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先月、7月14日、2021年上半期の. 第165回直木三十五賞が発表され、佐藤究氏の「テスカトリポカ」と、澤田瞳子氏「星落ちて、なお」が見事に受賞されました。

受賞直後には書店へ行くと、受賞作や候補作の単行本が大量に平積みされていて、ミーハーな人や流行に敏感な人はこぞって買い求めていますが、冷静沈着な私?は文庫になるまで数年待ってから手に取りますから読めるのは2~3年後でしょうか。

文庫しか読まないのを人は「貧しいからだろ?」と言いますが、半分当たっています。あとの半分は、保管場所がないので、大きな単行本はできるだけ避けて小さな文庫本にしているのと、寝っ転がって読むのに重い単行本だと手が疲れるからというのが半分です。

生憎、人より早く読みたい!流行に乗り遅れたくない!という先進性の思想は持ち合わせていません。

ということで、印税という点ではあまり著者に貢献できていないので心苦しいのですが、できるだけ読んだ本については感想などを書いて、Amazonのリンクも貼っておくということで勘弁してください。ただし結構独断的で辛口です。

あまり古い作品まで入れるのもあれですので限定しますが、1970年から2020年までの51年間に直木賞を受賞したのは126名で、作品数は133あります(2作品で受賞した場合は2作品とカウント)。

