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リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
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英語といえば最初に習い始めた中学生の頃から、嫌で嫌で仕方がなく、高校・大学と合わせて8年(大学では第一語学はドイツ語を履修し、英語は第二語学として2年間のみ)も習いながら、ビジネスではまったく役に立たないホンの基本的な会話しかできないという情けない私です。
結局その時だけのやっつけではほとんど役に立たず、現地では苦労の連続でした。中には現地の日本人同士で話しをするときも、嫌がらせみたいに英語で話す人がいたり、休日に洋画を見に行っても、細かなニュアンスが理解できず※、もっとちゃんと勉強しておくのだったと毎日後悔の連続でした。
※英語が理解できる友人の駐在員が言うには「映画の場合、ジョークやスラングがやたらと多く、元々わかりにくいよ」と慰めてくれましたが、スラングなどないテレビニュースでも半分以下しか理解できなかったので慰めにはなりません
それ以外にも、特に希望したわけでもないのに、仕事で英語圏の国へ何度か出張する機会があり、その時もちょっとした会話しか理解できず、これまた情けない思いをしました。
「多国語ができる人はリズム感がある人」あるいは「耳のいい人は語学が堪能」とかと言います。これは両方ともその通りだろうと思います。
私は音感というかリズム感はなく、しかも耳が決してよくなく、英語の授業で教師の微妙な発音や、音楽の時間で和音の違いが聞き取れない、違いがわからないということがよくありました。
そして私の結論を言えば、英会話はいかに英単語を多く知っているとか、正しい文法や用法を知っているとか、誤解を恐れず言うのなら発音が正しくできるというのは関係なく、要は、「相手が喋っている内容がキチンと聞き取れる」かどうかに尽きるように思いました。
相手の喋っている内容が聞き取れさえすれば、それに対する返事は自分でいかようにでも返すことができるからです。これがコミュニケーションの場ではなにより大切なのです。
もし自分が多くの外国人に対して重要なテーマでプレゼンをしたり、ハードな契約交渉をしなければならないのなら、専門用語の知識や正確な発音が必要でしょうけど、そうではなくちょっとした海外出張やプライベートで海外旅行する分にはそれらの能力はまったく不要です。
つまり相手が「なにを言っているのか」「なにを求めているのか」「なにを聞きたがっているのか」さえわかれば、こちらも発音なんて気にしなくても伝わる「Yes! Thanks」「No! Thanks」「Excellent!」「Wonderful!」「Good!」「No so bad!」「I don't know」「Enough!」とか簡単な一言で済ませることが大部分の場合できるのです(笑)。
なにを言っているか理解できないと、困ったことに「もう一度ゆっくりと」お願いしたり、それでもわからないと首を振ってお手上げしたりと、まともな会話が成立しません。
もし相手が自分の知らない単語を使ってきたら、聞き取れたその単語だけをオーム返しに聞き返せば、たぶんもっとわかりやすい言葉に代えて話しをしてくれます。
例えば「I think this restaurant is a delicious beef and saury.Which one you want?」って聞かれて、聞き取れなかったらまったくそのあと会話は進みませんが、聞き取れているなら例えば自分が知らない単語「Saury?」って聞き返せば、「It is a kind of fish」って教えてくれるでしょう。
どちらでもよければ「Up to you」、魚が良ければ「I want to fish」とか言っておけばとりあえず会話は成立します。
結局は本格的に英語でビジネスをしようというのでなければ、日常の会話ってそのレベルの連続でいけるんですよね。
恥ずかしいことに私の年代の英語というと、英文法とリーディングが主で、あとは試験によく出る英単語やイディオムをどれだけ知っているかということが優先され、会話(コミュニケーション)という概念が完全に欠落していました。
自分ができないことを教育のせいにしていますが、そういう面白くもない詰め込み教育と合わさって、根っから語学習得に向かない体質とが重なってしまい、典型的な語学が苦手な中高年が出来上がったという次第です。
「耳がいい」人は本当に羨ましく、微妙な音や発音が聞き分けられ、とりあえずそれを真似ることで自分の発音にもいい影響を与えていきます。
まだ私の世代は、そういう意味では、かろうじて「逃げ込みセーフの時代」で、英語ができなくとも会社員生活をなんとかやり過ごせましたが、今の若い人が今後成長する会社で勤務をしたいなら、そしてある程度はその中で昇進もしたいのなら、英語や中国語などの語学がそこそこできるようにならないと、まずはまともな会社に入れないし、入ってからもいい仕事にもありつけず、転職するにもいい条件ではできないことなりそうです。
TOEFLやTOEICがコミュニケーション能力を量るツールとして一般化してきてもう何十年が過ぎていますが、確かにこれはいかに聞き取れるか(もちろん語彙力も必要ですが)が勝負で、大学入試センター試験にも2006年からヒアリングが加わり、日本の語学教育も多少は変わってきていますが、コミュニケーション力のアップということに関して言えば、まだまだ不十分な気がします。
【関連リンク】
802 観光後進国日本の現実
764 思い出の香港
635 英語の憂鬱
611 海外移転で製造業の労働者はどこへいったのか?
