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1220
人工股関節(左側)の術後6ヶ月目の検診へ行ってきました。同時に右側も術後1年9ヶ月になります。X線撮影をして医師との面談です。

一昨年に右側の人工股関節置換手術、昨年に左側の同じ手術をおこない、現在はその痛みから解放されて、手術をして良かったなと思う日々です。

ただ、右側は手術後特に痛みは続かなかったのに、昨年手術した左側については、手術後3ヶ月ぐらいまでは体重をかけると痛みがありました。

それ以降は徐々に痛みが消えたかと思っていたら、また半年後ぐらいに同じ痛み(体重をかけるとズキンと痛む)が再発しました。

リハビリの理学療法士は「痛みが残る人とまったくない人がいる」「残る人は半年ぐらいは続く」と言っていたので、この半年後に再発した痛みは本当にこのあと消えてくれるのか?ってちょっと不安があります。

医師にその話をしましたが、X線を見る限りは、特に異常は発生していないようで、人工股関節由来の痛みではなく周辺の筋(スジ)の痛みだろうとの見解でした。

痛みも徐々にひどくなっていくようなら問題だが、逆に痛みが減っていくのなら特にケアする必要はないでしょうとのこと。

なにか運動はしているか?と聞かれたので、毎日4~5kmは歩いていると答えたら、それについては満足していました。

4~5kmという根拠は、スマホに入れた歩数計で、1日の平均歩数が6000歩を少し超えるぐらいを目標にして休日も雨の日も雪の日も毎日歩いています。6000歩×70cm(歩幅)=4.2kmです。5kmはちょっと盛ってますw

土のグラウンドで少し走ってみましたが(軽いジョギング)、まだ着地するときが不安定なので、少しでやめました。

その代わり、ゴルフ練習場で、打ちっぱなしの練習は時々おこなっています。スイングでは大きく身体をひねりますので、変形性股関節症の時は痛みが出ましたが、それは綺麗になくなりました。

診察では両足の可動域を測り、6ヶ月検診は10分で終了しました。

次は術後1年の検査となります。

【過去の記事】
1198 変形性股関節症、人工股関節手術その後
1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1150 人工股関節全置換手術とVIP舛添要一さん
1146 人工股関節置換手術1年検診
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1109 人工股関節全置換手術その後
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

 

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1219
家には単行本、文庫などすべて合わせると3月末現在で2830冊の本の蔵書があります。なぜそんな数がわかるのかって言うと、蔵書は判明する限りデータ化しています。

社会人になって、しかも結婚してから購入した本がほとんどで、学生時代や独身時代の書籍は実家に置いたままで、家を建て直したときに処分されました。

結婚した1985年以降ということは今年で33年、蔵書数を33年で割ると年間平均86冊、月間平均7.1冊を購入(読了)となります。読まずに積んであるだけの本(およそ20冊ぐらい)はまだデータ化してません。

いまさら蔵書なんて邪魔になるだけで無駄という人がいるのは承知していますが、なかなか手放せなくて困っています。

ブックオフが自分の本棚で、スーパーやコンビニ、弁当屋が自分の冷蔵庫、調理場だっていうのが最近の若い人のトレンドっぽい感じですね。つまり本棚も冷蔵庫も鍋もヤカンも自宅にはなくて良いと。

なにも持たない生活に価値を見いだしているわけで、それも悪くはないですが、昭和30年代生まれの私にはそれはなかなか理解できない範囲にあります。

26年前に今の家に引っ越してきましたが、その時はおそらく今の1/4ぐらいの冊数の蔵書があったと思われます。

その時ですら段ボール箱15箱ぐらいにギッシリ詰め込んだ書籍は、私の部屋がある2階に運んでもらいましたが、やたらと重いうえに数が多く「この重い箱はいったい何箱あるんだ?」と引っ越し屋さん泣かせでした。

もし今また引っ越しすると、書籍だけで約60箱の段ボール箱と考えると、詰め込む作業だけでクラクラしそうです。

ブックオフなどへ持って行くか、取りに来てもらって査定してもらえば、文庫本で1冊平均10円程度で引き取ってもらえるのは知っていますが、なにかそれも悲しいので、今まで、古い雑誌は別として、書籍は売ったことがありません。

