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1365
田園発 港行き自転車 (集英社文庫)(上)(下) 宮本輝

2015年に単行本、2018年に文庫化された長編小説です。元々は富山市に本社を置く北日本新聞に2012年から約3年間にわたり連載されていた小説です。

そうしたこともあり、富山県各地の自然の美しさ、様々な交通機関、美味しい料理などがふんだんに取り上げられていて、私が名付けた「うんちく小説」という著者の作品群にバッチリ当てはまっています。

私は若い頃に、富山には行ったことがありますが、その時は、黒部ダムを見に行くのが主目的で、その他はほとんど素通りでしたので、あらためてこの小説を読むと、富山の海岸沿いへ行きたくなりました。

登場人物の相関関係はややこしく、これは著者自身の自伝的小説「流転の海」ほどではないにしろ、ややこしい限りです。

主人公は、宮崎へ出張と言いながら、なぜか富山で急死した自転車会社社長の娘、そして京都の花街の中で親の代から茶屋を営む女将さん、さらに、東京の企業に勤める中年男性、その3人の視点で物語は進んでいきます。

それらに加え、富山で美容院を営む亡くなった社長の愛人とその息子、昔は祇園で浮名を流していたが事業に失敗し、その後富山で警備会社を経営する男性、祇園の芸者置屋の女将、自転車会社社長と仲が良かった若くして亡くなった伝説の芸子、京都の出版社勤務の編集者、亡くなった自転車会社の社長の右腕だった老齢男性などなどが絡んできます。

舞台が、京都の祇園や地方都市の富山でしかも滑川という場所だけに、小説自体もなにか時がゆっくりと流れている昭和の香りがします。

タイトルだけ見たときには著者の初期の作品「青が散る」のような青春小説かな?と思いましたが、全然違って、複雑な人間模様と、時代に翻弄されたそれぞれの人生を描いたなかなか奥の深い小説でした。

★★★

著者別読書感想(宮本輝)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life 伊集院静

大人の流儀」シリーズの第6弾で、2016年刊の新書です。確か週刊現代に連載されているエッセイをまとめたものだと思います。

帯に「生きる勇気が湧いてくる。感動の1冊」と大げさに書いてあったので、60過ぎのオッサンに生きる勇気を持たせてくれるのかと、わくわくしながら読みましたが、肩すかしも良いところです。

著者の小説やエッセイは好きで、過去に16作品(19冊)を読んでいますが、著者の作風が変わったのか?それとも読み手の私が年齢とともに感性が変わったのか?その両方かもしれませんけど、これはいただけません。

とにかく、同じ事を何度も書く、しつこく書く、中には自慢たらしく思えるようなことを自慢げに書く、過去の美しい想い出を何度も書く、あまり考えずに単なる思いつきだけで書いている?と思う箇所など、これはいずれも高齢者の多くに見られる現象のような気もします。著者は今年で69歳、いつまでも若くはないですね。

好きな作家さんだけに、こうした症状が垣間見えるのは、ちょっと残念です。

もっとも、若い人にとっては、こうした波瀾万丈の生き方をしてきた人の経験を垣間見ることで、いろいろと考えることもできるでしょうから、すべて悪いと言うつもりはありません。

要は読み手がどう思うかですから、私も個人的な感想を述べているだけで、それを誰かに批判されても困ります。

★☆☆

著者別読書感想(伊集院静)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

日本農業への正しい絶望法 (新潮新書) 神門善久

2012年刊の新書で、日本の農業の実態と、その周囲に群がる政治家、官僚、マスコミなどを赤裸々に告発しています。

著者が言うように、一度も現場に足を向けないような、役人や識者と呼ばれる学者、ジャーナリスト、マスコミの記者などが、日本の農業は素晴らしいという情緒的なイメージを作っているというのはなんとなくわかります。

また効率化を図って世界と戦える大規模農業こそが、生き残る道だという主張や世論にも警鐘を鳴らしています。

私自身は農業とは縁遠い世界にいるだけに、いったいなにを信用すれば良いのかはわかりませんが、様々な主張をこうして読むことで、一方的な考え方になるのだけは防ごうと思っています。

この本の中でも、へぇーと思ったのは、「農家は一般的なサラリーマンよりも収入面で恵まれている」という部分。

なにかイメージ的には「農家は収入が低いけど、ある程度自給自足ができるので食っていける」というものがありますが、実態としては、農家は平均的に年収も高く、しかも家や土地があり、優遇された税制や補助金まであるということ。