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私と日本語変換システムATOK(Advanced Technology Of Kana-kanji transfer、但し私が1990年代に教えられて記憶しているのはAutomatic Transfer of Kana-Kanji)の出会いは古く、1980年代後半にNECのPC9801で一太郎を使っていた頃にさかのぼります。
その後Windows95などOSに最初からくっついてきたMS-IME(Microsoft Input Method Editor)や、2009年に登場したGoogle日本語入力(Google IME)なども使ってみましたが、結局はATOKに戻ってきました。
Google IMEはWebの世界で使われている用語や用法、用例をうまく利用し、いち早く予測変換のシステムを備え、流行語や造語などにも強い反面、誤って使われている用語や用法も、知らずにそのまま使ってしまう危険性もあります。
このATOKの日本語変換は、例えるなら「日本流のきめ細やかなおもてなし」で、他の日本語変換を圧倒し続けています。
開発したのは最近別の事業のダイレクトメールが個人情報流出事件との関係で俎上にあがってしまった徳島に本社があるジャストシステムで、その変換効率、使いやすさ、誤字の訂正、人名や地名の豊富さなどは群を抜いています。
多くの作家や記者、編集者など文章を書く専門家がこのATOKをよく使っていることからも、その日本語変換に対する信頼がよくわかるというものでしょう。
私は現在ATOK2006という8年前に購入したシステムを利用していますが、人名、地名、官庁名等で困ることはほとんどありません。
だからと言って誤字や変換間違いしないというわけではありませんが、いろいろな場面で、だいぶんと救われている面もあります。
例えば、「乞食」と入力すると、変換候補に「→物乞い」と「言い換え修正候補」の表示が出てきます。「乞食」は差別にあたるとかで、公式な文章や放送では使われないことばなのです。
私がよく好んで使う「~あり得ないとは言えない。」という表現も、ATOKでは「~あり得ないとは言えない《否定の連続》」とわざわざ赤字で注意喚起をしてくれます。でも気にしないで使っちゃってますけど。
同音異字の変換の場合、使うのはどっちだっけ?と迷うことがありますが、ATOKならそれぞれの意味をちゃんと表示して選べるようにしてくれます。
例えば、「はかる」と入力して「諮る」「測る」「計る」「図る」「謀る」「量る」の区別で迷うときがありますが、そんなときはATOKの変換すれば下図のようなPOPアップが出てそれぞれの意味がわかるようになっています。これはとても便利です。
中央省庁が再編されたのは2001年のことですので、当然それらは辞書に反映されていて、「こうろうしょう」と打って変換すると「厚労省」や「功労賞」「厚労相」以外に正式名称の「厚生労働省」や「厚生労働大臣」も候補に挙がってきます。
逆に「こうせいしょう」と打つと「厚生省《名称変更→「厚生労働省」》と訂正指示をしてくれます。どう、便利でしょう。
