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1459
クルマを運転していて、それほど混雑していない一本道で、マイペースを崩さず淡々と走るドライバーを時々見かけます。

マイペースという表現は、一般的には悪いイメージではありませんが、クルマの運転に関しては、あまりほめられたことではありません。

というのは、より安全に走るなら、交通の流れに合わせて走るのがいいからです。

ところが、信号停止から動き出したとき、前のクルマには付いていかず、ゆっくりとスタートし、前のクルマとどんどん車間距離が拡がっても気にしない、マイペースで走る人がいます。

そういうクルマの後ろについたドライバーは、「おいおい、ちゃんと流れに合わせて走れよ~」と言いたくなります。

マイペースで走るドライバーからすれば、「ちゃんと交通法規を守って、安全に最大配慮して走っているのだからなにも問題はない」でしょうけど、それだけで済まないのが交通マナーです。

なぜ安全な車間距離をあけたうえで、場の流れに合わせて前車のあとをついていくのが良いかというと、

1)前車との車間距離が開きすぎると、そこへ歩行者などの飛び出しや、無理な危ない割り込みが発生する
2)後方で急いでいるドライバーをいらつかせ、無謀な追い越しやあおり運転を誘発する
3)みんなが一定のスピードで走れば流れるところ、そこでつっかえ渋滞が始まる

などです。

1)は、適度な安全車間距離を保ち、前車にくっついて走っている限り、自分が事故を起こすことはまずありません。

前を不必要に空けるので、人や自転車が道を横断しようと飛び出してきたり、脇道からクルマが急に割り込んできたり、右折車が無理に曲がってきたりするのです。そこで事故が発生します。

またスピード取り締まりをしていても、速度オーバーで流れていた場合、捕まるのは先頭のクルマだけですから、後ろにくっついて走るメリットはそういうところにもあります。

もちろん違反はしちゃいけないけど、空いた一本道で、制限速度オーバーをしていないクルマって現実的にはほとんどないでしょう。パトカーでも流れに乗って(違反速度で)走っています。

「前車にくっついて走れば追突するリスクがあるじゃないか!」という人もいますが、先頭で走っていると脇道からの飛び出しや、対向車の動向など無数の注意を払いながら運転しなければなりません。

後ろに付いて前車の動きだけを集中して見ていれば良いのとでは、当然後方について走るほうが楽なはずで、追突しないように注意する集中力も安定した精神力も維持がしやすいのです。

わかりやすいのは、深夜の街灯のない地方の道路で、ひとりでヘッドライトをハイビームにしてこの先道路がどうなっているか、対向車が来たときにどうすべきかなど考えながら走るときと、前車に追随してテールライトを目標にして走るときでは、後者の方がずっと楽です。

2)は言うまでもなく、社会問題になりましたが、ちょっとしたことで、沸点に達する人が少なからずドライバーにいます。

そうした理解を超える犯罪予備軍がそこら中にいるということを承知して自己防衛しなければ、いくらあおり運転禁止の法律を作っても、それらが引き起こす悲惨な事故や嫌がらせは減りはしないでしょう。

以前、高速で「煽られた!」というドライバーが自分のドラレコで撮影した動画を公開していました。それをよくみると、道路は空いているのに、その自称被害者はずっと右の追い越し車線を走っていて、それに頭にきた加害者が、左から追い抜き(違反)、前に出て、急ブレーキをかけて(違反)、被害者に嫌がらせしてきたという感じの動画でした。

もちろん悪いのはあおり加害者ですが、そういう加害者の怒りを上昇させ違反行為を誘発したのが、その動画の投稿者(自称被害者)であることはすぐにわかりました。

左の走行車線が空いているのにかかわらず、右の追い越し車線をずっと走り続けるのは、それこそ道交法の違反行為で、それに加害者がムカッとなったことは容易に想像ができます。

でも動画を投稿した被害者は、「自分はなにも悪くない、一方的にあおられ嫌がらせをされた」というスタンスなのでしょう。

あおられることに、実際になにもしていないということはほとんどなく(理解不能なバカもいるので絶対ないとは言えませんが)、本人がそのきっかけを作ったことを自覚していないだけということが多くありそうです。

よくあるのは、注意のためにクラクションを鳴らしたり、パッシングをすると、単純なアホには「喧嘩売っている」と思われます。その他、合流や車線規制で割り込んだときに、余裕がないアホはすぐに沸点に達するでしょう。

