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今上天皇のお言葉から始まり、平成30年をもって一世一元の天皇の座を皇太子に譲位され、元号も変わることになりそうな雰囲気です。まだ決まったわけではありませんが。

ところで、「元号は本当に必要か?」という議論もありますが、天皇一世一元の制度としては明治時代に作られ、その後新しい日本国憲法下では1979年(昭和54年)に新たな元号法が制定され、それを根拠として元号が定められることとなっています。

様々な場面で西暦と元号が混在しているとややこしいことこの上ないのですが、そんなものと思ってしまえば仕方ないでしょう。

記録に残る最初の元号としては孝徳天皇時代(在位645年~654年)におこなわれた「大化改新」で有名な「大化」が最初とされ、現在の「平成」までの1372年のあいだに247の元号が使われてきました。

ひとつの元号が使われた平均年数は単純平均で5.6年ですから、昭和の64年というのがいかに長くて特別だったことがよくわかります。

もっとも「明治」より前は一世一元ではなく、上記の孝徳天皇時代には「大化」と「白雉(はくち)」の二つの元号があり、醍醐天皇のように「寛平」「昌泰」「延喜」「延長」と4つの元号の時代に生きた天皇もいます。

円融天皇(在位969年~984年)時代は6つの元号、一条天皇(986年~1011年)時代に至っては7つの元号が使われていますが、改元の理由としては即位の他、地震や干ばつ、長雨、噴火などの天災、その他、皇居の火事、彗星や疫病の発生、戦争、占いによるものなどがあります。

武士が権力を握っていた時代には、時の将軍が天皇の意向に関係なく元号を変更させたり、逆に天皇が変わっても元号を変えさせなかったりしたこともあります。

数多くの元号から馴染みのありそうな元号をいくつかをピックアップしてみたいと思います。

和銅」は女帝元明天皇の時代で708年から715年の元号です。この時代には「和同開珎(わどうかいちん、わどうかいほう)」という日本で最初の流通貨幣が作られたことを学校で習いましたね。
写真出典:奈良文化財研究所

ちなみに古銭業界でこの和同開珎の現在の取引価格は30万円ぐらいということです。


天平(てんぴょう)」は聖武天皇時代の729年から749年までの元号です。井上靖著の歴史小説「天平の甍(いらか)」でその名はよく知られています。

遣唐使が行き来し、先進の大陸文化がどかっと入ってきて、奈良時代のもっとも華やかだった時代で、天平文化とも言われています。


平安時代の「貞観(じょうがん)」は清和天皇と陽成天皇にまたがっている859年から877年までの元号で、富士山が爆発した「貞観大噴火」で有名です。

この時代には富士山大噴火の他、貞観地震、貞観津波、播磨国地震、隕石落下(直方隕石)など天災異変が多かった時代です。


1467年から1469年までのわずか3年だった「応仁」は、後土御門天皇と室町幕府将軍足利義政の時代です。8代将軍足利義政の跡継ぎ問題を発端とする内乱が応仁元年に発生しました。その後10年間にわたり、応仁の乱が続き、京都は丸焼けになりました。京都人の間で、「先の戦争」と言うと、この応仁の乱のことを指します。


文禄(ぶんろく)」は1593年から1596年で、豊臣秀吉が天下を統一し最盛期だった時代です。影が薄かった天皇は後陽成天皇です。


文禄」に続く「慶長」は1596年から1615年までの期間で、秀吉の死去、関ヶ原の戦い、大阪城冬の陣、夏の陣などを経て徳川家康が天下統一を果たして江戸幕府をひらいた戦国時代に終わりを告げた時代です。またこの時代に「慶長三陸地震」が発生し、平成の東日本大震災と同様、三陸沿岸で大きな津波被害が起きています。

寛永」は江戸時代1624年から1645年までの元号で、後水尾天皇、明正天皇、後光明天皇の3人の天皇が入れ替わっています。江戸幕府将軍は徳川家光で、この時代に作られた貨幣「寛永通宝」は幕末期まで使われていました。