ATOKの特徴である人名や地名の一発変換の効率の良さは群を抜いていて、平成の大合併により多くの市町村が合併し、新たな自治体名ができましたが、その多くは2005年ぐらいまでに終わっていて、このATOK2006では概ねそれらが反映がされています。
例えば三重県にかつて土山町や信楽町という町があり、新名神を走ると土山サービスエリアや信楽インターチェンジがありますが、2004年に土山町、水口町、信楽町、甲南町、甲賀町が合併し、現在はそれらの町名はすべて甲賀市に変わっています。
「つちやまちょう」や「しがらきちょう」と入力して変換すると「土山町《変更(→甲賀市)》」「信楽町《変更(→甲賀市)》」と親切に教えてくれます。
意外に便利なのは、西暦で「2014年」と打つと、POPアップで「平成26年」と和暦でも出てきて、どちらでも選べるようになっています。
例えば1995年って和暦で何年だったっけ?って思ったときにわざわざ調べなくても「1995年」って入れると別窓で「平成7年」と表示してくれるので検索したり調べる手間が省けます。
ただし明治10年頃まではそのPOPアップが出てきますが、それ以前の慶応や文久の和暦までは入っていません。
人名や業界用語、社内用語等で読み方が特殊な場合、個別に単語登録することが多いと思いますが、ATOKでは単語をその読み方を入力した後、うまく一括変換できず、文字を区切って単漢変換をすると、その最初の読み方でその文字を登録するかを聞いてくれます。
次からそのように変換して欲しければ「Shift+Enter」を押せばそれで単語の登録ができます。
このATOK2006からすでに8年が経過していて、最新のものだともっと機能や変換効率がよくなっていると思われますが、文書入力の場合、無駄に多機能であっても邪魔くさかったり、面倒だったりしますので、ほどほどでいいかなと思わなくもありません。
携帯やスマホの文字入力精度とスピードが高まってきたのは、携帯・スマホ用の変換予測機能が充実してきたからで、このPC用のATOK2006にはそうした機能はついていません。
きっと新しいATOKを買えばそういうものも普通に使えるのかもしれませんが、キーボード付きのPCの場合、いちいち変換予測候補を見て、その中から選んで変換していくより、ブラインドタッチで一気に全文をキーボードで打ってしまった方が早いという気もしますので、PCで使えるものなのかはわかりません。
個人的には、そろそろ新しいATOKを買おうかなと思っていますが、一見すると2006からそれほど大きな進化はないようで、悩むところです。実はかなり進化はしているのでしょうけど。
そのうち、単なる誤字の発見や修正だけでなく、AI機能が充実し、書いた文章を、もっとわかりやすい文章に自然に修正してくれるとか、川端康成風とか三島由紀夫風の文章に自動変換してくれるとか、できそうな予感がしますね。
あ、それはWORDとか一太郎のワードプロセッサ側の仕事で日本語変換システムの仕事ではないかな。そういうのがいいのかどうかは別として。
【関連リンク】
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300 Googleの無料日本語入力ソフト
206 かな漢字変換
157 懐古趣味?
