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ハリー・クバート事件(上)(下) ジョエル・ディケール

スイス人作家が書いたアメリカが舞台の長編小説でベストセラーとなった作品です。これが長編作品としては実質的なデビュー作ということで驚きです。2014年に単行本、2016年に文庫本が出ています。

小説の中でも、デビュー作で大ヒット作をかっ飛ばした男性小説家が主人公で、その後、第2作目がさっぱり書けず、高額な出版契約をした会社とも気まずくなり始めています。

学生の頃に作家となるためにいろいろ指導してくれた師匠の大学教授にスランプだと泣き言を言うと、ニューヨークから離れ、師匠が住むニューイングランド地方の家へ来て静養すれば治るかもと言われ、しばらくそこで過ごすことになります。

その時、師匠の家で、ある少女と師匠が仲睦まじく一緒に写った写真と、その少女が33年前に謎の失踪を遂げたという新聞記事の切り抜きなどを見つけます。

そして、自宅のNYへ戻ったあと、今度はその師匠が33年前の殺人容疑で逮捕されたという連絡が入り、急ぎニューイングランドの師匠の家に向かいます。

師匠の家の庭で失踪した少女の骨が見つかったという容疑で、師匠は知らないと否定しますが、かなり不利な状況の中、そこでなにが起きたのか、小説の執筆は忘れて自分なりの捜査を始めます。

やがて、その捜査を通じてわかったことをノンフィクションとして書くことで、その本は大ヒット間違いないと出版社から言われ、昔、師匠から教えてもらった通りに、事件の模様を書いていくことになります。

ただそれだけですが、事件が複雑にあれこれ絡んでいて、恋愛あり、捜査を妨害する身元不明の人物の反撃あり、被害者家族の問題や、どんでん返しなど、エンタメ系小説に求められる要素を全部ぶち込んで、一気読みしたくなりそうな息つく間もないスケールの大きな作品に仕上がっています。

細かな点では、警察やマスコミの大げさな反応など、アメリカ人のステレオタイプ的な表現が多くあり、そこはアメリカで時々過ごしていたとは言え、外国人が描くアメリカ社会とアメリカ人像の象徴みたいなものなのだろうという感じがします。

上下巻で1000ページ近い長大なミステリー小説で、分厚い文庫を最初手に取ったときは読むのに骨が折れそうと暗い気持ちになりましたが、読み進めていく内に、謎が謎を呼び、上巻が終わる頃には、とにかく早く結末を知りたいという焦りと感情がわいてくる魅力ある作品でした。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

とにかくうちに帰ります (新潮文庫) 津村記久子

著者は作家になる前、約10数年間、会社員として勤めた経験がある方で、そうした職業経験からくる話しが多い作家さんです。

私は2015年に「ワーカーズ・ダイジェスト」(初出2011年)を読んでいます。

10月後半の読書と感想、書評「ワーカーズ・ダイジェスト」2015/10/31(土)

今回の作品は2012年に単行本、2015年に文庫化された、短編小説集で、テーマはいずれも普通にどこでもありそうな会社勤めの風景や、サラリーマン群像といったところです。

「職場の作法」は何話かの連作短編で、さらに同じ登場人物で「バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ」が続き、単独の短編として「とにかくうちに帰ります」が続きます。

正直言うと、あまりにも平凡で抑揚もない淡々とした語りで、読み進めていくのがつらいと何度も思いました。人の生き死にもなく、憎悪や嫉妬もなく、巨額マネーも動かず、愛憎や官能を揺すぶるものもないテーマで小説を書くという難しさがわかります。

それなら途中で読まなきゃいいのですが、その先になにか面白いことがあるかも?と思って、短編でもあるので最後まで読みました。でも最後まで特になにか心に響くようなこともなく、淡々としたまま終わってしまいました。

こういう小説に共感を感じる人も多いのでしょうけど、私には時間の無駄としか思えません。

そう言えば、前に読んだ小説でも、やたらと淡々と日々が過ぎていくだけという平坦な小説があり、最近そういうのが増えてきているのでしょうかね。

いや、別にド派手なジェットコースター小説を求めているわけではないのですけど、ここまで草食系に特化した小説というのは、今は私にとっては面白くもなんともないです。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