寛永通宝は長い期間大量に流通していたこともあり、和同開珎の30万円に対して現在の取引額は1000円程度とのことです。


宝永」は同じく江戸時代の1704年から1710年で、富士山の「宝永大噴火」で有名です。天皇は東山天皇、中御門天皇、江戸幕府将軍は徳川綱吉、徳川家宣の時代です。


天明」は1781年から1789年までの期間で、光格天皇、江戸幕府将軍は徳川家治、徳川家斉の時代です。東北地方を中心に大凶作が起き、数万人の餓死者が出たという「天明の大飢饉(1782~1788年)」が有名で、近世では最大の飢饉と言われています。


天保」も「天保大飢饉(1833~1835年)」で有名ですが、1830年から1844年まで使われた元号です。天皇は仁孝天皇、江戸幕府将軍は徳川家斉と徳川家慶です。また天保山大観覧車や海遊館でよく知られている大阪の天保山はこの時代に淀川の浚渫工事で積み上げられた土砂でできた人工的な山です。


さて、百年後には2011年に起きた東日本大震災は歴史の教科書では「平成大地震」「平成大津波」という掲載になるのでしょうか。このあと「平成の富士山大噴火」とならないことを願うばっかりです。


【関連リンク】
998 天皇陛下の外国訪問
870 首都移転は実現可能か
454 電話加入権はやがてうやむやに消滅する
425 棄民政策は日本の伝統か
216 昭和30年代



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1093
今回で5回目となりますが、1年間に読んだ書籍(小説、新書、ビジネス書など)の中から、当ブログ管理人が独断と偏見によりベストを選ぶシリーズです。質問や苦情などは一切受け付けておりません。

繰り返して書いておくと、私は基本的に新刊本は読みません。小説なら文庫化された後の本で、中には古典に入りそうな古い本も読みます。なので、今年の1番と言っても今年発刊された書籍の1番ではなく、たまたま私が今年読んだ中での1番という意味ですのであしからず。

過去のベスト書籍選出作品

993 リス天管理人が選ぶ2015年に読んだベスト書籍
 新書、ビジネス書、エッセイ部門 「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率」浅川芳裕
 外国小説部門「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン
 国内(日本語)小説の2015年ベスト「屍者の帝国」伊藤計劃×円城塔
 次点「恍惚の人」有吉佐和子

886 リス天管理人が選ぶ2014年に読んだベスト書籍
 ビジネス書、エッセイ、ノンフィクション部門「冷血」カーポティ
 海外小説部門「卵をめぐる祖父の戦争」デイヴィッド ベニオフ
 日本の小説部門「東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー
 次点「親鸞(上)(下)」五木寛之、「二人静」盛田隆二

784 リス天管理人が選ぶ2013年に読んだベスト書籍
 新書・ビジネス書大賞「該当なし」
 ノンフィクション・エッセイ部門「三陸海岸大津波」吉村昭
 外国人作家部門「緋色の研究」アーサー・コナン・ドイル
 日本の小説部門「東京セブンローズ(上)(下)」井上ひさし
 次点「写楽 閉じた国の幻」島田荘司

676 2012年に読んだ本のベストを発表
 新書部門第1位「大往生したけりゃ医療とかかわるな」中村仁一
 外国作品賞「パイレーツ―掠奪海域―」マイケル・クライトン、「歩く影」ロバート・B・パーカー
 読書大賞「あかね空」山本一力
 次点「神様のカルテ」夏川草介
 審査員(=私)特別賞「血と骨」梁石日


2016年に読んだ書籍は、ビジネス・新書・エッセイが14冊(13%)、海外翻訳小説は12作品16冊(15%)、日本人作家の小説は65作品79冊(72%)で、合計91作品109冊でした。各ジャンルの割合は一昨年のそれとほぼ同じです。

