リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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以前書店数が激減しているというブログを書いたのが、5年半前の2010年1月ですが、その後も順調?に減らしてきているようです。
書店数の推移(1999年~2014年、青、棒グラフ、単位:店舗数、出典:日本著者販促センターデータ)と出版物(書籍、雑誌合計)推定売上推移(2004年~2013年、赤、折れ線グラフ、単位:億円、出典:出版流通コンサルティング冬狐洞隆也氏のデータ)です。
書店数と出版物の売上が見事にリンクし、最近ちまたでは別にめずらしくはない綺麗な右肩下がりのグラフとなっています。
まず書店数ですが、1999年の22,296店から2014年には13,943店と、15年間で8,353店減らしています。このままのペースでいくと、あと20年もすれば計算上では国内の書店のほとんどが消えることになりそうです。
ま、多くの人は書籍はネットで、雑誌はコンビニで買うから書店が消えても不便を感じないかも知れません。外勤営業の人の無料&時間つぶしの場所がなくなるのは気の毒な限りですが。
それに数値ではわかりませんが、主に中小零細な書店中心に減っているようで、チェーン展開している大型書店はそれなりに頑張っているので、まだしばらくは大丈夫かと思います。
書店が減るのは書籍など出版刊行物が減ってきていることとも比例しています。
書籍や雑誌の売り上げは、2004年に22,428億円あったものが、10年後の2013年には16,823億円と5,605億円減らしています。
売上が16,000億円で、10年間で5600億円減ということは、こちらもこのままのペースだとあと30年ほどで売上0円になる勘定です。書店が20年で、出版社が30年で消滅ですか。
もちろん国内から書籍(電子書籍含め)がなくなることはないでしょうけど、構造転換しなければ、出版社も印刷会社も取り次ぎも書店も一往に厳しい状況になっていくばかりでしょう。(紙の)書籍ファンの私としては寂しい限りですが、、、
もうひとつ別のデータでは、「出版業界、5年間で1兆2500億円の売上減 帝国データバンクの経営動向調査」という記事がありました。
こちらは書籍や雑誌の売り上げだけでなく、出版業界(書店経営業者、出版社、出版取次業者)全体(製紙会社や印刷所は入っていない模様)の売上減少の話しです。
ザックリした概要を書くと、出版業界の2008年売上はおよそ6兆円あったが、この5年間で約1兆円ダウンして5兆円になった。
つまりこのペースで5年ごとに1兆円が減れば、25年後には売上が0になるという計算になります。当たり前ですが、上記の書店数や書籍売り上げの下降線と消滅する時期がほぼ同様になっています。
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
さて、出版業界や書店に明るい材料や未来はあるのか?って聞かれると、特に根拠はいくら探し回っても出てきませんが、あるに違いないと思いたいです。
1970年代に旧ソ連で発達した角膜にメスを入れて視力を回復させる技術が確立され、その後レーザーメスが発明され、より安全確実な手術が可能となってきたのは承知のことです。
そうした技術が生まれたとき、私はこれで「眼鏡業界やコンタクトレンズ業界の人は10~20年後には完全に失業だな」と思っていましたが、それから40年経った今でも眼鏡もコンタクトもまだまだ健在です。
特に書籍はそれを作り出すコンテンツ力が重要で、いくら技術が進んでも自動的に面白い小説を創り出したり、過去の小説を現代風にアレンジをしてくれません。自動化や機械ができるのはせいぜい校正とか翻訳と言ったところでしょう。
人気作家が紙の書籍として出したいと望めばそれはかなうでしょうし、電子ブックと併用したり、初期費用をかけないよう電子版だけで発行というのも増えては来るでしょう。
配布方法や見る手段が変わっても魅力あるコンテンツを作り送り出すビジネスはなくなりはしないということです。
1980年以降に生まれた人は物心ついたときからPCや携帯電話などが身近なところにあり、デジタルネイティブと呼ばれていて、おそらく紙の書籍よりも電子書籍が普通という感覚を持っているいる人が多いのではないかと思います。
ただし同じデジタルネイティブでも、親がその世代ではないと、子供に対して紙の本や新聞を読めと勧めたり強制することもあり、一足飛びに完全デジタル世代にはならないでしょう。