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この夏に、松尾芭蕉が辿った奥州路を走り、芭蕉も船下りをした最上川を見てきたこともあり、その芭蕉の生涯と有名な俳句を簡単にまとめてみました。
つまり「これだけ押さえておけばあなたも芭蕉フリークになれる!」というまとめです。但し、年代(西暦)と年齢に一部不整合がありますが、調べても諸説あったりしてハッキリしないためご容赦ください。
松尾芭蕉の生年は諸説ありますが、一般的に定説と言われているのが1644年(正保元年)ということなので、それにしておきましょう。
その芭蕉が生まれた今から370年前とはどういう時代だったかと言うと、戦国時代が終わり、徳川3代目の将軍徳川家光が政権につき、比較的落ち着いていた平和な時代ですが、この時代に鎖国政策、キリシタン弾圧(島原の乱)、参勤交代などが国の制度として確立されました。お隣の中国では明が清国に征服され滅ぼされ、英国ではピューリタン革命が起きています。
芭蕉は父、松尾与左衛門、母は梅の次男として現在の三重県伊賀市に産まれます。幼名は金作、通称は甚七郎他、この地で29歳まで過ごします。
なんと生家は最近になっての復元ではなく、当時の木造住宅が残されているんですね。ただし1854年(160年前)の安政の大地震で被災し、改築されたということですが、当時の面影はそのまま残っているそうで驚きです。
芭蕉翁生家(伊賀市上野赤坂町304)
1662年(芭蕉19歳)頃、2歳年上の長男良忠とともに京都にいた歌人北村季吟に師事し、俳諧の道に入ります。現在判明している最古の句は、1962年に詠んだ句で、
『春や来し 年や行けん 小晦日』
です。
1672年(29歳)の時、処女句集「貝おほひ」を上野天神宮(三重県伊賀市)に奉納します。
1674年(31歳)に江戸へ立ち、しばらく日本橋に住んだ後、1677年頃(32歳)には現在の文京区にある関口芭蕉庵に居を構えます。
当時の平均寿命は50歳ぐらいと言われていますので、当時の31歳といえば、今の感覚で言うと55歳ぐらいの中高年となります。意外と晩成型だったんですね。
そう言えば芭蕉の肖像や銅像を見ると、たいていは年寄りじみた面立ちや姿格好に描かれることが多いようですが、実際に亡くなったのは51歳ですから、イメージがちょっと狂ってしまいます。
関口芭蕉庵
そして1680年(35歳)の頃に、現在の江東区深川近くに転居します。
深川芭蕉庵跡
1684年(39歳)に芭蕉は『野ざらし紀行』の旅に出ます。その出発の時に詠んだ句が
『野ざらしを 心に風の しむ身哉』
で、それが紀行集のタイトルの由来になりました。
行き先は江戸から東海道を西へ向かい、生まれ故郷の伊賀を始め、大和(奈良)・吉野・山城(京都)・美濃(岐阜)・尾張(愛知)・木曽(長野)・甲斐(山梨)を廻わり、江戸に戻ったのは翌年の1685年(40歳)です。この旅の後半、熱田で詠んだ句が、
『山路来て何やらゆかしすみれ草』
です。
江戸に戻り1686年(41歳)の発句会で、今や小学生でも知っている有名な句
『古池や 蛙飛びこむ 水の音』
を詠みます。
また1687年(42歳)には、
『月はやし 梢は雨を 持ちながら』
『花の雲 鐘は上野か 浅草か』
の句を詠みます。
1687年には再び旅に出て、東海道を下り、鳴海・熱田・伊良湖岬・名古屋などを経て伊賀上野に入り、1688年(43歳)に伊勢神宮を参拝し、その後吉野・大和・紀伊(和歌山)と巡り、さらに大坂・須磨(兵庫)・明石を旅して京都にたどり着きます。
東海道を下っていた時、旧友と会った満開の桜の木の下で詠んだ句
『命二つの 中に生きたる 桜哉』
奈良の唐招提寺の鑑真座像の前で作ったとされる句
『若葉して 御目の雫 ぬぐはばや』
は有名です。
