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先月、名古屋で立派な鉄筋3階建て住宅のゴミ屋敷から、裁判所命令でゴミが撤去されたというニュースを見て、そこの住民男性が言う「これはゴミではなく資源だから」という、自分では納得しているけど周囲の人はまったく理解できないってことはよくあることだなぁって思いました。

名古屋の「ごみ屋敷」に強制執行 住人男性も片付ける
「ごみ屋敷」状態となった名古屋市中区の住宅を巡り、所有者の訴えを認め住人男性(62)に建物の明け渡しを命じた判決に基づく強制執行として、住宅内に散乱した物品を撤去した。

ゴミ屋敷に住む住人は男女を問わず必ず言う「ゴミではなく自分の大切なモノ」「何でもすぐに捨ててしまう風習はダメ」という考え方は、戦後のなにもない時代を身を削って生きてきた人にフラッシュバックのように突然発症するのなら多少わかりますが、戦後の貧しい時期を知らないような戦後生まれの人までが同じようなことを言うのには困ってしまいます。

さて、本人はゴミとは思ってないものでも、家族や他人がみればゴミというものはいくらでもありそうです。

趣味で集めたフィギュアや模型、各種カード、缶バッチ、ゲーム盤、レトロなおもちゃ・家電・家具、ミニカー、骨董品、クルマやバイクの部品など、収集家にとってはかけがえのないものでも、興味のない人からすれば早く処分してしまいたいゴミに違いありません。

ゴミをゴミとは思えないのは、これは一種の病気なので、身近に親身になって相談に乗れる家族や親戚がいなければ、ひとりで抱え込んでしまうことになり、しかも行政もそれに対処する法律が未整備でやっかいです。

孤独な生活を送る高齢者が増えていくことで、ゴミを大事な友達にしてしまう人が今後ますます増えていくことになるでしょう。

こうした捨てられないモノ(=他人から見たらゴミ)を持った人が年々増えてていくことを考えると、ご同輩達よ、少なくとも呆ける前には、できるだけ自分の持ち物を処分しておきましょう!と、特に自分自身に向けて言わざるを得ません。

私の場合、やはりなかなか捨てられないのが、本と服と家電です。その他で、例えば趣味とかで集めたものはありません。

本も衣服も家電も、一見すれば決してゴミらしくないないところが、またやっかいです。

例えばVHSのビデオデッキや古いCDプレーヤーなどもう使わないのですけど、なぜかちゃんといつもスタンバイ状態で残ってしまっています。

今時、紙の古い本など好き好んで読むのは少数派になりつつあり、割合からすれば8~9割の人にとってはゴミです。

以前にも書きましたが、本はおよそ2900冊が自宅にあり、しかも毎月10冊ずつたまっています。

これは、早くブックオフなどへ持って行けば処分できるのでしょうけど、もう読まないくせに、なかなか愛着があって捨てられないというのが現状です。

文庫本の重さは1冊平均およそ200gです。文庫よりもずっと重い単行本など含めて2900冊ありますから、1冊平均が300gと仮定したら自宅の書棚等には870000g、870kg、0.87tの書籍があることになります。一カ所に置き続けたら家が傾きそうです。

平均的な書籍用段ボール80サイズ(縦横深さの合計が80cm)だと30~40冊の書籍が入りますが、仮に35冊と仮定して、2900冊を全部梱包しようとすると83箱が必要となります。ちょっと想像を絶しますね。

引退した後の楽しみで、テーマごとに5~10冊ずつパックにして、500~1000円で販売することなど考えていますが、それで稼ぐことは難しいでしょうね。単なる暇つぶしです。

