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950
本をよく読む人なら誰しもあると思いますが、買った本が過去に買って読んだことがある本だったという少々残念な経験。

私の場合、記録に残っているものをカウントすると58冊のダブリがあります。蔵書約2500冊中の58冊ですから2.3%にあたります。

本を買うときにタイトルを見ない人はいないので、そのタイトルを見ておきながら、ピンと来なかったのが第一の敗因です。

あと自分の好みのタイトルというものがあって、ついついそのタイトルに惹かれてあまり考えずに買ってしまうこともあります。

タイトルだけでわからない場合でも、文庫の場合は、裏表紙に書かれているあらすじや、文末の解説、発刊日を見て気がつくことがあります。それでも過去に読んだことがわからなければ、それはもうすっかりと記憶から抜け落ちているということで二度買いしても仕方がありません。

もっとも悔しいのは、同じタイトルの小説が、別の出版社から発刊された場合、小説の発表自体は十数年前のものでも新刊として発刊されます。しかも新刊コーナーに平積みで置かれたりしますので、あの著者の新刊だからと、なにも考えずに買ってしまうことです。

読み始めてしばらくして、これ前に読んだぞ~と記憶が蘇り、調べてみるとそういうことだったということが何度かありました。

例えば、浅田次郎著の「姫椿」は2003年に文藝春秋から文庫が発刊され、その9年後の2012年に徳間書房から初版として文庫が発刊されました。その両方とも刊行後すぐに買いました。中身はもちろん同じです。

「姫椿」以外に出版社が変更になって、当然表紙カバーも変わり、間違って同じ小説を買ってしまったのは、清水一行著「株の罠(徳間→角川)」「迷路(光文社→剄文社)」「勇士の墓(光文社→徳間)」、高杉良著「銀行人事部(集英社→徳間)」「社長の器(講談社→光文社)」「大逆転!(講談社→角川)」、楡周平著「猛禽の宴(宝島社→角川)」、半村良著「英雄伝説(講談社→河出)」、宮部みゆき著「誰かsomebody(光文社→文藝春秋)」、宮本輝著「月光の東(中央公論社→新潮社)」「草原の椅子(幻冬舎→新潮社)」の計12冊に上ります。

こちらの不注意とはいえ、これはまったく迷惑な話しです。

ただ出版社の事情で再版や増刷ができなかったり、著者が何らかの事情で出版社を変えたということもあり、いわゆる「大人の事情」があることも理解しています。

次は出版社は同じでも、再版や増刷の際に表紙カバーがすっかり変わってしまい、それに気がつかずに買ってしまうパターン。

特に映画化やTVドラマ化されたりすると、それに合わせて新しいカバーに変わったりします。小難しい文学作品に萌え系アニメや少女漫画風イラストを入れることで爆発的に売れ出したなんてこともあり、出版社のしてやったりという苦労が伺えます。

また中身もカバーデザインは変わらないものの、1冊だった小説が上下刊に分かれ、イメージがガラリと変わってしまうようなリニューアル版というのもあります。

そして最後はなにも変わらないのに、ただ忘れて買ってしまうもの。これは上記にも書きましたが、著者とタイトルに惹かれて買う場合が多そうです。

そういうなにも変わらないのにただ著者とタイトルに惹かれて、つい二重に買ってしまったものは、赤井三尋著「翳りゆく夏」、伊集院静著「水の手帳」、大沢在昌著「夏からの長い旅」、小池真理子著「記憶の隠れ家」「天の刻」、佐々木譲著「夜にその名を呼べば」、、笹本稜平著「時の渚」、重松清著「哀愁的東京」、雫井脩介著「虚貌」、真保裕一著「黄金の島」「ボーダーライン」「真夜中の神話」、藤田宜永著「理由はいらない」、宮本輝著「春の夢」、グレイグ・ホールデン著「夜が終わる場所」、ロバート・B・パーカー著「ペーパー・ドール」などがあります。


タイトルって販売戦略上重要なんですねぇ。

で、読み始めてから「これ前に読んだぞ」って気がついた場合、どうするか?