代償 (角川文庫) 井岡瞬

著者は1960年生まれで、広告会社を経て2005年に「いつか、虹の向こうへ」で作家デビュー、この作品はデビューから6番目(長編としては4番目)の小説で、2014年に単行本、2016年に文庫化された長編小説です。この著者の作品を読むのはこれが初めてです。

見てはいませんが、この小説を原作として、小栗旬主演のネットドラマが2016年に製作されたようです。

前半はとにかく主人公の暗くつらい日々が続きます。普通の家庭の一人っ子として生まれた主人公の子供時代ですが、近所に引っ越してきた親戚の同学年の子が現れたことで、その生活は一変してしまいます。

まず自宅が火事に遭い、両親が焼死してしまいます。火事になっても目が覚めなかった両親には一時的に預かっていたその親戚の子供が両親に睡眠薬を飲ませたからというのがあとでわかります。

両親を失った主人公はその親戚に預けられ、親が残した保険金や財産は後見人となったその親戚の両親に奪われ、さらに育ててやっているのだという差別的で屈辱的な日々を過ごすことになります。

後半は、一変して、そうした過酷な環境から友人とその叔父の助けで抜け出すことができ、大学にも通い、司法試験に合格した後、弁護士の職に就くことになります。

そんな中、両親を火事で殺し、その後一緒に住んでいた親戚の子が、強盗殺人容疑で逮捕され、その弁護人として主人公を指名してきます。

そうした様々な感情を持ちながら、弁護を引き受けることになった主人公は、再び親戚の子とその母親に巧妙な罠を仕掛けられながらも、同級生だった友人の助けもあり、切り抜けていくという気の重くなる話しです。

邪悪な犯罪のオンパレードで、鬱の状態や、精神的に落ち込んでいるときなどはあまり読むのはお勧めしません。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

介護ビジネスの罠 (講談社現代新書) 長岡美代

介護・医療ジャーナリストの著者が書いた2015年刊の新書です。タイトルで想像ができるとおり、介護ビジネスに巣くう怪しげな実態が赤裸々に書かれています。

真面目に取材をして丁寧に書かれたものですが、節々に「筆者が取材をしたので」「テレビや雑誌で筆者が訴えかけたので」という自身の売り込みがあちこちにみられ、新書にはよくある自身の自慢本、広告本とも言えます。

著者はこうした書籍などが元となって「介護ビジネスの専門家」「介護問題に詳しい識者」という社会的な位置づけを手に入れて、それを確固たるものにしようとしているのがわかります。なかなか商売上手な方です。

それはさておき、内容については、ややディフォルメがされているような気もしますが、著者の一方的な見解と持論が主になっていて、非難の的に上げられた介護施設などの事業者の言い分などは、取材を受けてもらえないという理由からかまったく不明で、したがって一方的な批判に終始しています。

しかも批判するだけして、その矛先は匿名で、実際の会社名や介護施設名を書くと名誉毀損で訴えられることを免れようとしているのか、あるいは確信を持った事実ではないのかも知れません。

役所や病院、福祉施設にも見放された行き場のない要介護者の受け入れ先として、囲い込みなど問題が多く、介護保険や医療保険の制度を食い物にしていると指摘する介護事業者は、糾弾されるべきなのか、それとも実際に多くの利用者があり、また今後も増加していく介護難民のことを考えると、どこかで折り合いを付けるべきなのか私にもわかりません。

ただ、この本を読んで、いかに国や自治体などの対応がいい加減で、付け焼き刃的なモノであるかと言うことは理解できますので、あらためて家族のことは家族で決め、対処するというのが大事だろうと思いました。

また本来なら要介護者の家族が本来一番表面に出てこなければならないはずが、この本ではなにか意図してのことなのか、まったくと言ってよいほどに触れられず、要介護者の代理人的に出てくるのはNPO団体だったり、ケースワーカーだったり、ケアマネージャーだったりが登場してくるのはちょっと偏向していて安易な感じもします。

タイトル含め刺激的な内容で、関係者以外にはなかなか知り得ないことも多く、またこれからは介護と無縁でいられる人は少なく、法律が改正される前の情報で書かれていることが多いものの、参考なる話しではないかと思います。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

