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1379
今年もあと2ヶ月で終わり、そろそろ新年に向けた準備が始まります。

と言っても、なにか重大なことをやっているわけではなく、来年のカレンダーと、ビジネスダイアリーを購入し、すでに決まっている予定などの書き込むだけです。

カレンダーは以前は取引先が持ってきてくれるものの中から使いやすそうなものを選んで使ってきましたが、最近の経費節約ムードのためか、気に入ったものが減ってきて、最近は100円ショップで購入しています。

ビジネス用のダイアリーは、社会人になってから、様々な手帳やノートを使ってきて、ここ20年ぐらいは日本能率協会のダイアリーをメインに使っています。

若い人や、時代の先を走っている人なら、「えー、まだ手帳やダイアリーってアナログなものを使っているの?信じられない~」ってところでしょうけど、それをずっとメインにしてスケジュールや会議のメモ、思いついたアイデア、その他感想などを書く習慣がついているので今さら変えられません。

仕事では会社指定のスケジュール管理システムがあり、さらに個人のスケジュールは別のアプリをPCやスマホに入れて使っています。

それだけでも面倒なのに、さらにアナログなダイアリーです。

会社や仕事で使うスケジューラーに、個人的なスケジュールを一緒に登録するのは気が進みません。また個人のスケジュールは会社の人間がアクセスできない(させない)ので、会議などのスケジュール調整ができません。

そこでスケジューラーはオフィシャルとプライベートと別々に存在せざるを得ません。これは面倒ですね~。

そのうち、プライベートのスケジューラーが、他社の製品であっても仕事用のスケジュールを自動的に取り込み同期してくれる機能が付くのでしょうね(すでにあるかも)。それでも二つのスケジューラーが存在することは変わりありませんけど。

そこで現在そのふたつのデジタルデータをアナログでマージしているのが、手書きのダリアリーなのです。

この手書きのダイアリーには、仕事の予定もプライベートな予定も一緒に書き込めます。両方の予定がバッティングしないかがひと目でわかりますし、一覧性があり、必要なときにパッと出せて便利です。

一応、来年の6月に仕事は引退する予定なので、7月以降は今までのように、仕事用とプライベート用にスケジュールを分ける必要はなくなり、したがって、いよいよこのビジネスダイアリーともお別れが近づいてきました。

古いものはできるだけ捨ててきましたが、過去に使った手帳やダイアリーはすべて残しています。1年に1~2冊とは言え、40年分ですから、段ボール1箱では収まりません。

懐かしさもあり読み返してみるのは、それだけで何時間も経ってしまうので、それは引退後のお楽しみとして、現役中はただ溜めておくだけです。

今の若い人が、「スケジュールやメモはネットのアプリに入れておけばいつでも見られるし~」ということでしょうけど、そのシステムやアプリが、30年40年後に同等に使えるとはとても思えません。特に無料で使えるサービスなんて10年も経たずして使えなくなるでしょう。

さすがにそんな昔のスケジュール自体は不要でしょうけど、「あれを買ったのはいつだっけ?」「入院したのはいつから何日間だったかな?」「新車を契約したのは何年前?」「あそこへ旅行したのはいつのこと?」とか、後で知りたくなることもあります。

私の場合は、ブログで様々なことを書いている中で、そうした過去の出来事や日付を調べることがよくあり、例えば「前に家の屋根の塗装をしたのはいつだった?」とか、「会社を転職したのは?何年何月?」とか、ダイアリーから重要事項だけ抜粋して年表にしたものがすごく役に立っています。

スマートさや検索などはデジタルデータに圧倒的軍配がありますが、ちょっとしたメモ書きを見ると鮮やかにその時の記憶が蘇ってくるのはダイアリーの優れたところです。えぇ、えぇアナログ人間です。

これからはダイアリーの代わりに、日常のちょっとしたことは、FacebookやTwitter、ブログに残していきます。ただしこれらのサービスも果たして5年後10年後にどうなっているか疑問ですが。

