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1524
2020年1~12月の新規自動車販売(登録)台数をまとめておきます。

データ出典は、商用車を含む普通自動車は「日本自動車販売協会連合会」、軽自動車は「全国軽自動車協会連合会」です。

まず、2020年車種別販売台数の自動車ベスト10と軽自動車ベスト10です。順位はまとめて総合ベスト20位としています。

2020年車種別販売台数 :総合順位 :軽自動車 :乗用車
車種名 台数 前年比
1位 1位 ホンダ「N-BOX」 195,984 前年比77.3%
2位 1位 トヨタ「ヤリス」 151,766
3位 2位 スズキ「スペーシア」 139,851 前年比84.1%
4位 3位 ダイハツ「タント」 129,680 前年比74.0%
5位 2位 トヨタ「ライズ」 126,038 前年比759.2%
6位 3位 トヨタ「カローラ」 118,276 前年比113.3%
7位 4位 ダイハツ「ムーヴ」 104,133 前年比84.8%
8位 4位 ホンダ「フィット」 98,210 前年比132.0%
9位 5位 トヨタ「アルファード」 90,748 前年比132.1%
10位 6位 トヨタ「ルーミー」 87,242 前年比95.2%
11位 5位 日産「デイズ」 87,029 前年比55.3%
12位 6位 スズキ「ハスラー」 80,114 前年比138.5%
13位 7位 ホンダ「フリード」 76,283 前年比89.1%
14位 7位 ダイハツ「ミラ」 73,462 前年比77.7%
15位 8位 日産「ルークス」 72,820
16位 8位 トヨタ「シエンタ」 72,689 前年比65.6%
17位 9位 日産「ノート」 72,205 前年比60.9%
18位 10位 トヨタ「ヴォクシー」 69,517 前年比79.0%
19位 9位 ホンダ「N-WGN」 69,353 前年比214.2%
20位 10位 スズキ「ワゴンR」 66,061 前年比73.4%

新車販売台数(総合)で4年連続、軽四輪車部門としては6年連続して1位のホンダN-BOXは圧倒的な強さを誇っています。もう国民車と言って差し支えないかも知れません。

ただ今年2021年の総合1位の座は、2020年後半以降、単月でN-BOXを上回る台数が売れているトヨタヤリスに明け渡すのではないかと言われています。

ヤリスの場合、ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスと複数の異なったボディ形状があり、それらの合計数ということもありズルイという意見もありますが、2020年自動車販売台数世界1位のトヨタとしてはなんとしても国内の車種別総合1位を奪取したいので手段は選ばないでしょう。

もし9~10月頃まで僅差が続いていたら、トヨタもホンダも必死にヤリスとN-BOXを大バーゲンで売りまくるでしょうから、買いたい人は10~11月頃(11~12月に登録)が狙い目かも知れません。

しかしホンダも、安い軽自動車ばかりが売れて、普通車部門の上位10ではフィットフリードのみ、トヨタの7台と比べると大きく差を広げられています。

次に、軽自動車を除く、2020年4輪車のメーカー別新車販売台数です。

2020年新車販売台数(登録車、軽自動車除く) (メーカー別統計)
2020年 2019年 前年比 シェア
トヨタ 1,450,953 1,551,204 94% 50.4%
ホンダ 283,774 348,061 82% 9.9%
日産 242,142 358,120 68% 8.4%
マツダ 141,021 166,563 85% 4.9%
スズキ 104,003 117,284 89% 3.6%
SUBARU 84,773 105,075 81% 2.9%
いすゞ 66,748 81,442 82% 2.3%
日野 60,051 69,791 86% 2.1%
ダイハツ 55,984 43,609 128% 1.9%
三菱ふそう 38,103 41,272 92% 1.3%
三菱 25,329 43,745 58% 0.9%
UDトラックス 9,713 10,388 94% 0.3%
輸入車 317,933 348,316 91% 11.0%
2,880,527 3,284,870 88%

トヨタが圧勝で、全体の半分50.4%のシェアを占めています。1強とその他という構図は長く続いています。

もっと言えば、マツダもSUBARUもダイハツもトヨタのグループと言えますので、それらも含めて考えるとトヨタ系の自動車の国内シェアは全体の60%超になります。

恐ろしい、というか、個性ある自動車メーカーが、デザインや性能を競っていた80年代を知る者としては今の状態はつまらない限りです。

トヨタのマーケティング、技術などが他を圧倒しているのか、それとも他のメーカーの経営者が無能なのか、その両方なのかわかりませんが。

もっとも今や自動車は日本国内よりも海外への輸出や海外生産が主流で台数が多いので、国内向けには各社とも力を入れていないとも言えます。

これでは、トヨタ以外は、テスラなどをはじめとするEVに特化した新しいムーブメントのベンチャー企業にいずれ軒並み吸収され、下請けでコンポーネントだけをおこなう組み立て工場になってしまうかも知れません。

