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1354
先月には「雇用と働き方が変化したこの30年 2019/7/13(土)」という記事を書きましたが、働き方と同様に、会社の辞め方も最近は大きく変わってきています。

まず正社員とアルバイトでは辞め方にも違いがありそうですが、それにしても会社を辞めたいけど「自分からは言い出せずに困っている」「辞めたいと言ったら強く引き留められ、それでも辞めると言ったら脅された」とか、いろんなパターンが起きているようです。

現在は人手不足で、仕事を求める人より、求人案件のほうが多く、いわゆる売り手市場の状態です。

国が発表しているひとりの求職者に対し、何件の求人案件があるかという有効求人倍率(全国)ではリーマンショック後の2009年(自民党麻生首相政権)では0.47(ひとりの求職者に対し0.47件の求人)と低かったのが、2018年は1.61と大きく増やしています。

もっとも仕事の案件が多いからといっても、職種や条件、地域などにミスマッチが起きますので、実際の感覚とはまた違ったものとなるでしょう。

それに上記の有効求人倍率のデータは、職安に寄せられた求人数と、仕事を探しに来た求職者(そのうちの多くは失業保険をもらうためであり、本当に職を求めているかどうかは不明)の数がベースで、最近ではずっと増えているであろう、求人広告や転職サイトだけで就職活動や求人活動をしているものは含まれていません。

そうした売り手市場の中で、雇われる側は、より良い条件の仕事に変わりたい(転職)という要望が多く出てきます。

逆に雇う側(企業)は、せっかく雇って教育してきたのに、簡単に辞められたら、後任探し(求人活動)と入社後の教育にコストもかかるので、なんとか、場合によっては脅してでも引き留めたいということになります。

そこで出てきた新しいビジネスが、テレビでも盛んに紹介されてきましたが「退職代行サービス」です。

初めて聞いたときに「なんと、つまらない」と思ったのですが、そうした第三者の力を借りないと、自分の進路や要望が伝えられない人が実際いるわけで、それはそれで社会で役立っているのなら、なにも問題はありません。

でも本当のところは、仕事(会社)を辞める場合は、両者とも納得ずくで、円満におこなわれるのが望ましいことは言うまでもありません。

知人の経験談では、世の中は広そうで案外狭く、退職して再就職した会社が、しばらくしてから前に勤めていた会社と合併をしたということもあります。

私自身の経験でも、二度目に転職したところが、しばらく経ってから、前に勤務していた会社のグループ企業と事業統合したというケースでした。

つまり、退職後も、そのキャリア(勤務経験や交友関係など)はいつまでもつながっていくし、もし前職を辞めるときに、悪い評判や噂を残していくと、あとで恥をかいたり、昇進に影響がでる可能性もあります。

そんなバカな!と思うかもしれませんが、人が選ぶ仕事って、転職してもやはり慣れ親しんだ仕事(職種)や業界を選びがちになるものですし、まったく畑違いの会社の会社と思っていても、これだけボーダレスで多角化が当たり前の時代だと、どこでどうつながっていくか先が読めません。

そうすると、その業界内で事業再編が繰り返して行われると、いつの間にか元いた会社に戻っていたということも十分にあり得るのです。

同じ会社でなくても、業界内の交友関係で「あの人は前職でこうだった」みたいな話しが出たり、転職先に前職時代の先輩や後輩が転職してくることもあります。

そのように、意外なところでつながっていくものですから、退職時には、他人の力を借りるような辞め方や、例え嫌みを言われても、返す刀で罵詈雑言を言い残し、後ろ足で砂をかけるような真似はせず、いろいろと不満はあっても、表面上は笑顔で円満に去って行くのがお勧めです。

あと、雇う側にも一言書いておくと、一度「辞めたい」と申し出てきた人は、一度は説得して引き留められたとしても、また1年持たず、すぐに辞めたい病がぶり返すのが人の習性です。それは確実です。強引な引き留めは遺恨を残すだけなので、ほどほどにしておきましょう。

お互いに険悪なムードになる前に、辞めたい人から同じ失敗を繰り返さないよう本音でヒアリングをして、「あれだけよくしてやったのに、恩知らず!」とか「どれだけの教育費がかかっていると思ってんだ!」とか、いちいちつまらない不満や文句は言わず、「残念だけど次でも頑張ってね」と、気持ちよく送り出してあげるべきです。

