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サイドブレーキ自動車の運転免許を取ったのは18歳になってすぐなので47年ほど前ですが、その後しばらくして知人に譲ってもらったり、新聞の3行広告に載っていた激安中古車を買ったりして何台か乗り継ぎました。

当時の乗用車や商用車の変速機はおよそ9割がMT(マニュアル)で、安い中古車は当然MTでした。

AT車は高級車で新車の価格表を見てもAT車はMT車より数万円高でした。車両本体価格が100万円程度で、ミッションの違いで2~3万円違うというのは結構大きな違いでした。

AT(オートマチック)とMTで運転時の違いは、いくつかあるでしょうけど、役割が違うなと思ったのは、サイドブレーキ(ハンドブレーキという場合もあり)の違いです。

MTの場合、赤信号などで停止するときには、クラッチを踏んでシフトダウンをしていき(しないときもあり)、停止する前にニュートラルの状態にし、停止すれば動かないようサイドブレーキを引くというのが普通でした。

もちろん右足でフットブレーキを踏み続けてもいいのですが、停止時はサイドブレーキ、右足は休めるか次に走り出すためアクセルを踏む準備をするというのが慣例でした。

そして走り出すときに、クラッチを踏んで1速に入れ、アクセルを踏みながらクラッチをゆっくりつなぐと同時にサイドブレーキを下ろします。その一連の動きが身についています。

で、ATが90%以上を占める現在はというと、いつの間にかサイドブレーキがパーキングブレーキと呼ばれることが多くなり、ワイヤーを手で引くのではなく、足踏み式のパーキングブレーキや、電気式のスイッチで指で切り替えるタイプが増えてきました。電動の場合はアクセルを踏むと自動的に解除されるものが多いようです。

パーキングブレーキペダル以前、軽自動車に乗っていたときには足踏み式のパーキングブレーキが付いていましたが、個人的にはそのパーキングブレーキペダルのため、左足の置き場がなくて困ったものでした。腕の力があまりない人にとっては足で踏むブレーキは効果的でしょうが、それ以外のメリットは感じませんでした。

私より20歳ほど若い人が横に乗ったとき、私が信号で停まる度にサイドブレーキを引くのを不思議に思って聞かれたことで、そのことが現在では異例なことになるのだと気がつきました。

最近のサイドブレーキ(パーキングブレーキも)は、信号待ちなどちょっとした停車時に使うものではなく、パーキング(駐車)するときに使うものとされているようです。名称もサイドブレーキ(ハンドブレーキともいう)から各社ともパーキングブレーキと変わっていました。

信号待ち等では、通常のフットブレーキを踏み続けるというのが、現在の使い方のようです。それは信号などで停車している時にはほぼすべてのクルマのブレーキランプが点灯し続けていることからもわかります。夜の信号待ち等で、前のクルマのブレーキランプがずっと点いていると眩しく邪魔以外の何物でもありません。

これに違和感があって、私は信号などで数秒以上停車する場合は、必ずサイドブレーキを引いてフットブレーキから足を離して待ちます。サイドブレーキとフットブレーキを併用するのは下記の事情によります。

・坂道でサイドブレーキだけでは動く可能性がある場合
・後方から来るクルマに対し停止していることを知らせる必要がある時
・踏切の先頭で待つ場合や大きな交差点で右折待ちをする時など、追突されて飛び出すと大きな事故につながる場合

上記以外の場合は、サイドブレーキを引いて、右足はフットブレーキからおろして休めています。したがってブレーキランプは点きません。

時々、交通事故のニュースで、後ろから追突されたクルマが暴走し、歩道に乗り上げ歩行者を巻き込むというようなことが起こります。

最初、どうして追突されたクルマが何十メートルも動くの?と理解不能でしたが、考えてみると、サイドブレーキをかけずにフットブレーキだけだと、追突された衝撃でブレーキから足が離れてしまいクルマが動き出すということなのかと気がつきました。またその衝撃で、ブレーキから足が外れ、その後ブレーキとアクセルを踏み間違え暴走することもあるのでしょう。

サイドブレーキをしっかり引いていれば、衝撃で少し飛ばされても、それ以上動くことはまずありません。もしパニックになってアクセルを踏んでしまっても、動きはしますがノロノロ進む程度で済むでしょう。少なくとも勢いよく歩道や路肩に飛び出すというようなことはありません。

そうした二次被害を出さないためにも停止中にはサイドブレーキをかけておくことを私はお勧めします。

サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の構造ですが、基本はドラムブレーキです。というのも高速からの減速ではディスクブレーキが一番効率が良いのですが、低速時や停止時にブレーキ効果が高いのは実はドラムブレーキなのです。

そのため、4輪ディスクブレーキのクルマでも、後輪2輪のディスクブレーキの中にドラムブレーキを内蔵し、パーキングブレーキとして使うことがほとんどでした。

しかしディスクブレーキの中にドラムブレーキを内蔵するにはそれだけコストがかかるので、内蔵のドラムブレーキを省略し、後輪のディスクブレーキでパーキングブレーキを代用するケースが増えてきました。

このドラム式が省略されたパーキングブレーキは停止時にはあまり効かないので、手動のサイドブレーキの場合は力一杯引っ張る必要があり、それゆえ、足踏み式や電気式に代わってきたのかも知れません。

ところで、電気式パーキングブレーキの場合、アクセルを踏むと自動的に解除されます。これはつまり動かないようパーキングブレーキをかけていたのに、なにかの拍子でアクセルペダルを強く踏んでしまう(後ろの荷物をとろうとして身体がひねったときに足がアクセルに乗っかってしまったり、足がつってアクセルペダルを踏むとか起こりえます)とクルマは飛び出してしまうということです。こんなのは本当の意味でパーキングブレーキとは言えません。

またバッテリーがあがると当然解除もできなくなります。他のクルマとブースターケーブルをつないで始動しようと思ってケーブルが届く位置まで押して動かそうとしても動かないということです。ま、そういう機会は滅多にないでしょうけど。あと、砂利道でのサイドターンもできませんしね。

【関連リンク】
1629 クルマの運転でわかるドライバーの文明度
1605 年齢層別交通事故数と運転免許取得者数
1560 ドライバーの交通ルールとマナー


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