最後に、国内で販売された外国車(日本メーカーの海外生産輸入車は除く)の上位17社です。2020年と比較のため前年のコロナ禍発生前の2019年、そして10年前の2010年の各々台数を記しておきます。

外国メーカー車新規登録台数 赤字は注目点
2020年 2019年 2010年 対2019年比 対2010年比 2020年シェア
Mercedes-Benz 56,999 66,523 30,920 85.7% 184.3% 22.4%
VW 36,574 46,791 46,704 78.2% 78.3% 14.4%
BMW 35,712 46,814 32,426 76.3% 110.1% 14.0%
Audi 22,304 24,222 16,854 92.1% 132.3% 8.8%
BMW MINI 20,196 23,813 11,338 84.8% 178.1% 7.9%
Volvo 15,547 18,583 7,767 83.7% 200.2% 6.1%
Jeep 13,562 13,354 1,877 101.6% 722.5% 5.3%
Peugeot 10,752 10,626 6,021 101.2% 178.6% 4.2%
Porsche 7,284 7,192 3,335 101.3% 218.4% 2.9%
Renault 5,963 6,803 2,536 87.7% 235.1% 2.3%
Fiat 5,889 5,987 5,562 98.4% 105.9% 2.3%
Citroen 5,028 4,113 2,402 122.2% 209.3% 2.0%
Land Rover 3,945 4,549 727 86.7% 542.6% 1.6%
ABARTH 2,571 2,628 97.8% 1.0%
Alfa Romeo 1,674 2,370 1,816 70.6% 92.2% 0.7%
Jaguar 1,423 3,259 1,138 43.7% 125.0% 0.6%
Ferrari 1,085 870 493 124.7% 220.1% 0.4%
254,404 298,378 180,255 85.3% 141.1%

トップは、トヨタと世界一を競っているフォルクスワーゲン(VW)と思っていましたが、すでに何年か前からメルセデスベンツが大差をつけてトップです。

そのフォルクスワーゲンは2位の座をBMWと競っていて、2019年はBMW、2020年はVWと僅差で戦っています。10年前は圧倒的な1位だったのにひどい落ち込みです。

4位はVWグループのアウディ、5位はBMWグループのミニ、6位にボルボが続いています。

コロナ禍で大きく影響を受けたと思われるのは、2020年は前年比76.3%のBMW、同78.2%のVWが2割超の減少となっています。

もっともクルマの場合、人気車のモデルチェンジのタイミングによって買い控えが起きたりしますので、コロナ禍の影響かどうかはこれだけで判断はできません。

10年前と比べて上位メーカーで好調なのはメルセデスベンツの184.3%増、JEEPの722.5%増、ボルボの200.2%増、BMWミニの178.1%といったところ。

逆に10年前から下げているのは、VWの78.3%、台数は極めて少ないですがアルファロメオの92.2%です。それにしても中国では好調と伝えられているVWの日本国内での凋落ぶりがひどいですね。知りませんでした。

【関連リンク】
1505 日本のEVシフトは環境問題ではなく経済問題
1241 自動車のリサイクルと部品共通化 前編
1124 国内自動車販売台数や耐用年数推移など
661 乗用車の平均車齢と平均使用年数



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1523
証言拒否 リンカーン弁護士(講談社文庫)(上)(下) マイクル・コナリー

刑事弁護士 "ミッキー・ハラー" シリーズ」の第四作目です。コナリーと言えば「ハリー・ボッシュシリーズ」ですが、精力的な作家さんで、このハラーシリーズの他、新聞記者ジャック・マカヴォイや、刑事レネイ・バラードなどを主役とした作品もあり、多岐にわたっています。

またそれぞれのシリーズの中に、別のシリーズの主役や脇役までがチラッと登場したりしますので、なかなか油断できません。

このミッキー・ハラーシリーズにもハリー・ボッシュが出てきますが、実は二人は異母兄弟だったというのが途中の作品で明らかになります。

それはともかく、このシリーズも4作目となり、当然ながら裁判シーンが多く、ちょっと飽きてきたかなと思います。

刑事だと、犯罪者との派手な対決シーンなど要素がいくらでも作れますが、その点、弁護士や検事が主役となると場外乱闘は添え物で、メインディッシュは法廷と言うことになってしまいます。

今回は、住宅ローン返済が滞り、自宅を差し押さえされそうになった女性が銀行相手に抗議活動を展開しますが、その銀行の融資担当者が何者かに殺されてしまい、その女性が容疑者として逮捕され、その女性の弁護士としてハラーが活躍奮闘するというもの。