考えている「くくるテーマ」は、「芥川賞受賞作」「直木賞受賞作」「吉川英治文学賞受賞作」「本屋大賞受賞作」「私立探偵小説(日本・海外)」「青春学園小説」「タイムスリップ小説」「刑事小説(日本・海外)」「純愛小説」「不倫小説」「夫婦愛小説」「高齢者問題小説」「アウトドア小説」「イヤミス」「ファンタジー小説」「SF小説(日本・海外)」「猟奇殺人小説」「怪奇小説」「古典名作小説」「入試によくでる文学」「歴史小説」「戦国時代小説」「侍シリーズ」「登山小説」「旅情小説」「映画で大ヒット小説」「スパイ小説」「侍小説」「江戸庶民小説」「戦争小説」「潜水艦小説」「ノワール小説」「音楽系小説」「企業小説シリーズ」「お仕事小説シリーズ」「007シリーズ」「スペンサーシリーズ」「ハリー・ボッシュシリーズ」「殺し屋ケラーシリーズ」「マット・スカダーシリーズ」「刑事・鳴沢了シリーズ」「ノンフィクション」「人が死なない小説」「食が進む小説」「犬・猫小説」「ブラック企業小説」「心が晴れ晴れする小説」「目からうろこの新書」「すぐに睡魔が襲ってくるビジネス書」などなど。

服も同様で、最近の未使用の服ならともかく、ほとんど着ていないと言っても10年以上も前の流行からずれた服(スーツやジャケット、コート)など誰も欲しがりませんから、ゴミと言っていいでしょう。

幸い、体型はここ20年ほどはそれほど大きく変わっていないので、今でも昔の服が着られることが、逆に保管しておきたくなる理由となってしまっています。

もうスーツなど着ることはほとんどないわけなので、せいぜいお気に入りの1着でも置いておけばあとはみな処分できるはずですが、今でもスーツは冬物、夏物それぞれ5~6着ぐらいずつあります。

そこで、ふと思ったのですが、大きな災害などが起きたときに、頼みもしないのに、全国から古着がドッと送られてきて、受け取った方は、いい迷惑を感じていると言うこと。

ひどい場合は、洗濯したかどうかわからないような汚れた服や、着古した下着まで入っていたりするそうです。

これって、結局は古着が捨てられず、押し入れや洋服ダンスの中で眠っていたものを捨てる代わりにまとめて送り、本人は「良いことをした!」と気分がよくなっているだけのことじゃないのかな?と思い当たりました。

つまり捨てるきっかけを災害が作ってくれて、送った方は「邪魔な古着が一気に処分できた」「同時に人助けをした」と悦に浸っているわけです。送られた方は、災害対応で忙しいときに、まるまる処分する費用も手間もかかって迷惑千万なんですけど。

せめてそういう時に送るのは、封が切られていない製品や、未使用品だけを送るべきで、ありがた迷惑な行為は避けるべきでしょう。

服に関しては、私の場合は、子供にはサイズが合わないので、譲ることも出来ないので、近々処分するしかないと思っています。リタイア前にやってしまうかな。

若い頃だと、しばしば引っ越しをしたので、そのたびに、まとめて処分する機会がありました。引っ越しというのはモノを処分する上では最適なタイミングですね。

しかし、家を買ってからは、ずっと動かないままなので、モノはたまる一方で、このまま行くとゴミ屋敷へまっしぐらって感じで困ったものです。


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ドグラ・マグラ (角川文庫)(上)(下) 夢野久作


1935年(昭和10年)刊のミステリアスな小説で、著者はこの作品を書いた1年後に多くの謎を残したまま死去しています。

最初にこの作品を書き出したのが作家デビューした1926年ということですので、その後10年間にわたって、この作品を煮詰めてきた著者のライフワークと言ってよい作品です。

また1988年には無謀にも映画化されています。監督は「薔薇の葬列」などの作品がある松本俊夫、出演者は桂枝雀(2代目)、室田日出男、松田洋治など。

古い小説なので、著作権も切れていて、複数の出版社から出ていますが、有名なのは米倉斉加年氏のお洒落であるものの、エロチックなイラストを使った角川文庫版。買うとき、若い女性の店員さんに差し出すのにはちょっと抵抗がありますね(笑)。