最近私自身経験したことですが、交差点で私は直進、対向車線から来るクルマは右折で、右折したところが渋滞しているのが明らかなので、当然右折レーンで停止しているものと思いそのまま直進しようとすると、直進を妨げるように無理矢理右折してきて、しかも直進車を妨げる位置で渋滞のため停止したクルマがありました。

思わず「危ない!」と思ってクラクションを鳴らしたところ、交差点に停まっていたクルマのドライバーからもの凄い怒った目でにらみつけられました。

誰が見ても悪いのはそやつなんですけど、本人は「オレ様にクラクション鳴らしやがって、てめー喧嘩売ってるのか!」なのでしょう。そういう顔つきでした。

あと、ある調査でわかったのは、あおられるクルマは、軽自動車や小型車が多く、逆にあおるクルマは普通車や大型車、外車が多いということ。逆に軽自動車で普通車をあおっている図もありましたけどね。

クルマごときで、大きさや価格、パワー性能で優越感を感じ、「軽自動車に割り込まれた!」「小型車のくせに追い越し車線走ってんじゃねぇ!」と怒りが沸騰する人間の精神がまともなわけがなく、話し合っても理解し合える相手でもありません。

マイペースで運転する人は、いくら法令遵守をしていても、きっと様々なシーンであおられ、また前に飛び出しなど危険なことに出くわすことになります。

人生をマイペースで生きていくのはひとそれぞれの価値観なので良いことですが、様々な精神状態、行動様式の人がいる公道の上でクルマの運転をする時は、マイペースはリスクが多いのです。

【関連リンク】
1233 運転免許証取得者は意外にも増えている
1225 交通違反の反則金の行方を知っているか?
1153 気になる自動車運転マナー
994 自動運転の未来



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1457
夏と言えば怪談や肝試しのシーズンということで、そのお話を少しだけ。私は霊感とか幽霊とかは信用していませんが、結構そういう話しにビビリです。

鈴木光司著のホラー小説はよく読みましたが、脅かすためだけの余計な音響効果が入るホラー映画はめっぽう苦手です(笑)

先月NHK BSで『超常現象(1)「さまよえる魂の行方」』という番組が放送されていました。2014年に放送された再放送です。
幽霊、生まれ変わり、透視、テレパシー…。超常現象を、科学的に解明しようという試みが、急速に進んでいる。死後の世界や魂の謎を解明しようという科学者たちに迫る。

その番組の案内役が阿部寛というので思わず笑ってしまいましたが、それは以前テレビドラマ(映画も)「トリック」での「超常現象は科学で説明出来る」と言い張っていた自称天才物理学者のイメージがあるからです。

このNHKの番組でも「超常現象なんてあり得ないでしょう~」という、NHKらしくコミカルさはないものの、同じような「オレは信じないぞ」的な役目です。

番組では幽霊や不可思議な現象が現れることで有名なイギリスの古城での科学的調査や、臨死体験者の脳の解明、生まれ変わりの詳細調査など科学的な説明がなされています。

番組の中で「科学が進んでいなかった古代の人は日蝕を見て超常現象と思った」とか、「地球は丸い」とか「地動説」を科学的な見地から唱えたアリストテレスやガリレオが当時は異端者とみなされてきたように、科学で解明されるまでは、超常現象やとんでも学者とされてきたことを考えると、今起きている超常現象は、単にまだ科学で説明ができていないだけかも知れないとのことです。なるほど。

それはさておき、ネットにあふれる超常現象の動画や写真のほとんどは、世の中を騒がせたり、注目を集めるため作為のあるもので、本物はありませんが、それでも不思議な事象というのはあちこちに起きているものです。

よく写真の中に人の顔や手が写っているというものがあります。

あれを見ていて思うのは、その写っている顔や姿はその写真の関係者とはまったく関係がないものがほとんどで、例えば子供の写真に亡くなっている祖母が写っているとか、親しい友人、あるいは凶悪犯罪で殺された被害者が関係者の中に写っているという話しは聞きません。

もし未練がある霊魂や怨念が念写されるのなら、まったく見も知らない人が写るのではなく、よく知った家族や犠牲者など関係者と一緒に写るのが理屈だろうと思うのですが、そういう話しはあまり聞きません。

