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所得制限があったり、各自治体によって差があったりして、まだ全国統一というわけではありませんが、私立高校の授業料無償化に向けて政府がようやく動き出しています。

私立高の一部無償化、2020年度から実施へ 政府方針(朝日新聞)
政府は、私立高校の授業料の一部無償化を2020年度から実施する方針を固めた。年収約250万円未満の住民税の非課税世帯は実質無料とし、そのほかの低所得世帯も負担軽減策を上乗せする。

資源のない日本が国際社会の中で生き抜いていくには、寝る間も惜しんで他の国よりも低賃金で猛烈に働くか、それとも国民全体の教育、しかも高等教育を得て、競争に勝ち抜くしか方法はないのですが、ようやく前者から後者への転換が図られるというわけです。

言うまでもなく、幕末から明治初期にかけて活躍した長岡藩の藩士小林虎三郎がおこなった「米百俵」の故事のように、今は耐え忍んでも子供の教育に力を注ぐことで、将来に夢を託すというのは、言うが易しで、実際には反対勢力もあり、なかなかできることではありません。

1950年代は中学校を卒業後に高校へ進学する人の割合はわずか40数パーセントと、全体の半数もいませんでした。その頃は農業や工業中心の社会で、高等教育よりも、単純労働の働き手確保が優先されていました。

高校と大学の進学率推移(社会実情データ図録)


私がまだ幼い頃(1960年代)は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の主人公のように地方の中学や高校を卒業すると、都会へ働きに出てくる集団就職の慣行がまだ色濃く残っていました。

子だくさんの家では、子供は貴重な一家の働き手でもありましたから、できるだけ早く実家の農業や商売の手伝いをするか、次男や娘は会社や工場で働き、家の家計を助けていました。

ただ、1960年代は同時に教育の重要性が認知されはじめ、高校進学率が半数を超え、そのまま一気に70%以上となります。

1970年には82%と大半の中学生が高校へ行くようになり、1990年以降には95~96%で頭打ちとなり、それ以降は横ばいが続きます。いずれにしてもここ30年間は、中学卒業後はほぼ全員近くが高校へ進学している状況です。こうなるともう義務教育化しても不思議ではありません。

同じく大学進学率を見ると1960年では10%程度でしたが、1970年は24%、1980年は37%と順調に伸び、2005年には半数を超え、2017年は57%となっています。

この57%という大学進学率は一見すると高そうに見えますが、いえいえどうして世界を見るとオーストラリアの96%を筆頭にアイスランドの93%、ポルトガルの89%などOECD加盟平均の62%にも及んでいません。つまり日本の大学進学率は世界の中では低いということです。
※国により大学制度の違いがあり、正確な比較ではありません

出典:OECD「Education at a Glance 2012


その日本では高度成長期に入り懐に余裕が出てきた1970年頃から、急速に男子は大学へ、女子は短大へという流れができ、さらに1990年頃からは女性の4年生大学への進学も増えていくことになりました。

ただ、今後はと言うと、少子化のため一部の人気校をのぞき、大学全入時代と言われるほど希望すれば入れてしまう状況にあり、しかも授業料はハイテク設備の設置などで費用がかさみ高騰を続け、大学生の半数が返還義務のある多額の奨学金を借りているという将来に遺恨を残しそうな実態があります。

では国や自治体が全入時代の高校はともかく、約半数が進学する大学費用をどこまで負担すべきかというと、様々な問題がありそうです。

よく「貧しい家の子が、大学へ行くお金がなく進学を断念せざるを得ないのはさらなる格差社会を作る」と言われます。

しかし本当に優秀な生徒であれば富裕層、貧困層関わらず、国公立の安い大学もあり、また数は少ないものの、特に優秀な学生に支給される返還義務のない奨学金制度や、格安で入れる学生寮など、いくつか手はあります。防衛大学などは給料をもらいながら大学の勉強ができます。

その他、最近流行の返還義務がある奨学金(学生ローン)も普通になってきて、貧困家庭でもやる気次第で大学進学にまったく手がないわけではないでしょう。

もし大学の費用の一部を税金で補填(すでに補助金として出しているもの以外に)していくのなら、これはろくに教育の補助制度などなかった時代を過ごしてきた高齢者からの反発を招きかねません。

そうしたことから、これからの大学のあり方としては、極めて安い費用でそこそこ高度な内容が学べる大学を作っていく必要があります。わかりやすく例えて言うなら、大学のユニクロ化です。