紙の出版物が完全になくなっても差し支えない世代は、デジタルネイティブが親になり、その子供が社会に出てきてからになると思われます。
1980年生まれは現在35歳、結婚していればすでに親になっている人が多いでしょうが、その子供はと言うとまだ社会に出てきてはいません。それに残念なことに非婚化と少子化により、その世代は数的にメジャーとはなり得ません。
ということは、デジタルネイティブ世代前の最後の世代1970年代生まれの人達が寿命を迎えてほとんど姿を消すまでは、おそらく書籍にしろ新聞にしろ、その他出版物も現在と同じ紙のままで生き残るのではないかと思うわけです。
アナログ世代の最後に属する1975年生まれは今年40歳、普通に活動できる寿命が平均的に80歳だとするとあと40年ありますね。それまではボリュームは減り続けても、アナログの書籍や新聞の需要はあり、なくならないと考えられます。
ちなみに老若男女に支持されていそうな又吉直樹著の芥川賞受賞作品「火花」は、紙の単行本が150万部に対して電子書籍は10万部ということです。この電子書籍10万部という数字は発行元の文藝春秋社でも初のことだそうです。
つまり現在の書籍では、紙版15に対して電子版は1という比率(7%)が実態というか、いろいろと言われていますがまだ電子書籍は1割にも達していない、そんなものなのです。
さらに紙の書籍の廉価な文庫版が登場すれば、電子版との差はもっと広がりそうです。
やがてこの紙と電子版の割合が均衡し、そして逆転する時期が来るでしょうけど、先に述べた理由からして、それにはまだ10年以上はかかりそうに思われます。
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
新聞ですが、相変わらず効率の悪い旧式のビジネスを踏襲し続けていて、まもなく大転換の時期がやってくるでしょう。
朝夕2回個別に宅配をするような、人手や人件費がかかり過ぎるビジネスは、大都市圏の集合住宅地域でないと維持できなくなるでしょう。その前に新聞をとる世帯が減少し続けています。
コストを下げるため配送や配達員に外国から安い労働力を入れますか?入ってきても、すぐにもっと割のいい楽な仕事に移っていくだけですよ。
新聞がどうしても紙で読みたい場合は、コンビニに買いに行くか、コンビニがない地域では新聞自動販売機で購入するとかになりそうです。あるいは月間購読料(約4,000円)が今の2倍とかになるかもです。
思いつきのアイデアですが、日本郵便とタイアップして、全国各地にある郵便ポストに新聞の自動販売機をくっつけるとかすればいいのかも知れません。補充は郵便物収集の日本郵便の人が一緒におこなえばいいのだし。
おそらく規制緩和が必要でしょうけど、それぐらいは既存の新聞配達所以外、誰の迷惑にもならないので簡単にできるでしょう。
すでに一部では進んできていますが、新聞は紙ではなく電子版へ移行していくのは確実です。
新聞を網羅的に見たいという人のために、大きめのタブレットも出てきていますが、高齢者にとっては重かったり設定が難しく使いづらいものです。
少なくとも新聞社は自社専用のタブレットを作って、購読者に無料で配布し顧客を囲い込むぐらいの思い切った戦略をとらない限り、ジリ貧に陥ってしまうでしょう。
自社専用タブレットならば、起動すればwi-hiにつながり、自社専用画面が表示され、お買い得品や旅行の案内など、新聞事業以外のネット通販など新しいビジネスへ拡がります。
端末ごとに個人が登録されていて、新聞購読代の引き落としをおこなっていれば、通販も独占でき、Amazonや楽天よりも有利に展開ができます。
そういう大きなビジネスチャンスをみすみす捨てて、個人が所有する汎用性があるパソコンやタブレット、スマホで「有料の電子版をどうぞ」という今のビジネスモデルは、まったく先見の明がないアホとしか言いようがありません。
長くなってしまいましたが、やりようによっては、出版社も新聞社も新たなビジネスチャンスは必ずあるけれど、それはアナログ世代が古いしがらみにまみれながら考えたり事業方針を決裁するようなモデルではなく、まったく新しい発想に立たなければ生み出されないだろうということです。
つまり大新聞社にしろ、大手出版社にしろ、早くデジタルネイティブの30代の役員、社長を据えて、必死に考えて実行したところだけに未来があるということでしょう。角川がドワンゴとくっついたりしたのはまさにその先鞭だと言えるでしょう。
【関連リンク】
755 電子書籍を普及させるには
509 本屋大賞ノミネート作品について
358 テレビ・新聞に未来はない?
341 新聞、雑誌、書籍など紙媒体はなくなるか?