私の場合は、途中まで読んでいれば、そのまま最後まで読むことが多いです。初めて読む場合と、ある程度知識があって読むのとでは少し感想も違ってきますので、やや悔しい思いをしながらもそれを楽しみつつ。

もっと言えば20代と50代では同じ小説でもその感想や受ける印象は大きく違ってくるものです。30代と40代でも多少は変わってきます。

しかし二度目に読むときに、新たに新鮮な気持ちで読める本もありますが、そうでない本もあり、そういうのは数ページで読むのをやめてしまいます。気持ちは「損した!」ってところです。

二度目に読んでも新鮮に読めるのは、一般的に古くから名作と言われている小説が多く、学生時代に一度は読んだものも、大人になってからもう一度読んでみるのはまたいいものです。

特に夏目漱石とか三島由紀夫、川端康成、森鴎外、芥川龍之介、谷崎潤一郎、星新一、吉川英治など10~20代の頃に読むことが多い作品は、それから30~40年後の今読むと結構新しい発見があり、楽しいものです。


【関連リンク】
886 リス天管理人が選ぶ2014年に読んだベスト書籍
784 リス天管理人が選ぶ2013年に読んだベスト書籍
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949
若者の間に増えてきていると感じるのが「面倒くさい」「かったるい」という強い意識で、これを「面倒くさい症候群」と私は呼びますが、それが私の周囲に蔓延しています。

この面倒くさい症候群は、本来は若者も年寄りも関係なく一定数いると思いますが、若者の数が減ってきたことで、面倒くさがらない働き者の数も減ってきて、それでよく目立つのかも知れません。

面倒くさい症候群の果ては、フリーターであり、ニートであり、引きこもりであり、ゴミ屋敷であり、ホームレスであり、最悪は窃盗など犯罪予備軍でもあるわけで、病気の一種ととらえることもできますが、本人はそれで満足していたりするだけに、周囲が気がついても、おせっかいと見られどうすることもできません。

もちろん一時的に面倒くさい症候群に罹っていても、なにかのきっかけで克服して、なにも問題が起きないケースも多くあります。

この「面倒くさい」は最初は些細なことから始まります。

例えば小学生の頃、夏休みの宿題をするのが面倒に思っていたら、過保護な親がそれをほとんど代わりにやってくれて味をしめて毎年親が宿題をするのが当たり前になるとか、自分が散らかした部屋の掃除を親がこまめにやってくれたり、欲しいものはなんでも親や祖父母にねだると買ってくれたりします。

ゲームをやっていて、途中で面倒くさくなってくれば、リセットしてしまえばいいし、先へ進むために自分で考えて試行錯誤しなくても、誰かに裏技や攻略法を聞けば簡単にできてしまいます。

そうして我慢も忍耐も必要がなく我が儘放題で青春時代を送ってきた人でも、社会に出るとそういうわけにはいきません。そこで壁にぶつかって、病気になったり、家に引きこもったりするケースが増えているのではと考えています。

ちなみに総務省統計局の調査(2013年)では、15~34歳の若年無業者(学校に通わず、仕事にも就いていない人)は63万人、15~34歳人口に占める割合は2.3%とのことです。

おそらくその予備軍(一応学校に籍はあるものの不登校の学生や、形式上だけ家業に就いていたり家事手伝いになっている人達)を含めると200万人は軽く超えているでしょう。

もちろんそのすべての人が面倒くさい症候群でないことはわかっていますが、多くを占めている気がします。

格差社会と言われていますが、この面倒くさい症候群の人は、格差の点で言えば確実に下流に甘んじることになります。

社会に出て親の保護から離れると、自分を守ってくれる人は基本的にいません。自分で自分の生命、健康、財産などを守らなければなりません。

周囲の人は例え人を蹴落としても自分の利益を追求するものですから、それに対抗できる知恵や工夫、耐性が必要なのですが、面倒くさいが先立つと、そうしたことを身につけないまま社会人になり、末路は悲惨です。

他人から持ち込まれる「うまい話」とは必ず「他人の利益のために自己が犠牲になる話し」ですし、友情や師弟愛も、ちょっと油断をすると踏み台として利用されてしまいます。

国や役所は騙さないだろう?と思っていたら、彼らは申請主義が原則なので、ややこしい法律やルール、手続きをちゃんと理解して申請してくる人だけをまともに相手します。

どういう事かと言えば、知識として知っていれば税金が戻ってくるようなケースでも、誰かが自動的に処理してくれるわけではなく、事前に面倒な下準備をした上で、税務署へ行って申告することで初めて戻ってくる仕組みです。

その前にこれは税金が戻ってくるケース?という知識さえ、自分で調べなければ誰かが良心的に教えてくれるなんてことはまずありません。と言うように、公的な税金や保険の申請は面倒くさがりにとっては極めてハードルが高くなっています。