かと言って、仕事のスケジュールがないと、ダイアリーに書き込む予定は半分以下に激減しますから、もう形だけのダイアリーは不要です。

同じように、情報のデジタル化や、アナログ手帳に馴染んでいた世代のリタイヤで、ビジネスダイアリーが不要になる人が増えているでしょうから、能率手帳の販売数も年々厳しくなってきているのではないかな?と思っていましたが、販売元の日本能率協会マネジメントセンターの業績は悪くなさそうです。出版不況の中、結構なことですね。

そして能率手帳さん、今までありがとう。

【関連リンク】
1215 定年退職後の再就職はどうする
1163 フラリーマンの哀愁
677 2013年の休日と国民の祝日について
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1378
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(原題:Extremely Loud and Incredibly Close) ジョナサン・サフラン・フォア

著者は1977年生まれのアメリカの小説家で、2002年に作家デビュー、この作品は長編としては第2作目の2005年の作品で、日本語版は2011年に出版されています。

またこの小説を原作とした映画が2011年に制作公開されていて日本では2012年に公開されています(見ていないけど)。

日本語のタイトル名はえらく長ったらしく変わっていますが、直訳すればほぼ原題通りの意味です。

ストーリーは、2009年のアメリカ同時多発テロで貿易センタービルにいた父親を失った、ちょっと変わり者の9歳の少年を主人公として、その父親が残した鍵の秘密を解こうとニューヨーク中を駆け回ります。

貿易センタービルへの航空機衝突テロはアメリカが他国から一方的に攻撃されたという論調が一般的ですが、この小説では、アメリカのドイツドレスデンへの無差別空襲や、広島への原爆投下で同様に多くの市民が亡くなったことなど、戦争でアメリカがおこなってきた様々な大量殺人についても触れられています。

主人公の少年も、そのドイツへの空襲で多くの家族や友人を亡くし、その後アメリカへ移民としてやってきた祖母がいますが、祖父は父親が生まれる前に出奔しています。

そうした中で、突然父親をテロで亡くし、情緒不安定になりながらも、周囲の見知らぬ人を巻き込みながら、父親の姿を追い求め、鍵の秘密を探し回る勇気とその行動力は目を見張ります。そんな9歳がいるわけねぇ!って言ってしまえばその通りですが、、、

鍵と一緒にブラックと書かれたメモが残されていて、電話帳で調べるとニューヨーク市の5区に472名のブラック姓があり、それを一軒一軒訪ねていっては自分の父親と関係がないかを訪ね歩きます。

本の体裁は少し変わっていて、1行しか書かれていないページや、少年が父親に買ってもらったカメラで撮影した写真、祖母の古い手紙などがあちこちに挟み込まれていて、なかなか読み解くのがたいへんでした。こういうのが、最近の流行なんでしょうかね。

ともかく、今までにはない、新鮮な気持ちで新種の小説を読んだ気分になれました。

★★☆

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オネスティ (集英社文庫) 石田衣良

2015年に単行本、2017年に文庫化された長編小説です。

著者の作品は、過去に「うつくしい子ども」(1999年)、「エンジェル」(1999年)、「眠れぬ真珠」(2006年)、「40翼ふたたび」(2006年)、「美丘」(2006年)、「シューカツ!」(2008年)を読んでいます。

2011年3月後半の読書「美丘」

2013年7月前半の読書「40翼ふたたび」

2013年9月前半の読書「眠れぬ真珠」

2013年11月後半の読書「うつくしい子ども」

2014年2月後半の読書「シューカツ!」

シリーズ物やエッセイなど多作の作家さんですので、読んだのはごくごく一部ですが、久しぶりに読んだって気分になりました。テレビでは時々バラエティや情報番組に出ていて拝見するのですが。

さて中身ですが、恋愛小説と言うにはちょっとアレ過ぎて、なんとも言えませんが、幼稚園時代に隣同士になった同い年の男女が、中学生時代に「お互い恋愛抜きで何もかも話せる親友で居続けよう」と二人で取り決め、それぞれの道を歩んでいくというそれだけです。