330 消滅する書店
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ちょっと古ネタなのですが、あらためて自分の若い頃を振り返って見たときに、このブログ記事に書かれていることがグサリと胸に突き刺さり、いつまでも頭から離れないので、取り上げてみることにしました。
年収1100万円なのに貯金が出来ませんという男性に、本気でアドバイスをしてみた。
書いているのは、カリスマ?ファイナンシャルプランナーの中嶋よしふみ氏
質問は「年収が1100万円で貯金が出来ない」という40代男性からの内容だった。 (中略) 以下は回答として書き込んだ内容だ。 「収入は結構あるし、そんなに贅沢してないのに貯金が増えないのはなんで……?という状況かと思います。 答えは簡単で、生活水準が高いからです。 支出を減らして貯金をするには生活水準を落として下さい。例えば世帯年収が600万円のご家庭でも子供を育てながら貯金もしています。そういったご家庭と比べれば年間500万円くらい貯金が出来てもおかしくないはずですが、それが出来ないのは単純に生活水準が高いからです。 (中略) 支出を削るには『無駄を削る』のではなく『生活の水準を落とす』と考えて下さい。」 |
つまり、多くの場合、家計の中から貯金をするには「家計の中から無駄を省いてその分を浮かして貯金するもの」と思われがちですが、筆者は「無駄に使っている(と思っている)支出はほとんどなく、貯金をしたいなら生活のレベルを落とすしかない」とキッパリ言い切ります。
それについては、
「生活水準を落とすとは本人が当たり前だと思っている支出、必要だと思っている支出にまで踏み込む事になるので、確実に痛みをともなう。これが本当の意味での家計のリストラだ。」
と、業績不振に陥った企業が、人員削減や給料カットなど、痛みを伴うリストラを断行すると同じように、家庭内で傷みを伴うリストラをおこなうことができるか?っていうところがグサッと胸に突き刺さったわけです。
実際私にはできませんでした。
過去形であるところがすでに手遅れであることを示しています。
このブログを書いた中嶋よしふみ氏の他のブログを読んでいると、いろいろとタメになる話しが多くありますが、中でも「住宅購入のリスクについて」は詳しいので、これから買おうと思っている人には参考になるかと。
決して「賃貸派vs.購入派」バトルとかではなく、それぞれどのようなリスクを考えておくべきか?ってところがミソです。
リスクとの付き合い方 持ち家議論へ頂いた反響への回答
私の個人的な話しですが、新卒で入社したときは社員数がまだ数十名だった零細企業が、劇的に成長し(えぇ、血へど吐くような努力をしましたとも)、30歳の頃には社員数も数百名を数え、多くの部下を持つようになり、年収も1千万円を超えて、40歳前には1500万円ほどの収入を得ていました。まぁ私の絶頂期とも言えますが、その代わりに犠牲にしたことも多くあります。
その絶好調の20代後半から40歳ぐらいまでの10数年間のことを考えると、上記の中嶋氏の言うとおり、その年収に合わせた生活水準を続けていて、子供の教育費の一部の預金(学資保険)を除き、貯蓄や資産形成はほとんどやってきませんでした。その頃は、この収入が今後もずっと続くものと思いこんでしまうのです。
二人の子供は当然のように私立の幼稚園、塾、習い事、私立高校~私立大学へと行き、それで一気にわずかな貯金と学資保険が吹っ飛び、上記の記事にも書いてあるとおり、自分では無駄な出費はしていないと思っているのに、「貯金が底をつく」生活に陥ってしまいます。
で、人生なんてバランスが取れているもので、40歳過ぎてから転職した先がITバブル崩壊の影響をモロにかぶってしまい、それを支える幹部として入った自分の力不足もあり、結果追われるように退職。収入が途絶えてしまい、多額の住宅ローンや子供の学費を抱えたまま無職になるという散々な目に遭うことになります。
でも捨てる神ありゃ拾う神で、半年後になんとか過去の実績と人脈のおかげで、ベンチャー企業に比較的好待遇で迎えられ、年収は下がったものの、子供を私立校から退校させたり、住宅を手放すような事態はとりあえず免れました。まったくジェットコースターに乗っているような数年間を経験しました。
では「生活水準を下げる」と言うのは具体的にどういうことかと言うと、記事では、
世帯年収1000万円超の夫婦が2000万円のマンションを買う、という事例は過去の相談では一度も無い。世帯年収1000万円超ならば予算は5000万円前後といったところか。世帯年収が2000万円に近付くと、子供の習い事だけで月に10万円以上という事も珍しくない。 |