すでにこういう会社もあります。

「会社を辞めたい? どうぞ辞めてください」(NHK)
英語で同窓生を意味する「アルムナイ」ということばが企業の間で広まっています。ビジネスでは「退職した人たち」を指します。企業のなかにはこの「アルムナイ=退職した人たち」と関係を持ち続け、自社のビジネスや優秀な人材の獲得につなげていこうという動きが出てきています。(中略)転職が増え、人材の獲得競争が激しくなっている中では、これまでのやり方にこだわらず、“辞めたあとも会社の仲間”だという考えが重要になってくるのではと感じました。


【関連リンク】
1255 独身を通すという生き方
1215 定年退職後の再就職はどうする
1141 リタイアメント
947 不法解雇や退職勧奨を強要された時に打つ手



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1353
小説の舞台を歩く(佐々木譲著編その1)の続編です。

今回は「地層捜査」(2012年)の舞台となった東京都新宿区荒木町です。

え?読んだことがない?それは残念。面白かったですよ~

7月前半の読書と感想、書評 2019/7/17(水)「地層捜査」
 
2015年には「警視庁特命刑事☆二人」というタイトルでテレビドラマが放送されました。
  
小説の舞台となっているのが、東京都新宿区の四谷三丁目にある荒木町という実在するエリアです。

このエリアは、江戸時代には美濃国高須藩藩主松平義行の屋敷があった場所で、明治維新以降は花街として賑わい、近くに大本営(市ヶ谷)があった関係から、羽振りの良い軍部の幹部達が夜な夜な集まってきたりしていたそうです(地元の人の話)。

そういう場所で15年前に起きた未解決の殺人事件を再捜査するよう命ぜられた主人公の刑事が、15年前にその捜査をおこなっていて未解決のまま定年退職をした元刑事とパートナーを組み、事件の真相に迫っていくというストーリーで、このエリアが忠実に描かれています。

このエリアは戦災に遭わなかったのか、道路が区画整理されてなく、明治時代の面影を残したままで、都心にありながらクルマ1台がやっと通れるほど狭い上に、行き止まりの路地があったり、変に屈曲していたりします。

荒木町の全体図です。最寄り駅は地下鉄丸ノ内線四谷三丁目。


新宿通りから、車力門通り(上)入り口と、杉大門通り(下)の入り口です。通り名からも花街があったことが忍ばれます。戦後の都市計画から免れたのか、都心の真ん中とは思えないほど狭い道路です。



そして特徴的なのが、崖と言える大きな段差が周囲にあり、狭いエリアながら地形的にすり鉢型をした地形となっています。

津の守坂通りから、一歩入ると一気に高低差がある崖となります。


崖には道路ではなく石段が作られていて、現在はコンクリ製がほとんどでしたが、一部には、1903年(明治36年)に開業し1970年(昭和45年)に撤去された都電の軌道に敷き詰められていた敷石をそのまま使い敷かれています。また狭い路地にも同じ敷石が敷き詰められている場所がありました。

小説の中で15年前に殺人事件が起きた場所(崖)と、その下の石が敷き詰められた小道


そのすぐ近くには、荒木町随一と言われた有名な割烹「奈る駒」があった場所


その事件現場近くには、すり鉢状の底辺の位置に、津の守弁財天と小説の中では「かっぱ池」こと「策の池 (むちのいけ)」があります。昔はここに滝があって、その見物客で賑わい、やがて周辺に茶屋や料亭などができたということです。





車力門通り沿いにある金丸稲荷神社の玉垣(神社の柵の石柱)には、当時の寄進者名として、上記の料亭や芸妓の名前が刻まれていました(左)。地内の中心部にありながら、珍しく戦前から幅が変わらない狭い車力門通り(右)



車力通りから策の池へ下っていく石段を撮影していたとき、地元の人らしい男性が歩いてきて、不審者を見るような目でにらまれたので、「読んだ小説にこの付近のことが出ていて、見学してます」と言うと、態度がガラッと変わり、逆にどういう小説か教えて欲しいと頼まれたので、持っていた文庫本の最初に描かれていた地図のコピーを差し上げました。