そのうち、どのぐらい読んだかな?と、下記の表の通り調べてみたところ、36作品(赤色)でした。と言うことは率にすると 36/133≒25% ということです。

第63回(1970年上半期) 結城昌治「軍旗はためく下に」 渡辺淳一「光と影」
第64回(1970年下半期) 豊田穣「長良川」
第65回(1971年上半期)
第66回(1971年下半期)
第67回(1972年上半期) 綱淵謙錠「斬」 井上ひさし「手鎖心中」
第68回(1972年下半期)
第69回(1973年上半期) 長部日出雄「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」 藤沢周平「暗殺の年輪」
第70回(1973年下半期)
第71回(1974年上半期) 藤本義一「鬼の詩」
第72回(1974年下半期) 半村良「雨やどり」 井出孫六「アトラス伝説」
第73回(1975年上半期)
第74回(1975年下半期) 佐木隆三「復讐するは我にあり」
第75回(1976年上半期)
第76回(1976年下半期) 三好京三「子育てごっこ」
第77回(1977年上半期)
第78回(1977年下半期)
第79回(1978年上半期) 津本陽「深重の海」 色川武大「離婚」
第80回(1978年下半期) 宮尾登美子「一絃の琴」 有明夏夫「大浪花諸人往来」
第81回(1979年上半期) 田中小実昌「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」 阿刀田高「ナポレオン狂」
第82回(1979年下半期)
第83回(1980年上半期) 向田邦子「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」 志茂田景樹「黄色い牙」
第84回(1980年下半期) 中村正軌「元首の謀叛」
第85回(1981年上半期) 青島幸男「人間万事塞翁が丙午」
第86回(1981年下半期) つかこうへい「蒲田行進曲」 光岡明「機雷」
第87回(1982年上半期) 深田祐介「炎熱商人」 村松友視「時代屋の女房」
第88回(1982年下半期)
第89回(1983年上半期) 胡桃沢耕史「黒パン俘虜記」
第90回(1983年下半期) 神吉拓郎「私生活」 高橋治「秘伝」
第91回(1984年上半期) 連城三紀彦「恋文」 難波利三「てんのじ村」
第92回(1984年下半期)
第93回(1985年上半期) 山口洋子「演歌の虫」「老梅」
第94回(1985年下半期) 森田誠吾「魚河岸ものがたり」 林真理子「最終便に間に合えば」「京都まで」
第95回(1986年上半期) 皆川博子「恋紅」
第96回(1986年下半期) 逢坂剛「カディスの赤い星」 常盤新平「遠いアメリカ」
第97回(1987年上半期) 白石一郎「海狼伝」 山田詠美「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」
第98回(1987年下半期) 阿部牧郎「それぞれの終楽章」
第99回(1988年上半期) 西木正明「凍れる瞳」「端島の女」 景山民夫「遠い海から来たCOO」
第100回(1988年下半期) 杉本章子「東京新大橋雨中図」 藤堂志津子「熟れてゆく夏」
第101回(1989年上半期) ねじめ正一「高円寺純情商店街」 笹倉明「遠い国からの殺人者」
第102回(1989年下半期) 星川清司「小伝抄」 原尞「私が殺した少女」
第103回(1990年上半期) 泡坂妻夫「蔭桔梗」
第104回(1990年下半期) 古川薫「漂泊者のアリア」
第105回(1991年上半期) 宮城谷昌光「夏姫春秋」 芦原すなお「青春デンデケデケデケ」
第106回(1991年下半期) 高橋義夫「狼奉行」 高橋克彦「緋い記憶」
第107回(1992年上半期) 伊集院静「受け月」
第108回(1992年下半期) 出久根達郎「佃島ふたり書房」
第109回(1993年上半期) 高村薫「マークスの山」 北原亞以子「恋忘れ草」
第110回(1993年下半期) 佐藤雅美「恵比寿屋喜兵衛手控え」 大沢在昌「新宿鮫無間人形」
第111回(1994年上半期) 中村彰彦「二つの山河」 海老沢泰久「帰郷」
第112回(1994年下半期)
第113回(1995年上半期) 赤瀬川隼「白球残映」
第114回(1995年下半期) 小池真理子「恋」 藤原伊織「テロリストのパラソル」
第115回(1996年上半期) 乃南アサ「凍える牙」
第116回(1996年下半期) 坂東眞砂子「山妣」
第117回(1997年上半期) 篠田節子「女たちのジハード」 浅田次郎「鉄道員(ぽっぽや)」
第118回(1997年下半期)
第119回(1998年上半期) 車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」
第120回(1998年下半期) 宮部みゆき「理由」
第121回(1999年上半期) 佐藤賢一「王妃の離婚」 桐野夏生「柔らかな頬」
第122回(1999年下半期) なかにし礼「長崎ぶらぶら節」
第123回(2000年上半期) 船戸与一「虹の谷の五月」 金城一紀「GO」
第124回(2000年下半期) 山本文緒「プラナリア」
第125回(2001年上半期) 藤田宜永「愛の領分」 重松清「ビタミンF」
第126回(2001年下半期) 山本一力「あかね空」 唯川恵「肩ごしの恋人」
第127回(2002年上半期) 乙川優三郎「生きる」
第128回(2002年下半期)
第129回(2003年上半期) 石田衣良「4TEENフォーティーン」 村山由佳「星々の舟」
第130回(2003年下半期) 江國香織「号泣する準備はできていた」 京極夏彦「後巷説百物語」
第131回(2004年上半期) 奥田英朗「空中ブランコ」 熊谷達也「邂逅の森」
第132回(2004年下半期) 角田光代「対岸の彼女」
第133回(2005年上半期) 朱川湊人「花まんま」
第134回(2005年下半期) 東野圭吾「容疑者Xの献身」
第135回(2006年上半期) 三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」 森絵都「風に舞いあがるビニールシート」
第136回(2006年下半期)
第137回(2007年上半期) 松井今朝子「吉原手引草」
第138回(2007年下半期) 桜庭一樹「私の男」
第139回(2008年上半期) 井上荒野「切羽へ」
第140回(2008年下半期) 天童荒太「悼む人」 山本兼一「利休にたずねよ」
第141回(2009年上半期) 北村薫「鷺と雪」
第142回(2009年下半期) 佐々木譲「廃墟に乞う」 白石一文「ほかならぬ人へ」
第143回(2010年上半期) 中島京子「小さいおうち」
第144回(2010年下半期) 木内昇「漂砂のうたう」 道尾秀介「月と蟹」
第145回(2011年上半期) 池井戸潤「下町ロケット」
第146回(2011年下半期) 葉室麟「蜩ノ記」
第147回(2012年上半期) 辻村深月「鍵のない夢を見る」
第148回(2012年下半期) 朝井リョウ「何者」 安部龍太郎「等伯」
第149回(2013年上半期) 桜木紫乃「ホテルローヤル」
第150回(2013年下半期) 朝井まかて「恋歌」 姫野カオルコ「昭和の犬」
第151回(2014年上半期) 黒川博行「破門」
第152回(2014年下半期) 西加奈子「サラバ!」
第153回(2015年上半期) 東山彰良「流」
第154回(2015年下半期) 青山文平「つまをめとらば」
第155回(2016年上半期) 荻原浩「海の見える理髪店」
第156回(2016年下半期) 恩田陸「蜜蜂と遠雷」
第157回(2017年上半期) 佐藤正午「月の満ち欠け」
第158回(2017年下半期) 門井慶喜「銀河鉄道の父」
第159回(2018年上半期) 島本理生「ファーストラヴ」
第160回(2018年下半期) 真藤順丈「宝島」
第161回(2019年上半期) 大島真寿美「渦妹背山婦女庭訓魂結び」
第162回(2019年下半期) 川越宗一「熱源」
第163回(2020年上半期) 馳星周「少年と犬」
第164回(2020年下半期) 西條奈加「心淋し川」

