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1373
社会やビジネスの仕組みが大きく変化していくと、働く人の職業の中身も変わってきます。特に専門職という仕事が顕著に表れてきます。

私が新入社員だった1980年頃は、まだ大手企業の中には電話交換業務がおこなわれていて、したがって1960年代頃の女性の花形職業だった「電話交換手」という専門技能職がまだありました。

その他にも、「和文タイピスト」や「カナタイピスト」「テレックスオペレーター」「エレベーターガール」など女性向きだった専門職も今はもうありません。

同様に新聞社や印刷会社に熟練工が多かった活字を拾う植字や文選といった仕事も、DTPやデジタル化が進んだ1980年代に姿を消していきました。

そのように綺麗さっぱりとなくなってしまった仕事もありますが、しぶとく生き残っていく息の長い仕事もあります。

例えば、簿記を使う経理事務や会計業務は、いくら機械化、システム化が進み効率化が図られても、なくなることはありませんし、営業業務も企業業績の中枢を担うだけにそう簡単にはなくなりません。

もっとも、経理業務も、営業業務も、人事業務も、社外に丸投げでアウトソーシングができる時代ですので、経営者ひとりで企業を営むこともなんら支障がない時代とも言えますが、その仕事自体が電話交換手のようになくなってしまったわけではありません。

ところが、その営業職、特に外勤営業の仕事が急速に減ってきているとのことです。

この15年で130万人の営業マンが消滅したワケ(SankeiBiz)
国勢調査によれば、日本には2000年まで468万人の「営業職」がいた。ところが2015年までに336万人に減った。営業マンはどこへ消えたのか。統計データ分析家の本川裕氏は「ITによる流通の構造変化により、事務職に取って代わられたようだ」という
(中略)
企業の中で商品(不動産・金融・保険商品を含む)の販売を担当する営業職(営業マン、セールスマンなどとも呼ばれる職種)は、1975年までの高度成長期にも企業社会の成長とともに大きく増加したが、70年代後半以降、「作れば売れる」時代から「積極的な売り込み」の時代に変化したこともあって、職種として花形職業となり人数も大きく増加した。
特に80年代には230万人から400万人へと74%増となった。この時期の営業職の増加率は高度成長期をむしろ上回っていたのである。ところが、バブル経済が最終的に崩壊したのち、2000年の468万人をピークに今度はかなり急速な減少に転じた。そして、15年にはバブル期以前の水準の336万人にまで減った。

営業や販売自体の仕事がなくなってきたというわけではなさそうですが、70年代以降ビジネスの中で花形だった「外勤営業」いわゆるセールスマン(パーソン)が大きく減ってきているということです。

ちょうど私が就職した1980年頃が、その外勤営業がピークを迎える時期だったようです。確かに会社説明会へ行ってもどこも募集は外勤営業ばかりでした。

企業のマーケティング手法にITやAIが導入され、また効率性や生産性向上の観点から言っても、古くからある「飛び込み営業」など「精神論、根性論で売ってこい!」式のやり方は、余程のブラック企業でもなければすでになくなってきています。

今は個人も企業もネットで気軽に安くてサービスの良いところを選び、ネットで見積もりを取ったり購入できる時代です。わざわざ、売りたい物しか売らない営業マンに来てもらって時間を使い、値引きの交渉をしたり世間話している時代ではありません。

私は新卒で会社に入ってから数年間は飛び込み営業を主とした外勤営業をやっていました。

社員研修では、ミサワホームの元No.1セールスマンや、トヨタのディーラーでNo.1営業マンという触れ込みの営業コンサルタントから厳しい指導も受けたりしました。

研修の一環で、コンサルの人と一緒に実際に飛び込み営業をし、あとで講評をもらうというようなこともしました。そういう時代だったんですよ~

私の場合は企業への飛び込み営業なので、個人宅への飛び込み営業とは違い、水をかけられたり、犬に吠えられたりしないから楽だね~ぐらいにしか思っていませんでしたが、知らない会社へ飛び込みで営業に行くときは、やはりプレッシャーは相当にありました。後輩の中には何名かそのプレッシャーに負けてノイローゼにかかった人もいました。