と言うように、人は収入に応じたレベルの生活が普通となってしまうのです。これは私自身の経験から言ってもまったくその通りです。
クレジットカードひとつとっても、当時はゴールドカードなど年会費が何万円もかかるカードを何枚も持っていましたし、タクシーの利用も頻繁でした。
今は年会費無料のカードしか持っていませんし、ここ何年も(自分のお金で)タクシーには乗ったことがありません。細かなことでそうですから、全体で見るとその格差はもっと広がります。
当事者にはそれが普通であって、贅沢しているとか無駄遣いしているという感覚はありません。しかも先々まで今の収入が続き、もっと言えばさらに高給取りになると信じて疑わないところが人の心の弱さです。
私も年収が1千万に達していた30歳の頃まで、転勤も多かったので家は借家で十分かなと思っていたところ、住んでいた賃貸マンションで大家と家族がもめたことがあり、それに嫌気がさして新聞チラシに入っていた中古マンション(3LDK)を見に行き、即決で購入(もちろんローンで)。
その後子供が増えてきたのと年収も安定して1500万円レベルになった30代後半には、新築一戸建て住宅(建て売り4LDK)に買い換えと、その時々の収入に応じた生活を当たり前のようにしてきました。
家を買ったのは投資的な意味はなく、誰にも気兼ねしなくていい、自由に使える自分の家が欲しかっただけのことです。
そして40代後半頃には、子供の学費が考えていた以上にかかり、貯蓄はとうとうゼロになってしまい、積み立ててきた年金型生命保険なども解約していくことになります。
このあたりは過去に反省と経験を生かしてブログを書いています。
■子供の教育費にいくらかけますか?
■子供の教育費の負担を覚悟しているか
いずれにしても、1990年前後には「ライフプラン」という考え方はありましたが、まだFPという国家資格はなく、そうしたまともなアドバイスをしてくれる人はまずいませんでした。もしいたとしても、バブルで加熱していた時代に、冷静にそういう人の慎重な声に耳を傾けられたか?って考えるとそれも微妙です。
なので世の中の流れで、収入に応じた生活をして、家を買って、子供にお金をつぎ込み、ただ流されるだけの生活をしてきて、今になってから、「あーしておけば、、、こうしておけば、、、」と後悔が先に立ってしまいます。
「リスクの取り方」の中で先のブログの筆者も書いていますが、住宅購入というのは、長期で持つ株の購入と同じように、たまたまうまくいって資産となるケースもあれば、紙切れ同然(今は株券は電子株券なので紙切れにもなりません)となってしまうこともあり、さらに株式の場合だと、傷が拡がる前に簡単に叩き売ることもできるけれど、住宅だとそう簡単にはいい条件で処分ができないなどハンデも背負うことになります。
過去に賃貸マンションにも住み、その後中古マンションと、一戸建て新築住宅を買ってみて思ったのは、私の場合、損得や投資的な目的はまったくなく、持ち家の精神的満足度が非常に高く、ご近所の人達ともより密接ないい関係を(逆の場合もあり)作ることができ、子供達に生まれ育った故郷というか定住地を持たせることができたのは良かったかなぁと考えます。
でもこれから先のことを考えると、やがて自分と共に老朽化していく住処は、果たして自分よりも無事に長持ちしてくれるのかどうかって思うと、その修繕コストや介護がしやすいようにリフォームしなければならないとか時々不安がよぎります。
そうしたお金の問題を30代のうちに気がついていれば、もっと安心できる老後を送れたかもしれないと思うと悔やまれます。若い人には同じような過ちを犯してもらいたくないですが、調子がいいときはなかなか人の意見なんか耳には入ってこないでしょうね。
子曰、飯疏食飲水、曲肱而枕之、楽亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲(論語より) 子の曰わく、疏食(そし)を飯(くら)い水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。 楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。 質素な食事をして、水を飲み、肘を枕にして眠る。そのような質素な暮らしの中にも、楽しみは自然とある。 悪いことをして金持ちになったり、身分が高くなっても、 それは空に浮かぶ雲のように、むなしいだけだ。 |
【関連リンク】
921 もらえる年金の額はモデルケースとは違うということ