それは通信教育の大学でもいいのですが、できれば通常の校舎やグラウンドを持つ全日制の大学で、引退して年金生活に入り、給料は不要だけどいつまでも現役として教壇に立ちたいと思う有能な講師陣を揃え、場所は地方か郊外の土地の安い場所で、廃校になった高校や中学校を改装して使うとか、アイデア次第でいくらでもできそうです。現在定員割れしてにっちもさっちもという大学の施設を安く買い取るという方法でも可能です。

モリカケ問題のように、国や自治体からの補助金や政治家への忖度がなくとも、極めて効率的に大学経営をおこなっていけば、国公立並みの授業料でも収支はとれそうです。授業も英語と日本語と中国語でおこなえば、海外からの留学生もたくさん集められそうです。

さらに地元の有力企業からスポンサー支援を受けて、施設の費用をできるだけそれでまかなうようにするとか、金を出すのではなく知恵を出しあって学校を運営していくのです。

言うは易しですが、安易に税金を投入するよりかは、優秀な企業経営者に高校、大学を運営してもらうような流れが作れるといいでしょうね。

そういうのができれば、私はボランティアで、就職課のお手伝いに行ってもいいかな。


【関連リンク】
977 奨学金という名の学生ローン
934 子供の教育費にいくらかけますか?
928 学校の教職員を減らす動き
727 大学生の就職率推移と卒業後の進路
527 教員の高齢化について
427 学校ビジネスの暗く長い闇


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1189
2010年頃から日本の人口が減り始めていることは周知の事実ですが、それに比して世帯数というのは意外にもまだ右肩上がりで伸びています。

将来は下がる予想ですが、少なくとも2019年頃までは増え続ける予想です。


 元データは国勢調査、将来予測値は国立社会保障・人口問題研究所のデータから

単純に考えると、1世帯に多くの家族が同居する大家族が減り、核家族や単身者の世帯が増えれば、人口が減っても世帯数はそれと関係なく増加していくので、別に不思議でもありません。

統計的には総人口が減っているのに世帯数が伸びているというのは、1世帯あたりの人数が減っていっていることです。

1世帯あたりの数の減少は、核家族でも子供をつくらない夫婦や、子供は一人だけで1家族あたりの平均人数が以前より少なくなり、また未婚、非婚化によって独身の単身者世帯が増え、さらに、高齢化社会で連れ合い(配偶者)を先に亡くした独居高齢者が増加していることなど、様々な理由が合わさって起きています。


 元データは国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所のデータ

1970年頃には1世帯平均人数が3.45人だったのが、46年後の2016年には2.4人まで減りました。そして今後はほぼ横ばいで推移していくだろうと予測されていますが、果たしてお役人や学者の予測は当たるでしょうか?

都心部を中心に単身者向けマンションが増えてきていることや、逆に広いファミリー向け住宅の減少、団塊世代の単身高齢者の増加で、なんとなく、まだ1世帯あたりの人数は今後十数年間は継続して減っていく気がします。

一方では、振り子の反動というか、逆張りで、都市部の仕事に見切りを付けたり、働き方改革で余裕ができて、あえて地方や郊外に住む高齢者と一緒に暮らそうと考える人が、今後増えていく可能性もあります。

但しそれが統計上同世帯となるか、同居はしているけど別世帯となるかは微妙な感じ。親子でない人同士が同居するケースもあります。

そうした「世帯数の増加=1世帯あたりの人数減」は、社会に様々なインパクトをもたらしています。

・住宅、不動産業界
・家具、家電業界
・流通、小売り業界
・食品、飲食業界
・保育、教育関連
・旅行、レジャー業界
・スポーツ、健康関連
・保険業界
・葬儀場、お寺

などなど

単身者向けのマンション販売が増えてきたのはここ10年ぐらいですが、都心に広いファミリー向け住宅に住める人は今でも相当な富裕層だけです。

住まいのことを考えると、独身者は同じお金をかけるにしても、面倒な結婚や子育てより、都心でひとりで気楽に暮らせるマンションを借りたり買う方をまず先に選ぶのではないでしょうか。

すでに5年以上前から都市部において、ひとりかせいぜい二人用のコンパクトマンション分譲の需要が高まってきています。

コンパクトマンションが流行っているらしい 2013/1/26(土)