京都から江戸へ復路は、『更科紀行』として纏められています。大津・岐阜・名古屋・鳴海を経由し、信州更科(長野)の姨捨山で月を観て、善光寺へ参拝を果たした後、1688年8月下旬に江戸へ戻ります。
善光寺では、
『月影や 四門四宗も 只一つ』
長野の十六夜観月殿で
『いざよいも また更級の 郡かな』
の句を残しています。
江戸に戻った翌年、1689年(45歳)の時に、弟子の曾良を伴い、今度は下野(栃木)・陸奥(福島・岩手・青森)・出羽(山形・秋田)・越後(新潟)・加賀(石川)・越前(福井)などを巡る「奥の細道」の旅に出て、そこで数多くの名句が生まれます。
『あらたふと 青葉若葉の 日の光 』:日光東照宮
『田一枚 植て立去る 柳かな』:栃木県那須町
『夏草や 兵どもが 夢の跡』:岩手県平泉町
『閑さや 岩にしみ入る 蝉の声』:山形県・立石寺
『五月雨を あつめて早し 最上川』:山形県大石田町
『雲の峯 幾つ崩れて 月の山』:山形県鶴岡市
『象潟や 雨に西施が ねぶの花』:秋田県にかほ市
『荒海や 佐渡によこたふ 天河』:新潟県出雲崎町
『一家に 遊女も寝たり 萩と月』:新潟県糸魚川市
この奥の細道の旅、イメージでは相当長い年月をかけて歩いたかと思われていますが、江戸~東北各地~越後~越前~美濃(岐阜)までの約2400kmを約5ヶ月で踏破しています。
奥の細道のルートマップはこちらのものがわかりやすいので参照
芭蕉.com
途中舟に乗ったりもしたでしょうけど、5ヶ月間で均すと1日16kmの道のりは、東海道や中山道のようによく整備されたところばかりではなく、険しい峠や難所、時には道なき道のようなところを歩くことを考えると、昔の人は元々健脚だったと言え想像を絶する速さです。
しかも旅の途中でひとつの宿に何日も逗留していた日も多く、おそらく歩くときは1日に30~40km近くを歩いていたものと考えられます。
伊賀の国の出身と言うことと、この健脚、そして各地の有力藩の要衝や港湾をくまなく見て歩いたことが、時々登場する「芭蕉=忍者(隠密)説」の根拠となっているみたいです。なにか謎めいたロマンを感じます。
東北~越後の旅を終えたあと、そのまま伊勢や伊賀上野、京都へ向かい、1690年(46歳)には滋賀近江の幻住庵に逗留し、しばらく静養します。46歳といえば今で言うと70歳過ぎの感覚ですのでさすがに疲れたのでしょう。
そしてこの近江の地で「「幻住庵記」を著します。この間に詠んだ
『初しぐれ 猿も小蓑を ほしげ也』
も有名な句です。
幻住庵
1691年(47歳)に京都・嵯峨野に入り、知人の俳諧師向井去来の別荘「落柿舎」に滞在、ここで「嵯峨日記」を執筆します。その後京都の医師で俳諧師でもあった野沢凡兆宅に移りますが、同年9月には京都を発って10月に江戸の芭蕉庵に戻ります。
この頃に詠んだ句として、
『物いへば 唇寒し 穐(あき)の風』
があります。
そして1694年(51歳)5月に江戸を立ち、今度が実質的に最後の長距離の旅となる伊賀上野、奈良、京都、近江へ出向きます。本当に人生後半になってからよく旅に出る人です。
その旅で詠んだ句が、
『菊の香や 奈良には古き 仏達』
『此道や行人なしに秋の暮』
その後、弟子の依頼で大坂へ入り、そこの句会で詠んだのが、
『秋深き 隣は何を する人ぞ』
です。
しかしタフな芭蕉もとうとう病に倒れ、発熱と頭痛のため、旅先の大坂で病床に伏せます。病気は諸説ありますが食中毒というのが一般的で、当時としては高齢の上、旅の疲れや、弟子達の争いの仲介などで心身とも疲れ果て身体の免疫力が低下していたとも言われています。
その病床で最後に詠んだ句とされるのが、
『旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る』
です。生涯各地を旅して歩いたいかにも芭蕉らしい句です。
