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前のブログで前向きの締めをしたのには少し訳がありまして、それはあるコラムを読んで「なるほどねぇ」と感心したことによります。

そう、私は経験とそれらから得た知識から述べられた熱い言葉に出会うと、すごく感化されてしまいやすいタイプの人間なのです。逆に経験ではなく単なる勝手な思いこみや、書籍などに書いてあることのひけらかしには反感を覚えるタイプでもあります。それゆえに、感化されると簡単に自分の考えを変えてしまったり、反感を覚えるトラブルを避けるため、「俺が俺が」タイプとは交わりたくないという習性も合わせてもっています。

自分のことはさておき、そのコラムとは、

50歳台をどう生きるか」郡山史郎氏

日本には、テロも戦争も民族紛争も、徴兵も強制収容所もありません。生活は、衣食住どの点でも世界最高のレベルにあります。世界中の食べ物や娯楽が、居ながらにして楽しめ、その気になれば、世界のどこにでも漫遊に行けます。この状態は21世紀の終わりまで間違いなく続きますから、20世紀を生き残りいま50代というのは、人類史上最も幸運な世代です。メデイアの悲観論に振り回されてはいけません。

(中略)

これまでの、高度成長期には仕事は有り余るほどあり、求職者が足りませんでした。今、それは完全に逆転していて、仕事が不足しています。この需給の逆転は、就業している人に労働強化と給与カットを強制します。また、いったん何かの理由で離職すると、長期に仕事が見つからない失業地獄が待ち構えています。これは簡単な経済原則で、変えることはできません。

それではどうするか。まずこの経済原則を拳々服膺(けんけんふくよう)して、いま持っている仕事を徹底的に大切にする。それを失わないように、あらゆる努力をする。ごますりでも何でもいい。過労死だけは避けてそれ以外のことは何でもする。そのくらいのことでないと、生き残れません。

何かの理由で離職したらどうするか。まずそれは原因のいかんを問わず、自業自得と決心して万策を講じて仕事を探す。長期戦で条件は極端に悪いことを認識して、最初に見つけた仕事に飛び込む。そして我慢してその仕事を大切にする。それしかありません。

さすがに50歳代が「人類史上最も幸運な世代」とは思いませんが、仕事に関する記述はまさに同感に思いますし、「いま持っている仕事を徹底的に大切にする。それを失わないように、あらゆる努力をする。」というのは、最近の私の頭からスッポリと抜け落ちていた言葉でもあります。

私が失業地獄に陥ったのは10数年前まだ40歳前半の頃でした。なので、まだ求めてくれる企業があり、今もこうして毎月の給料を得ることができています。もしいま50代半ばになって職を失ったとしたら、必死に就職活動を何年やっても正社員の職が得られるとはとても思えません。

筆者も書いていますが、比較論で言うならば恵まれていると言っていいのでしょう。例えばホームレスも海外のホームレスや日本でも終戦間もない時代のことを考えると、今は自らの意志でホームレスとなり、希望すれば様々な制限はあるものの、雨露がしのげて風呂まである収容施設に入ることができます。障害や健康を害して働けなければ年金生活者よりも医療費負担がないなど恵まれた生活保護を受けることができます。

そうして、残りの2~30年(筆者は40年と書いていますが、そう長生きはしたくない)は、また今までと違う別のゲームをスタートさせることができます。いわゆるリタイア後の老後ですね。そう思えば、今の苦しみや悩み、政治への不満などなどたいしたことないなと思えてくるから不思議です。

この筆者郡山史郎氏は、1935年(昭和10年)生まれで今年78歳。この年でもベンチャースピリットあふれる現役バリバリの経営者です。別に嫌みでもなんでもなく、誤解を承知で書くと、もうそろそろ引退し、ビジネスのアイデアと資金だけ若い人にサポートしてあげればいいのにって思わなくもありません。こうした70過ぎても精神的に若い人は、身体が動く限り働き続けるのが、仕事と趣味が同じようなことなのでしょう。立派とは思いますが私は真似をしたくありません。

この「50歳台をどう生きるか」以外にも、

40代はどう生きるか
「2013年の今は、40代は文字どおり働き盛りで、年俸もピークにあります。ただ、そのあとに待っているものは、まったく違います。これから先は、ほとんどの人の稼ぎは減ります。もし収入を増やそうとしたら、過酷な競争が待っています。そして、極めて少数の幸運な人たちだけが、それをつかむのです。・・・」

60代で何をすべきか
「人生で60歳代は、野球の試合でいえば9回の裏です。味方が大量得点をしていて、自分もヒットを打って貢献しているなら、早く無事に終えて早く次の試合の準備をしたい。逆に、さんざん負けていて、自分も三振にエラーまでしているなら、次の試合があるかどうか、あっても自分がその試合に出られるか分からない。前途不安です。・・・」

もしあなたが70歳以上なら
「人生を決めるのは20代と70代です。20代で、第1回目の人生の基本形が決まります。そのあと70歳までは、その惰性で流されてしまいます。じたばたしても、その枠から飛び出すことは、難しいです。
70歳になったら、まず自覚しましょう。自分は自然にとっても、人間界にとっても、まったく無価値である。これから貢献できることはほとんどない。この自覚があれば、第2の人生を、自分にとって、また周りのすべての人にとって、きっと良いものにできます。・・・」

と各年代ごとに知的で前向きな生き方コラムがシリーズ化されています。

【関連リンク】
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