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1086
帰ってきたヒトラー (河出文庫)(上)(下) ティムール・ヴェルメシュ

2012年に発表された風刺小説で、日本語版は2014年に単行本、2016年に文庫版が発刊されています。またこれを原作とした映画が2015年に制作され、日本では今年2016年に上映されていました。見ていませんけど。

話しは2011年に公園近くで目覚めたヒトラーが、時代の変化に驚きつつも、理想とする国家作りに着手するため過去の経験を生かしながら現代のドイツでドタバタと活躍していく真面目なコメディです。

もちろん現代ならではの皮肉も豊富で、2015年には100万人以上の難民を受け入れたドイツですから、この当時から街の至るところでヒトラーの嫌いな外国人を見かけるようになってきた状況を憂います。

またプロパガンダが大成功を収めたベルリンオリンピックをそのまま踏襲した北京オリンピックという話し、ユダヤ人迫害の後、ドイツにはユダヤ人が少数になったことは自分の成果だと誇ります。

話しはずっとヒトラーの一人称で語られ、しかも心の中での発言が主となっています。もっと他の方法がなかったのか、この作家さんの限界なのか、ちょっと残念な感じ。

日本でも「君の名は。」などタイムスリップものは相変わらずウケがいいようで、何年か前のテレビドラマ(原作はコミック)「JIN-仁」や、古いけど米原子力空母が太平洋戦争時代にタイムスリップする映画「ファイナル・カウントダウン」、やはり同設定で海自のイージス艦が太平洋戦争に蘇るコミックの「ジパング」など、そうしたものの数は星の数ほどありそうです。

それらの中でもやはり古典とも言えるのはH・G・ウエルズの「タイムマシン」ですが、安易に時代や歴史的な登場人物を設定しやすいことから現代においては過剰なほどよく使われます。

アメリカの新大統領や英国のEC離脱など、オーストリアでも僅差で敗れましたが極右政党が伸ばしていたりと、世の中は外国人排除や民族、宗教、文化の排他的風潮が強まってきています。

そうした絶妙といえるタイミングに、風刺でコミカルな内容とはいえ、ドイツ帝国最高!アーリア人種は別格!ドイツへの移民政策反対!軍備拡張!というヒトラー礼賛の1930~40年当時の風潮と世界中が似てきていることに少し怖さを感じるような小説でした。

★★☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ストーリー・セラー (幻冬舎文庫) 有川浩

阪急電車」や「植物図鑑」などがヒットして、すっかり売れっ子作家になった著者の2010年単行本、2015年文庫化されたミステリアスなラブストーリーという表現がいいのかどうかわかりませんが、ひとつの夫婦をモチーフにして、その双方からみた二つの裏表の中編をライトに描いた作品です。

最近の小説家というのは単に創造で文章を書けばいいと言うのではなく、いろいろとテクニックや工夫が必要そうで、たいへんなお仕事です。

SideAでは、主人公は小説好きな会社員の男性視点で、趣味で小説を書いている女性と知り合い、その後結婚、その妻の書いた小説がやがて売れ出していくが、同時に周囲からのねたみや中傷も増え、神経がまいってしまいやがて不治の病を発病、死期が迫っていくという物語。

SideBは、逆に作家になった妻の視点から書いた作品で、書きためていた小説の最初の読者であり最大の理解者であった夫が交通事故で入院。事故の怪我はたいしたことがなかったものの、同時に悪性腫瘍が発見されて死期が迫るという物語。

なかなかこうしたお互いを尊敬し合い、ツーカーの仲の夫婦というのは理想的でしょうが、あり得なそうで、なにか嫌みな感じが漂います。あまりにも作りすぎって感じで。

実際にはほとんどであろうドロドロした下心やあきらめ満載の夫婦関係の中で、どうやって折り合いをつけていくかという物語のほうがリアルで読んでいてもスッと入ってくるのだけど、若い未婚の人向けにはこうした夢をもたせる話しのほうがウケるのかも知れません。