まだまだ歩きたいところはあったのですが、お昼休み時間に抜けてきていたので、急ぎ足でサクッと撮影しながら歩きましたが、もう一度来てゆっくりと歩きたい場所でした。

その他にも、この次は「警官の血」(2007年)で出てきた谷中公園近くにあった五重塔跡地などへも行きたいと思っています。

小説の舞台を歩く(佐々木譲著編その1)

【関連リンク 佐々木譲著小説】
1348 7月前半の読書(地層捜査)
332 1月下旬の読書(警官の血)
250 7月後半の読書(天下城)
237 4月後半の読書(飛ぶ想い)
235 3月の読書後半(犬どもの栄光)
232 3月の読書前半(制服捜査)
230 2009年2月の読書(北辰群盗録)



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1352
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫) 島田荘司

数多くの小説やエッセイなどを書いている売れっ子作家さんの小説デビュー作品(1981年単行本刊)です。

その後、文庫やノベルスなど多くの形態で出版されてきましたが、今回読んだのは、2013年刊の改訂完全版と銘打った文庫版です。

著者の作品を読むのはこれが3作目で、過去には「眩暈」(1992年刊)と「写楽 閉じた国の幻」(2010年刊)を読んでいます。

708 2013年4月後半の読書(写楽 閉じた国の幻)
426 2010年8月後半の読書(眩暈)

主人公は「眩暈」にも登場していましたが、著者のシリーズ作品として根幹をなす「御手洗潔シリーズ」の記念すべき初登場小説となります。

うつ病ながらも自宅で占星術占いなどをして生計をたてている御手洗のところに、ある犯罪に関係する手記が持ち込まれます。

そこで友人でワトソン役の石岡が、その事件のことを説明をするために御手洗の家に訪ねてきます。

その事件は、戦前の1936年2月26日(2.26事件と同じ日)に、裕福な芸術家が自分のアトリエで殺され、その後、残された手記になぞって、その芸術家の一族が殺されます。

しかもその遺体は手記に書かれた通り、遺体の一部が切り取られて発見されます。ちょっとホラーじみています。

その事件の犯人について、警察はもちろん、多くのミステリーファンが謎に挑戦したものの、結局解決することが出来ず迷宮入りとなっていました。

なるほど、かなりの大作ですが、様々なところに謎を解くためのヒントが散りばめられています(あとでわかる)。

最後に御手洗が謎を解く前に、著者から読者に対して挑戦文が書かれていました。「これで謎は解けるはず」と。でも私には、難しすぎました。

ミステリーですから、ヒントを書くのも躊躇われますが、2012年に読んだ蘇部健一著の「六枚のとんかつ」(1997年)と同じ構造です。同書にも、「占星術殺人事件を先に読むように」と書かれていました。すっかり忘れてました。

なかなか読み応えのある、面白い本格的なミステリー小説でした。

★★★

著者別読書感想(島田荘司)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ソクラテスの妻 (文春文庫) 柳広司

2010年に「最初の哲学者」として単行本が発刊、その後タイトルを変更して2014年に文庫版が発刊されたギリシア神話をなぞった短編作品です。

収録作品は「オイディプス」「異邦の王子」「恋」「亡牛嘆」「ダイダロスの息子」「神統記」「狂いの巫女」「アイギナの悲劇」「最初の哲学者」「オリンポスの醜聞」「ソクラテスの妻」「王女メデイア」「ヒストリエ」の13編です。

神話好きにはよく知られている人物(神)などが登場してきて、身近に感じられるのでしょうけど、そういう話しに無知だと話しがよく理解ができず、消化不良のまま次々と流れていってしまいそうな感じです。

私?

えぇ、6年前に著者の「パルテノン」を読んだことがある程度で、ほとんどギリシア神話について知らないので、流されていったクチです。

695 2013年3月前半の読書「パルテノン」

わからないので、オチとかも理解できず(あるのならば)、歴史ミステリーを得意とする著者の作品に大きく期待して読んだだけに、ちょっと残念な結果に。

★☆☆

著者別読書感想(柳広司)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

我が家の問題 (集英社文庫) 奥田英朗

2011年単行本刊、2014年に文庫化された短編小説集で、「甘い生活?」「ハズバンド」「絵里のエイプリル」「里帰り」「夫とUFO」「妻とマラソン」の6編が収録されています。