908 本当に住みよい街とは
894 火災保険・地震保険について調べてみた
874 老朽化しつつあるバブル以前のマンション
771 続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編
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時が滲む朝 (文春文庫)
2008年に芥川賞を受賞した作品で、著者は中国生まれの中国籍で、大学生時代に留学生として日本に渡り、その後苦学しながら日本に住み着いたという変わり種の作家さんです。
中国の近代史、特に文化大革命から民主化運動の天安門事件などについては、報道や学者の話しによって概略こそ知ってはいるものの、その騒ぎの中にいた民衆や学生の話しというのはなかなか伝わってきません。
主人公は苦労して大学へ入学したものの、国を少しでも良くしようと、民主化運動に目覚めて仲間と共に行動を起こし、やがては暴力事件を引き起こして大学を追われてしまいます。
その後、日本へ留学することがかない、日本で中国の民主化運動をおこないますが、やがてはそれも有名無実化していくという、若者の政治熱とその後という、どこの国でもありそうな理想と現実の物語です。
この小説を読んでいると、激しい競争を勝ち抜き、有名大学に入り、日本の共産化運動に目覚め、そして北朝鮮やアラブへ散っていった若者(当時)というか、自分よりは10年以上も年上の先輩たちですが、そのことをふと思い出したり。
そうした革命を目指した彼らの大学の同級生の多くは、その後ちゃっかり大企業へ入り、企業戦士として第一線で活躍し、そして現在は定年退職をして、孫に囲まれ悠々自適の生活を送っていることを考えると、学生時代の仲間や時の運というものは、その後の人生に大きく影響を及ぼすことになり、それはまた世界共通のことなのかも知れません。
★★☆
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追風に帆を上げよ クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)
2015年3月に刊行された「クリフトン年代記」の第4部となります。ここまでのところ3世代に渡る英国版大河ドラマですが、この先いったい何部まで続くのやら。
=「クリフトン年代記」過去の読書感想=
時のみぞ知る - クリフトン年代記第1部
死もまた我等なり - クリフトン年代記第2部
裁きの鐘は - クリフトン年代記第3部
このシリーズでは過去からの因縁というか恩讐が複雑に絡んでくるので、シリーズの途中から読むと?って感じになるので注意が必要です。
著者を一気に有名にした「ケインとアベル
読んでいて感じたのは、前にも書いたことがありますが、これは著者の過去の代表的な作品「ケインとアベル」(1981年)、「ロスノフスキ家の娘」(1983年)、「めざせダウニング街10番地
それだけに、過去の作品を全て読んでいると、先が読めてきて、ドキドキワクワク感が乏しいのです。
著者も御歳75歳、もういい年なので、引退に向けてそろそろまとめに入ってきたのか?と、そういうことなのかも知れません。
★★☆
◇著者別読書感想(ジェフリー・アーチャー)
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
午前三時のルースター (文春文庫)
「ワイルド・ソウル
著者がまだサラリーマン時代に勤務をしていた旅行代理店の仕事で行ったであろうベトナムを舞台にした小説で、これが実質のデビュー作品です。
この作品はサントリーミステリー大賞と読者賞を受賞し、2000年に高橋克典主演のテレビドラマになりました。見ていないけど。
ストーリーは、数年前に忽然とベトナムで消息を絶ち、もう生きてはいないと思われていた父親を、偶然テレビに映っていたの見つけ、「父親は生きている?」「生きているならなぜなにも連絡をくれない」という謎に挑もうとする中学生?の息子と、その旅行の世話をする羽目になった旅行代理店の主人公の話です。
ベトナムに着くと、予約していたホテルやガイドが何者かによってキャンセルされていたり、父親らしき人物が映っていた市場に向かうと後を付けられ、あげくは激しいカーチェースをすることになり、アクション場面も豊富な設定です。
ま、でも元自衛隊員とか、CIAだとか、元海兵隊員とか、なんでもひとりで片付けちゃうスーパーマンが活躍するようなドラマでないことは救われます。