私という精神病院に収監中の若い男性が主人公で語るという形式です。この主人公と、自殺した?精神科医が残したという過去の殺人事件の調査報告書の加害者が、同じかどうなのか?ってところが一つの主題でもあり、どうしてそのような猟奇的殺人事件が起きたのか、精神異常の本質とはなにかなど、とても戦前に書かれたとは思えない圧倒的な知識や技術で展開されていきます。

とは言うものの、日本三大奇書とも言われるほどのミステリー小説ですから、私のような凡人の頭ではなかなかうまく整理できず理解がうまくできません。

胎内で胎児が育つ10か月のうちに閲する数十億年の万有進化の大悪夢の内にあるという壮大な論文「胎児の夢」(wikipedia)とか、「脳髄は物を考える処に非ず」と主張する「脳髄論」(同)などの話しは理解するどころか読み進めるのさえ苦労します。

少なくとも精神的に混乱しているときや、仕事に行き詰まって頭を抱えているときには読まない方が良さそうです。

そして、「それは嘘だったんだ」とか「あれは君のためを思ってあえてそうしたんだ」というような、読者が必死になって考えたことをいとも簡単にひっくり返すような展開もあって、いったいなにが真実なのかというのが、主人公と読者に投げかけられてきます。

ま、面白かったか?と聞かれたら、まずまずってことで、熱心にジックリ読んでいたら、読むのにやたらと時間がかかってしまいました。

タイトルの「ドグラ・マグラ」は、作中に精神異常をきたして母親と許嫁を殺したとされる主人公?が書いたとされる小説のタイトルに付けられていたもので、「戸惑う、面食らう」の方言がなまったものという話もありますが、詳しくは不明です。

とにかく、サクッと一気に読めるっていう携帯小説のような軽いものではないことだけは確かです。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

11 eleven (河出文庫) 津原泰水

著者は幻想、怪奇、ホラー系ジャンルの小説を得意とされる方ですが、この作品は11編の短編小説をまとめ2011年に単行本、2014年に文庫化されました。この著者の作品を読むのはこれが初めてです。

短編それぞれのタイトルは、「五色の舟」「延長コード」「追ってくる少年」「微笑面・改」「琥珀みがき」「キリノ」「手」「クラーケン」「YYとその身幹」「テルミン嬢」「土の枕」です。

う~ん、、、どの短編も最近の流行なのでしょうか、起承転結など関係なし、いつ始まっていつ終わったのか定かでないような悪く言えばダラダラと流れる物語ばかりで、昭和生まれのオッサンにとっては怪奇小説ではないのに、どうにも消化不良を起こして気色悪い感じ。

でもこういうのが最近の若い人にはうけるのでしょうね。なんとも言えません。

同時に並行して読んでいた「ドグラ・マグラ」も不思議な小説で、精神異常、怪奇小説とも言えますが、双方ともに私には理解と想像を遙かに超えるもので、時々読むのならともかく、一度に読んじゃうと言う今回の書籍選択は、ちょっと誤った感があります。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

「子供を殺してください」という親たち (新潮文庫) 押川剛

著者は精神障害者移送サービスを営み、精神に異常を来した人と直接に接してきた方で、このノンフィクションは、2015年に文庫が刊行されています。

まずタイトルに驚かされますが、当初はどうせ引きの良い派手なタイトルだろうぐらいに思っていましたが、あに図らんや、どうしてどうして、精神的におかしくなった人とその家族の葛藤が、現場からの緊迫感、臨場感、悲壮感が漂うドキュメンタリーとして展開され、読みながらその話しに息をのんでしまいます。

以前、中高年引きこもりの話しを調べてここで書いたことがありますが、そちらもある意味では病気でもあり、隠れた社会の暗部の一面に違いありませんが、こちらはより暴力的で、警察や精神病院が都度登場してくるような派手な展開で、実際にこうした世界がこの日本の中で起きているのだということを思い知らされます。

