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普段から「最近の若い奴らは、、、」とか「腹黒い天下り官僚は、、、」とか、「自分勝手な『オレ様』がのさばっていて、、、」など、小心者でへたれな自分のことはさておいて好き勝手を書いているわけですが、世間、特に若い世代は私の世代、つまり50代をどのように見ているのか?とちょっと調べると、これがまた手厳しい~という話しです。

でも面白いので、反省と自戒の念も込めて書いておきましょう。

その前に、今の50代と言うと、1955年(昭和30年)~1964年(昭和39年)生まれの、いわゆる昭和30年代生まれ世代です。団塊世代は昭和20年代が中心ですので、ちょうどそれより10年ほど後、つまり団塊世代が激しい受験戦争、学生運動、就職戦争、恋愛・結婚競争、出世競争、資産形成ゲームなどに明け暮れ、もう社会は荒れ果てて、ぺんぺん草も生えない不毛な状態になった後で、それでも強大な影響力を持つ団塊世代の後を必死に追いかけていくしかなかった世代とも言えます。

団塊世代の群れとは違い、学生運動や同世代間の激しい闘いや競争などもなく、割とのんびりした学生生活をおくってきた、一般的には「しらけ世代」とか「無共闘世代」とも呼ばれ、すぐそのあとに続く変化の兆しが見えてきた「新人類」と呼ばれる人達の直前の、社会にはほとんど影響を及ぼさなかったひっそり埋もれた大人しく従順な世代です。

必ずしも上記とは一致しませんが、この世代生まれの有名人は、

1955年 江川卓、所ジョージ、掛布雅之、九重親方、具志堅用高、明石家さんま、滝田洋二郎
1956年 大友康平、桑田佳祐、役所広司、大沢在昌、竹中直人、岡田武史、長渕剛、周防正行
1957年 野田佳彦、大竹しのぶ、石破茂、鈴木光司、山崎ハコ、山下泰裕、高橋留美子
1958年 東野圭吾、秋元康、宮本亜門、秋元康、原辰徳、石川さゆり
1959年 やくみつる、山口百恵、宮本亜門、秋元康、原辰徳、石川さゆり、田口ランディ、渡辺謙
1960年 宮部みゆき、松尾貴史、石田衣良、浅野ゆう子、乃南アサ、三池崇史、黒木瞳、佐藤浩市
1961年 江川達也、杏里、島田雅彦、真保裕一、中井貴一、石橋貴明
1962年 松田聖子、茂木健一郎、豊川悦司、是枝裕和、俵万智
1963年 宮根誠司、若田光一、京極夏彦、浜田雅功、池井戸潤
1964年 山崎貴、薬師丸ひろ子、西原理恵子、山口智子

いろいろと調べてみたのですが、この世代の前後には多い豪快な人ってどうも少なそうです。

社会に出たのは1980年前後で、石油ショックなどで冷えた時期もありましたが、割と就職は緩やかで、世代人口も少なく激しい競争などはあまりありません。

しかし上述の通り、会社の中では数の論理から圧倒的優勢で、海千山千の魑魅魍魎とした団塊世代が上司として君臨しており、逆らうことはもちろん異議を挟むこともできない状況で、彼らの意のまま彼らに奉仕する会社人間が製造されていくのが普通でした。

そんな日陰世代の50代を若いビジネスパーソン達はどうみているのか?日刊SPA!からの引用が主です。

タイトル:50代[不良在庫社員]の大迷惑
「実は今、こっそり会社でお荷物となり疎まれているのが「50代」だという。昭和の“企業戦士”の最後の世代、気づけば“老兵”となった彼らが巻き起こす混乱を見ていこう。」

と、いきなりドキッとする前振りからはいります。
嫌ですねぇ、、、「気がつけば老兵」っての。自覚しているだけに、、、

若手のやる気を削ぐ50代[不良在庫社員]の言動
「親会社からの出向で仕事を覚えようともせず、一日中、麻雀ゲームとソリティア三昧。後ろの席から聞こえるカチカチというクリック音がウザい」「IT化についていけず、子会社に転籍。のんびりした社風も災いし、営業時間に釣りに行く人も出てきている」「クレーム的な電話がくると姿を消し、気づけばホワイトボードに『NR』」「会議で意見を求められても当たり障りのないことしか言わず、反論が出るとすぐにそっちに翻る」
さらには、「パソコンが使えず、資料作成はすべて部下任せ。そのくせ、営業成績が悪いと『オレの出世の邪魔をするつもりなのか!』とキレ始める」「仕事は派遣社員に丸投げ。自分は、みかんやお菓子を食べ歩きながら部下に横から茶々を入れているだけ」