黒冷水 (河出文庫) 羽田圭介

2003年単行本、2005年に文庫版が発刊された小説で、著者がまだ17歳の高校生時代に、河出書房新社が主宰する文藝賞に応募、見事受賞した小説家デビュー作品です。

著者は2015年に「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞しましたが、その時同時受賞となった又吉直樹著「火花」が大きな話題となりました。

タイトルからホラー小説かな?と思って読み始め(最近カバー裏のあらすじ等は事前に読まないことが多い)ましたが、まったく違って、高校生と中学生の男兄弟をそれぞれの視点から、互いに憎しみ合っていく姿を描いたちょっと気味の悪い家庭内小説です。

個人的にも男兄弟がいるので、それと少しかぶってしまったせいか、夢にまで出てきました。

最後の最後で、ちょっとしたひねりもあり、本当に高校生が書いた小説か?と思える出来でした。賞の審査員達もみなそう思ったのでしょう。

その最後のひねりの箇所は必要だったかどうかは、読む人によって変わってくるかもしれません。私はひねくれですので、多くの人が「ひねり最高」派だと思うので、「なくてもよかったんじゃないの」派です。

ともかく、最近は本職の小説よりも、テレビのバラエティやコメンテーターで見かけることが多くなっていますが、読みたくなる長編の力作をお願いしたいばかりです。

★★☆


【関連リンク】
 11月前半の読書 孤舟、天使の卵 エンジェルス・エッグ、社会人大学人見知り学部卒業見込、沈黙の町で、流れ星が消えないうちに
 10月後半の読書 開かせていただき光栄です、新版 ユダヤ5000年の教え、深夜特急〈第一便〉黄金宮殿、ようこそ断捨離へ
 10月前半の読書 傷痕、季節の記憶、夜が明けたら、お墓の大問題、嫉妬をとめられない人



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君の膵臓をたべたい 2017年「君の膵臓をたべたい」製作委員会 配給東宝
監督 月川翔 出演者 北川景子、小栗旬、浜辺美波、北村匠海

住野よる氏の2015年刊の作家デビュー作品を原作とした青春恋愛映画です。

こうした若くて綺麗な女子高生が大病を患い余命幾ばくもないという設定は、片山恭一著の青春恋愛小説「世界の中心で、愛をさけぶ」でも話題となり、ちょっと今すぐに思い出せませんが、その他にもいくつもの作品があって一般的ですが、そうしたシチュエーションは一定の根強い需要があるのでしょう。

映画では高校時代と、現在の12年後が学校を中心に行き来します。主人公が12年後にはその同じ高校で教師をしているという設定です。

甘酸っぱくも切ない二人や友人との関係は、今の高校生にとってはありえねぇーって感じでしょうけど、高校を卒業して10数年経った人にとっては、想い出は美化されているので、自分の高校生活を思い出したりしてこうした映画にベッタリと寄り添えるのでしょう。

いかんせん、それだけに、もう高校生活なんて平安時代か明治維新とも区分できないほど遠い昔の出来事となっている60過ぎのオヤジが見るにはちょっと耐えられないかも知れません。

そんな内容を知らずに見た私が悪うございました。映画自体の出来は今まで大作やヒット作と言われる作品がない監督が手がけたにしてはよくできていると思います。日本アカデミー賞でも優秀作品賞などを受賞していますのでそれは間違いないところです。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

わたしを離さないで 2010年英・米
監督 マーク・ロマネク 出演者 キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド

英国のノーベル賞作家、カズオ・イシグロが2005年に発表した同名のSF小説が原作の映画です。その小説は、4年前の2014年に読んでいます。

11月後半の読書と感想、書評「わたしを離さないで」2014/12/3(水)

この映画以外に、私は見ていませんが、2016年に綾瀬はるか主演で日本に舞台を変えて、テレビドラマ化がされています。

映画は基本的には原作に忠実に作られていて好感が持てます。著者自身が製作総指揮として加わっていた影響があると思われます。

ストーリーは、医療技術が進み、臓器の移植により長生きができるようになった英国の1980~90年代と思われる架空の世界。そこでは健康な臓器を提供するためだけに生まれ、育てられる「提供者」と呼ばれる人達がいます。

