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リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~ HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
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991
この日記(リストラ天国)はまもなく開設後14周年を迎え、同時に日記の投稿が1000回を迎えるカウントダウンに入ってきました。

だからなによ?って感じもしますが、何事においても忍耐強く「石の上にも3年」がモットー(motto 座右の銘、日常の行為の目標や方針)で、その積み重ねの結果であり、それはそれでよく続けてきたなって思います。

私の世代ならなにかにつけて「石の上にも3年」は一般的常識でも、この現代のスピード時代においては逆にネガティブにとらえられるようになりになりました。つまり「朝令暮改」や「君子豹変」が今の時流だと。

ひとつのことを極めることなく、次々と新しいことばかりに興味を持って、浅くて広い知識や自分の趣味や感性にあったことだけに深くのめり込んでいく若い人を見ていると、それはそれでアリかなと思います。

私もそうした考え方が相容れない若い人の邪魔をできるだけしないようにと気をつけています。だから逆に私の考え方に、若い人がノー天気に反論されたり邪魔をしてほしくないという思いもあります。なんと頑固オヤジっぽくなってきたものです。

このサイトを始めたきっかけは、2002年の3月に勤務していた会社(上場企業)の経営が傾き、最近中途入社してきた中高年であることから真っ先にリストラされ、ある日から突然会社に行かなくてもいい日常がやってきました。

時間だけはたっぷりある中で、なにかをしなきゃと思いながら、それまで猪突猛進型の会社人間だったためになにをしていいかがわからなく、様々な再就職関連の資料やデータを漁っていた時、ふと思うところがあり、そうしたリストラに遭った人や、これから遭いそうな人のお役立ちサイトがあってもいいかなと思って立ち上げました。

当初は同じ境遇に遭った人達などと情報交換をする目的でメーリングリスト(ML)や掲示板(BBS)を始めましたが、やがてはそれも尻すぼみに。

しかしホームページは当時としては自虐的な内容で珍しさもあってか、日経新聞、読売新聞、各種雑誌などにも取り上げられて、一時期は月間で数万を超す来訪者がありました。

そうした来訪者の増加で、2003年頃はGoogleで「リストラ」の4文字を検索すると、なんとトップにこの「リストラ天国」が出てきました。SEO対策もなにもしていないに関わらずです。

その影響もあり、複数の広告代理店から、「人材紹介会社の広告を掲載して欲しい」や「SEO対策のためスポンサー名をサイトのどこかに入れて欲しい」やらのリクエストが舞い込んだのもこの時期でした。

当時は再就職を果たした会社での仕事に追われていて、それらにほとんど対応することもできませんでしたが、今に思えばもったいないことしたかなと(笑)。でもすぐに下火になったので、一時的な流行に過ぎなかったわけですが。

そう言えばその頃にNHKからもゴールデンタイムに放映される雇用・労働問題の討論番組に出演して欲しいと依頼がありました。さすがに当時入社が決まっていた仕事に影響しそうだったので丁重にお断りをし、その代わりにこのサイトを通じて知り合ったフリーで活躍されている雇用関連の著書もある知人を紹介し、その方に出演していただきました。

そしてやがては本業に忙しく、サイトの更新に身が入らず、来訪者も大幅に減少、何度か辞めようと思って日記も書かず放置したこともありましたが、掲示板などに時々書き込みがあったりして、ゆるゆると続けてきました。

そのうち労働や雇用問題だけでなくても、自分が普段気がついたことを日記に書くことで、その知らなかったことを調べたり、自分の考えを整理できたりすることに気がつきました。

最近はリストラとは関係のないテーマや内容が多いですが、日記を書き続けてみることに目標を置いてみました。

したがって、誰かのためになにかを書いているのではなく、自分の備忘録的に書いているものが多く、不運にも検索などでここへやってきた人は、その中身の特殊性に戸惑われているかも知れません。

継続は力なり!」って言いますが、今のところそれらが力になっているとは思えませんが、頭に思い浮かんだことを文章にして書くことは嫌いではないので、当面は読書感想や雇用問題、高齢化社会、社会情勢など幅広く思うところを書き続けていけるかなと思っています。

おそらくキリのいい1000回目の日記(たぶん2月17日頃)は、千回だからと言うことで気取らず、日程の関係から恒例になっている読書感想の回になりそうです。特段気負いもなく、自分らしくてそれもまたいいかなと思っています。