テレビで見る農家は「台風で水浸しになって困惑する姿」や、「高齢化した夫婦が毎日畑に出掛ける姿」などで、「農家ってたいへんだなぁ」というイメージしかありません。

この本を読むと、農地として税制優遇を受けておきながら、駐車場に変えて利益をあげていたり、息子に分家するという名目で税制優遇された土地を譲り、その土地に家を建て、その家を第三者に転売するなど、様々な農家の錬金術が書かれていて、上記のようなほのぼのとした農家のイメージは崩れてしまいます。

若い人が地方へ行き、新たに就農することでも、農家は荒れて使えない土地しか貸してはくれず、何年かかけて苦労して土地を改良し使えるようにしたら、貸し出し期間の延長はしないとか、やりたい放題な農家もあるとか。

ただ、日本の農業の未来について著者が言うような「農業技能を高め、質の高い生産物を作る」というのも、そういう高くても良いものを求める著者のような人も中にはいるでしょうけど、安くてそこそこな野菜や米などがあれば十分という需要が国民の大部分を占めている現状があるわけで、そうしたことを真っ先に考えるべきではないかと思います。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

お引っ越し (角川文庫) 真梨幸子

ホラーじみた連作の短編小説集で、2015年に単行本、2017年に文庫版が発刊されています。収録作品は、「扉」「棚」「机」「箱」「壁」「紐」の6編です。

著者の作品は過去に「あの女」と「殺人鬼フジコの衝動」を読んでいますが、その両作品はイヤミス(読後感が悪く、イヤな気持ちになるミステリー)の女王というイメージ通りの作品でした。

2019年2月後半の読書「あの女」

2015年2月前半の読書「殺人鬼フジコの衝動」

ただ、今回のような短編小説になると、そのイヤミスパワー(この短編ではそれが目的ではないかも知れませんが)も大きく減衰してしまい、それに期待をしすぎるとガッカリします。

まだ読んだ作品数が少ないので決めつけられませんが、この著者の作品は、いろいろといわく付きで読ませる長編こそ魅力がありそうです。

ちょっとユニークなのは、文庫本の最後にある解説がよくある普通の解説ではなく、本文の続きになっているようで、この短編集の解説を依頼されたライターが、「この本は読まない方が良い」と書きます。そして自分とは出会わない方が良いと、登場人物になって忠告を与えています。ホラーでしょ。

★☆☆

著者別読書感想(真梨幸子)


【関連リンク】
 8月後半の読書 美学への招待、中年だって生きている、すべて真夜中の恋人たち、孤独の歌声
 8月前半の読書 彼女のいない飛行機、残された者たち、国境(上)(下)、残念な人のお金の習慣
 7月後半の読書 占星術殺人事件、ソクラテスの妻、我が家の問題、「日本の四季」がなくなる日 連鎖する異常気象



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1364
先月のことですが、午前中の時間、近所を散歩していたとき、狭い道で信号待ちをしていた小型車が、対向車が横をすりぬけられるスペースを空けるためか、左側の路肩ギリギリに寄せて停まっていました。

歩行者が左側を通れないほどに寄せていて、その停め方に「ちょっと極端すぎないか?」と、ふと見入ってしまったのですが、信号が青に変わり、クルマが動き出したときそれは起きました。

クルマの左前にはコンクリ製の電柱が立っていて、当然それを避けて前進すると思いきや、なぜかそのまま直進して、その電柱に左側のバンパー、フェンダー、サイドミラー、ドアと連続してガサガサぶつけながら、停まることもなく、信号を左折していきました。



左サイドミラーは完全につぶれ、その本体は路上に落下、中身の装置(鏡の角度を変えたり、ミラーを閉じるための装置)が、配線コードでクルマからぶら下がっているという状態です。

落下したミラー(翌日の夜に撮影)


ぶつけた痕が残る電柱(同)


私もちょうど、その交差点で信号待ちをしていたので、ぶつけた後、被害状況を確認するためすぐに停まる?と思っていたら、何事もなくそのまま去って行き、呆気にとられました。オイオイ。

運転席には白髪の高齢の男性が、助手席にはその妻と思える老齢の女性が座っていました。

助手席の女性は気がついているようで、なにか言っているようでしたが、運転席の男性は気がついているのかいないのか、我関せずって感じで、前方だけを見て運転していました。

