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1205
高齢化社会を反映してか、報道番組やドキュメント番組などで老人ホームが特集されることが増えてきました。

一概に老人ホームと言っても様々な形態や種類があって、なかなかそれが理解できせんが、1月末に火事で多くの高齢者が亡くなった札幌のNPOが運営する生活保護受給者の自立支援施設などは、取材が難しい?せいか、一般的にあまり知られていません。

NHKで昨年放映された『ドキュメント72時間「海が見える老人ホーム」』は、リゾート施設のような立派な老人ホームで、入居するためにはひとり何千万の費用が必要で、さらに長い順番待ちということで、一種エリート高齢者施設です。そういうところは取材が楽なのですね。

さて、そうした、老人ホームや介護施設などが舞台となる番組を見ていて思うのは、登場する高齢者の8~9割方が女性だということです。

上記の『ドキュメント72時間「海が見える老人ホーム」』に登場する入居者も8割方が女性で、しかもみな元気いっぱい。残りの2割の男性は、みなおとなしく、小さくなっているって感じがしました。

そりゃ寿命が違うからと言われますが、2017年に厚生労働省公表の平均寿命は男性が80.75歳、女性が86.99歳ということで、6.24歳だけ平均的に女性が長生きします。約6歳の違いはここ何十年も変化はなく、それが老人ホームの利用者にそれほどに差がつく?って思います。

それにしても、老人ホームに住む男性が少ないなぁって気がします。単にそうしたテレビなどの取材を嫌って表に出てこないだけかも知れませんが。

常識的に考えると、男性は妻の介護の元、自宅で最後を迎え、ひとり残された妻がホームに入るケースが多いのではないかという私の推論ですが、もうひとつの理由として、身体が元気なうちは、共同生活を余儀なくされる老人ホームに入りたくないという強い意志が、特に男性には働いているのではないかなと思っていたわけです。

女性はご近所づきあいや親戚づきあい、ママ友、趣味のサークル活動など、割と誰とでもすぐに仲良くなれて、共同生活もあまり苦にならない素質を持っているように思います。

そして今まで家事や子育て、親や夫の介護で忙しかったのに、それらから解放されて、伸び伸びと余生を楽しんでいる姿が想像できます。

しかし男性は今まで仕事以外の一般社会とは隔離され、特定の人とだけ付き合えばよいという会社人間として何十年を過ごしてきて、今さら見も知らない、価値観も違う多くの人の中で交わり、興味のない人の話を聞いてあげて、あげくは同意や協調を求められても、うまくいくはずもなく、、、

そのように思っていたら、下記のような記事を見つけて、やっぱりなぁって。

男の老人ホーム入居は不屈の覚悟を --- 中村 仁

この元新聞記者さんのブログに書かれていますが、現在老人ホームに入っている主として80代以上の人は、ネットやブログなどで自主的に発信するという意欲も文化もなく、あまり公にはなってきませんでしたが、老人ホームの実態はなんとなく想像が付きます。

ただ、この元ネタの老人ホームに入居しているという人が書いたブログが、リンク先も書いてないし、検索しても探し出せませんので、事実の話しかどうかは不明で、話半分ぐらいに読んでおく必要はありそうです。

一般論ですが、世の中には平気で嘘をつく人も、創作を事実のように話す人もいっぱいいますので、なんでも書いてあることをむやみにそのまま信用してしまうのはよくありません。

と、言うことを前提にして、書いてあることは、まず老人ホームには男性入居者が少なく、まして同じ趣味を持った人は少なく、自分が関心のある話しができないこと、同じ入居者同士でも、相手によるでしょうけど、女性相手に気軽に会話ができないこと、男性がいても難聴や脳梗塞を患っていたりして会話がまともにできないこと、ホーム側も早く手間のかからない呆けた好好爺になってもらいたいと思っていて、刺激がなく早く呆けてしまいそうだということなど、様々な苦労があるようです。

ま、自分は変えずに相手やホーム側に対する感想や不満だけを述べていて、贅沢と言えば贅沢な話しではありますけどね。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

