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1590
現役時代、人材ビジネス業界に長くいたので、多いときは1日10名以上の面接を毎日する機会があり、さらに慣れていると言うことで人事部に頼まれ、新卒や中途採用の正社員や契約社員の面接をする機会が多くありました。

さらにこれは面接とは違いますが、年2回、社員の人事考課で多くの社員面談をする機会もあり、人との面接、面談をこなしてきた数は国内有数かも知れません。

おかげで人を見る能力は鍛えられました。

そうした面接の中でも社員採用の場合は、あまり履歴書は見ないで、軽い世間話をしながら人となりを見ることに重きを置いていました。

新卒の場合は、一般的によく言われる「地頭」重視ではなく、「やる気」「本気度」「可能性」「誠実性」「礼儀やマナー」などを、中途採用の場合は「誠実性」「過去職の退職理由」「理想の生き方」「やりたい仕事」などをメインに聞いていました。

そして、その中で世間話の一環でよく聞いたのが「最近どういう本を読みましたか?」という質問。

どういう志向の人なのか、なにに興味を持っているのかをサラリと聞くためでもあります。

この質問にすぐに答えられる人は意外と少なく、しばらくジッと考えたすえ「少年ジャンプです」とマジ顔で答えた新卒で就活中の最高学府の学生さんもいました。

よくある無難な答えとして「村上春樹をよく読みます」とか「宮部みゆきの火車です」と、軽めの小説をひねり出してくる人が多かったです。

残念ながら「イワン・ツルゲーネフです」とか「ジェフリー・チョーサーです。チョーサーの作品はは長編も好きですが、詩がとても素敵だと思います」などと即座に答えてくれる人は、数百名の中でひとりもいませんでした。

読書好きな人なら答えはすぐに出てくるでしょうけど、採用面接ともなれば「思想や宗教本ではなく無難なモノを選んで答えた方が良さそうだな」と、読書家ではない人は、「ハテ、前に本を読んだのはいつだっけ?大学の教科書じゃダメだろうな?うーんどうしよう」という感じですぐには返答が返ってきません。

しかし、この「愛読書は?」的な質問は、昨今では採用面接ではダメなんですってね。知りませんでした。

少なくとも私がその手の質問をしていたのは、15年以上前のことですから許してもらえるでしょう。

採用面接でNG質問「愛読書は?」急増、巣ごもりで「読書が趣味」の高校生増え(読売新聞)
「愛読書は?」。企業の採用選考の面接では、能力や適性に関係がない質問だとして「NG」とされるが、滋賀県教育委員会の高校生対象の独自調査で、愛読書を尋ねた事例が昨年度は前年度の3倍近くに増えたことがわかった。
中略
採用側が能力や適性に関係ない事柄を質問することは就職差別につながる恐れがある。厚生労働省はホームページで、両親の仕事などの「家族」、愛読書や尊敬する人物などの「思想信条」に関することを不適切な質問として例示

ということらしいです。

「愛読書」は「思想信条」に影響するらしいけど「最近読んだ本」はどうなのでしょう?やっぱり返答によっては「思想信条」に関わったり、「能力や適性に関係がない質問」とされるのでしょうか。

私は、履歴書に書いてあることに関連した質問をしても、あらかじめ無難でお利口さんの返答を用意しているのはわかりきっているので、それとは関係がない「最近読んだ本」を世間話的に聞くことで、「予期しないことへの対応力」や「軽い雑談的な話しをして緊張を解いてあげよう」というつもりなんですが、返答次第では「愛読書」と同様「思想信条」に関することになるのかも知れません。

しかし、特に履歴書の中に「趣味:読書」と書いてあれば、どういう分野(人文科学とか外国語とか歴史とかビジネス書とか古典小説とか)が好きなのかを面接官が知りたいと思うのは普通のことだと思います。しかし厳密に言うとそれすら「能力や適性に関係がない質問」としてダメなんでしょうね。

なにかそれは違うような気がしますけど、最近読んだ書籍によって、「彼の思想は危険かも」「彼女の趣向はやっかいそう」という判断につながりかねないとも言えませんから難しいものです。一般的に人事部って企業の中でも一番保守的な考えをする人が多いセクションですから。

【関連リンク】
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