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806
私事で恐縮ですが、今まで15年間に渡り使ってきた私物のモバイル機器としては、PHSやガラパゴス携帯で、「今後も月々費用がバカ高いスマートフォンなど持たないぞ」と方々で公言してきたのですが、よんどころのない事情でスマホに買い換えることになりました。えぇ、いたって移り気で軟弱者なのです。

ちなみに自分の備忘録として書いておくと1990年頃から会社の携帯電話をずっと持たされていたので、仕事人間だった私(笑)が私有の携帯を持つ必要はまったくなかったのですが、通話はもちろん、ノートパソコンにつないで出先や出張先からもデータ通信用(主としてメール送受信)としても使え、利用料も携帯より安いPHS、ドコモ パルディオ314Sを1999年に初めて私費でモバイル端末を購入したのが最初で、その3年後の2012年には同じくPHSのパルディオ641Ssへと機種交換をしました。

そして2005年にはドコモがPHSをやめるというので否応なくドコモ携帯のFOMA D902iへ機種交換し、2007年には8年もドコモ一筋で使い続けてきた客よりも、新しい客ばかりを優遇するドコモのやり方が許せなく、キャリアを替えて913SH、2010年から931Nと3台連続してガラ携を使ってきました。

いままで使っていたガラ携931Nは、2010年10月に買ったものですから、すでに3年半が経過しています。電池の持ちが多少悪くなってきたものの、通常使用するにはなにも問題はなく、故障するか、電池が丸1日持たなくなるまでこれを使おうと決めていましたが、このような残念?な結果となりました。

この2月から3月にかけては携帯キャリアやモバイル機器メーカーは、なりふり構わない販売大攻勢に出ていて、新製品が破格の条件で購入(契約)ができりキャッシュバックキャンペーンと称して札束を撒き散らしていたことが最大の乗り換え要因です。

とは言え、ガラ携だと月々2000円もしないところ、これからは毎月8000円近い出費となってしまいます。アイタタタ・・・。

発売されたばかりのモデルに対して、これほどまでのキャッシュバックやポイント追加、キャンペーンは過去には例がなく(たぶん)、おそらく今後近いうちになにか不明ですが大きな変化の波がやってくる前兆のような気がします。

例えば通常なら5~6万円はしていたスマホの本体価格が、中国で$25(2500円)という格安のスマホが登場しています。

あるいは成熟期に入りつつある次期iPhoneや、徐々に増えつつあるSIMフリースマホ+格安なMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービス拡充などがこれから展開されるでしょう。

イオンが4月1日から限定数ですが月額2,980円のスマホ発売というニュースもありました。

いずれにしても、これからまだ新たになにが起きるのかわかりませんが、今のうちに簡単に途中解約できない2年縛りで契約をとれという号令が奥の院からかかっているのでしょう。

個人的にはまんまと携帯キャリアの「永続的高額請求」策略にはまってしまったという感があり、使ってみて便利さを感じなければ2年縛りの契約が終わり次第、通話とメールだけのガラ携に再び戻って、また支払料金をギリギリまで下げてやろうと思っています。使い方次第ですが、今でもスマホからガラ携に戻る人が結構いると聞きます。

スマホを使って経験した上でガラ携を使っているのと、使わずにあれこれ言うのとでは説得力も違うでしょうから、2年後に「なぜスマホを捨ててガラ携に戻ったか」という記事を書きたいと思ってます(ホントか?)。

移り変わりの早い業界なので、2年先のことなどどうなるかわかりませんが、もしかするとスマホもガラ携並の値段まで下がっている(逆にガラ携がスマホと同等の価格に上がっている)かもしれませんね。

もしそうなっていればそのままスマホやスマホに変わる新しい未来のモバイル端末にという選択もあるかも知れません(予防線)。

先進国で世界的な同時不況が続く中で、この携帯電話やモバイルビ関連ジネスだけは、この20年間ずっと右肩上がりで拡大してきた数少ない業界です。

この携帯電話(スマホも含む)ビジネスというのは、ちょうど電気やガス、水道、固定電話、宅配の新聞などと同じで、多くの人に毎月少しずつ課金をして永続的に使ってもらうというインフラビジネスの一種で、これが不況の中でも強い理由でもあるわけです。

つまり普通の庶民にとっては10万円する服を買うにはちょっとした勇気や決断が必要ですが、月々2~3千円(ガラ携の頃)なら安いと錯覚し、思い切った決断が不要で思考停止させることが可能です。