ま、内容は結構過激な描写というか、お互いの性体験を話し合うというのが延々と続きますので、エロ系小説が苦手な人にはお勧めできないかも。

そしてそうした二人の関係性に周囲の人達が疑心暗鬼に巻き込まれ、結局は二人だけの世界にどっぷりつかった「迷惑な人達」という流れです。

★☆☆

著者別読書感想(石田衣良)

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生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868) 西原理恵子

著者はマンガ「毎日かあさん」などの作品がある漫画家さんです。その代表作「毎日かあさん」は毎日新聞で15年間の長きにわたり週1回連載されていました。

「仕事編」「家庭編」「男と女編」「性格編」「トラブル編」と別れていて、合計60の質問と、それぞれに明快な回答(ちゃんと内容はあります)が書かれています。

60の質問以外のおまけに有名作家さんや漫画家さんからの質問にも回答しているのが笑えます。業界?内で顔が広いのでしょうね。

ちょっとその中から、質問と回答の最後のひと言(実際は丁寧に回答されています)でまとめた文章を書いておきます。ぶっ飛んでいる回答も多くあって楽しいですよ。

「仕事編」では『「ミスは人のせい、手柄は自分のもの」という上司を改心させる方法は?』
→相手の悪事をみんなに晒せ。

「家庭編」では「息子の部屋からロリコンマンガが出てきました」
→「君臨すれども統治せず」で。

「男と女編」では「30歳過ぎて、いまだに童貞です」
→ソープに行け!(北方りえぞう)

「国際結婚に親が反対しています」
→無視してさっさと結婚して、さっさと孫を産むが吉。

「トラブル編」では「別れた彼女の部屋に置いてあったものを捨てられた」
→傷は浅いぞ、よかったよかった。

など、本人はいたって真面目に答えていますが、その回答が的を射ているのは当然としても笑っちゃうものもあり、楽しめます。

回答に共通しているのは、結構女性に対して厳しく、「女性も必死に働いて稼げ!」という考え方。

今でこそ専業主婦が減り共働き夫婦が増えてきていますが、著者が言う女性の働き方は、男になにかあっても自分が養う覚悟でガンガン働けという思想です。またそれで初めて男女が対等な立場に立てるということ。

これは、著者が結婚していたカメラマンの夫(その後離婚)を病気で亡くした壮絶な経験と、自身のギャンブルで大きな借金を背負った過去と教訓からきているものと思います。

★★☆

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敦煌 (新潮文庫) 井上 靖

この小説は、1959年に初出、その後文庫本が発刊されましたが、「楼蘭」(1958年)、「天平の甍」(1957年)、「蒼き狼」(1959年)など著者の中国西域ものの代表作と言われています。1988年には佐藤純彌監督、西田敏行、佐藤浩市などが出演した映画が公開されました。

実はこの映画、見たかったけどまだ見ていないので、日テレさん!ぜひ映画の全編ノーカット放送をお願いします。

物語は、北宋(960年~1127年)の時代、科挙(エリート官僚)の試験を受けに来た小説の主人公趙行徳は、試験中に居眠りをしてしまい失敗してしまいますが、その帰り道で殺されかけていた隣国西夏の女を救ったことで、西夏文字で書かれた布きれをもらい、その書かれている内容を知りたいと、北宋と敵対している西夏へ向かいます。

西夏が支配する地域に入ると、兵隊に捕まり捕虜となり、そのまま西夏の兵隊として徴兵されることになりますが、文字を読むことができ、様々な知識が豊富なことで、武勇優れる隊長の参謀となり、勢力急拡大中の西夏の中枢へと入っていきます。

元々は漢民族が支配していた地域に多くの仏典や経典があり、それらを西夏文字に翻訳する仕事を自ら進んでおこなうことになります。しかし漢民族の隊長が西夏に反旗を翻したことで、隊長の腹心だった主人公の運命も大きく変わっていきます。

やがて西夏の軍隊に追い詰められ、敦煌へ逃げ延びますが、そこにもやがて西夏の大軍が押し寄せ、せっかく見つけた仏教経典など古い資料が焼かれてしまうことをどうにか阻止しようと画策します。

現実の歴史では、その隠されていた多くの仏教資料が1900年代に入ってから海外の研究者により次々と発見されました。千年前の隠されたそれらの文化遺産が、どうやって隠され残ったかという疑問をモチーフにしています。