しかし飛び込み営業は、相手のことを知らないので、実のある提案営業などできるわけもなく、今思えば単にセンミツのチラシ配りをやっていたようなものです。

そんな中でも優しい人がいて、飛び込み営業に関わらず、応接間に通され、ジックリ話しを聞いてくれ、次回のちゃんとした提案も聞いてくれるというビジネスマンがいたことが救いでした。割合からすると、20~30社回って1社あるかどうかでしたけど。

そうした身を削ってまで覚えてきた飛び込み営業のノウハウは、今のビジネス界ではまったく通用しませんし、また需要もなく、逆に気持ち悪がられるだけでしょう。しかし何事にも動じない度胸だけはつきました。

現在だと、マーケティングツールで仕込んだ、自社の製品やサービスに興味がある相手企業のキーマンに対し、直接アプローチをして、具体的なニーズを聞き出し、アポイントを取って提案を持って行き、クロージングするというのが営業の仕事なのでしょう。

どういうスキルが求められるかというと、

1)見込み客を効率よく探し出すノウハウ
2)見込み客のキーマンにアポを取るテクニック
3)ライバル社よりも優れた企画提案書を作り、プレゼンができるテクニック
4)速やかにクロージングできるノウハウ

など。

1)や2)に関しては自社の中だけでおこなうと言うよりも、最近は外部に委託したり、外部の専門業者と連携しておこなうケースが増えてきています。委託先はテレアポ会社や、営業受託会社、イベント主催会社などでしょうか。

例えば、大きなイベントに出展をして、自社製品に興味をもってくれた人のデータを収集するとか、自社サイトの製品・サービスサイトを読みに来てくれた人のデータを収集・分析し、見込み客(企業)を絞っていきます。

アポイントをとるのははアウトバウンドのコールセンターなどを使ったりするケースもあります。

もっともそういう客は、今すぐに欲しいという客は少なく、数ヶ月先、数年先に購買を考えている客が多いので、そういう客を見つけたら、逃がさないように時々はアップデートされた情報などを提供するなど、中長期的にフォローするおく(インキュベイト)必要があります。そういうことも昔の営業マンにはあまり発想としてなかったことです。

3)はライバルのことをよく調べておき、価格だけでなく、他社と差別化できる点を企画書に盛り込むことで、自社製品の優位性をアピールします。もちろん、企画書や提案書の中身やデザインの出来も、その企業の信頼性に影響を与えます。

おそらく今の営業パーソンに求められる一番のキーワードは、この4)のクロージング能力ではないかと思います。

クロージングはなかなか難しい仕事で、商品によっては何千万円、何億円というものもあり、それをクロージングするのは簡単なはずがありません。でもそれが決まったときの喜びは、営業パーソンならではのもので、それがこの仕事のやりがいにつながっていきます。

私が第1線で営業をやっていた頃は、飛び込み営業で、相手と知り合ってから、話しを聞き、とりあえず提案をするところまでが営業の醍醐味で、その結果の勝ち負けは、時の運みたいなところがありました。今考えると変な話しですけど。

要は結果よりもプロセスや頻度を大事にしていました。もちろん今はそれではダメで、プロセスよりも結果が求められます。

そうしたことを考えると、昔風の外勤営業や提案営業が衰退していくのは当たり前で、そうした時代を生きてきた元営業マンというのは、今の社会においてはほとんど使い物にならない過去の遺物なのでしょうね、、、

自分自身のことだけにつらい現実ですが、実感をしています。老兵は死なず、ただ去りゆくのみです。

【関連リンク】
933 飛び込み営業について
821 会社を辞めてから気がつくこと
817 カフェではない喫茶店の凋落
633 セールスの極意なんてものはないが、、、

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1372
先のブログ「完全リタイアまであと9ヶ月 2019/9/25(水)」では、ノー天気で楽観的な話しを書きましたが、心配性な性格からか、いくつか懸念していることもあります。

リタイア後の心配としては、家計統計上不足するだろうと言われている老後資金、つまり「お金」の不安というのが一般的ですが、その点についてはあまり心配していません。

退職金があるわけでも、ウン千万という貯金があるわけでもありませんが、なにか大きなアクシデントで入り用ができない限り、65歳から満額支給される(予定)の夫婦の年金だけで、どうにかやっていけそうと思っています。

幸い、働いている子供がまだ同居(パラサイト)していて、ちゃんと支出させているのと、28年前に買った自宅のローンが来年の年初には完済するので、生活費以外の出費は、家のメンテナンスや家電の老朽化に伴う買い換え費用とクルマの維持費に限られてきます。

家族が高額な治療費を要する難病に罹るとか、インフレになり年金だけでは追いつかないとか考えるとキリがありませんので、そうしたリスクは考えないようにして、若い頃に収めてきた比較的高額な厚生年金(30代の頃は子会社の役員を勤めた関係で、高収入だった時期があり、平均よりも多く支払ってきた)で、夫婦の生活費の収支はなんとかなりそうと思ってます。

では心配事とはなにか?