父親を見つけ出すところまでにそのほとんどのマス目を費やし、見つかった以降は、なんとあっさりと収束してしまうことか。せっかくなのでもう少しベトナムの街や人の魅力が伝わるような、娼婦やヤクザ組織だけでなく、ドラマ化すればベトナム政府からも多大な協力が得られそうな設定にしてもよかったかな。ちょっと終わり方に物足りなさを感じなくもありません。
★★☆
◇著者別読書感想(垣根涼介)
∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
「みをつくし料理帖シリーズ」になる第1作目の作品で2009年に刊行されています。著者の本は少し前に「銀二貫
このシリーズは、2012年にパート1が、そして2014年にパート2が、北川景子主演でテレビドラマ化されています。見てないけど。料理とテレビドラマって結びつきやすいのですね。仕込みが楽なのでしょうか。
主人公は、水害で両親を亡くしてしまい孤児となり、大阪にある一流の料理屋に拾ってもらってそこで奉公するうちに認められ、女でありながら調理場で働いていた澪(みお)という名前の女性です。
ところがその料理屋も隣家の火事で全焼してしまい、料理屋の主人とご寮(女将)さんと3人で、江戸で料理屋を開いている息子を頼ってやってきますが、その息子は吉原通いで身上をつぶし、店も失っていたという悲惨な状況です。
心労がたたって主人は亡くなり、病気がちな御寮人を助けながら澪は蕎麦屋で働きながら、そこの主人に見守られながら料理人としての腕を磨いていく時代劇青春ストーリーと言ったとこころです。
今まで大阪で鍛えた料理を作っても、上方の料亭の味が、江戸の職人達にはまったく通じず、試行錯誤しながらも気に入ってもらえる料理を作っていきます。このあたりは直木賞を受賞した山本一力著の「あかね空
前に読んだ「銀二貫」は寒天問屋の話しでしたが、そこにも出てくる心太(ところてん)のうんちくも登場。確かに関西の心太と関東のそれとは見掛けは似ていてもまったく違うところがミソいやダシですね。
関西人の私が初めて関東の心太を出されたときには「これは腐っている」と断言してしまったのは今から40年前の話しです。だって酸っぱい心太なんて知らなかったので。
巻末には登場した料理の作り方レシピが書かれています。あまり食べたいと思うものはありませんが、マメな食通の人なら試してみようという人もいるのかも知れません。
★★☆
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自分で言うのもなんなのですが、私の職業的特技として、相手と少し話しをしただけで「なにを考えているか」「なにを求めているか」がおおよそ想像がつきます。
それは特殊な才能というわけではなく、単に観察力があるということです。常に感覚を研ぎ澄ませていた十数年前までとは違って、今はもうなくなってしまったのですけどね。
「KY」という言葉が流行ったのも、そうした観察力がない、あってもうまくそれを生かせない人が多いってことからでしょう。
ついでに言うと、その能力は、ビジネスのようなある程度定型的な場ではない、例えば感情が支配する男女間の恋愛のような不確定要素が多い場合はあまり役立ちません。
職業的ではありませんが、子供の頃からよくやっていた将棋で、「相手は次にこう来るだろうな」っていうことは、少し経験を積めばわかってしまいます。
それなら将棋は強そうなものですが、「こう来る」とわかっていることと、それに備えつつ、かつ相手を攻めることができる強さとは必ずしも一致しないものです。
ビジネスの場において、交渉相手がなにを考えているかがわかりますので、交渉の主導権を握り、先手を打って相手が言い出す前に、相手の懸念を打ち消す話しや、ライバル社と比べて高い費用の理由について話しをするができますが、だからと言って、相手が喜んでくれたり、気に入ってくれて商売がうまくいくってわけではありません。
逆に気味悪がられたり、主導権を握られたことでへそを曲げたりして怒り出したりします。交渉というのは難しいものです。
「相手が考えていることを知る」のに一番いい方法は、相手の立場になることです。つまり相手と自分を入れ替えてみて考えると自ずとわかります。将棋の盤も対局中に棋盤をひっくり返して相手側から見ると、対戦の様子がすっかり違ったように見えるのと同じです。
人と交渉時に「相手の立場に立って考える」ことが自然とできるのは、慣れとか訓練によってできるものだと思います。傲慢で自分中心でしか物事を考えられない人には無理です。