仕事を引退したら、10冊ずつテーマ別に束にし、お勧め中古本セットとしてネット通販でもしようかなw

セットにするテーマは、(1)私立探偵(国内編、海外編) (2)刑事(国内編、海外編) (3)誘拐 (4)イヤミス (5)上質トリック (6)映画でヒット (7)侍 (8)戦国時代 (9)ノワール (10)青春もの (11)恋愛成就 (12)タイムスリップ (13)SF (14)短編集 (15)戦争 (16)ホラー (17)クルマ (18)食べ物 (19)不倫 (20)猟奇 (21)純文学 (22)古典 (23)直木賞 (24)芥川賞 (25)本屋大賞 (26)ファンタジー などなど、いくらでも作れそう。

それに007シリーズや、スペンサーシリーズ、殺し屋ケラーシリーズなどシリーズものコンプリートセットも何種類かすぐに作れそうです。

せっかくため込んだ本があり、しかもデータにしてあるので、種類や出版社別の冊数を調べてみました。

総数2830冊のうち、文庫本は2328冊(蔵書全体の82%)、その内訳は、新潮文庫424冊(文庫の18%)、講談社文庫347冊(15%)、角川文庫252冊(11%)、文春文庫249冊(11%)、ハヤカワ文庫172冊(7%)、集英社文庫129冊(6%)、幻冬舎文庫89冊(4%)、光文社文庫85冊(4%)、徳間文庫81冊(4%)、中公文庫56冊(2%)、創元文庫45冊(2%)、扶桑社文庫39冊、小学館文庫33冊、双葉文庫30冊、朝日文庫26冊、PHP文庫25冊、宝島社文庫17冊、ハルキ文庫14冊、河出文庫13冊、岩波文庫13冊などとなっています。



単行本は、302冊(蔵書全体の11%)で、内訳は、講談社43冊(単行本の14%)、文藝春秋42冊(14%)、角川書店28冊(9%)、新潮社27冊(9%)、幻冬舎13冊(4%)などとなっています。

新書は167冊(蔵書全体の6%)、内訳は講談社新書21冊(新書の13%)、幻冬舎新書18冊(11%)、光文社新書16冊(10%)、新潮新書11冊(7%)、角川ONEテーマ21 10冊(6%)など。



残りは、33冊(蔵書の1%)、ノベルス、ソフトカバー、コミックといったところで、出版社別では、徳間書店10冊、光文社9冊など。

文庫では圧勝してる新潮社ですが、単行本では講談社、文藝春秋、角川書店に、新書では講談社、幻冬舎、光文社に負けています。文庫の新潮、単行本・新書の講談ってところでしょうか。

1冊しかないレア?な出版社としては、IN通信社、サイマル出版会、ピエブックス、ホーム社、みずうみ書房、光風社出版、山海堂、世界思想社、大成出版社、飛鳥新社、立風書房(以上社名は発刊当時)などで、すでに廃業したり、他社に統合されて名称が変わった会社もあります。

2800冊の蔵書について(2)へ つづく


【関連リンク】
1191 リス天管理人が2017年に読んだベスト書籍
1093 リス天管理人が選ぶ2016年に読んだベスト書籍
954 書店数や出版業界売上減と未来
743 出版社不況の現状
698 世界と日本の書籍ベストセラーランキング




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1218
子供の頃というからもう半世紀も前のことですが、そのとき小学校の社会科で教えられたのは、「日本は石油や鉄などの資源を輸入して、自動車や船など工業製品を輸出する加工貿易の国」という話しを覚えています。

ま、50年経った今でもその状況は変わっていないと思いますが、最近(2016年度)の日本の輸入品目と輸出品目を調べてみました。

出典は、昨今なにかと悪い話題が多く信頼が崩壊している?財務省(関税局)のデータからです。

まず、ここ20年間の輸出入金額の推移です。



2007年までは好調に貿易黒字で推移していたものの、リーマンショックで一気に落ち込み、2011年の東日本大震災以降は原油の緊急輸入が増加し、輸入超過(貿易赤字)に陥りましたが、2016年になってようやく輸出が輸入を上回るようになりました。

品目別では、2016年度総額71.5兆円の輸出品目の順位は、

1) 輸送用機器(自動車やトラック、電車、船など) 17.4兆円
2) 一般機械(原動機、ポンプ、電算機部品など) 14兆円
3) 電気機器(半導体、電子部品、電算機など) 12.6兆円
4) 原料別製品 8兆円
5) 化学製品 7.3兆円

上位3つの品目で輸出総額の62%、上位5つで83%を占めています。

2016年度総額67.5兆円の輸入品目ですが、

1) 鉱物性燃料(石油、石炭、天然ガスなど) 13.1兆円
2) 電気機器(通信機、半導体、音響・映像機器など) 10.8兆円
3) 化学製品(医薬品、有機化合物) 7.1兆円
4) 食料品 6.4兆円
4) 一般機械(電算機器など) 6.4兆円