今はまだ、会社に行き、それなりに最新の設備の中で、最新の機器を使い最新の情報を扱う仕事をしていますが、リタイアすれば当然ですが、そうした環境からまったく遮断されてしまうことになります。

今まで、「情弱」と思っていた多くの高齢者と同じく、時代の先端を行くすべてのことから離れてしまうことで、様々な不安があります。

そのあたりに、「定年後のリアル」の勢古浩爾氏のように、スパッと割り切った定年後を送ることを潔しとしない、優柔不断なところがあるわけです。

別に、リタイア後もなんらか仕事に関わっていたいとか思っているわけではなく、仕事からは完全に離れたいと思っていますが、「リタイアしたらもうこういうオフィスビルに来ることもなく、その中で使われる最新設備や機器とも縁がなくなるのだろうなぁ、、、」と、不安ではなく、きっと寂しい思いをするだろうと思います。

今から40年ほど前の社会人1年目の時には、当時何百万円もするワープロ専用機や、Basicで動くPC8800などが登場し、それらを仕事絡みでいち早く使ってきた、比較的恵まれた環境に長くいた身としては、オフィスの中でしか味わえない、ダイナミックな最先端技術や機器ともこれでお別れかと思うと寂寥感に満たされるというわけです。

自宅の中でも最先端は使える?と言っても、それはあくまで個人レベルの最先端であって、ビジネスの中での最先端とは、規模も桁も何倍も違います。

また、技術で不明のことがあれば、同じ部屋の中により詳しい人が何人もいて、いつでも気軽に教えてもらえる環境は、それなりの専門職がいる会社組織があってのことです。

そうした刺激的な最新技術や身近にそれを扱う人達がいなくなることで、知識はどんどんと劣化していき、考え方も保守的にならざるを得なくなり、いわゆる「周囲にいっぱいいる老人のひとり」となり、同化してしまうことを一番危惧しています。

普通の老人でなにが悪い!って割り切ってしまうことができるのか、それとも、なにか別の方法で、いつまでも頭の中は新鮮で若く保てるのか、その分かれ目がまもなくやってきているような気がします。


【関連リンク】
1286 棺桶リスト
1285 怒りを抑制するアンガーマネジメント
1211 過疎と限界集落の行方とコンパクトシティ
1205 老人ホームは男性高齢者にとって快適ではないという話し

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1371
この世界の片隅に 2016年 「この世界の片隅に」製作委員会
監督:片渕須直 出演(声):のん、細谷佳正

太平洋戦争中の広島を舞台にしたアニメ映画で、原作は、こうの史代著の漫画「この世界の片隅に」です。

主人公は広島に生まれ、呉に嫁入りした若い女性で、当時の広島や呉の町並みが美しく描かれています。

しかしたがて軍港呉は集中的に空襲にさらされ、主人公の姪の幼い子が目の前で亡くなり、片腕を失ってしまいます。

そして広島への原爆投下と続いていくわけですが、戦争のはかなさ、しかし時代がそれを求め、市井の人々はただそれに従うしかなかった庶民の生活を独特のタッチで描かれています。

ちょっと残念なのは、主人公がプロの声優さんではなく、こうした表現には不得手な人を使ったことで、それも味わいだと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、節々でそれが気になってしまい、作品にのめり込める感じではありませんでした。

強く反戦というメッセージが込められているわけでもなく、ただ女性から見た昔の生活を懐かしがってみましたという内容で、それもありかなという感想です。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

東京暮色 1957年 松竹
監督:小津安二郎 出演者:原節子、有馬稲子、笠智衆、杉村春子、山田五十鈴

当時の大女優集合!という感じですが、内容はお堅い銀行勤めの夫や二人の姉妹を捨てて男と逃げだした妻、嫁いだ娘が旦那との折り合いが悪く、子供を連れて出戻ってきた娘、遊び人と付き合って妊娠してしまい、中絶をする妹など、敗戦後12年と、当時まだ戦後が抜けきれていない中では、さぞかし刺激的な作品だったことと想像します。