1694年10月12日に51歳で死去。遺骸は近江の義仲寺に運ばれ、翌日には亡くなる二日前に書いたとされる遺言に従って木曾義仲の墓の隣に葬られます。
義仲寺(滋賀県大津市馬場1丁目)
芭蕉の句碑(芭蕉塚)は、沖縄県を除き全国46都道府県に3000カ所以上あり(北海道、九州、中国、四国へは行ってないと思うのですが)、中でも多い場所は、生誕の地三重県、ではなく、長野県と群馬県で、その数200カ所を超えます。次が山形県、埼玉県、新潟県で100カ所以上あります。
余談ですが「松島やああ松島や松島や」は、かつては芭蕉の句として有名でしたが、近年の研究では別人の句というのが定説になっているようです。
そのうち斬り合い、殺し合い、謀略ばかりが目立つ最近のNHKの大河ドラマに、江戸時代に花開いた文化と平和の象徴でもある「松尾芭蕉」が取り上げられることがあっても不思議じゃないですね。
【関連リンク】
846 みちのく急ぎ旅 前編
678 東北巡り
485 マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その1
320 五月雨をあつめて早し
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848
人と話をしていて「私は○○だと思うの。ね、そう思わない?」とか「○○と言われたけど、それってひどくない?」と第三者に対して同意を求めるような会話がよくかわされます。
これもコミュニケーション法のひとつとされていて、「相手と同じ立場にいる」ことを確認することで、より親密度や好感度が高まり、話者の安心感や満足感が得られるという会話手法です。
これが対等な関係のビジネスの場においてならば、間違っていることは「間違っている」と、そうは思わないなら、「思わないと」ハッキリ答えてもさほど問題ありませんが、上司と部下の関係だったり、先生と生徒、あるいは親しくしてしている間柄だと、ハッキリ否定するとちょっと面倒なことになります。
よくあるのは、顔見知りではあるけれど、それほど親しくしていない(よく知らない)人や、ビジネス上の顧客と会話している時に、一方的に同意を求められて、どう反応していいか困ってしまったことはありませんか?
私は何度もあって、たいていは面倒くさいのと、大人の対応と言うことで、あまり深く考えずに適当に相づちをうったり、同意をしておきますが、あまりにもしつこく「ね、ね」と同意を求めてくる人に対しては反論したことがあります。
元々そのように自然と同意を求めるのは、親しい人に対して「あなたなら私の考えや思い、立場をわかってくれますよね?」っていうところからきていると思うのですが、そうではなく、親しくない人や初対面の相手に対しても、「自分の考えと同じであるはず」と決めつけて会話する人がいます。
もう10年ぐらい前の話しですが、同僚ではないのですが同じ職場で時々一緒に働くことがあった人で、ある日仕事が終わってから二人で世間話をしていました。その方と私の家が割と近いことから、近所にある総合病院の話しになって、その方がその病院の悪口を次々と言い出しました。
最初はそんなことがあるのか?って半信半疑で聞いて、適当に相づちをうっていましたが、話しはドンドンと深まっていき、「以前にこんなひどい対応だった」「まともな医者がいない」「診察代は高い」「いい加減な検査をする」etc.と、ずっと悪口ばかりで、いいかげん閉口気味でした。聞いていながらこういう患者のことをモンスターペイシェントって言うのかなぁって考えていました。
それまでその総合病院の悪い評判は聞いていませんでしたし、妻が病気したときも、家から一番近い病院というわけでもないのに、大事を取ってわざわざその病院へ通っていたこともあり、近所の評判としては悪いどころか、逆に好意的なものと思っていました。