逆に孤独死や高齢者の独居テーマの特集やドキュメンタリーでは、一転して男性高齢者ばかりが取り上げられます。

ガイアの夜明け「どう生きる? "シングル"社会」

高齢女性の独居も多いはずですが、女性は比較的地域やご近所さんとのコミュニケーション、福祉団体との関わりなどがあって、それほど孤立が問題となっていないと思われますが、高齢になってからの男性の独居は、馴染みのない地域社会と断絶されてしまい、孤立を深めていくことになるようです。

お金と健康があれば、まだ救われるのですが、その片方、または両方がなくなると、途端に社会と断絶してしまい、孤独死に直面していきます。

そうしたことが起きないよう、それぞれの所得や資産に応じた老人ホームや介護施設、社会福祉制度があるのでしょうけど、特に男性の場合は、共同生活が嫌で、かたくなに施設等に入居するのを拒むケースが多そうです。

ホームレスの人が福祉施設を紹介されても、風呂と食事だけ使って施設をすぐに出て行ってしまうのと感じが似ています。

施設側でもっとできることもあるでしょうけど、高齢者側が自らの意思で施設に入るようにする説得手法や、高齢者への教育、告知、社会体制なども考えていかないと、なんだか世知辛いし、場合によっては失う者は何もないと自暴自棄で犯罪を犯す高齢者が増加するという世の中になりかねません。

行政もそうした高齢者の実態に詳しいNPOなどと協力して、柔軟な対応ができる制度へ変わっていく必要がありそうです。


【関連リンク】
1020 老人ホームについて調べてみた(2)
1019 老人ホームについて調べてみた(1)
999 覚悟の地方移住か都市部で介護難民か
989 老人クラブの野望


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1204
紀ノ川 (新潮文庫) 有吉佐和子

1959年刊ですのでおよそ60年前に書かれた作品です。和歌山出身の著者がその故郷を舞台にして、激動の明治、大正、昭和とつながっていく、およそ60年にわたる「花」「文緒」「華子」3代の女系女子を主人公にした小説です。

1964年にNHKでテレビドラマ化され、1966年には中村登監督、司葉子、岩下志麻などの出演で映画も製作されました。いずれも見ていませんが、映画は機会があればそのうち見たいなと思っています。

第1部はまず明治時代から始まり、和歌山の九度山村に住む素封家で大地主の娘が主人公で、祖母が決めた縁談に従い、紀ノ川下流の新興の家へ嫁いでいきます。

その主人公が、昭和の時代になって亡くなるまでがこの小説ですので、女3代と書きましたが、実質はこの第一部の明治生まれの女性「花」が最後まで通して主人公といっていいでしょう。

第2部は、元号が大正に変わってから生まれた主人公の長女「文緒」の話しが多く、伝統や家制度などに反発し、昔ながらの女性らしさを求める母親には反抗的で、大学へはその母親から離れたい一心で東京へ出て行き、そのまま東京で恋愛結婚をします。

第3部は、その長女の長女(主人公からは孫)が昭和になってから生まれ、早産のため病弱ながらも、母親と違って、古き伝統などを大切にする考え方が主人公(祖母「花」)と似ている女性です。

文庫の解説にも書かれていましたが、この小説に登場してくる男性が、どいつもこいつも軟弱だったり呆け者だったりして、以前読んだ「女系家族」(山崎豊子著1963年刊)を思い出しました。

2015年9月後半の読書と感想、書評(女系家族)

物語の都度都度に、紀ノ川や和歌山城の美しい風景、方言、地元に様々な言い伝えなどが出てきて、著者の地元愛がよく伝わってきます。

★★★

著者別読書感想(有吉佐和子)

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はじめまして京都 トノイケミキ・宮下亜紀

書籍というか史跡やお店紹介のガイドブックに近いもので、2010年に発刊されています。

著者の二人の女性は京都生まれ、京都育ちとのことで、お寺や神社、カフェに雑貨、京都土産に和菓子やスイーツなど、ちょっとレアなところが紹介されています。いかにも女性向きの趣味かも知れません。

なにかの特集でこの本が紹介されていたので、内容は知らないまま購入しましたが、もう少しうんちくや解説が多い本かと思っていました。写真が中心で読書と言うにはおこがましい部類です。