上位3つで46%、上位5つで65%を占めています。

ちょっと驚いたのは、2013年度と2016年度の輸出入総額を比較すると、

輸出の総額は2013年度が70.9兆円で2016年は71.5兆円と、わずかに増加しているのに対し、輸入は2013年が84.6兆円だったのが2016年には67.5兆円と20%以上も大きく下がっていることです。

2013年度と2016年度の3年間で為替相場が平均して10円ほど円安になっているので、その影響が大きいのだと思いますが、普通に考えると円安になれば輸入する費用(2013年に97円だった同じものが2016年には108円)は膨らむように思いますが、総額が逆に大きく下がっているというのはちょっと意外な感じです。

東日本大震災以来続いていた原油や天然ガスの輸入が、原発再稼働などもあり、落ち着いてきたという事かも知れません。

しかし上記の輸出入の品目を見る限りでは、石油を輸入してクルマを輸出しているという50年前の日本の姿となにも変わっていないな~と思います。

しかし輸入で次に多いのが「電気機器(通信機、半導体、音響・映像機器など)」というのはスマホやパソコン、テレビ、携帯プレーヤーなど、以前は日本のメーカーが強かった製品が、外国メーカーのものへと変化している証左でしょう。

また輸入3位の「化学製品(医薬品、有機化合物)」は、高齢化社会を反映しているとも言えますが、「世界の人口の2%の日本で世界の薬剤の4割を消費」と、これは根拠のないデマですが、それでも10数パーセントは消費していることはOECDの公表データからも明らかで、世界の中でもアメリカと同様、突出した薬剤消費大国であることは間違いなさそうです。

次に、ちょっと付け足しで、貿易相手国ですが、おそらくこれは50年前と大きく変わってきているものがあると思われます。

2016年の輸出額上位の3国は、アメリカ、中国、韓国で、輸入額上位の3国は中国、アメリカ、オーストラリアとなっています。

意外にも、サウジやクエートなど、原油の輸入国が上位ではないのですね。

アメリカが日本に対し、貿易不均衡だ!と怒りをかっていますが、「輸入金額-輸出金額」で言えば、日本は韓国やインドネシア、サウジアラビアに対して貿易不均衡だ!と怒ってもいいことになります。

逆に言えば、原油や天然原料の輸入国を除き、日本はアメリカや中国、欧州などほとんどの国に対して輸出超過で、実は怒りの持って行き場所がほとんどないということです。

品目別でみると自動車の最大の輸出先はアメリカで、これはずっと変わりません。2位がオーストラリア、3位は中国となっています。

船舶の輸出は、1位がパナマ、2位がマーシャル、3位がシンガポールとなっています。半導体・電子部品の輸出先1位は中国で、2位が台湾、3位が香港です。

品目別の輸入相手国では、原油はサウジアラビアが1位、2位がアラブ首長国連邦、3位がカタール、天然ガスは1位がオーストラリア、2位がマレーシア、3位がカタールです。

原料品の中で非鉄金属1位はチリ、2位がインドネシア、3位がオーストラリア、医薬品1位はドイツ、2位がアメリカ、3位がスイス、食料品のうち魚介類の1位は中国、2位はアメリカ、3位がチリとなっています。

通信機器の輸入1位は中国、2位がアメリカ、3位がベトナム、光学機器の輸入1位はアメリカ、2位が中国、3位がアイルランドとなっています。

こうして見ると、50年前は工業製品の輸出先のアメリカと、原油輸入の中東諸国だけを向いていればよかった貿易相手国も様変わりしてきているようです。

また自動車など工業製品は、相手国から現地生産を強く求められますので、実際の販売台数と輸出金額には開きが生じることになるでしょう。

輸出入相手として少ないなと感じたのが、インドとロシアです。輸出入相手国としてどちらもベスト10には入ってきません。

人口が多く対日感情も悪くないインドと、隣国でもあり地政学的にモノの流通が便利なロシアとの貿易は、両国間で様々な規制等があり難しい面はあるのでしょうけど、政治的に結びつきが太くなっていけば、自ずと今後大きく伸ばすことができるブルーオーシャンかも知れません。


【関連リンク】
1197 2017年の乗用車販売台数に思うこと
1105 遠くて遠い国ブラジル
981 大きく変化していく農業従事者
642 日本はインドともっと深く連携すべき
440 円高のメリットは?
388 中国との関係について