う~ん、意外と少ない、、、

まだ文庫化されていない2019年以降の受賞作は当然無理としても、1980年代~1990年代の受賞作はもうちょっと読んでいるかなと思ってました。

書店や、ブックオフで本を買うときは、主として著者とタイトルを見てパッと買うので、受賞作かどうかは関係ないということもあります。

荻原浩氏の作品は過去23作品を読んでいますが、2016年の受賞作「海の見える理髪店」はまだ未読ですし、恩田陸氏の小説は18作品読んでいますが、2016年の受賞作「蜜蜂と遠雷」はまだ読んでなく、9作読んでいる篠田節子氏の小説の中に1997年の受賞作「女たちのジハード」は入っていません。

これからは、評論家や先輩同業者が良いと認めたこれらの受賞作をちょっと意識しつつ買うことにします。

【関連リンク】
746 直木賞作家の前職は?
509 本屋大賞ノミネート作品について
1498 蔵書書籍3200冊のタイトル分析



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1560
リタイア前はいわゆるサンデードライバーでしたが、今は関係なく平日の昼間からクルマに乗って買い物へ出掛けたり、コロナのせいで遠出は控えていますが、近場へはウロウロと走ることも多くなっています。

また、行く場所と荷物の有無ではバイクで出掛けることも多くなりました。そこで、気になるのはドライバーの運転マナーです。

平日の昼間は、プロドライバー(配送とか送迎など)が多く、休日のサンデードライバーだらけの道路よりは走りやすいのですが、プロドライバーは運転に慣れているだけに、自分だけのルールやマナーが染みついてしまっている人がいて、それが素人目にはあまりよくないマナーだったり、ルール無視に見えたりします。

そう思っていたら、こういう記事を見つけました。

うっかり違反に注意!! 破られがちな交通ルール 5選(ベストカーWeb)
1.歩行者の進路妨害
2.バスやタクシーの進路妨害
3.高速道路での燃料不足による停車
4.追い越し車線は「やむを得ない場合」のみ
5.運転に支障のある体調での運転も違反に

1の歩行者の進路妨害、特に横断歩道での歩行者優先は以前から盛んに言われていて、最近は少しマシになってきていますが、ウォーキング中に信号のない横断歩道を渡ろうとしても、走行中のクルマが停まってくれるのはおよそ2~3割です。

横断歩道で車が止まってくれる率(乗りものニュース)
全国平均は前年から4.2ポイント増の21.3%
1位は長野県の72.4%
ワースト1位は宮城県の5.70%

私自身もドライバーとして運転しているとき、横断歩道近くにいる人を見つけたら「渡りたいのか?それとも立っているだけ?」って迷っているあいだに歩行者の前をそのままのスピードで通り過ぎてしまうこともママあり、反省しなければなりません(少なくとも徐行すべき)。

日本は先進国としては珍しい一般道に横断歩道橋という、「自動車優先、歩行者は遠回り」という交通後進文化を持つ国ですから、本気で横断歩道の歩行者優先を進めるためには、ルールの徹底と、厳格な取り締まり、横断歩道付近ではスピードが出せないインフラ作りをおこなわないと改善はされないでしょう。

2.のバスとタクシーのうちバスの発進時は概ね守られていそうですが、タクシーの発進時に妨げてはいけないというのはです。

道路交通法 第31条の2(乗合自動車の発進の保護)
停留所において乗客の乗降のため停車していた乗合自動車が発進するため進路を変更しようとして手又は方向指示器により合図をした場合においては、その後方にある車両は、その速度又は方向を急に変更しなければならないこととなる場合を除き、当該合図をした乗合自動車の進路の変更を妨げてはならない。

一般的な流しとか駅前のタクシー乗り場で待つタクシーはこの「乗合自動車」に該当しませんが、調べると「路線定期運行」のタクシーというのがあって、その場合、停留所や乗降場所からの発進を妨げてはいけないルールが適用されるようです。

都市部ではあまりみかけない「路線定期運行」タクシーですが、バスを運行させるほどの需要がない地域などでは住民の足として増えてきているのかも知れません。

都市部には、バスとタクシーの中間的な「コミュニティバス」が結構走っていますが、それも「路線定期運行」であれば「乗合自動車」になりますが、工場や自動車教習所の私的な送迎バスはそれに該当しないでしょう。