池袋での暴走死亡事故の時も、助手席の妻が「危ないよ、どうしたの」という声かけに、運転手の高齢男性は「あー、どうしたんだろう」と、非常事態が起きている認識が薄い無自覚な返事をしていましたね。それを思い出しました。

実は、それだけでは終わらず、散歩を終えて、自宅近くまで来たときに、再びそのクルマと出会いました。

なぜ同じクルマだとわかったかというと、まるで昔のスパイクタイヤを履いたクルマのように、ガチャガチャと大きな音を立てて交通量の多い市道を走ってくるクルマがあったので、「何事か!?」って、ウォーキング中思わず振り向いたら、さっき30分ほど前に見たままの、左側のミラーが取れ、コントロール装置がケーブルでぶら下がったままの状態で他のクルマに混ざって走ってくるではないですか。

しかも、その異常な走行音の発生源は、ぶつかった左前輪が完全にパンクしていて、タイヤはぺちゃんこな状態なのに関わらず、30~40km/hのスピードで、30分前に電柱にぶつけた場所の方角へ走り去っていきました。オイオイ2

おそらく、なにか用事で出掛け、その用を済ませたあと、自宅へ戻ろうとしているのでしょうけど、サイドミラーはない、タイヤはパンクしている、そんなひどい状態でまだ走るかい?FF車で前輪がぺちゃんこで、ハンドルもブレーキもほとんど効かず危ないでしょ?

  ◇   ◇   ◇

次は数年前に目前で経験したことですが、スーパーの平置き駐車場での出来事。

70代、もしかすると80代かなと思える年配のおじいさんが運転する軽トラが、駐車場で停めようとしているのですが、どうも駐車場のマーキングラインに合わせて停められず、斜めになったまま何度も前進後退を繰り返していました。

ま、そういうことって初心者にはよくあることなので、仕方ありませんが、年季の入った軽トラに乗っているのはおじいさんで、運転初心者とも思えず、ちょっと不思議に思い、駐車場の入り口で停まったまま待っていました。

するとそのおじいさんの軽トラが、隣に停めてあるクルマに、後部をバーンとぶつけ、切り返して、前進したかと思うと、また下がってバーンと大きな音を立ててぶつけてと、何度か隣に駐車しているクルマにぶつけながら、平然としています。

大きな音も出ていますので、当然ドライバーもわかっていると思いきや、近くにいた人が身振り手振りでぶつかっていることを注意したところ、クルマから降りてきて、ぶつかったところを見て初めて驚いている始末。マジか?

どうも悪びれるでもなく、「自分は悪くない、こんなところに停めているほうが悪い」みたいな感じでなにかボソボソ言って、その後、ぶつけられてしまった人とのやりとりはあったのか、それとも知らないふりして逃げたのかは不明ですが、まったくひどいことです。

そういう常識外れというか、事故の認識がない人が、混雑した街中や、高速道路を普通に走っていると思うと、そりゃ、悲惨な事故も普通に発生しますよね。

  ◇   ◇   ◇

もうひとつ、これは加害者は不明で、高齢者とは限りませんが、クルマで旅行中、その日宿泊をするホテルの広い平面駐車場の中に停めました。遅い時間に着いたので、周囲は暗く、たまたま空きがあったところに停めました。

翌朝クルマに戻ると、隣にクルマを停めていた人(家族で旅行中の感じ)から、「昨夜、駐車中にぶつけられたみたいで、あなたのクルマじゃない(傷はついていない)ようだけど、あなたが停める前に停まっていたクルマを知らないか?」と聞かれました。

「昨夜、ホテルの玄関に近い場所がたまたま空いていたので停めたけど、前に停まっていたクルマは知らない」と答えるしかなく、当て逃げされ、大きくボディをへこまされた方が気の毒でした。ボディだけでなく気持ちもへこみますよね、せっかく楽しい旅行中だろうに。

高齢者の事故が騒がれていますが、決して交通事故は高齢者だけが突出して多いというわけでなく、人口に占める高齢者の割合が増えてきて、目立つようになってきたことが一番大きな要因です。

しかし、高齢者が認知力不足?によって引き起こす事故を間近で見ると、本人には自覚がなく、ちゃんと運転をしているつもりだけに、周囲は注意のしようもなく、まったく困ったことです。