また、過去に読んだ山本譲司氏のノンフィクション「累犯障害者」でも衝撃を受けましたが、それと同様に多くの人は見ても見なかったことに、聞かなかったことにしたいと思うような出口がない話しが次々と出てきて、タイトルも決して大げさではないってことがよくわかります。

中高年の引きこもりでも感じましたが、ここに登場してくる精神に異常を来した人達は、その親子関係、家族関係に大きな問題があったことが明らかです。

「病院はどこも長期で預かってくれない」「本人はすぐに退院を求める」「家族以外に養える人はいない」ということで、結局一緒に暮らすと「暴力がエスカレートして自分たちは殺されるかもしれない」「そうなる前に子供を殺して欲しい」となるわけです。

もちろん同じ家族の兄弟でも、片方が異常を来し、片方はなにもないことが多く、異常を来した人自身に多くの問題があることは確実でしょうけど、子供へのしつけや甘やかしでは、これが正解ということはなく、難しい問題であることがよくわかります。

それにしても、この著書の中でも繰り返して書かれていますが、親が子育てを一歩間違うと取り返しが付かなくなるってことですね。

★★☆

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 4月前半の読書 土漠の花、限界集落株式会社、明烏―落語小説傑作集、懐かしい日々の想い



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夏休み特別企画第1弾は「山形鶴岡市加茂水族館(通称クラゲ水族館)」でした。

今回、夏休み特別企画第2弾は、青森県の八甲田山です。八甲田山と言っても山や登山ではなく、映画にもなった「八甲田雪中行軍遭難事件」関連のお話です。

1977年に公開された映画「八甲田山」は、監督に「日本沈没」など大作が多い森谷司郎、出演は高倉健、北大路欣也、加山雄三、三國連太郎、緒形拳などそうそうたる豪華メンバーが出演した作品で、私は学生時代に映画館でロードショーを見ています。夏だったのに映画を見ているとうすら寒くて凍えたのを思い出します。

その映画の原作は、新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」で、2年前に読んでいます。

9月前半の読書と感想、書評 2016/9/14(水)八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)新田次郎

「八甲田雪中行軍遭難事件」は、1902年(明治35年)にロシアとの戦争が近いと考えた日本陸軍が、もしロシアが攻めてきて東北の太平洋側に上陸した場合、青森から救援に駆けつけるためには八甲田山付近の山道を踏破して三陸へ出るしかないと、厳しい冬山で雪中行軍の演習を計画し、その参加者210名中199名が凍死するという大変痛ましい事件のことです。

雪山遭難事故というのは世界中で毎年起きていますが、一度にこれだけ多くの人数が凍死で亡くなった事故はこれが世界で唯一とのことです。

原因は様々に取り沙汰されていますが、なにぶん当時機密だらけの陸軍内部で起きた不祥事で、恥ずべき事故を軍も隠したいでしょうし、公式な記録も少なく、多くのことが闇に包まれたままです。

映画の原作となった小説では、二つのライバルと目された連隊が、互いに競い合うよう八甲田山を逆方向から踏破し、途中ですれ違うという計画になっていました。

片方の連隊は、雪山の怖さを熟知していて、事前に雪山訓練を行い、装備の点検を怠らず、参加者も限定し、さらに軍としての見栄も外聞もなく、現地住民を雇って道案内を立てたのに対し、もう片方は雪山をなめてかかり、1泊の温泉旅行だぐらいの感覚で、雪山の怖さを知らない上官の命令の元、地元の案内人を断り、さらにライバルの連隊に負けたくないので、天候が悪いのを承知の上で行軍を強行するという、焦りの心理が道理を超えて悲劇に至ったとされています。

遭難現場となった近くに、八甲田山雪中行軍遭難資料館と、亡くなった199名の兵士達の墓地が作られていました。



そこの資料館の方と少し話しをしましたが「なぜ片方の連隊では道案内を断ったのか」という疑問に対し、「軍事演習において、民間の道案内役を雇うのが現実的だったでしょうか?」という冷静な意見もあり、道案内を断ったのが最大のミスだったという結果論だけで判断するのはどうかなという感じでした。

