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毎年恒例の1年間で読んだ本の中からベスト作を発表です。新作の単行本とかは諸般の事情から買えないので、読むのは主として旧作文庫本や新書です。

そういうところが世間一般にある本の賞と大きく違う点です。古くても良いものは良いという信念でやってます。

この年間大賞のシリーズは2012年からおこなっていて、今回で7回目となります。10回ぐらい続いたら(生きていたら)、その10年間の中でさらに大賞の中の大賞(死ぬまでにこれだけは読んどけ!大賞)をやってみたいですね。

過去の受賞作とリンク先を書いておきます。

◆1191 リス天管理人が2017年に読んだベスト書籍
 新書、エッセイ、ノンフィクション、ビジネス部門 「里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く」藻谷浩介 NHK広島取材班
 海外小説部門 「過去からの弔鐘」ローレンス・ブロック
 国内小説部門 「漂流者たち 私立探偵・神山健介」柴田哲孝
 次点には「夜の国のクーパー」伊坂 幸太郎と「旅のラゴス」筒井康隆

◆1093 リス天管理人が選ぶ2016年に読んだベスト書籍
 新書、ビジネス書、エッセイ部門 「20歳からの社会科」明治大学世代間政策研究所
 外国小説部門 「ザ・ロード」コーマック・マッカーシー
 国内小説部門 「八甲田山死の彷徨」新田次郎
 次点 「小説 上杉鷹山(上)(下)」童門冬二

◆993 リス天管理人が選ぶ2015年に読んだベスト書籍
 新書、ビジネス、エッセイ部門 「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率」浅川芳裕
 外国小説部門「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン
 国内小説の2015年ベスト「屍者の帝国」伊藤計劃×円城塔
 次点「恍惚の人」有吉佐和子

◆886 リス天管理人が選ぶ2014年に読んだベスト書籍
 ビジネス書、エッセイ、ノンフィクション部門「冷血」カーポティ
 海外小説部門「卵をめぐる祖父の戦争」デイヴィッド ベニオフ
 日本小説部門「東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー
 次点「親鸞(上)(下)」五木寛之、「二人静」盛田隆二

◆784 リス天管理人が選ぶ2013年に読んだベスト書籍
 新書・ビジネス書大賞「該当なし」
 ノンフィクション・エッセイ部門「三陸海岸大津波」吉村昭
 外国人作家部門「緋色の研究」アーサー・コナン・ドイル
 日本小説部門「東京セブンローズ(上)(下)」井上ひさし
 次点「写楽 閉じた国の幻」島田荘司

◆676 2012年に読んだ本のベストを発表
 新書部門第1位「大往生したけりゃ医療とかかわるな」中村仁一
 外国作品賞「パイレーツ掠奪海域」マイケル・クライトン、「歩く影」ロバート・B・パーカー
 読書大賞「あかね空」山本一力
 次点「神様のカルテ」夏川草介
 審査員(=私)特別賞「血と骨」梁石日

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

昨年2018年の1年間に読んだ書籍は、全部で99作品110冊(1作品で上下巻の場合2冊とカウント)で、ジャンル別内訳は、国内小説が64作品(71冊)、海外小説が9作品(13冊)、新書やノンフィクション等が26作品(26冊)でした。それらの中にビジネス書がほとんどないのは、いかにもやる気がない高齢者然とご理解ください。

1年間に読んだ書籍数を年ごとに並べると、
2013年 86作品 98冊 8.2冊/月
2014年 101作品 113冊 9.4冊/月
2015年 94作品 107冊 8.9冊/月
2016年 91作品 109冊 9.1冊/月
2017年 104作品 117冊 9.8冊/月
2018年 99作品 110冊 9.2冊/月

仕事をしながらでは、月9冊平均ってのはここ数年変わらないって感じです。

仕事をリタイアすると、暇になって読書数が増える?と思いがちですが、歳とともに目がつらくて読書量が減ったり、いつでも読めると思ってしまってあまり読まなかったりして、逆に減ることが予想されます。

普段は通勤中の電車の中と、寝る前にベッドの中で読みますが、そのうち通勤中に読むことがなくなるのでその分は減ってしまいそうです。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

さて、いよいよ2018年の各部門別、年間大賞の発表です。

■新書、エッセイ、ノンフィクション、ビジネス部門

まずこの部門は26作品読みましたが、その中から大賞候補としては、

日本人の誇り 藤原正彦
この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く 和田秀樹
フェルマーの最終定理 サイモン・シン
老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 野澤千絵
「子供を殺してください」という親たち 押川剛
私たちの国に起きたこと 海老名香葉子
深夜特急〈第一便〉黄金宮殿 沢木耕太郎
ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒトそして心の片づけ術 やましたひでこ
定年後のリアル 勢古浩爾

などがあります。

この中から、大賞は、、、、

定年後のリアル」勢古浩爾著

に決定です!