宅配の朝日新聞が月3925円(2004年~現在)ですからそれよりも安いのです。しかし3千円でも毎月3年間払い続ければ総額は10.8万円になります。

機種代金は結局通信料などの月々費用に紛れ込ませているのは当たり前なのに、機種代金無料!と言われると、10万円の商品を買うような大きな決断は必要ないでしょう。

月2~3千円の携帯電話が十分に普及し終わると、次はより便利なスマホへと移行させて月々7~8千円の支払いのビジネスモデルへと移っていきます。

単なる値上げではなく、使い方をガラリと変えることで売上は一気に倍増していくというとても頭のいいビジネスモデルです。

もしスマホが登場していなかったら、今の携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の売上は、携帯電話利用者が飽和してきた5年前からほとんど伸びず、クルマやテレビなどと同じようにお互いにシェアを食い合うだけの成熟ビジネスだったはずです。

次にこのスマホの契約が飽和状態になったとき、国内のキャリアは次はどういう戦略に打って出るのか興味があります。さすがにこれ以上月々の支払いが高額になってくると、いくら機能が豊富、通信速度が速いと言ってもついて行けないと思う人が多くなるのではないでしょうか。

その時にこの業界は初めて成長が止まり、市場に混乱が起きる可能性があります。

大学を出たけど仕事が決まらずにやむなく非正規雇用で働いて奨学金も返せないとか、ワーキングプアだ、仕事がなくて生活保護受給者だという人がテレビの取材で登場してきますが、その人の手には最新のスマホが握られていたりします。

別に貧乏人はスマホを持っちゃいけないと言っているのではなく、生活が苦しい、困っていると言っている状況との落差にとても違和感を感じます。

私の知人で、それまでやっていた商売が行き詰まり、返せるあてのない事業の運転資金を知人に借りまくっている人がいました。

その人がそれまで乗っていたマイカーはドイツの高級車(3年おきに新車に買い換え)だったのですが、さすがにこれは売ったと聞きました。

まぁ当然だろうなと思ったものの「それじゃ不便でしょう?」と聞くと、「だから新車のボルボを買った」とヌケヌケと。

なにかそれと同じような感じです。それはそれ、これはこれって。商売とマイカーとはなんの関係もなく見栄だけのこと。

その知人に泣きつかれてなけなしの貯金を貸した人や、生活保護を受けたくても受けず、食べるものも節約して必死で働いている人からすれば、どちらも「なによそれ」って感じでしょう。

ま、それだけスマホが庶民の中に幅広く普及してきたと言うことは、情報弱者を減らし、より文化的な生活をおくることができ、また最近の転職活動はネットを使うことが多いことから、決して悪いことばかりではありません。

PC用のネット契約をしてパソコンを持つよりもスマホだけで済ませるほうが安く済むという考え方もあるでしょう。

しかし、残念ながらスマホをもっと有効に活用できる方法が私に言わせればまだ貧弱で、コミュニケーションツールや通販、ゲーム、ナビゲーションなど、主として若者をターゲットにして小金を稼ぐようなものに限られています。

正直に言うと私はこれらのサービスや機能のほとんどに興味がなく、スマホに替えた意味があるのか?って聞かれると今のところないと言うしかありません。

例えば、スマホが各種の証明書代わりとなり、住民票発行、納税、選挙投票、パスポート発行、登記簿閲覧、ETC、運転免許証やその他国家試験証書、電子カルテや処方薬情報、健康診断結果、クレジットカード、定期券、履歴書、卒業証明書などとも連携し、さらに書籍や資料、マニュアルの自動音声読み上げ機能(高齢化社会では目の弱った高齢者に小さな画面で読ませるより聞かせることが重要)などもっと改善を期待したいところです。

結局はパソコンでできることは大きな画面で目にも優しいパソコンでやるっていう人にとって、スマホは単に外出中に気軽に使える携帯PCというぐらいにしか役立ちません。

携帯電話が流行る前の80年代はポケットベルが流行ったことがありました。あれも時と場所を選ばずに呼び出しがかかることに対して嫌悪感を感じる人がいて、私もその中のひとりでした。そういう人には使うときだけ電源を入れてそれ以外は切っておける安い携帯電話で十分なのかなって今もそう思っています。


【関連リンク】
755 電子書籍を普及させるには
664 本当に中高年者は豊かで若者だけが貧しいのか?
656 スマホかガラ携か。中高年者にとっての選択
639 前からだけど日本の大手製造業はやっぱり変だぞ
599 スマートフォンからガラ携に戻る人達

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805
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA) 神林長平

この小説は今から35年も前の1979年に「SFマガジン」に掲載され、その後1983年まで連載された連作短編小説で、1984年に文庫本として発刊されました。

その後1999年に続編の「グッドラック―戦闘妖精・雪風」が単行本として発刊されるときにあらためて「戦闘妖精・雪風〈改〉」として多少修正が加えられ再文庫化されたものです。

まだ詳細は不明ですが、これを原作とした実写版の映画「YUKIKAZE」がハリウッドで製作されているそうで、主演はトム・クルーズという話しが1年前にありました。

原作(この本)では主人公は偵察機雪風のパイロットで日本人の深井零(ふかいれい)中尉ですが、ハリウッドへ行くとそのあたりは地球を救うのはいつもアメリカ人というお約束のパターンに変えられてしまうのでしょうかね。