そうした家族の中の女性達がみんなバラバラで、好き勝手なことをしているのに対し、父親役の笠智衆がひとり、真面目でひょうひょうとしているのが微笑ましく笑えてきます。

結局この家族は最後までハッピーエンドというわけにはいかず、それぞれの着地点を見つけて治まるところに治まっていくという感じでしょうか。

有名女優陣を揃えながらも、結局はなにが言いたいのか、伝えたいのかがイマイチよくわかりませんでした。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

大殺陣(だいさつじん) 1964年 東映
監督:工藤栄一 出演者:里見浩太郎、平幹二朗、宗方奈美

すごいタイトルに惹かれて見ましたが、昔のチャンバラに少し毛が生えたものと理解して良いのかも知れません。

将軍家綱の後継争いで、時の大老が暗躍する世を変えようと侍の有志達が集まり大老の暗殺計画を立てます。

元々それには加わっていなかった侍も、厳しい取り調べを受けたり、家族が殺されたりしてその計画に加わっていきます。

しかしその計画が漏れてしまい、仲間が次々と捕らえられていく中、中心的な暗殺首謀者がBプランとして大老自身の暗殺ではなく、大老が後継に就けようとしていた家綱の弟を狙い暗殺計画を実行します。

そこから大立ち回りが延々と続き、結局多勢に無勢、暗殺者達はすべて斬り殺され、家綱の弟と救援に駆けつけた大老は無事に帰路につきます。

そこでもう一波乱があるという流れですが、戦闘シーンは、最近のCGや特殊効果などを使った迫力あるモノとは違い、長回しのフィルムを回し、その中で大人数が激しい動きをするというのが中心のいかにも大活動劇という感じです。

なにかそうした大人数で斬り合うチャンバラ映画ってなにかあったなぁって考えると、2010年にリメークされた「十三人の刺客」(1963年)と同じ構成というか続編的な位置づけだったようです。1963年のオリジナルは見ていませんが、2010年版は以前見ています。

当時のチャンバラは、いかにも軽い竹みつの刀を振り回しているという感じで、刀と刀が大きな金属音を出してぶつかり合う音(効果)もないし、斬っても血しぶきが飛ぶわけでもなく、今見ると子供のチャンバラ?って感じもしてきます。当時はそれが普通だったのでしょうね。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

横道世之介 2013年 「横道世之介」製作委員会
監督:沖田修一 出演者:高良健吾、吉高由里子、綾野剛

先に原作となった吉田修一著の小説を読んでいますので、どういうストーリーで最後はどうなるということまであわかっていました。

2015年4月後半の読書と感想、書評「横道世之介」

そのようなすでに自分の頭の中に出来上がったイメージと映画に登場してくる人物が違っているとガッカリするモノですが、この映画の配役では、特に意外性はなく、またストーリーも原作に忠実で、すんなりと受け入れることができました。

原作小説の著者の地元長崎から、法政大学へ進学のために上京してきた青春時代をデフォルメして描いたものと思いますが、著者は1968年生まれですので、私とは年齢で11年の差があり、学生生活のあるあるにもその差がくっきりと出ていました。

ストーリーは、長崎から東京へ出てきた誰からも好かれるタイプの若者が、学生生活やアルバイト、クラブ活動、恋愛をエンジョイしながら成長していく姿と、その数年後に学生時代に彼を取り巻いていた友人達が彼のことを懐かしく想うというものです。見ていない人のために詳しくは書きませんが。

よくあるハッピーエンドものの青春ストーリーではないものの、なにか心が癒やされるような、懐かしい味のする映画でした。

ストーリーも内容の奥深さも、なにもかもが違いますが、みうらじゅんの高校生活を描いた青春小説(2004年)と、それを原作とした映画「色即ぜねれいしょん」(2009年)を、著者自身の出身高校や大学が撮影に全面協力をしているという唯一の共通性から、それをふと思い浮かべました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ジョバンニの島 2014年 日本音楽事業者協会
監督:西久保瑞穂  出演者(声):仲代達矢、市村正親、仲間由紀恵

宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」をモチーフとしたアニメ映画で、太平洋戦争末期から終戦後の北方領土のひとつ色丹島が舞台となっています。