その「提供者」のひとりが主人公で、幼いときに一緒に過ごした提供者の仲間との日々、成長してからの提供者同士の短い恋愛、そしてやがて順次臓器提供がおこなわれ、友人や恋人が当たり前のように亡くなっていきます、、、

小説で読んでいると、実感はわかなかったものの、こうして臓器が次々と取り出され身体が弱っていく提供者達を見ていると、わかっていてもむなしく涙が出てきます。

現実の社会でも、お金持ちは多額のお金と引き換えにして、誰かわからない臓器を闇市場で買い移植するというビジネスが、一部の国ではおこなわれています。

その場合の臓器提供者は、合法的な脳死した人からだけでなく、浮浪児や誘拐された被害者、人身売買された人、犯罪者だったりすることもあるそうで、すでに小説のフィクションが現実におこなわれています。

そういう現実味を帯びてきた感のあるSF映画でまったく身震いする怖い話しですが、英国ののどかな田園風景など映像は美しく、決して感情的にはならず、淡々と描かれているのがまた臓器移植の行き着く先と人間の愚かな顛末を考えさせられます。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

三度目の殺人 2017年 「三度目の殺人」製作委員会 配給東宝
監督 是枝裕和 出演者 福山雅治、役所広司、広瀬すず

是枝裕和監督と福山雅治のタッグで「そして父になる」以来2作目となる作品で、日本アカデミー賞で最優秀6部門、優秀賞4部門を獲得しています。

そして父になる」でもそうでしたが、この監督は、決してハッピーエンドや、スカッと事件が解決した明るい結末を示すのではなく、終わった後になにかもやーとした言い様がない後味を残します。

殺人犯人役に役所広司が、国選で弁護士に就いた主人公のエリート弁護士役の福山雅治を混乱の極みに追いやっていきます。

30年前にも強盗殺人を犯し、出所してからの2度目の殺人ということで、死刑は免れない状況で、犯人は供述をコロコロと変えていきます。

その理由を調べていくと、被害者の娘(広瀬すず)との関係が見え隠れし、被害者は殺されて当然というムードになっていきますが、果たしてその真実は、、、

不思議なのは、役所広司演じる犯人は、今回の殺人を入れて2度の殺人を犯したことになりますが、タイトルの「三度目の殺人」とは、どういうことなのか?、そして、本当に殺害したのはこの犯人なのか?、節々に登場する十字架やそのイメージはなにを象徴しているのか?など、見る人に挑戦するかのように疑問を残したまま映画は終わります。

と、まぁなにか不思議なストーリーで、こうした見る人にモヤモヤを残して終わるというのは、それがネットなどで拡散し、論争が拡がっていくという最近の新たな作戦なのかも知れません。

個人的には、「なにか見落としていたか?」と不安になり、あまり嬉しくはないですが、こういうのがウケるのも、なにか霧がかかって先が見えない最近の社会を象徴しているのかもですね。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

何がジェーンに起こったか? (原題:What Ever Happened to Baby Jane?)1962年米国
監督 ロバート・アルドリッチ 出演者 ベティ・デイヴィス、ジョーン・クロフォード

主演の二人は1930年代~40年代に人気だった女優で、二人とも晩年の60歳近くになってこの映画で姉妹役として初共演と話題になった、ミステリー&サスペンス映画です。

映画の中で妹は子役時代に「Baby Jane」と呼ばれ大ブレークし、大人気となりますが、大人になってからは売れない大根役者に成り下がり、子供時代は地味だった姉が、演技力で大女優となります。

しかしその姉は人気絶頂期に交通事故で下半身不随となり、晩年を精神に異常を抱えている妹とともに暮らしています。その交通事故は妹が姉の成功を嫉妬し、殺そうと思って起こしたものだと噂が立ちます。

その姉妹が憎しみ合った晩年の生活と、そこで起きる様々なことは、当時流行だったヒッチコックのサイコ調の雰囲気が漂います。

この大女優二人、実生活の場でもあまり仲良くなかったみたいで、妹役の女優だけがアカデミー主演女優賞にノミネートされると、姉役の女優は受賞反対運動を起こすという騒動まで起きています。