主人公の愛機が最新鋭の「スーパー・シルフ」という戦術戦闘電子偵察機で、この3番機の愛称が「雪風」です。

その愛称を付けたのは主人公の友人で、日本通のイギリス人上官。もちろん名称の由来は圧倒的不利な状況の太平洋戦争で激しい戦闘に16回出撃して16度ともほとんど無傷で帰ってきた奇跡と言える日本海軍の駆逐艦名からです。

ストーリーの背景をすごく大雑把に言えば、謎の異性体ジャムが地球に襲来し、地球側も国を越えて共同で防衛軍を組織し、押し返しているという状況。

その反撃する防衛軍の組織にブーメラン戦隊と呼ばれる最新の戦闘機でありながら敵の情報を得るだけで、例え目の前で仲間が敵機にやられていても援護ぜず帰ってくるという冷酷無比な特殊偵察部隊にいるのが主人公です。

ブーメランのように必ず帰ってくるというのが激しい戦闘に参加しても必ず帰還した駆逐艦雪風になぞられています。

本書が出た1979年頃と言えば、まだパソコンはマニア以外には普及していない時代ですが、小説ではやがて来るであろう「コンピューター(人工知能)対人間」という未来の世界をうまく描いています。

それは人間がコンピューターを扱っていると思っていたら、コンピュータは人間の知識を超えてさらに進化していき、やがてコンピュータが「人間は間違うものだ」ということを学び、勝手なことをしてしまうという、「2001年宇宙の旅」(アーサー・C・クラーク著)や、最近読んだ中では「アイの物語」(山本弘著)などでも書かれていたことと似ています。

確かに人間の寿命なんて長くてもせいぜい100年程度しかありませんが、人工知能を育てていけば、1000年でも1万年でも連続した活動ができ、しかも知識の蓄積と移行が簡単にできますので、時間や環境など生命維持という制限がある人間にはできない作業は今後機械((コンピュータ)に任せるという可能性が高くなるでしょう。

そう考えると未来の戦争は、人間同士の争いではなく、コンピュータで制御された機械同士が戦うという時代がやってくるのかも知れません。そしてそこのところにSF的要素として、現代に生きる人間がもっとも興味のあるところでしょう。

この最初の連作短編では、

00 FAF・特殊戦隊
01 妖精の舞う空
02 騎士の価値を問うな
03 不可知戦域
04 インディアン・サマー
05 フェアリイ・冬
06 全系統異常なし
07 戦闘妖精
08 スーパーフェニックス

の9編と雪風の概説からなります。

著者別読書感想(神林長平)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) 神林長平

戦闘妖精・雪風(改)の続編にあたる作品で1999年に単行本、2001年に文庫本が刊行されています。

あと、まだ未読ですが、その後の作品として2009年に「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 」(文庫は2011年)があります。

前作と同様、SFマガジンに掲載された短編をまとめたもので、物語の背景は基本的に前作と変わりがなく、それはすでに書きましたので省略します。

前作の最後で愛機のスーパーシルフ雪風が異星体ジャムに撃墜され、その直前に雪風から脱出した主人公は重傷を負い植物人間状態で救出されますが、その後復活し、やがて新しい最新型の無人偵察機と交流を始め、再び偵察活動とジャムとの戦いに臨むことになります。

収められている各短編のタイトルは下記の通りです。

00 FAF特殊戦から来た手紙
01 ショック・ウエーヴ
02 戦士の休暇
03 戦闘復帰
04 戦闘意識
05 戦略偵察・第一段階
06 戦略偵察・第二段階
07 戦意再考
08 グッドラック

前作で出てきた最初の雪風が撃墜される直前に新型の偵察機に人工知能データのすべてを送ったため、新しい雪風は主人公が育て上げてきたノウハウや知識のすべてを受け継いでいるという設定です。

この小説では未来の戦争においてひ弱な人体は不必要なものとされ、日々膨大な量の最新情報を得て処理される中央コンピュータとネットワークで結ばれている人工知能により制御された戦闘マシンが最前線に投入されるという構図です。

確かに重力や加速度、衝撃に対し極めて弱く、間違いを犯しやすい人間が乗って操縦するよりも、人は乗らずに機械の限界性能をフルに使って行動する方が兵器としてはずっと合理的です。

現実の社会でも無人偵察機や無人車両の実戦配備が進められていますが、未来の戦争の姿は確実にそうなっていくのかも知れません。

そう考えると未来にはヤマトやガンダムのような人が乗って戦う兵器というのは、過去の兵器の形式を引きずったままの姿で、よく考えると旧式っぽくてあり得なさそうです。

もうひとつどうしても疑問に思えるのが、他の多くのSFでもそうなのですが、地球までやってきて攻め入るだけの高度な知性と技術力を持った異星人の戦闘機や母艦が、人間や人間が作った戦闘機と対等のレベルにしかないのか。