主人公は色丹島に暮らす日本人一家の子供で、仲間内では「銀河鉄道の夜」の登場人物ジョバンニと名乗っています。まだ幼い弟は同様に「カンパネルラ」と名付けています。

戦争により平和な暮らしが一変し、やがて終戦を迎えた後、本土と同様アメリカ軍がやってくると思っていたら、ソビエト軍がやってきて、武力で村が占領され、家も接収されてしまいます。
やがて、ソビエト軍の家族もこの村に移住してきて、ジョバンニはその中の少女ターニャと仲良くなり、淡い恋が芽生えていきます。

しかし民間人は本土へと送られることとなり、その経由地として樺太の収容所に入りますが、島の守備隊の武器を隠していた父親が捕らえられた捕虜収容所が近くにあることを知り、弟と二人で会いに行こうと画策します。

途中、学校の先生と叔父に助けられ、収容所の父親と再会を果たしますが、その頃から弟の身体の具合が悪くなっていきます。

弟の体調はますます悪くなり、いよいよ本土へ向かう船に乗ろうとするとき息を引き取ります。

場面は変わって、ビザなし渡航が認められ、旧島民が帰島し、島に住むロシア人との交流の場で、年老いたジョバンニは、元の姿のままのターニャと再会します。

ターニャだと思ったのは、ターニャの孫娘で、当時ジョバンニがターニャを描いた絵を大事に持っていて、今回祖母に代わって会いに来てくれたということです。

なんでもこの話しは実話をもとにしたということで、浅田次郎著の小説「終わらざる夏」や、池上司著「八月十五日の開戦」などにも書かれていましたが、8月15日の終戦後に起きた北方領土でのソビエト軍との悲惨な出来事は、日本人にとって忘れべかざることでしょう。

あと、ひとつ、仲間由紀恵が学校の先生の声役で出ていますが、このような声と女優としてのイメージがすぐに結びつきやすい有名女優を声優として使うのはどうなのかな?と思いました。

例えば極端なことを言うと、ドラえもんの声優が、シリアスな大人のドラマに出演したら、それはちょっと違うだろ?ってことと同じです。

★★☆

【関連リンク】
1336 2019年5月 バリー・リンドン(1976年)、アメリカ アメリカ(1963年)、我が命つきるとも(1967年)、夜は短し歩けよ乙女(2017年)
1328 2019年4月 ソロモンの偽証 前篇・事件、後篇・裁判(2015年)、カメラを止めるな(2017年)、眺めのいい部屋(1986年)、グランド・キャニオンの対決
1324 ここ10数年間にみた映画(2)

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1370
赤ひげ診療譚 (新潮文庫) 山本周五郎

小説の初出は1958年に雑誌にて連載され、1959年に単行本が発刊されました。今からなんと60年前のことです。

この時代小説は、連作の短編集で、「狂女の話」「駆込み訴え」「むじな長屋」「三度目の正直」「徒労に賭ける」「鶯ばか」「おくめ殺し」「氷の下の芽」の8編が収録されています。

赤ひげ」はこの小説を原作として1965年に公開された黒澤明監督、三船敏郎主演の映画として有名です。

その映画のイメージを利用して、サントリー胡麻麦茶のCMで使われています。

このCM映像はモノクロのフィルム風で、いかにも当時の映画を加工して作られているように思われますが、実はまったく新しく作られたもので、三船敏郎?と思える役者は若い頃の三船敏郎に似ていると言われている俳優の増田雄一だそうです。私もすっかり騙されていました。

「赤ひげ」は、映画の他にもテレビドラマとして7回も制作されていたとか(wikipedia)で、団塊世代以上にとっては知らない人はいない懐かしさ満点でしょう。胡麻麦茶も、世代人口が多く、健康志向が強そうなその世代に向けて一番PRしたいのでしょうね。

さて小説の中身ですが、実在していた江戸時代中期の町医者で漢方医の小川笙船をモデルとした「赤ひげ」こと新出去定が、自ら奉行所に提案して作った貧しい人でも無料で医者にかかるようにした小石川養生所での出来事が、もうひとりの主人公で、長崎で西洋医学を学んだきた保本登とともに描かれています。

保本登は長崎留学のあとはエリートコースの幕府の御目見医になるつもりで意気揚々と江戸に帰ってきたものの、許嫁には裏切られ、しがない貧乏町民が集まる養生所で働くよう指示され、やる気をなくします。

