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ガントレット(The Gauntlet) 1977年 米
監督:クリント・イーストウッド
出演者:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック

主人公はアリゾナ州フェニックス市警察のぐーたら刑事で、市警幹部からラスベガスに拘置されている裁判の証人を連れてくるように命令されます。

しかしマフィアとつながっている市警幹部は、その証人を移送中に殺すためにぐーたら刑事を送り込み、マフィアにその動向を知らせていました。

何度か襲撃を受けたことで、この移送計画が漏れていることに気がつき、それでも難を逃れてアリゾナまでたどり着きます。

警察からも凶悪犯として手配され攻撃されることを見越し、バスを乗っ取り、鉄板で補強してそれで裁判所へ向かいますが、道路の左右から一斉に銃弾を浴びることになります。この左右からボコボコにされるクライマックスのリンチシーンがタイトルの「ガントレット」を指しているようです。

こうした一人の刑事が証人を連れてそれを阻止する敵と対峙する映画はよくありますが、1977年当時ならまだ珍しかったかも知れません。それにしても現実が同化はともかく、アメリカの警察官って漫画みたいにバンバン撃ちまくって怖い!って感じです。

またC・イーストウッドの出世作ダーティハリーシリーズ(1971年~1988年)はサンフランシスコ市警刑事ですが、やたら拳銃を撃ちまくるなど、似たような設定もあった気がしますので、それからヒントを得ているものと思われます。

★★☆

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折れた矢(Broken Arrow) 1950年(日本公開1951年) 米
監督:デルマー・デイヴィス
出演者:ジェームズ・スチュアート、ジェフ・チャンドラー

1850年頃のアリゾナが舞台の西部劇で、移民の白人と先住民のインディアン(劇中にこの名称が使われている)との対立と殺し合いが続く中、人道的な主人公の白人がインディアンのリーダーと親しくなり、対立するアメリカ軍を動かして平和的に居住地と平和をもたらすという「白人素晴らしい!」的な文部省が推奨しそうな教育的?映画です。

主人公が金を探しにひとりで旅していた時、インディアンの子供が怪我をしているところを助けます。その子供の助けがあり、インディアンの集落へ客として迎えられ、そこでリーダーと話しをすることで親しくなっていきます。

まずは郵便の配達人を襲撃せず安全に通して欲しいと頼むところから始まり、そのあと軍とインディアン部族との戦いを3ヶ月間だけ様子を見るために休戦をすることに双方が同意させます。

しかしインディアン側にはその休戦協定に納得せず離脱して白人を襲う者が出てきます。また白人側にも同様にインディアンを襲撃する者達も出てきます。

そうした中、主人公とリーダーが奔走し、休戦期間中の諍いを無事収めていくという昔の善きアメリカ人を描いています。

この時代に作られた映画にしては、ロケ中心で中身が濃くてうまく作られた映画だと思います。

★★☆

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メンフィス・ベル(Memphis Belle) 1990年(日本公開1991年) 米
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演者:マシュー・モディーン、エリック・ストルツ

第二次大戦中に、英国の基地からドイツへ向けて爆撃をする航空部隊に実際に存在したメンフィス・ベルと愛称がつけられた爆撃機とその搭乗員達の物語です。

爆撃機はB-17で、このメンフィス・ベルはドイツへの攻撃を25回おこなって無事に戻ってきた唯一の爆撃機と言われています。そして搭乗員達は、この25回を最後にして英雄として故郷に錦を飾ることになります。

戦意高揚のためか、このメンフィス・ベルを扱ったドキュメント映画がまだ戦争中の1944年に作られています。

物語は、24回まで無事に戻ってきて、25回目のブレーメンにある軍需工場への攻撃が中心で、一緒に攻撃に出た友軍機が次々とメッサーシュミットや対空砲火で撃墜されていく中で、軍需工場を探し出して爆弾を投下し作戦は成功します。