普通に考えればはるかに進んだ戦略兵器やシステムをもっているはずで、とうていかなうはずがないというのが実際でしょう。言ってみれば槍や剣で武装した18世紀の軍隊と、21世紀の軍隊が戦うようなものでハナから勝負になりません。

それにもし人間がはるか宇宙に飛び出して資源開発や食料生産のため他の星に植民地を拡げようと考えたとき、その活動はやはり寿命の短い生物が担うのではなく、メンテさえすれば何百年間でも稼働する人工知能をもった機械に任されることになるのでしょう。

もし地球制服をたくらむ知性体があったとして、それはこの小説で書かれているように、目に見える戦闘機や兵器類はあってもそれを操る異星人など生物の実体はどこにもなく、どこかにコントロールしている人工知能体だけが存在しているということになり、他のSF小説の多くにあるような異星人がいきなり人間の前にやってくることはなさそうです。

そうした未来の戦争の姿と、そうした中においての人間の存在価値を、創造力豊かに描いたのがこのシリーズかなと思います。

著者別読書感想(神林長平)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

春嵐〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 ロバート・B・パーカー

2010年に亡くなった著者の最後の作品で、2012年に邦訳の文庫が発刊されています。ボストンの私立探偵スペンサーシリーズは40年間続き39作品、このシリーズを読むのもこれが38作目(1作は邦訳版なし)で最後となります。

今回は前作同様に準レギュラーだった相棒ホークが旅行中ということで登場しないぐらいで、内容的には従来のものと特に変わったことはなく、著者としてはまだまだスペンサーシリーズを書きたかったんだろうなと思えてきます。

老いてタフな探偵から引退するスペンサーを描く気はなかったと見えます。

ストーリーは、ある映画俳優が宿泊していたホテルの部屋で、若い女性が絞殺された状態で発見され、当然その俳優が疑われます。

スペンサーの知り合いの刑事がやってきて、どうも不明な点が多く、興味本位のマスコミは俳優へのバッシングを続ける中、なにか引っかかるということで調査を頼まれ、俳優を守りたい映画制作会社と弁護士を通して調査を引き受けることになります。

この作品ではもうひとりの主役がいます。それは殺人容疑者のかかる映画俳優のボディガードを勤めていたものの、スペンサーにこてんぱんに痛めつけられたことでクビとなり、スペンサーの元へ弟子入り?することになったアメリカ先住民(インディアン)の男ゼブロン・シックスキル(通称Z)です。

今までクワークやホークをはじめとして多くのタフガイを仲間にしてきましたが、今回新たな仲間入りをすることになったZは残念ながら最初で最後の登場となってしまいました。

とは言え、スペンサーシリーズは別の作家が後を引き継いで書くらしいので、それらの作品にはまたホークもZも登場することになるのでしょう。

007シリーズのジェームズ・ボンドが原作者イアン・フレミング亡き後、すでに何作も作られているような感じでしょうか。

最近のアメリカでのエンタティメントでは出演者の人種構成にとても過敏で、映画やドラマ、コマーシャルフィルムなどを見ても、昔のように白人ばかりが出てくるというのは皆無で、例え白人が主役でも、必ず人種構成比を考慮しアフリカ系や先住民系、南米系、東洋系などのマイノリティを混ぜることが求められています。

それに配慮したかどうかは不明ですが、このシリーズではアフリカ系のホークがほぼレギュラーで登場し、その他にもスペイン系(メキシコ系)や東洋系(主に中華レストランですか)の人物がよく登場してきます。それが今回ではアメリカ先住民ということなのでしょう。

名作だった「初秋」で両親からほとんど捨てられた状態の少年ポールに対し、愛情と強い生き方を教えたように、家庭や友人に恵まれず、クスリと酒浸りになっていたZに、立ち直るきっかけとして強い意志と立ち向かう力を時間をかけて教えていきます。なんとなく初期の頃の作品初秋をもう一度読み返したくなりました。

ロバート・B・パーカーの最後の小説「春嵐」のエンディング、つまり筆者が死ぬ直前に書いたこの小説の最後はこのように締められています。

ボストンに戻ると、スウェットに着替え、清潔な服とひげ剃り道具をジムバックに入れて、ハーバー・ヘルス・クラブに出かけた。
ウェイトを挙げた。

スピードバッグを打った。
全身汗をかき、シャツに染みこむまでサンドバッグを打った。
それからスチームルームに入り、長いこと座っていた。
出たあとシャワーを浴び、ひげを剃って、清潔な服を着た。
クラブから出たときにはまだ雨が降っていた。
が、西のほうでは少し弱まっているようにも見えた。
ケンブリッジのあたり、スーザンが住んでいるところだ。