小泉さんが首相だったとき、規制緩和や民間主導と引き替えに、「自己責任論」がよく言われました。つまり官憲の力を薄める代わりに自分のことは自分で面倒くさがらずにちゃんとやってくださいってことです。

これって一見するともっともな話しですが、言い換えれば「国民を過保護にしてきた役所の責任は放棄します」ってことです。

江戸や明治の昔から、「泣く子と地頭には勝てぬ」「長い物には巻かれろ」「官尊民卑」「親方日の丸」というように、元々権力者や官憲の言うことを黙っておとなしく従ってくればよかった日本国民ですから、いきなり「自己責任です」と言われても戸惑うばかりだったでしょう。

自己責任は面倒くさいのです。それを面倒だと思わないように自らを変えていかねばこの先まともに生きてはいけません。

とかく自己に有利なこと、先ほどの税金や年金、健康保険、失業保険、介護保険、住宅控除、配偶者控除、扶養控除、障害者控除、老年者控除、雑損控除、生命保険控除、地震保険控除、医療費控除、特定支出控除、寄付金控除(ふるさと納税含む)、投資優遇制度、生活保護など諸々の公的な諸制度は、調べるだけでもうんざりする複雑さです。

それをちゃんと調べて理解して事前に準備をした人だけその恩恵に預かれるわけです。面倒くさいというのが習慣づいている人は、当然そういうことには無頓着ですからそういう恩恵には預かれません。

よく持ち家派と賃貸派の損得比較が出ますが、持ち家派は賃貸と比べて物件を探すのに手間をかけ、複雑な手続きと計算をしてローンを組み、さらに複雑な登記などをおこなうという非常に面倒な経験をします。

面倒くさがりな人はそうした面倒は避けて親の家に同居したままか、あるいは仲介会社が作る契約書に判を押すだけの賃貸で済ませます。

しかしその損得比較ではほとんど触れられませんが、住宅ローンには住宅ローン控除制度があり、うまくすれば年間20万円以上、最大10年間も税金が戻ってきたりします。

購入した家が古くなり改修が必要になった場合も住宅リフォーム支援制度というのがあり最大で200万円の補助が受けられます。

面倒くさがりには最適な賃貸住宅には大家さんの節税方法はあっても、借り主の優遇制度なんてまったくありません。

面倒くさがりは常に損をするようにうまくできています

所得税の保険控除についても、控除できる保険とできない保険、控除できてもその限度額など細かな規定があり、それを知っているのと知らないとでは、何十年ものあいだに大きな損得が生じます。面倒くさいでしょ?

そうした細かではあるけれど、面倒くさいことを克服して積み重ねていくことで、下流に留まるか、それとも積み重ねて中流以上に上がれるかが変わってくることもありそうです。

いま経済的に裕福な人の多くは、親からの莫大な遺産を継いだ人以外、仕事や生活面でそうした細かで面倒なことを克服してきた人達に他なりません。

今まだ10代か20代の若い人で、自分の面倒くさがりの性格を直したいと思ったら、まずはファイナンシャルプランナーの資格を取ってみるのがいいでしょう。資格を取らなくても試験勉強するだけでも大きな前進となりそうです。

それを商売や仕事にするのではなくても、面倒くさがりを克服するのに役立ちそうです。さらに興味がわけば、社会保険労務士や税理士などの資格に挑戦するようになれば本物です。

よく投資関連で詐欺事件が起きますが、これは多くの場合、「楽して金儲けができる」という罠にはまってしまうわけで、面倒くさい症候群の人はいいカモなのです。

私の場合、親の影響もあって、学生時代までは自炊生活や日曜大工など、面倒ぐさがらずになんでもやってきたほうですが、社会人になってすぐにバブル時代を迎えてしまい、20代後半でいきなりプチ成金のような生活を送ってしまったこともあり、そうした面倒ごとを避けてしまう習性になってしまったのが今思えば敗因です。

今頃言っても遅いですが、20代の頃から、もっと地道に実直に面倒がらず、お金の管理をおこない、投資などもしっかりとやり、各種の節税方法を学び、最適な保険や投資で運用していればと反省しきりです。


【関連リンク】
903 私の想像を超えるビジネスマナー崩壊
833 もうひとつの人生があれば
829 「最後の昭和企業戦士」五十代の悲劇
581 新聞に想うこと その1
407 私のリストラ激闘記