別に京都だけではないでしょうけど、それぞれの土地を深掘りしていけば、様々な発見があり、美味しいものにも出会えます。

テレビで安上がりな街歩き番組が隆盛を極めるのも、そうした新鮮な発見や出演者との出会いがほのぼのとして視聴者に喜ばれるからでしょう。

以前は、そうした街歩きとは言え、すべて事前に仕込みがされていて、中には番組スポンサーを忖度したお店や内容が含められていたりして、裏側が知れると興ざめもしましたが、最近の街歩きは、そうした反省からか割とぶっつけ本番になってきています。

でもその場合でも、生放送というケースはないので、後の編集作業でいくらでもうまく印象を変えてしまえます。都合が悪い部分、本音がポロッと出た部分はもちろん放映しませんし。

こうしたガイドブックも、以前は取材する店(大きく取り上げる店)から広告宣伝費をとって掲載するというバーター的なものがほとんどでしたが、ネット社会になってからそうしたあからさまな紹介本はすぐにバレてしまうので、この本のように広告などとは関係なしに、著者の感性だけで気に入った名所やお店、人物を紹介しているという体が増えてきています。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

訣別の海 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ) ロバート・B・パーカー

ジェッシイ・ストーンシリーズ第5作目の作品で、2006年に米国で発刊、日本語翻訳版は2007年に出版されています。原題は「Sea Change」、直訳すれば「海の変化」です。

ジェッシイ・ストーンシリーズは「暗夜を渉る」「忍び寄る牙※」「湖水に消える※」「影に潜む※」「訣別の海※」「秘められた貌※」「容赦なき牙」「夜も昼も」「暁に立つ」と全部で9作品があり、そのうち※マークの5作品を読んだことになります。

またこの小説を原作としたアメリカの映画「警察署長ジェッシイ・ストーン 訣別の海」が、2007年にトム・セレック主演で製作されています。

舞台はボストンの近くにある架空の地方都市パラダイスで、その関係もありボストンが舞台のスペンサーシリーズでお馴染みの登場人物達が時々出てきたりします。

この小説でも、ヒーリー警部、リタ・フィオーレ(弁護士)が登場し、名前こそでてきませんが、スペンサーと思われるボストンの私立探偵から聞いたという話しも出てきて思わずニヤリとします。

逆にスペンサーシリーズの中で、ジェッシイ・ストーンが登場するのは、シリーズ30作目の「真相」(2003年)です。

内容は、海で溺死したと思われる女性に、なにが起きたのかを問い詰めていくという、いつものパターンですが、当初から疑わしいと思われた二人の金持ちで遊び人のヨット乗りから、突然、方向転換する終盤に緊迫感があってなかなかよろしい。

ただいつものことながら、主人公の警察署長は、浮気して離婚した元妻とまた暮らし始めていて、その点でグズグズと思い悩み、精神科医にもかかっている姿はどうにも釈然としないです。

アル中だった過去と決別したのはローレンス・ブロックの「マット・スカダー」と似てはいますが、マットはここまで女性に対し、意志薄弱、軟弱ではないですね。

いわゆるスペンサーシリーズのようにハード・ボイルド一辺倒ではない主人公を描きたいのだと思いますが、犯人を追い詰める姿と、元妻とデートするシーンとであまりの落差に読者は戸惑ってしまいます。

★★☆

著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)

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ファミレス (角川文庫)(上)(下) 重松清

2013年刊、2016年に文庫版が発刊された長編小説で、元は2012年から日経新聞夕刊に連載されていた作品です。2017年には遊川和彦監督、阿部寛、天海祐希主演で映画「恋妻家宮本」というタイトルで公開されていました。

映画も見てないし、日経夕刊も読んでいないので、どういう内容かはまったく知らずに読み始めました。

主人公は40代後半の中学校の国語教師で、子供達が就職や進学で家から出て行き、突然夫婦二人だけの生活になり、長く連れ添った夫婦関係がギグシャクしてくる頃です。

二人目は、その主人公の同世代の友人で、大手出版社で雑誌の編集長をやっている男性の妻は介護を理由にして京都の実家へ帰ってしまって別居状態。

三人目のもう一人は、嫁と姑の関係がこじれて離婚し×1となった男性で、再婚するにあたり、実家のお弁当屋をそのまま継ぐと、再び妻に嫁姑の関係で気苦労をかけると判断し、キッチンカーを購入し、お弁当やおかずの移動販売を手掛けている男性が話しの中心となります。