結果的には片方は、同じ天候下でひとりの凍死者も出さず、無事に八甲田山を踏破し下山しましたが、片方はほぼ全滅ということになり、その生死を分けた対比が小説にしても映画にしても最大の関心事として描かれてます。

さらに雪中行軍がおこなわれた時の天候が最悪で、今で言う爆弾低気圧のような激しい寒波が押し寄せ、遭難した連隊は、吹雪で道しるべを見失い、コンパスは凍り付いて役に立たず、食べ物もカチカチに凍って食べられないという散々な状態で、当時の気象観測技術では、そこまでの危険を事前に察知は出来なかったでしょう。

映画「タイタニック」でも、やがて沈むとわかっている客船に、乗客がそれぞれの理由や目的で乗船するのをドキドキハラハラしながら見るわけですが、この映画「八甲田山」においても、悲惨な結末がわかっていながら、そこに向かって兵士達が黙々と突き進んでいくシーンが泣けます。

その八甲田山の裾野付近の高原といった場所が迷走した遭難現場で、その近くに「後藤房之助伍長の像」が建てられています。





この銅像のモデルとなった伍長は、下山して救援隊を要請してくるよう命令を受け、その道の途中で力尽き、仮死状態で直立したまま凍り付き、遭難から5日目にやってきた救援隊に最初に発見され、数少ない凍死を免れた隊員です。

この銅像が建てられているのは青森と八甲田山を結ぶ途中にあり、天気が良い時なら、2時間も歩けば人里へたどり着けるぐらいの場所です。

その遭難現場からさらにクルマで登っていくと、八甲田山の頂上近くまで運んでくれるロープウェー乗り場があります。

あいにくの天気で、霧がかかりなにもみえないので、頂上にあがることはしませんでしたが、青森市街地などを一望できる眺めの良いところだそうです。

実は八甲田山という単独の山はなく、18の火山群の総称ということで、その中の一番高い峰で1584mあります。青森県にはもう一つ有名な岩木山という火山があり、そちらは1625mあります。

八甲田山の北側は青森市街地と青森湾と陸奥湾、南には大雪の話題の時にはいつも出てくる酸ヶ湯温泉とさらにその南に奥入瀬渓流と十和田湖という位置関係です。

夏の八甲田山は、涼しく、眺めも良くて登山客で賑わいます。しかし、冬ともなると映画じゃないですが、一瞬で白い地獄へと変身するのでしょう。

なんでも八甲田山は、近年の噴火は確認されていないものの、2011年の東日本大震災後に、山全体が膨張してきているとのことで、新たに複数の観測所が作られたそうです。何年後かには噴火することがあるのかもしれません。

万一、噴火でもしたら、規模や風向きにもよりますが、わずか20~30キロしか離れてない青森市街地はひどい状態になりそうですね。

2014年とちょっと古い話しですが、この八甲田山事件に結びつけた現代の怪現象も報告されています。

八甲田山「謎の119番」無人の別荘から通報(J-CASTニュース)
青森県内で消防通信指令室に掛ってきた1本の119番通報が謎を呼んでいる。先月17日(2014年5月)深夜、119番通報を受けたが応答がなく、ザーザーというノイズ音しか聞こえない。通報者が電話機の前で倒れているのではないか。消防はそう考えて、かけてきた電話の所在地を調べたところ、八甲田山の別荘地にある家からとわかかり、救急隊員10人が現場に急行した。

いやー、場所が場所だけに、夏でも夜中はちょっと怖そうな場所でもありますね~


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1250
夏休みを使って山形県鶴岡市にあるクラゲ博物館(通称)へ行ってきました。正式名称は「鶴岡市立加茂水族館」という地味な名前です。

クラゲと言えば、子供の頃に海水浴場で刺されて痛い思いをしたことや、ニュース報道では、クラゲが大繁殖して魚が捕れずにクラゲばかりで、それが重くて漁網が破れて困るといった話しなど、あまり良い印象を持たれていません。