でも初めての土地で、そのタクシーが「乗合自動車」なのか、一般タクシーなのか区別はつきにくそうですね。

3.と4.と5.は今では当然のルールやマナーですが、最近のあおり運転の何割かは、後ろを気にせず追い越し車線を走っていてあおられるというパターンがありそうで、追い越し車線であおられたと嘆くのは、4.のルールを理解していないことから起きることかも知れません。

もっともあおりドライバーは、追い越し車線か走行車線か関係なく、単にイライラしていたり、誰かにイチャモンを付けたいだけだったり、自暴自棄になっているアウトローな無敵の人も多いので、事故に遭いたくなければ、そういうのに関わりを持たないよう、後ろから急速に追い上げられたり、変にピッタリとつかれたら、さっさと道を譲ってあげるのがドライバーの防衛運転です。

この交通ルール5つにはありませんが、私がよく目にするルール違反やマナー違反は、

・右左折や車線変更する際にウインカーを出さない、または遅すぎる
・左折時、右へ大きくふくらんで大回りする
・トンネルの中、日没後の夕方、昼間でも大雨で薄暗い時に、ライトを点けない


右左折時には30m手前でウインカーを出すことが求められているにかかわらず、多くのクルマはその直前か、ひどいのは曲がり始めてから出すドライバーまでよく目にします。

信号待ちで右折レーンや左折専用レーンで停まっているクルマでさえウインカーを出していないクルマをかなり見かけます。

こうした行為が周囲のクルマやバイクにどれだけの迷惑をかけているかわからないのでしょう。

また左折時に、内輪差の大きなトラックやトレーラーならともかく、軽自動車ですら、一度外へふくらんでから左折していくアホがよく目立ちます。

左折するときには、自転車やバイクなどを巻き込まないよう、道路交通法 第三章 第三十四条では下記のようなルールが定められています。

「車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて徐行しなければならない。」

つまり、右側に大きくふくらんで左折するのは周囲の迷惑だけでなく、交通違反だと言うことです。

バイクに乗っていると、前のクルマが交差点間際でスピードを落とし始めてもウインカーを出さないので「曲がるのか?曲がらないのか?」がわからず、それによって走行車線や走行位置を変えなきゃならないのに、それがわからずに困ります。

さらに、左折するため徐行しているクルマの右横を通って直進(追い抜く)しようとするとき、急に隣の車線にまで右に膨らんで左折するクルマがあり、接触しそうになったことがあります。アウトインアウトのコーナリングはサーキット場だけでやってくれ!ですね。

トンネルの中や、日没後の薄暮の時にライトを点灯しないクルマが相変わらず多いのも、事故を誘発するだけで良いことはなにもありません。

ライトを早めに点灯するのは自分のためではなく、周囲のクルマや歩行者、自転車などからよく見えるようにするためです。意図して点けたがらない人は、自分さえ良ければ周囲の人への配慮は不要と自己中心的な人と言うことです。

また最近のクルマは、自光式メーターで、暗くなっても車内のメーターは煌々と明るく、また都会では街灯などでそこそこ明るいので、ライトを点けていないことに気がつかないという不注意な人もいるのでしょう。

なので2020年からの新車にはオートライト機能の義務化が始まりましたが、それが普及するにはまだあと4~5年以上はかかりそうです。

いずれにしても、そういうライトを点けないで運転するのは、不注意なドライバーか、まともに法律を守る気がない無敵のドライバーなので、そういうクルマを見かけると、できるだけ近づかないほうが得策です。

【関連リンク】
1459 マイペースな運転は身を滅ぼす
1225 交通違反の反則金の行方を知っているか?
1153 気になる自動車運転マナー

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1559
写真は文藝春秋「本の話し」より
著者別読書感想を追加&整理していて、浅田次郎氏の作品の蔵書が多いのに今さらながら圧倒されていました。

著作で全68冊(上下巻を2冊というようにカウントすると)、作品数としては48作品の小説やエッセイなどがあります。

これは、蔵書の全著作者別冊数では堂々1位です。ちなみに2位は、20代30代の頃に読みまくった高杉良氏の61冊、3位は中学生の頃から読んできた五木寛之氏の55冊です。

浅田次郎氏の作家デビュー作品は、「とられてたまるか!」で、1991年のことです。

その当時は、書店で見かけても、あまりピンとくるものがなく、タイトルから単に「またヤクザ者がヤクザ小説でも書いた?」ぐらいにしか思っていませんでした。えぇ見る目がなかったのです。