【1000回まであと☆9】


【関連リンク・過去のキリ番】
900 テレビ・ラジオの長寿番組について
800 高齢化社会で変化している交通事故の統計を見る
700 なにもかも懐かしい新入社員の頃
600 地熱発電大国への第一歩を踏み出したか?
500 リストラと生活保護と自己破産
400 規制強化の派遣法改正は正しいことか



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990
と言ってもロードショーを映画館へ見に行ったわけではなく、テレビで放映されたものを録画しておいたり、レンタルDVDを借りてきて観たものばかりです。

るろうに剣心 京都大火編」(2014年)
るろうに剣心 伝説の最期編」(2014年)


2011年に制作された「るろうに剣心」が大ヒット?して作られた続編です。主演の緋村剣心役に佐藤健、ヒロインに武井咲、脇を他の映画では主役級の大物俳優伊勢谷友介、福山雅治、藤原竜也などを揃え、なかなか豪華な出演者です。

あらすじは省略しますが、伝統的なチャンバラ劇を現代風にするとこうなるって見本のような映画で、正統な侍、剣術ファンにとっては痛いことこの上ないでしょうが、衰退している時代劇に新風を吹き込んだ功績は大きいのではないでしょうか。

この映画で主人公を助ける脇役で登場する江口洋介が演じる斎藤一(さいとうはじめ)別名藤田五郎は、幕末の新撰組の三番隊組長という真の侍で、その名前を逆さにした「(人斬り)一刀斎」と呼ばれ倒幕勢力に恐れられていました。

この映画の主人公剣心が「人斬り抜刀斎」と呼ばれているのは、この「人斬り一刀斎」をモチーフにしているというのをどこかで読んだ気がします。

この映画とは関係がありませんが、浅田次郎氏の小説に「一刀斎夢録」というのがあり、斎藤一の新撰組での活躍から、明治新政府における教育者としての立場をフィクションとして描いていますが、なかなか面白かったです。こちらもぜひ映画化を期待したいところです。


 ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇

アメリカン・スナイパー」(2014年)

泥沼化するイラクでのテロリストの戦争に4度従軍した実在した伝説的なスナイパー(狙撃手)クリス・カイルが書いた回想録の映画化です。

監督はクリント・イーストウッドで、北米での興行成績はスティーヴン・スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」(1998年)を超え、戦争映画の中ではトップに踊り出ました。

圧倒的な武力差がある中で、他国において次々とテロリスト?達を撃ち殺していくのは果たしてどうなのよーと思わなくもないですが、アメリカ人にとっては、他国のために多くのアメリカ人が血を流し、勧善懲悪を果たしてやっているのだという思いが強いのでしょう。正義は常にアメリカにありと。

そうしたテロ国家という決めつけで、他国に軍事介入していく疑問などはまったく挟むことはなく、単に戦闘的な鷹派の作りになっているのは原作は読んでいないのでわかりませんが、映画の場合、クリント・イーストウッド監督ですから仕方ないところなでしょう。

スナイパーを描いた映画と言えば「ジャッカルの日」(1971年)、「山猫は眠らない」(1993年)、「レオン」(1995年)、「スターリングラード」(2001年)、「ハート・ロッカー」(2010年)など数多くありますが、中でもやはり第二次世界大戦中に実在したロシアの狙撃手を主人公にした「スターリングラード」は別格で、一番好きな映画です。


 ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇

新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend1 -覚醒-(2014年)
新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend2 -闘走-(2015年)


言わずと知れたしげの秀一氏の漫画原作で、テレビアニメや実写映画化、ゲームなど様々な展開を見せている頭文字Dですが、原点に戻って、主人公がスピードに目覚めるところから峠の下りで激しいバトルを展開するところを描いた初期の頃のリメーク版です。

今年2月には第3弾の「Legend3 -夢現-」が最終章としてロードショー公開されることになっています。

漫画が最初に登場したのが1995年ですので20年前になります。その後のクルマの進化や、道路や社会環境は大きく変わってきましたが、それでも当時の若者(今では立派な中年)を夢中にさせたクルマやストーリーは今でも新鮮です。

登場するクルマもAE86はもちろん、高橋兄弟のロータリークーペRX-7(FC3S、FD3S)、スタイリッシュなFR車シルビアS13、最強パワーとAWDを誇るスカイラインGTRのR32、FF最強のシビックEG6など中年オヤジにとっては懐かしいクルマが次々と登場してきます。