それはさておき、妹が精神を病んだ理由と、姉の交通事故に関係があったことが最後になってわかるという仕掛けです。

若い当時は可憐で美しかった元人気大女優が、髪の毛を振り乱し、狂気の精神異常を演じるというのは衝撃だったでしょう。

ま、なんというか、古いですけど、見応えのある良い映画でした。

★★☆

【関連リンク】
1254 甘い生活、フューリー、劇場版 進撃の巨人 前編 紅蓮の弓矢
1244 幕末太陽傳、きみに読む物語、パシフィック・リム、家族はつらいよ2、岸辺の旅
1194 秘密 THE SECRET、山の音、君の名は。



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ちょっと古いデータですが、書籍(雑誌のぞく)の年間発行部数は、出版科学研究所調査でおよそ8万点(2015年)です。1年365日で割ると1日平均219冊もの書籍が新しく発刊されていることになります。

この8万点は、文学などの他、学術系の専門書や超絶マニア向けのもの、教科書、マニュアル、参考書など、普通の書店に並ばない書籍も含めてです。

ご想像通り、書籍の発刊点数は緩やかながら減少傾向にあって、不動産業などその他の事業で稼いだりできる大手はともかく、中小零細の出版社の悲痛なうめき声が聞こえてきそうです。

2014年~2016年 部門別 新刊書籍 出版点数と新刊書籍 平均定価(円)




個人的に興味があるのは主として文学部門で、2014年から2016年にかけては13,484点、13,390点(前年比99.3%)、13,381点(前年比99.9%、書籍全体の約17%)と、ほとんど下がってはいません。書籍全体ではこの3年間で3.5%ダウンしています。

意外と言えば意外ですね。

これは、まず文学系書籍を出版しているのは概ね大手出版社が多く、出版不況でもまだ持ちこたえられているってことと、総合出版社として書籍全体の落ち込みを少しでもカバーするために、出版数を無理をしてでも増やそうという方針があるようです(推測です)。文学は専門書などと違い、数打ちゃ当たるかも知れませんしね。

2016年文学の出版点数13万点のうち文庫本はといえば、調べてみたところ推定ですが約8300点ほどです。全文学書籍に占める割合は6%ほどで、意外と少ないなと感じます。

新刊本だけではないですが、書店の売り場面積では文庫本が約1/5ぐらい(20%)を占めているところが多い感じですので。

これは文庫の場合、あまり新規性、話題性はなく、どちらかと言えば単行本としてよく売れた本の数年後に発売される廉価版という位置づけですから、新刊書籍の中に占める割合としてはそれほど多くないのだと思われます。

もっと言えば新刊で出た単行本文学書のうち、6%だけが文庫になっていると言えます。新人作家なら、出版した単行本を文庫化してもらうことが、ひとつの大きな目標となりそうです。

次に雑誌です。

ちょっと飛んでいますが、2010年、2015年、2016年の雑誌出版点数推移です。




雑誌の出版総数は、2010年4,056点、2015年3,674点(2010年比90.6%)、2016年3,589点(前年比97.7%)と、先ほどの文学系書籍と比べると、やや下がり方が大きいのが特徴です。

雑誌の部門別では、特に「読物」系が2010年446点、2015年338点(2010年比75.8%)、2016年323点(前年比95.6%)と年々落ち込みが目立ちます。

中には出版書籍から電子ブックへの転換が順調にいっているものもあるかも知れませんが、電子書籍は規模としてはまだ小さいものです。

年間書籍、雑誌販売額はおよそ1兆5000億円に対し、電子書籍・雑誌は2000億円ほど、率にすると13%ほどです。それでもシェアはもう13%に達しているんですね。知りませんでした。もう小さいなんて言えないかも知れません。

そして年々紙の書籍や雑誌が落ちてきているのに対し、電子ブック市場は年々増加しているので、あと十数年もすれば、やがて逆転する時代がやってくるのでしょう。

時代とは言え、書籍を開いたときの、紙のパルプとインクの匂いが好きな紙の書籍ファンの私としては少し寂しい気持ちです。

【関連書籍他】
戸籍のことならこの1冊 (はじめの一歩)(単行本)