そのデビューから6年後の1997年に、書店に平積みされていた文庫の「日輪の遺産」(1993年単行本刊、文庫は1997年刊)を手に取り、タイトルも、また文庫の裏の紹介文を読んでも、「これは硬派?」と気がつきすぐに購入して読んだのが最初です。

この小説は泣けるし、とにかくめちゃ面白い!と気に入って、ちょうど堤真一などが出演する映画も作られていた「地下鉄(メトロ)に乗って」(吉川英治文学新人賞)を次に買って読みました。

その当時、仕事で毎日のように東京メトロ(当時は帝都高速度交通営団)丸ノ内線に乗っていて、小説の舞台を身近に感じていたということも相まって、これまた泣かされて楽しめました。

この2冊で、著者浅田次郎氏のファンになり、あとは一気呵成に読み続けました。

すると「平成の泣かせ屋」としての浅田次郎氏だけではなく、「プリズンホテルシリーズ」や「天切り松 闇がたりシリーズ」のようなユーモア、コミカル路線や、意外と日本人は知らない複雑怪奇な中国の近代史をわかりやすく描く壮大な「蒼穹の昴シリーズ」など、小説家としての器の大きさ、筆の達者さなどますますのめり込んでいきます。

そして小説の多くは映画化やテレビドラマ化がされています。基本的には私は小説を読んでから映画を見る派です。

中でも、高倉健さん主演で代表作とも言える「鉄道員(ぽっぽや)」、新選組を近藤勇でも土方歳三でも沖田総司でもなく東北の寒村から出てきた凄まじい最強の剣士を主役にした「壬生義士伝」、時任三郎と八千草薫が見事な親子を演じたロードムービー「天国までの百マイル」など、良い原作に良い映画ありを実感しました。

すでに何冊も読んだと言う人には無用かと思いますが、私が勝手に決める「浅田次郎の歩き方」としてお勧めの小説を読む順番を考慮した上で書いておきます。()内は単行本発刊年です。

まずは「鉄道員(ぽっぽや)」(1997年 直木三十五賞)と「天国までの百マイル」(1998年)は入門編としてまずはお勧めです。いずれもそれほど長くはないので、活字苦手な人でも大丈夫です。

ストレス発散のため、パッと明るく軽めのコミカル小説を読みたいなら「プリズンホテルシリーズ」(1993年~1997年)や「オー・マイ・ガアッ!」(2001年)がお勧めです。なにも考えずにゲラゲラ笑えます。

著者はピカレスクロマン(悪漢ヒーロー小説)の小説も多く、その中でもすでにシリーズで5作品ある、「天切り松 闇がたりシリーズ」の第1作目「天切り松 闇がたり」(1996年)、第2作目「天切り松 闇がたり 残侠」(1999年)を強くお勧めしておきます。

「天切り松」とは、天=屋根を破って夜中に侵入する泥棒の松(名前)という意味で、義賊の鼠小僧的な面白さがあります。

さて、ここから中・上級者?向けとなっていきますが、浅田次郎ファンならばこれだけは読まないとダメってのが「蒼穹の昴」(1996年)、「中原の虹」(2006~2007年 吉川英治文学賞)です。

「蒼穹の昴」「中原の虹」は各々文庫で4巻ありますから、ちょっと集中して読書ができる時間と覚悟が必要です。

でも心配いりません、読み始めると面白くて、仕事をさぼってでも次々と読みたくなりますので、覚悟が必要なのは読み始める前だけのことです。

ただ、中国人の名前というのはどうも似たようなものが多く、途中で混乱したり、わからなくなってしまうことがあり、私のように通勤の電車の中だけの読書だと「これって誰だっけ?」と行ったり来たりして意外と読書スピードはあがりませんでした。

次に数は少ないですが、第二次世界大戦中が舞台の小説で、「日輪の遺産」(1993年)、「終わらざる夏」(2010年)の二つは秀逸です。

どちらも実際にいた人物が小説に登場していて、そうしたリアルの中にフィクションのミステリーやドラマを肉付けていくストーリーには定評ありです。

最後に割と数多くある幕末を含めた時代物小説での中で、これだけは読んどけ!って勝手に推薦するのは、「壬生義士伝」(2000年 柴田錬三郎賞)、「五郎治殿御始末」(2003年)、「一刀斎夢録」(2011年)、「一路」(2013年)です。

「五郎治殿御始末」は短編集で、その中の「柘榴坂の仇討」は、中井貴一と阿部寛のW主演で2014年に映画化されています。

また「一刀斎夢録」は新選組の中で「人斬りの鬼」と恐れられていた斉藤一(さいとうはじめ)が、老いてから、新選組時代、その後、新政府の警察隊として戦った西南戦争の頃の話しを語っていくという内容です。