でも正直言って、やっぱ迫力は実写版映画の「頭文字[イニシャル]D THE MOVIE」がよかったかな。あれの続編をぜひに作ってもらいたいモノです。


 ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇

ジョーカー・ゲーム」(2015年)

柳広司原作の小説の映画化で、亀梨和也主演、伊勢谷友介、深田恭子など出演の国産スパイ映画です。

モデルは日本帝国陸軍のスパイ養成機関中野学校で、そこに選抜され訓練を受けたスパイ達が、太平洋戦争前の中国租界地において日・英・米の諜報戦を闘う姿を描いています。

真面目な歴史映画ではなく、エンタメスパイ映画ということで、割り切って楽しむもので、ストーリーや展開にどうこう言うべきことではありません。

ただ007シリーズやミッション:インポッシブルのように、お金をかけた派手で魅力的なスパイ映画が多い中で、少予算の中で演技の素人のアイドル歌手が主人公を演じるというのは見劣りするのは仕方ないとはいえ、少々無理があるなぁって感じ。

小説は続編というか短編なのでネタは続きますが、残念ながらこの出来では映画の続編は期待できないでしょうね。

唯一、深キョンがルパン三世の峰不二子のような出で立ちでセクシーに立ち回り、活躍するのがオジサンが見ていて唯一楽しかった点です。


【関連リンク】
983 我が青春のヒーロー、スティーブ・マックイーン
966 映画 無法松の一生
962 ケーブルテレビの契約見直し
937 浅見光彦シリーズドラマにはまる

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989
以前読んだ有吉佐和子氏の小説「恍惚の人」の中に出てきますが、「地域の老人クラブ」について、我が身に置き換えてもあと2年でその会員資格ができ、なにか身近に感じてきたので、その調査結果をレポートしておきます。

同小説の中では、夫婦共働きの中、家の離れで老後の生活をおくる祖父母のうち、わがままな祖父の面倒を一手に引き受けていた祖母が先に亡くなってしまい、昼間の時間、ひとりぼっちになる義父をどうしようかと近所の老夫人に聞きに行ったところ、紹介されたのが「老人クラブ」でした。

時間だけはいっぱいある元気な高齢者にとって、そうした老人クラブでの活動が生き甲斐となっていたり、また愚痴を言いあえる仲間がいて、嫁への不満や、感情のはけ口として機能していることが書かれていました。

その「老人クラブ」というものに今まで全く縁がなく、存在すら知りませんでしたが、調べてみると立派な全国組織なのですね。

老人クラブが最初にできたのは昭和38年で、同年施行された「老人福祉法」が元になっています。

そしておそらく天下り官僚がシメシメとばかりに暗躍し、しっかりした全国組織ができあがっています。

まず「公益財団法人 全国老人クラブ連合会」というのが最上位にあり、それにぶら下がって「都道府県老人クラブ連合会」、その下に地域ごとの「市区町村老人クラブ連合会」という3段階になっています。さらに大都市部では市区の下に各町会の老人クラブが作られています。

組織運営は、厚労省官僚や地方自治体、市や町の役所から役人OBの恰好の天下り先としても機能しているようです。補助金と天下りをセットにして送り込むような仕組みがうまく整っているようです。

2015年現在、末端には約11万もの個別のクラブがあり、会員数は約670万人です。1クラブ平均61人が所属している勘定になります。名実とも幽霊会員もいたりするのでしょう。

日本の60歳以上の人口は約4100万人(2013年)ですから、60歳以上で老人クラブに入会しているのはその中の約16%にあたります。意外と老人クラブに加入している高齢者は少ないという感じもします。

今は16%ですが、もし60歳以上の半分が入会して2000万人に達し、これがいわゆる「政治圧力団体」を組織すれば、、、もの凄いパワーになります。

選挙でこの老人クラブに逆らえば間違いなく落選し、政党も老人クラブ優遇をしない党はコテンパンにやられてしまうこと必至です。なにせ暇と経験と行動力は豊富なメンバー揃いですから敵に回すと最高に怖い存在となります。

ちなみに現在の会員数670万人でもどのぐらいのパワーを持っているかと言えば、共産党の党員が約30万名、後援会会員を含めても400万人、創価学会の会員数(国内)はおよそ250万人、自民党党員、党友は合わせておよそ80万名と言われていますので、それらをはるかに凌駕する人数(票田)と言うことです。