この「家シリーズ」とも言える短編集では、過去に「家日和」(2007年刊)を2010年に文庫版を読んでいます。

主に主婦からの視点で、日常の淡々としたくだらない話しが淡々と書かれていますが、気になったのは、「専業主婦」「寿退社」などというパターンが多く、どうも現代の話しとは思えず、昭和の高度成長期の話し?って思ってしまいますが、発表されたのは2009年から2010年とのことで、なにか一般世間とずれている感じです。

その中では、夫婦が共働きで、お盆休みを合わせ、それぞれの実家へ里帰りする「里帰り」は、なるほど夫婦がともにずっと離れた地方出身だと、せっかくの連休も海外旅行ではなく、里帰りのはしごをすることになり、そういうこともあるなとは思います。

かなり女性読者を意識した内容になっていると思われますが、ちょっと著者が得意としている緻密でウイットに富んだ作品とはかけ離れた作品となってしまっているような気がします。

「家シリーズ」の続編「我が家のヒミツ」(2015年)も読みたかったのですが、ちょっと考え直さなければなりません。

★☆☆

著者別読書感想(奥田英朗)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

「日本の四季」がなくなる日 連鎖する異常気象(小学館新書) 中村尚

テレビや新聞などでよく見かけるようになった「異常気象」という刺激的な言葉にいつも違和感を感じていて、一応専門家が書いた同書を読んでみようと思い立ったわけです。

2015年に発刊された新書で、著者は東京大学 先端科学技術研究センター 気候変動科学の教授です。

高校生でもわかるレベルと書かれていましたが、専門用語や気象用語が頻発し、なかなか理解するのには集中力と理解力、読解力が必要で、一応、一級小型船舶免許を取得するため、最低限の気象の勉強はした私でも、寝る前に寝転びつつあくびをこらえて読むのには不向きでした。

気象の話しでは良く出てくるエルニーニョやラニーニャ現象のことはわかるものの、テレコネクション(遠隔影響)、コリオリの力、ブロッキング高気圧、PJパターン、シルクロードパターン、亜寒帯ジェット気流、アゾレス高気圧、マルチモデルアンサンブル、CMIP5モデル、温暖化のハイエイタス、ロスビー波と発展していくともうダメ、それでなくともカタカナにアレルギーが出始めてきたので、とにかく集中出来ません。

でもなんとなく、なぜ異常気象と言われる豪雨や猛暑、冷夏、巨大台風などが起きるのかなどはわかりました。

特に何度も繰り返して書かれていますが、気象の変化と変動はまったく別物で、それを一緒にして「異常だ」というのは間違っていると言うこと。

つまり、「今年は台風が多かった」というのは一時的か短期的な変化であって、「海洋温度が年々上昇していて、台風の発生が年々上昇し、その規模も大きくなってきた」というのは変動と言えます。

一時的な変化については、対応策も限られますが、今後起きるであろう変動による災害や気象の変動にはまだ十分に対策の余地があるということです。

わかりやすい例で言えば、高潮対策の堤防の高さも、50年前の予測と、今の予測では大きく変わってきています。

じゃーどうすれば?というのは、個人レベルでできることはほとんどありませんが、二酸化炭素排出を控えるべきとして、もはや江戸時代の生活に戻ることはできず、また気象は地球レベルでの変動なので、一国の対応でどうにかなるものでもなく、今後起こりうる自然災害に対して、どうやって対処していくかということになりそうです。

★★☆

【関連リンク】
 7月前半の読書 俘虜記、地層捜査、定年後7年目のリアル、私の家では何も起こらない、社会を変えるには
 6月後半 湿地、偶然のチカラ、よるのふくらみ、転々、遠くの声に耳を澄ませて
 6月前半の読書 不死身の特攻兵、友情、あなたにもできる悪いこと、山女日記、アルトリ岬

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1351
直木賞作家の佐々木譲氏の書く小説は好きで、過去に文庫化されたものはほとんど読んでいますが、最初に出会った本は、1994年に「エトロフ発緊急電」(1989年)と「ベルリン飛行指令」(1988年)という太平洋戦争に絡んだ小説でした。