エッセイ集や他の短編集にも面白いものが多くありますが、やはり浅田次郎氏の一番の魅力は長編小説で、ぐいぐいと読者をその物語の中に引き込んでいき共感を得ていくようなストーリーです。

ここ数年は、1年に長編1作品ペースで出版されていますが、2~3年遅れて文庫本が出てくるまで待ちつつ、これからも愛読していきます。

著者別読書感想(浅田次郎)

【関連リンク】
1476 蔵書の著者別冊数上位45位まで
1472 ハリー・ボッシュシリーズはまだ未完
1432 文学小説の読書感想文の書き方
1127 元アル中探偵マット・スカダーに惚れる
808  ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ



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生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後 (岩波新書) 小熊英二

大戦末期、19歳で徴兵され満州に渡り、その後すぐに敗戦でシベリアに抑留され、終戦から3年後に帰国がかなった父親の半生を、著者(社会学者)がインタビューしてまとめた新書で、2015年に発刊されています。

あとがきにも書かれていますが、この作品の特徴は、

1)戦争前、戦争中、入営、敗戦後、帰国後の10代から80代までの長期的な精緻な記録
2)士官など幹部が自分を飾り自慢げに話す内容ではなく最下層に近い一兵卒の実話

で、幼いときに母親を亡くし、小学生時代に地方の貧困家庭から、祖父母が住む東京の家に出され旧制中学の早稲田実業へ進みますが戦況が悪化し早期卒業、軍需企業の富士通信機(現富士通)へ就職するも、19歳で徴兵され満州の関東軍へ配属されます。

様々な運にも恵まれて、シベリア抑留から3年後に帰国することができますが、本書に書かれている、ドイツ軍が捕虜にしたソ連軍兵士の死亡率は6割、逆にソ連軍に捕虜にされたドイツ軍兵士の死亡率は3割、日本軍の捕虜になった英米軍捕虜の死亡率は27%という中で、ソ連軍の捕虜となった(抑留された)日本軍兵士の死亡率は10%(64万人中約6万人が死亡)という客観的な数字には驚きました。

ここでは触れられていませんが、日本軍に捕虜にされた中国人(兵)の死亡率を想像すると背筋が凍る思いです。

著者の父親も、なにかにつけて新兵イジメやストレス発散のために部下を殴るのが常態化していた日本軍に比べ、ソ連兵に殴られたのは、野菜を盗んで収容所に持ち帰ろうとして見つかったときの1回だけで、シベリア抑留はつらいが「日本軍よりソ連軍のほうがずっとマシ」という感想を述べています。

そのように、よくあるやたらと美化した戦争体験談ではなく、病気になっても肉体労働を免除されず、極限状態で厳しい環境に置かれた下層兵士たちが、帰国後には将校のように軍人恩給が支給されることもなく、共産主義思想に染まって帰って来たと噂され、仕事探しにも苦労します。

そして戦争責任があるはずの戦犯たちが、その後臆面もなく政治家になり、再軍備を進めていく日本に憂いを持ちつつ、家族のため、生きるため、戦友のために必死に働き、活動していく姿にはうたれます。

ちょっと新書としては長い(380ページ)ですが、良心を持った日本人なら読んで損はないノンフィクションだと思います。

★★★

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震源 (講談社文庫) 真保裕一

1993年に単行本、1996年に文庫化された28年前のやや古い作品で、3.11の前に書かれた火山や津波、地震など気象や海底火山などに関係した陰謀渦巻くミステリー小説です。

著者の作品は好きで、硬軟まじえて過去に結構読んでいます。

著者別読書感想(真保裕一)

天魔ゆく空」「覇王の番人」など歴史小説も好きですが、この作品のようないわゆる「公務員(小役人)シリーズ」も好きです。

小役人ってなにかバカにしたような言い方に思えて好きではないので、私の中では公務員シリーズです。

タイトルと、主人公が気象庁職員といので、こりゃ石黒耀著「死都日本」や高嶋哲夫著「M8 エムエイト」のような地震か火山関連の小説だろうと読み始めましたが、裏切られました。

気象台の仕事は表にあまり出てこないのでよく知りませんでしたが、途切れることがない24時間365日の観測とシミュレーションなどを通じて、マスコミへの対応や大学など学術界との連携など、地味な仕事が日々連綿と続けられています。

その気象庁福岡気象台に勤務する主人公が、先輩が起こしたミスに自分が関わっていることを悩みますが、その後、その先輩は左遷先で誰にも理由を告げずに退職、疑念をもった主人公が調べて行くとやがて国際的な陰謀に巻き込まれていくというストーリーです。