もし老人クラブ加入の会員の政治意識を統一することができ、高齢者優遇の政策を公約して選挙に打って出れば、全員が当選するだけのパワーを秘めています。もちろんそのようなことは実現不可能でしょうけど。

しかし密かにそうした老人クラブ闘争プランが全国で着々と進められているのではないかと思ったりします。頭のいい人や闘争好きな人がこの世代には多いですからね。つまり「老人クラブの野望」です。ゲームや小説にもなりそうです。

それはさておき、老人クラブに加入するための気になる会費は?っていうと、入会自体に費用はかからないようです。

老人クラブの直接的な運営費は国や地方自治体から出ています。つまり税金で運営されています。これも天下り達が群がりそうな構図です。

老人クラブとして使われている施設やそこに常備されている例えば囲碁や健康器具などの使用は基本無料、老人クラブ主催でスポーツイベントや旅行、宴会を行う場合、その参加費用としてなにかしらの実費や費用が発生するというパターンでしょうか。地域や老人クラブ個別によって多少の違いがあるかも知れません。

そう言えば要介護者に対しては、ディサービスが活況を浴びていますが、老人クラブは要介護ではない健康な老人の暇つぶしや趣味、情報交換の場として機能しています。先の「恍惚の人」の中にも、ある老人ホームでは入浴施設付きの施設なども出てきました。

しかし今の世の中、60歳で「老人クラブ」入会って言われてもピンときません。役所の使う言葉なのでなかなか変えられないのでしょうけど、職安をハローワークと呼び、国民背番号をマイナンバーと言い換えることができるのだから、そろそろ古臭い「老人クラブ」ってのも「プラチナクラブ」とか「シニアソサエティ」「アクティブシニアクラブ」とかかっこいい名称に変えればもっと入会率は高まりそうです。

そのクラブの中でなにが行われているのかってことも少し気になります。

東京のあるクラブの(大きな)年間行事を抜粋してみますと、

 6/18 輪投げ大会
 9/7 芸能大会
 10/16 ペタンク大会
 10/28,29 第44回全国老人クラブ大会
 11/13 グラウンド・ゴルフ大会
 12/上旬 体力測定講習会

おー、、、なんと、しょうもない。

なにか「老人はこうあるべきだ」「こうしたいハズだ」的な要素が中心で、異論を挟めば「絶対多数で決まった」「アンケートの結果」とか言うのでしょう。

今までまともな民主主義がなかった親方日の丸で、お偉い官様が決めたことに従順に従うことが是としてきた人達に、アンケートとかちゃんちゃらおかしい。

これからは末端のクラブ独自でもっと楽しいレクリエーションや、例えばサッカー好きが多ければ、地元のJリーガーを招いてフットサル教室を開いてその足でJリーグの試合を応援しに行くとか、将棋ファンが多ければプロ棋士を招いての多面打ちもよし、麻雀は?コンピュータゲームは?ジャズやロック演奏は?料理教室は?日本酒利き酒会は?ダンスパーティは?ディスコは?ゴルフコンペは?スヌーカーは?ダーツは?って利用者の嗜好によってその中身も変化していくべきでしょう。

いずれにしても現在の老人クラブはいかにも昭和時代の官製福祉っぽい感じ丸出しで、ホームページで内容見ても入会したいとはまったく思いません。

おそらく現在は会員がノルマをきせられて新しい会員を連れてきて入会させるというアムウェー方式かなと。

官製ではなく、こういう老人クラブの運営も、いっそTSUTAYAとかラウンドワン、ナムコ、セガ、ゲオ、マルハン、ミズノあたりに全面的に運営を委託して、もっと効率的に効果的に金持ちには金持ちが喜んでお金を使い、お金がない人はお金がなくても楽しめる運営をきっとやってくれるはず。

もちろんお役人の天下り利権分が、高齢者の福祉と、民間企業の利益に使われることになり、お役所的には相当抵抗はあると思いますけどね。


【関連リンク】
889 公的な高齢者移住計画は成功するか?
834 高齢者向けビジネス(第4部 ボランティア編)
824 高齢者向けビジネス(第3部 仕事編)
820 高齢者ビジネス(第2部 趣味編)
810 高齢者向けビジネス(第1部 居住編)
568 老人虐待と介護の問題