何度も危機に陥りますが、最後は予定調和で裁判に勝利しますが、それだけでは終わらず、、、ミステリー要素が含まれているので、明かすわけには行きません。

ボッシュシリーズは、続く限り読みたいと思いますが、こちらのシリーズはもういいかなと思った第4作目でした。

★★☆

著者別読書感想(マイクル・コナリー)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

コンビニ人間 (文春文庫) 村田沙耶香

2016年の芥川賞受賞作です。自身のコンビニでのアルバイト経験を生かした長編小説で、主人公も(おそらく)自我を一部投影したような女性です。

自分で考えて行動することができなくなった主人公が、マニュアル通りに毎日同じことを繰り返すことを求められるコンビニ店員の仕事を天職とばかりに日々淡々と生活していきますが、あるとき、バイトに来ていた社会に適応できそうもない自己中に凝り固まった変人に救いを求めて飛び出してしまいます。

どうも意味不明で、小説とは言え、このようにぶっ飛んだ話しにはどうも共感もリアリティも感じられません。

脱力系というか、よくわからない心理描写ですが、それは私自身が、40年間口八丁で無から有を生じさせる働き蜂だったからかも知れません。

知らない異次元な世界を垣間見せてもらったというぐらいしか、感想はないかな、、、

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪 牧野洋

2012年ということで9年前に発刊された単行本(ソフトカバー)です。タイトルからわかるとおり、官僚制度と報道が癒着している現状を憂う日本のジャーナリズムの問題を指摘するものです。

政財界含め、仲間のジャーナリスト達も敵に回す可能性があるだけに覚悟のいる出版で、そうした立派な行動は大いに評価しまた尊敬に値するものです。

著者は日本経済新聞社及びその関連に24年間勤務をしていて、その巨大新聞社の裏も表も知った上での提言ですが、よく長期間その立場にいながら、それに染まらずにいれたなぁというのが驚きでもあります。

というのも、2~3年その業界にいただけで、まるでその業界のオーソリティとでも言わんばかりにその業界のことをあれこれ書くような人も多い中、どっぷりと浸かっての告発とまでは言えないまでも、今のやり方じゃやがてダメになるということを断言されています。

ただ残念ながら鼻につくのが、「自分は、日本人はほとんどいないアメリカの難関コロンビア大学大学院のジャーナリズムスクール卒業生だ!」という優越感にしたる自慢話が1冊の中に10回ぐらい出てきたり、アメリカの次々とリストラされる新聞社が凄く優れているという話し。

世界の中で発行部数が軒並み上位を占める日本の新聞社の報道姿勢はダメで、次々つぶれたり買収されたり、大規模に記者がリストラされるアメリカの新聞社が優秀というのは、それってあまりにもジャーナリストの勝手よがり過ぎないか?って気もします。

著者はアメリカ流の調査報道に力点を置くべきと何度も何度も繰り返しますが、それがジャーナリストの理想とは言え、それで飯が食えないのなら、そのやり方は、経済性から言えば間違っているとも言えます。

じゃぁ損得無視で、あくまで金食い虫の調査報道に力を入れるのが正しいと言うなら、国営にするか?ということになってしまいますが、それでは調査報道からもっとも遠い共産国家の国営新聞になってしまいます。

普遍のこととして、新聞社や雑誌社では、営業と編集のあいだでもめるということがあります。うまくそのバランスを考えずに報道姿勢だけ理想を追求するというのは、それこそ、理想郷、お花畑の中の話しです。

本著にも出てきますが、最近の政治や公務員のスクープ報道は、新聞ではなく文春や新潮など雑誌からのものが目立ちます。

これは新聞記者が政府高官や官僚のリークや発表だけを記事にしていて、また記者クラブの弊害から持ちつ持たれつの関係から脱却できないからというもの。

新聞社よ、恥を知れ!って思いがしますが、本著にも書かれていますが、スクープの後追い記事を別の媒体が掲載する場合は、必ず最初にスクープした媒体名を敬意をもって引用か出典先のように記載することを義務づけるようにすると、骨のあるジャーナリスト達がもっと発憤するような気もします。

あとは、なにがスクープとして重要か?という話しには納得がいきました。つまり後日発表される内容を数日早く聞いて(リークされて)スクープ!というのは意味がなく、本来なら隠されて世の中には出てこないことを丁寧に探し出して報道することが本来のスクープなのだということ。

まぁ、いろいろ書きましたが、ネットの普及と、新聞や週刊誌が好きで購読してくれる今の中高年がやがて減ってくれば、自然に日本の新聞や週刊誌はアメリカの後を追って衰退していくことになるのは間違いなさそうです。

ネット媒体に、その理想の調査報道を核とするジャーナリズムがまかなえるか?というと、それも経済合理性、効率性ばかりを考えるネット事業の常で難しく、また寄付行為の文化がない日本でのNPOでのジャーナリズムも考えにくく、、今のところ打つ手なしと思えてきます。

せめて著者はじめ,、しがらみの少ないフリーのジャーナリストに期待するしかないのかなぁ。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

