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2014年は自動車業界にとって4月の消費税アップの影響もあってあまりいい年ではなかったかと思いきや、自動車メーカー各社は円安効果と輸出の好調から会社としては良好な成績を残しているようで、まずまずの結果だったようです。

現在では自動車メーカー各社の売上のメインは海外(輸出や海外生産)ですので、国内市場がどうであれ海外、特に北米や欧州、アジア、オセアニアでどれだけ売れたか、伸びたかで主要な業績が決まると言って過言ではありません。国内市場の販売台数などたいして業績には影響しないほど些末なことになってきています。

それでも国内の自動車販売事情も気になるところで、「日本自動車販売協会連合会」と「全国軽自動車協会連合会」のデータをまとめてみました。

まずは昨年(2014年)国内新車販売台数は、乗用車、軽自動車、貨物車などすべて入れて5,562,887台、一昨年2013年は5,375,513台でしたので3.5%増加しました。若者の車離れや高齢者の増加が進み、そして消費税の増税後ですからこの増加はちょっと驚きです。

ただしその中身を見てみるといくつか納得がいきます、

まず乗用車(5ナンバーや3ナンバー、輸入車含む)は2,860,472台で一昨年と比べ0.4%減少しています。軽自動車は2,272,789台で一昨年から7.6%増加、貨物車は417,643台で一昨年から10.2%増加しています。

つまり小型・普通乗用車は前々年と比べて消費税の影響もあったのか少し下がりましたが、軽自動車や貨物車が大きく増えたという構図です。

自動車メーカーや販売ディーラーの、価格も付加価値も高い3ナンバー車が減って、価格の安い軽や貨物車が増加するという苦しい台所事情が垣間見えます。

メーカーはまだ海外売上で潤いますけど、販売ディーラーは苦しいでしょうね。軽自動車を3~4台売って、ようやくレクサスやクラウンなど高級車1台分と同じ売上にしかなりませんから、効率が悪いったらありません。

政府はデフレ脱却と言っていますが、どうしてどうして自動車においては、価格の安い軽に需要はシフトし、一般国民の間ではまだまだデフレが続いているという感じです。

で、国産乗用車(小型・普通)のメーカ別販売シェアは下記の通りです。



昨年もトヨタの圧勝です。本来はレクサスもトヨタですから合わせると53%と過半数をトヨタ製が占めています。

ちなみにトヨタ(レクサス除く)の世界販売台数は1023万台、そのうち国内が130万台ですので、国内販売シェアは12~3%に過ぎないわけです。

続いて軽自動車の2014年メーカ別販売シェアです。



ここ数年、スズキとダイハツの2強争いが続いていますが、昨年はスズキが1万台販売台数が上回り、軽No.1の座を奪還しました。3位はジッと上を睨んでいるものの、その道は険しそうなホンダ。

あと軽の場合OEMで他社に出しているものが結構あり、その台数を含めるとちょっとわからなくなります。

例えばトヨタやスバルで販売している軽はダイハツのOEMですし、マツダで販売している軽はスズキ製、日産の軽は三菱とスズキのOEMが混在しています。こちらも実際上は上位数社の寡占化が進んでいるようです。

以前、「マイカーを軽自動車に買い換え」で書きましたが、四輪乗用車(軽含む乗用車)の中で軽が占める割合がこの20年間でジワジワと上昇し続けています。

20年前の1994年には19%だった軽の比率が昨年2014年では40.9%と初めて40%を超えました。税制など変化がなければ、あと数年で半分が軽自動車になってもおかしくはないですね。そういえば河村名古屋市長の公用車もなんと軽でした。

これには軽自動車規格の緩和や技術の進歩で走行性能や安全性能が高まってきたこともありますが、やはり税金や維持費など負担の少なさが最大の理由と考えられます。

別の言い方をすれば、同じ主食の米でも、高い魚沼産コシヒカリ(レクサス)は買わず、安い標準米(軽自動車)がよく売れるみたいな、国民の多くは景気の回復なんかまったく感じていないってことではないでしょうか。味が落ちても(快適性が落ちても)お腹を満たす(移動の手段とする)のは同じという考えです。

それゆえ政治家や財務官僚達は、売れなくなってきた高級車から売れまくりの軽自動車へターゲットを変更し、今年4月に上げられる軽自動車の税金を、今後もっと上げるべく密かに画策しているものと思われます。

例えばですが「軽の馬力規制を緩めてあげるから、その代わりに税金もっと上げよう」とか、「軽の大きさを少し拡大してあげるから税金も上げようね」とか。

次に、私には縁遠い存在ですが輸入車販売を見てみましょう。昨年(2014年)と一昨年(2013年)の国内販売台数TOP30です。



1位はテレビのCMで「一番売れている輸入車!」って宣伝しているフォルクスワーゲン(VW)、2位はメルセデス・ベンツ、3位はBMW、4位アウディと、ドイツ車の1~4位独占の圧勝です。日本人はドイツ車が異常に好きですね。そんなにいいですか、ドイツ車って?

4位以下は、ドイツのBMWグループの傘下に入りましたが、英国のMINIが5位、スウェーデンのボルボが6位、イタリアのフィアットが7位、フランスのプジョーが8位と、5位以下は各国入り乱れです。

自動車大国アメリカのメーカーはというと、ようやく10位にフォードが入っています。

但し輸入車1位のVWでも、国内で販売台数が少ない三菱やスバル、マツダの台数には遠く及びません。世界一輸入車を売るのが難しい国というのは戦後からずっと変わっていないようです。

いわゆるスーパーカーといえばポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニが古くからの御三家ですが、それぞれ9位、22位、27位にランクされていて、その中でもTOP10入りしたポルシェが圧勝です。

一番安いモデルでも(たぶん)2千5百万円以上はするフェラーリが年間で561台、つまり1日平均1.5台売れているとは驚きです。

最低でも3千万円は下らないロールスロイスは154台で28位、新興の英国のスーパーカーメーカーで1台5千万円以上すると思われるマクラーレンは88台で30位です。いやいや、あるところにはあるものなんですね。

もっともフェラーリやマクラーレンなどは製造台数が限られ、国別の割り当て台数が決まっていたりして、お金があればいつでも買えるっていうワケではなさそうです。


【関連リンク】
864 衝突安全性テストについて
863 マイカーを軽自動車に買い換え
757 蓄電池技術は他の産業の進化に追いついていない
751 自動車事故と車種や装備の関係
661 乗用車の平均車齢と平均使用年数
557 運転免許証の取得推移と乗用車保有台数推移を並べてみる



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