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988
雪の夜話 (中公文庫) 浅倉卓弥

デビュー作で映画化もされた「四日間の奇蹟」(2003年)をだいぶんと前に読んだことがある著者の2005年(文庫は2007年)の作品です。そしてここ5年ほどは目立った作品もなく、どういう生活をされているのか気にかかるところです。ほっとけ!って言われそうですが。

札幌出身の著者らしく、主人公は雪国の出身に設定。東京の美術学校を出て、東京の印刷会社に就職し、着々と商業デザイナーの地位を築いていきますが、人間関係に悩み、やがては会社を辞め、実家に舞い戻ってきます。

高校生の時、自宅近くの公園で、雪の降る夜中にふと見掛けて、少し話しをした少女に再び雪の降る夜に出会います。出ました雪女伝説?といきたいところですが、、、まぁ似たようなものでしょうか。

途中までは現実的な仕事の話しで興味津々面白く読めていたのですが、途中からガラリと雰囲気が変わって、読者は幻想的?な死者と幽霊、異次元の世界に導かれていきます。それだけでちょっと引いてしまう人も多そうな感じです。

デビュー作で大ヒットした「四日間の奇蹟」も同様な感じでしたから、この著者の成功パターンなのでしょう。

そうした幽霊?(登場する幽霊は自分は幽霊ではないと言い張りますが)はなにか目的を持っていることが多いのですが、メインに出てくる少女の目的とかはよくわかりません。

2003年のテレビドラマ「スカイハイ」に出てきた地獄の門番の釈由美子みたいな存在?っていうのもちょっと違うような気がするし。

昔ならそれなりに面白く読めたのでしょうが、歳を重ねるにつれて、こうした突拍子もない筋書きにはなかなか感情移入ができずにどうしてもつまらなく思えてしまう自分が残念です。

★☆☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫) ダグラス・アダムス

原題は「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy」とそのままで、タイトルだけではなんのこっちゃわからないナンセンスコメディのSF小説です。

元々は1978年にBBCのラジオドラマとして発表されたものですが、この小説シリーズは1979年以降順次刊行され、大ヒットして、全世界で約1,600万部が売れたとのこと。

ノルウェイの森」や「人間失格」が全世界で1200万部と言われていますので、それらを上回る大ベストセラーですね。そして2005年には映画にもなっています。

なんというか、英国人独特のジョークや下世話話しが下地にあるので、英国文化や英国流ジョークに馴染みがなく、しかも翻訳版を読むというのではこの作品の面白さは伝わりにくく、ちょっと無理があります。

ただ全体の発想はなかなかたいしたもので、よくこれほどバカバカしくも楽しい銀河世界を描ききったものだと感心も。

宇宙モノというと、なにかと異星人と人間の対決とか、地球滅亡の危機一髪というものが多うのですが、この小説では主人公の自宅が道路建設のために取り壊されそうになっていた矢先、地球も銀河ハイウェー計画のためにサクッと消されてしまうところが導入部ですから他のSFとは大きく異なることがわかります。

しかしこの広くて際限のなさそうな宇宙に、生命体が地球だけということは決してなく、人間よりもっと進化した生命があってもまったく不思議ではありません。そうした宇宙の様々な生命体が登場してくるこのコメディ小説は多くのシリアス路線とは違う新しい趣向でそれなりに楽しいかもです。

★★☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

首都崩壊 (幻冬舎文庫) 高嶋哲夫

テロや事故、天災などによる影響を描き、元原子力の研究員でもあり、原発にも詳しい著者の2014年の最新刊で2015年に文庫化されています。過去にはデビュー作「イントゥルーダー」(1999年)や、「ミッドナイトイーグル」(2000年)など計5作品を読んでいます。

ここ数年、私が好んで(金銭的都合から)読む文庫版小説は、2011年の東日本大震災後に書かれた作品が大半を占めるようになり、その大震災を下敷きとしたり、影響を再確認して書かれています。それだけリアリティがあるというところでしょうか。

主人公は国土交通省のエリート官僚で、アメリカ留学から日本に戻ってきたばかりの独身男性。なんかミーハーな肉食女子ならほっておかないブランド男子ですね。

そのスーパー官僚の友人関係がもの凄い。アメリカ大統領の補佐官とアポなしで勝手に自宅を訪問する仲だったり、国立地震学会の学者や経済新聞社の女性記者、財務省女性官僚と同級生だったり。