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948
超・格差社会アメリカの真実 (文春文庫) 小林由美

アメリカの社会の問題については最近では堤未果著の「ルポ 貧困大国アメリカ」(2008年)のほうが有名になっていますが、こちらのほうが少し早い2006年に単行本として発刊されています。「ルポ 貧困大国アメリカ」も面白そうなので、いずれは読みたいと思ってます。

著者についてはよく知らないのですが、著者紹介では「ニューヨークとシリコンバレーで日本人初女性エコノミスト、証券アナリスト、コンサルタントとし26年間活躍して来た」とありますが、エコノミスト、アナリスト、コンサルタントなんていうのは自称でなれる職業なので、日本人女性初というのはどうなのでしょう?

特に明治以降、渡米して経済関連の仕事をしていた日本女性など自称こそしていないもののいくらでも先人はいそうです。

ま、それはさておき、タイトルだけ見ると難解そうに見えますが、アメリカ資本主義経済の成り立ちの歴史から、経済格差ができてきた理由、それが現在のアメリカ社会に及ぼしてることなど、わかりやすく説明をしてくれています。

特にアメリカというのは誰もが知っている通り、まだ建国して200年かそこらの新しい国で、歴史というものは極めてシンプルかつ短期で、その中に、資本主義、民主主義の形がギュッと詰まっている国です。

それが古いしがらみに毒されずいい面に出ていることと、先人達のノウハウや経験が不足しているって面もあります。

古いしがらみに毒されていないと書きましたが、本書では、ヨーロッパから持ち込まれた様々な古い慣習や伝統などの中には、経済上の特権階級や利権などが含まれていて、比較的公平な政治と、古き慣習がはびこってきた経済とは、切り離されてきたことがよくわかります。

もっともITベンチャーが出てきて以降は、そうした特権階級の没落も目立ち始めているようですが。

少し前(高度成長期)なら、アメリカ経済は日本が追い求め、真似をすべき道と言われてきましたが、様々な社会問題を抱えて、中流社会が崩壊、大きな格差が生まれてきて、これじゃダメと反面教師にする動きがあります。

しかしそれでもやはり日本はアメリカの後を追い続けて、マネーゲームに翻弄され、産業の空洞化を招き、国民総中流社会と言われていたのが、今や下流社会化しつつあり、親の資産によって受けられる教育の質が違うという生まれながらの格差が拡大することになりました。

この本を読んで、どうすべきなのか?ということはわかりませんが、アメリカの後を追うことが宿命づけられているならば、まもなく日本で起きそうな不安要素はみなこの本の中に詰まっていると言えそうです。

もっとも筆者は「和をもって尊し」とする日本人と、「なによりもお金を儲けることが善」のアメリカ人とでは本質的に考え方が違っているので、単純に比べられないというように書かれています。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

恋する空港―あぽやん〈2〉 (文春文庫) 新野剛志

2008年に発刊された「あぽやん」の続編として2010年(文庫は2012年)に発刊されました。その「あぽやん」は、「2012年4月後半の読書」に感想を書いています。

その時の感想で「こういうたぐいの小説は比較的テレビドラマになりやすいので、そのうちきっと制作されることになるのでしょう。」と書いていましたが、その通り2013年にはTBSで「あぽやん~走る国際空港」という連続ドラマが伊藤淳史主演で制作され放送されました。見ていないけど。

こうした若者向けのお気楽お仕事ドラマは毒にも薬にもなりませんが、比較的視聴率も取りやすくドラマ化されることが多いですね。

さてその第2弾も第1弾と同様、連作短編形式で変な旅客や空港内で事件が発生して、あぽやんこと旅行代理店社員の空港勤務の活躍物語で、「テロリストとアイランダー」、「空港ベイビー」、「ランチ戦争」、「台風ゲーム」、「恋する空港(あぽ)」、「マイ・スイート・ホームあぽ」の6編からなっています。

元々日本航空の子会社で旅行代理店のジャルパックの空港勤務だった著者ですから、内容には専門的なことも含め正確に書かれているのでしょうけど、たいへんな仕事だろうなというのは容易に想像がつきます。

毎日空港で勤務する職員とは違い、一生に一度あるかないかという団体海外旅行ツアーに参加する旅客というのは、空港も初めて、出国するのも初めて、人によっては飛行機に搭乗するのも初めてと、初物づくしの人もいます。