そういう自分も、やがては知らず知らずのうちに注意力や認知力不足になってくるのかと思うと、誰かに指摘される前に免許証の返納を考えないといけないなぁと、飛び散ったサイドミラーの破片を見て思いました。

【関連リンク】
1081 高齢ドライバに対する偏見と規制
1044 高齢者ドライバーの増加がもたらすこと
864 衝突安全性テストについて
800 高齢化社会で変化している交通事故の統計を見る
751 自動車事故と車種や装備の関係

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1363
1992年に建てられた建売一戸建て住宅を同年に購入し、その9年後の2001年に1回目の屋根と外壁の塗装をおこなっていました。

それから18年、、、

住宅は準防火地区ということもあり、燃えにくいモルタル壁に塗られた外壁を触ってみると、紫外線にあまりさらされていない部分は、まだ大丈夫ですが、大部分は、手で触ると外壁塗装の白っぽい色が移り、塗装の役目を果たせていません。スレート屋根の塗装も完全にはがれ落ち、見るも無惨な姿を現していました。

以前からずっと「補修(塗装)しなきゃなぁ」と思っていながら、まとまったお金が必要になるので、つい先延ばしをしてきましたが、今回そのきっかけとなる屋根の上の板金(棟板金、または棟包みというらしい)が、強風のため一部はがれてしまうと言う事態が起きました。一部と書きましたが、長さにして10m近くがはがれてしまっています。

近所の工務店さんに相談したところ、「板金修理だけでも工事の安全のため足場を組まなくてはならず、高額になってしまうので屋根修理だけはお勧めしない(うちでは請けたくない)」と言われ、どうせ足場を組むのなら、屋根の修理以外に屋根と外壁の塗装もやってもらうべく、交渉をおこないました。

その交渉では、以前、リフォーム時の業者選定のセミナーに出たことが少し役に立ちました。

リフォーム講座へ参加してみた 2018/6/23(土)

見積もりを依頼し、さらにいくつか注意点(塗料の種類や塗り回数、タスペーサーの使用有無など)を確認し、その交渉において、相手は個人経営の工務店(社長)ですので、直接その方の人柄や、過去の実績などにも触れ、真面目そうで気に入ったので、依頼をすることにしました。

タイミング的にはオリンピック需要景気と人手不足のため、このところ職人さんを確保することが難しい状態が続いています。それゆえ、どこも強気の商売をされているようです。でもまだ雨漏りはしていませんが、屋根の修理は待ったなしの状態なので、仕方ありません。

業者さんと話しをしていると、「風で飛んだ板金の修理は、もし火災保険に入っているなら、修理費用が少しは出るはずですよ」とアドバイスがあり、さっそく加入している保険(共済の火災保険に加入)に問い合わせると、風水害の被害なら、修理代金の全額ではないけど、少しは出るとのこと。

業者さんに見積書(塗装とは別に、足場+屋根の板金修理の見積もり書)を作ってもらい、屋根の壊れた箇所の写真と申請書類を提出するだけで、現場を見に来ることもなく、まだ工事も始まっていない段階で、およそ20万円(工事見積金額は約50万円)が振り込まれました。ありがたいことです。保険の種類によってはもっと出ることもあるそうです。

上記で見積もり金額50万円と書きましたが、それは板金修理の金額で、実際はその屋根修理以外に、屋根・外壁の塗装もおこないますので、見積もりは合計137万円(税込み)となります。おー高い!

ちなみに18年前に屋根と外壁塗装を依頼したときは、73万円でした。それはちょっと安い理由があり、お向いさんが同じ工事をしてそのまま、足場を移動して続いてやってもらったので、かなり節約ができました。

高いけど、仕方がない。今後数年の間に、もしなにか不備(修理した板金のはがれ等)が起これば、近所だし頼めば対応してくれると思う(甘いか?)のでその保険とも言えます。

さっそく工事が始まり、足場が組まれ、近所に迷惑がかからないよう養生シートで覆われ、まずは屋根と外壁の高圧洗浄がおこなわれます。

その後窓やサッシなど塗装しない部分のマスキングがおこなわれ、屋根の修理(板金及びシーリング補修と塗装)、外壁の塗装と、雨の日を除いて、着々と進んでいきます。

塗装は前回吹き付け塗装だった記憶がありますが、今回は事前に「ローラーで塗る」と聞いていました。吹き付けとローラー、それぞれにメリットがありますが、すぐ近くに家が建て込んでいることもあり、風で塗料が飛び散ったりして近所に迷惑をかけないローラー塗装が良いかなと思いました。

