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1147
すでにお二人とも亡くなっていますが、私が子供の頃から青年期にかけて大好きだったのが、人生幸朗・生恵幸子の「ぼやき漫才」です。

「浜の真砂は尽きるとも、世にボヤキの種はつきまじ」
「まぁ皆さん、聞いてください」

ってヤツです。50代中盤以上の方、特に関西に住んでいた方にはおなじみではないでしょうか。



今でこそ、SNSやデモ活動で社会の不満や自己主張を外に向けて発信したり、行動したりというのが当たり前になっていますが、1970年代~1980年代というのは、1960年代の激しかった学生運動も遠くに過ぎ去り、中東情勢によるオイルショックこそありましたが、少なくとも国内の政治や社会においては不満はほとんど表に出てきませんでした。

もちろん表には出てこないだけで、公害問題や交通戦争、通勤地獄、住宅問題など社会の問題はいくつもありました。しかしそれらを凌駕する経済成長や国際的地位の向上などもあり、国民の多くは収入が増えていき、理想的な生活をおくる夢を見て、まもなく始まろうとしているバブル経済に高揚感をもっていた時代でした。

そのような一種、国民総催眠状態の中で、この戦前生まれの古風な漫才コンビだけが、時には社会問題を辛辣に取り上げ、しかもそれを笑いに変えていて、今から思えば一歩間違うと大炎上しかねない微妙で絶妙なプロの技と言えるものです。

社会問題はともかく、その時はまだ子供でしたので、記憶に残っているのは当時の流行歌を面白おかしくけなしていたことです。

流行歌と言っても戦後直後のものから山口百恵まで、幅広い歌の歌詞にいちゃもんをつけていくのですが、中でも最近ふと思い出したのが1945年の歌謡曲で並木路子が歌った「リンゴの唄」を取り上げた漫才です。

歌詞は、

「赤いリンゴに くちびる寄せて だまって見ている 青い空 リンゴは何にも いわないけれど リンゴの気持ちは よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ」

確かに突っ込みどころ満載の歌詞です。

私の生まれるずっと前の歌なので、リアルタイムで聞いたことはありませんが、覚えやすい簡単な歌詞とリズムで、なぜかよく記憶に残っています。終戦直後の荒廃した街の中で復興に立ち上がる庶民の姿をとらえた白黒フィルムが流れるときには、このメロディが挿入されることが多いですね。

漫才では、生恵幸子が突然この歌を歌い出し、その歌詞に人生幸朗がぼやくわけです。

「リンゴは何にも いわないけれど~♪」
「リンゴが物言うたんか!リンゴが物言うたら果物屋のおっさんうるそうて寝られへんわ!」

そのほかにも、野口五郎の名曲「青いリンゴ」では、

「青いリンゴを 抱きしめても~思い出さえ 帰らない~♪」
「男やったらリンゴやのうて、おなごを抱かんか!」

伊東ゆかりの「小指の想い出」では、

「あなたが噛んだ~小指がいたい~♪」
「当たり前や!誰でも小指噛まれたら痛いわ!ボケッ!」

千 昌夫の「アケミという名で十八で」では、

「波止場で拾った 女の子~ 死にたいなんて言っていた~ アケミという名で 十八で~♪」
「うちの近所のアケミは68や!」

このようなぼやき?を次々と繰り出して、次第に顔は真っ赤となり、直立不動の姿勢のまま、興奮気味に直角に曲げた両腕だけを上下に動かすロボットのような出で立ちが、会場を大爆笑の渦に巻き込みます。

最近のテレビでよくやっている演出のように、録音してある爆笑や感嘆を、あとから編集で差し込むようなアホな演出は一切ありません。

最後に決まって、「責任者出てこい!」と絶叫する人生幸朗。

すると相方の生恵幸子が「出てきたらどないするの!」

人生幸朗は「謝ったらしまいや!」でチャンチャンとなります。

BS放送では、古いドラマや映画はなんども再放送をやっていますが、古い漫才や落語もぜひレギュラー化してやってもらいたいものです。

今やテレビ視聴者のメーンは引退した高齢者という有様なので、なにをしゃべっているのかよくわからず、ただギャハハと手を叩いて身内同士で喜んでいるくだらないバラエティではなく、こうした昭和時代のじっくり聞ける漫才はきっと今の視聴者には受けるはずです。