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1217
土漠の花 (幻冬舎文庫) 月村了衛

著者の作品は、昨年「黒警」を読んで以来の2冊目です。この長編小説は、日本推理作家協会賞受賞するなど評判が高い作品です。前の「黒警」にはあまり良い印象を持てなかったので、今回の作品に期待です。

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達でしたが、突然助けを求めてきた女性二人を保護したとたん、武装組織に急襲されます。

野営から離れたところにいた仲間の援護射撃でどうにか離脱したものの、隊員の何名かが殺され、さらに、その保護した女性を捕らえるために武装した追っ手が次々とやってきます。

連絡が途絶え、自衛隊の本隊がすぐに救助にやってくるはずと思いながらも、一向に現れず、もしかして見捨てられた?との疑心暗鬼に駆られていきますが、次々と襲撃を受けて仲間の隊員もまたひとりまたひとりと倒れていきます。

アフリカ各地で起きている民族対立と内戦、武装組織の跋扈など、ステレオタイプ的な面もあるでしょうけど、「海賊対策というけれど、その海賊を作ったのは誰か?」という現地の女性の問いに、先進諸国は答えることができないというのにはハッとさせられました。

果たして実戦経験がない自衛隊員が、修羅場をくぐってきている現地の戦闘員と対等以上に戦えるのか?というシミュレーションでもありますが、やはり平和ボケしている日本人は、例え訓練を受けた自衛隊員であったとしても、このような禍々しい戦闘の中にほりこまれたら、この小説のようにはいかないだろうなぁと思うのが感想です。

★★★


 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

限界集落株式会社 (小学館文庫) 黒野伸一

2011年刊の小説で、過疎と高齢で消滅危機にある限界集落「止村(とどめむら)」を復活させるために、東京からやって来た企業コンサルタント活躍するという割とお気楽で安直なストーリーです。

2015年にはNHKで反町隆史、谷原章介などの出演でドラマ化もされたようですね。見てませんが。

この小説の後、「脱・限界集落株式会社」という続編も登場しています。

主人公は、東京で金融ビジネスをやっていたエリートコンサルタントで、億に近い年収でしたが、仕事一筋で妻子にも去られてしまい、仕事を辞め、充電するために祖父が住んでいた長野県?の寒村にBMW7シリーズの高級車で乗り付けます。

祖父の自宅だったところは荒れ果てた家で、遠慮なく自宅に入ってくる地元住人と話しをするうちに、やり方次第ではこの農村を活性化できるのではないかと思い始めます。

そしてやはり都会から逃げてきたような3人の就農希望者や、地元住人の手を借りて、はやく村を引き払って麓の町へ吸収したいと思っている役所に逆らって、様々なアイデアを住民にぶつけて実行していきます。

逆に言えば、そうした村おこしは、役人の浅知恵や利権や古くからのしがらみが絡んだ地元住人だけの努力でどうなるものではなく、協調や調和などくそ食らえぐらいの、外様のカリスマ的リーダーがいて初めてなせる技だろうなぁと思わせます。

今は都会の人混みを嫌って、農家を目指す都会育ちの若い人も少しずつ増えてきているといいますが、そうした先祖代々継いできたというような個人経営の狭い土地や農法を、効率的に集約し、作りたいものを作るのではなく、なにが高く売れるかで作物を決める会社組織の農業法人としてやっていけるところがどれほどあるか、今後に期待したいところです。

★★★


 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

明烏―落語小説傑作集 (集英社文庫) 小松左京

2009年に発刊された古典落語を元にした短編小説です。

小松左京氏といえば、「日本沈没」や「さよならジュピター」などSF小説、あるいはシニカルな短編小説なども多くありますが、さすが大阪生まれ!というか、3代目桂米朝師匠とも懇意だったということもあり、古典落語をネタにした小説があったとは知りませんでした。

その元ネタとなった落語は「明烏」、「天神山」と「立ち切れ」の二つをまとめたもの、「三十石夢乃通路」、「反魂香」。

それぞれどういう落語かを知っていた方が楽しめそうですが、私はこの中では「天神山」ぐらいしか知らなかったですが、それでも面白く読めました。

解説にも書かれていますが、著者と3代目桂米朝とは昵懇の間で、小説の中にも米朝と思われる大物噺家が出てきます。業界裏話なども混ぜられているようで、上方落語に詳しい人ならば、ニヤリとする場面もあるのではないでしょうか。