それでもなんとかその病院に対して悪いイメージを共有し同意して欲しいらしく、「こんなひどいことを言われた」「ひどい診察だった」「患者の言うことを聞いてくれない」などと次々と繰り出しながら、「ね、ひどいと思いません?」「ね、そう思うでしょ?」と、ひとつずつ確認するかのように同意を求めてきます。そういう話し方を特にする人でした。
あまりにもいちいち同意を求める話し方と、同意するのが当たり前だという高圧的な言い方を感じたので、「そうですか?詳しくはわからないけど、私はそうは思わないですけどね」って返答しました。
その時の相手の顔は今でも忘れることができません。
「鳩が豆鉄砲をくらったような顔」というのが正しいのかわかりませんが、まさか反論されることがあるなんて、夢にも思っていなかったという驚いた顔です。
その相手の方は、私よりも少し年配で、しかも小さいながらも会社の社長を務められていた方で、部下をはじめとして自分の意見に真っ向逆らう人などいなかったのでしょう。つまり自分の主張に対しての不同意に慣れていないというか、「え、まさか!」という思いがあって言葉が出てこなかったようでした。
しかし私は「少しは気を悪くされるかな」と思いつつ、その方の部下でもないし、仕事でもお世話になっているという関係でもないので、その方の独善的な考え方とそれを他人に押しつける話し方に不快を感じ、なにかがプチッと切れて異議を唱えたわけですが、それっきりその方とは会話はモチロン、目を合わすこともなくなったのは当然の成行でしょう。
「携帯やスマホが常に気になる」「LINEやメールは読んだら返事はすぐに返す」という人の多くは「人間関係に怯えている」っていう心理分析があるらしいのですが、人間関係だけを大事にするならば、例え自分とは違う意見であっても、同意を求められたときは不本意ではあるけれどもとりあえずは同意をしておく、メールやLINEならすぐに返事を返すというのが基本でしょう。
半沢直樹じゃないですが、上司の指示や意見に真っ向逆らうことは会社員としては成功しません。一般的には「長いものには巻かれろ」式や、「周囲と軋轢を起こすな」が長い会社員生活には求められるのが普通ですので、よい子は真似してはいけません。
その点、私はあまり人間関係を気にする方ではないので、言いたいことはすぐに言ってしまうし、言わなくてもいい余計なことまで言ってしまって、あとで後悔してしまうこともよくあります。もちろん直属の上司や部下、顧客はできうる限りリスペクトし、譲歩や我慢を持って接しますが、そうでない相手にまで余計な気を遣いたくありません。
私的なメールや電話の返信や折り返しのコールバックも、何日も放置するわけではないけれど、気がついたからと言ってすぐにせず、暇なときにまとめてやればいいかぐらいな感覚です。もちろん内容的に緊急を求められている場合は別ですけど。
そこで、私の文章や会話では、そうした「○○だと思いませんか?ね、そうでしょ?」と言った他人に同意を求めるような会話や文書はできるだけしないようにと気をつけています(あちこちに使っていますけど)。
このブログの場合はあらかじめ「独断と偏見と無知」を決め込んでいるのでなにを言われてもいいとしても、普段の仕事上でむやみに使ってしまい唐突に思わぬ反論を返されても困りますので。
特に絶対的な自信家や、自己中心的な世間知らずの人に限ってそういう物言いをする人が多いのも特徴で、自分には才能があり、世界は自分を中心に回っていて、自分の考え方や気持ちが一番大事で唯一信じられ、それを周囲の人にも認めて欲しいのでしょう。それが習性になってしまっている人と付き合うのは本当に面倒くさく、迷惑千万です。
【関連リンク】
768 無口な人はコミュニケーション能力が低い?
755 電子書籍を普及させるには
672 日々是淡々と
520 若いビジネスマンへ告ぐ
428 報道は弱いモノの味方なのか?
350 ネット上のコミュニケーションは疲れる?