屋根(スレート葺き)や外壁(モルタル塗り)の色は、自由に選べますが、業者さんのアドバイスは、「濃い赤や青系の色は、どうしても数年で色が抜けて古びた感じになってしまう」ということで、屋根はグレイ、外壁は白系の薄いブルーとしました。

屋根って普通は黒かチャコールグレー(濃いグレー)が多いのですが、今回は夏の暑い日差しの熱を屋根にため込まないよう、薄いグレー塗装にしてみました。遠くから見ると白っぽい屋根でやたら目立ちます。

屋根は下地処理を含めて3回塗り、外壁は2回塗装で、ウレタン系の溶剤でした。

今回の補修工事も、よくもって10年程度(保証は2年)ということで、私の寿命から考えると、あと一回は補修&塗装が必要になるかな。

それともその頃は築40年近くになるので、さすがに補修より建て替えが必要になるのかも。もちろんその時は年金生活者の私にはそんなまとまったお金はないので、住み続けたいというなら子供がローンでも組んで出すか、土地を売ってどこかへ引っ越すか。

所有型のマンションだと、こうした外壁塗装や上下水道パイプ洗浄、屋上の防水工事などは、計画的に修繕積立金でまかなわれることがほとんどです。

ところが、最近は空室で持ち主が不明だったり、わかっていても積立金等の未払いの住人が増えていることや、工事費が高騰していて見積もりを取ると積立金だけでは不足という話しを聞き、マンションの所有者はこれからますます大変な事態に陥りそうです。が、それはさておき。

一戸建ての場合も、10年に一度はメンテナンスにまとまった金額が必要なので、こうした定期メンテナンス費用をあらかじめ予定しておいたほうが良さそうです。って、今回も18年間もほったらかしにしていたぐらいで、実際に不具合でも起きない限り、なかなか踏ん切りがつきませんが。

業者さんが言うには、まだなにも問題がないタイミングの新築後の10年以内、できれば5年ぐらい経ったときにキチンと再塗装などをしてメンテナンスをしておくと、その後の持ちも断然良くなるそうです。

でも実際には住宅ローンの支払いでいっぱいいっぱいで、そこまで手が回らないという人が多そうです。

しかし今回は、前回のメンテナンスから18年間も、よくもってくれたものです。この長期間ノーメンテナンスでこれたのも、新築9年目のまだ比較的新しい時にメンテナンスをしていたからと言われました。

ご参考までに。

【関連リンク】
トイレのリフォームはいつやる?
リフォーム講座へ参加してみた
ユニットバスへのリフォーム道険し
洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編

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1362
ナミヤ雑貨店の奇蹟 2017年 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会
監督:廣木隆一 出演者:山田涼介、西田敏行、尾野真千子

言わずと知れた東野圭吾氏の小説を原作とする映画です。中国でもジャッキー・チェン主演で「ナミヤ雑貨店の奇蹟 再生」というタイトルで映画化されています。

小説や映画お得意のタイムスリップものと言えますが、その状況を理解しておかないと、場面場面で、次々と時代が変わっていき、頭の中が混乱してきます。

内容は、不良少年が、ある女性経営者の家に侵入して強盗を働き、老店主が亡くなった後、空き家となっているナミヤ雑貨店に身を潜めます。

雑貨店の店主が生きているあいだは、手紙でやりとりをして、人生相談等を受け付けていましたが、主人が他界して終わり、店も跡継ぎがいないために空き家となっています。

そうした中で、その空き家に身を潜めていた少年達の前に、相談の手紙が投函されてきます。

それが、32年前の過去からの手紙で、面白半分に、その返事を少年達が書くことで、それを受け取った人達の人生が変わっていくことになるというストーリーです。

そして最初は何でもなかった縁(えにし)が、回り回ってつながっていたということに驚かされることになります。

タイムスリップものではいつも感じる不思議な関係性の連鎖で、なかなか面白い設定でしたが、そこはあくまで都合良くできていて、実感としてはあーそうなのねという感じでしょうか。

ともかく、頻繁に時代が変わりますので、今見ているシーンはいつの時代?というのを追うのが精一杯でした。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