でも最近は、そのまったりした透明感ある風貌と、水の中で流れに身を任せゆらゆらと漂う姿が、世知辛くいつもなにかに追われている現代人に、見ているだけで癒やし効果があると科学的に証明され、ペットショップなどにも置かれるようになり、ジワジワと人気が出ています。

世界で有数のこの「クラゲ水族館」は、クラゲが多い日本海に面した東北の最上川河口近くの海岸沿いにあります。



以前山形へ行ったときに、地元の人から「クラゲ水族館は行ったか?」と聞かれましたが、その時は「なんでクラゲ?」って思ったのですが、鶴岡市の観光名所では、この「クラゲ水族館」が一番有名なのだとか。

それを思い知らされたのが、昨年NHKで放送された「ドキュメント72時間 ゆらゆら くらげに誘われて」という番組です。

この番組の中には、全国から癒やしを求めてやってくるクラゲファンがいっぱい登場しています。

クラゲは身体の95%が水分で、透明だったり、様々な色を発色したり、大きさも形も様々な種類がいます。





この水族館も元々は普通のなんでもありの水族館で、今でもアシカショーやアザラシ、日本海の魚も数多く展示されていますが、一躍注目されるようになったのは、世界でもっとも多いとされる常時50種以上ものクラゲを生きたまま展示していることです。

そのクラゲの展示にも工夫があって、直径5 メートルの水槽「クラゲドリームシアター」に浮遊する約2 千のミズクラゲは圧巻です。



人類の歴史はせいぜい数百万年前を起源としていますが、クラゲの歴史は数億年前が起源と言うことですので、人類なんかと比べちゃいけません。地球上の生き物としては、明らかに大先輩なのです。

昔からまだ見ぬ宇宙人を漫画チックに描くときは、陸に上がったクラゲのイメージで描かれることが多いですね(あれはタコをイメージしたという意見もありますが)。

それって、やはり人類よりもずっとずっと歴史があるクラゲが、もし知能を持って進化したらこんな感じ?という発想があったものと思われます(個人的な解釈です)。

壮大な地球外生命体までいった話しから、いきなり食用と話題は変わりますが、クラゲは中華料理の食材としてよく使われています。

世界中でクラゲを食べるのは、中国と日本だけだそうです。栄養価はなく、あまり食用としては人気がありませんが、栄養価が高くないと言うことは今後ダイエット食品としては見込みがありそうです。

人間以外の動植物の中でもクラゲを捕食して食べているものはほとんどいないそうです。本能的に栄養がないことを知っているのでしょうかね。あ、最近の研究でわかったそうですが、ペンギンはクラゲが好きでよく食っているそうですが。

またここの水族館のレストランでは、クラゲラーメンやクラゲアイスというのがありましたが、写真を見る限り、あまり美味しそうには見えませんでした。

もっとちゃんとした有名な料理人に頼んで、インスタ映えするような、また食べたくなるような見かけにすればきっと飛ぶように売れるのでしょうけどね。

仕事や恋愛に疲れたとき、ふとここへ来て、何億年前から変わらずに漂っているクラゲの優雅な泳ぎを見ていると、なにかきっと変わりますよ。それは小さな事で悩んでいる自分の意識かもしれません。


【関連リンク】
955 道の駅の転換期
847 みちのく急ぎ旅 後編
846 みちのく急ぎ旅 前編
678 東北巡り



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1249
2016年、2017年と2年連続して、手術のために、とある総合病院へ10日間ほど入院しました。

1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

この病院は誰かの紹介というのではなく、ネットでいろいろと調べて、自分で電話予約をし、初診~入院前検査~入院・手術となりました。

総合病院の場合、紹介状がないと、余分な費用(5000円)を取られますが、紹介してくれる地元の小さな病院でそのためだけに受診し、紹介状をもらうことを考えると安いものです。