家電業界は「少量で炊いても美味しいご飯」がうたい文句のひとり用の炊飯器や、ひとり用こたつなど、単身者向けの製品に力を入れています。小技が得意なのは日本の伝統芸でもあります。

一人用こたつセット・お一人様用こたつPOTHETFFが大人気(関心事あれこれ)

家具のショールームに行っても、昔のようにメインを飾るのは革張りの大きなソファーや4~6人掛けの食卓テーブルが中心ではなく、シンプルで小ぶりなカウチやソファベッド、せいぜい二人用の正方形のちっちゃなテーブルなどが目立っています。

コンビニやスーパーへ行くと、目立つのが野菜や果物、肉、調味料などが1~2人分の少量に小分けされています。卵も2個単位でパックされ販売しています。また調理済みの食品のパックも一人分単位で売られています。

一昔はマヨネーズやケチャップにしても業務用か?と思えるような大きなものがありましたが、いまは見かけることもなくなりました。


数年前にひとり焼き肉の店がオープンしたときは驚きましたが、今ではカウンターに隣に座った人とついたてで仕切られているお一人様用向けのラーメン店や立ち食いレストラン、カフェなど珍しくなくなってきています。行列までできている立ち食いのステーキ屋なんてのも、話題性や価格だけでなく、まさにお一人様歓迎で大ヒットしています。

今後、大人数が大皿で頼み、取り分けて食べるのが普通とされる本格的な中華料理も、高級料理を小皿で何品も食べられる、お一人様歓迎のシステムをいち早く取り入れたところがきっと勝ち残りますよ。


観光地のホテルや旅館も日本人団体旅行客には見切りを付けて、少人数の個人客や単身者にスポットをあてています。SNSでの宣伝を含め、個人客用の貸し切り風呂や、部屋の中にまで温泉風呂を作ったりと、涙ぐましい努力をしています。

また外国(特にアジア)からの観光客はまだ団体で来るケースが多いので、それ向けのバスやガイド、外国人団体客を受け入れている旅館やホテルの中は、英語やアジア各国の言葉であふれています。

国内の旅行会社はもう団体客を扱えることがなくなり、お一人様向けのバス旅行や国内外ツアーなど企画し、ターゲットを変えてきています。

一人旅!おひとり様ツアー特集(阪急交通社)

お一人様向け対策というのではありませんが、レジャー産業の変化という点では、ラブホテルさえも、激減している日本人カップルだけでなく、外国人(主としてアジアの)旅行客を狙い、部屋のベッドをダブルからツインタイプにし、最寄り駅までの送迎付きなど、サービスに力を入れているところがあります。これは国内の宿泊施設不足対策という意味合いもあります。

中国人がラブホテル業界の救世主に? 愛の国フランスでは「ご休憩」サービスが人気に(excite/NewSphere)

お一人様の一番の関心事というか不安に思っているのは健康問題です。もし自分になにかあったら、誰も助けてくれません。

動けないほどひどいときでも自分で救急車を呼ばないとなりません。そして健康を害すると、いきなり収入の面で大きなリスクが発生します。

そこで、お一人様は、人一倍健康に関する情報に関心があり、普段外食が多くて不足しがちな栄養素をサプリメントで摂取したり、適度な運動をするためにスポーツジムやプール、ヨガ、ダンスに通ったり、登山やジョギングなどサークルに入ったりします。

子育て中のファミリーには、なかなかそういうことはできませんが、単身者ならそうした自分の健康に関わるお金と時間はたっぷりあるということです。

保険は入院治療費だけでなく、割高になりますが所得補償などをつけて、もし病気になって長期入院に対応できるものを選びます。

単身高齢者は年金があるので所得補償は不要ですが、自分が亡くなった後の葬儀や納骨の費用、遺品整理などがセットになったものが販売されています。

民間の賃貸住宅に高齢者がひとりで入居の契約しようとすると、そうした孤独死対策の保険に強制加入されることも少なくありません。大家さんの立場で考えれば、それは仕方がないことです。

最近よく聞くAI機能搭載のスマートスピーカーや会話するペットロボットは、家に帰っても誰とも話す機会がなかった単身者のために生まれたようなものです。

もちろんテレビCMのように家族で使ってもいいのですが、もっとも需要があるのは単身者でしょう。

だって家族が周囲にいるところで、大きな声を出して「OK グーグル 今日の東京の天気予報は?」なんて恥ずかしくて言えたものじゃーありません。黙ってテレビの天気予報を眺めてます。

