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時々発症する呆け老人の戯れ言、ぼやきととっていただいてもいいのですが、スマホの画面デザインについて書いておきます。

日本の工業デザインは、モノ作り大国を象徴するかのように1980年代から2000年頃までは頂点を極めてきましたが、最近はどうも日本の優れたデザインの製品を見ることが少なくなってきました。

1970年代から80年代にかけて、ウォークマン、ラジカセなどを代表に家電製品から、80年代から90年代には自動車や鉄道のスタイリングでも日本は世界をリードしてきたと言っても差し支えありませんでした。

80年代以降は建築設計分野でも多くの実績を残してきましたが、2000年代以降はどうもパッとしません。

その理由は明らかで、若い頃に必死に欧米からデザインを吸収し、日本独自に進化させてきた団塊世代の引退により、その後継が育っていないというか、細かな分業体制が常識となり、工業デザインをちゃんと見て評価できる人がいなくなったことによる影響でしょう。

今や工業製品のデザインでは欧米はもとより、アジア諸国のほうがずっと勝っているというのが実感です。

建築物を見ても、先進国はもとより、新興国の中国や台湾、マレーシア、シンガポール、中東などにできた高層ビルのほうが日本の相変わらず無骨一辺倒の建築物よりずっと美しく芸術性があるように思えます(設計者は海外の人ってのは多いですが)。

日本の企業はそうした新興国のビルのエレベーターや、高品質な外壁タイルを提供することはあっても、芸術的な建物全体を日本人が設計、デザインしたものはそう多くはありませんし、特に若い新進気鋭のデザイナーがその分野で活躍しているという話しは聞いたことがありません。

人口減と製造業の海外移転で、国内でのモノづくりが低調になってきたことが、それにまつわるデザイン分野でも有能な人が出てこないのが原因でもあるでしょう。今後も日本で製造業や建設業が有望な職場ではなくなってきつつあり、それに付随する工業デザイナーの採用や育成もシュリンクしていきそうです。

そして、これからますます必要となるWEB系デザイナーやスマホアプリデザイナーなども有能なデザイナーが集まっているのか?というと、それもどうも怪しそうです。

なにも高いうえにプライドばかり高い日本人デザイナーを使わなくとも、海外のデザイナーに外注すれば安く上がりますし、そこにお金をかけようとする動機が薄そうです。

したがって日本人でその道を目指しても高収入が約束されるわけではなく、逆に外国の外注先と比べられてますます待遇は悪くなるのと比例してその質も落ちてきているのかと思われます。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

いま使っているスマホの万歩計アプリは2種類あり、その2種類ともそのデザインに致命的な欠陥があり、どうしてこのような不親切なデザインにするかなぁと思わずにいられません。



こちらは、スマホを左手で持って歩く(利き腕が右なので通常左手に持つ)と、ちょうど親指が触れる場所にカウント停止ボタンがついています。そのせいで持ち歩いているときに何度も知らないうちに機能が停止していました。

この万歩計アプリでは歩数だけでなく、地図が見られるようになっているので、ウォーキング中は歩行中にポケットに入れて使うと言うより、手に持って使うことが多いと考えられます。

そして手に持っていると、知らず知らずに機能(カウント)が停止されることになります。ホントになにを考えているのか(たぶんなにも考えていない)アホなデザインとしか言い様がありません。

二つ目の歩数計アプリも困ったデザインがあります。



こちらのアプリでは、仮想コースを選択すれば、それまでに歩いた歩数を積み上げて、東海道や日本列島横断などを設定ができる機能がついています。

その仮想コースの画面に時々切り替え、「今どのあたりまで歩いたかな」と確認した後、元の歩数カウント画面に戻るのが普通の使い方です。

そして仮想コースの進捗をみたあと、画面を切り替えて元に戻ろうとする時、真ん中の一番目立つ場所にある赤いボタンを押しそうになります。

その大きくて目立つ赤いボタンを押すと、それまでの苦労がすべて水の泡と消える、仮想コース中断ボタンというアホな仕様となっているわけです。このデザイン作ったヤツ、絶対に職を変えた方がいいぞ。

スマホアプリのデザイナーがこのようなアホばかりとは思いませんが、たまたまよく使う二つのスマホアプリが揃ってこんなお馬鹿なUIデザインということを考えると、スマホアプリデザイン業界は相当お馬鹿が集まってきているのだろうことが容易に想像できます。

日本の製造業が華かだった頃、トヨタが始めた「KAIZEN」運動は、世界中で真似をされてきましたが、日本国内ではすでに死語となりつつあり、ユーザーや使い勝手のことはなにも考えずにデザインし、その後、実際に使っているユーザーの意見などを聞くなど面倒なことは絶対にせず、改善もされないまま放置され、やがて消えていくという、そういう時代にいまはなっているようです。

そう言えば、歯ブラシ置き場のフタが堅くて開けられない洗面台(鏡台)、濡れた手では滑る上に堅くて絶対に開けられないシャンプーの詰め替え用パック、開封の切り目がついてない食品やお菓子のパックなど、日常生活で出会う困ったちゃんはいくらでもありますね。


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