レプリカたちの夜(新潮文庫) 一條次郎

思わずタイトルにひかれてジャケ買いしたミステリー?小説で、2016年単行本、2018年に文庫化されました。この著者の作品を読むのは今回が初めてです。

新潮ミステリー大賞受賞作だそうですから、代表してミステリー小説と言って良いのでしょうけど、内容はホラー?ファンタジー?SF?とも思えるものです。

あらすじを書けと言われても、解説文でも「あらすじ紹介は難しい」と書いてあったとおり、私などには絶対に難しくて書けません。

主人公は、絶滅していく動物のレプリカ(模造人形)を作る工場で生産管理部に勤務する男性です。

そしてその主人公の語りで始まりますが、出だしは「シロクマを目撃したのは、夜中の十二時過ぎだった。」です。

まるで「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた」と同じように、つかみはOKでしょう。

とにかくライトノベルスのようにスイスイ読めていけるのですが、内容や状況に理解不能のことが多すぎて、最後までなにがなんだかよくわからないというのが感想です。

そうそう、これはアニメにすると良さそうと思いました。巨匠の大友克洋氏がアニメ化してくれたら、ぜひに見たいと思うような作品と言うことにしておきます。

★☆☆

【関連リンク】
 3月前半の読書 武田信玄 風の巻、林の巻、火の巻、山の巻 新田次郎
 2月後半の読書 草花たちの静かな誓、THE ONE THING、そして誰もいなくなった、悪寒、逢魔が時に会いましょう
 2月前半の読書 見えない鎖、Iターン、逮捕されるまで 空白の2年7ヶ月の記録、健康という病

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1522
様々な戦国武将のイメージはと言うと、歴史書から推測したり、映画やドラマなどに出演した役者さんの姿形に影響されることが多そうです。

また「戦国BASARA」や「信長の野望」など、数多くの戦国ゲームやアニメによって、戦国武将たちをイケメン風にイメージ化したものが影響を及ぼしていたりします。

もっとも時代と共に人の美醜感覚は変化し、流行や権力者やイメージリーダーの影響も関係してきますから、一概には決めつけられません。

カメラというか写真ができたのは1820年代以降ですから、1400年前後の戦国時代の写真はないわけで、顔や姿は肖像画や記録文書等によって想像するしかありません。

そうした残された肖像画にしても、写実性より、当然ながらお金を出してくれる本人が気に入るように書かれたもので、どこまで真実に近いかは神のみぞ知るです。

さて、戦国時代の一般男性の平均身長は158cmほどだったと言われています。ただ、名を上げるような勇猛な武将は、体格が良く、背も平均より高かったことが想像できます。

現在日本の男性の平均身長は172cm、女性は158cmですので、戦国時代の男性の身長は現在の日本女性の平均身長とほぼ同等ということになります。

平和な江戸時代に入ると、男性の身長は下がり、平均155cmほどと言われています。

なぜ戦国時代から身長が低くなったかは諸説ありですが、一般的には江戸時代は粗食だったことと、米中心の食事で肉をほとんど食べず、動物性タンパク質が不足していたからと言われています。

そこで、戦国武将を中心に、一部平安時代から幕末の志士まで含めていますが、身長一覧を推定順にグラフにしてみました。あくまで推定であり、諸説あることをご理解ください。



身長の推定値は、例えば伊達政宗などは見つかった遺骨から割り出したかなり正確なものもあれば、甲冑の大きさや、位牌の大きさ、肖像画などから推定したもの、書物に書かれていたおおよその背丈や、伝承というあまりあてにならないものも含めています(各々出典先は省略)。

上記に書きましたが、戦国時代の男性平均身長は158cmぐらいと言われていますので、上杉謙信(156cm)、石田三成(156cm)、徳川家康(159cm)、伊達政宗(159.4cm)あたりが当時の平均的な身長で、織田信長(170cm)は当時としてはやや高め、宮本武蔵(186cm)、豊臣秀頼(195cm)は、現在でもかなり背が高いということになります。

それにしても、小柄な方では、源義経(140cm)は、ヒラヒラと身軽なイメージからしてもわかりますが、豊臣秀吉(140cm)は、日本を統一した戦国武将としては、意外に小柄です。現在の小学6年生男子の平均身長が145cmですからそれよりも低い身長です。

また「甲斐の虎」、「越後の竜」と言われた戦国一のライバル、武田信玄(153cm)と上杉謙信(156cm)は、ほぼ当時の平均で同じぐらいの背丈だったというのも面白いです。どちらも肖像画や銅像を見るともっと押し出しが強く、大柄に見えますが。

【関連リンク】
1517 100年前の日本とは?
1510 日本のお城は美しい
1460 時計を必要としない世界
1005 泉質による温泉健康法
878 5分でわかる関ヶ原の戦い



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1521
年を取ってくると一般的にトイレが近くなります。これは尿をためる膀胱の弾力が失われていくことで、まだ少ししかたまっていないのに、もう満タン!と脳が誤認してしまうと聞いたことがあります。