今後普及すると思われる家庭用ペットロボットも、毎日の餌やりやトイレの始末、散歩の必要もなく、マンションの規約を盾に文句を言われることもなく、そうした寂しい単身者を癒やすために需要が期待できます。

そうした様々なお一人様向けビジネス、サービスが今後も数多く出現していくと思われます。今からアイデア勝負で起業するなら、狙うはそこかもしれません。


【関連リンク】
1168 生産年齢人口
1069 世帯数や住宅総数は増えていき、空き家も増える
1065 在留外国人数の推移
1018 世帯構成の変化で売り方も変わるはず
799 成長するという妄想



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1188
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 
そう言えば「日記で振り返る201X年」という年末恒例になりつつあった記事を書くのをつい忘れていました。

ネタも少ない折、新春一発目はこれで行きましょう。なにかにつけ過去を振り返りたがるのは老人の特権です。

2017年は年末最後の日記にも書いたとおり、あまり変化がなく、地味な1年でした。

「地味に淡々と生きる」人生それが一番!って気もしますが、刺激もなく、これで良いのか?と自問自答することもありました。

さて2017年はどんな1年だったでしょうか。ニュースや時事ネタはあまり書かないので2017年を象徴した日記はないことをあらかじめお断りしておきます。

◆DIY
1095 キッチン水栓を最新のシングルレバーに交換
1173 玄関ドアクローザーをDIYで交換

わが家も築25年を超え、あちこちが傷んできています。3年前のユニットバス設置のような大物はなかったものの、そろそろ水回りで最後に残ったトイレもやばそうです。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆健康
1107 意外と楽しめる歩数計
1109 人工股関節全置換手術その後
1123 羽毛布団が心地よい
1132 歩数計とともに
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1146 人工股関節置換手術1年検診
1150 人工股関節全置換手術とVIP舛添要一さん
1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1176 フルーツと糖質制限
1184 日本の便秘患者は1000万人

一昨年の右側に続き、昨年は左側の股関節の手術をおこないました。これで弱点は補えたと思いますが、年齢と共にあちこちが壊れてくる時期でもあるので、これからもこの健康の話題は増えていきそうです。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆高齢化
1098 自分の寿命を選べるかという重い話し
1103 高齢者の賃貸アパート入居問題
1115 歳を重ねて初めてわかったこと
1136 定年延長の功罪と年代格差
1141 リタイアメント
1169 定年起業
1179 還暦がやってきた

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆雇用、再就職
1092 2016年大量のリストラ人員削減した企業
1122 5月は退職シーズンか?
1139 中高年の転職にチャンスはあるか?
1144 面接の達人?
1157 有効求人倍率がバブル期超えしそう
1168 生産年齢人口

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆地方/観光
1089 プチ移住という選択
1128 日本三大○○
1154 地方の可能性と限界
1156 空き家バンクの無能ぶりと空き家に思う

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆クルマ/バイク
1124 国内自動車販売台数や耐用年数推移など
1153 気になる自動車運転マナー
1152 マンホールで転ける原因

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆パソコン/スマホ
1119 格安スマホMVNOへ変更後1年 その1
1117 7年ぶりに自宅のパソコンを買い換えたその1

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆マネー/ビジネス
1129 子供の教育費にはいくらかかる?2017年度版
1131 平均貯蓄高1820万円
1140 三和銀行のダブルポケット
1158 海外通販を使ってみた感想
1171 木造建築の明るい未来
1182 経済波及効果とはなんだ?

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆スポーツ/ギャンブル
1135 ゴルフクラブについて
1145 麻雀は日本で生き残れるのだろうか
1160 ギャンブル依存症対策とパチプロの今後

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
◆その他
1105 遠くて遠い国ブラジル
1125 離婚についてのあれこれ
1127 元アル中探偵マット・スカダーに惚れる
1142 カビシーズンに黴の話し
1149 葉書の文化は風前の灯火か?
1161 偏向報道って何だ?
1165 ラーメンと私
1177 年間8万人の行方不明者の行方
1185 著書のプロフィールについて

こうしてみると、多いのは「健康」「高齢化」「雇用、再就職」「マネー/ビジネス」ってところでしょうか。

やはり自分が還暦を迎え、少し前だったら(現在厚労省は年金を支払うのが嫌だから65歳以上を高齢者と言う)間違いなく高齢者の仲間入りをしている年齢ですから「健康」や「高齢化」が多いのは仕方ありません。