そうした中で、指名手配中のテロリストと同姓同名で不審な乗客、海外で出産しようと予定日を誤魔化して出国しようとする女性、不倫芸能人とその妻、韓流スターの追っかけで台風でも遅れることが許せない女性などを相手にしながら、主人公は教官となって新しくスーパーバイザーを目指す男性のOJTをしていきます。

★★☆

著者別読書感想(新野剛志)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

津軽殺人事件 (徳間文庫) 内田康夫

この小説は浅見光彦シリーズでは26作品目、1988年に刊行された小説で、現在すでにシリーズ120作品を超える中では、古い作品となります。

読んでいると太宰の生家で観光地となっている明治時代の建築物「斜陽館」は、この本が執筆された当時、民間業者が旅館として使っていて、せっかく趣きがある住居用洋館が観光客用の喫茶店とかに改装され、小説の中で憂いていましたが、その後1996年に町が買い取り、現在は五所川原市太宰治記念館「斜陽館」として運営されるようになり、また建物っが2004年には国の重要文化財としても認定されて、元の姿に戻されています。

そのように小説が書かれた時と現在では30年近い開きがあるので、町の風景もだいぶんと変わってきていると思われます。

この小説を原作としたテレビドラマは以前見たことがあり、概ねのストーリーは知った上で読みました。

テレビドラマでは、ロケ地は別としてストーリーは割と忠実に原作を再現して作られていますので、ドラマを見てから小説を読むと、その場面場面にその時の映像が思い浮かびます。

あらすじは、ある男性が東京のホテルの部屋で服毒して死亡しているのが発見されます。その男性は弘前で古書店を経営していて、太宰が描いた絵があると聞いて東京まで商談にやってきたとのこと。ヒロインはその亡くなった男の娘で、司法試験を目指して東京に住む女性です。

男性のポケットには太宰の詩が書かれた紙で、紛失してた手帳から破り取った紙のようで、それがダイイングメッセージではないかと光彦が推測します。

光彦は東京の刑事と、亡くなった男性の娘とつきあっているという大学時代の同級生に頼まれ、真相を突き止めるため青森へ向かいます。すると今度は青森でも次々と殺人が起きることになります。

内容は、津軽殺人事件というよりは、太宰殺人事件というべきもので、太宰と関係の深い場所や話しが所々に出てきて、興味のある人には応えられないかもしれません。

また小説では2時間ドラマでは伝えきれない詳細な描写や歴史的な背景なども書かれていて、地元の人なら当然のようなことでも、その他の人が読むと変わった風景だとか奇習を知ることができて、それも楽しいですね。

★★☆

著者別読書感想(内田康夫)

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

恐山殺人事件 (廣済堂文庫) 内田康夫

津軽殺人事件」にこの「恐山殺人事件」と殺人案内ツアーとなってしまいましたが、理由はご想像の通り、この夏休みに東北、特に今まで行ったことがなかった青森を中心にグルリと回ってきたので、先に知識を入れておこうと読んだものでした。

他に青森が舞台になっている同、速見光彦シリーズでは「十三の冥府」がありますが、こちらは過去に読んでいます。

これらの三つの小説に登場した場所からは、十和田湖、奥入瀬、新郷村ピラミッド、八戸蕪島、恐山、津軽藩ねぶた村、五所川原立佞武多の館、十三湖などへ寄ってきました。小説を読むまでは、恐山以外はほとんどなにも知らない場所でした。

恐山は子供の頃に見た映画で、気味悪いイタコがいて、怖い場所ってイメージがあるぐらいです。

さてこの小説は、タイトル通り、その恐山が舞台ですが、まずは東京で連続殺人が起きるところから始まります。

そして殺されたひとりの祖母が先祖代々引き継いできた恐山のイタコで、殺される前からその孫には「北の方角から地中深くをよくないものが殺しにやって来る」と警告を与えていました。

たまたま殺されたひとりから、光彦に手紙が送られていたことから、趣味の探偵ゴッコに乗り出します。また光彦と大学の同級生の中にイタコの娘がいたことも関係します。

ちょっと科学では証明ができない霊的な出来事も発生したりと、タイトル通りに少しオカルティックなところもありますが、事件は主として東京で展開し、最後のクライマックスで十和田湖が少し出てくるぐらいで観光案内にはあまりならないかな。

★☆☆

著者別読書感想(内田康夫)


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947
望まないのにもしリストラなどで会社を解雇や退職勧奨される場合、ただ会社の温情にすがってわずかばかりの退職金や解雇予告手当をもらって泣き寝入りせざるを得ない場合もありますが、もちろんそれ以外の方法もあります。