したがって頻尿を改善するには、弱くなった膀胱を鍛えろ!と、トイレに行きたくてもできる限り我慢して、膀胱の弾力性を復活させようということです。

携帯電話のバッテリーを充電するときに、少し減ってすぐ充電を繰り返していると、満充電で使える時間が短くなってしまうメモリー効果と似たようなものですね。

ところで、オシッコ1回の量ってわかっていそうで知らないものです。

誰かに、「渋滞中のクルマの中でどうにも我慢ができず、500mlのペットボトルの中にしたけど、それで足りるのか?ってビビった」というような話しを聞いたことがあります。

確かに、もう限界の中の限界!って時には驚くほどの尿が出てくるときがあります。

しかし調べたデータでは、膀胱の最大容量は250~300mlだということなので、普通の500ccペットボトルであれば楽勝です。ただボトルを傾けて使うと楽勝とはいかないかも知れませんが。

1回分のオシッコの量、思っていたより少ない?という気がします。

職業ドライバーさんだと何度も、そうでない人でも高速道路上でオシッコが漏れそうになったことってあるのではないでしょうか?

私は過去に極まったことが2回あって、1回は東名高速の静岡あたりを走行中、先で大きな事故(複数台が絡む死亡事故)が起き、3時間ほど通行止めとなり高速道路上でずっと停められたことがありました。

事故の他にも今年の冬も起きていましたが、急な大雪のため高速道路で事故やスタックしたクルマのせいで長時間動けなくなることもあります。一般道なら、脇道へ入ったりUターンできますが、高速道路ではどうすることもできません。

この時は、幸い?山の中を切り開いて作った場所で、周囲のドライバーや同乗者と同様、路肩近くの雑草の中で用を足しました。女性は仕方ないので、数キロ先のインターチェンジ目指して歩いている人もいましたが、男性同様、近場で用を足していたような気がします。

もう1回は、こちらはちょっと悲惨な思いをしましたが、12月の首都高で、年末と言うこともあり、信じられないほどにどこもかしこも大渋滞で、しかもパーキングのような場所もないところで、「もうホントダメ~」って追い込まれました。

高速をとにかく降りて、恥も外聞もなく道端でと考えましたが、下へ降りる分岐を過ぎても、下道も混んでいるために、下道と合流するまで動いてはすぐ停まるノロノロと何十分もかかる悲惨な渋滞です。

そんな切羽詰まった状況で、後席のドアポケットに子供用にと非常用携帯トイレを入れていたことを思いだしました。

停まってはノロノロと動き、また停まりを繰り返す車内で、どうにか後席ドアポケットから取り出し、そのまま運転しながら、非常用携帯トイレを出して使うことにしました。

でも洋式トイレの場合、座った姿勢でも下に向けてするのに対し、運転席では下というのはないので、身体を少し持ち上げてするしかありません。誰かが運転してくれて、後席で使うのなら楽なんですけど、ひとりですからそれもできません。

座ったままで非常用携帯トイレを使おうとするとほぼ水平になってしまい、オシッコが中に入らずこぼれそうです。めちゃ難しい。実際少しこぼれたのはご愛敬です。シートが汚れる!なんて構っていられる状況でなかったことは確かです。

時々クルマを前進させながら、限界に達していた膀胱の栓を開放した時には、まるで天使が降りてきたような幸福感に漬れました。

幸い夕暮れて暗かったので周囲のクルマの視線を気にすることや、ひとりだったので同乗者に気を遣うこともありませんでした。

それにしてもその時は、「えー!まだまだ出る~あふれるんじゃないか?」って心配になるほどの量が吹き出しましたが、それでも300mlぐらいだったのでしょうね。

その時に非常用携帯トイレを初めて使いましたが、ホント優れもので、オシッコをすぐに寒天のように固まり(固まれば横にしても大丈夫)、しかも臭いもしません。捨てる廃油を固める製品は知っていましたが、いや、すごく便利な用品です。

種類や使い方は下記のサイトで丁寧に説明されているのでご参考に。

使いやすい簡易トイレはどれ!? 8製品を実際に使って徹底レビュー(価格com)

簡易的なものなら100円ショップでも売っているので、もしかの時に何個か買って、運転手の手の届く場所に置いておくことをお勧めします。災害などの時にも使えそうですからね。ペットボトルを代わりにするよりずっと楽です。

◆上記のレビューで評価の高い簡易トイレ
 ◇携帯トイレ 大便もOK 「万能トイレくん」
 ◇携帯ミニトイレ 新プルプル
 ◇モンベル(mont-bell) OD トイレキット

ただ、せっかく持っていても、クルマのトランクの中!というのでは、高速道路の渋滞中とかでは取りに降りられないこともありますので、手に届く場所に保管するのが良いようです。