元々リストラ天国のテーマでもあった「雇用、再就職」が、ネタ不足?のせいで少なくなってきているのは残念です。

これらのリストからもわかるように、あまり偏りがないまんべんなくいろいろなことを勝手に書いてきたなぁってのも残念に思います。

あ、ここではあえて書きませんでしたが、実は一番多いジャンルは「読書/映画」関連です。

読書については、恒例の「リス天管理人が選ぶ2017年に読んだベスト書籍」をたぶん後日厳正な審査をおこない発表することといたします。

ちなみに過去の大賞作品等は下記の通りです。

◆1093 リス天管理人が選ぶ2016年に読んだベスト書籍
 新書、ビジネス書、エッセイ部門 「20歳からの社会科」 明治大学世代間政策研究所
 外国小説部門 「ザ・ロード」 コーマック・マッカーシー
 国内(日本語)小説部門 「八甲田山死の彷徨」 新田次郎
 次点 「小説 上杉鷹山(上)(下)」 童門冬二

◆993 リス天管理人が選ぶ2015年に読んだベスト書籍
 新書、ビジネス、エッセイ部門 「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率」浅川芳裕
 外国小説部門「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン
 国内(日本語)小説の2015年ベスト「屍者の帝国」伊藤計劃×円城塔
 次点「恍惚の人」有吉佐和子

◆886 リス天管理人が選ぶ2014年に読んだベスト書籍
 ビジネス書、エッセイ、ノンフィクション部門「冷血」カーポティ
 海外小説部門「卵をめぐる祖父の戦争」デイヴィッド ベニオフ
 日本の小説部門「東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー
 次点「親鸞(上)(下)」五木寛之、「二人静」盛田隆二

◆784 リス天管理人が選ぶ2013年に読んだベスト書籍
 新書・ビジネス書大賞「該当なし」
 ノンフィクション・エッセイ部門「三陸海岸大津波」吉村昭
 外国人作家部門「緋色の研究」アーサー・コナン・ドイル
 日本の小説部門「東京セブンローズ(上)(下)」井上ひさし
 次点「写楽 閉じた国の幻」島田荘司

◆676 2012年に読んだ本のベストを発表
 新書部門第1位「大往生したけりゃ医療とかかわるな」中村仁一
 外国作品賞「パイレーツ掠奪海域」マイケル・クライトン、「歩く影」ロバート・B・パーカー
 読書大賞「あかね空」山本一力
 次点「神様のカルテ」夏川草介
 審査員(=私)特別賞「血と骨」梁石日

今年もよろしくお願いいたします。


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1187
本年もお世話になりました。

明日1日を残して今年も終わります。このリストラ日記も本年は今日で書き納めです。

「リストラ天国」日記はリストラされて無職のまま漂っていた2002年3月にスタートし、その後、紆余曲折はあったものの、再就職を果たして10数年が経過、さすがにもうこの日記に「リストラ」を冠するのには無理があると思いますが、ただ面倒で名称を変えなかったというのが一番の理由で、他意はありません。

元々、雇用に関わる仕事に長く勤めてきた経験があり、現在はそれに関わっていませんが、そうした過去の経験からリストラや再就職、雇用問題に少しでも関わり続けたいという気持ちからなんとなく続けてきました。

しかしさすがに、無職時代とは違って日々の仕事や生活に追われ、現在は主たるテーマの「リストラ」からほど遠い、読書感想や日常の話題、感想が中心になっています。

ただ、思うところを書くことで、資料を調べたり、グラフ化してみたりして、自分の勉強となり、また昭和生まれで本が癒やしになる活字中毒者でもあり、書いて読む、読んで書くを繰り返すことに根拠のない意義と使命を見いだしています。

さて、2017年、今年1年間で私の中で一番印象に残ったことと言えば、、、

3年ぶりに趣味でもあるクルマ(中古車)を乗り換えたことでしょうか、、、
いやいや、昨年に続き、全身麻酔で股関節手術をおこなったことかな、、、
60歳という節目を迎えたことかなぁ、、、