1年で冊数を割ると1冊当たり読むのに3.4日となり、1ヶ月平均9.1冊となりました。2015年は107冊でしたから昨年は2冊だけ増えました。実質横ばいってことです。

さて、まずは「新書、ビジネス書、エッセイ部門」から見ていきます。

2016年に読んだ14冊の中から候補作を選ぶと下記の通りです。

「20歳からの社会科」明治大学世代間政策研究所
「ビッグデータがビジネスを変える」稲田修一
「退職金貧乏 定年後の「お金」の話」塚崎公義
「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」藤田孝典
「7割は課長にさえなれません」城 繁幸
「残念な人のお金の習慣」山崎将志
「他人を攻撃せずにはいられない人」片田珠美

この中から、大賞に輝いたのは、、、、、ドコドコドコドコドコドコ♪
パパーン!

20歳からの社会科 (日経プレミアシリーズ)」 明治大学世代間政策研究所
に決定!!おめでとうございます。受賞作の著者が個人ではなく研究所というのは初めてです。

60近くになって「20歳から・・」とはちょっと恥ずかしい気もしますが、十分に役立ち、楽しめる内容となっています。もちろん若いときに読むのが本当はよいのでしょう。タイトルからわかるとおり、若い人に向けた話しも多く、年配の人にはちょっと耳が痛い話しも出てきますが、そこは大人の対応で理解しましょう。

感想は、
1056 9月前半の読書と感想、書評


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

次は「外国小説部門」です。12作品の中から候補作を選ぶと、

「帰ってきたヒトラー(上)(下)」ティムール・ヴェルメシュ
「風の影(上)(下)」カルロス・ルイス・サフォン
「オリーヴ・キタリッジの生活」エリザベス・ストラウト
「ティファニーで朝食を」トルーマン カポーティ
「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ
「犯罪」フェルディナント・フォン・シーラッハ
「日の名残り」カズオ・イシグロ
「ザ・ロード」コーマック・マッカーシー

あたりでしょうか。
どれも私的には一押し二押しでお勧めできますが、あえて大賞を選ぶなら、、、
ドコドコドコドコドコドコドコ♪
パパーン!

ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)」 コーマック・マッカーシー
に決定です!親子の長い長い絶望的な旅が泣けてきます。

日本の安っぽいテレビドラマや小説によく出てくるような、大人よりも活発で物知りで小賢しい子供が出てこないだけでも救われます。そのうちこれを原作とした映画も見てみたいと思っています。きっと泣くだろなぁ、、、

読書感想は、
1030 5月後半の読書と感想、書評
からどうぞ。

その他では「日の名残り (ハヤカワepi文庫)」 カズオ・イシグロ著、「犯罪 (創元推理文庫)」 フェルディナント・フォン・シーラッハ著、「風の影(上)(下)(集英社文庫)」 カルロス・ルイス・サフォン著も負けず劣らず良かったです。昨年は私にとって海外小説の当たり年でした。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

最後に「国内(日本語)小説部門」です。こちらの作品は多くて65作品あります。その中からまず大賞候補作品は、

「折れた竜骨」米澤穂信
「新世界より(上)(中)(下)」貴志祐介
「小説 上杉鷹山(上)(下)」童門冬二
「放浪記」林芙美子
「三十光年の星たち(上)(下)」宮本輝
「海賊と呼ばれた男(上)(下)」百田尚樹
「月と蟹」道尾秀介
「ローカル線で行こう!」真保裕一
「魍魎の匣」京極夏彦
「八甲田山死の彷徨」新田次郎
「埋み火」日明恩
「おまえさん(上)(下)」宮部みゆき
「シューマンの指」奥泉光
「ロスト・ケア」葉真中顕
「沈黙のひと」小池真理子

などです。

難しいですね、、、、でも選ぶのです。
発表しま~す!
ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ♪
パパーン!

大賞は、大賞は、大賞は!

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)」 新田次郎著に決定です!!