★★☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想 (PHP新書) 城 繁幸

若者はなぜ3年で辞めるのか?」(2006年)、「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」(2008年)などを書いた著者の2010年の新書です。発刊は6年前ですが、経済状況、雇用状況も当時から変化はなく、内容に古臭さは感じられません。

大筋を書くと、今の社会、特に会社の雇用の仕組みは戦後まもなく高度成長時代に向くよう作られたもので、今の低成長時代の若者や働きたい女性にとっては不利益な仕組みとなっているので、改善しなければならないというのが著者の主張です。

特に既得権益と言える正社員の特権をなくして、今で言うところの非正規雇用、パートや契約社員、派遣社員といった会社と正社員に都合がいい調整弁的な役割を排し、同一労働同一賃金を初めとし、雇用の流動性を高めていくという具体的な提言がされています。

著者は東大卒、富士通に入社して人事部へ配属という、エリートとして完璧な就職をし、階級の最上位を歩いてきた方ですので、皮肉ではなく、なかなか下々の都合や事情までは理解できていない面はあろうかと思いますが、実際にはこうした方が例え机上論であっても、正論を言うと政治家も耳を貸すしかなくなっていくのでしょう。

わかりやすく、地方都市での様々な人の雇用について、現在のパターンと、201X年に正社員の雇用特権廃止を目玉にした雇用関連制度の改正がおこなわれた場合のパターンとが書かれていますが、低成長というか成長もしない人口減社会において、同一労働同一賃金という社会主義的な政策で実際にはうまくいくとはとても思えず、一筋縄ではいかないなかなか難しい問題です。

もちろん今現在の雇用環境が正しいとは言いませんが、企業も生き残りを賭けて現行法律の下で(往々にはみ出ていますが)最適解を模索して作り上げてきた今のシステムを覆してしまうのは、これまた大きなリスクと混乱を伴うでしょう。

つまり、現行に閉塞感を感じているのでなにかしなくちゃいけない、っていう使命感を高ぶらせる効果はあるかもしれませんが、それが正しいかどうかについては個人個人また違うのではないかなと考えてしまいました。でも話の中身は決して悪くないです。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

家族八景 (新潮文庫) 筒井康隆

1972年(文庫は1975年)の短編集作品で、「七瀬ふたたび」(1975年)と「エディプスの恋人」(1977年)の「七瀬シリーズ」で七瀬三部作の最初の作品です。

七瀬ふたたび」とともに、過去何度もテレビドラマ化されていますので、そちらで知っている人も多いのではないでしょうか。

主人公の七瀬とは派遣で働く住み込みの家政婦で、短編の作品ごとにひとつの家庭の話しとなっていて、タイトルにある通り、8つの家族の物語です。

その主人公七瀬は人の心が読めるいわゆるエスパーで、それぞれの家庭の中に入ることで、家族の中にある根深い問題を知ることになります。

だからと言って、事態を好転するように努力をしたりそう仕向けるわけではなく、逆にそうした特殊なチカラを持っていることを隠すために興味がないフリをしたりと、いま思えば単なる覗き趣味の嫌な性格です。

70年代ってそうした他人のドロドロした部分に興味はあるけど、干渉はしたくないという、そういう身勝手が当たり前の時代だったのでしょうかね。よくわかりません。

市原悦子主演の「家政婦は見た!」シリーズは、その後1983年からスタート(2008年終了)していますから、同様によそのうちの内情がみんな気にかかるっていう1億総覗き病だったのかも知れません。

短編はそれぞれ「無風地帯」「澱の呪縛」「青春讃歌」「水蜜桃」「紅蓮菩薩」「芝生は緑」「日曜画家」「亡母渇仰」とタイトルが付けられています。

1970年頃に書かれた作品ということもあり、現代とはだいぶんと生活の様子が違うだろうと思って読み始めましたが、こと家族というか家庭の姿というのはこの40~50年経過したあとでも、ほとんどなにも変わっていないんだなということがわかって意外でした。