難しいのはケースバイケースで、これならお得!っていう解決法はなく、先の「退職金」や「解雇予告手当」が結果的には一番よかったというケースもあり得るというのが難しいところです。

通常、解雇や退職勧奨される場合は、重大な就業規則違反がある場合や、業績不振等で人員削減せざるを得ない場合、その他ワンマン経営者やその他の権力者に楯突いて嫌われた場合などもよくあるケースです。

わかりやすいのは、重大な就業規則違反の場合で、それも自らが認める行為、例えば重大な犯罪を起こしたら、通常は懲戒解雇になり、同時に逮捕、起訴され有罪判決が下されます。

その場合は、通常退職金等もなく、せいぜいその罪が「懲戒解雇」の要件に当たるか?という判断を求める以外に方法はありません。

難しいのは「重大な就業規則違反」をしていないのにそれを理由にされる解雇でしょう。

なにが重要であるかというのは会社によっても違ってきますし、当事者の考えにも差があります。解雇の不当性を争う場合、その重要度の差を争うことになります。

次に一般的に多いリストラなどでの退職勧奨では、大きく二通りあって、自ら進んで手を挙げる場合と、手を挙げなくてもターゲットがあらかじめ決めて指名解雇に近いものとがあります。

退職金割り増し制度などが充実していると自ら手を挙げる場合が多く、そういう人達はそれでハッピーになれる人もいるので、問題はありませんが、後者の場合は「なぜ私が!?」という修羅場に立つこととなります。

そうした解雇、または退職勧奨において、どうしてもその会社の対応に納得ができない場合、ひとりで悩むことなく、労働者ができることがいくつかあります。ここでは公的機関が介在する3つの解決策について書きます。

ひとつ目は、不当解雇(または不当退職勧奨)の解雇無効と損害賠償の民事裁判を起こす。

この民事訴訟は割と知られているので簡単に書いておくと、一般的に弁護士を通じて(個人でも可能ですがかなり大変です)訴訟を起こすと、まさかそこまで抵抗されると思っていなかった会社側が折れ、和解の解決金等で早期に決着するケースがあります。

それが一番の狙いですがもし和解せずに長々と裁判を行っていくと、その費用も時間もかかり、お金を稼ぐため働こうと思っても労働裁判中の人を雇ったりしてくれる会社もないので(解雇無効で訴えているなら判決が出る前に短期アルバイトならともかく他へ就職することもできません)、よほど裕福な人でないと生活が破綻しかねません。

例え1審で勝っても、その後、高裁や最高裁までいくと5年以上かかるケースもあります。裁判が長引いても会社側は担当部署があり、顧問弁護士もいるので、たいした損害でも影響もなく、逆にタチの悪い会社だと、原告を苦しめるためにわざと長期化作戦をとってくる可能性もあります。

なので、例えばワンマン社長の勝手な逆鱗に触れてまったく理不尽な不当解雇に遭って、どうしても世間に公表して見返してやりたいとか、明らかに労働者側に瑕疵がなく解雇や退職勧奨された場合でなければ、いきなり民事訴訟をするというのはリスクもそれなりにあるということです。

現在政府が検討中の「解雇無効時の金銭解決制度」というのは、労働者側が勝訴した場合に使う制度で、解雇は無効だけどそうは言っても人間関係が壊れていて元の職場にとても戻れないでしょ?っていう場合、解雇は無効だけど退職してお金で解決しましょうという話し。

これが普通になると、解決金さえ払えば解雇は自由にできるという雰囲気が形成されるようになるかも知れません。

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

二つめとして労働審判手続きというのがあります。

労働審判は裁判所で開かれ、裁判官と民間審判員の計3人が原則3回以下の審理で調停または審判をおこないます。

民事訴訟と違う点は双方の合意を目指すので、退職が基本となるケースが多く、解雇無効で復職というケースはまずないということ。ただしその分解決金は高くなるようです。

労働審判手続き(裁判所)

裁判と同様、弁護士に依頼することも、自分で手続きをすることも可能です。費用は自分で手続き等すべておこなえばほとんどかかりません(数千円~2万円程度)が、弁護士に依頼をすれば、それなりに(20~40万円+成功報酬)かかります。