左の写真は亡くなった夫(エイブラハム・リンカーン)が映り込んだとされる未亡人の心霊写真と言われていましたが、撮影をした写真家が裁判に訴えられ、証言に立った他の写真家から「重ね写しだ」とその手法も証言されました。(Wikipedia)

しかし、そうした(偽りのモノであっても)写真を見るといつも背筋が凍るのは確かです。

まったく霊感とかは強くない私の数少ない不思議な経験をいうと、40数年前の学生時代に、深夜にバイクで山の中の峠道をひとりで走っていたときに、突然バイクのエンジンがストール(停止)してしまいました。

当然ヘッドライトが消え、街灯もない山道の真っ暗闇の中で停まってしまいました。その道は昼間でもほとんど交通量がない道です。

今までそのバイクで走行中にエンジンストールすることなど一度も経験したことはありません。ガソリンは十分に入っているので、ガス欠でもありません。

深い山の中の暗さというのは、もうそりゃー暗黒の世界で1寸先も見えませんし、夏でしたが心細さで背筋が凍ったのは言うまでもありません。

それでもなんとかしなきゃと、手探りでバイクのスイッチを一度切って再度ONにし、当時はセルモーターなどなく、キックスターターレバーを出して必死でエンジンをかけました。

何度かのキックでエンジンは無事始動し、同時にライトがついてパッと周囲が明るくなりました。

!!!ライトがつき真正面に照らしだされたのは、小さい人影!!



よく見ると、5つぐらい並んで鎮座しているお地蔵さん!!!(写真はイメージ)

もう心臓が止まりかけました。なにかに呼ばれたのでしょうかねぇ、、、

昼間に何度かその道を走っていますが、そんなところにお地蔵さんがあるとはまったく知りませんでした。またそんなひなびた細い山道の途中にお地蔵さんがあること自体考えられません。

そのような場所にお地蔵さんが奉ってあるということは、昔にそこでなにかが起きたのかも知れませんね、、、

もうひとつは、これは最近というか、現在でもそうなのですが、自宅で夜に寝ようとベッドに入って横になりまどろんどいると時々起きる不思議な現象です。

私は一戸建ての自分の部屋でひとりで、身体を横向けにして寝るのですが、誰かが部屋に入ってきた?という気配を時々感じます。人が動くようなかすかな音と、空気の動きというか気配です。

しかし目を開けて見渡しても部屋のドアは開閉されてはなく、周囲を見てももちろん誰もいません。

そしてそのあと、目を閉じて横になっていると、今度は首筋を手でなでられるような感触がするのです。しかも何度も経験しています。

これは怖いですよ~気持ち悪いというか、、、

これが超常現象と言えるかどうかはともかく、基本的に幽霊や霊の存在とかは信じていない私ですが、この家になにかあるのか?と思ってしまいます。

家の建っている場所は、江戸時代より前には家の周囲には小さなお城というか砦があったという話しを聞いたことはありますが、そんな場所は珍しいことはないでしょう。

一般的に怨念がたまる場所というのは、谷とか水気の多い場所と決まっていますが、多摩川の流域からはかなり離れていてそういう場所でもないし、どうなのでしょうね。

気のせいと言われればその通りですが、今のところ、私自身や家族に大きな厄災が降りかかったことはないので、悪い気でなければ、良しとしましょう。

【関連リンク】
1102 あまり役には立たない曜日の話し
1007 退職金の不思議
833 もうひとつの人生があれば
644 うつ病に罹った人との関係は難しい



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1452
コロナ禍で国民が一斉に外出自粛をした際に、「じゃー家でなにする?」ってなったときに、一番考えられるのは、不要になった家具や日用品、衣服の整理と処分です。ゴミの量が普段の1割も増えたところもあるそうです。

そして、3%の消費税がスタートした1989年以来、各家庭内で人知れず溜め込まれてきた1円玉、5円玉が大量にあることに気がつき、銀行や郵便局へもっていって入金しようとする人が急増しました。

私もご多分に漏れず、貯まっている1円玉、5円玉、10円玉をこれ以上家に置いておくのは無駄だと思い、どう処分すれば良いかをいろいろ検討してみました。

調べてみると、1円玉の処分にみなさん結構苦労しているようです。

まず銀行での両替ですが、手数料が取られるようになり、実質的に「貧乏人は来るな!」という構えです。

三菱UFJ銀行では一般的な両替機は10枚までしか両替できず、それ以上両替をするには両替機専用カードを別に作る必要があります。

そしてそれを使って両替すると、11~500枚で300円の手数料が取られます。例えば200枚の1円玉(200円)を100円硬貨2枚に両替しようとすると300円の手数料を取られるって、オイッ!