そこへ主人公と編集長が趣味で通っている「男の料理スクール」の講師で×2の女性が関わってくることになります。

その講師には妊娠している娘がいて、相手は元・売れないロックバンドメンバーで、妊娠を知ってバンドを辞めたものの、講師親子からは絶縁されています。

その他、主人公が勤める中学校の生徒で母親が不倫していたときに事故に遭い入院してしまったり、主人公の妻が書いた離婚届が本の間からみつかったりと、とにかく夫婦の関係がこれでもかというぐらいに揺さぶられていきます。

こういう小説を読むと、「結婚ってなんなの?」とか「夫婦ってなに?」って考えさせられます。

タイトルの「ファミレス」も、「ファミリーレストラン」の略ではなく、家族ではなく、独身者が多く集まる「ファミリーレス」の縮小型ではないのか?と、父親は海外へ単身赴任し、母親は不倫という夫婦の子供に言わせています。

でも現実に、専業主婦がメインだった時代を過ごしてきた妻が、夫が定年を迎えた機会に「熟年離婚」を言い出して騒がれた時代から、今では子育てを卒業して「卒婚」と称し、共働き夫婦で、まだお互いが元気なうちに新しい生活を手に入れようと別れる時代へと変わってきているのかも知れません。

私は別に結婚にこだわる古い考え方でもなく、また大きなお世話ですが、そうした流行で今後ますます結婚したいと思う若い人が減っていくことがないように願うばかりです。

★☆☆

著者別読書感想(重松清)

【関連リンク】
 2月前半の読書 夜明けの光の中に、山猫の夏(上)(下)、人間の分際
 1月後半の読書 ビター・ブラッド、ちょっと今から仕事やめてくる、リバース、23区格差
 リス天管理人が2017年に読んだベスト書籍 2018/1/13(土)

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1203
この日記でも読書感想を書いていますが、若い頃から読書は好きで、ここ何年か年間100冊程度の本を読んでいます。

ところが、50歳ぐらいから当然のごとく老眼が入ってきて、普段から使っている近視用メガネでは小さな文字や薄暗い場所では文字がかすんで読めない苦しみに遭っています。

以前は地下鉄の中でも普通に岩波文庫の小さな文字が読めましたが、2011年の東日本大震災以来、電車内の照明が暗く落とされてしまい、同時に老眼が着々と進んできたこともあり二重苦で、結構つらい思いをしています。

また夜寝る前にも、ベッドで読書をするのが日課ですが、昼間にパソコンで仕事をし、資料などを多く読んだ日は、夜になると目が疲れてしまって、眠くなくても目がショボショボとして開けているのがつらい時があります。

そこで、「読まなくても誰かが朗読してくれたら、目を閉じたまま聞くだけでいいのにな」とずっと思っていましたが、当然そういうオーディブックのサービスはすでにいくつもあります。

(参考:オーディブックサービス)
FeBe
audiobook.jp
Audible

昔、カセットテープのウォークマンが流行ったときに、音楽だけでなく、小説や落語、英会話レッスンが吹き込まれたテープも買って聴いていたことがあります。

飛行機や新幹線の中など、長時間ひとりで乗るときには重宝しましたが、ただ、当時は目も悪くなく、カセットテープをいくつも持ち歩くのが面倒で、音楽のように何度も繰り返し聞くようなものでもないので自然消滅していました。

いまは、当然ながら音源をスマホに入れるだけでいいので、持ち運びの手間はありません。

有名な俳優や女優が朗読してくれる小説CDというのを、テレビで盛んに宣伝していたので知りましたが、たぶん私のように目で読むのがつらい団塊世代など高齢者向けの商品なのでしょう。