そう言えば、「ホワイトアウト」では、いち公務員が、ひとりで巨大ダムを人質にしたテロリスト集団と対決しましたが、こちらも同様に海上保安庁や内閣情報調査室、外人スパイなどを相手に立ち回る公務員ハードボイルドと言っても良さそうです。

文庫で630ページという長編ですが、サクサク面白く読めました。

★★☆

著者別読書感想(真保裕一)

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もらい泣き (集英社文庫) 冲方丁

2012年に単行本、2015年に文庫化されたショートショート的なエッセイというか自分で集めたり経験した泣ける話集です。

元々は「小説すばる」で2009年から2011年にかけて連載していた30数回分をまとめたものです。

んー、、でも、どれも個人的には泣け話しではなく、様々な人の不思議?な経験談を小説家のテクニックを使って架空の話しっぽくうまくまとめた?という感じです。実話が元にはあるのでしょうけど。

最初は「怒り」をテーマに書こうと思ったそうですが、「怒り」は単純すぎて連載していくのは難しいと判断し、「泣ける話」に落ち着いたそうな。

そこで周囲の仕事する人や知り合いなどに「泣ける話」を聞いて回って、個人が特定できないよう、性別を変えたり、仕事を変えたりして文章にしたものです。

唯一楽しめたのは「爆弾発言」で登場してきた話しで、空気をまるで読まない爆弾発言をして空気をすっかり入れ換えてしまう人の話し。その爆弾発言女が最後に著者の妻だというのには泣くどころか笑ってしまいました。

やっぱり著者の作品は、「天地明察」や「光圀伝」のような歴史長編小説が好きです。

★☆☆

著者別読書感想(冲方丁)

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時砂の王 (ハヤカワ文庫JA) 小川一水

著者の作品を読むのは今回が初めてですが、SF小説を得意とする作家さんで2020年には「天冥の標シリーズ」で日本SF大賞、星雲賞日本長編部門を受賞されています。この「時砂の王」は2007年に出版されています。

SF小説で、地球や人類を救うため、未来の人類から、地球にETが来襲する前に、撃退する備え訴えるために人造人間メッセンジャーを過去に送り込みます。シュワちゃんの映画「ターミネーターシリーズ」みたいな感じですかね?

その人造メッセンジャーが送り込まれる時代がまだ人類が出現したばかりの紀元前だったり、卑弥呼が邪馬台国を支配する時代だったり、第二次大戦の頃だったり様々で、ちょっと混乱しがちです。

しかも、歴史を変えると、その将来も変わってしまうので、なおややこしい限り。パラドクスですね。

正史では敵対していた1940年代のドイツ軍とソ連軍が協力してETとの戦争をしていたり、大日本帝国とフランス軍がやはり協力してETを迎え撃っています。

しかし未来の戦争ではこうした人造人間、非人類同士の戦いがメインになるのだろうなと思わずにいられません。

そりゃそうです、機械ロボットであれば、設備と材料さえあればいくらでも製造できるし、食料や酸素も必要としません。なんらかの動力が補充でき、ある程度の故障の自己修復が可能であれば、完全に破壊されない限り何万年でも活動できます。

痛みや恐怖心もなく、気圧や重力で失神したりもしません。AIが発達すれば、自分で考えて冷静に自立行動や仲間との連携活動も可能です。

それを考えると、なんと人類というのはもろくて弱い存在なのかって哲学的に考えてしまったり。

あまりSFは読まないのですが、時々読むと、なかなか優れた作品も多そうです。

★★☆

【関連リンク】
 7月前半の読書 宇宙を読む、夏の情婦、永遠の出口、無人島に生きる十六人、MISSING
 6月後半の読書 騙し絵の檻、思い出袋、パンク侍、斬られて候、黄砂の籠城(上)(下)
 6月前半の読書 オリジン、ゴルディアスの結び目、デフレーション“日本の慢性病"の全貌を解明する、望郷

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仕事をリタイアしてからビジネスダイアリー(手帳)を持つことがなくなってしまいました。

別にGoogleカレンダーがあればそれでいいんじゃない?ということですが、昭和の人間としては、手書きで、ちょっと気になったことや感じたことをメモしておける紙のダイアリーが好きでした。

引退後も持とうかと思いましたが、仕事をしているときから比べると、会議の予定とメモとか取引先との商談メモなどは当然なく、書き込みがおそらく1/10以下になってしまいそうと思って今は使っていません。