ならば、入金はと言うと、昔のATMでは、パカッと開くコイン入れにぶっ込めば自動的にカウントしてくれたそうですが、今のATMでは硬貨を1枚ずつ硬貨投入口に入れなければなりません。しかも一度に入れられるのは100枚までで、それ以上入れると戻ってきます。

これって、銀行がそうした「小銭なんか受け入れたくないぞ!」と意思表示をしているのに等しいということ。

窓口へ行って入金しようとすると、入金依頼書に金額を記入して提出する必要があり、あらかじめ枚数(金額)を調べて持っていかないと受け付けてくれないそうです。

しかも、101枚以上の入金では「大量硬貨取扱手数料」というのがかかるそうです。もう無茶苦茶。

確かに銀行の人件費は半端なく高く、そうした硬貨のことで大事な時間を使い患わせてくれるな!ということもわかりますが、ならば、自然に貯まってくる少額硬貨はどうすりゃいいの?と考えてしまいます。

人に面倒をかけたくないので、1円玉が使える自販機があれば、缶コーヒーが多少高くてもそれで買うのになぁーて思いますが、そうした自販機はないし、かと言って、財布の中に一円玉をジャラジャラとさせ、いつでもすぐに出せるように持っているのもアホらしい。

銀行が相手にしてくれないのなら、規制緩和して、パチンコ屋でパチンコ玉を流し込むと自動的に計算して玉数をプリントアウトしてくれるように、1円玉など硬貨を流し込むと自動的に計算してその金額に応じた景品と交換ができるようにしてくれるとかあればありがたいのですけどね。

一方では国策としてはキャッシュレスを推進していて、今後ますます少額硬貨の使い道がなくなっていきそうです。

少額硬貨の有効利用法としては、コンビニやスーパーのレジによく置いてある寄付用の箱やビンの中にまとめて入れるっていう手もありますが、別に寄付が嫌とか、店員さんを信用しないわけではないのだけど、それもなにかスッキリしないなぁ~と。

あと、神社や寺社への参拝でお賽銭で、手に山盛りの塩を土俵にまく大相撲の旭日松のごとく、硬貨をまき散らす!っていうのも考えましたが、お清めの塩ならともかく、硬貨をそのように扱うのはどうも品性に欠けるし、大手の寺社なら取引銀行が来てカウントしてくれるのでしょうけど、普通は寺社の人がお賽銭を数えて銀行へ持っていくことになり、それも迷惑なことでしょう。

結局は、

空いている時間にATMで100枚ずつチマチマと入金する

というのが妥当でしょうかねぇ、、、

【関連リンク】
1425 リタイア後に取引銀行はどうすれば良いか
1140 三和銀行のダブルポケット
1131 平均貯蓄高1820万円

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1447
はい、何度か書いてきましたが、6月で会社から完全に身を引いて晴れて自由人となりました。

22歳で社会人となって、現在62歳で引退し、合計41年間、身を粉にして働きました。

本来なら、いまから7年ほど前の55歳でアーリーリタイアを目指していましたが、20代の半ばで作った長期計画など、そううまくいくはずもなく、結局今になりました。

もう稼ぐための労働は十分してきたのと、惜しまれて新たな仕事を頼まれることもないでしょうから、仕事やビジネスマン生活にまったく未練はありません。

よく定年後に環境がガラッと変わることにより、鬱になったり、引きこもりになったりすることがあると聞きますが、元々ここ10年ぐらいは働き蜂ではなく、自由奔放に生きてきたので、そうした心配は無用です。

誰でもそうだと思いますが、思えばこの40年間、紆余曲折が何度かありました。

最大のネガティブな出来事は、今からちょうど20年前、42歳の時、スカウトされて転職した先が3年も経たずして、私の知らなかった不良債権が見つかり会社全体が業績不振に陥り、中年の中途入社組として何人か一緒にまとめてリストラされたことです。