聞いて楽しむ日本の名作 朗読CD全16巻(ユーキャン)
「疲れないのがとても良い」「昔、読んだ作品も新鮮に楽しめる」「耳で味わう文学が、これほど素晴らしいとは」…
巧みな“声”を吹き込む俳優・文化人の熱演!
市原悦子、大和田伸也、紺野美沙子、寺田 農、中村俊介、林 隆三、柳家花緑、渡辺篤史

広告の媒体が昼間のテレビCMと新聞紙上であること、ダウンロード式の音源データではなくCD-ROM、朗読者が昔に人気があったタレントさんってのが、いかにも高齢者向けの商品であることを象徴しています。

元々、こうした朗読音源は、目が不自由な人向けに作られてきましたが、世の高齢化社会のニーズにマッチした商品、サービスとして急速に拡大しているようです。

また高齢者だけでなく、スマホなしでは生きていけない若者にも、音楽を聞くだけでなく、中には意識高い系読者に向けた、ビジネス書の朗読や資格取得ノウハウ本などの需要も増えていきそうです。恋愛ノウハウ、結婚ノウハウ、子育てノウハウなども、独身の若者達に需要があるのではないでしょうか。

“耳で読む本”「オーディオブック」が急成長した理由(ITmedia)
オーディオブックコンテンツを配信するサービス「FeBe」(フィービー)の会員数は、12年が約7万5000人、15年が約15万人、18年が約30万人と急成長している。

ただ残念なのは、最新の小説や人気の話題作などはそうしたオーディオブックは対応していないケースが多く、そうした書籍の版元の大手出版社が手掛けていないので、数も質も限られていることです。

常識的に考えると、すでに一般化しつつあるダウンロードして文字を読む電子ブックより、オーディオブックは朗読者への支払いが増える分だけコストがかかり、現在のところ紙の書籍や電子ブック以上に売れるとも思えないので量産効果は薄く、また書籍や電子ブックとカニバリが発生することから、難色をしめしているのでしょう。過去に失敗した経験もまだ引きずっているのかも知れません。

まずは、オーディオブックに慣れるという意味合いから、著作権が切れた古典の有名小説を集めている青空文庫がおこなっている青空朗読というサービスは無料で音源をダウンロードでき、それをスマホとかに入れておくと、散歩中や混雑した病院の待合室で便利かも知れません。

青空朗読


目で読むのと違い、耳で聞くというのは慣れてしまえば問題ないのですが、最初のうちはなかなか慣れずに頭に入ってこないかも知れません。

しかし、人間の能力は無限で、何事も慣れでそれが普通になってきますので、まずは無料の音源から始めて、大丈夫と判断できれば、有料のそれも読み放題(聴き放題)の契約に切り替えていくという方法が良いかもしれません。

私は、、、痛い目をこすりつつ、紙の書籍でしばらく頑張ってみます。


【関連リンク】
954 書店数や出版業界売上減と未来
755 電子書籍を普及させるには
743 出版社不況の現状
698 世界と日本の書籍ベストセラーランキング
341 新聞、雑誌、書籍など紙媒体はなくなるか?

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1202
中高年になると気をつけなければならない生活習慣病とは、食事や運動、ストレス、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症・進行に深く関係する病気の総称で、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、肥満、心臓病、脳卒中などがあります。

今回はその中でも「糖尿病」のこわ~い話しです。

”まさか自分が?”は甘いかも~自覚症状が薄い糖尿病の恐ろしさ(投信1)
厚労省の調査結果によれば、「糖尿病が強く疑われる者」(糖尿病有病者)、「糖尿病の可能性を否定できない者」(糖尿病予備群)は各々約1,000万人とのことです(平成28年)。そして、糖尿病の総患者数は316万6千人(平成26年:男性56%、女性44%)

と、糖尿病有病者、糖尿病予備群、患者数を全部を足すと、2300万人という多さです。日本の人口の割合では、20%近くが糖尿病と無縁ではないということになります。

生活習慣病の患者の中では、高血圧性疾患の患者数が最も多く1011万人、次に上記の糖尿病患者317万人、そして高脂血症患者が206万人、心疾患が173万人、がん163万人、脳血管疾患が118万人となっています。(平成28年)