この労働審判が双方で合意がされなかった場合は、民事訴訟へ場を移すこともあるようです。そうなってくるともう泥沼状態で、覚悟を決めてかからないと、経済面はもちろん精神的にも追い詰められてしまいます。

最近は、ブラック企業問題やいじめ、セクハラ、パワハラなど職場での問題が増えているせいか、申し立て件数が増加傾向にあり、そのうちの約8割がこの労働審判で決着しているようです。

労働審判手続きで最後に合意されるまでの期間は、早い場合で2ヶ月、時間がかかると半年ぐらいかかるケースもあるようです。

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

三つめの方法としては、都道府県労働局の紛争調整委員会による「あっせん」があります。

実はこれが一番穏当な労働争議の公的機関を使った解決法で、費用もかからず、比較的早い(2ヶ月程度)解決が得られます。

この「あっせん」は「個別労働紛争解決促進法」で定められた制度のひとつで労働紛争の解決手続きです。

厚生労働省「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律に基づく3つの制度(pdf)

弁護士や社労士、大学教授などが間に入り、雇用側と労働者側双方の意見を聞いて、早期に紛争を解決する仕組みと言えます。

ただし裁判のように違法性などで白黒をつけるものではなく、通常は解雇を前提とした解決金の額を決めることが多いようです。

双方の合意を目指すため、解決金は上記の民事訴訟や労働審判手続きと比べると、なにかの罪に対する賠償という概念ではないので、かなり低額の決着になってしまうようです。

したがって明らかなセクシャルハラスメントや過度で強制的な残業のような違法性の高いケースだと、賠償金や解決金に大きな差が出るので、裁判のほうがいいようです。

また「あっせん」では違法な解雇など労働法に明らかに違反しているような時や、すでに裁判中のもの、労働者間同士のトラブルなどについてはおこなわれません。

この「あっせん」が重宝されるのは、そのスピード解決のためで、早く前の職場でのトラブルは忘れて、前向きに次の新しい仕事をしたいと考える人には向いているようです。

以上、公的機関を利用した解雇、退職勧奨強要の際の対応策でした。

その他、民間の組合(ユニオン)を利用した団体交渉などもありますが、まずは公的機関を積極的に利用するのがいいのではないでしょうか。

2010年に「労働紛争解決法」というブログを書いています。もう古いかな?って思いましたが、今でも特に変わってなく問題なさそうですので、こちらも参考にしてください。


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高齢化が進み、介護が必要な人が都市部を中心に急増すると予測されています。

現在でもすでに都市部の介護施設は常に満員で、定員が数十名のところで何十人、百何十人待ちとか言われると、たぶん高齢者の余生いっぱいかかっても順番は回ってきそうもなく、あらかじめ元気で若いときに予約を入れていくのが常識と言われそうです(できないとは思うけど)。

要介護者を受け入れる介護施設も不足気味ですが、もっとも深刻なのは介護職員の数です。

介護職員37.7万人不足 25年度時点、厚労省推計(日本経済新聞)
厚生労働省は24日、2025年度に全国の介護職員が37.7万人足りなくなるという推計(確報値)をまとめた。高齢化で介護サービスの利用者が増えて253万人の職員が必要になる一方、実際に働くのは215.2万人にとどまる。都道府県別にみると、宮城県や群馬県など地方での不足が目立っている。

概算で平均的に介護者1名が要介護者10名を担当すると仮定すれば、介護できない人が380万人。要介護者の全体数は10年後には600万人を超えているでしょうから、およそその6割の要介護者がほったらかしになるとも言えますね。

介護は国や自治体に頼るのではなく、家庭の中でおこなってくれっていうのが国の方針なので、介護ができる家族がいない人はもう野垂れ死にするしかありません。

あるいは、どこの世界にも縁故というメリットがありますので、介護においてももし自分の家族を介護施設に入れたいと思うならば、とんでもない大金を積むか、それができなければ、自らが介護施設で働いて、そこで信頼を勝ち取り、幹部に上り詰めて権力をつかみ、その権力を行使して自分の親や兄弟を優先的に受け入れるというような手段に出るしかありません。

数十年前には看護士不足が盛んに話題となったことがありました。当時はまだ介護士というのは一般的でなく、看護士(当時は看護婦)が24時間態勢で、介護士的な仕事もおこなっていた時代でした。

その時ビートたけしが「他人のシモの世話までしなくちゃならない看護婦さんには、風俗嬢並みの給料を出してあげるべき」という意味の発言があり、確かに24時間態勢で人のシモのお世話までする看護士さんは大変だものなぁって思いましたが、そうすると医者や医療技師の給料も同時に上がってしまい、医療界に属する人達の報酬は年収数千万円、数億円とか超インフレになってしまって、保険制度も間違いなく崩壊してしまうなぁって思ったり。

さて介護職員を手っ取り早く増やすにはどうすればいいでしょうか?