★★☆

【関連リンク】
 10月前半の読書 その女アレックス、レオナルドの扉、「やりがいのある仕事」という幻想、ノボさん
 9月後半の読書 赤ひげ診療譚、非属の才能、笑うハーレキン、土の中の子供、あこがれ
 9月前半の読書 田園発港行き自転車、大人の流儀6 不運と思うな。、日本農業への正しい絶望法、お引っ越し

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1377
新卒で会社に入り、その後しばらくは外勤営業の仕事をしていましたことはこのブログにも何度か書いています。

外勤営業を長くやっていた人なら、常時、目一杯、100%の働きを持ち続けるモチベーションや、外回りで体力を維持するのは難しく、どうも体調が悪くて気乗りのしないとき、雨や雪に濡れて気持ちが萎えるとき、取引先で喋りまくり、しばらく静かにひとりでいたいとき、上司や取引先に叱られて落ち込んだときなどなど、社外に出ていることを良いことに喫茶店などでサボった経験があるかと思います。

当然いたって凡人の私も平均すると外出時間の4分の1~3分の1ぐらいの時間は喫茶店や書店巡りなどで時間を費やしていたことを告白しておきますw

特に書店に関しては、東名阪の都市部の主だった店にはだいたい出没していて、どこの店には誰々の本が過去のもの含めて豊富に在庫があるとか、この店だと滅多に見ない雑誌が置いてあるとか、まるで書店のマーケターのごとくよく知っている時期もありました。

先日は、外勤営業をする人の数が減ってきたことを書きました。

1373 セールスマンの死ではなくセールス業務の落日 2019/10/12(土)

やみくもに走り回る外勤営業がビジネスの花形?だったのは1970年代から1990年代ぐらいまでで、その後は営業活動は効率や論理的な手法へと移ってきました。プロセスよりも結果を求める成果主義が台頭してきたので、当然のことでしょうね。

そうすると、それまで営業マンの憩いの巣となっていた喫茶店にとっては死活問題となってきます。

ここで取り上げる喫茶店は、店内にスポーツ新聞や漫画雑誌、週刊誌などが置かれていて、ゆったりしたソファーや椅子があり、コーヒー一杯で何時間粘っていても後ろめたくはない昔ながらの喫茶店です(もちろん普通の神経だと1時間を越えると気がとがめますが)。

私は、外出時のランチは、食事のあとにコーヒーがつく喫茶店をよく利用していました。それだと客単価は千円近くになり、1時間以上粘って週刊誌を読みまくっても気がとがめません。

スタバやドトールのようなカフェスタイルのお店は、いわゆる営業マンが根城にするにはオープン過ぎて、しかも長く座っていると疲れるお洒落な背の高いチェアなどで、旧来のソファに深々と座って休憩ができる喫茶店とは一線を画しています。

そのように旧来の喫茶店から外回りの営業マンの常連が次々と減り、現在では、引退して暇を持て余している高齢者が、懐かしさからか、どこからともなくワラワラと集まってきているに過ぎません。

そうした昔ながらの喫茶店は今や絶滅状態で、駅前の便利な立地であっても、喫茶店よりも客の回転が速く、若い人に好かれそうないカフェやファストフード店に置き換わっています。

これと同様な状況は、一般書店にも当てはまり、若者の書籍離れ、週刊誌や雑誌が好きだった団塊世代の大量リタイア、書籍購入の通販利用、中古書籍店のチェーン展開、急増したコンビニでの雑誌販売、電子書籍化など、90年代以降に書店経営にとっては逆風が吹きまくり、今や風前の灯火状態で、喫茶店とともに絶滅が危惧されています。

この喫茶店の店舗数推移と、書店数の推移には、なにか相関関係があるのではないかと個人的にふと思って、調べてみました。

下のグラフ、調査された年月や調査主体が統一されていないので、おおよその感じで見ていただきたいのですが、「喫茶店数推移」と「書店数推移」を表したグラフで、数量は喫茶店が書店の6倍ほど多いため、高さの目盛りを左右の軸に分けて同水準に合わせてあります。