万引き家族 2018年 AOI Pro.、フジテレビ他
監督:是枝裕和 出演者:リリー・フランキー、安藤サクラ、高良健吾、樹木希林

2018年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でパルムドール(最高賞)に輝いた作品です。見ていると日本らしい風俗や習慣が数多く出てきて、これらの異文化が、外国人にちゃんと理解されるのだろうか?と思ったりしましたが、結果的には理解されたかどうかはともかく、評価はされたのですね。

どこにでもいそうな、あまり裕福そうではない3世代同居の家族が主人公で、タイトルでわかるとおり、夫婦はともに働きつつも、まだ小さな子供を巻き込み、万引きをして食料品や日用品を調達しています。

そしてこの家族の構成がややこしく、終盤で明らかになってきますが、本当の血のつながった家族ではなく、お互いに引き寄せられて、一緒に生活しているという関係です。

戦後の混乱期、家や家族を失ったり、役所も機能していなかったりした時期なら、こうした擬似的な家族というか共同生活はよくあったようですが、現代においてはかなり珍しいと思います。

ごくまれに、新興宗教などにはまって、家を出て、見知らぬ他人と同居というか共同生活をしてというのは話題となりますが、実際に今でもあるのでしょうかね?学業にも就業にも、身元がしっかりしていないと、いろいろと難しいでしょう。

その共同生活をしている家の持ち主(樹木希林)が死去することで、ことは大きく動きます。血のつながりがない他人が死亡届けを出したり、家の住む権利や相続を主張したりできないですからね。

そして、ようやく警察が介入し始め、文明国らしいホッとする世界になってきます。

親から半分捨てられた子供も、それが幸せかどうかはともかく、実の親の元へ返され、施設に預けられたりします。

そうした子供を虐待する親がいる社会の問題点にもチクリと針を刺しているのが、なにか救われる思いです。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ジョイ・ラック・クラブ(原題:The Joy Luck Club) 1993年米(日本公開1994年)
監督:ウェイン・ワン 製作総指揮:オリバー・ストーン
出演者 ミンナ・ウェン、タムリン・トミタ、ローレン・トム

アメリカ映画ですが、主人公含め、登場人物の多くは中国系またはアジア系がほとんどの映画です。

中国の内戦で、追われて米国に移民してきた移民1世の老婦人達が集まって、ささやかなパーティを開き、麻雀したり、おしゃべりをしたりするのが、この映画のタイトルにもなったジョイ・ラック・クラブです。

その移民1世も次々と世代が変わっていくことになりますが、その忘れたい過去や、想い出を2世や3世に話し継ぎます。

その過去の内戦時の場面や、財産もなにもかもなくし、生まれたての双子を置いて逃げた過去などが次々と出てきます。中国人の同胞愛は多の民族と比べてより強いものを感じます。それが世界中に中国人街を作る原動力になっているのかもしれません。

世界を席巻してきたアメリカの映画産業の都ハリウッドも、まだ没落こそしていませんが、多様性と様々なメディアの進出により、苦境に立たされています。

そしていま、ハリウッドは、アメリカに住む300万人以上とも言われる中国系アメリカ人と、10億人以上の中国本土へコンテンツを輸出することに躍起となっていますが、この映画もその典型的なものと言えるでしょう。

日本人も移民を扱った映画やドラマには多くの国民が共感を覚えるのと同じで、この映画は、在米中国人だけでなく、世界中に散らばっている中国人や中国系の人達に多くの郷愁と過去の苦境や歴史を感じさせることになるのでしょう。

同じアジア人として、なかなか共感できそうな映画でした。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

マネーモンスター(原題: Money Monster) 2016年米
監督:ジョディ・フォスター
出演者:ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル

アメリカのマスコミ、特にテレビ業界と、お金の亡者たる投資家などを皮肉ったサスペンス映画です。

主演のジョージ・クルーニーは、投資をテーマにショー化したテレビ番組「マネーモンスター」の司会者の役で、派手な演出をして人気を博しています。

助演のジュリア/ロバーツは、そのテレビ番組のディレクターで、司会者とは意見が合わずにいつもイライラしているような感じ。

その番組の生放送中、爆弾を身につけたテロリストがスタジオに乱入してきて、主人公の司会者を人質にして、「この番組を見て買った株が暴落し大損をしたのはなにか裏の事情があるはず」と主張をします。

司会者は犯人をなんとか落ち着かせようと得意のしゃべりで説得しようとしますが、犯人はテレビ中継をそのまま継続することと、暴落した原因を調査することを強固に要求し、警察もうかつに手が出せず、調査することを指示します。