1971年(昭和46年)単行本発刊、1978年文庫版発刊という45年も前の作品で古くてすみません。

事実に基づいた迫力のある小説で、健さん主演の映画も良かったですが、結末がわかっていながら読む小説は、3時間半の長い映画でも表現しきれない正確で精密な描写など新たな発見などもありとてもよかったです。

1年半前にはこの小説の舞台となった八甲田山の近く(十和田湖、奥入瀬)へ旅行しました。もしこの本をその旅行前に読んでいたら、躊躇うこともなく八甲田の慰霊碑へ寄り、旅行のルートが大きく変わっていたでしょう。それぐらいのインパクトがあります。

感想は、1056 9月前半の読書と感想、書評

そして国内本の大賞と並ぶ次点には、

小説 上杉鷹山(上)(下)(人物文庫)」 童門冬二著 1048 8月前半の読書と感想、書評

こちらも1983年(昭和58年)初出の古い小説です。やはり名著は何年経っても残っていきます。最初は江戸時代のひとりの殿様の伝記小説なんて退屈きわまりないかなと、購入した後もなかなか手が出せずにいましたが、読み始めると時代の波にもまれ、波瀾万丈、小説としてもエンタメ要素がたっぷり盛り込まれていて十分に楽しめました。

大賞、次点には届きませんでしたが、敢闘賞として、

折れた竜骨 (創元推理文庫)」 米澤穂信著 1078 11月後半の読書と感想、書評
シューマンの指 (講談社文庫)」 奥泉光著 1070 10月後半の読書の感想、書評

の2作品を挙げておきます。

この2作品も読んで損はありません。


以上、「リストラ天国管理人が2016年に読んだベスト書籍」の発表の実況中継を東京會舘からお送りいたしました。それではスタジオへマイクをお返しします!

今年も面白い本に出会えますように!


【関連リンク】
980 TSUTAYA図書館は非難されるべき問題なのか?
954 書店数や出版業界売上減と未来
746 直木賞作家の前職は?
509 本屋大賞ノミネート作品について
330 消滅する書店

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1092
リーマンショックも落ち着いて、大企業を中心に景気も緩やかながら戻りつつあるようですが、そのような中にあっても最後の手段とされる大量人員削減に手を出す企業はあります。

100人以上のリストラを公表したのは、2015年は22社ありましたが、2016年はさすがに11社と半減しました。

2015年の最大トピックスはシャープが台湾メーカーの傘下に入り、同時にリストラを進め3千名を超える大量リストラを実施したことでしたが、昨年2016年はそれが3449名リストラの東芝に置き換わりました。

東芝と言えば、2015年に発覚した「粉飾決算事件」があり、その影響もあってか、2016年3月期決算では事業会社で最大となる7191億円の連結営業赤字、4832億円の最終赤字となり、グループ全体では1万人以上のリストラが実施されたとのことです。

1985年(明治8年)創業の名門企業も、家電製品の不調と主力のひとつだった原子力発電所事故による原発運転停止が重なり、大きな屋台骨二つがポッキリと折れてしまい、それを誤魔化すために不正に走った感があります。

2015年と2016年の2年にわたって100名以上のリストラを実施したのはサニックスで2015年には609名、2016年には391名をリストラしています。ちなみにサニックスは2014年にも800人規模のリストラを発表していますので3年連続です。

サニックスは、福岡に本社を置き、太陽光発電設備や廃棄物リサイクル等をおこなっている会社で、昔は三洋消毒という社名でした。2015年に九州電力とのあいだで電力の買い取りが中断したことで一気に業績が悪化しました。

東芝が原発事故で原子力発電の仕事を失ったのと逆で、原発事故によってチャンスが転がり込んできた太陽光発電事業に大きく投資したものの、思うようにいかず行き詰まったようです。

どちらも経営者の自己保身や不手際、見込み違いなどが理由で、リストラされた従業員に責任があるとは思えません。世の中のルールでは経営者の責任は末端の部下が取ることになっています。