出典:総務省統計局「事業所統計調査報告書」、経済産業省・商業統計調査、日本著者販促センター 、日本著者販促センター

喫茶店数(青)のピークは1981年(昭和56年)で154,630店、書店数(オレンジ)のピークは1988年(昭和63年)の26,216店です。両者がピークを迎えた年は7年の差がありました。

次にピーク時と最近を比べると、どれぐらいの割合まで減少したか調べてみると、喫茶店で43%、書店で44%と同水準に減少していることがわかりました。どちらもピーク時の半分を割っていたのですね。

この喫茶店数と書店数、バブル絶頂期より少し前に迎えたピーク時から、この約30年の間にほぼ同じ割合で減少してきたということになります。

しかし、それぞれの利用者の年齢や利用頻度など多くの要素が不明なので、具体的な相関関係があるのかはわかりません。

80年代を駆け抜けていった外勤営業マンに必要不可欠だったこの両者の衰退が、かなり似通った曲線で表せたことに、なにか感慨深いものがあります。


【関連リンク】
1097 出版不況と電子出版の行方
954 書店数や出版業界売上減と未来
817 カフェではない喫茶店の凋落
330 消滅する書店



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1376
今年も水害や台風、竜巻など自然災害による被害があちこちで起きました。毎年必ずどこかで大きな自然災害が起きていますので、日本人なら他人事では済まされないでしょう。

そうした自然災害で被害を受けたときに助けになるのが行政の支援と火災保険です。

まず行政の支援は、住む場所が災害でなくなった場合に、空いている公営住宅などに速やかに入れたり、仮設住宅が提供されたり、激甚災害の場合は壊れた住宅の修理費用や、再建の費用の一部が税金から補助されたりします。

台風15号を激甚災害に指定へ 屋根一部損壊を補助も(テレビ朝日)
自治体が行う復旧事業に対して国の補助の割合が増えることになります。また、本来は補償の対象外である屋根の一部損壊についても国で補助する方針です。また、九州北部を襲った記録的豪雨など8月から9月の大雨も激甚災害の対象とする方向です。

10月に列島を襲った台風19号の被害も甚大で(政治家さんにとっては「この程度」だそうですが)、おそらく国や自治体からも(税金を使った)支援がおこなわれることでしょう。

助け合いの観点からすれば、収めた税金がこうした災害により、公益性の高い道路やインフラの補修に使われるだけではなく、減損した個人財産の修復と形成にも使われることに対し、個人的にはやむを得ないと思いますが、公平性の観点からすれば、違和感を感じる人も少なからずいるでしょう。

例えば他人の不法行為で奪われた個人財産は、加害者が特定できた場合は加害者に対して損害賠償できますが、その多くの場合、刑務所に入った加害者に返済能力がなく、加害者が不明の場合とともに実質的に損害が賠償されることは少ないでしょう。

じゃ、その被った損害を行政が補填してくれるかと言うと、一部の条件が整えば「損害賠償命令」や地域の条例で規定されているのを除きほとんどしてくれません。

    ◇     ◇     ◇     ◇

そうした賠償や補償のためにある保険ですが、火事や天災などによる救済方法としての火災保険については説明は必要ないでしょうが、住んでいる住宅に火災保険をかけている人の割合は、全体の8割ほどと言われています。

普通、家を買う際に建物部分について住宅ローンを借りていれば、金融機関が強制的に火災保険を加入しますので、ローン支払中の人はほぼ全員が入っていることになります。

ローンが終わり、建物が老朽化してくると、もうそれだけの価値はないとして、火災保険に加入しないという方もいるでしょう。

あとは、金融機関がかけてくれていた火災保険が終了したあと、自分で加入するのを忘れていたというケースもあるかも知れません。

また火災保険をかけていても、必ずしも自然災害にオールマイティで有効というわけではなく、契約内容によっては、保険金は焼け石に水状態ということもあります。焼け太りってのは現在では少なくなっています。