ディレクターは司会者の命を守ることを優先に、生中継を継続し、やがては全米中で大きな話題となっていきます。警察も、爆弾を身につけ、起爆装置を手に持っている犯人を捕らえることができません。

一方では、ノリの軽いプロデューサーに命じて、株式が暴落した企業のことがわかってきて、やがて、その裏には大きな陰謀があったことを突き止めるという流れです。

ちょっとドタバタ感が激しく、警察もこれほどはバカでノロマでないでしょうけど、最後はハッピーエンドでは終わらないものの、なかなかスピーディーで楽しめた映画でした。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ワイルド・スピード MEGA MAX(原題:Fast Five) 2011年 米
監督:ジャスティン・リン 
出演者:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースター

ワイルド・スピード」シリーズの5作目で、過去にこのシリーズは、半分ぐらいの割合で見ている気がしますが、どれもこれも似たり寄ったりで、よく覚えちゃいないというのが本当のところです。パターンが水戸黄門も真っ青な安定のマンネリということもあります。

さて、今回の舞台はブラジルのリオデジャネイロで、麻薬捜査で押収された高級車を列車から奪ったところから、仲間が殺されてしまい、その復讐のため、街と警察を牛耳っているボスの金を奪おうと計画を立てます。

もちろんその計画は最後になって明らかになって、めでたしめでたしとなるのはいつもと変わりません。

登場するクルマは、フォード・GT40 、コルベットグランドスポーツロードスター、デ・トマソ パンテーラ、スカイラインGT-R、フォルクスワーゲン・トゥアレグ、WRX STI、ダッジ・チャージャーSRT8など多数です。これらを見ているだけで楽しい気分になれる人にとっては良い映画と言えるでしょう。

★☆☆

【関連リンク】
2019年6月に見た映画
2019年5月に見た映画
ここ10年間に見た映画 その1(1999年以前制作映画)
ここ10年間に見た映画 その2(2000年以降制作映画)



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1361
美学への招待 増補版 (中公新書) 佐々木健一

東大の名誉教授で美学者というタイトルの著者は、日本ではあまり浸透していない美学の第一人者ということなのでしょう。著書の中でもそうした自慢があちこちに見られます。

ところで、一般的にはほとんど知られていない(と思う)美学とはなんぞや?ですが、Wikipediaによれば「美の本質や構造を、その現象としての自然・芸術及びそれらの周辺領域を対象として、経験的かつ形而上学的に探究する哲学の一領域である。森鴎外により「審美学」という訳語が与えられたが、現在では美学と呼称される。」とな。

う~む、「経験的かつ形而上学的に探究する哲学の一領域」と言われてもなぁ、、、
この年になってもこうした哲学的な学問は苦手です。洞察力が鋭く、なににおいても深く考え込めるような、好きな人は好きなんでしょうけど。

この著者が言う芸術の定義は「背後に精神的な次元を隠し持ち、それを開示することを真の目的としている活動」ということになります。わからないでもないですけど、そういうことなしで、結果的に後世に芸術となったものはいくらでもありそうですね。例えば洞窟の中の落書きとか古墳の中の絵や埋葬物など。

元々は美術、建築、彫刻、音楽などの芸術を中心に西洋で発達してきた美学という学問ですが、日本でも独自の「わびさび」や「和歌」などもそれに該当するらしく、地域によってその対象とすべきものや、美や芸術に対する感性は違ってくるのでしょう。

本書では、入門的な内容という前書きでしたが、最高学府の学者先生らしく、内容がとても高尚で、ジックリ考えることが苦手になってきたただの平民オヤジには理解しがたい(頭に入ってこない)ところが多く、読むのも難渋しました。

もっと若くて頭が柔軟な頃に読めば違ったのかもしれませんね(変わらんて)。

それでも、苦心しつつ、最後まで目を通してみたら、それなりに芸術に対する見方が少し変わったかなという気がします。

★★☆

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中年だって生きている (集英社文庫) 酒井順子

エッセイストの著者は、著書「負け犬の遠吠え」(2003年)の中で、「美人で仕事ができても、30歳代以上・未婚・子なしの3条件が揃った女は負け犬」と断じ、自虐的、逆説的な負け犬ブームを作った方です。