もっともこうした大手企業をリストラされる場合は、割増退職金や再就職紹介など、それなりの手当がされるのが普通です。

この100名以上リストラには出てこない、中小企業のリストラこそ、退職金がなかったり、会社都合でありながら、本人都合で辞めるように仕向けたりすることが平然とおこなわれていることのほうが非道な扱いで社会問題なのかも知れません。

だから私は何度も書いてますが「会社に勤めるなら大企業に限る」なのです。

で、2016年の大量リストラ企業ベスト5は東芝、田辺三菱製薬、日立建機、ケーヒン、サニックスとなりました。



数値データは、「2016年100名以上の人員削減(応募者数)を公表した国内主要企業」「2015年に100名以上の人員削減を公表した国内主要企業」(不景気.com)から利用させていただきました。

2015年には大量リストラをした企業としてあがっていた電通ですが、2016年は消えました。

しかしご存じのあの事件が大問題を引き起こし、電通に対する非難が集中する中、それが業績にも影響するとしたらそれは今年2017年以降ということになります。

また2015年暮れに起きた入社1年目の社員の自殺が、2015年におこなわれた大量リストラのせいで、残った従業員の負担が急速に大きくなってしまったと考えることもできそうです。

リストラはされるほうも、残ったほうも、人生が狂わされることになります。

リストラを決める経営者側は厚顔無恥で辞めずにそのまま知らんぷりして残っているか、辞めたとしても高額な退職金や天下り先を手にしていきます。

最近は解雇規制の撤廃などという経営者におもねる政策や法整備などを評価する人がいますが、クソ喰らえです。雇用者側にとってなにひとついいことはないというのが現実です。


【関連リンク】
1031 最近のリストラ状況
947 不法解雇や退職勧奨を強要された時に打つ手
742 それでも日本の解雇規制は緩すぎる
710 40歳以上の解雇や退職勧奨は最悪だ
500 リストラと生活保護と自己破産



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怒り (中公文庫)(上)(下) 吉田修一

2012年から2013年にかけて読売新聞に連載されていた小説で、2014年に単行本、2016年に文庫化されました。

また2016年には李相日監督、渡辺謙主演で映画も公開され、妻夫木聡と綾野剛のゲイの絡みシーンなど話題が豊富な作品でした。

どういう内容かはまったく知らないまま小説を読みましたが、簡単に言えば犯罪ミステリー小説で、八王子で起きた夫婦殺害事件の容疑者と疑わしき男が、千葉、東京、沖縄の離島の3カ所に同時に現れ、読者をミステリーの中に引きずり込んでいきます。

千葉の漁協にアルバイトとして働きにきた無口な男性、東京のはってん場でゲイの誘いに応じた宿無しの若者、沖縄の離島で隠れるように暮らしているバックパッカー。その3人を映画では、松山ケンイチ、綾野剛、森山未來が演じています。さて追われている殺人犯人は誰でしょう?

ってことで、犯人を公開捜査で追う刑事、それぞれの男達と関わり合う人達、3カ所で様々なドラマが展開されていくのがとてもスリリングで味がありよい出来です。

タイトルは、犯人が殺人現場に書き残したメッセージですが、それはストーリーには関係がなく、内容とも結びつかず、ちょっとこれはミスリードかなって感じ。他によいタイトルはなかったのでしょうか。

そう言えば、この犯人の逃走劇では、「整形手術」「ほくろ除去」「建設会社の住み込み労働」「離島での自給自足」など、「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件」の市橋達也受刑者と一部かぶります。「逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録」という手記が出版されているので、それを参考にされたのでしょう。

★★★ 
 
  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

月は怒らない (集英社文庫) 垣根涼介

著者の作品では過去に「午前三時のルースター」(2000年)、「ワイルド・ソウル」(2003年)、「君たちに明日はない」(2005年)、「真夏の島に咲く花は」(2006年)を読みました。なかなか芯の通った良い作品が多く、お気に入りです。