佐々木氏が書くジャンルは、ミステリー小説もあれば、警察小説、ハードボイルド、太平洋戦争小説、歴史小説など多彩で、これと決められませんが、その卓越した創作力とともに、欠かせないのが、小説の舞台に実在する場所が実名のままで登場し、また架空名称であっても、なんとなくわかるモデルがあったりし、フィクションと言いつつも、作品にリアリティというか、近親感を覚えます。

2009年に読んだ歴史小説「天下城」(2004年)は滋賀県にあった魔王織田信長の最後の居城「安土城」と、石積み職人の穴太衆(あのうしゅう)がモデルです。

安土城を取り上げた小説はいくつかありますが、佐々木譲氏以外に、映画にもなった山本兼一著の「火天の城」(2004年刊)が有名です。

安土城は、信長が本能寺で討たれた後まもなく炎上し、現在は天主など構造物はありませんが、見事な石垣や礎石だけが残っています。そこへは約10年前に訪問してきました。





穴太衆の本拠地(大津市穴太)があった、そのすぐ近くの坂本(大津市坂本)周辺にも寄ってきましたが、町中あちこちに見事な穴太積みの石垣が見られました。

3

今では若い人の中にも城好きが多いようですから、滋賀県や大津市も、この穴太積みをもっとPRして、坂本あたりに穴太積み観光コースを設定したり(周辺の古いお寺等の石垣に、穴太積みが至るところで見られます)、体験型「穴太積み講座」、佐々木譲氏やなど穴太積みLOVEな方を集めて講演会などを開けば、観光客誘致になって良いかと思うのですけどね。

ちょうど来年の大河ドラマ「麒麟がくる」は明智光秀が主人公ですから、その本拠地は坂本で、西教寺(大津市坂本)には墓地がありますので、穴太積みと合わせてPRできそうです。

 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

2013年に読んだ「北帰行」(2010年)は東京と新潟、小樽が舞台となり、妹を暴力団に殺された復讐のためにロシアからやって来た女殺し屋のアテンドを引き受けた主人公が、目的を果たした後ロシアに帰国させようとしますが、成田は見張りが厳しく、考えたのが新潟からロシア航路での逃避行です。

厳しい暴力団の追跡をかわしながら戦うハードボイルド小説で、その中にこの朱鷺メッセ周辺が登場しました。



なんてことはない、ランドマーク的な超高層ビル(メインテナントはホテル)と、広くて細長い展示場ですね。

朱鷺メッセと言うと、絶滅寸前の朱鷺の名前を冠した新しいコンベンションセンターとの組み合わせが妙に印象に残っていて、調べると日本海側では最も高い超高層ビルが中核となっていて、海側の沖合には佐渡島が、陸側には日本一の長さを誇る信濃川が流れています。

そこに興味が湧いて、5年ほど前に行ってきました。



最上階?には無料の展望室があり、天気が良いと佐渡島が見えるらしいのですが、あいにくかすんでいて見えませんでした。

小説の舞台を歩く(佐々木譲著編その2)へ続く

【関連リンク 佐々木譲著小説】
793 2月前半の読書(北帰行)
576 1月後半の読書(廃墟に乞う)
472 2月前半の読書(巡査の休日)
347 2月後半の読書(夜を急ぐ者よ)



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1350
10数年前に初めてトイレ飯という言葉が登場してたいへん驚きました。トイレでご飯を食べるという感覚がまったくなかったので、それを聞いたときの衝撃はとても大きなものでした。

トイレ飯は、大学生がひとりぼっちで昼食を食べているところを友人達に見られたくないので、ランチを買ってひとりでトイレの個室にこもって食事をするというところから始まっています。

別に、学食の広ーいテーブルでポツンとひとりで飯を食って全然いいじゃーん!って思いますけど、それが嫌な人が少なからずいるのですねぇ、、、

学生時代は好きな時間に好きな定食を食べたかったので、つるんで食べることより、ひとりで食べることのほうが多かった気がしますし、社会人になって、外回りの仕事などに就けば、昼の食事はいつもひとりで食べることになります。

昔はトイレ(個室)は、決して快適な場所ではなかったのですが、今ではすっかり食事もできちゃうほどに綺麗で快適な場所になっているようです。私は未だにそうは思わないのですけどね、、、