【関連リンク】
1350 トイレ個室の空き不足対策決定版
1314 トイレのリフォームはいつやる?
1184 日本の便秘患者は1000万人
594 震災など非常時の備え その1

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1520
以前、国内小説(文庫)のおすすめを書きましたが、海外小説(翻訳版)のお勧めも書いておきます。

お薦め小説 2021年版(国内小説) 2021/3/6(土)
お薦めの面白い小説(国内本) 2015/5/9(土)

海外小説のうち蔵書しているのは全部で約700冊あります。しかしあいにく日記で読書感想を書き始めたのが2012年頃からで、それ以前に読んだ小説の中にもお勧めのものは数多くありますが、今回は感想を書いた記事のある2012年以降、2020年までに読んだ海外小説の中から25冊を選んでおきます。

書籍タイトルのリンク先は私が過去に書いた複数書籍の感想記事へ飛びますが、記事の下の方にある場合は下へスクロールをして見てください。

ゲイルズバーグの春を愛す
この小説は短編として発表されたものを集め、1960年に発刊された作品で、収録作品は「ゲイルズバーグの春を愛す」(I Love Galesburg in the Spring-Time)、「悪の魔力」(Love, Your Magic Spell is Everwhere)、「クルーエット夫妻の家」(Where the Cluetts Are)、「おい、こっちをむけ!」(Hey, Look At Me!)、「もう一人の大統領候補」(A Possible Candidate for the Presidency)、「独房ファンタジア」(Prison Legend)、「時に境界なし」(Time Has No Boundaries)、「大胆不敵な気球乗り」(The Intrepid Aeronaut)、「コイン・コレクション」(The Coin Collector)、「愛の手紙」(The Love Letter)の10編です。・・・
ジャック・フィニイ
マリー・アントワネット
著者は19世紀末から20世紀前半に活躍したオーストリア出身の作家で、伝記文学が多い作家さんで有名な方です。
この著書は1932年に英語版が出版されました。1932年というと日本では昭和7年で、5.15事件が起き犬養毅首相が暗殺された年です。
マリー・アントワネットは1793年に死刑が執行されたので、それから139年後の出来事を調べ尽くして書かれたものです。100年以上前のことを調べるってさぞかし大変なことでしょうね。・・・
シュテファン・ツヴァイク
ハリー・クバート事件
スイス人作家が書いたアメリカが舞台の長編小説でベストセラーとなった作品です。これが長編作品としては実質的なデビュー作ということで驚きです。
2014年に単行本、2016年に文庫本が出ています。 小説の中でも、デビュー作で大ヒット作をかっ飛ばした男性小説家が主人公で、その後、第2作目がさっぱり書けず、高額な出版契約をした会社とも気まずくなり始めています。・・・
ジョエル・ディケール
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
著者は1977年生まれのアメリカの小説家で、2002年に作家デビュー、この作品は長編としては第2作目の2005年の作品で、日本語版は2011年に出版されています。
またこの小説を原作とした映画が2011年に制作公開されていて日本では2012年に公開されています(見ていないけど)。
日本語のタイトル名はえらく長ったらしく変わっていますが、直訳すればほぼ原題通りの意味です。・・・
ジョナサン・サフラン・フォア
火刑法廷
著者は1906年アメリカ生まれの数多くのミステリー小説、中でも多くの密室殺人小説が得意な方です。
この「火刑法廷」(原題:The Burning Court)は、1937年に出版された長編ミステリー小説です。1962年にはこの小説を原作とする「火刑の部屋」というフランス映画が公開されています。但し中身は大幅に変わっているそうです。
著者の得意な密室殺人ではないものの、誰がなぜ病死に似せた毒殺をおこない、さらに墓場の中から遺体が消失してしまった謎、その方法について、緻密に計算された犯行を描いています。・・・
ジョン・ディクスン・カー
ラストチャイルド
以前「川は静かに流れ」(2009年)を読んだことのある著者の2009年(翻訳版は2010年刊)発刊の作品です。 この著者の書く小説のイメージは、人間、特に家族の暗くて重いテーマを粛々と描くってところですが、この小説はその代表的なものかも知れません。
アメリカの地方に住む13歳の少年が主人公で、1年前に双子の少女が行方不明となり、続いて父親までが失踪してしまい普通の家族が一気に崩壊してしまいます。・・・
ジョン・ハート
一九八四年
1949年に刊行された未来SF小説ですが、未来とかSFという言葉から来る夢のある話しではなく、以前読んだ「動物農場」にも関係するような世界中が当時猛威を振るっていたスターリン的な社会主義、全体主義的な世界に変貌した未来を描いた小説です。