この小説は、「戸籍係の女」を改題して2011年に単行本、2014年に文庫本が発刊されています。

タイトルは、この意味不明なものより、直接的な前の「小説すばる」に掲載時のタイトルのままのほうが良かったんじゃないかと勝手に思っています。

内容は、市役所勤務の地味な女性のアパートに、借金取立て屋の男、大学生、交番勤務の警察官の3人の男がそれぞれ癒しを求めにやってくるというたわいもない?話し。

女性も女性で、同時並行で3人と付き合い(肉体関係は二人だけ)、自分のことは誰にも知られたくないし、調べないという条件を付けるなど、なにか思わせぶりです。

調べるなと言われると調べたくなるのが普通なので、人の本性を知らない単なるお馬鹿さん?とも思えてしまいます。

ま、お馬鹿さんでも小説ですから、いいのですが、その3人が偶然!対決するシーンで出会ってしまう場面などがあり、やや内容的に無理が生じていたり、どうも作者の勝手が過ぎるなぁと残念な感じです。

今まで、素晴らしい小説を出してくれていただけに、ちょっとしばらくはお休みなのかと思っています。

★☆☆ 
 
  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書) 曽野綾子

著者は数多くの小説やエッセイを書かれている方で、現在85歳ながら90歳になる夫の三浦朱門氏とともに意気軒昂でなによりです。

50歳以上で、この夫婦の名前を知らない人はまずいないでしょう。

私は過去にエッセイの「いい人」をやめると楽になる」(1999年)と、小説「天上の青」(1990年)を読んでいます。

もっと読んでいるかなと思っていましたが、週刊誌や新聞でコラムなどを読むことが多く、ちゃんと本を買って読んだのはこの二つだけでした。ちなみに夫の作品はまだ読んだことがありません。

著者自ら書いていますが、ご本人は天の邪鬼というのを自慢されているだけあって、かなり偏見の持ち主と言うことがわかります。

もちろんそれは有名人なら遠慮して言わないだけで、誰もがそうした異論や暴論を心の中には持っているはずですので、それを書籍として出すという勇気というか、このお年になればきっと怖いモノなしという感覚なのでしょう。

また偏見と書きましたが、偏見というのは見る角度によっては正論にも暴論にもなるもので、別にそれが差別や名誉棄損になるようなものでなければ何を言っても自由だとは思います。

そうした他人への批判が繰り返されたり、自分の仲間?についてはまるで聖人君子のように持ち上げたりと、好き嫌いの激しい人だなってことがよくわかりました。

最近はこうしたご老人が増えてきたのはいいことなのか、それとも世代対立を煽るだけなのか、よくわかりませんが、いろんな人の考えを知るという意味では勉強になります。

★★☆ 
 
  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟
  
ガソリン生活 (朝日文庫) 伊坂幸太郎

これはまた珍しいパターンで、主人公はマツダの意欲作でもあるデミオというクルマです。

2011年から2012年にかけて朝日新聞夕刊に連載されていた小説で、2013年に単行本、2016年に文庫版が出ています。

擬人法を使い、デミオやブルーバードなど何台ものクルマが登場し、それらの会話で物語を語られます。

舞台は仙台、ある時兄弟が乗ったデミオに、有名女優が現れて乗せたことから物語は始まります。

そのすぐあとに、その女優と不倫相手が乗ったクルマがパパラッチに追われてトンネル内で炎上事故を起こして死んでしまいます。

デミオに乗る兄弟とその母親と姉、女優のスキャンダルを追っていた雑誌記者、昔に埋めた遺体が工事のために掘り返されることを恐れる不良達、それぞれが様々な理由や行動原理で話は進み、それが徐々にひとつに結びついてくるって感じのドラマです。

でも主役はやっぱりクルマ達という現代的でチャレンジングな小説です。

★★☆


【関連リンク】
 12月後半の読書 帰ってきたヒトラー(上)(下)、ストーリー・セラー、7割は課長にさえなれません、家族八景
 12月前半の読書 デパートへ行こう!、ローカル線で行こう!、おまえさん(上)(下)、下鴨アンティーク アリスと紫式部
 11月後半の読書 折れた竜骨、心ひき裂かれて、刑事のまなざし、ピンクとグレー