もっとも住み込みの家政婦を雇えるというのは、当時も今も特定の富裕層だけで、私を含め下々の生活者とは縁遠いのですけどね。

★☆☆


【関連リンク】
 12月前半の読書 デパートへ行こう!、ローカル線で行こう!、おまえさん(上)(下)、下鴨アンティーク アリスと紫式部
 11月後半の読書 折れた竜骨、心ひき裂かれて、刑事のまなざし、ピンクとグレー
 11月前半の読書 新世界より(上)(中)(下)、ロートレック荘事件、リストラ日和

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1085
世間ではクリスマス真っ盛りで、しかもイブが土曜日と重なり、週末が休日のカップルや子供がいるファミリーはこの世界的な行事を楽しんでいることでしょう。

と言うことで、こんなブログを読んでいる時間はないでしょうから今回は手抜きで(笑)

毎年クリスマスに放送される「小田和正クリスマスの約束」も毎年楽しみにしています。今年は23日の深夜というか正確には24日の未明に放送がされました。



ここ数年は、なにかよくわからない退屈なメーキングや、過去の名場面?を挟んだりして鬱陶しく感じるときもありますが、録画しておいて、そういうとことはすっ飛ばして見るので気にしません。このブログを書いている時点ではまだ録画したものを見ていませんが楽しみです。

さてクリスマス、私はというと、もう定年間近の還暦近しで、三人の子育ても終了した今では、特にクリスマスと言っても関係ありません。一応クリスマスケーキだけは人気店へ朝のうちに仕込みにいきましたけど。

以前はクリスマスが近づくと、子供達へのプレゼントをどうするか、毎年結構悩んだことを思い出します。

中学生ぐらいになって、欲しいモノを具体的に言ってくれるといいのですが、幼児や小学生低学年の間は、親が相応しいプレゼントを考えて選ばなくてはなりません。

二男一女の3人ですから、それはもう20年近く続く長い試練のクリスマスでした。

買ったクリスマスプレゼントで特に思い出のあるのは、任天堂wiiが出た年(2006年)は当然このゲーム機を所望され、当時は大型量販店でも1日先着50名とかしか販売されず(しかもゲームと抱き合わせ販売が基本)、早朝から店に出掛けていき、寒い中で何時間も並びました。

その前年にはDSをやはり並んで買った記憶があります。当時の年末は任天堂のひとり勝ち時代でした。

さらにもっと以前(1992年頃)には、小学校低学年だった長男が電車が好きで、トミー(現タカラトミー)のプラレールにはまっていました。どうせなら本物志向を目指せとばかりに、KATOブランド(関水金属)のNゲージのセットを買ってプレゼントしたことがあります。

 
 (写真:Sekisui-Kinzoku Co. Ltd., and KATO Co. Ltd.,

新宿のヨドバシで買い、自宅まで満員電車に揺られて大きなセットの箱を持って帰るのは苦労しました。

しかし実際にはまだ幼かった長男にはまだ難しかったらしく、どっしりと重量感のあるNゲージの電車を喜んでくれたのは確かですが、遊ぶための組み立てや設定が難しく、ほとんど日の目をみなかったのは残念でした。

今でもまだどこかに残っているかも知れません。ほとんど未使用状態なので、オークションに出せば案外高値がつくかもw

私自身、子供の頃にもらって嬉しかった(記憶に残っている)クリスマスプレゼントとしては、上に乗れる金属製の特急つばめの大きな電車模型(幼児の頃)、電池で動く鉄人28号(小学校低学年の頃)、レーダー作戦ゲーム(小学生高学年の頃)ってところでしょうか。

大人になってからはセーターやマフラーなど実用品ばかりとなり、あまり思い出に残るようなものはありません。やっぱりプレゼントはサプライズを含め非日常的なモノが後々まで印象に深く刻まれるのでしょう。

今夜プレゼントを渡した人も、慌てて買いに走った人も、そうしたサプライズを添えた意外性のある非日常のモノをプレゼントするというのがミソですよ。えっ?もう遅いって?