なんでもアメリカでトランプ大統領が誕生し、保護主義や全体主義的な発言や行動をすることで、この本があらためて見直され、爆発的に売れ出したというのには笑えます。・・・
ジョージ・オーウェル
血の収穫
原題は「RED HARVEST」で初出は1929年の作品です。その後多くの出版社から翻訳版が出版されましたが、今回購入したのは2019年刊の東京創元社版で翻訳者はローレンス・ブロック作品などの翻訳で馴染みのある田口俊樹氏で、この作品では8人目の翻訳者(解説より)とのことです。
ハードボイルド小説でレジェンド的な著者ですが、この作品が長編としては記念すべき最初の作品です。この作品の内容をモチーフとした映画や小説がその後数多く作られていますが、その中のひとつに黒澤監督の映画「用心棒」があります。・・・
ダシール・ハメット
インフェルノ
「天使と悪魔」(2000年)、「ダ・ヴィンチ・コード」(2003年)、「ロスト・シンボル」(2009年)と続いてきた「ラングドン・シリーズ」の第4作目で、2013年に単行本が発刊されています。日本の文庫版は2016年発刊です。 映画でもこの作品は2016年にトム・ハンクス主演で製作公開されています。
まず冒頭に「この小説に登場する芸術作品、文学、科学、歴史に関する記述は、すべて現実のものである。」と書かれているように、「ダ・ヴィンチ・コード」始め、実際に存在する様々な絵画や彫刻、古代遺跡や教会などをテーマにした謎解きと冒険譚が主題となります。・・・
ダン・ブラウン
卵をめぐる祖父の戦争
2010年に単行本、2011年に文庫化され、Twitterで評判の高かった作品として名前が挙がっていた作品です。
この著者はデビュー作「25時」という小説が2002年に映画化され有名になりましたが、これもたいへんユニークな作品でいずれ読みたいと思っています。
物語は風変わりなタイトル通りの内容で、主人公の祖父がソ連に住んでいた時に、ドイツ人を二人殺したことがあると知り、その時の話しを聞かせてくれと頼み、祖父が今まで決して明かさなかった過去を孫に聞かせるというものです。・・・
デイヴィッド ベニオフ
二流小説家
2010年に発表された著者のデビュー作が本作品です。アメリカ本国よりも日本でよく売れた作品だそうです。
その日本では2013年に「二流小説家 シリアリスト」というタイトルで映画化もされました。
複数のペンネームを使い分けて大衆小説やポルノを書いている売れない作家が主人公で、この主人公のところへ連続女性殺人事件の実行犯で死刑を宣告されている男から会いたいと連絡が来ます。・・・
ディヴィッド・ゴードン
帰ってきたヒトラー
2012年に発表された風刺小説で、日本語版は2014年に単行本、2016年に文庫版が発刊されています。またこれを原作とした映画が2015年に制作され、日本では今年2016年に上映されていました。見ていませんけど。
話しは2011年に公園近くで目覚めたヒトラーが、時代の変化に驚きつつも、理想とする国家作りに着手するため過去の経験を生かしながら現代のドイツでドタバタと活躍していく真面目なコメディです。・・・
ティムール・ヴェルメシュ
ティファニーで朝食を
1958年に発刊された中編の作品ですが、日本では1961年に映画化され大ヒットしたオードリー・ヘプバーンが主演した同名の映画のイメージが強いでしょう。
原作の小説と映画のストーリーは同一ではないそうですが、小説では語り部の主人公で売れない作家志望の男性が、同じアパートに住む自由奔放で美しい女優というか実質的には高級娼婦になるのでしょうか、その女優が日々浮き名を流す様々な恋の遍歴を描いています。・・・
トルーマン カポーティ
アルケミスト―夢を旅した少年
著者はブラジルの作家で、この本は1988年に発表され、世界中に拡がった有名な小説です。原題はポルトガル語で「O Alquimista」。アルケミストとは直訳すれば錬金術師という意味です。
特になにも事前情報なしにしばらく読むと、主人公は少年で、これは「星の王子さま」のような児童文学書なのかな?と思いましたが、どうもそうではなさそうです。
ストーリーは、牧師になるため神学校に通っていたスペインはアンダルシア地方の少年が、「旅をしてもっといろんなところをみてみたい」と親の反対を押し切り、あちこちを旅する羊飼いになります。・・・
パウロ・コエーリョ
その女アレックス
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作目の「悲しみのイレーヌ」(2006年刊、日本語版は2015年刊)は今年2月に読んでいますが、この作品がシリーズとしては2作目(2011年刊、日本語翻訳版2014年刊)となります。
この作品は日本でも「このミステリーがすごい!2015 海外部門で1位」、「本屋大賞翻訳小説部門で1位」などに輝きましたが、世界的にも大ベストセラーとなっています。・・・
ピエール・ルメートル
犯罪