しかし養生所の赤ひげや仲間と一緒に過ごすうちに、医学に対する自分の考えが違っていたことや、生き方に変化が現れてきます。

その辺りの心境の変化などが連作短編の中で順々にうまく表現されていて、途中から読むとうまく理解出来ないかもしれません。

やっぱこうした長く読み継がれている小説というのはたいへん良いものです。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

非属の才能 (光文社新書) 山田玲司

著者は1966年生まれの漫画家さんですが、一般書籍も数多く出版されています。この著作は2007年に発刊された新書で、2011年の本屋大賞、特別企画「中2男子に読ませたい!中2賞」というのを北尾トロ著「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるかデラックス」とともに受賞されています。なんじゃそれ?って気もしますが。

日本人に対してよく言われる、同一性、同調圧力、協調性などは今の時代には役に立たず、孤立化を恐れず人と違うことをやろうという逆張り指南本です。

確かに、他人に同調さえしていればそこそこ楽に生きられます。でもそこから先へは行けないでしょ?というのが主論なわけですが、同時に、発達障害や不登校などでも悩むことはなく、人と違った才能なんだという励ましになっています。

引きこもり、大いに結構ではないかという流れですが、親の年金だけが頼りで、親が亡くなっても届け出ず、不正に年金を受給していたり、なにも守るべきものがない無敵の人となって、子供や弱者を狙って刃物を振り回す一部の中高年引きこもりのことを考えると果たしてそう無責任なことを言っていて良いのかどうか、、、

こうした新書では「常識とは違うぞ!」というのを全面に出さないと売れないし、話題性にもならないので、そういうものばかりという気もしますが、割と感化されやすい中高年者の私や無垢な少年だと「なるほど!」とその時は首肯するかもです。

たびたび書かれていますが、一流アスリートや世界的な有名人はそうした同調しない非属の才能が突出しているというのも理解出来ます。

が、若い人向けに書かれた?という内容の浅さで、想定読者外?の中高年者が読むにはちょっと物足りない感じです。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

笑うハーレキン (中公文庫) 道尾秀介

著者の作品の中では過去に「骸の爪」(2006年)、「片眼の猿」(2007年)、「ソロモンの犬」(2007年)、「光媒の花」(2010年)、「月と蟹」(2010年・直木賞受賞)、「獏の檻」(2014年)の6作品を読んでいますが、この作品は、2013年単行本、2016年文庫化された長編小説です。

読むまでは「ハーレキン」の意味すら知りませんでしたが、いわゆる道化師のことです。ピエロと道化師は同じと思っていましたが、本著にも出てくるとおり、ピエロには顔の化粧に涙を描くのが通例で、道化師(ハーレキン)の顔に涙を描けばピエロになるということです。

ちなみにマクドナルドの広告等で出てくる道化師には涙マークはないのでハーレキンです。

ストーリーにピエロや道化師は直接出てきませんが、腕の良い家具職人でありながら、幼い子供を失い、事業に失敗したことからホームレスとなり、精神的に不安定で、自虐的な生活を送る主人公のことを遠回しに表現しているようです。

大人は、ピエロや道化師を見ると、その化粧で笑っていると判断しますが、子供はその表層的な笑顔の中に、実際の顔は笑っていないことに気づき、見ると泣き出す子もいるのではという仮説が出てきます。

私自身も子供の頃は、ピエロや道化師(区別は付きませんでしたが)を見ると、なにかとっても嫌な気分にさせられましたが、それがなにかは判然としません。

おそらく化粧の下の顔が怒っているようで怖かったような気がします。実際は怒っているのではなく、一生懸命に演技をするあまり、無表情で真剣な顔つきになっていたのではないかなと思います。

少しミステリー仕立ての小説の内容には触れませんが、主人公の家具職人のことを考えると、ずっと普通のサラリーマンをやってきて、なにも手に職がないまま老齢期に入る自分の人生と比べると、どうしてこういう道を選ばなかったかな~と今さらながら残念に思います。

小・中学生の頃から、図工や工作、機械いじりが好きで、細かな手作業が得意で、もしそうした職人の道へ入っていたなら、今とは違う、自分にとっては有意義なもっと別の世界を見られたのにと残念に思います。