【関連リンク】
990 お正月休みにみた映画
937 浅見光彦シリーズドラマにはまる
836 上方漫才と落語の話し
537 新聞・テレビが2011年どころか10年後でも消滅しない3つの理由
461 年末年始のテレビを見ていて感じたこと その1




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1146
変形性股関節症による人工股関節置換手術をおこなってまもなく1年が経ちますので、その定期検査へ行ってきました。

今回の検査では、

1)人工股関節インプラントの状況確認
2)未手術の左側の変形性股関節症の進行状況

がメインですが、今回は、手術後なぜだか左右両足の長さが違ってきたことと、悪化しつつある左側の股関節を人工股関節に置き換える手術の日程を決めるつもりです。

普通、手術していない側の変形性股関節症が進んできた左側の足は、関節の軟骨がすり減って短くなるものと思いますが、なぜだか手術して人工股関節に置換した側が1~1.5センチ程度短くなってきました。

これって、人工股関節の大腿骨側のインプラントが骨に深く入り込んでいるってこと?って考えましたが、今度の診察で聞くことにしました。

まずは、レントゲン撮影をおこない、1時間ほど経ってから医師との面接です(下記の会話は意訳)。

私「手術した側の股関節は調子が良いのですが、なぜか左に比べ短くなった」

医師「人工股関節を入れた側が短くなることはないので、悪い左側の関節が伸びて長くなっているのだと思う」

私「変形性股関節症が悪くなると短くなると思ってましたが、伸びることがあるのか?」

医師「関節が悪くなるとそれをかばうため姿勢などがゆがみ、関節と筋肉が異常に開いたり固まったりして結果足の長さが伸びることがある。それを治すには、一部の筋肉を切るという方法もあるが、通常は理学療法で訓練するのが一般的だ」

私「左側の人工股関節置換手術の時に長さを揃えるというのダメか?」

医師「人工股関節置換術では足の長さを伸ばすことは割と容易だが、周囲の筋肉などに影響するので、短くするのは難しい」

私「それでは今の1センチ程度短い状態のままになるのか?」

医師「リハビリの時、理学療法士と相談して両足の長さが揃うように訓練してほしい」

という感じでした。股関節が痛むことで足の長さが伸びてしまう病名(仙腸関節?腰仙関節?)も言われましたが、うっかり忘れてしまいました。そういう病状があるのだと。

さて、悪い左側の手術を依頼し、約3ヶ月後の10月におこなうことを決めてきました。いよいよ両側人工股関節になります。

1年半前の診察では「両側とも変形性股関節症の末期」という診断でしたが、その時は痛むのは右側だけで、左側は痛みはなく、結果手術は右側だけでよかったのですが、その後の1年で左側も急速に悪化してきました。

結局、痛い足を引きずりながら日々を過ごすより、人工股関節置換手術をして痛みのない生活を選ぶことにしました。

入院、手術は昨年一度経験しているので、手術自体に不安や怖れはないのですが、約2週間の入院とリハビリ、その後もしばらくリハビリを続けなければならないことに、仕事の調整なども含めちょっと面倒くささを感じています。

こんなことなら両足同時にやっておけばよかったかなと思いますが、その時は両足同時だと入院やリハビリ期間が1.5倍ぐらい長びいて仕事に復帰できるまで約1ヶ月ぐらいかかると聞いていたので、その時は断念しました。

でも人工股関節に変えることは、痛みからは解放されますので、不治の病や原因不明の病気で、治るかどうかわからないけどとにかく切って開いてみるというような手術ではないので、前向きに考えられます。