最近では10代や20代でもその予備群が出てくると言うことですが、やはり多いのはなんと言っても中年以降でしょう。

日本の糖尿病患者全体で、20歳から39歳までは5.9%、40歳から59歳までが33.3%、60歳以上が60.8%と年代が高くなるほど罹患率は高くなっています(2011年国際糖尿病連合Diabetes Atlas)。40歳以上で94.1%を占めています。

仮に40歳以上を中高年者として、糖尿病患者や予備群まで入れてその率を見ると、日本人のほぼ3人にひとり(31%)に達します。

私は今のところ幸い、人間ドックでは引っかかることはなく正常値にありますが、油断は禁物です。



糖尿病の検査では、血液検査で空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)の2項目の検査値と、尿検査で血糖値を見て判断されます。

死亡率が長く1位を続けているがん(癌)の生涯罹患率(生涯でがんに罹患する確率)が約50%と非常に高いのは別として、様々な病気の原因となる糖尿病の罹患率も決して低くありません。

糖尿病に罹って放置すると、各種の合併症を発症します。その中でも下記の3つが「3大合併症」と言われています。

1)糖尿病網膜症
 網膜症は視力が低下して、症状が進むと失明に至る

2)糖尿病腎症
 腎臓の機能が低下して腎不全や尿毒症を発し、やがて人工透析が必要となる

3)糖尿病神経障害
 手足の痺れや痛み、足先の感覚が麻痺し、潰瘍や壊疽になる場合がある

いずれも治療費は高額となり、しかも完治することがないので、一生死ぬまで治療を続けていくことになります。

そうしたところから、年間ひとりにつき500万円近くを健康保険組合や国が補助することになる透析治療患者に対してのバッシングが時々表面化します。

仮に50歳で糖尿病腎症を発症し、腎臓透析をおこなうとすると、寿命の80歳まで30年間×500万円=1億5000万円の医療費(組合や国の補助)が、たったひとりに必要となるわけです。

そんなわけで、2016年ですがフリーアナウンサーの長谷川豊氏は自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」というタイトル(抗議を受けて現在「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」に変更)で、積極的に治療をしてこなかった透析患者が、日本の国民健康保険を食いつぶしていると主張しました。

なぜ、糖尿病の疑いが指摘されても、医者のアドバイスを聞かない人が出てくるとかというと、症状が相当に悪化するまで、自覚症状がほとんどないのがこの病気の特徴で、自覚症状が出たときにはもう手遅れで、足の切断や、死ぬまで人工透析が続くと言うことになるからです。

ある調査によると、糖尿病の疑いを指摘されても、治療をおこなわない人がおよそ4割に達するということです。

がんも初期の場合、比較的自覚症状が出ない病気ですが、それでもがんが発病した人に対し「排気ガスで汚れた空気の都会に住んでいるから自業自得だ!」とか「毎年健康診断でX線撮影して放射能を浴びるからがんになるのだ!」と言った訳のわからない誹謗中傷はありません。

がんの場合は、初期発見されると、手術等で完治することも多くあり、割と治療に前向きですが、糖尿病の場合は、がんよりも軽く見られているのか、あるいは完治する見込みがないとあきらめているのか、生活習慣病と言われるように習慣になっていることを人(医者)に言われてあらためるのをヨシとしないのか、早期治療に後ろ向きな人が多そうです。

私も数年前に腹囲測定でメタボの診断を受け(その他、尿や血液検査では異常なし)、医者の忠告には耳を貸しませんでしたが、それでも毎年指摘されるのはどうも気分が悪いので、適度な運動と、食事制限(炭水化物制限)を続け、それ以降の健康診断では問題は起きていません。

ま、自己管理ができる人ばかりではないでしょうし、それを国や行政が強制するような恐怖管理国家でもありませんので、仕方がない面はありますが、やはり中高年以降は自分の体調に敏感になり、普段は良好にしておくと、悪くなったときにどこが悪いという判断がつきやすく、治療や改善策も考えやすくなります。

怖いのは、ひとつの病気ではなく、複合的な合併症で、いくつもの治療を同時に並行しておこなわなければならないというのが最悪のパターンです。

そうならないよう、合併症が起きやすい、糖尿病の症状には多少真剣に対処した方がよさそうです。

【関連リンク】
1193 引退後は健康年齢までの期間が重要
1061 癌は老化現象のひとつという考え
1013 5年生存率と余命宣告
738 日本人の年齢別死因は
737 日本人が罹りやすい病気