★★☆

著者別読書感想(道尾秀介)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

土の中の子供 (新潮文庫) 中村文則

2005年に単行本が、2008年に文庫化された中短編小説で、2005年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞されています。同書にはもうひとつ短編「蜘蛛の声」が収録されています。

著者の作品の中では今年3月に「教団X」(2014年)を読んでいます。

2019年3月後半の読書と感想、書評「教団X」

この小説の主人公は、親からの激しいDVを受け、トラウマが消えていない男性です。

子供の頃には、土の中に埋められて殺されかけた後に、施設で育てられ、現在はタクシー運転手をしながら生計を立てています。

自ら公園にたむろしている暴走族に対し喧嘩を売り、こっぴどく痛めつけられたりと、自傷や被暴力に対してコンプレックスを抱えているという暗く重苦しい精神が全体に流れています。

この小説が出た2005年にはこうした家庭内DVや、それららがトラウマになったまま生きていく人達のことはすでに社会問題化していましたが、2019年の今になっても、子供が親から殺され、虐待される事件はなくなりません。

最後の最後で、ひどい目に遭わせた父親との訣別を決意し、トラウマから脱する可能性をわずかに示した主人公に、明るい未来を感じることができる良い小説でした。

★★☆

著者別読書感想(中村文則)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

あこがれ (新潮文庫) 川上未映子

2008年に「乳と卵」で芥川賞を受賞した著者の作品は過去に「ヘヴン」(2009年)と「すべて真夜中の恋人たち」(2011年)の2作品を読んでいて、今回が三作目です。

この作品は「ミス・アイスサンドイッチ」と「苺ジャムから苺をひけば」の2つの連作短編小説が収録されています。

主人公が小学生という私のもっとも苦手とする小説で、最近の小学生って、こんなに気が利いて、頭が良くって、物知りで、想像力豊かで、語彙が豊富だったっけ?と思うぐらいに、小賢しい限りです。

もっとも、大人、しかも才能のある作家さんが、想像の中から創り出す小学生ですから、何でもありって言えばその通りで、楽しければそれで良いという軽い読者には十分なのかも知れません。

テレビを見ていても、そこに登場してくる子供(子役?)達は、大人顔負けの知性と将来への固い決意、そして無垢な純粋な心を合わせもち、だらしない大人を煙に巻くというのがだいたいの流れとなっていますので、小説においても、ま、そういうことになりますか。

いや、自分の小学生の頃と比べると、そのあまりの落差で、フィクションとは言えなにか恥ずかしくなってくるだけに、小中学生が理路整然と難しいうんちくを語り、高度な知性を発揮する小説というのはとても苦手です。

この小説には出てきませんが、同様に、最近の映画には欠かせない、政府機関などどこにでもハッキングができて、主役にいたく協力的な天才ハッカーの存在も、もういい加減に飽き飽きしています。

ま、そういうことで、ストーリーは、洗練された大人の頭脳?を持った普通の小学生の日常を淡々と描いたもので、なにかとりたてて、魅力的なものではありません。

★☆☆

著者別読書感想(川上未映子)

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実は私、完全な下戸とは言えないまでも、お酒はそれほど好きではなく、量もあまり飲めないので、様々な飲み会の場では「飲めない人」ということになっています。

宴会の時は、ビールで最初の一杯で乾杯し、そのグラス(中ジョッキ以下)は飲み干しますが、それ以上は飲まず、他のノンアルコール飲料か、それで済まない場合は、薄めのサワー(蒸留酒)類で済ませています。

中途半端なのはいけないけど、さすがに最初の乾杯ぐらいは周囲の皆と同じノリでいたいし、雰囲気を壊したくはないじゃないですか(笑)

学生時代には体育会のクラブで先輩に強引にかなりの量をしかもちゃんぽんで飲まされて、何度か吐いたこともありますし、意識もうろうとなったことも何度かあります。

社会人になってからは、さすがにそんな無茶はしなくなりましたが、それでも先輩に飲まされ、頭痛で苦しんだり、軽い二日酔いで翌日の仕事に影響が出たりしたことが何度かあります。

ってことはやっぱり飲めるんじゃないか?