仕事では特に大きな変化は起きなかったものの、いよいよ60歳定年(再雇用制度あり)に突入し、あとは野となれ山となれって気になったこととか、、、

3人の子供達はみな社会人となり、それぞれの道を進んでいますが、今のところそれ以上に新しい家族が増えたりはせず、「日々淡々と平穏に過ごす」というのが実感です。

60歳の誕生日を迎えると、企業年金の満期お知らせやらが届き、いよいよ企業人としての引退が近いなと思い知らされます。

しかし、少なくとも公的年金(の一部)がもらえる63歳まで、できうれば年金がフルでもらえる65歳までは働かなくては、いきなり生活が立ちゆかなくなります。ただ今はこれからの老後のことについてはあまり考えたくない複雑な心境です、、、

とにかく、ここ2年ほどは、変形性股関節症の足の調子が悪かったせいで、好きな旅行も控え、あまりよい思い出を残せていません。3年連続していた東北方面への長距離ドライブも、昨年と今年は行けませんでした。

その他で、今年一番の大きな買い物と言うと、上にも書きましたが、5年落ちの中古で買ったクルマの購入費用が最高で、それも前車(3年落ちの軽)を下取りに出したので、少しの差額だけを支払い、たいした買い物でもありません。

それ以外の大きな出費としては、入院・手術費用ぐらい。そして12月には13年間使ってきた洗濯機が壊れ、修理も考えたけど、来てもらうまでに時間がかかりそうだったので新調したぐらいです。

それならさぞかし貯金も貯まったかと言うと、あにはからんや、小物を通販でポチポチしているものだから、宵越しの金は持たぬ!と決めたわけではないのに、稼いだ金はみな綺麗に消えてしまっているという、貧者スパイラルにすっぽりはまっている感じです。

貧しくとも、健康な身体と安定した仕事があるならともかく、そんなものはこの世にないと決めてかかっているので、こりゃ、貧困老人まっしぐらか?

などと、愚痴っぽくなりましたが、なんだかんだと言いながらも、中古だけど好きな車を買って、全身麻酔のリスクもある大手術?を受けて無事に生還しているわけで、これは不幸とは言えず、今年1年無事だったことを感謝しなければなりません。年始早々に厄除けにいったおかげと言うことにしておきましょう。

さて、これから残りの年賀状を書いて、大掃除して、お正月飾りを準備して、おせち料理の素材を買いに行ってと、これからまだまだやることがいっぱいあるので、このへんで今年の日記は締めさせていただきます。

来年の日記書き初めは1月3日(水)の予定です。

またご縁があれば来年もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

どうぞ、良いお年をお迎えください。


【関連リンク】
1087 日記で1年を振り返る2016
986 日記で1年を振り返る2015
882 今年も終わってしまうが新しい年はいい年になるのか?
778 今年もなんとか無事に1年が終えられそうです
672 日々是淡々と



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186
新訂 福翁自伝 (岩波文庫) 福沢諭吉

ネット上のお勧め本のリストを見て購入してはみたものの、約2年半ほど読まずに本棚の肥やしとなっていましたが、別のところで「この本はめちゃ面白い!諭吉ってファンキーで生き方がロックだ!」という絶賛?する評判を聞きおよび、暮れの忙しいときに読み始めました。

この本のことはWikipediaには「1898年(明治31年)7月1日から1899年(明治32年)2月16日まで計67回にわたって「時事新報」に掲載された。

単行本は1899年(明治32年)6月15日に刊行。今日でも慶應義塾大学では毎年、新入生に配布されている」と書いてあります。

福沢諭吉の幼少時から、長崎でオランダ語に出会い、洋書が読みたいけどお金がないので、人の洋書を借りて丸写しした話し、大阪で緒方洪庵に師事していた貧しい頃の話し、江戸へ出てから得意だった語学力を生かしてアメリカやヨーロッパ視察へ、幕府の公費でちゃっかり参加したり、その後も尊皇攘夷まっただ中の江戸幕府の中で通詞や翻訳の仕事をし、そして慶応義塾の創設へと話題は移っていきます。

彼が生きた時代は、江戸時代から明治時代へと変わる、まさに西郷隆盛や坂本龍馬など英雄が群雄割拠した時代ですが、彼自身は政治に関心がなく、進んだ西洋文化を取り入れて、世界に通用する日本人の教育にひたむきでまっしぐらに突き進んでいきます。

日本人は、毎日のように福沢諭吉のご尊顔を見るとはなしに見ていながらも、「慶応大学の創設者」「学問のすゝめ」ぐらいしか知りませんが、どうして彼が西洋文明に憧れ、周囲の反対や、ひとつ間違えば西洋かぶれと佐幕派から命を狙われても信念を曲げなかったかよくわかります。