【関連リンク】
934 子供の教育費にいくらかけますか?
682 我が家の食文化は子供たちへ伝えられているか?
618 リニア中央新幹線は「新・夢の超特急」か?
333 節分の思い出は、、、
307 師走にパソコン購入 その1


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1084
年末になると大掃除とともに欠かせないのが、家の電灯のチェックと交換です。テレビCMでも急に広告が増えたり、家電量販店のチラシには特売が大きく出たりしています。

私が周囲にまだ田んぼや畑が残る郊外に建て売りの2階建て一軒家を買ったのは1992年の24年前です。その間に何度照明器具の電球を交換したかわかりません。電球だけでなく照明器具全体を取り替えた場所もあります。

1992年建設当時の一軒家に標準装備の照明と言うと、

1階
リビング(ペンダントライト白熱電球)、キッチン(ブラケットライト蛍光灯)、ダイニング(シーリングライト直管蛍光灯×4本)、洋室(シーリングライト直管蛍光灯×4本)、トイレ(直管蛍光灯)、洗面所(白熱電球)、洗面台(白熱電球×2個)、風呂場(白熱電球)、玄関(丸形蛍光灯)、門灯(クリプトン球)

2階
洋室2室、和室1室(ペンダントライト丸形蛍光灯×2本)、トイレ(白熱電球)、廊下(ダウンライトクリプトン球)、階段(白熱電球)

で締めて電球は26本!12種類!
これ以外に自分で別途購入したデスク用のスタンド型蛍光灯が計4本の総計30本!になります。

それらの電球はすべて白熱電球(クリプトン球含む)か蛍光灯で、長くて4~5年、風呂場や門灯のように湿気が多い場所では1~2年で切れたり暗くなってしまいますので、その交換回数は相当数に及びます。

しかも一軒家の場合、あまり電球の形状や明るさ、色に統一性がなく、適材適所?でその大きさや形状が違っていますので、数種類買えば使い回せるというものではありません。今から考えると、まったく無駄なことだと思います。

数年前から、白熱電球タイプの照明には長寿命のLEDの製品が安くなってきたこともあり、順次交換してきました。きっかけはご多分に漏れず、2011年の東日本大震災で、電気需要が逼迫し始めた時に、少しでも消費電力が低いLEDを積極的に買って付け替えていました。

LED照明に付け替えると、同程度の明るさを維持しても消費電力は半分から三分の一程度に抑えられます。但し光の拡がり方が狭くなるので一部は暗くなってしまうデメリットもあります。

一般的な家庭の場合、請求される電力料金の中で約30%を占め、もっとも大きいのは冷暖房用エアコンですが、照明はそれに次いで大きく、全体の約13%程度を占めているとのことです。

洗濯機や乾燥機、冷蔵庫、テレビなども結構電気を使いそうですが、全体に占める割合はそれぞれ約10%程度かそれ以下です。

我が家の照明のLED化は、簡単に交換できる白熱電球タイプと、洋室3室、和室、ダイニングの天井設置のシーリングタイプやペンダントタイプの蛍光灯照明から順次照明器具ごとLED照明に交換をして、それで一段落していました。

しかしキッチンやトイレの直管式蛍光灯や、玄関の丸形蛍光灯のように、照明器具はそのまま使い、中身の電球だけを交換したい場合は、それに合うLED電球が見つからず、長く放置状態でした。

その最後に残った直管式蛍光灯と、丸形蛍光灯の単体のLED電球ですが、ようやく値頃感のある製品が市場に出てきました。以前は見つけても1個5千円とかの値段を見てあきらめていました。




その多くは、国外で生産されたアジアン製品ですが、1個1000円を切る価格で蛍光灯に代わるLED照明が出ていますので、これは消費電力を下げる意味でも、交換回数を減らす意味でも買いです。こうした無名のアジアン製のLEDにしては耐久性にやや難があるとは言われていますが。