落語とSF小説とのミックスは、意外性もあって、それなりには楽しめますが、ちょっと普段からあまり馴染みがないことが多いだけに、読み進めるのは苦労もありました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

懐かしい日々の想い 多田富雄

2002年に刊行されたちょっと風変わりな紀行文などを含むエッセイ集です。著者は免疫学者で、この本を書いたときは、脳梗塞で倒れ、右半身不随となってリハビリ中だったということです。2010年に76歳でお亡くなりになっています。

この作品は2009年に改題再編され「生命の木の下で」というタイトルでも出版されていますが、おそらく、繰り返して書かれている「ヒトゲノム解析」の話しなど、重複して何度も登場する話しを削除したりまとめたりしているものと思われます。

免疫学者だけあって、よほど「ヒトゲノム解析」には深い興味があるようで、10回ぐらい繰り返して出てきます。

ゲノム以外では、アフリカで出会った白い肌をしたキメラ遺伝子をもつ原住民の話、タイ・ミャンマー・ラオスの国境地帯に拡がる黄金の三角地帯(ケシ栽培と中毒患者の更生)の話しなど、繰り返して出てきます。

ま、そりゃ専門分野についての話しが多くなるのは仕方ないですが、まったく同じ内容を繰り返されても、どうかなという気がします。

そういう意味では、学者先生というのは、ある意味突き詰めると専門バカのオタクで、専門分野とその周辺にはたいへん詳しくて興味があるけれど、それ以外の分野はとんと興味なしって人が多いのかも知れません。

せっかく免疫学の大家としてヨーロッパやアフリカなど、一般人があまり行けない地域を回っているのに、その地方の歴史とか経済活動、日本との関わり、食べ物も自分が好きな菌類(キノコ)だけでなく、その地方の名物料理を紹介してくれても良さそうですが、そういうのはありません。

なにかで推薦されていたこのエッセイ集ですが、そうした現役を引退して、昔の自分が輝かしかった頃を懐かしく振り返るオタクに暖かく付き合う気のない人には楽しいものではないでしょう。

★☆☆


【関連リンク】
 3月後半の読書 内なる宇宙(上)(下)、日本人の誇り、恋歌、怪談
 3月前半の読書 その癖、嫌われます、失われたミカドの秘紋、盲目の預言者、追伸
 2月後半の読書 紀ノ川、はじめまして京都、訣別の海、ファミレス(上)(下)
 2月前半の読書 夜明けの光の中に、山猫の夏(上)(下)、人間の分際
 1月後半の読書 ビター・ブラッド、ちょっと今から仕事やめてくる、リバース、23区格差
 リス天管理人が2017年に読んだベスト書籍 2018/1/13(土)




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1216
4月になると思いだしたように新入社員の時の話しを語ってみたくなる、とても平凡な老人になりつつある私です。

私が就職活動をしたのが、4年生になってからで、当時も就職協定があったと思いますが、ほとんどそれには関心がなく、知人の紹介でいくつかの企業へ話しを聞きに行ったのと、なんとなくリクルートブックを見て説明会へ行ったのが2社、一緒にスキーへ行ったり、最寄り駅までクルマで送迎したこともあるゼミの教授から紹介されて行った1社ぐらいで、あまり熱心に就職活動はしませんでした。

当時は第2次オイルショックのさなかで、就職状況は買い手市場、つまり、就職がしにくい時代でした。

まず知人に紹介された企業は、東京日本橋に本社を持つ大手企業で、いきなり人事課長クラスと面会しましたが、なかなか手強く、まともには相手にしてもらえず、子会社ならと紹介され、這々の体で逃げ出しました。

海外勤務に憧れて、ある商社の説明会へ飛び込みで行くと、説明会会場に入りきれないほどの学生がワサワサ集まっていて、こりゃダメだわ~と最初からあきらめました。ちなみにその商社はその4年後に倒産しましたから、負け惜しみもありますが逆にラッキーだったかもです。

やはり人の紹介で行ったスポーツ用品大手企業は、1次試験の筆記試験(一般常識と論文)でおそらくトップクラス?の良い成績を収め、悠々2次へ行きましたが(その場で1次は相当良かったと話があった)、話を聞いていくうちに、いまいち希望する仕事ではなく、3次面接はこちらからお断りすることにしました。

紹介でもう1社、大手製薬会社の説明会へ、同じゼミ仲間で就職が決まっていなかった友人を誘って参加しましたが、イマイチやりたい仕事ではなく気乗りせず、会社からも相手にされず失敗。ただ、一緒に参加した友人は2次へと進み、最終的にその会社へ就職が決まりました。世の不条理を知りましたw