2012年本屋大賞「翻訳小説部門」の第1位に輝いた作品で、著者はドイツの刑事事件専門の現役弁護士です。
「フェーナー氏」「タナタ氏の茶碗」「チェロ」「ハリネズミ」「幸運」「サマータイム」「正当防衛」「緑」「棘」「愛情」「エチオピアの男」の11編の連作短編小説です。
著者が働く弁護士事務所で扱った事件を元にして書かれていて、中にはかなり不思議で不自然な話しもありますが、当然ながら弁護士という立場上、被害者や加害者の個人情報を守るために、小説では大きく脚色をしているのでしょう。・・・
フェルディナント・フォン・シーラッハ
ある微笑
1954年に「悲しみよこんにちは」で衝撃的なデビューをしたサガンの1956年の作品で、アメリカで映画にもなっています。
麻薬漬け、浪費癖、多くの愛人の存在などスキャンダラスで破天荒な人生を歩んだ著者ですが、当時の抑圧された民衆の中にあって、読者の願望や夢を自らが体現していくことで、多くの大衆から支持を得たのかもしれません。・・・
フランソワーズ・サガン
シッダールタ
「車輪の下」や「春の嵐」などの小説や詩を書き、ノーベル賞をとったドイツの作家ヘッセの1922年の作品です。
日本ではお馴染みのお釈迦様(ゴータマ・シッダッタ、仏陀、釈尊など)の若き頃の苦悩や悟りを開くまでの苦行の道のりを、一度も仏教の本拠地でもあるアジアへ渡ったことがない西洋人が、第1次世界大戦直後に描いた小説ということになります。・・・
ヘルマン・ヘッセ
音もなく少女は
2011年版このミステリーがすごい!(海外編)で第2位になった作品です。ちなみに同賞3位だった「卵をめぐる祖父の戦争」はすでに読みましたが、とても面白く、私のお気に入りの1冊となりました。
それだけに読む前の期待度は高いです。 日本語翻訳版の発刊は2010年ですが、なぜか本国(米国)で発刊されたのは2012年と不思議な順序となっています。・・・
ボストン・テラン
レイトショー
原題は「The Late Show」のこの作品は、アメリカで2017年に刊行され、翻訳版は今年2020年に文庫として発刊されました。 その「The Late Show」」は通常テレビの深夜番組を指すことが多いのですが、ここでは、夜の11時から勤務が始まる深夜専門の刑事のことを指しています。
コナリーの作品は1992年の「ナイトホークス」から始まる有名な「ハリー・ボッシュシリーズ」や、「リンカーン弁護士」の「ミッキー・ハラーシリーズ」など複数の主人公がいますが、今回の「レイトショー」では新たにレネイ・バラードという女性刑事が主人公となっています。・・・
マイクル・コナリー
パイレーツ―掠奪海域―
この作品は2008年に亡くなったマイケル・クライトン氏が亡くなった後にパソコンの中から発見されたものだそうです。
もう一作未完の作品「マイクロワールド」という作品も同じパソコンに残されていて、それが本当の遺作となります。
未完の原稿は「ホット・ゾーン」の作家リチャード・プレストンが未完部分を仕上げて完成させたそうです。・・・
マイケル・クライトン
彼女のいない飛行機
2015年に文庫が発刊された、フランス人著者の長編ミステリー小説です。この作品が大ヒットし、その後「黒い睡蓮」(2017年)も各種の賞を得るなど活躍されています。
650ページを超える大作ですが、ストーリーは、1980年に飛行機事故で唯一生き残った赤ちゃんはいったい誰の子か?という、DNA検査が発達している現代ではなしえないミステリーとなっています。・・・
ミシェル・ビュッシ
存在の耐えられない軽さ
チェコ出身でフランスに亡命した作家ミラン・クンデラが1984年に発表した小説で、1988年にフィリップ・カウフマン監督のもとで映画化され有名になりました。
第2次大戦後東側陣営に組み込まれていたチェコスロヴァキアですが、共産党政権の中でも国民のあいだからは民主化や自由経済化の運動が叫ばれていました。それがいわゆる「プラハの春」運動につながります。・・・
ミラン・クンデラ
春嵐
2010年に亡くなった著者の最後の作品で、2012年に邦訳の文庫が発刊されています。ボストンの私立探偵スペンサーシリーズは40年間続き39作品、このシリーズを読むのもこれが38作目(1作は邦訳版なし)で最後となります。
今回は前作同様に準レギュラーだった相棒ホークが旅行中ということで登場しないぐらいで、内容的には従来のものと特に変わったことはなく、著者としてはまだまだスペンサーシリーズを書きたかったんだろうなと思えてきます。・・・
ロバート・B・パーカー
死への祈り
マット・スカダー・シリーズ15作目のこの「死への祈り」はアメリカで2001年に発刊され、日本語に翻訳されたこの文庫版が出たのは2006年になります。
このニューヨークの刑事(のちに退職して探偵)を主人公としたマット・スカダー・シリーズが始まったのは「過去からの弔鐘」の1976年ですから、この15作目の「死への祈り」の2001年までには25年の月日が経っています。・・・
ローレンス・ブロック

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