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最近本当に自転車乗りのマナーが最低最悪と感じています。私自身クルマ、バイク、自転車、歩行者それぞれを割と均等に経験していますので、偏った考え方ではなく事実として自転車の運転マナーに憤りを覚えています。

1.無灯火
以前から自転車の夜間無灯火はよくみかけ、夜間にクルマやバイク、自転車で走っていると、無灯火の場合まったく姿形が見えず、直前にきて初めて自転車が迫ってくるのを発見しヒヤッとしたことが何度もあります。

特に雨の日にそれをやられると衝突するまで気がつかないということが起きても決して不思議ではありません。

おそらく無灯火で走っている人は、自分が相手の(ライトを点けている)クルマやバイク、自転車が確認できているので、相手も当然自分のことを見てくれているはずだと思っているに違いありません。

つまり「俺様がわかっているのだから」という勝手な思いこみです。そういう人に限って事故が起きたりすると「交通弱者は絶対守られるべき」と主張したりするのです。

あらためて述べておくと、自転車は後方から見ると反射鏡が必ず付いているのでまだ発見しやすいのですが、夜間に正面から見るとライトが点いていないと周囲と同化してしまい、まったく存在がつかめません。

おそらくクルマやバイクをよく運転する人なら夜間に無灯火で自転車に乗ることは自殺行為だということを知っているので、そういうことはしないでしょう。


2.傘や携帯電話を片手で持った片手運転
どんなときでも携帯電話を手放せなくなっている携帯中毒患者に対し「自転車に乗っている時に携帯電話はダメよ」と言ってもまず聞く耳は持ちません。

自動車の運転中にそれをやって見つかれば、反則金や違反点数が付き、繰り返せば免停、取り消しになりますが、自転車では通常は「口頭注意」だけで済みます。

厳格に道路交通法を適用すれば、傘や携帯電話での片手運転は「3ヶ月以下の懲役、又は5万円以下の罰金」という非常に厳しく処分されますが、これが厳しいだけに、確信犯的に何度も繰り返す人や、当て逃げ・ひき逃げなど他のより悪質な犯罪と一緒でないと、実際にその罰則が適用されることはまずありません。

もし自転車でもクルマの違反と同じように、1回目から青切符を切られて反則金6千円の納付というルールがあれば、おそらく違反する人は激減するでしょう。

残念ですが夜間の無灯火や二人乗りなど含めもうそうする時が来ているように思います。


3.一方通行逆行
歩道がない狭い道で一方通行の箇所はよくあります。そしてその一方通行にも「自転車は除く」とか「二輪・自転車は除く」という補助標識があるところではもちろん逆行しても問題ありません。

そうではなく、単なる一方通行の箇所(実際にはこちらのほうが多い)でも、まったくそれを無視をして逆行してくる自転車の多いこと。自転車は歩行者と同じと考えている人が多いようです。

できれば補助標識に「自転車含む」と大きな字で書いてもらいたいところです。おそらくは普段歩いて通っている道だから、一方通行など関係なしで自転車に乗ったときも同じ道を通るのでしょう。

一方通行を守って走るクルマやバイクにとっては、まさか対向して車両が近づいてくるとは考えてないので、びっくりします。それでももし事故ると多くの場合、クルマやバイクの前方不注意になってしまいます。


4.自転車の右側通行
自転車は原則として車道の左側端を走らなければなりません。これは道路交通法で定められていて、違反すると「3ヶ月以下の懲役、又は5万円以下の罰金」に問われます。

しかし最近よくヒヤッとすることがこれに多いのです。特に小型バイク(原付等)で走る場合、道の左寄りを走ります。するとその正面から自転車が平気で突っ込んでくるのです。

自転車が20km/h、バイク(2種)が50km/hで、相対速度がなんと70km/hで、前方を走っているクルマの影から突然自転車が向かってくるわけです。これは怖いですよ。

なので渋滞していない時には、バイクでも道の中央付近を走るように心掛けています。

問題は渋滞しているとき、渋滞列の左側にスペースが空いていれば、路肩走行の問題はありますが、バイクはそこを通過します。

その狭いスペースにも平気で自転車が逆走して突っ込んでくるから驚きです。こちらも路肩をすり抜けをしているので大きなことは言えませんが、事故が起きると双方に大きなダメージが及びます。

最近この右側通行の自転車で、事故寸前の危ないところを目撃しました。

脇道から広い道へ出て左折をする時は、(1)歩行者がいないか左右の確認、(2)右からクルマやバイク、自転車が来ていないか確認、(3)いずれも大丈夫なら左折という順番なのですが、無灯火の自転車がスピードを出したままその左折しようとするクルマの前に突っ込んできました。

Picture10014.jpg

左折しようとするクルマは右側から来るクルマやバイク、自転車には細心の注意を払いますが、まさかその反対側(進路)から自転車が向かってくるとは考えません。

危うくクルマと自転車が出会い頭に衝突する場面で、少し離れたところで信号待ちしていた私は「あーやった!」と思わず心の中で叫びました。

しかし幸いにも曲がり出したクルマ側が直前で気がついて急ブレーキをかけ、自転車も驚いて少し膨らみ回り込んだため無事でした。

もしこれが事故につながるとクルマのドライバーの左右確認不足がやり玉にあがるでしょうけど、普段からクルマに乗っていると、この来るはずのない反対側に注意をするという習慣がないので、ドライバーの不運を思わずにはいられません。しかも夜間で無灯火ですから、ドライバーはよく気がついて停められたものです。

マナーの悪い自転車のため様々な事故、それと歩行者への加害者的な事故が増えてきているのでしょう。それで下記のようなことがおこなわれようとしています。

また警察が天下り団体を作り定年で退官した警官を数多く送り込もうと画策しているのでしょうけど、事故が目立って増えてきて、それを社会が求めているのなら仕方がありません。

悪質自転車、講習義務化も=摘発件数、5年で7倍―安全教育徹底へ・警察庁懇談会 時事通信
交通違反をした自転車の摘発件数は昨年3956件で過去最多となり、2006年からの5年間で6.8倍に急増したことが4日、警察庁のまとめで分かった。同庁は5日に有識者懇談会を立ち上げ、悪質な運転者への安全講習義務付けなどを議論。必要があれば法制化も検討する。

まとめると、

(1)自転車でマナーが悪い人は、普段バイクや乗用車を運転する人達ではなく、したがってバイクや自動車からその行為がどのように見えるかがわかっていない。
(2)一般的に自転車が車両という自覚がなく、歩行者の延長という感覚。その原因としては自転車が一部の歩道を走れるようになってから急速に定着しはじめた。
(3)自転車に対する軽微な違反の摘発ルールが未整備で、大きな事故が起きて初めて適用されることが多い。つまり軽微な違反はやり放題。
(4)エコブーム、低所得、格安のアジア製自転車の大量流入により今後も増え続ける自転車事故

ということになります。

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