雨が上がれば、世界はおそらく私のように、すっかり洗い清められたように見えるのだろう。
清潔さが幻想であるのはまずまちがいない。
よくて束の間の思いこみだ。
けれども、それを言えば、人生の大半はたとえ話だ。

私は車に乗って、西へ向かった。

著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

徹底解析!! Facebookというビジネス (洋泉社MOOK)

マイクロソフト、アップル、Google、Amazonなどアメリカ発のITやネット系の巨大ビジネスはいくつもありますが、その中でも大学生が起業して一躍巨大ビジネスとなったFacebookについて、アメリカと日本において両面からみたビジネスや将来性を○人のジャーナリスト達が取材し書いたもので、一種雑誌のようなような書籍です。

発刊は2012年で、こうした本の寿命は短く、すでに内容は一部陳腐化し始めていますが、映画「ソーシャル・ネットワーク」では描かれない、大きなビジネスとして立ち上がって以降のフェイスブック社のことが書かれていて、それなりに面白く読めました。

と言ってもよくありそうな創業者マーク・ザッカーバーグの成功物語や提灯本ではなく、他のSNSとの考え方の違い、なぜ実名主義にこだわったのか、格差社会としてみるSNS、このビジネスの限界や弱点はなにかなど、様々な切り口でFacebookを斬っています。

いずれにしてもやがて成長が鈍化し、なにかをきっかけとしてユーザーが一斉に他のサービスへ移ってしまえば崩壊の道しかない競争の激しいビジネスですが、その中にあってもグローバルで見ると一番期待度が高いとされているのは2年前も今も変わりません。

テーマと筆者は下記の通り

【PART1 フェイスブックを解き明かす】
筆者 山路達也

【PART2 在米リポート SNSバブルの功罪】
アメリカで発生中のSNS上場バブル 勝者と敗者を分けるものとは? 筆者 飯塚真紀子
フェイスブックが変えた、政治とジャーナリズム 筆者 加藤靖子

【PART3 フェイスブックは世界をどう変える?】
インタビュー 中川淳一郎、濱野智史、舛田淳、西田宗千佳

【PART4 フェイスブックの危険な落とし穴】
筆者 山田順

【PART5 ビジネス活用での手ごたえ】
企業がフェイスブックを活用するということ 筆者 大山貴弘
ソーシャルメディアを分析することで、何が分かるか 執筆 今田智仁

どういうときにこれを読むといいのか?と聞かれると、ちょっと答えに詰まりそうです。

Facebookというビジネスに(SNS本来ではなく)興味があれば、あまり深くは掘り下げられていないけど、ザックリとよくまとめられているので時間の節約になりますよって感じかな。

私は個人的にPART4の「フェイスブックの危険な落とし穴」が面白く読めました。こうしたネットのサービスはいつまでも最初できた頃と同じスタイルで運営されることは滅多になく、日々機能やビジネスモデル(収益構造)が変わっていきます。

そうした中でビジネスとして一番注目されるのが個人情報や行動履歴というプライバシィに関わるもので、いつ何時その情報がどういう目的かわからないまま使われ、そして他の企業に売り飛ばされてしまうかというリスクは常についてくるということです。

もっともそれらの個人情報で企業が魅力と考えるものは、購買力のある資産家や有名人、強い権限を持つエグゼクティブなどのごく一部であって、その他大部分の一般人の個人情報なんて、十把一絡げのバルクとしての価値しかありませんけどね。

【関連リンク】
 3月前半の読書 三千枚の金貨、「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト、下町ロケット、ふたたびの恋
 2月後半の読書 神様のカルテ3、卵をめぐる祖父の戦争、シューカツ、迷惑メールやって良いこと悪いこと
 2月前半の読書 北帰行、天地明察(上)(下)、微笑む人、ジェノサイド(上)(下)

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804
あえて調べるまでもなく日本の労働者(就業者)の高齢化が進んでいますが、総務省から発表されている労働力調査の年代別就業者数を見るとよくわかります。

年代別就業者数グラフ(総務省労働力調査)


赤い線の15~24歳までの若年層の就業者数の減少は、進学率の向上による影響もあるでしょうけど、もうひとつの大きな要因である少子化の波をうけて1992年頃から一気に下がり続けています。

逆に、65歳以上の高齢就業者数は1970年はわずか231万人だったのに対し、2013年は636万人と2.7倍に増えています。1970年代時の高齢者は戦争で亡くなった方も多く、そうした少ない事情もあるでしょうけど、その後は年々元気な高齢者が増え、高齢者が働ける環境が整ってきているということなのでしょう。

就業者全体の数が2013年は6311万人ですから、65歳以上の高齢就業者だけですでに10%を超えています。働いている人の1割以上が65歳以上の高齢者だということですね。