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841
リストラ天国の各データや日記で書いたことはいつ読んでもかまわない「長~く使える情報」を溜めていくことを大きなテーマに据えていて、いわゆる瞬間的に読まれてすぐに用を足さなくなるニュース系の情報を提供するものとは一線を画してきました。
それはつまりタイムリーなフロー型ではなく、社会に根深い問題や、それに対する自分の意見や感想などで、ストック型の情報を残していこうと心掛けています。
公開と同時に多くの方に読んでもらおうとするのではなく、検索していたら出てきたという内容として意識しています。
そこで、過去のリス天日記の記事の中で、「検索して読みに来てもらっている記事はなんだろう?」ってふと思い、過去数ヶ月間のあいだに、リス天日記にたどりついた検索ワードを調べてみました。
そうすると意外と多かったのが、「洗面台+diy+交換」「洗面台+交換+自分で」「洗面化粧台+diy」など、洗面台、洗面化粧台関連の検索ワードが上位を占めて最多でした。
その記事はこちら
洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編
洗面化粧台をDIYで交換 その2工事編
Googleで検索してみると「洗面台 diy 交換」で3番目、「洗面台 交換 自分で」で8番目、「洗面化粧台 diy」でも8番目、「洗面台交換方法」で9番目で、いずれもSEO(検索エンジン最適化)としては上位にランクに位置しています。
そしてGoogle検索結果画面には検索ワードに関連する写真が上の目立つところに出てきますが、その中には私の日記で使った洗面台交換の写真がよく出てきています。これが効いているのかも知れません。
この日記を書いたときは、洗面台のDIYって多少時代が変わってもそのやり方に影響は受けず、ストック型の記事として長く活用してもらえそうと思っていましたが、すでに3年経過しても検索結果の中では一番よく読まれていることに驚きました。少しでも多くの方に役立っていれば嬉しい限りです。
ならば同様なストック型記事として書いたつもりの、今年1月に実施した「浴室のリフォーム、業者選定、工事手順」を書いた記事や、一昨年に実施した「BSアンテナ工事」の記事はどうかな?と思って検索ワードを調べてみましたが、そちらの検索はほとんどありませんでした。思惑が大きく外れてありゃりゃです。
(1)ユニットバスへのリフォーム道険し
(2)続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編
(3)続:浴室のユニットバスへのリフォーム後編
(4)浴室のユニットバス化リフォーム工事完了
(1)我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その1
(2)我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その2
(3)我が家のテレビ視聴環境改善 工事編
その他でよく使われている流入検索ワードでは、「車で行く京都」「京都+車+観光」などで、2年前の日記ですが、Googleでそれぞれ1位と2位を獲得できています。見られた方、参考にしていただけたでしょうか?役立ったか、それとも役に立たなかったか、実際に行った方に教えてもらえると参考になるのですが、、、
クルマで行く京都観光お勧めコース その1
クルマで行く京都観光お勧めコース その2
ユニークなのは「スペンサー+パーカー」での検索ワードがしばしば使われていて、Google検索では12位にありました。書籍の中ではロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズについてよく書いているせいでしょう。
スペンサーシリーズの読み方(初級者編)
ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ
あと、流入元のサイトでは、「不登校、引きこもりからの総合支援教育・CARPE・FIDEM」に貼っていただいているリンクからのものが結構あります。
元々はそこのサイトに書かれていた内容を一方的に引用し、紹介した記事だったのですが、その後、そのサイト内で当リス天日記の内容についても少し触れていただき、リンクも貼っていただきました。感謝です。
その記事というのは、
「引きこもりが長期化する前にすべきこと 2013/3/9(土)」
そして、このリストラ天国日記やメインサイトの本来の目的だったハズの「リストラ」や「再就職」関係ではどういう検索ワードでやってこられるのか言えば「○○(企業名)+リストラ」とか「履歴書+虚偽記載」、「○○(企業名)+倒産」という検索ワードで来訪された方が散見されます。しかし悲しいことにあまりそれらの件数は思っていたほど多くはありません。
これらの雇用・労働問題も法律が変わればともかく、ある程度は陳腐化しないような、話題をできるだけ提供してきたつもりですが、タイムリーな人気ワードがなく、なかなか検索ワードで上位に入ってきません。これはちょっと反省材料です。
2014年4月1日から、7月31日までの4ヶ月間で、当ブログへ入ってくるのによく使われた検索フレーズのTOP30は下記の通りです。
ちなみに2002年~2003年頃には、長いあいだGoogleでもYahoo!でもぶっちぎりの検索順位1位を獲得していた「リストラ」ひと文字の検索結果は、現在39位と当時の勢いはなく見る影もありません。
ま、すっかりこのサイトの目的が変わってしまったのと、検索アルゴリズムなどが単純ではなく複雑になり、素人のSEO対策では追っつかなくなってきたのでしょう。
(※検索時期によって順位は常に変動しています)
【関連リンク】
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