直管タイプ10w型 直管タイプ15w型
LED蛍光灯 10w形 直管 防虫 蛍光灯 led 蛍光管 グロー式工事不要(GT-RGD-5W33CW) LED蛍光灯 15w形 直管 防虫 蛍光灯 led グロー式工事不要 (GT-RGD-7W44CW)


直管タイプ20w型 丸形タイプ30型
LED蛍光灯 20w形 1200lm 直管 グロー式工事不要 (GT-RGD-10W58CWS) 昼光色 LED蛍光灯 丸型 30w形 昼光色(GT-HRGD-10WCW)


丸型30形+32形 丸型32形+40形
アイリスオーヤマ 蛍光灯 LED 丸型 (FCL) 30形+32形 昼白色 LDFCL3032N アイリスオーヤマ 蛍光灯 LED 丸型 (FCL) 32形+40形 昼光色 LDFCL3240D


電球40W形相当 電球60W形相当
パナソニック LED電球 E26口金 電球40W形相当 アイリスオーヤマ LED電球 E26口金 60W形相当 昼白色 広配光タイプ 2個セット


特に製造メーカーは気にせずオーダーし、まだ交換をしていなかった自宅の電球をすべてLEDに交換しました。

あーこれですっきりしました。自己満足です。

蛍光灯でもLED電球への交換は簡単で、通常の蛍光灯の場合、グロー球で温めてから点灯となりますが、LEDの場合はその必要がなく、取り替えるときにそのグロー球を外します。グロー球も時々壊れることがあり、その都度交換していましたからその手間も省けることになります。

ま、慣れ親しんできた白熱電球の柔らかな色合いや、蛍光灯の白さがいいと言う人も多そうですが、LED独特のスッキリした透明感のある照明も慣れると案外いいもので、さらにLEDも青白い昼光色から、少し赤みを帯びた昼白色、電球色までいろいろと選べるようになってきましたので、それはお好みに応じてという感じです。

特に湿気が激しかった風呂場や洗面所、門灯の照明は、LEDに替えてから、すでに数年が経ちますが、まったく不安なく点いています。少々割高でも、耐久性と消費電力を考えると、早めに交換するのがお得な感じです。


【関連リンク】
810 高齢者向けビジネス(第1部 居住編)
788 浴室のユニットバス化リフォーム工事完了
771 続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編
670 我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その1
483 続:地デジアンテナ設置に関して

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1083
大学卒の初任給はこのところは上がっていないという話しをよく聞きますが、統計上はどうなっているのか調べてみました。

初任給は業界ごとで割りと平準化されていて、就活の時に学生は初任給によって就職先を選択をするとは思えませんが、採用側の人事部はとてもナーバスになり、同業他社と差がつかないように神経を使っています。

業界が違えば給与体系も違い、初任給も高低様々ありますが、逆に初任給が高いと学生は「これはなにかあるな」と疑心暗鬼となります。

新卒で就活する人に言いたいのは「初任給は気にするな!」です。

なぜかと言うと、給料の差はスタート時点ではなく、数年後から十数年後に大きく差がついていくのが普通だからです。新入社員時の初任給が1~2万円多いとか少ないとかはちっぽけなものです。

できれば就職する会社の30歳、40歳あたりの平均年収がもし調べられるならそれを基準にしたほうが良さそうです。もっとも新入社員の3割が3年以内に辞めていますので、そうした10年後のことなど考えてはいないかも知れませんが。

あと、給料以外に各種手当てが厚く支給される会社もあれば、ケチ臭い会社もあります。例えばですが、移動時のタクシー代や接待交際費など会社が全部持ってくれるところもあれば、利用制限が厳しい会社もあります。近年は後者がほとんどでしょうけどね。

その他でも、大手金融機関だと極めて低い利率で住宅ローンが借りられ、それだけで年収に換算すると数十万円、20年ローンなら数百万円に相当します。

自動車メーカーや販社勤務だと、20~30%割引で新車が購入できます。300万円のクルマだと、通常割引は頑張っても15万円程度ですが、社員と言うだけで90万円近く安くなります。こうした就く業界や企業によって給料以外のメリットもあるから、単に初任給の比較なんてちっぽけなものなのです。