って言われそうですが、飲んで楽しいことはなく、場の雰囲気に合わせて仕方ないから付き合って飲んでいたということです。

ある程度の年齢になると、飲まなくても場をしらけさせずに済む方法を体得したのと、時代はアルハラ(アルコールハラスメント)禁止の風潮ができて、また、付き合いが悪いと思われても、できるだけそういう場には出ないようにしてきました。

飲めない(飲みたくない)というのは、一般社会においてこれほどまでに、つらいことだなんて、普通に飲める人には絶対わからないことです。

今でも毎年、新歓コンパなどで、無理に飲まされた人が急性アル中で亡くなるという事件が起きています。いくらでも飲める人や、そうした無理飲みを経験してきた人は、悪意なくそういうことを後輩に対してやるのでしょうね。

でも最近は少し風向きが変わってきました。

「酒を飲まない人」をバカにする人たちは「大きな勘違い」をしている(現代ビジネス)
近年「若い人がお酒を飲まなくなった」という話をよく聞きます。実際、厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成29年)」によると、週3日以上お酒を飲む人は50代では36.8%ですが、20代では12.3%しかいません。ちなみにお酒を「ほとんど飲まない」「飲まない(飲めない)」「やめた」の合計は50代でも46.3%いて、20代では56.5%と半数以上を占めています。

この記事を書いた著者の方は「飲めるけど飲まない」下戸で、あるとき喘息が発症したことで酒断ちをされたとのこと。そうした病気やドクターストップを理由にお酒を断るのが一番効果的です。

記事の中では、「ノンアルコール派が増えつつある中で、アルコールを注文することが前提のレストランや居酒屋などは、早く考えをあらためないと痛い目に遭いますよ」というようなことが書かれています。

確かにそう思います。だってそういう店には若者の中の半数以上を占める多数派の飲まない人は、少なくとも積極的には行かなくなるのですから。

俳優さんの中でも、お酒が似合いそうな高倉健や天知茂(いずれも故人)は、一滴も酒を飲まない下戸だったとなにかで読みました。世の中には結構そういう人がいるのです。

よく「鹿児島出身なら酒豪だ」とか、「秋田出身なら日本酒が好きでしょ?」とか、身体が大きければ「え!その身体して飲めないの?」とか決めつけて言う人が多くいます。

そういう人は肝硬変にでも罹って、現場から早々に退場してください。

本音を言うと、「もっと飲めたらなぁ~」って思ったことは何度もあります。いくら飲んでも平然としている酒豪が羨ましく思ったことも数知れずです。

でも、電車の中で相当酔った人に理不尽に絡まれたことが何度かあり、そういうときは、「日本でも1920年代のアメリカのように禁酒法でも作れば良いのに!」と思ったことも何度かあります(笑)

一般論ですけど、日本は酒の上での失敗やマナー違反には寛容で、2000年頃までは、地方のスナックや居酒屋には普通に駐車場があり、長らく飲酒運転も見逃されていましたし、酒に酔った上での暴力やセクハラなど犯罪も、しらふの時よりもずっと甘く、「酒の上でのことなんだから仕方ない」と見られていました。

その後、酒酔い運転で悲惨な事故が相次ぎ、法改正もされてきましたが、それでもまだ「酒の席では無礼講」とか、犯罪行為の後で「酔っていて記憶がない」という言い訳が普通にまかり通っています。ふざけんな!って感じです。

鉄道業者が共同PRとして「お酒の失敗じゃない。あなたの失敗です。」という、まるで小学生にでも言い含めるようなわかりやすいポスターを駅や車内に貼ってキャンペーンをおこなっていましたが、酒飲みにそんなことを何百回言っても効果はなく、酒に酔っての犯罪は今も繰り返されています。

タバコは、副流煙の被害とか言って、非喫煙者から差別的な扱いを受けますが、同じ嗜好品なのにお酒やお酒に酔った人はそうした差別は受けず野放状態しです。

酒飲みに迷惑を被った人はタバコで迷惑を被った人よりもずっと多いと思えるのに、未だになんの規制もなく、大手を振って酔っ払いが迷惑をかけまくっています。

酔っ払いの犯罪や酒による健康被害を減らすには、お酒を飲むためには、アルコール依存や正しい飲酒量などの講習を受け試験にパスした人だけもらえる「飲酒免許」をとってからとかにする必要があるかも知れません。

もし飲酒して他人に迷惑をかけると、飲酒停止1ヶ月とか、3ヶ月とかが課せられます。もちろん無免許飲酒は前科前歴と、罰金や介護施設での社会奉仕などの罰則がつきます。どうでしょうかね?

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