50代っていうのは会社に居場所がないんですよねぇ~って同意を求めているわけではないのだけど、誰しも皆やがては50代になります。そしてその時にハッキリとした自分の居場所があるのはその中の1割ぐらいの人だけ。残りの9割はみな同じような不良在庫になってしまうのですよ。ま、20代30代の人が、まさか自分が不良在庫になるなんて、夢にも思っちゃいないでしょうけどね。でも9割の人は確実になりますから。

給料が減った分、仕事をしないのも当然!な50代社員たち
「55歳で役職定年となり、課長から主任という名ばかりヒラ社員になったんですよね。年収も900万円ほどあったのが、600万程度になって、『給料が減ったんだから、仕事量が減るのは当然』と勝手に仕事をセーブし始めて。そのセーブ量が半端ではなく、仕事量7割引、質にいたっては9割引き」
「しかも、この会社では数年前の分社化以前、50代半ばになれば子会社の部長クラスに横滑りできたそうで、何かにつけ「ワリを喰った」と口にするのだとか。」

今の50代が20代、30代だった頃は、日本の企業なら年功序列と終身雇用が当たり前で、それが世界に誇る日本の伝統とまで言われてきました。

そしてその代わりに20代30代は、今以上に安い賃金と過酷な労働(休みは日曜日だけ、サービス残業当たり前、上司の言うことには絶対服従)でも、明るい未来がきっと来るだろうからと歯を食いしばってやってきたのです。

と、ところが、バブルが崩壊して少し後の2000年代(今から10数年ぐらい前ね)に、いきなり「終身雇用はや~めた」「これからは年功は関係なく能力主義、成果主義ね!」「それが嫌ならいつでも辞めてね~」っとなったわけで、今の50代が「ワリを食った!」と考えるのはうなずけます。

そのように都合の良いルールを変えた団塊世代はもう50代も半ばを過ぎてアガリのポジションであとは定年を待つばかり。と、視点を会社側から見るか、本人側から見るかによってそれは180度違って見えてきます。

大手企業ですらそのような厳しい環境になってきたということは、実際には世の中のほとんどの人が働いている中小企業では、もっと過酷な運命をたどっているわけです。

50代社員にとっては割り切れないどころかやる気さえそがれちゃいます。

簡単にクビにはならない「50代ヒラ社員」問題
「トラブルを避け、イヤなことは人に押し付ける。上や女子社員には媚びつつ、下にはいばり散らす。顧客に謝らない部下を叱れない、ヒステリーな50歳主任係長。」「彼らが40代のころ、リストラがあって、課長や課長代理がヒラ社員に落とされることになったんです。ほとんどの人はそのときに辞めて、今、いる人たちは言わば、その残党。転職よりも降格人事を受け入れた人たちで、当然、やる気は皆無。だけど、会社としては波風立てず定年まで飼ってあげようという方針なんだと思います。」

そりゃ~年功序列で年収も役職も上がるとずっと信じ込まされていた人が、ある日手のひら返して「成果主義です」と言われると、やる気もモチベーションも落ちるでしょう。ベイスターズのノリが二軍に落とされモチベーションが維持できないというのとはまったく違います。

例えば「今期の業績予算を10%上回る成績を残せばボーナスは二倍出す」と言われて必死に休みなく働いてその予算をクリアしたら、「会社は儲かったけど世の中の景気が悪いので二倍の約束はなかったことに」と言われてその先のモチベーション上がりますか?

転職したり起業がしやすい30代半ばまでにそういう判断をすることができれば、まだ別の道を探すこともできたでしょうけど、妻も子供もいて、住宅ローンでがんじがらめの40代になってから、世の中がそういうムードだからと言って、ルールを勝手に変えられたら頭にもくるでしょう。

いつも約10年上の団塊世代に、数の力でいいように扱われてきました。年金だって団塊世代は60歳から満額支給されていますが、50代は段階的に65歳以降の支給で、さらに減額をされる可能性も高まっています。若い人に「まだもらえるだけマシだろ!」って言われるとその通りですが、何十年も前から分かり切っていた人口構成にかかわらず、年金政策を見通せず、若い人への負担を押しつけたのは今の50才代の人の責任ではありません。

さらに団塊世代の老後のために新たな財源をという趣旨で始まった介護保険法が施行されたのは2000年4月。その時団塊世代の多くは50歳を過ぎていましたが、いまの50代の我々は、40歳以上から支払義務のある介護保険を25数年間のあいだ丸々収めることになる最初の世代となりました。これが団塊のいじめと言わずしてなんと言うのでしょう。

