流れと言えるでしょう。

余談ですがパーカー同様にチャンドラーを信奉するマイクル・コナリーの「ヒエロムニス(ハリー)・ボッシュシリーズ」や、日本の小説家原りょう氏の「私立探偵沢崎シリーズ」も欠かさず読んでいます。

もうひとつ余談ですが、個人的な感想として、パーカーの師とも言えるレイモンド・チャンドラーですが、ほぼ同年代にイギリスで活躍した作家で「007シリーズ」が代表作のイアン・フレミングとも似ているところがあるように思えます。

イアン・フレミングのほうが10数年後のデビューですから、チャンドラーの影響を受けたと言えるかも知れません。

なんとなくですが、フィリップ・マーローとジェームズ・ボンド(映画ではなく小説のです)、そしてスペンサーが似ているんですよねぇ。

そのパーカーの遺作となった「春嵐」(2011年)は、一昨年2012年に日本でも発刊され、これでパーカーが書いたスペンサーシリーズが幕を下ろしました(未翻訳1作除く)。

40年間の長きに渡り、偉大なるマンネリにも負けず書き続けてきたことは賞賛すべきことで、これからもチャンドラーやダシール・ハメットとはまたちょっと違った形でハードボイルド小説の大御所として歴史に名を残していくことになるのでしょう。

パーカーより6歳若いローレンス・ブロックが書く、同じく私立探偵の「マット・スカダーシリーズ」はパーカーのスペンサーから遅れること3年の1976年に初登場してから、著者や読者と同様に年々歳を重ね、最近の作品では、仕事を引退して昔のことを思い出す好好爺的雰囲気を漂わせていますが、スペンサーシリーズは年齢にはほとんど触れず、いつまでも若々しい姿のままで終わりました。

せっかくこのシリーズ全作を読み終えたので、なにか備忘録的にまとめて残しておこうと考えて、別ページでユニークな文庫のカバー表紙(1~23作目は辰巳四郎氏のデザイン)と、カバー裏の紹介文をまとめておきました。

邦訳版のタイトルには邦訳版の、英語の原題には原書のペーパーバック版またはKindle版へのリンクを付けておきました。これから読もうと思っている人の参考になれば嬉しいです。

◆スペンサー(Spenser)シリーズ ロバート・B・パーカー著一覧

日本の文庫本のカバーは海外のペーパーバック版とはまったく違った装丁で、特に初期のものはとてもユニークかつ印象的です。

ただし再版されたカバーはまた別の装丁が使われているようで、どの版を買うかでカバーが変わりそうです。

上記のリンク先に表紙の写真をまとめた私の持っている全巻は、文庫の初版または初版に近いカバーだと思います。

パーカーには、このスペンサーシリーズ以外にも、前述のフィリップ・マーローを主人公とした作品や、警察署長 ジェッシイ・ストーンシリーズ、女性私立探偵サニー・ランドルシリーズ、その他単発の作品があり、その中のいくつかは読みましたが、どうしてもスペンサーシリーズに思い入れが強く、それだけの構成となっています。

あとできれば、上記の余談にも書いたとおり、すべて揃っているハズのチャンドラーの作品とフレミングの作品も一緒に並べておいてもいいかもですね。それはまた折を見て。

スペンサーシリーズの古い作品は大型書店やAmazonにも在庫がないものが結構あります。それに残念ながら一部の人気作品以外はもう再版されることもないのでしょう。

こだわりと言えるかも知れませんが、私はできるだけ古書ではない本を買いたかったので、丸善本店や紀伊国屋本店、八重洲ブックセンターなど大手書店の近くへ行く用事がある時は、まだ読んでいないタイトルをメモっておき、見つかれば小躍りしながら買ったものです。

なのでこのシリーズは読んだ時期が発行順ではなく、かなり前後しました。10年ほど前の話しですが、リアル店舗でこのシリーズが一番充実していたのは、当時できたばかりの丸の内オアゾの丸善丸の内本店でした。

今はジュンク堂やリブロの池袋本店、ブックファースト新宿店など比較的新しい大型書店もあるのでどうかわかりません。

書店やAmazonで買った(古書ではない)本は、新しい本なのに、たぶんもう何年もずっと在庫だったか書棚に置かれたままだったらしく、まるで古本のようにカバーの色や紙の色も変色しているものが何冊もありました。

書店の棚ならわかりますが、Amazonから送られてきたものを見ると「え、これが新品?」と不安に思うこともありました。きっと長くどこかの書棚に置かれていて、それが回り回ってAmazonの倉庫へやってきたのでしょうね。

これを機会に出版元の早川書房から新装丁版で38冊をまとめたセット版が出てくるといいなと思いましたが、こうした地味なファンにしか売れない書籍は制作・流通コストがほとんどかからない電子書籍への移行時期でもあり、その可能性はとても低そうです。

かくいう私も新たにもう1セット買うかと聞かれても、部屋の中はすでに本で埋まっていて、飾っておける場所もないのでたぶん買わないでしょう。

◆スペンサー(Spenser)シリーズ ロバート・B・パーカー著一覧


【関連リンク】
1782 イアン・フレミング著「007ジェームズ・ボンドシリーズ」全巻まとめ
327 さらばスペンサー!さらばロバート・B・パーカー

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