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1090
ゼロ・グラビティ 原題:Gravity 2013年米・英
監督:アルフォンソ・キュアロン 出演者:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー

アカデミー賞の監督賞他6部門が受賞した最新の技術を駆使した宇宙エンタティメント映画です。

いやホント背筋が凍るぐらいにすごい映像の迫力です。原題のGravityとは重力という意味です。

2001年宇宙の旅」が最初に公開されたのは、1969年にアポロ計画で初の月面着陸成功より1年前の1968年で、その時に観客が見た衝撃と同様のものがこの映画には備わっている間がします。

登場人物は実質二人だけ。そのうちのひとりも早々に宇宙の彼方にいなくなってしまい、ただひとり、誰の助けもなく宇宙に取り残されてしまいます。

ロシアが衛星を破壊したために、それで発生した宇宙ゴミが拡大してスペースシャトルエンデバーで作業中の主人公に襲いかかってきます。

乗っていたスペースシャトルは破壊され、乗員も2人を残して死亡。ひとりが持っていた船外活動ユニットを使い、遠方に見えるISS(国際宇宙ステーション)へ向かいます。

しかしISS到着直前で船外ユニットが燃料切れとなり、ブレーキを利かせられずに激突、かろうじて主人公はISSにしがみついて助かりますが、もう一名ははじき飛ばされ宇宙の彼方へ。

そこから主人公ただひとりの脱出劇が始まります。シャトル→ISS→天宮(中国の宇宙ステーション)と。

原理的に不可能というのはさておいて、重力がない中での様々なシーンは一見の価値ありです。どうやって撮影したのでしょうかね、ってVFXのおかげでしょう。

録画した映像をテレビで見ましたが、これはやっぱり周囲が真っ暗な中、巨大なスクリーンで見ることに最大の価値がある映画らしい映画だと思いました。

★★★

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

真田幸村の謀略 1979年東映
監督:中島貞夫 出演者:松方弘樹、あおい輝彦、片岡千恵蔵、萬屋錦之介

大河ドラマ真田丸は終わりましたが、今から40年近く前には真田幸村がどのように描かれていたというのに興味を持って148分という長い映画を見てみました。

大河ドラマではどっちが主人公?というぐらいに幸村の父親の真田昌幸が目立っていましたが、こちらは片岡千恵蔵演じる真田昌幸は完全に脇役にまわり、メインは幸村と真田十勇士のコミック的な活躍というパターンです。

そしてこの映画は東映俳優陣が惜しげもなく登場します。真田幸村を演じるのは東映のスター松方弘樹で、その他にもちょい役含め加藤清正:丹波哲郎、真田信幸:梅宮辰夫、淀君:高峰三枝子、徳川家康:萬屋錦之介、三好伊三入道:真田広之、三好清海入道:秋野暢子、筧十蔵:森田健作、猿飛佐助:あおい輝彦、霧隠才蔵:寺田農、海野六郎:ガッツ石松、豊臣秀頼:小倉一郎、本多正純:小林昭二、後藤又兵衛:成田三樹夫、林羅山:金子信雄など豪華俳優陣総出演です。

ただ40年前と言えばまだワイヤーアクションもなければ、CGやVFXもありません。

懐かしいような今からするとちゃちっぽい感じもしますが、その代わりにいい大人の出演者がそれぞれ一生懸命に汗をかきながら演技をしているのがよくわかるのでそういう楽しみ方で見ないといけません。

真田丸にも描かれていましたが、真田配下の佐助が徳川家康の影武者を襲ってしまい、まんまと騙されたシーンがあり、やっぱ似ているのかなと思っていたら、最後は真田丸と大きく違い、大阪夏の陣で幸村と家康が一騎打ちをして悪役の徳川家康の首が30mぐらいはね飛ばされてしまいます。