また求められても政治からは一歩距離を置き、学問の道をひたすら進む姿は、その人の誠実さと頑固さがうかがえます。

後半には慶應義塾が現在の三田に本拠を置くことになった理由など、その時代の変化に応じ、うまく経営者として渡り歩いたことも自身の口述により明らかにしています。

私は慶応義塾とはなんの関係もない人間ですが、福沢諭吉という江戸末期から明治維新前後の日本人教育と西洋化に対して大きな役割をもった人なんだなということをあらためて知ることができました。

私が読んだのは「新訂 福翁自伝」の岩波文庫版ですが、旧仮名遣いなども残り、しばらく慣れるまでに苦労しました。しかも文字がちっちゃくて老眼の目にはこたえます。

岩波書店以外から現代語訳 福翁自伝なども出ていますので、とっつきやすいのはそちらかも知れません。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

インフェルノ(上)(中)(下)(角川文庫) ダン・ブラウン

天使と悪魔」(2000年)、「ダ・ヴィンチ・コード」(2003年)、「ロスト・シンボル」(2009年)と続いてきた「ラングドン・シリーズ」の第4作目で、2013年に単行本が発刊されています。日本の文庫版は2016年発刊です。

映画でもこの作品は2016年にトム・ハンクス主演で製作公開されています。

まず冒頭に「この小説に登場する芸術作品、文学、科学、歴史に関する記述は、すべて現実のものである。」と書かれているように、「ダ・ヴィンチ・コード」始め、実際に存在する様々な絵画や彫刻、古代遺跡や教会などをテーマにした謎解きと冒険譚が主題となります。

今回はある天才遺伝子工学者が、人口爆発による地球滅亡を防ぐため、ある特殊なウイルスを開発し、それを時限装置で広めようとしていることがわかり、それを阻止するために主人公の大学教授がWHO(世界保健機構)から緊急呼び出しされます。

誰が味方で誰が敵かわからないという中で、イタリア、トルコの有名観光地を走り回り、ウイルスが仕掛けられた場所を遺されたヒントを解きながら探し回ります。

展開が速く退屈はしないのですが、とにかくこの人の作品は芸術作品やその制作者のうんちくとか歴史的背景の説明などが加わり、長いのがネックです。勉強になり、もし今後観光に行くとしたら参考になると思うのですが、、、

でもこれを読むと、フィレンツェやヴェネチアなどへ一度は行ってみたくなります。観光客を呼び込みたい日本政府観光局は、著者にお金を積んででも頼みこみ、世界に通用する日本の古代史や作品のベストセラー小説を書いてもらうべきでしょうね。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) 楠木新

私と同世代(私より年齢は2つ上)の方が書いた2017年刊の定年本で、過去に読んだ数多くある団塊世代向けの定年本となにが違うかな?と買って読んでみました。

元大手生保会社勤務ということで、定年後の雇用延長制度の充実や退職金の額は日本の企業の中でもトップクラスだと思いますが、やはり文中に出てくる先輩の話しなどをみると、とても恵まれているなぁということがわかります。

ま、そういうところをうらやんでも仕方ないのですが、なかなかそうした一流大手企業出身者の話しというのは中小零細企業を渡り歩いてきた下々の人にとっては、あまり参考にならないことが多くあります。

ただこの本が救われるのは、そうした大手企業出身者の体験談だけではなく、様々な職業、勤務形態の人にヒアリングをしてまとめてあることでしょうか。

団塊世代サラリーマンのように60歳から年金が支給され、また退職金も規定通りに支払われるという恵まれた定年後ではなく、いままさに起きているのは、65歳からの年金支給まで、どうやって生活費をまかなっていくかというのが喫緊の課題です。

それ以上に著者は、自分がうまく物書きとして定年後充実した生活が送れている事を引き合いにし、定年後になにをすべきか?という課題をテーマに置いています。

定年後に働かずに家に引きこもるというのは、それこそ親の遺産や過大な退職金を得た場合など以外、通常できません。引きこもりたくたくてもできないのがいまの定年なのです。

そのあたりに、ちょっと恵まれている筆者との温度感は感じますが、少なくとも団塊世代に向けた定年後読本と比べると、より実態に近い感はありますので、参考になることもあります。

★★☆

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