例えば、台風の風で屋根が壊れた場合、その修理費の一部または全部は通常の火災保険で補償される範疇ですが、同じ台風被害でも、大雨で川があふれ、その水害で受けた住宅被害は、火災保険のオプションの水災補償に加入していなければ補償されません。

また火事の場合ももちろんですが、風で屋根が壊れたり、川があふれて床上浸水すると、家電や畳、敷物、家具など家財道具がダメになります。

同様に落雷で家電製品が壊れてしまった場合など、これらも火災保険のオプションで家財補償に加入していなければ補償されません。

家財補償もその補償される金額を最初に決めておくことが必要で、それによって保険料も変わってきますので、支払う保険料と、万一の場合に補償される金額のバランスを考えておく必要があります。

その場合でも実際に損害の金額までしか補償されないので、たくさん保険をかけておけば、焼け太りするかな?ということにはなりません。

    ◇     ◇     ◇     ◇

そしてもっとも悩ましいのが火災保険と同時に加入すべきかどうか迷う地震保険です。

火災保険だけでは、地震が原因で出火し家が焼けたり壊れた場合、それが例え近隣からの延焼で被害を被っても、補償されません。

この地震保険はちょっと特殊で、広範囲で被害総額が巨額になるので、国と保険会社が共同で運営しているもので、地震保険法で規定されています。

そしてその補償額たるや、火災保険で設定した補償金額の30~50%でしかなく、地震保険に加入していても、万一地震で壊れた時の自宅の再建は容易ではありません。

さらに、この地震保険は、地域別で保険料が定められていて、特に都市部ではめちゃくちゃ高額になっています。

例えば木造住宅で、1000万円の地震保険金をかけるためには、東京、千葉、神奈川の地域だと地震保険の年間保険料は38,900円(月3,242円)です。

これが東北や中越、九州(青森、新潟、大分、宮崎除く)の地域だと11,600円(月967円)となり、3倍以上の開きがあります。

首都圏の一戸建てに住み、火災保険に3000円ほど支払い、さらにその上に地震保険を3890円(保険金1千万円の場合)を支払うというのは、普通の家計ではちょっとご無体な気がします。

もちろん地震で全壊し、満額の保険料1千万円が出たとしても、壊れた家のがれきを片付け、土地を整備し、家を新築し、家財道具一式を購入できる金額ではありません。東京都内で平均的な一戸建て(建坪38坪)の建築費だけで3000万円程度かかります。

保険は将来予想を見越した確率で保険料が決まっていくので、仕方ないとも思いますが、都市部に住んでいると、どう考えても地震保険に加入するメリットは少ないのではないか?と思ってしまいます。

それでも、東日本大震災を経験し、その後も各地で地震災害が多いせいか、火災保険とセットにして地震保険に加入している人は火災保険加入者の65%程度もいるから不思議です。

ちなみに私は、ローン会社の火災保険が終了したので、新たに火災保険に加入しましたが、地震保険には入っていません。

そのうちそのことで泣きを見ることになるかも知れませんが、どちらにしても自宅再建に必要な金額の30%程度しか保険金が出ないのなら、来年夏以降は年金生活者になりますので、自力での再建は不可能です。

その場合は、土地を売って、どこか地方の安い空き家でも探して移ることにしようと考えています。

【関連リンク】
894 火災保険・地震保険について調べてみた
892 火事と賠償
888 火事と高齢化社会の因果関係
594 震災など非常時の備え その1



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1375
完全リタイアまであと9ヶ月 2019/9/25(水)」と「リタイア後の心配事 2019/10/9(水)」に続き、「リタイア三部作」の完結編です。

今までに数多くのリタイア関連本(小説、新書)を読んできました。

ハッピー・リタイアメント 浅田次郎
定年後 年金前 岩崎日出俊
おひとりさまの老後 上野千鶴子
老後に破産しないお金の話 大竹のり子
定年後 50歳からの生き方、終わり方 楠木新
定年ゴジラ 重松清
老後に本当はいくら必要か 津田倫男
定年病! 野末陳平
超リタイア術 野口悠紀雄
下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 藤田孝典
54歳引退論 布施克彦
田舎暮らしができる人 できない人 玉村豊男
田舎暮らしに殺されない法 丸山健二
地方消滅東京一極集中が招く人口急減 増田寛也
限界集落株式会社 黒野伸一
プラチナタウン 楡 周平
みっともない老い方60歳ぁらの「生き直し」のすすめ 川北義則
老いの才覚 曾野綾子
老いる家 崩れる街 野澤千絵
老いる覚悟 森村誠一
定年後のリアル 勢古浩爾
定年後7年目のリアル 勢古浩爾