とにかく東日本大震災のあと、プレート構造に異変が現れ、予想されている首都圏を遅う大地震が起きる確率が高まり、同時に起きる時期が早まってしまうと言う研究結果が出ます。

そうした首都が壊滅する可能性が高まってくることで、世界恐慌の引き金になることを恐れたアメリカ政府からの圧力と、歴史に名前を残したい総理大臣が、わずか6年後の首都遷都を決断し、走り始めることになります。

政治やハゲタカファンドなどの金融経済など、様々な要素が入り込んで、それなりにエンタメ的には楽しめるのでしょうけど、ちょっと政治も金融も建築土木も専門的に知識がある人から見れば、子供向けにデフォルメされたコミックか、観客を楽しませることだけに特化したハリウッドアクション映画ぐらいにしか映らないでしょう。

個人的には遷都は大いにやるべきと思いますが、それはこの小説のように、東京が壊滅する前に、政治家と高級官僚だけが逃げ出すかのようにバタバタとやるのではなく、もし東京が震度8に見舞われても、大きな被害を受けず、それによる死亡者も限定的という、強靱な東京を作るためにまずは首都機能を地方へ分散移転させるという流れでないと、国民、特に首都圏で生活する国民は納得しないでしょう。

最後のクライマックスで披露されますが、首都移転先の具体的な場所は、、、過去に候補として挙がったこともなく、まったく意外な場所で驚きましたが、個人的には悪くないと思います。

★☆☆

著者別読書感想(高嶋哲夫)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

龍は眠る (新潮文庫) 宮部みゆき

直木賞始め各種の文学賞の審査員を勤める今や押しも押されぬミステリー界の大物作家さんですが、この小説はまだ駆け出し?に近いデビュー4年目の1991年に発刊された長編ミステリーです。

直木賞候補にも上がり、1992年第45回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した著者の代表する作品となりました。

過去には石黒賢、東幹久、鶴田真由などの出演で一度テレビドラマ化されたそうですが、同氏の著名な作品としては珍しく映画化はまだされていないようです。

内容はサイキック能力を扱った推理小説ですが、何度もその特殊能力に疑問符が付き、信じるか信じないかで登場人物も揺れ動くところがリアルでよく書けています。

主人公は新聞社の記者からある出来事がきっかけで、関連の週刊誌記者に出向している中年にさしかかる男性。その主人公が嵐の夜に、自転車がパンクしたと言ってずぶ濡れで困っていた少年を助けたことから始まります。この最初のプロローグの入り方は、嵐のような出来事を巻き込む予感を想像させてお見事です。

人の考えていることがその人に触れるだけでわかったり、人が触ったものに触れるだけで、誰が何の目的でどうしたということがわかってしまうと言うような能力は、想像すればいくらでも世の中で活躍できそうですが、テレビの下手物?番組でよく取り上げられる「FBIの犯罪捜査に協力!」とか、「迷宮入り事件を解決!」「スプーンが曲がった!」とかしか表に出てこないのは不思議です。

この小説のキーになっていますが、そうした能力を持って生まれると、人が信じられなくなり、また他人からは気味悪がられ、まともな生活ができなくなるようですが、個人的にはそういう能力があれば、駆け引きに負けることはなく、大金持ちになることも簡単ですし、犯罪摘発など社会の役に立てることもできますので、いったいなにが困るのかな?って気がします。

★★☆

著者別読書感想(宮部みゆき)


【関連リンク】
 12月前半の読書 早春の化石、冬蛾、中国化する日本、恍惚の人
 11月後半の読書 ラストチャイルド(上・下) 、老いる覚悟、Nのために、昭和の犬
 11月前半の読書 悪女について、空の中、アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風、青い約束

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987
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年は個人的には比較的穏やかな一年でした。仕事もまぁまぁ順調で、高齢者の親戚に不幸があったり、子供が夜中に急に苦しみ出し救急車を呼んだりしましたが、大事には至らず、現在は全員無事健康です。

その同居の家族では、今年3月で最後の1人が無事社会に巣立つことができ(予定)、子育てもこれにて完了の予定です。

3人の子育ては妻がメインにやってくれましたが、それにしても最初の長男が生まれてから、3人目が成人し社会に出るまでの期間、トータルで28年間、いや~ホント長かったです。お金も想像していた以上にいっぱいかかりました。