年齢が二世代近く違いますが、やはりエッセイストの上野千鶴子氏にも、なんとなーく似ています。闘士たる上野氏ほど発言・行動が過激ではないにしても。

このエッセイでは、自身が中年にどっぷりつかり、様々な環境の変化、肉体的な変化や、これから起きるであろうことなど、客観的にあけすけに語っています。

同世代の女性、しかも逆説的に「負け犬」と呼ばれた、未婚女性にはたいへん共感を与え、受けそうな内容となっています。

男性がこれを読むことでは、中年女性の扱い方、距離感、など、特に中年女性の部下となったり、同僚になったりしたときに役立ちそうな思いが詰まっていると考えましょうかね。

確かに、団塊世代の女性達の多くは、まだ専業主婦がメインで、上野千鶴子氏など、男性社会の中で苦労しながら社会に出続けた人は少なかったのですが、著者の年代は雇均法もあり、日本の史上初めて女性管理職や第1線で働く女性達が巨大な塊となっています。

笑ってしまったのは、20~30代の若者向けに、浅野温子・浅野ゆう子のダブル主演の1988年のトレンディドラマ「抱きしめたい!」が、その25年後の2013年には「抱きしめたい!Forever」として53歳という設定の主人公達が、やはり恋愛ありのトレンディドラマとして成立しているというところ。

そのうち70歳を過ぎた主人公が老人ホーム内で恋愛に溺れるトレンディドラマとかも作られるようになるのかもしれません。

テレビや新聞の視聴者、読者の平均年齢がどんどん上がってきていることもあり、さもありなんです。

言うまでもないことですが、世の中はどんどんと変わっていくものです。

★★☆

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すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) 川上未映子

小説の2作目「乳と卵」で芥川賞を受賞した優秀な作家さんで、旦那さんは同じく作家の阿部和重氏という、なにか気の休まるところがなさそうな、同業者カップルです。

著者の作品は昨年(2018年)に「ヘヴン」(2009年)を読んでいます。

6月前半の読書と感想、書評 2018/6/13(水)「ヘヴン」

この著作は上記「ヘヴン」のあと、2011年に上梓された小説です。

主人公は30代の未婚女性で、仕事は出版社などから依頼を受けて内容のチェックをおこなうフリーの校閲者です。作家というか物書きの人とは接点が深く、その習性や行動パターンなどにも理解があるのでしょう。

一応、女性向けの恋愛小説という体ですが、どちらかというと、30過ぎた未婚女性の同性同士の関係性において出てくる嫉妬やひがみ、あきらめなど深層心理に深く刺さる描写がメインのような気もします。

したがって、男性が読むと、女性の思考パターンなどが理解しやすくなるのかも。でも小説ですから、出てくる人達は決まって極端に振れている感じなので、それがすべてってわけでもないから、ややこしいです。

恋愛小説と思って読むのはちょっとどうかなぁって男性の私は思いますけど、一般的な女性からすると、これでもリアルな恋愛小説なのかもしれません。

★ ★☆

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孤独の歌声 (新潮文庫) 天童荒太

著者の作品は、過去に「永遠の仔」(1999年)と「悼む人」(2008年)を読んでいて、イメージとしては暗く深い人間の闇をえぐり出すような感じですけど、まぁ好きな作家さんです。「悼む人」では2009年の直木賞を受賞されています。

2012年3月後半の読書「永遠の仔」
2011年8月後半の読書「悼む人」

この著作は、それらよりも前の発刊で、1994年に単行本、1997年に文庫化されたサイコホラー的な小説です。また1997年と2007年に、それぞれテレビドラマ化されています。

主人公は、子供の頃に友人の女の子が目の前で誘拐され、その後殺されてしまったというトラウマを持つ女性刑事と、コンビニでアルバイトをしながら、自分で曲を作り、ライブハウスで歌っている若い男性。

女性を誘拐して切り刻み、捨てるという猟奇犯罪が連続して起き、主人公の女性刑事が住むマンションの隣人の女学生も突然行方不明となり、過去の友人が誘拐されたトラウマを引きずりながらも、犯人を追いつめていきますが、やがてその女性刑事自身が誘拐のターゲットになっていきます。

タイトルは、もうひとりの若い男性が歌う歌が、孤独にさいなまれた人に浸みていくというところから人気がジワジワとでてくるということで、都会に暮らす現代人と社会を表しているのでしょう。

最近のミステリーの常道として、最後の数ページで大きな転回が予想されましたが、結局予想外の展開はなく、オーソドックスに収束していきます。

★★☆

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