この他に定年後や年金関連のムック本なども買っています。いや、まったく心配性な性格故、不安に駆られて無駄に読んでいます。

しかしそれらの中で、一番身近に感じ、自分にフィットしているなと感じたのは、このブログで何度か紹介している勢古浩爾著の「定年後のリアル」です。比較的新しく、自分と近い境遇ということもあるでしょうけど。

あと、人並みにちょっと憧れていた「引退後は田舎に引っ込んで静かな生活を」という幻想を見事に打ち壊してくれた丸山健二著の「田舎暮らしに殺されない法」は面白かったです。

強盗対策に槍を備えておけとか、プライバシーはないとか、いろいろ参考になりました。最近地方で起きる強盗殺人事件などを見ていると、防犯カメラが少なく、駆けつける警察署も遠く、田舎こそ犯罪者天国なのかも知れません。

今までは自分の人生は、会社とともにあると言ってもよく、その中で、いかに成長していくか、うまくやっていくかというのが常に主題となり、会社ありきでの人生でした。昭和の時代に就職した人であれば、その多くは同じ道を歩んできたのではないでしょうか。

それが良いとか悪いとか言うのではなく、今まで頼りにしてきた会社という存在がこれからはなくなることで、なにかにつけすべてを自分の裁量で決めていかなければならないというところに、サラリーマン人生を長く送ってきた人の不安と苦悩があるわけです。

ま、案ずるより産むが易しってことわざもあるとおり、やってみなきゃわからんことも多いので、たいして気にはしていませんが(でもしているのは購読書籍を見ると明らか)、ブログでもこの定年後の話しをたびたび書いていることからしても、我がことながら心情は決して穏やかではありません。まるで他人事のようですが、、、

そうした中、これだけは守ろうと思っているのが、高齢になるにつれ、怒りっぽくなってきたことで、なぜか、ちょっとしたことでもムラムラと怒りが自然にわいてきてしまい、つい相手に言い返したり、批判してしまうことがあります。

不寛容な社会に同化しやすい性格なのかもしれませんが、これはいけない、絶対ダメってことで、引退する前にアンガーマネジメントを実践しようと思ってます。いつもニコニコと何でも受容できる老人になりたいものです。

あとは飽きっぽい性格をなんとかしたいと思っています。

飽きっぽい性格は、逆に見るといろんなことに興味をもって、一見悪いことではなさそうにも見えますが、年齢を重ねてから常に思うようになってきたのは集中力や忍耐力の欠如です。

一般的に高齢になると集中力がなくなり、また継続する忍耐力もなくなります。それではどこにでもいる老人と変わらないので、ニコニコとしていながら、意外と集中力、忍耐力があり、デキる老人を目指します。

ブログを書くことはそれ自体を目的としていませんが、なにかをおこなった成果や人と共有したい事、記録として残したいことをブログに書くという行動は、引き続き続けていきたいなと。ま、本人の備忘録のようなものです。

ブログは飽きっぽい性格の割りにはよく続いている(2002年から途中の中断もありましたが約17年間)ことのひとつです。

それはなにか目標にしていたり、多くの人に読んでもらったりとかは考えてなく、日々時間があるときにササッと書いているだけで、精神的にも肉体的にも負担になっていないからだと思います。

あとは日々衰えてくる健康に気をつけることで、できるだけ医者や薬は遠ざけておくことを目指します。快眠、快食、快便の3快が当面の目標です。

なにもしないと太ってくるので、その対応も気をつけなくっちゃね。


【関連リンク】
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1169 定年起業
1131 平均貯蓄高1820万円
921 もらえる年金の額はモデルケースとは違うということ

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area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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