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2017年1~12月の1年間の国内自動車販売ブランド別(車名)が出ていたので簡単に書いておきます。

このデータは日本自動車販売協会連合会のデータなので、輸入車や軽自動車は含まれません。販売台数だけで言えば、4輪車トップは3年連続で軽自動車のホンダN-BOXで、その2017年販売台数は21万8千台となっています。

 ■2017年国内自動車販売ブランド別トップ10
順位 ブランド通称名 ブランド名 台数 前年比
1 プリウス トヨタ 160,912 64.8
2 ノート 日産 138,905 135.6
3 アクア トヨタ 131,615 78.2
4 C-HR トヨタ 117,299 2,519.8
5 フリード ホンダ 104,405 200
6 フィット ホンダ 97,939 92.7
7 シエンタ トヨタ 96,847 77
8 ヴィッツ トヨタ 90,248 125.5
9 ヴォクシー トヨタ 86,772 94.5
10 セレナ 日産 84,433 114.9

上位10台のうち、トヨタが6台で過半数を占め圧勝が続いています。ホンダと日産がそれぞれ2台。トップのプリウスは平均して毎日441台が売れている計算になります。なにか凄いですね。コンビニ突っ込んでいる事故の写真が、いつもプリウスなのもわかります。

少し幅を拡げて上位30台を見ても、そのうちトヨタ車が16台と過半数を占めています。続いてホンダが5台、日産とマツダが3台と1強多弱状態です。

上位30位までのトヨタ車合計は124万台、およそ1日に3400台の新車が売れていることになります。2位のホンダは34万台で、台数では3倍以上の差が付いています。

普通に見ていると、トヨタもホンダも日産も同じように新聞やテレビで広告がおこなわれ、主要路を走ればディーラーの看板があり、それほど大きな差が付いているとは思えないのですが、これがいまの実態です。

上位にランキングされるのは、通常モデルチェンジの時期等で、毎年変化があるのが普通です。しかし2013年から5年間の上位3台をみると、ほとんど変わり映えしません。

2013年 アクア、プリウス、フィット
2014年 アクア、フィット、プリウス
2015年 アクア、プリウス、フィット
2016年 プリウス、アクア、シエンタ
2017年 プリウス、ノート、アクア

この5年間で毎年上位3台の中にアクアとプリウスが常に入っています。モデルチェンジ(プリウスは2015年にフルモデルチェンジ)や、モデル末期(アクアは2011年発売開始で7年目)とかも関係なしって強さです。昨年2016年にいたっては上位3台ともトヨタ車が占めました。

2017年2位のノートは、2016年後半にモデルチェンジし、その年の11月には1986年のサニー以来、実に30年ぶりとなる月間販売台数1位を獲得しました。その勢いが2017年も続き、ライバルアクアをわずか7千台とは言え僅差で抑えての2位はちょっとした異例のことです。

日産の不正検査事件が発覚して公表されたのが2017年10月で、それがもう数ヶ月早く表面化していたら、この年のノートの年間2位はなかったかもしれません。公表のタイミングが絶妙でした。

年間10位までの車種カテゴリーを見ていくと、上位は比較的安い小型5ドアハッチバックやミニバンタイプが占めていますが、中でも意外なのが2017年の4位に入ったトヨタのC-HRです。

C-HRは2016年後半に登場したトヨタの新型コンパクトSUVで、年間11万7千台(ほぼ1ヶ月1万台)を売り大ヒットしています。発売当時に設定されていた月間目標台数は6千台でした。

こうしたSUVが月間1万台近くコンスタントに売れるとはトヨタも想像していなかったのではないでしょうか?

個人的な想像ですが、ミニバンやセダン、ステーションワゴンに飽きた層が、比較的安価に設定され、格好がよく?て、しかも燃費の良いハイブリッドもあり、荷物もいっぱい積めるこのコンパクトSUVに飛びついたのではないかと思われます。

今までトヨタにはRAV4(3代目)やハリアーというSUVもありましたが、2リッター以上のエンジンを積む高級車の部類でした。もっともわずか1.2リッターエンジンからあるとは言え、がたいが大きく3ナンバーサイズのC-HRは個人的には日本市場的に言ってコンパクトだとは思いません。

2014年は総合順位で7位、2015年は9位、2016年は8位に食い込み、3年連続SUVナンバーワン!と唄っていたホンダのヴェゼルは今回15位とやや低迷しました。

5年前の2013年に登場したモデル末期のヴェゼルと、最新のC-HRとを比べるのも気の毒ですが、当初からC-HRは評判が良かったヴェゼル潰しとかヴェゼルキラーと言われていて、それが見事にはまった形です。

いまホンダへ行って「本音言うとC-HRを買おうと思っているけど、一応ヴェゼルも見に来ました」って言えば、そりゃーとてつもなく優遇されたよい条件(値引き等)が出てくるかもしれません。

一方、半自動運転機能が自慢のプロパイロットを装備し、満を持して華々しく登場した今まで売れ筋だったコンパクトミニバンの代表格日産セレナは、なんとか10位にランキングされていますが、月間目標販売台数8000台に対し、月平均7000台ちょっと、10%以上目標を下回る結果となっています。

ようやく猫も杓子もミニバン一色だった日本の風景が変わりつつある分水嶺にあるのかも知れません。

欧米や世界一の自動車大国中国でも、日本独自のやたらと広くて不要な細々とした装備ばかりのミニバンはまったく振り向きもされませんが、SUVの人気は世界的な流行で、各自動車メーカーが力を入れています。

昨年2017年は日産やスバルの不正検査問題などがあり、またホンダ車のタカタ製エアバッグリコール問題など、ややトヨタに風が吹いたということがあったかも知れませんが、それにしても販売台数にこれほどの差が付いているとは思いませんでした。

もっとも、日本の自動車メーカーは、国内の需要はせいぜい世界全体の10~20%程度で、大半は海外での生産・販売で利益を得ています。最近では三菱のミラージュやスズキのバレーノなど、海外で生産をして日本へ輸入販売している日本メーカーのクルマも珍しくなくなってきました。

したがって、国内の販売台数云々だけで、メーカーの強弱を決めつけるのは正しくはないということを最後に付け加えておきます。


【関連リンク】
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