リクルートブックに掲載されていた神戸が本社の中堅商社の説明会へ参加してみました。1次試験はグループディスカッションと参加者全員の前に登壇しての一言アピール。

こちらもアルバイトなどで身につけていた厚かましいほどのリーダーシップと、ユーモアで、1次は楽々?突破。

数日後に会社から2次のお誘い電話がかかってきましたが、熟慮した上でお断りしました。その時は執拗に2次に来て欲しいと懇願されましたが、並行して別で受けていたところの内定が決まりそうだったので、申し訳ないと謝りつつ。

そして、ゼミの先生から「知り合いから学生よこして欲しいと頼まれている。軽い気持ちでいいから参加してくれない?断ってもいいから」というので、先生の顔を立てる意味と、行けば飯を食わせてくれるらしいというのに誘われて、社員数20名ほどで、何をしているのかよくわからない小企業の説明会へ行きました。

するとどうでしょう~

そんな誰も聞いたことがない小さな会社だというのに、会場には30名ほどの学生が集まってきているではありませんか。しかもその8割が女性です。

説明会に出ても、その会社が何をしているのかよくわかりませんでしたが、美味しいランチをご馳走になったあとに、何人かの偉いさんと面談(雑談)しただけで、その夜にさっそく電話がかかってきて入って「あなた内定だから」との連絡があり、就職活動にいい加減うんざりしていたこともあり、「ま、いいか」ということでその会社に就職することにしました。

入社後、あとで聞いてわかったのですが、30名ほど集まった人の27人は会社が用意したサクラで、サクラではない3名の学生が3名とも入社を決めていました。すごい確率ですね。

そのわずか社員が20名しかいない、誰も名前なんか知らないし、紹介してくれた大学教授もよく知らなかった小さな会社は、今では東証1部に上場して立派な会社になっています。

面白いものですね、会社説明会で学生がワサワサと集まっていた当時東証1部に上場していた商社は、それから4年後に倒産し、一方、就職したい学生が集められずに苦労していた無名の小企業は20年後には数千名の社員を擁し上場を果たします。

20年後というと、その会社でずっと働いていれば40代で、おそらくその会社の幹部クラスになっている頃で、上場の恩恵(ストックオプションとか社員持ち株制度とか)が享受できるでしょう。

私の場合は、入社10数年後、30代のうちに子会社へ完全移籍し、そこで親会社よりも先に上場を果たしましたので、親会社上場の大きな恩恵は得ていません。

つまり、今、就職をしてもその会社の10年先、20年先、30年先なんて誰もわからないってことです。

寄らば大樹の陰で、大企業に入社し、そこで身につけた経験や信頼、人脈を次の仕事や、起業で生かすも良し、零細企業からスタートして、「若いときの苦労は買ってでもしろ」の精神で無茶苦茶働いて、会社を大きくし、弱体化しつつある大企業のエリート達を見返してやるのも良しです。

楽なのは当然、すでに出来上がった大企業に入って、会社負担でいくつもの講習を受け、自分を成長させ、資格をとり、エリート人脈を作り、大企業の高給を得ることでしょう。だから大企業の入社は競争が激しいのです。

ただ、大企業にも当然賞味期限というのがあって、バブル崩壊後の90年代には次々と倒産の憂き目にあいました。倒産しないまでも大きなリストラを実施し、事業撤退や外資へ事業譲渡をしたところも多いです。もっとも大企業以上に中小零細企業はもっと多く潰れています。

今では大学卒業後、65歳までの約43年間にわたって働き続けることになりますが、この間に浮き沈みがないという企業や役所はないでしょう。もちろん起業しても同じ事です。

だから、会社に所属している間に、会社が自分に与えてくれる様々な恩恵(研修や仕事のノウハウ、人脈など)がどれだけ享受できるかが、これからの就職先を決める大きな条件だと思います。


【関連リンク】
1122 5月は退職シーズンか?
1113 ありきたりだが新入社員へ贈る言葉
859 採用氷河期でなにが問題なのか?
767 若者の離職の原因は単なるミスマッチなのか?
700 なにもかも懐かしい新入社員の頃
645 面白い入社試験
636 昨今の新入社員は終身雇用制を支持している
463 新卒就職活動に思うこと



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男性
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今のところ会社員
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ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
過去に上場企業の役員とリストラ解雇で就職浪人の経験がある、紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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