人はどうしても権力を得て、周囲からはチヤホヤされだすと、「自分は偉い」「自分は常に正しい」「自分は間違いは犯さない」という気持ちになってきます。他人がすべてバカに見えてしまうのですね。私も人から持ち上げられるそういう一時期がありました。不出来なもので。
そうなると周囲の人がどう考えているか?なんてことはまったく気にしなくなってしまい、いわゆる我が儘な「裸の王様」状態になり、そうした愚かで傲慢な晩年を汚している人は多いです。歳を取ってから「あの人は頑固になってきた」と言われるのはそういう傲慢さをオブラートにくるんだ言い方でしょう。
一向に改善しない日中関係でも、残念ながらそれぞれの国の主張をぶつけ合っているだけで、お互いの立場を理解しようとはしません。国と国との交渉ごとは譲ると負けという偏屈なプライドとか、忘れることができない歴史的な背景や、人種差別的な感情があるのでしょう。
したがって国同士のもめ事は安易な譲歩などもってのほかで、頭では真意が理解できたとしてもそうそう解決できるとは思いませんが、国の利益代表をしている政治家以外の一般人までが、政治家と同じく強硬にいがみ合ってもいいことはないと思うのですが、どうなのでしょう。
戦後日本は長く、政治と経済は別という戦略をうまくとってきました。国交のない国とも民間の経済交流は盛んにおこなうなど、端から見れば節操がないとも言えるやり方で、世界に冠する経済成長を遂げ、ついには師匠だったアメリカ様を焦らせ、怒らせるぐらいになりました。
これは一種「お上とは少し距離を置き、お上には頼らず、粘り強く商売する」をやってきた大阪商人の得意とするところだった気がします。
大阪商人の代表と言えば、、、例えばですが鴻池家、三井家(越後屋)、などを筆頭にし、近年では阪急電鉄創業者の小林一三氏、野村證券創業者の野村徳七氏、パナソニックの松下幸之助氏、コクヨ創業者の黒田善太郎氏、サントリー創業者の鳥井信治郎、大和ハウス工業創業者石橋信夫氏、ダイエーの中内功氏、元官僚で作家の堺屋太一氏みたいな人でしょうか。
但し、小林一三氏や松下幸之助氏、黒田善太郎氏、石橋信夫氏は厳密に言えば大阪出身者ではありません。
大阪商人(大阪出身ということではなく)の歴史と功績は、「大阪企業家ミュージアム」に詳しいのでそちらをご参考に。
すでに高齢化社会に入り人口も減少していく中で、日本は経済力にはかげりが出てきて、今後成長は期待できなくなってきましたが、だからと言って、あきらめるのではなく、また軍事力で他国に傲慢な態度を見せるのではなく、したたかに経済、もっと言えばユダヤ商人にも決して引けをとらない(と思っている)真のなにわ商人を表に立て、経済はもとより外交においても力を発揮してもらうといいのではないかなと思っています。
まずは経産省と外務省は大阪に移転です(笑)。ついでに文化庁は京都か奈良でいいでしょう。農水省は北海道か福島へ、国交省はトヨタやホンダ、スズキが近い愛知がいいでしょう。国会も通常国会は東京で、臨時国会は大阪で開催です。リニアもできることだし、東京大阪間はもうすぐ通勤圏です。
大阪商人に、かの国と尖閣諸島や北方領土の交渉ごとを任せると、粘り強い交渉で、素晴らしい解決に向けたアイデアが出てくるでしょう。
もちろん両国全員がすべて満足という夢の話しではありませんが、現在のように両国がにらみ合う不利益な膠着状態ではなく、「背に腹は代えられない」「それならば仕方ない」という妥協策が見つかりそうです。
天然ガスや原油の輸入も、交渉下手な日本人の足下をみられ、世界標準よりもずっと高い値段につり上げられている状態から、一気に国際的に見ても最安価格で輸入することができ、貿易収支の赤字もそれで一気に解消です。
混迷を迎える国内そして世界に向けて、今こそ400年前に日本を天下統一した秀吉を支えた「損して得取れ」の大阪商人に、新しい日本の経済と外交をゆだねてみるのもいいのではないでしょうか。
【関連リンク】
769 相続税の税率を上げると言うこと
512 真夏の節電で儲かるビジネスはなにか
473 割賦販売の罠は誰でも知っているが、、、
434 尖閣諸島と日中問題
409 民度が計れる国政選挙は政治家と鏡
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本をよく読む人なら誰しもあると思いますが、買った本が過去に買って読んだことがある本だったという少々残念な経験。
私の場合、記録に残っているものをカウントすると58冊のダブリがあります。蔵書約2500冊中の58冊ですから2.3%にあたります。
本を買うときにタイトルを見ない人はいないので、そのタイトルを見ておきながら、ピンと来なかったのが第一の敗因です。