さて、その初任給の長期推移ですが、元データの出典は総務省統計局「賃金構造基本統計調査」と、過去の初任給を現在の価値に換算するために「2015年基準消費者物価指数」を使いました。

棒グラフが初任給の推移です。折れ線グラフは2015年を100とした時の、物価指数で調整した初任給の値です。参考までに。



高度成長期の1970年代から80年代にかけては、順調に毎年初任給が上がり続け、インフレ懸念もありますが、一般勤め人にとっては理想的な初任給の上昇カーブを描いています。

初任給が上がると、それに準じて先輩社員の給料もあがり(当時、人事考課の影響か先輩社員の給料が上がらず、新入社員の初任給のほうが高くなったという笑えない話しも方々でありましたが)ますので、期待感で懐が緩み、内需が喚起され、バブルの発端ともなりました。

しかしバブル崩壊後の1994年頃から、初任給の上昇は停まり、その後20年以上ほぼ横ばい状態が続くことになっています。

初任給の上昇が停まれば、先輩社員の給料の上昇も停止し、先述した話しの逆で、デフレ経済、内需縮小、経済低迷期に突入するということになります。企業は社員の給料を抑えることで需要も減らし、負のデフレスパイラルに陥ってしまいます。

折れ線グラフで示した通り、2015年を基準とした物価指数で調整した初任給を見ても、1980年代の上昇は顕著で、1990年代半ば以降は横ばい状態が続いています。失われた20年とか言われる所以です。

したがってこの20年間に学校を出て新しく社会人になった人達は、バブルの恩恵は直接受けてなく、給料が毎年順調に上がっていくという経験もしていないことになります。

給料を上げていくためには、同僚はもとより先輩社員とも競争して、場合によっては蹴落とし、目立って上司に気に入られるように努力をすることが求められます。

バブルの頃のように、大人しく黙っていても毎年10%、20%と全員の給料やボーナスが上がっていくことはありません。

個人的な話しをすると、私は1980年(昭和55年)に新卒で就職しましたので、このグラフの通り80年代バブルの恩恵を受けました。就職した時はまだ小さな会社でしたが、年1回の給与改定では大幅なベースアップがありました。

しかし時代はバブル、同時に金遣いも派手になり、入社してから2年ぐらいは毎月赤字で(ちょうどその頃からカードローンという銀行のキャッシュカードで自動的に借りられるシステムが始まりました)、年2回支給のボーナスで、それらの赤字を埋めるという自転車操業でしたが、それも3年経過後には解消し、貯金する余裕がありました。いい時代でした。

次に、産業別に初任給の違いはあるのか見てみましょう。

2009年から8年間のデータです。出典は上と同様総務省統計局「賃金構造基本統計調査」です。



比較的初任給が高いのは赤「情報通信業」、薄青「専門・技術サービス業」、紫「不動産業・物品賃貸業」、緑「金融・保険業」あたりです。私が新卒入社した頃1980年代だと、ダントツに金融、商社、航空業界がトップだったでしょうけど、商社や航空業界はバブル崩壊と共に下げてしまったようです。

但し商社、しかもトップ3あたりの商社では、新入社員の頃は平均的でも10年後の年収はたぶん金融にも負けてないぐらいの年収を誇っていると思われます。

逆に初任給が低いのは青「運輸業・郵便業」、ベージュ「宿泊業・飲食サービス業」です。しかし初任給で比べるとまだそれほど極端な差はついていません。

初任給では差がなくとも、社員の平均給料や生涯収入で比較すると明らかな違いが出てくるでしょう。

但し平均給与の場合は、データの平均年齢が産業ごとに違うのと、生涯収入も退職金(最近退職金制度を廃止する企業が増加)や他の福利厚生サービスの違いなどもあり、厳密な比較は難しいところです。

あと、2011年に青「専門・技術サービス業」、紫「不動産業・物品賃貸業」、赤「情報通信業」の初任給が飛び抜けて高いのは、東日本大震災となにか関係があるのかどうか、不明です。


【関連リンク】
1067 平均給与は下がり、税金や社会保障費の負担は増え続ける現実

859 採用氷河期でなにが問題なのか?

