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テレビに出ているコメンテーターや、フリーのジャーナリスト、ベンチャー起業家、投資家、作家などのサブタイトルに「○○大学客員教授」とか「△△大学客員准教授」「××大学非常勤講師」などのタイトルをよく見かけるようになりました。また政治家や元政治家の多くにはハクを付けるためか客員教授という肩書きを持っている人もいます。

また、あまたある新書などビジネス書を読むと、その著者の紹介欄にも「客員教授」「非常勤講師」「兼任講師」「特別招聘教授」「特任教授」などという肩書きが付いていないことのほうが最近珍しくなってきました。

大学客員教授、非常勤講師の大安売りと言ってはなんですが、それらにどれほどの価値や信頼があるのかと言えば、多くの人は「なんだか知的で偉そうに見えるが、よくわからない」ってところでしょう。

もちろん大学に常勤で雇われている教授や講師が偉くて、客員や非常勤が劣るというものではありませんが、単に小遣い稼ぎだったり、肩書きに箔を付けるためのものが多そうで、どうもいまいち信用がおけません。

学校法において定められている大学の職務としては、学長、副学長、学部長、教授、准教授、講師だけです。あとは各大学の定めで定年後の再雇用や救済のため名誉教授を加えてもいいことぐらいしか決まっていません。

そうすると、客員教授や客員准教授、非常勤講師、特任教授という役職?は公式(学校法上は)なものではなく、各大学がそれぞれに一応基準とかは決めているのでしょうけど、勝手に決めているに過ぎないということです。

最近はどうか知りませんが、銀行では入社まもない若手社員が、支店配属となり営業勤務をする際に「支店長代理」という肩書きをつけた名刺を持たされていました。中小零細企業の知らない人がその名刺を見ると「この若さで大銀行の支店長代理とは、すごいやり手の人か!」と勘違いしてくれそうで、そういう狙いがあるのかどうかわかりませんが、銀行内では「お代理さん」と呼ばれ、イコール「役職なしのヒラ社員」という意味です。

客員教授や、非常勤講師もなんとなくそのような感覚に近いものがありそうで、必ずしも人に教えるための特別な訓練を積んできたわけでも、その分野で研究論文を数多く発表してきた専門家というわけでもなく、世間体として「なんとなく偉そう」とするために与えられた称号みたいものです。

繰り返しますが、もちろん「客員教授」や「非常勤講師」でも、本当に学生のためになる専門知識が豊富で、大学で教鞭を執るのが相応しい方がほとんであろうことは付け加えておきます。

最近特に多そうに思われるのは、タレントやジャーナリスト、作家、経営者などを客員教授に迎え、年に数回だけのコマを担当してもらうことで、学生にいわゆる学問だけでなく広範囲の知識や興味を持ってもらうことで、大学の開かれた先進的なイメージを強調してみせたり、さらに新入生募集では、年に数回の非常勤講師であっても、客寄せパンダ的に使うことで十把一絡げの大学紹介とは違った差別化するためではないかと思うことがしばしばあります。

それ自体は別に悪いことではなく、私の学生だった頃にもそういったオープンな場で著名人が来る講座があれば、部活やバイトばかりに明け暮れず、もう少し教室に通ったかもと思わなくもありません。

もうひとつ双方にメリットがあるのは、本来なら単発の講演に来てもらうには1回あたり数十万円、著名な人なら百数十万円の謝礼が必要です。そういう人にゲストとして年数回講演してもらうのはコストがかかりすぎます。そこで大学側は「客員教授」の称号を差し出すことで、講演料を大幅に下げることができるのです。しかも客員教授という金を生む札は乱発することが可能です。

名もない零細個人事業主や企業経営者、元議員、元大会社勤務という肩書きより、有名大学の(客員)教授という称号のほうが世間体はずっとよく、それを自由に使うことができ、著書やセミナーなどの講演、政府や国の各委員会メンバー、テレビ出演などにはそういう肩書きは効果絶大でしょう。またなにか社会的な地位が欲しいと思っている人にとっては、逆にお金を支払ってでも欲しい肩書きです。

大学側は、本来お金で報酬を支払うべきところをその大部分を「客員教授」という肩書きを恭しく差し出すだけでまかなうことができるのです。これほど双方にとってうまいwin-winの関係はありませんから蔓延しているのでしょう。

大学のエンタテーメント化と最初に言ったのは田原総一朗氏だったか、堺屋太一氏だったか忘れましたが、そのように言われて久しくなりますが、少子化と高等教育の高騰(シャレではなく)もあり、今後ますます学生集めの安易な手段として、有名人気講師を集めるという傾向が強まるでしょう。

それが果たして日本の高等教育にとっていいことなのかどうかはわかりませんが、少なくとも学生の経済的負担はより大きくなり、本気で教職に人生を捧げようと覚悟を持った人が職からあぶれてしまうという結果をもたらしてしまうことは間違いないでしょう。


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