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1201
毎日でも食べられるほど好きな料理は?と聞かれたら、私の場合は「カレーライス」と答えるでしょう。まるで子供みたいですが、子供の頃からそれはずっと変わりません。

ラーメンとカレーライスは、日本の国民食という言い方をされますね。それだけ「安く」「手間がかからず作れて」「みんな大好き」ということからでしょう。

一般的なラーメンとカレーライスを比較すると、材料や調理時間はラーメンのほうが少なくて済む代わりに、栄養価は多くの肉や野菜を使って煮込むことからカレーライスのほうがありそうです。

もちろん二郎のように野菜が大盛り、肉も大盛りっていうラーメンもあれば、学食のカレーのように具がなにも入っていないカレーライスもあり、比較は難しいところです。

ちょっとしたエピソードを書くと、社会人になってすぐの頃、朝食は会社の近くの駅近くで済ませていました。

大きな駅だったので、駅の構内にはラーメン、うどん・そば、牛丼、カレー、普通のコーヒー&トーストのモーニングサービスなど、各種の店が並び、毎朝その気分にあった朝食をかきこんでから出社していました。

ある日のこと、朝にカレーを食べ、昼食もカレー、夕食もカレー、、、、そしてその翌朝もカレーと4食連続してカレーライスを食べたことがあります。

当時はすべて外食でしたので、自分で選択していましたが、わざとカレー屋ばかり選んだわけではなく、意識なく、翌朝4食連続カレーを食べているとき、「あれ?なにかカレーが続いているな、、、」ってことに気がついたわけです。

ま、それぐらいカレーライスが好きなのですが、一口にカレーライスと言ってもお店によってラーメン同様様々あり、その味や中身は違っています。

個人的には若いときにはたっぷりした量と脂っこいカツやコロッケ、メンチなどを乗せたこってりしたカレーが好きだったのですが、今は割とアッサリ系で、野菜カレーや、スープカレー、サイドオーダーに野菜サラダをつけたりと栄養面に気をつけています。

思い出しましたが、関西でカレーライスと言えば、十分煮込んだ牛肉(多くは角切り)を使ったカレーライスがディフォルトで、それ以外は邪道となっています。

それに20数年間慣れ親しんでいた状態で、社会人になり、東京で初めてカレー専門店へ入ったときに、「ビーフカレー」とわざわざメニューに書いてあるのが不思議でなりませんでした。私の中では「カレー=ビーフ」だったので。

しかしメニューをよく見ると、ポークカレーというのが一番安く、その次がビーフカレーやエビカレー、そしてカツカレーはわかるとして、コロッケカレーやらメンチカレーなどその種類に驚いたものです。

カレーにポーク?カレーにエビ?なんじゃそりゃ、と最初は思いましたが、いろいろと試しているうちにそれぞれ美味くて問題なしと判定しました。

ただし、関西のようにカレーライスにウスターソースをジャブジャブかけられるところが皆無で、それだけは今も寂しい思いをしています。

  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

個人的な感想はこれまでにして、カレーショップのチェーン店というのがいくつかありますが、なぜか同じ国民食と言われているラーメンや牛丼チェーン店と比べるとその数が限られています。

主なカレー専門店と店舗数

1. CoCo壱番屋  約1,200店舗(2013年 ギネス認定)
2. ゴーゴーカレー 約50店舗
3. カレーのチャンピオン 約30店舗
3. サンマルコ 約30店舗
5. カレーショップ C&C 約20店舗

みんな大好き?ココイチが店舗数でも売上でも他を圧倒しているというか、ダントツの1強状態です。大きく引き離されている2位のゴーゴーカレーと3位のカレーのチャンピオンは、言わずと知れた金沢カレーの名門。

意外にも食の本場の大阪や、洋食のメッカ神戸や横浜発のカレー専門店で全国展開しているところはなく、大阪カレーとか横浜カレーとかもあまり聞きません。

最近は横須賀や呉など、旧日本海軍(現・海上自衛隊)が駐留する地域に海軍カレーや、北海道のスープカレーなども有名になってきていますが、全国的にはまだまだローカルなカレーです。