767 若者の離職の原因は単なるミスマッチなのか?

463 新卒就職活動に思うこと



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1082
デパートへ行こう! (講談社文庫) 真保裕一

2009年に講談社創業100周年記念の書き下ろし作品として発刊され、その後2012年に文庫化されました。その後、「行こう!」シリーズ化され「ローカル線で行こう!」「遊園地に行こう!」と続きます。

企業再生シリーズという話しを聞いていましたので、左前になってきた老舗デパートの復活物語かと想像していたところ、かなーり予想は外れて、深夜のデパート内で起きるドタバタ劇でした。

そのドタバタの中に、老舗デパートを継いだ若い御曹司社長とか、ライバルのデパートに安く身売りさせようと画策する連中に使われていた元刑事、贈賄、収賄事件の関係者の子供達など、デパートの不祥事とそれに続く身売り話の関係者が揃って営業を終えた深夜のデパート内に偶然居合わせることになります。

したがって主人公と言えるのは、自殺願望のリストラオヤジ、犯罪に手を染める元刑事、老舗デパートの社長、犯行を企むデパート勤務の女性、贈賄で逮捕された父親の娘など数名に及びます。

このようなありえない設定で、いくら小説でも、推理を楽しめるわけではなく、かと言ってドタバタのコメディにもならず、興味は半減してしまいます。

実は先に読んだ「ローカル線で行こう!」が、赤字ローカル線を立て直そうと奮闘するカリスマ新幹線売り子と鉄道マンという、旬なテーマでもあり、話しもテンポが良く割りと良かっただけに、こちらの「デパートへ行こう!」はちょっとグダグダで残念なストーリーとなっています。

★☆☆

著者別読書感想(真保裕一)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ローカル線で行こう! (講談社文庫) 真保裕一

この作品は上記の「デパートへ行こう!」に続く再生がテーマの「行こう!」シリーズの第2弾で2013年の発刊(文庫版は2016年発刊)です。読む順番が逆になってしまいましたが上述の「デパートへ行こう!」の前に読みました。

主人公は親の願いを聞き入れて宮城県庁に就職したものの、同僚との出世競争に敗れ、第3セクターで運営される赤字垂れ流し状態のローカル線会社へ出向させられた独身男性と、生まれ育ったローカル線沿線に戻ってきたカリスマと言われた新幹線の売り子の女性。

そのローカル鉄道会社はやがて資金が底を打つのが見えていて、宮城県、市町村、銀行などが寄り合い所帯で、どのようにしてうまく撤退するかという議論が始まりそうな危機的状況となっています。

前の社長は銀行から送り込まれたベテランでしたが、リストラや経費削減ばかり熱心で、周囲に味方になってくれる人もなく、やがて逃げ出すように辞めてしまいます。

そこで選ばれたのが、新幹線のカリスマ売り子という経営素人で、地元愛と負けず嫌いな性格でうまく乗せられて着任してきます。

その素人社長とコンビを組むのが宮城県から派遣されてきている副社長で、赤字解消に向けて次々と起死回生策を打っていきます。

ま、徹夜、休日出勤当たり前状態で、今で言えばブラック企業とも言えますが、一部の優良企業を除いて、実際の仕事の現場はこうしたものだというのがわかるだけに、働き過ぎを叩く人達にもぜひ読んで感想を聞かせてもらいたいものです。

この小説に出てくる第3セクターのローカル線は、2007年に廃線となったくりはら田園鉄道をモデルにしていると言われています。こうした常識を覆すようなリーダーが現れず、また企業努力もなかったのでしょうか。