読書感想は、
12月後半の読書と感想、書評

昭和時代の働き方から一歩も抜け出せていない偉い学者先生や、元々裕福だったり、大企業出身者が書いた退職金たっぷりもらうことを前提に書かれた定年リタイア本とは違い、冷静な等身大(と自分では思える)の定年後のリアルな世界が描かれていて好感が持てました。

また読書感想にも同様のことを書きましたが、退職金がほとんどなくても、年金だけが頼りで預貯金も乏しくても、決して暗澹とした内容ではなく、「なんとかなる」、「それがどうした」と開き直った定年後の姿に救われ共感を感じます。

昨年はこのジャンルに面白く読めた本が多数あり、当たり年でした。中でも大賞以外に「フェルマーの最終定理」「「子供を殺してください」という親たち」「深夜特急〈第一便〉黄金宮殿」などは好奇心が刺激されましたので、同時にお勧めしておきます。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

■海外小説部門
次に海外小説部門ですが、2017年は9作品(13冊)とやや少なめです。理由は、好きでよく読んでいたロバート・B・パーカーや、ローレンス・ブロック、マイクル・コナリー、ジェフリー・アーチャーなどの未読作品が枯渇してしまったことが影響している気がします。

さて、その中から大賞候補作としては、

夜明けの光の中に ローレンス・ブロック
内なる宇宙(上)(下) ジェイムズ・P・ホーガン
時計じかけのオレンジ アンソニー・バージェス
シャンタラム(上)(中)(下) グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ
幻の女 ウイリアム・アイリッシュ
ハリー・クバート事件(上)(下) ジョエル・ディケール
などです。

その中から、年間大賞に選んだのは、、、

シャンタラム(上)(中)(下)」グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ

に決定です。

感想は、
7月前半の読書と感想、書評

この長編小説はほぼアマチュアの人が書いたもので、話しを面白くするため無理矢理に作った乱暴なところや、無駄な話しが多くて冗長過ぎる部分ももあり、そして欧米人(著者はオーストラリア人ですが)視点で、貧困にあえいでいるアジアを見下したような一種ステレオタイプ的な偏見も垣間見えます。

また自分の経験を元にしつつ、相当に話しを盛っているな?と感じる小説ですが、それだけに波瀾万丈、退屈せず、エンタメ的な要素にあふれ、文庫は3巻に渡る長い小説ですが、気にならずに面白く読めてしまいます。

最後まで「ハリー・クバート事件」ジョエル・ディケール著とどちらにするか悩みました。

小説のテクニックや整然とまとまったミステリーとしては「ハリー・クバート事件」の圧勝ですが、スケールの大きさと、読者を喜ばす破天荒なエンタメ性、最近少なくなった素人っぽい荒々しさが気に入り「シャンタラム」に軍配を上げました。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

■国内小説部門
読んだ数がもっとも多いジャンルで、64作品(71冊)の国内小説部門の年間大賞候補作としては、

楽園のカンヴァス 原田マハ
失われたミカドの秘紋 加治 将一
紀ノ川 有吉佐和子
恋歌 朝井まかて
土漠の花 月村了衛
限界集落株式会社 黒野伸一
ラブレス 桜木紫乃
人類資金VII 福井晴敏
噂 荻原浩
天空の蜂 東野圭吾
村上海賊の娘 和田 竜
夏美のホタル 森沢明夫
満願 米澤穂信
ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾
花まんま 朱川湊人
開かせていただき光栄です 皆川博子
明智左馬助の恋(上)(下) 加藤廣
八月十五日に吹く風 松岡圭祐
などです。

さて、国内小説63作品の中から大賞に選ばれたのは、、、、、、、、、、
ドコドコドコドコドコドコ(太鼓の音)

紀ノ川」有吉佐和子著に決定!!

古いぞ~という批判(初出1959年)は甘んじて受けるとして、良いものは何年経ても良い。長く読み続けられそうなお見事な作品です。

有吉佐和子氏の受賞は2015年に国内小説部門の次点として「恍惚の人」が入って以来で、初の大賞受賞となります。

特に谷崎潤一郎や三島由紀夫など、耽美的な文学には滅法弱い(評価が高い)という習性がある審査員ですので、そうした雰囲気があるこの小説にはグッときてしまいました。この小説が特に耽美的というわけではありませんけど、、、

読書の感想は、
2月後半の読書と感想、書評

大正から昭和の初めの和歌山の素封家、そこで生まれ育った女性が主人公で、女3代に渡る大河小説的な話しです。

読んでいると、都会とはまた違う、その時代の和歌山紀ノ川周辺の風景が見事によみがえり、恋愛や結婚に自分の自由がなかった当時の女性の生き方や、ささやかな抵抗、そして脈々と引き継がれていく遺伝子など、小説これに極まれりって気がします。

それにしてもこの本に出てくる男がみな貧弱でぼろくそなのはご愛敬。そう言えば、同じ著者の作品「悪女について」も同様に男は添え物でしたね。

 -  -  -  -  -  -  -

次点としては、中世のイギリスを舞台にし、まるで海外ミステリー翻訳本のような「開かせていただき光栄です」皆川博子著と、キスカ島撤退の歴史的事実を元にして、登場人物の多くを実名で書いたノンフィクションに近い小説「八月十五日に吹く風」松岡圭祐著の2作品とさせていただきます。

開かせていただき光栄です」の感想は、
10月後半の読書と感想、書評

八月十五日に吹く風」の感想は、
12月後半の読書と感想、書評

受賞された作家、著者さんに深く敬意を表します。今後のますますのご活躍を願っております。良い本を出していただきありがとうございました。

今年はどんな良い作品に巡り会えるでしょうか。楽しみです。


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