私の力不足もありましたが、手のひらを返すような扱いで、生存競争の厳しさを思い知りました。その会社は上場企業でしたが、自力では再建出来ず、私の退職後1年ほどで身売りされました。

そのリストラで無職の時に、暇に飽かせて作ったのがこの「リストラ天国」です。

その会社を退職してから3ヶ月目に、日々の生活費や住宅ローン支払いに焦って、あまり考えず入社した会社はまったく合わずにすぐ退職する羽目となります。この頃は先が見えず、毎日なにをやってんだろうと悶々とする地獄の日々でした。

しかし捨てる神あれば救う神もあり、そこを退職後すぐに人材紹介会社から連絡があり、過去の仕事の経験を生かせるIT系の全社員15名ほどのベンチャー企業に拾われ、そこがうまく時流に乗り、成長と合併を繰り返しながらみるみる大きくなり、やがて上場を果たすまでに成長しました。

入社したのが中途とは言え、まだ社員数も少数の時だったので、企業の成長と共に待遇も上がり、一時期の地獄の日々からすると、天国に引っ越ししたようなものです。まるで芥川龍之介の「蜘蛛の糸」です。

まったく人の運とかツキというのはわからないものです。

教訓としては、悪いことだけをクローズアップして悩まず腐らず落ち込まず、淡々と平然と、毎日できることをやっていれば、きっといつかは報われるものだな~とその時身をもって感じました。

40年も仕事をしていれば、誰だって不調の時や、病気で長期離脱する時、勤務先の倒産や人員整理、家族との不和など様々なネガティブなことが身近で起きます。それも個別に来るのではなく、得てして同時多発的にやってくるのです。

短期的に見ると、嫌なこと腹が立つことがいっぱいあり、時には絶望感でいっぱいになりますが、中・長期的にみれば、「いまはアイドリング状態なのだ」「今はひたすら流して耐えるとき」と自分に言い聞かせることで、ストレスや怒りや肩の力が抜けて楽になります。そう簡単ではないですけどね。

さて、今後はなにをする?

知人からは「なにもしないとすぐにボケるぞ!」とか、「1ヶ月もすれば暇に飽きて働きたくなる」とか言われていますが、今のところは「リタイア後にやりたいことリスト」が埋まっている状態で、ひとつずつゆっくりと実践していき、同時に新しく「やりたいことリスト」を加えていくこともして、残りの自由人生活を楽しみたいと思っています。

かと言って引退後のお金がたっぷりあるわけではなく、さらに年金受給はまだ半年以上先なので、「やりたいことリスト」のほとんどは、お金がかからないものばかりで、その中にはこのブログを続けていくことも含まれています。

【関連リンク】
1397 早期退職はありかなしか
1394 あと半年に迫ったリタイア準備
1375 ハッピー・リタイアメントに向けて

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1438
まもなく台風シーズンがやってきますが、最近気候変動で台風が巨大化しているのでは?とも言われています。

出典:Alexander Gerst (@Astro_Alex) Twitter
しかし台風で亡くなる人は、巨大化する台風に反し、1950年代のひとつの台風で亡くなる人の数が数千人から数百人という単位だったのが、近年は大きく減少しているのは幸いなことです。

気象予報の精度向上、防災関連の充実、国民の防災意識の向上、住宅やインフラの強度向上などが年々と言うか、実際には数十年単位で大きく上昇しているのを実感しています。

気象予報の向上は、1959年に起きた伊勢湾台風の被害の大きさに観測の重要性を認識し、富士山の頂上に気象レーダーを1964年に設置したことがその後の気象予報に大きな前進となります。

その富士山レーダーもより精度の高い気象衛星の運用などで、お役御免となったのが設置後40年、1999年のことです。下の写真は、麓に移設された「富士吉田市立富士山レーダードーム館」です。

気象予報の精度が高まると、それをマスメディアがいちはやく国民に広く情報を伝えることができ、台風を迎える準備が整えることができます。特に漁業関係者は海上の予報を事前に知ることで、漁船や客船が台風の大波を避けることで、被害が激減していきます。