そうした快適故なのか、オフィスビルの中でも、トイレの個室がいつも満杯状態で、本当に急を要する場合に困っているという話しをよく聞くようになりました。

ある都内の高層オフィスビルの中の個室トイレには、「5分以上の使用禁止!」という張り紙が個室全部にデカデカと貼られていました。

それぐらいにしないといつまでも居続ける利用者がいるってことなのでしょう。

でも5分だと、便秘気味の人とかはちょっとつらいかもですねぇ、、、

このトイレの個室がいつも満室状態が続くようになってきたのは、ここ10年ぐらいで、上記のトイレ飯とほぼ同じ頃からです。

もちろん、オフィス内でのトイレで食事をする人はさすがに少なく、本来の目的以外では、主に携帯電話やスマホを使って、私用のメールやSNS、ゲームなどをしていると想像できます。

社会的にも、企業もそれらが問題となり始めています。

「トイレの混雑」を改善したリクルートの超アナログな方法(ダイヤモンドオンライン)

オフィスのトイレ空き状況、スマホでリアルタイムに確認(ITmedia)

どうして、トイレ(個室)で長居するのか?というと、

考えられるのは、上記でも書いたように、私用でスマホをいじっていると上司や周囲の目が気になるので、個室を使うことになりそうです。

10年ぐらい前から携帯ゲームやSNSが普及してきましたからね。それと同調しています。

また、トイレの設備がここ20年ぐらいで一気に質が高まり、嫌な臭いもこもらないし、数時間ごとに掃除が入り便器もピカピカ、寒い冬には暖かな温熱便座まで用意されています。

TOTOやLIXIL、Panasonicも快適なトイレを一生懸命に開発研究し作ってきましたが、それによってオフィスでトイレ個室不足に発展するなど考えもしなかったでしょう。

トイレで長居をする人向けに、すでに様々な対応が考えられていますが、私が考えたシンプルで費用もそれほどかからない方法を書いておきます。

まず個室ごとに人感センサーとタイマーを取り付けて、10分経過すると黄色いランプが、20分で赤いランプ、30分経つと赤いランプが点滅し、「危険!異常!」を知らせるようにします。

タイマー時間はそれぞれの環境に応じ変更することができるようにします。例えば、30分で黄色、45分で赤、1時間で赤点滅という設定も可能ですし、上記のビルのように5分で赤ランプでも構いません。

点灯や点滅するランプは個室の中からも、外からでも見える位置(天井とか)に設置するのがポイントです。

さすがに赤色ランプが点滅している状態でも、のんびり占有し続けられる肝の据わった人は少ないでしょう。

それに赤色点滅の場合、不測の事態が起きているかもということで、点灯や点滅を見かけた人は、中の人にノックや声がけをするという習慣にすれば、救命の場合を含め、より実効性が高まります。

人感センサーやLEDランプ、タイマーはそれぞれ100円ショップでも売っているぐらいですから、組み合わせて専用品を作ったとしてもトータルのコストは極めて安く済みます。

それを個室ごとに設置すれば、個室を私用で長く占有している人に警告を与えられますし、万が一トイレ内で具合が悪くなり倒れたような人がいても(高齢化社会のおり、脳卒中などで倒れるケースあり)、発見が早まり、設置自体は健全なことでしょう。

表向きは私用利用の警告用ではなく「非常事態トイレ個室警告ランプ」というような形式です。

便秘気味でなかなか出ないから長居しているんだ!と言う人も何人かにひとりはいるかもしれませんが、それでも個室で20分も30分も頑張っていないで、でない場合は一度個室を出て、少し腸の動きを活性化するストレッチをするなどして、またタイミングをみて個室に向かえば、本当に緊急を要する人がいつでもすぐに個室を使えるようになり、それが先決のような気がします。

いかがでしょうかね?

そういう製品を1セット1000円ぐらいで販売すれば、飛ぶように売れると思いますけど、、、

1つの高層ビルには個室トイレが200~300はありますから、高層ビル1棟分で20~30万円(工事費別)、安いものです。

また家庭用としても、高齢者がいる家では、トイレや浴室で知らない間に中で倒れていたというのが発見できますので、重宝されそうです。パテント取っておくべきかな(笑)

【関連リンク】
1314 トイレのリフォームはいつやる?
1237 リフォーム講座へ参加してみた
810 高齢者向けビジネス(第1部 居住編)
788 浴室のユニットバス化リフォーム工事完了



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