私の父親(大正8年生まれ)が現役バリバリで働いていた1970年代は、企業や役所の定年が55歳が普通で、貯金と退職金で年金が出るまでの間は食いつなぐか、60歳までは嘱託として働き、60歳で年金をもらいその後は悠々自適の生活でしたが、日本人の平均寿命が延びるのに合わせて年金支給が遅れ現役生活が長くなっていきます。

またグラフの中で各年代推移の最高値に達している点を「オレンジ色の○でマーキング」しましたが、これは人口の中でもっとも多い団塊世代がその年代で働いていたことがわかるポイントです。

また「黒い▲マーク」は団塊ジュニア世代で、現在40代前半に達していることがこの山になっていることでわかります。

こうした高齢者の就業者が増えているということを念頭に置いて、次に正規と非正規社員の推移について調べてみます。

テレビを見ているとキャスターやコメンテーターがわけ知り顔で「若者の非正規社員が増えている」「非正規が増えると非婚や年金未納など社会的な問題が起きる」と言います。

NHKですらニュースで「非正規社員の急増」と大見出しを出すだけで、その中身の真実については語りません。

非正規社員(らしい人が)が増えてきているのは、確かに実感としてもありますが、しかし「若者の非正規増」については前から疑問があり、今回同じ総務省統計局の労働調査から調べてみることにします。

ちょっと見づらいですが、2002年から2013年の年代別正規・非正規社員数の推移を表したグラフです。



このグラフをみると、非正規社員数が増える傾向にある年代は、35~44歳、55~64歳、65歳以上で、あとは横ばいか逆に下がっています。

35~44歳の働き盛りの年代に非正規社員が増えているのは問題ですが、この年代の特徴はここ5年ほどは団塊ジュニアという大きな塊が推移していて総数で増えていることで、それは正規社員数も同時に大きく増えていることからもわかります。

またこの年代は出産を終えて再び(非正規で)働き出そうという女性が多いのも特徴です。

つまり、労働人口の中に占める非正規社員が増えている最大の要因は、55~65歳と65歳以上の年代層に限られると言っても過言ではないということです。

特に民間企業ではまだ60歳定年のところが多く、60歳になると一度退職をして契約社員とか嘱託で再雇用されるケースがほとんどです。それらは正規ではなく非正規雇用となるので、この年代の非正規雇用が大きく増えてきているわけです。

人数では、団塊世代や団塊ジュニア世代という突出している数値があるのでわかりにくいということもあるでしょう。

そこで全雇用者(役員や個人事業者は除く)の中に各年代別に正規と非正規社員がどのぐらいの割合(%)を占めて推移しているかというグラフが下記です。率ですから人口構成の人数が多い少ないはほとんど関係ありません。



特に下の非正規雇用の年代別推移を見るとわかりますが、赤い線の15~24歳と、こげ茶色の25~34歳の比較的若い層の非正規雇用(率)はいずれも下がってきています。逆に45歳以上の年代の非正規社員(率)は大きく増えてきています。

つまり「若者の非正規社員が増えている」というのはまったくの誤りで、もし非正規社員増の問題を議論するなら、まず60歳以上の高齢者向けの対策、次に、30代後半以降の出産後の女性が非正規ではなく正規社員として復帰できる環境整備などが先でしょう。

もちろん60歳過ぎても転勤や残業、休日出勤まである正社員として目一杯働きたいと言う人ばかりではないでしょうし、出産後に子育てや親の介護をしながら残業や地方への出張もある正社員として復帰したいと願う女性ばかりでもないでしょう。

こうした統計数字はちょっと見誤ると、180度違った感想や意見を持ってしまうこともよくあり、またマスメディアはより刺激的な内容であればあるほど注目を浴び、視聴率が取れるので、それに都合の悪いことは伝えず、単に「非正規社員が増えている!さぁたいへんだぁ!」と視聴者や読者を煽り続けているわけです。


【関連リンク】
717 非正規から正規雇用への転換策
707 ハローワークは非正規職員のおかげで回っている
687 旺盛な高齢者の労働意欲は善か悪か
574 仕事を引退する時、貯蓄はいくら必要か
546 年金受給年齢の引き上げと高齢者雇用


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803
いつからか家電製品を買い換えたときなど処分するときには有無を言わせず「リサイクル料金」が取られるようになって、この制度には不満を持っていたのですが、テレビなどでも活躍している武田邦彦氏のブログにもこのリサイクル制度についての批判が書かれていました。

ここで言うリサイクル料金とは「特定家庭用機器再商品化法」に定められている一番身近なテレビ、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫の家電製品のリサイクル料金のことを対象としますが、実際には携帯電話、自動車、パソコン、建設、食品など多くの種類に分けられていてそれぞれに法律も違っています。