しかし帰投中メンフィス・ベルのエンジンが4機のうち2機がやられて壊れ、無線士が重傷を負い、さらに片方の車輪が出ないというトラブルに巻き込まれながら、無事に基地まで戻ってくるというアメリカ人にとってはハッピーエンドな映画です。

出演した俳優陣に有名人はいなくて他の映画ではチョイ役の人ばかりを集めた感じなので演技や人間ドラマは薄っぺらですが、映画自体の主役は爆撃機ということを考えれば仕方なしかなと思います。

映画では20数機の編隊飛行などが出てきますが、よくこれほど多くのB-17が集められたものだと思いましたが、1機だけは博物館にあった本物で、あとはCGや合成で作られているようです。

結果がわかっている内容を見る映画ですから、ドキドキ感はありませんが、それなりに楽しめました。

★★☆

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どら平太 2000年 「どら平太」製作委員会、東宝
監督 市川崑、脚本 四騎の会(黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹)
出演者 役所広司、浅野ゆう子、宇崎竜童、片岡鶴太郎、菅原文太

江戸時代、地方の小藩で、博打、女郎部屋、酒造などを取り仕切る三人の親分から賄賂をもらって見逃していた藩の幹部を一掃しようと新しく町奉行(どら平太)がやってきます。

遊び人だと知られたどら平太は、どうせすぐに尻尾巻いて逃げるだろうと油断させておき、次々と三人の親分に近づき、一気に死罪を申しつけます。当然子分達が一斉にかかってきますが、次々と峰打ちに果たすというのが最大の見どころです。

わかりやすい、勧善懲悪もので、ドラマの水戸黄門や大岡越前などとも共通します。藩の幹部から、町奉行ごときになにができると言われると、江戸詰の藩主から渡されたお墨付きを見せ、全権委任されていることを知らしめ(あとで偽物とわかる)、悪人が巣くい、役人の立ち入りが禁止され治外法権となっている壕外の町へ、自らが遊び人として豪遊し、一気に掃除をするところなど、胸がすく活躍をします。

1969年に結成された映画企画・製作グループ「四騎の会」メンバー(黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹)は、2023年現在はいずれも鬼籍に入っていますが、映画が製作された2000年当時は監督を務めた市川崑氏だけが存命中で、他のメンバーの思いをこめた作品を作ったということなのでしょう。

★★☆

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ブロークンシティ(Broken City) 2013年 米
監督 アレン・ヒューズ
出演者 マーク・ウォールバーグ、ラッセル・クロウ

NY市警の刑事だった主人公は7年前に正当防衛で不審者を射殺した件で、市長から辞職することを指示され、納得はできなかったもののその後は私立探偵として過ごしていました。

そこへ次の選挙が近い市長から連絡があり、自分の妻が浮気をしているようなので、相手とその証拠をつかんで欲しいと頼まれます。

調べると浮気相手は市長選挙で争っているライバル候補の選挙参謀だということがわかり、その写真を市長に渡して調査完了かと思ったら、その選挙参謀が何者かに射殺されてしまいます。

市長のバックには再開発地区での大きな利権が絡んでいたり、実は主人公は正当防衛ではなく一方的な射殺だったことなどが判明していき、やがて主人公は大きな選択を迫られることとなります。

なにか、教訓的なものがあるわけではなく、過去のNYが舞台の事件もの映画の良いところを低予算でコンパクトにまとめた映画って感じのものでした。ちょっと物足りない感じです。

★☆☆

【関連リンク】
2022年11~12月 るろうに剣心 最終章 The Final、 The Beginning(2021年)、マイ・インターン(2015年)、蜂蜜と遠雷(2019年)、ブリット(1968年)、シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年)

2022年9~10月 バニラ・スカイ(2001年)、千利休 本覺坊遺文(1989年)、パリは燃えているか(1966年)、御法度(1999年)、墨攻(2007年)

2022年7~8月 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年)、トムホーン(1980年)、わが谷は緑なりき(1941年)、ダイ・ハード/ラスト・デイ(2013年)、赤毛(1969年)



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