★☆☆

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イエスマン “YES”は人生のパスワード 原題:Yes Man 米2008年
監督:ペイトン・リード  主演:ジム・キャリー

まったく内容も主演俳優のことも知らないまま観た映画です。

主人公は3年前に離婚を経験した独身の銀行員で、仕事以外は家の中に引きこもり、レンタルDVDばかり観ている後ろ向きで暗い男性。

世界中を放浪している友人がやってきて、怪しげなセミナーに参加するよう主人公に勧めます。これが「決断を迫られた時"イエス"といえば人生がすべて変わる」というもの。

セミナー会場で初参加の主人公に、代表者から「YES以外の回答をすれば災いが起きる」と脅されます。

そして、その通りとなり、なにごとにも「YES」と言い続けることで、前向きになり人付き合いが良くなり、そして新たな恋人にも巡り会うことができ、仕事も昇進していくという、コメディ映画です。

ま、アメリカ人らしい発想と言えばその通りですが、”病は気から”と同じで、外へ飛び出し、人生に前向きに生きることで、健康になり、新しい出会いができ、人生がきっと変わりますよということなのでしょう。

日本には70~80万人いるとされている引きこもりの人達ですが、アメリカでも増加しているとのこと。日本だけの現象と言うことではなさそうです。

ただ日本とちょっと違うのは、日本では生活は親がかりで、近所のコンビニぐらいしか出掛けないのに対して、欧米では仕事をしながらもプライベートでは誰とも付き合わず、休日はジッと家にひとりでいるようなパターンが多いそうです。働いていればそれだけで日本では引きこもりとは言いませんけどね。

というように、日本とアメリカではちょっと精神構造や社会との関わりが違いますが、日本でもそろそろ引きこもり対策、ニート対策の役立つ映画を宮崎駿氏か新海誠氏に頼んで作ってもらうとかしないとこのままではまずいのとちゃう?って感じた映画でした。

★★☆

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スティーブ・ジョブズ 原題:Jobs 米2015年
監督:ダニー・ボイル  主演:マイケル・ファスベンダー

言わずと知れたマッキントッシュやiPhoneなどの生みの親、スティーブ・ジョブズの自伝映画です。以前観たFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグの半生記映画「ソーシャル・ネットワーク」とも近いものがあります。

スティーブ・ジョブズは1955年生まれですから、戦後すぐに生まれたベビーブーマー(団塊世代)とは違い、私とほぼ同じく、ジュニア世代との谷間の世代です。そしてまだ若い56歳で膵臓癌から膵臓腫瘍に転移して亡くなっています。

自伝映画ですので、1970年代後半から1980年代にかけて、大学を中退して実家のガレージで仲間とパソコンを手作りするところから始まり、その後画期的で美しいマッキントッシュが爆発的人気となっていくところを映像化しています。

IBMとの闘いや、OSでマイクロソフトのビル・ゲイツとの確執、そして自ら引っ張ってきたジョン・スカリー社長と亀裂が生じていきます。

特に1980年代OS戦争でアップルは先行していながら、その後そっくりなWindowsがマイクロソフトから発表され、ビル・ゲイツとの電話でのやりとりで「テメー!コノヤロー!ビン底メガネのクソヤロー!真似しやがって!許さないからな!ゼッテー破滅させてやるからな!みてやがれ!(筆者意訳)」と罵っていたのが強く印象に。その後2007年にはマイクロソフトから出資を受け入れたりして仲良くなっています。

こうした天才的なカリスマ事業者と、その周辺にいる投資家などとは折り合いがつくことはなく、やがてアップル社を追われるように退社、そしていよいよ窮地に立ったアップル社へ再び返り咲くというめまぐるしい当時の変遷を思い出させてくれます。

登場人物は原則実名で登場し、それぞれの役者がうまく演じていますが、悪者役になった先見の明のないスカリーや投資家達は、この作品を見たのかどうか気になるところです。

★★☆


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