戸籍を読み解いて家系図をつくろう(単行本)

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無戸籍の日本人(ノンフィクション文庫)

【関連リンク】
1219 2800冊の蔵書について(1)
1191 リス天管理人が2017年に読んだベスト書籍
1185 著書のプロフィールについて
1097 出版不況と電子出版の行方
1014 時代遅れの再販制度を変えられるか



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一般的な日本人の場合、普段日常生活の中において、各種手続きをする時に必要となる住民票はともかく、戸籍を意識することはそれほどないでしょう。

小説を読んでいると、出生の秘密とかで戸籍の話しが出てくることが時々ありますが、日本人の多くは、結婚・離婚や、子供が生まれたとき、養子縁組、あとはパスポート取得の時ぐらいしか戸籍には縁がないかも知れません。

つまり結婚せず、海外へ行くこともなければ、一生、自分の戸籍とは縁がないということも考えられます。

通常なら、現在住んでいる場所が証明できる「住民登録」だけでよいと思いますが、元々戸籍は、家督を明らかにし、納税や徴兵のために国が国民を管理するために作られたもので(諸説あります)、特に古い「家制度」の名残とも言えます。

すでにこうした戸籍制度を持つ国は、台湾と香港以外にはなく、その点では日本もいずれ戸籍制度が見直しされることになるかも知れません。

江戸時代以前と違い、人の移動が盛んになった現在、戸籍のある本籍地はどこだったっけ?というケースが出てきますし、役所でも戸籍と現住所の2重に管理が必要で無駄も多くなります。

例えば、出身が沖縄で戸籍も沖縄にありながら、仕事の関係で長く北海道に住んでいて、その間に、地元の人と結婚することになると、(世帯主の)戸籍のある沖縄へ婚姻届を出し、子供が生まれると沖縄の役所へ出生届を出し、海外旅行のためパスポートを申請するときにまた沖縄から戸籍謄本を取り寄せることになります。面倒くさいですよね。

もちろん、戸籍(本籍)を今の住まいなどに移すということも可能ですが、十数年に1回程度のことなら、面倒だしそのままという人も多いでしょう。

私はすでに30年以上関東に住んでいますが、生まれ育った関西に今でも本籍地が残したままで、前述の届け出や謄本が必要になるたびに、わざわざ出掛けたり、郵送で申請したりという手間がかかっています。

しかも私が世帯主ですから、配偶者も子もすべてその戸籍に入り、子供のパスポートの申請などにおいても関西の役所からいちいち取り寄せなければなりません。

戸籍の元になる本籍地は、任意に国内であればどこに置くこともできます(転籍届が必要)。

時々クイズに出題されますが、日本人で一番多い本籍地は皇居(東京都千代田区千代田1番)で、約2100人、2番目が大阪城(大阪市中央区大阪城1番)で約800人、3番目が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市甲子園町1番)で約700人と言うことです。

それにしてもタイガースファンというのは、、、

自動車運転免許証は以前は「本籍地」という欄がありましたが、現在(2010年以降)は記載しないようになりました。身元証明としてもよく使われるので、プライバシー保護の観点からでしょう。

住民登録と納税、年金関連はマイナンバーカードで一元化され電子化されましたが、戸籍については旧態依然のまま放置状態です。

様々な行政手続きにおいて、つまらない手書き作業や謄本や抄本発行などに時間をとられるのではなく、公平性と効率化を進め、早くすべての国民データを電子化し、それらによって働き手不足の折、公務員の思い切った削減につなげてもらいたいと願うばかりです。

【関連書籍他】
戸籍のことならこの1冊 (はじめの一歩)(単行本)

戸籍を読み解いて家系図をつくろう(単行本)

黒水牛印鑑黒モミ革ケース付き 選べるサイズ

無戸籍の日本人(ノンフィクション文庫)


【関連リンク】
1089 プチ移住という選択
999 覚悟の地方移住か都市部で介護難民か
889 公的な高齢者移住計画は成功するか?
733 高齢者の地方移住はこれからも進むか