あと自分の好みのタイトルというものがあって、ついついそのタイトルに惹かれてあまり考えずに買ってしまうこともあります。
タイトルだけでわからない場合でも、文庫の場合は、裏表紙に書かれているあらすじや、文末の解説、発刊日を見て気がつくことがあります。それでも過去に読んだことがわからなければ、それはもうすっかりと記憶から抜け落ちているということで二度買いしても仕方がありません。
もっとも悔しいのは、同じタイトルの小説が、別の出版社から発刊された場合、小説の発表自体は十数年前のものでも新刊として発刊されます。しかも新刊コーナーに平積みで置かれたりしますので、あの著者の新刊だからと、なにも考えずに買ってしまうことです。
読み始めてしばらくして、これ前に読んだぞ~と記憶が蘇り、調べてみるとそういうことだったということが何度かありました。
例えば、浅田次郎著の「姫椿」は2003年に文藝春秋から文庫が発刊され、その9年後の2012年に徳間書房から初版として文庫が発刊されました。その両方とも刊行後すぐに買いました。中身はもちろん同じです。
「姫椿」以外に出版社が変更になって、当然表紙カバーも変わり、間違って同じ小説を買ってしまったのは、清水一行著「株の罠(徳間→角川)」「迷路(光文社→剄文社)」「勇士の墓(光文社→徳間)」、高杉良著「銀行人事部(集英社→徳間)」「社長の器(講談社→光文社)」「大逆転!(講談社→角川)」、楡周平著「猛禽の宴(宝島社→角川)」、半村良著「英雄伝説(講談社→河出)」、宮部みゆき著「誰かsomebody(光文社→文藝春秋)」、宮本輝著「月光の東(中央公論社→新潮社)」「草原の椅子(幻冬舎→新潮社)」の計12冊に上ります。
こちらの不注意とはいえ、これはまったく迷惑な話しです。
ただ出版社の事情で再版や増刷ができなかったり、著者が何らかの事情で出版社を変えたということもあり、いわゆる「大人の事情」があることも理解しています。
次は出版社は同じでも、再版や増刷の際に表紙カバーがすっかり変わってしまい、それに気がつかずに買ってしまうパターン。
特に映画化やTVドラマ化されたりすると、それに合わせて新しいカバーに変わったりします。小難しい文学作品に萌え系アニメや少女漫画風イラストを入れることで爆発的に売れ出したなんてこともあり、出版社のしてやったりという苦労が伺えます。
また中身もカバーデザインは変わらないものの、1冊だった小説が上下刊に分かれ、イメージがガラリと変わってしまうようなリニューアル版というのもあります。
そして最後はなにも変わらないのに、ただ忘れて買ってしまうもの。これは上記にも書きましたが、著者とタイトルに惹かれて買う場合が多そうです。
そういうなにも変わらないのにただ著者とタイトルに惹かれて、つい二重に買ってしまったものは、赤井三尋著「翳りゆく夏」、伊集院静著「水の手帳」、大沢在昌著「夏からの長い旅」、小池真理子著「記憶の隠れ家」「天の刻」、佐々木譲著「夜にその名を呼べば」、、笹本稜平著「時の渚」、重松清著「哀愁的東京」、雫井脩介著「虚貌」、真保裕一著「黄金の島」「ボーダーライン」「真夜中の神話」、藤田宜永著「理由はいらない」、宮本輝著「春の夢」、グレイグ・ホールデン著「夜が終わる場所」、ロバート・B・パーカー著「ペーパー・ドール」などがあります。
タイトルって販売戦略上重要なんですねぇ。
で、読み始めてから「これ前に読んだぞ」って気がついた場合、どうするか?
私の場合は、途中まで読んでいれば、そのまま最後まで読むことが多いです。初めて読む場合と、ある程度知識があって読むのとでは少し感想も違ってきますので、やや悔しい思いをしながらもそれを楽しみつつ。
もっと言えば20代と50代では同じ小説でもその感想や受ける印象は大きく違ってくるものです。30代と40代でも多少は変わってきます。
しかし二度目に読むときに、新たに新鮮な気持ちで読める本もありますが、そうでない本もあり、そういうのは数ページで読むのをやめてしまいます。気持ちは「損した!」ってところです。
二度目に読んでも新鮮に読めるのは、一般的に古くから名作と言われている小説が多く、学生時代に一度は読んだものも、大人になってからもう一度読んでみるのはまたいいものです。
特に夏目漱石とか三島由紀夫、川端康成、森鴎外、芥川龍之介、谷崎潤一郎、星新一、吉川英治など10~20代の頃に読むことが多い作品は、それから30~40年後の今読むと結構新しい発見があり、楽しいものです。
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