私が子供だった50年ほど前に父親が入院したことがあり、また社会人になりたての40年ほど前には母親が何度か入院をしましたが、その頃は、主治医に謝礼金を渡すことがしごく普通の行為とされていて、その金額について、今のようにネットもありませんから、そういうことに詳しそうな親戚に電話して聞いて、入院前に準備していたことを覚えています。

時には入院中に看護師さんに聞いて、決めていたこともありましたが、その時、聞かれた看護師さんはさも当然のように「○万円から○万円ぐらいが多いですね」とか答えてましたから、謝礼金を支払うのが常識だったようです。

しかいその頃から、どうして病院には規定の診療や入院・手術の支払いをし、医者もそれなりの給料をもらっているはずなのに、なぜこのような謝礼金という変な制度があるのだろうと不思議に思っていました。

その後しばらく病院と縁がなく、すっかり忘れていましたが、地域やその病院の規定にもよるのでしょうけど、入院したり手術をしても、謝礼金を渡すことが当たり前ではなくなってきました。

と、思っていたのですが、、、

医師への「謝金」市場は8000億円!誰も教えてくれない謝礼金の実情(AERA.dot)
かつて、入院すると医師に謝金を支払うのはごく一般的なことでした。医師も当然のように考えていました。知人の医師は、90年代、心臓カテーテル治療で有名な病院で研修していました。部長が一人で回診すると、毎回ポケットが膨れていることに気づいたそうです。回診中に患者から謝金をもらっていたためです。後日、先輩医師から、この部長の回診は「(謝金)回収」と呼ばれていることを教わりました。

上記の記事では、都内の外科医が、「今でも10人にひとりぐらいは謝礼金を支払い、その額は3万から5万円ぐらい」と書かれています。

また、高額納税者が多い都内港区の外科医は10万円の謝礼金を8割ぐらいの患者からもらうというケースも書かれていますし、著名な医者に頼むときには手術1回で50万~100万円の謝礼金という話しも出ています。

闇のお金ですから表沙汰にはなりませんが、年間8000億円ぐらいが謝礼金として授受されているというと、私が思っていた「当たり前ではなくなってきた」とは言い難い状態です。

同じ都内でも謝礼金の額に差がありすぎて、なんとも言えませんが、今回私が2回入院・手術を受けた際には、特に謝礼金を支払うというようなムードはまったくありませんでしたし、実際に支払ってはいません。でも病院としては謝礼金固辞の表記はどこにもなく、支払っている人もいたかもしれません。

そしてもしこっそりと医者に謝礼金を渡せば、ためらわずに医者は受け取っていただろうなと思います。渡したからと言ってなにか特別な扱いを受けられたか?と思うと、どうもそれは考えられませんが。

なぜ謝礼金を渡すのか?と言えば、これは人間(=医者)の心情として、手術前に謝礼金をもらうと、「この患者は特に大切に扱おう」という気持ちが起きるだろうということでしょう。

医者も人間ですから、同じ手術をするときでも調子がいいときと、うまくいかなくて失敗するときもあります。そうしたちょっとした願掛けではないですが、医者に気持ちよく、特に安全に十分に配慮して、丁寧に手術をやってもらうための謝礼ということなんでしょうね。

特にその病院の中で偉い医者に謝礼金を渡しておけば、その下で実際に執刀する若い医者達にも、その偉い医者から手を抜かないようにと釘を刺してもらえたり、大切に扱えと指示があったりすると言います。

これらの謝礼金は、多くの場合、特に所得申告されることもなく、アングラマネーと同様になっているのでしょう。年間で20万円以上の雑所得があれば、本来は申告し納税義務があります。

そちらのほうが問題で、国税もやる気を出して、徹底調査し、多額の謝礼金を受け取る医者を、片っ端から脱税で上げてもらいたいものです。そうしないと、最初から謝礼金を断っている病院の医師や、謝礼金がもらえない地域の医者が浮かばれません。

旧来からのルールが次々と壊されていき、多くの業界でそのひずみが出てきていますが、そうした病院にまつわる悪弊?も、スッキリ透明化してもらいたいものです。


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