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インターネット、とりわけWebの世界は言うまでもなく流行りすたりが激しく、そのスピード感も従来の感覚でいると置いて行かれることになります。

まだブログという仕組みがなく、ホームページや日記、BBS(掲示板)などと呼んでいた1999年に、無料で使えるからとジオシティーズ(現在はYahoo!ジオシティーズ)を利用し始め、その時は趣味のサイトを作って地味にテキストや写真を貼り付けていました。

次いで2002年春にリストラに遭い、立ち上げたのがこのブログ(日記)の本元「リストラ天国」のサイトで、使い慣れていたジオシティーズに新たなアカウントで場所を確保し開設しました。

2002年当時でもまだブログという形式は一般的でなく、ジオシティーズで提供されていた日記フォームに自身のリストラ顛末やその他日常の話しを書き、BBSと呼んでいた掲示板に意見や感想などコメントを書いてもらうというやり方でした。

そして2010年1月に、その時点ではすでに一般的となっていた便利なブログ機能を活用するため、日記を忍者ブログというサイトへ移行しました。忍者ブログを選んだのは特段理由はなく、無料で使え、使いやすそうだったからです。

その後は8年間、「ジオシティーズは過去の日記のアーカイブやインデックス」&「日々の更新やコメントは忍者ブログ」のコンビで利用してきましたが、ジオシティの無料で使えるホームページ容量にそろそろ限界が近づき、移転か、もしくはジオシティでより多くの容量が使える有料プランに切り替えようかと考えていた矢先、ジオシティーズの閉鎖が決まってしまいました。



元々サイト移転も視野に入れていたので、閉鎖のショックはありませんが、20年近く使ってきただけに閉鎖は残念です。これも時代の流れでしょう。

この閉鎖の機会にもう辞めちゃう?っていうことも考えましたが、せっかく積み重ねてきたコンテンツ(ろくでもないものと自覚してますが)もあり、まもなく仕事を引退することもあり、どうせ暇を持て余すのだからとしばらくは続けようと思っています。

したがって、ジオシティに置いてある記事やコンテンツは、他のサイトに移すことになりますが、その作業自体は引っ越しツールなどがありそれほど難しくはなさそうです。

ただ、URLが変わってしまうので、昔からブックマークをして時々アクセスしてくれていた人は、自動転送期間が終われば、やがて画面がエラーになりますので、その点は申し訳ない気持ちです。

どこへ移転するかは、これから考えますが、ジオシティーズを使ってきた人は活動的でない人も含めて累計で何百万人もいるそうですから、他の方の動向を参考にしつつ、今度は無料ではなく、より便利な機能が使える有料プランのサイトを予定しています。

また度々移転するのも嫌なので、運営(経営)が安定していそうなところが狙いです。

小さなレンタルサーバの会社は、ユーザーに割と親切で細かな点にもよく気がつきますが、資金が尽きてしまうとある日突然事業停止(サーバ停止)となるリスクがあります。またサーバ攻撃や大量アクセスに弱く、そうした時にはエラーで停止状態になる確率は高くなります。

逆に大手レンタルサーバ業者は、サーバ運用技術や経営基盤は安定しているものの、一度囲い込んでしまうと利用料の値上げを実施してきたり、儲からないとみるや、小口の客相手のビジネスは辞めてしまったり、他社へ事業譲渡したりしますので、メリット・デメリット双方あり、悩ましいところです。

もしどこかでいいところがあれば、その理由も含めて教えてください(笑)

すでに多くのジオ利用者が移転準備を進めていて、その移転先を探している客を捕まえようと業者側でもキャンペーンを張ったりとこの業界は賑やかになってきています。

検索で「ジオシティーズ 移転」で検索すれば、そうした情報があふれています。

目標は年内に移転先を決め、年末年始で作業をして、来年1月初旬にも移転を完了したいかな。

忍者ブログのほうは、ずっと無料で提供してくれてありがたく、今のところ大きな不満はないのですが、このご時世でもSSLの未対応や、今年何度か更新ができなくなるマイナートラブルがあったり(何度か問い合わせしましたがまったく返信や反応はなし)と、ちょっと気になることもあり、今すぐではないにしても、他の方法も考えておく必要があるかなぁと思っています。


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