私の年代(1957年生まれ)の夫婦は、まだ昭和時代の風習が色濃く残っていて、妻が結婚前に仕事を辞めていて、なんの疑問もなく専業主婦へ。私が外で稼いでくる代わりに、家事や子育てはすべて妻任せという期間が長く続きました。

今の若い人なら考えられないでしょうけど、それが当時(1980年代)までは標準的な夫婦間の暗黙の了承事項だったのです。バブルが弾けた以降(1990年代半ばぐらい)、それに変化の兆しができてきました。

ところが、3人目を授かった頃、その2年前に請われて転職をした先の業績が傾き、すでに年齢が高かった私を含め十数名が標的となってリストラされる羽目に。その後しばらくは無職の生活を余儀なくされました。

しかしその失業中に、それまでほとんど無縁だった子育てをやってみて、「意外に面白い」ことに気がつきました。時々聞くことがある「子育ては大変だけど、人生でもっともやりがいのある仕事」というのを実感したのも、遅ればせながらこの頃です。

「切った貼ったじゃないけど、つまらない金儲けなんかよりも、こっちのほうが絶対に楽しいしやりがいがあるなぁ」って思った次第。

そこで上の二人はもう子育てと言うにはちょっと遅かったけど、3人目はまだ間に合うと、それから積極的に子育てに関わるようになっていきました。

職場では「仕事よりも家庭を中心に考えている」って思われるようになったかも知れませんが、だって元々好きではない仕事なんかよりも、子供と遊んだり、簡単な料理を一緒に作ったり、映画を見に行ったり、宿題を見てやり、その成長ぶりを実感している方がずっと楽しいのだからしょうがない。

こうした子育てを少しだけでも経験できたのは自分にとって有意義だったなと思うわけです。もしそれを知らずに3人とも妻に全て任せていて、自分は毎日夜遅くまで働いて、ただ生活費を稼いでくるだけだったら、なんと味気なかったと今になって思います。

そう考えると、リストラされて、長く家に引きこもる期間があったことは、そうした子育てに目覚めるいい機会だたということで、あながち悪いことばかりではなかったなと考えています。

もっとも失業期間が失業保険の受給が切れる前の7ヶ月で済み、紆余曲折もありましたが、一応再就職ができたことが、家庭を壊すことなく子供達にも貧しい思いをさせずにラッキーだったこともあります。

無職期間中には、このサイトの開設もそうですが、大きな挫折感を味わい、手に職がない中高年者の再就職の厳しさを経験したことで、自分の中の何かが大きく変わり始めてきました。

ま、過去の当時の日記を読むと被害妄想的というか、厭世気分が漂ったものが多いですが、それは、他人や社会を批判し、鬱憤を晴らさないと神経がまいってしまいそうだったからでしょう(今でも多少皮肉っぽいものはありますが)。

結局私は、そのストレスが多い無職生活を家族によって救われましたが、もしそれができないと、精神的に追い詰められて、さらに厳しい環境となりかねません。

失業保険の申請で行くハローワークでは若造の窓口担当者に「本当に仕事する気あるの?」「ちゃんと探している?じゃその証拠を見せてよ」などと、居丈高に冷たい言葉を浴びせられ、プライドも再起しようと思う気もそがれてしまいます。

そんな下衆野郎ばかりでないことは知っていますが、私が会った担当者はおしなべて高圧的で猜疑心に満ちあふれたバカ野郎ばかりでした。

もっとも職安で働いている人の多くも非正規の契約職員で、奥の方で新聞を読んで暇そうにしている正規職員に威張られ、その不満をぶつけるかのように、失業者(≒失業保険申請者)に対して高圧的に出るのかも知れません。回り回っているわけです。

さて、年もあらたまりましたので、今年の抱負を。

歳月不待(さいげつふたい)
「今を大切にして日々努力せよ」の意味で、出典は陶潜「雑詩」

いよいよ仕事の定年まであと2年となり、このままでいいのか?って思う焦りや将来に向けての不安がいつも横切ります。

しかしもうできることは限られていて、いまさらジタバタしても仕方がないという思いもあり、ストレスをためないよう、あるがままに、日々精進していくことだけを考えればいいかなと思ってこれを選びました。

また同時に、自分の定年後の身の振り方もいろいろと考えておく必要がありそうです。できれば働かずに家のこたつの中でジッとしていたいのですが、そういうワケにはいきませんから、、、

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