給料を高くすればそれなりに増やすこともできるでしょうけど、介護保険や健康保険、税金で賄われる医療費、介護費に関しては、そうそう給料を高くすることは現実的にできないでしょう。

そこで考えてみました。
給料を上げずに介護職員を増やすには?

1)家族を介護施設に入居させたい場合は、家族が介護施設で働くことを条件とする(人質プラン)
2)高校、大学で半年間の介護施設研修を必須科目とする(教育徴用プラン)

そして3つめとして考えているのが、粗暴犯ではない懲役刑や交通刑務所の受刑者の仮釈放または刑の軽減または執行猶予をつける条件として、半年以上の介護施設勤務を課す(刑減免プラン)

どうでしょう。

1)は家族が介護施設で働けば無条件で介護施設への入居が認められるといういたって公平なプランで、身寄りがないって言う人には残念だけどこの方法は使えません。つまり少し遠回りだけど、介護施設で働いてくれる(かも知れない)家族を大事にしたり、少子化を防ぐのにも役立ちます。

老老介護で様々な問題が起きていますが、もし元気な片方の高齢者が介護施設で住み込みで働けるならば、そうすることで介護が必要な配偶者を優先的に施設に預けることができ、その配偶者とともに生活ができるわけで、老老介護の負担もかなり減らせるのではないでしょうか。

2)は子供のうちから介護を身近に感じてもらって、いつでも簡単な介助ができるように国民全員が介護を経験しておくっていうのはそう悪いことではなさそうです。

もちろん拒否すると、出席が足りずに卒業できず、単位も取れなくなり、ほぼ強制的なものです。諸外国では徴兵制なんてのがあって、兵役をするかあるいは数年間社会福祉施設で働くかなど強制しているところもあります。それからすれば優しいものです。

現在約330万人の高校生がいますので、3年間の間に半年だけ介護施設で働くとすると、常時55万人分(330万÷6)の不足が補えることになります。大学生は約290万人で、4年間に半年だけ働くとすると約36万人分となります(290万÷8)。

もちろん学生はベテラン介護士と同等には働けないものの、一気に90万人(半年間)の介護補助者が誕生し、そこで学んだことが、将来自分の親や兄弟のために役立つという、高齢化社会にとって見本になるようなよい連鎖が起きそうです。

3)では、現在刑務所にいる受刑者は約7万人います。そして年間に釈放(出所)するのは約5万人ほど。その中から凶悪犯、粗暴犯は除き毎年2万人ぐらいを対象とし、実刑として半年~1年間入所する代わりに、半年~1年間指定された介護施設への勤務を命じます。

よくまじめに更正したくても犯罪歴がネックになって出所後就職できず累犯を重ねてしまうとか言いますが、介護施設で経験を積んでさらに資格を取れば、とりあえず出所後に路頭に迷うこともなくなるでしょう。

不足する38万人に対して、わずか年間2万人程度の補充ですが、それでも不足して介護職員の疲弊が進む介護人材に少しでも役立てるとすると誰からも文句は出ません。

犯罪者は怖い!っていうのもあるでしょうから「凶悪犯や粗暴犯は除く」って条件をつけました。例えば普通の会社員や公務員だった人が、お酒を飲んでクルマで事故を起こし、人を轢いて死なせてしまったようなケースなどを考えれば、受刑者はどこにでもいる普通の人達です。

もう出所しましたが、ホリエモンのような経済犯も同様に問題なさそうです。彼は刑務所の中で高齢入所者の介護的な仕事をやっていたとなにかで読みました。

いずれにしても今後都市部での介護職員不足が顕著になってきますので、まだ元気で行動力があるうちに、地方への移住を考えた方が良さそうです。ところが相反して元気なうちは、刺激が少ない地方への移住って、なかなか考えられないものなのですけどね。

※8月12日(水)は夏休み中のため更新もお休みします。


【関連リンク】
888 火事と高齢化社会の因果関係
876 介護にまつわるあれこれ
865 仕事と介護の両立という難題
780 あらためて高齢社会白書を概観してみる
568 老人虐待と介護の問題



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