今どき「エクセル」も使えない50代社員は大迷惑
「統計やリポートの作成が彼の仕事なんですが、肝心のエクセルをまるで使えないんです。ただ彼は地方の支社長を務めた経歴があり、話術は巧みで世渡りはうまい。同僚に教えてもらうポーズを取りつつ、なし崩し的に仕事を丸投げして帰ってしまうんです」
「上司としては一応、教則本を読んで勉強してほしいとやんわり伝えてはみたものの、「オレは昔、土日も関係なく出社して会社のために働いてきた。だから今はラクをしてもいいはずだ」と強弁。」

50代ならパソコンぐらい使えると思いますが、自分でいうのもなんだけど、若い人に「この計算ならマクロやVLOOKUP関数を組めば簡単にできるでしょ?」と軽く言われると、一瞬固まってしまうのが50代かも知れません。

30代までなら知らなくてもちょっと調べるだけでサクサクっと作っちゃうのでしょうけど、50過ぎてからマクロ組む勉強するのは勘弁して欲しいなぁと思う。もうそんな思考も忍耐力もないので。

それにワープロは純和風のワープロ専用機や一太郎に長く慣れ親しんでいた50代は、いたってアメリカンなWordに四苦八苦する人も多く、若い人から「つかえねぇヤツ」と思われても仕方ありません。

ちょうど納豆と鮭と味噌汁で毎日サラッと朝食を食べている人が、いきなり脂身ばかりのベーコンと味のしないパサパサしたパンしかない場末のビジネスホテルの朝食みたいなものを出されたようなもので、食欲もわかず戸惑う気持ちは私にはよくわかります。

もうひとつ言い訳すれば、20代30代では絶対わからない50代のことに、健康問題というのがあります。どんな精巧な機械でも50年間故障せず動き続けるというのは奇跡に近いもので、それは人間の身体においても同様なのです。

50代にもなれば若いときにいくら健康だった人でもどこかが必ず傷んできます。肉体的なもの、精神的、神経的なもの、古傷や老化が原因のもの、遺伝性のもの様々ですが、少なくとも若いときに酷使した50代の身体はもう傷だらけと言っても差し支えありません。

敦盛の「人間五十年」というのも、元々は当時の寿命がそれぐらいという意味でしょうけど、現代に当てはめても、十分満足に働けるのがそれぐらいまでとよく言い当てています。

毎週末の帰省を“出張”申請する厚顔50代社員
「何もせず儲かったバブル時代をいまだに引きずっているんですよ。景気が悪いんだから仕方ない、頑張ってもムダという風潮で、若い社員を育てる気はなく、何か新しいことをしようとすると50代が潰しにかかる。当然、若い人は辞めていくし、ここ数年、募集もしていません。気づけば会社の平均年齢は44歳です。社内の雰囲気? 明るいはずがないですよ」
「金曜に訪問予定を入れ木曜から連泊で出張ということが多かったので探ってみたところ、彼の本来の目的は妻子のいる実家への帰省でした。それを出張という名目で交通費と宿泊代を会社に請求しているんです。」

自分からバブル時代の思い出を嬉々として喋りたがるのは団塊世代かそのすぐ下の世代じゃないかな。

その頃(80年代)は50代の人はまだ会社では下っ端も下っ端、美味しいところはみなその上の世代が享受し、その残りかすを少し分けてもらったというのが実情で、自慢できる武勇伝は少なく、先輩から聞いた話しをまるで自分が経験したがごとく語るぐらいしかできないのが50代です。

会社の平均年齢が上がっていくのはこれ自明の理です。だって少子化と長引く経済不況で若年層の採用が抑制され、一方では定年延長で企業は65歳(段階的に)まで雇用しなければならないわけで、それで平均年齢が下がったらおかしいでしょう?

もう実際に中小・零細企業では平均年齢が50歳を超えているところがあってもなんら不思議ではありません。

カラ出張は誉められたものではありませんが、上がると思っていた年収が上がらず、仕事の都合でやむなく離れて過ごす家族の元へ週末に帰る時に、出張を組み合わせるという悲しいぐらいに涙ぐましい努力は大目に見てあげてもいいのではないでしょうか。

そういうことをする人の多くは自分の元上司が当たり前のようにやっていたことを真似ているケースが多く、将来今の若い人もそれと同じようなことを真似せざるを得ない時がやってきます。

以上のように、世代間の格差や不満というのは常にあるもので、50代を笑いたければ笑うがいいでしょう。今の20代30代が50代になったときにも同様か、もっと厳しく若者に糾弾され、嘲笑される時がやってくるでしょう。

例えば「年金が自分が支払った分以上にもらえるなんて非常識だ!」とか「役に立たない中高年正社員の解雇が自由にできないなんて考えられない!」とか。歴史は繰り返すなのです。


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