住宅も、地震対策もありますが、建築構造の強度が高まり、昔のように屋根が飛んだり、瓦がパラパラと降ってくると言うことがなくなりました。

同時に電柱も折れやすい木の電柱から鉄筋コンクリ製に変わり、水量が調整出来るダム、護岸を守るコンクリ製の堤防なども整備されてきました。自然保存派からすると目をむいて怒り出すでしょうけど、ダムや護岸堤防が災害から多くの人の命を守ってきたことも確かです。

1951年以降の台風で、日本の犠牲者が多かった順に30位まで並べてみました。データは「デジタル台風:台風被害データベース」(国立情報学研究所)ですが、わかりやすいように台風の通称名や主な被害地域などを加えています。台風番号はその西暦年と発生号数を表しています。

     台風番号  名前 通称 主な被害地 死者不明者 負傷者
1 195915 VERA 伊勢湾台風 東海地方 5,098 38,921
2 195415 MARIE 洞爺丸台風 北海道 1,761 1,601
3 195822 IDA 狩野川台風 伊豆、関東 1,269 1,138
4 195115 RUTH 昭和26年台風第15号  九州 943 2,644
5 195313 TESS 昭和28年台風第13号 近畿地方 478 2,559
6 196624 HELEN 昭和41年台風第24号 西日本 318 976
7 196626 IDA 昭和41年台風第26号 静岡、山梨 318 976
8 201807 PRAPIROON 平成30年台風第7号 沖縄、九州 271 484
9 195907 GEORGIA 昭和34年台風第7号 静岡、山梨 235 1,528
10 196529 CARMEN 昭和40年台風第29号 マリアナ諸島 209 --
11 196118 NANCY 第2室戸台風 関西 202 4,972
12 197617 FRAN 昭和51年台風第17号 全国 169 435
13 195412 JUNE 昭和29年台風第12号 九州 146 311
14 195202 DINAH 昭和27年台風第2号 静岡、関東 135 28
15 196807 POLLY 昭和43年台風第7号 九州、中部 133 63
16 197408 GILDA 昭和49年台風第8号 関西、東海、関東 111 171
17 197920 TIP 昭和54年台風第20号 全国 111 478
18 196524 TRIX 昭和40年台風第24号 関西、東海、関東 107 330
19 201919 HAGIBIS 令和元年台風第19号 関東、甲信、東北 102 484
20 195914 SARAH 宮古島台風 宮古島 99 509
21 200423 TOKAGE 平成16年台風第23号 四国、関西、東海 99 704
22 201112 TALAS 平成23年台風第12号 紀伊半島 98 113
23 198210 BESS 昭和57年台風第10号 関西、中部 95 174
24 197220 HELEN 昭和47年台風第20号 関西、中部 85 157
25 197125 VIRGINIA 昭和46年台風第25号 関東 84 1
26 196604 KIT 昭和41年台風第4号 関東 83 91
27 197505 PHYLLIS 昭和50年台風第5号 四国 77 209
28 196523 SHIRLEY 昭和40年台風第23号 四国、中国、関西 73 883
29 195821 HELEN 昭和33年台風第21号 関東 72 111
30 197119 OLIVE 昭和46年台風第19号 九州 69 209

こうして見ると、被害が大きいのは、梅雨や秋梅雨の前線と相互に作用して豪雨がしかも長時間降り続くという被害と、風が強く、海上の漁船や客船が沈んで多くの犠牲者を出すというパターン(洞爺丸台風、昭和40年台風第29号マリアナ海難)などが目立ちます。

あと、1950年以前で死者・不明者数が多かった台風では、1934年(昭和9年)の室戸台風が3,036名、1945年(昭和20年)の枕崎台風が3,756名、1947年(昭和22年)カスリーン台風で1,930人となっています。それからしても、1959年の伊勢湾台風が被害者の数は突出していますね。

昨年(2019年)の令和元年台風第19号の記憶は、阿武隈川流域の河川氾濫や、宮城県での土砂崩れ等、まだ生々しく残っていますが、被害者ワースト19位に入っています。

最初に、最近被害は減ってきたようなことを書きましたが、いくら社会が進んでも自然の災害はいつもそれを上回ってくるということでしょう。

今年も、また夏から秋にかけて、巨大な台風が来ることを前提にし、様々な防災を考えておかないとなりません。

【関連リンク】
1376 台風と地震被害と保険について
1260 災害大国ならではのビジネスチャンス
923 ハイブリッド型植物工場は異常気象の野菜急騰を防げるか

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