武田氏は学識者のあいだやネット上ではなにかとお騒がせな人物とされていますが、その個々の主張を読む限り、素人見には決して大きく間違っているようにも思えず、過去に数冊の新書を読みましたが、書いてあることすべてに賛成できないまでも、特に排除すべき人とは思っていません。

ただ人の誤りを指摘する際や、お上の決めたことに逆らう時にあまりにも毒舌が過ぎるので、一方的に叩かれてしまい、「信頼の置けない人」「とんでも教授」みたいな印象操作をされてしまっている感はゆがめません。

大学教授であるにかかわらず、一種見出しが衝撃的で大きな夕刊紙やスポーツ紙みたいなキワモノ的な扱い方をされているのが残念です。

その武田氏のリサイクル費用についてのブログ

なぜ、人はリサイクルが「良いこと」と思うのか?
1)家電リサイクルを始める前は、家電製品は1つ500円で引き取り、価値のある金や銅を抜き取ったら焼却していた。

2)クーラーは銅が多く使われるので、盗まれることすらある。それをリサイクルの時には「お金をくれる」のではなく、「お金をとって家電メーカーがダブルで儲ける」という値段設定。

3)リサイクルが「価値のあるもの」を回収するなら、(1つ500円-回収した価値あるものを売った代金)=500円より少ない金額になるのに、リサイクル法が始まってから高くなった(日本国全体の費用も高くなっている)。

4)世界で家電リサイクルをやっているのは日本だけ。

いったい、家電リサイクルとはなんだろうか?
本来なら、家電を販売して、それが古くなったら、民間の「回収屋さん」が来て、ものによって、3000円ぐらいのお金をくれる(銅などが多いクーラーや、金などが多く含む電子基板)場合、あまり価値のあるものがないものは0円か逆に1000円ぐらいを払って持って行ってもらう。

リサイクル料金が、エコという国民が納得しそうな名称を表に出して、実のところは大メーカー保護と莫大なお金が集まることで天下り先確保の役人の猿知恵で成り立っていたことは薄々わかっていましたが、こうして核心を突いて書かれると、苦笑いしている人もたくさんいるのでしょう。

私が子供の頃にはもちろんリサイクル法などなく、壊れた家電製品を喜んで引き取ってくれるリヤカーを自転車でひいた通常「クズ屋さん」はいくらでもいました。

その時に「クズ屋さん」からもらえる数十円(時には百数十円)は、捨てる家電を外へ運んだ子供のお駄賃になりました。

リサイクル法ができた後に液晶テレビを買ったとき、それまで使っていたブラウン管テレビをリサイクル料金を支払って家電量販店に引き取ってもらいましたが、その引き取られたテレビは家電量販店が処理を丸投げしていたリサイクル業者が不法投棄をしていたと新聞が報じ、その後慌てて家電量販店は徴収したリサイクル料金を返金してきたことがあります。

まぁこれなんか氷山の一角で新聞で大きく報じられなかったら、事実が判明しても黙りを決め込むでしょうし、リサイクル法を利用した詐欺のようなことが普通におこなわれているのが実体でしょう。

常識的に考えると、金属などは資源としてリサイクルできたり、家電製品などは修理や清掃すれば中古品で売れたり外国に送ればお金になるものを、回収するためといいながら、なぜ通常の運送料をはるかに上回る一律の費用がかかるのでしょうか?

不法投棄されないように廃棄される家電はメーカーが責任を持って回収して処分をするというのが建前ならば、その費用はメーカーが負担(製品に転嫁)するべきもので、廃棄する人(必ずしも使用者とは限らない)に負担させるのはどうなのでしょうか?

今では家電のほとんどは宅配業者でも日本各地に運んでくれます。その運送費用はリサイクル料金の半分以下です。つまり運搬費を負担しても、リサイクルしようがそのまま廃棄してもメーカーやその処分を丸投げしている業者が利益が得られるわけです。

リサイクルに出された製品すべてがまったく価値のないものとはとうてい思えません。各種の金属やレアメタル、あるいは修理をすれば(しなくても)リサイクルショップで堂々と売れるものもたくさんあります。しかしリサイクル法では製品の程度や価値は関係なく、一律で料金を徴収するのはどうも納得ができません。

このようなアホな制度について、官僚の言いなりで作った政治家も政治家ですが、ろくすっぽ反対の声も上がらない、飼い慣らされた大人しい羊の群れになってしまった国民(私も含め)に明るい未来なんてやってくるのでしょうか。


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昨年2013年に始めて海外からの旅客数がようやく1千万人を超えたと言うことで「クールジャパン」「観光立国」政策の成功だ!などと喜んでいる政府や国の関係者がいますが、それって今までがあまりにも無為無策だっただけで、これで成功したなんて満足しているようではとんでもない話しだとということを書いてみます。

入国と出国の話しですが、1964年までは観光旅行としての海外渡航は厳しく制限されていて、1966年に年間1回限りという渡航制限もなくなり、ようやく観光旅行としての海外旅行が普及し始めました。