東京で「カレーは飲み物。」という変わった名前の店がいま急速に伸ばしてきています。まだ行ったことはありませんが、近々一度チャレンジしたいと思ってます。

どうして、ココイチ以外にカレー専門店の全国(あるいは全世界)展開がラーメンや牛丼系の店と比べてこれほど遅れているのか?って疑問に思うと、真偽は定かではありませんが、下記の記事を見つけました。

カレーチェーン店が日本に少ない理由(怖話)
カレーライスの専門チェーン店は意外と数が少ない。(中略)香辛料の多くはカレーの本場インド産なのだが、大量に輸入を出来るのが、権利の関係上ハウス食品とヱスビー食品だけなのだ。(中略)個人経営でカレー店を始めた場合、店の名前が売れてくるとハウスかヱスビー、どちらかのエージェントがやってきて、その傘下に入るように勧誘してくる。断れば香辛料の仕入れが厳しくなりたちどころにつぶされてしまう。

じゃ、1強状態のココイチは?って言うと、香辛料の権利を抑えているハウス食品グループの子会社で、上記の記事のようにカレー香辛料の問題がないということです。

ハウス食品のライバル、ヱスビー系列の店舗はというと、過去に「カレーの王様」というチェーン店を展開していましたが、現在は事業譲渡していて無関係になっています。

そのような経緯から「カレーの王様」も香辛料の心配はなさそうですが、なぜか店舗数はその後縮小していて、現在わずか4店しかありません。

ハウス対ヱスビーのカレー店代理戦争はハウスの圧勝ということですね。

どうしたヱスビー!元マラソン選手、元ヱスビー食品陸上部監督の瀬古利彦氏を使って「カレーひと口42.195km!」って、瀬古氏が両手を挙げたゴールシーンをモデルにして道頓堀で電飾広告出せばいいのにね。

以上のようにカレー業界の発展にはやや業界独特の事情がありそうですが、既得権益というものは、いずれは崩壊し、奪われてしまうものです。それがやってきた時点が日本の様々なカレーが世界に羽ばたけるのかも知れません。

  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

それはさておき、ココイチのように全国どこでも同じ味が楽しめるというチェーン店も悪くはないですが、個性化、差別化であえて多店舗展開しない店もまた魅力的です。

個人的には、高級店のカレーは、高くて美味しくて当たり前で、それよりもカウンターだけのお店で、ひとりサクッと食べられるB級風のカレーの方が好きです。

その中で、いくつか私がよく行く(行った)お勧めを紹介しておきます。

東京港区の新橋駅近くにある「カレーの店スマトラのスマトラカレー

 時々無性に食べたくなるB級やみつきカレー

東京千代田区神保町駅近くの「キッチン南海のカツカレー

 いわゆる昔の洋食屋さんですが、その中でも黒カレーは絶品

東京千代田区神保町駅近くの「欧風カレー ボンディのカレーライス
 ふかしたまるごとジャガイモと一緒に食べるおしゃれなカレーは女性に大人気

東京千代田区竹橋駅直結の「タカサゴのインディアン
 普通のカレーやカツカレーもいいですが、カレーをかけたB級スパゲティインディアンがお勧め

横浜市中区伊勢佐木町にある「ラマイのスープカレー

 札幌が本店のスープカレーが絶品のお店。いつも混雑していてカウンター席はありません。

大阪中央区本町駅近くにある「せんば自由軒の名物インディアンカレー

 関西人なら癖になるウスターソースをかけて食べる歴史ある異形のカレー(写真は同店のHPから借りました)

カレーは永遠に不滅です!

いま外国人に日本流のラーメンが人気と言うことですから、その次は(日本式の)カレーライスと欧米人に人気のポテトサラダをセットにして拡げていきましょう。


【関連リンク】
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1015 丼飯を日本の文化として育てていきたい
856 コンビニの活用はどこまで進むのか
719 道の駅は次の段階へ進めるか
642 日本はインドともっと深く連携すべき

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