★★☆

著者別読書感想(真保裕一)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

おまえさん(講談社文庫)(上)(下) 宮部みゆき

2011年に単行本と文庫が同時に刊行されるという珍しいパターンの作品で、2000年から続く時代小説「「ぼんくら」シリーズの第3弾という位置づけになります。

このシリーズは第1弾の「ぼんくら」(2000年)、第2弾「日暮らし」(2004年)があります。

推理ミステリーから、ファンタジー、SF、そして時代ものと、広範囲のジャンルで、しかもいずれもベストセラーとなる、その多才な創作能力には驚かされるばかりです。

前の二作品は未読ですが、主人公は顎が突き出ていてハンサムとは言えないものの、頭は切れ、人望も厚い本所深川の同心・平四郎です。

シリーズの準主役のレギュラーメンバーとしては、岡っ引きの政五郎親分、料理屋の女将、こうしたドラマには欠かせない大人顔負けの活躍をするかわいらしい有能な子供が主人公の甥という設定。

時代を江戸に移した推理ミステリー小説といったところでしょうか。大人がわからない殺人事件の謎を、優秀な子供が抜群の洞察力と推理で解いていくという小説やテレビドラマではお約束みたいになってきたパターンはやや食傷気味です。

しかし事実かどうかはわかりませんが、小説の中から江戸の庶民の生活が生き生きと伝わってきて、それがこうした時代小説の醍醐味でしょう。

時代考証の専門家から見れば、それはあり得ないとか言うのがありそうですが、そこは小説と言うことで、読者が楽しめればそれでいいのではないかと著者の声が聞こえてきそうです。

上下巻合わせると1200ページを超える長編で、最初どこかの新聞連載小説だったのかな?と思っていましたが、どうも違うようです。

それにしては、新聞小説のように、何度も同じ説明が繰り返されて、長編ならば一気に通して読めないから仕方ないかもしれないですが、そうした重複部分をいうまく端折れば2割ぐらいはページが減らせるような感じです。

殺人事件を扱う小説としては、娯楽性も豊富で、なかなか面白いものでした。

★★☆

著者別読書感想(宮部みゆき)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫) 白川紺子

2013年デビューの作家さんで、主に女性向けライトノベルを書いています。この小説は2015年刊ですが、同じ年に続編の「下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ」(2015年刊)、その翌年には「下鴨アンティーク 祖母の恋文」(2016年刊)、「下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ」(2016年刊)、「下鴨アンティーク 雪花の約束」(2016年刊)とシリーズ化されています。

学生時代に京都で過ごした経歴から、この小説も舞台は京都です。タイトルに使われる下鴨とは、平安時代の歌人鴨長明とゆかりがあり、京都三大祭りの葵祭で有名な下鴨神社や府立大学などがある文京的な住宅地です。

この辺りの地名や風景は、京都大学出身作家の森見登美彦氏や万城目学氏の小説の中にもよく出てきます。

古くからの高級住宅街であると同時に、徒歩で少し南に下ると京都大学や同志社大学のキャンパスがあり、若い学生、その中でも割りと裕福な学生が多く住んでいる割りとハイソな地域です。

この小説ではそうした町並みや住居がどうしたという話しではなく、主人公というかレギュラーメンバーとして、同志社女子高校と思われる学校に通う女子高生と、一緒に住んでいる骨とう屋を営む兄、その兄と京都大学時代からの親友で、現在は同志社大学で教鞭を執っている男性の3人がいます。

その3人が出くわすことになる様々な、怖さを感じない、いにしえの呪いというか現象について、それらを知恵を駆使して解決していくというたわいもないストーリーで、夢枕獏氏や京極夏彦氏の怖さと中身の濃さを1/10に減じた若い女性向け平安京ミステリーといったところか。

したがって中高年のオッサンが、熱心に読むべき本ではないなぁ~ってことを読んでから知りました。すみません。

★☆☆

著者別読書感想(白川紺子)


【関連リンク】
 11月後半の読書 折れた竜骨、心ひき裂かれて、刑事のまなざし、ピンクとグレー
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