そういった制限もあり、日本に入ってくる旅行客と出ていく旅行客の人数はほぼ拮抗していて100万人未満という少なさでした。

高度成長期と歩調を合わせるように1970年以降は自由化で一気に日本から外国へ出国する人の数は増えていきますが、反面、外国からやってきて日本に入国する人はほとんど増えません。

その時代、団塊世代が消費の中心にいたため、自然と内需は拡大基調だったので、あえて外国から観光客を呼ぼうという意識も需要もなかったと思われます。

出国する日本人が1千万人を突破するのはバブル時終盤の1990年です。逆に外国から日本にやってくる人の数が1千万人を超えるのがようやく昨年2013年なので、もし出国と入国の人数収支バランスというのがあるとすると入国する外客数は23年遅れということになります。

つまり海外旅行が一般的になってからの40年間、日本から外国へ送り込む戦略は航空会社や旅行代理店にいくらでもあったのに、外国観光客を日本に呼び込む戦略はまったくなかったのか、ほとんど誰も知らないところにあって、それが機能していなかったということになります。

訪日外客数と出国日本人数


次に、世界各国(地域)への外国人訪問者数を調べてみました。

ギリシャやエジプトのように古代の有名な遺跡や遺産があり、たいして努力をしなくても観光客が増えていく国や、ニューヨークやロンドンなど世界の金融・経済の中心地をもつ国々もありますが、上位は決してそう言うところばかりではなく、様々な外客誘致を展開して外客を増やしていそうな国も目立ちます。

日本人に人気のある外国の観光地はと言えば、パリ、ニューヨーク、香港、ローマ、エジプトなどなど多数あります。

そうした人気の観光地(国や地域)がある中で、日本には世界遺産にも登録された富士山や古都京都、奈良、雪質がよくインフラも整っている北海道の雪山リゾートに、世界でも有数の透明度や生物の多様性を誇る沖縄の海、アジアでは最初にできたディズニーランドやユニバーサルスタジオなど、老若男女の外国人に好まれる観光名所がいくつもある日本は果たして外客数で世界の何位にランキングされているでしょうか?

 10位?まさか!
 20位?いえいえ
 30位?まだまだ


 実は33位です。



アジアの国や地域の中だけでみても、3位中国、10位マレーシア、12位香港、19位サウジアラビア、20位マカオ、23位韓国、25位シンガポール、30位アラブ首長国連邦に続いての9番目です。アジアで一番の先進国で経済大国だ!なんて威張っていても、外国からやってくる観光客数では後進国なのです。

外客数1位のフランスの年間入国外国人数は8300万人、2位のアメリカは6700万人です。日本は2012年は840万人でフランスのたった1割しかなく、他のアジア諸国、34位のインドネシア804万人、39位の台湾731万人と比べてもわずかな差でしかありません。

先進国とされるG8の国(グラフでは紺色)の中でも、日本だけ大きく引き離されての最下位です。多くの美しい自然や文化遺産、最新の技術力やアミューズメントがありながらも、実は世界の人達から避けられているとしか思えないような少なさです。

「日本は島国だからちょっと隣国へという感覚がないので」と思う人もいるでしょう。

確かに隣国と陸続きであるかどうかは外客誘致には大きな問題ですが、同じような島国の英国は日本の3倍、アイルランド、インドネシア、台湾が経済規模では何倍何十倍も違う日本と外客数ではほとんど変わらないというのは、なにかやはり日本に問題があるとしか思えません。

これらの数字から見ると、日本人が外国に対して思っているほどは、外国の人は日本が生み出してきた工業製品やアニメにこそ信頼や共感はしていても、日本という国や文化、歴史、それと日本人に対して興味も関心もないってことでしょう。

中国や韓国が世界中で日本バッシングをおこない、それが概ね成功しているように見えるのも、こうした外国から見た日本の閉鎖性、わかりにくさ、人同士の交流の少なさからきているのではないかと思わなくもありません。

問題は今までの外国人観光客誘致策が大きくずれていたか遅れていたということでしょう。

これだけ元々の来日外国人が少ないと、少しお金をつぎ込んでPRするだけでも数百万人は増えるでしょうから、世界同時不況とはいえ現状では増えて当たり前だったのです。

一時的に効果が期待できるオリンピック頼みではなく、国と観光業界が、この惨めで情けない外客数の増加に本気で取り組み、せめて10年後には韓国や中東諸国、香港、シンガポール、マカオ、マレーシアを抜き、アメリカの半分ぐらい、3000万人の観光客誘致を必達の目標とする計画を立ててもらいたいものです。

前例のないことをやりたがらない役人にまかせておいても無理な話しでしょうけど。

少ないと言うだけではなんですから、また折を見て、外客増加私案を書いてみたいと思います。


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