Googleカレンダーはリマインドや予定時間通知などが便利なので、現役時代からずっと使い続けていますが、それも今は中身がスカスカで、散髪の予約とか、大型ゴミ(月2回)の予定日とか、生活費の振り込みリマインド、家族の誕生日などに限られ、あまり使っていると言えません。

思えば、42年間ほどの現役生活を送ってきたので、40冊以上のダイヤリーを使ってきたことになります。

新入社員の頃は、スケジュールは小型の手帳、その他メモは会社に置いてあった普通の罫線が引かれたノートと併用して使っていましたが、いろいろと覚えないといけないこと、会議メモなど書いておくことが多く、手帳とノートに別れてとっちらかるので、2年目以降は大きめのダイアリーを使うようにしてきました。

過去、一番多く使ってきたのがオーソドックスなB5かA5サイズの能率ダイアリーで、自由に書ける白紙ページが全体の半分以上を占めるダイアリーです。

一時期には、ファイロファックス(filofax)のシステム手帳がやたら流行ったときがあり、それを持っているだけで「デキるビジネスマン」風の演出ができましたが、その手には乗らず(流行にはのらず)、地道に実用一点張りなビジネスダイアリーを買い続けました。

実際には毎年12月に入ると、書店の中にビジネスダイアリーのコーナーが作られますので、そこでいろいろと比べ、時には高橋のダイアリーなどに浮気をしながら選んでいました。

そして年末の仕事が一段落し、気分が晴れたときに、ダイアリーの引継ぎをするため、大事なことを新しいダイアリーへコツコツと書き写していくというのが年中行事でした。

思えば、そのダイアリーだけではメモ書きのページが足りなくなり、コピー用紙を折って、ページに挟み込み使っていた年が数年間ありました。いや~その時はめちゃ仕事してたのですね~

平成生まれの人にとっては、そうしたアナログツールは、仕事効率の悪さや、手書きのかっこ悪さ、検索の不自由さなどから過去の遺物扱いされそうです。

しかしアプリやソフトのメールやスケジュールは、提供企業の都合や景気に左右され、いつ何時サービス停止になって使えなくなったり、理不尽にも有料化されてしまったりすることがあり、また企業のアカウントで使っていたサービスだと転職や退職したらすぐに使えなくなってしまいます。

私が新入社員の頃にはまだパソコンはなく、しばらくしてから随時導入が始まりましたが、その時の定番ソフトは一太郎とロータス1.2.3でした。

その後、マイクロソフトワードやエクセルが主流になりますが、当時、一太郎の表組みなど含む膨大な文章をワードに変換するのはなかなか上手くいかず、作り直した方が速い!ってこともあり、結局は一太郎やロータス1.2.3で作ったデータ資産の多くは世の中の潮流の中で消え去っていきました。

メールやスケジューラーも過去に国産、外国製、Webツール、それぞれ数多く出てきて、そのうちのいくつかを使ってきましたが、アプリやソフト、webサイトの栄枯盛衰で、過去の資産はほとんど捨てざるを得ませんでした。

無料で使えるGoogleスケジューラーも、今は使いやすくて便利ですが、もし将来Googleの経営が傾いたり、どこかに買収されたり、身勝手で強欲な経営者がトップに就いたりしたら、今のまま無料で使い続けられるか保証の限りではありません。メールも同様です。

その点、ダイアリーは、その年別にキチンとそのまま手元で保管でき、何十年後でもすぐに見ることができます。データ変換作業も何時間もかけてバックアップしておく必要もありません。保管にはかさばりますけどね。

若いときには、そんな何十年後に古い情報が必要か?って思うでしょうけど、どこで誰と会ってなにをしたというのは結構役立ったりすることがあるのです。

もちろん仕事だけではなく、なにかの記念日や、高額商品の購入など、軽い日記的にも使えます。

一期一会、人と人との関係を大事にする昭和時代の人だからかも知れませんが、「あの時、あの人とはこういう話しをした」ということをすべて記憶しておくのは大変ですが、覚え書きとしてダイアリーに書いておけば、いつでもその時の記憶を取り戻せます。

会社において、会議の場で、私のようにダイアリー兼メモ帳をもって出席していた人が年々少なくなっていましたが、業務効率やペーパーレスなどと言う前に、自分の未来資産としてのダイアリーをもう一度見直しても良いのでは?と思っています。

【関連リンク】
1379 おそらく最後になるビジネスダイアリー
1264 新入社員が真っ先に電話に出ることの意味
1216 新卒学生の就職先選定の条件
450  師走の恒例行事



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