この変形性股関節症は遺伝性というものも捨てがたく、私の兄弟やいとこも女性ばかりですが人工股関節手術をおこなっています。

そうすると自分の子にも股関節の弱さが伝わっていることも考えられ、体重管理に気をつけ、股関節の負担をできるだけ減らすように伝えておかなければと思っています。


【関連リンク】
1109 人工股関節全置換手術その後
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)
602 ついに変形性股関節症の診断下る




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1145
麻雀はここのところすっかりご無沙汰していますが、古くは阿佐田哲也(色川武大)の「麻雀放浪記」や、白川道の小説でも出てきてきます。

その白川氏の自伝的な小説「漂えど沈まず 新・病葉流れて」では社会人となった主人公が、一晩で百万円以上が動く高レートな麻雀を戦い続けるシーンが出てきます。

その神経がヒリヒリとする緊迫したシーンを読んでいると、やはり見たり読んだりしているよりも実際にやってみたくなり、ずっと昔に練習用にと買った麻雀ゲームのCD-ROMを引っ張り出してWindows10にインストールしてみました。

麻雀仲間を集め、徹夜で打つというほどのモチベーションも余力はもはやありませんし、ここ15年ほどは実際の麻雀をやっていないので、もうすっかり勘も思考力もすっかり衰えています。

また最近ではネットを通じて知らない人と対戦ができるゲームもありますが、腕試しができるほど本格的に好きというわけでもなく、素人の域をまったく出ませんので、せいぜいコンピュータゲームでひとりで気兼ねなく遊ぶのが適当です。

麻雀ソフトは15年ぐらい前のものなので、おそらくWindowsXP時代のソフトで、さすがにインストールできないかなと思ったら、問題なく使えることがわかりました。そういうOS万能?なソフトもあるのですね。

麻雀は高校生時代にホンのさわりとルールを覚え、大学生時代に仲間とやって学び、そして社会人になってからは先輩や上司などと、そこそこ突っ込んで勝負をするという、当時の若者としては当たり前の洗礼を受けてきました。

しかし、当時は仕事を夜遅くまでやり、その後に明け方まで徹マンをして、翌日の休日は夕方まで寝て過ごすという不健康極まりない生活で、そういうのはプロのギャンブラーでもないと長く続きません。

下手をすれば翌日は早朝からゴルフの予定が入っていて、寝ないでフラフラになりながらゴルフをするというアホなこともやっていました。若いからできたということですね。

そのような仕事が終わってからも、同じ会社の人間とつきあう会社人間が減り、若い人がタバコの煙が蔓延した中で、長時間同じ姿勢の座ったままでおこなう麻雀のような不健康な遊びをしなくなってきたので、まずは学生街にあった雀荘が次々閉店に追い込まれ、そしてビジネス街の雀荘もかなり減ってきました。

雀荘がどのぐらい減ってきているかというと、警察庁調べのデータでは、最盛期と思える1978年の36,173軒から2015年は9,626軒最盛期の27%まで減りました。10軒あった中で、残っているのは3軒あるかどうかという数字です。凄い下落ですね。



巷では、高齢者の余暇として、またぼけ防止にも一役買うということで麻雀が見直されているとも聞きますが、それは決して雀荘まで出かけていってというのではなく、家庭麻雀やデイケアサービス、老人ホームでのレクリエーションの一環なのでしょう。

前述の小説では麻雀はもろ博打で、大金がかかった勝負となっていますが、ゴルフと麻雀はサラリーマンなどにとって、ささやかな賭けの対象となることが多く、厳密に言えばクロというかグレーな部分がつきまといます。

昨年の暮れには飯塚市の市長や副市長が平日の昼間っから麻雀に興じ、しかもお金を賭けていたのを当然であるかのように記者達に話しているのを見て、「あぁ、大昭和がここに残っている」と思いました。

抗議殺到、強気一転… 賭けマージャン問題で辞意表明 福岡・飯塚市長(産経新聞)
賭けマージャンが判明して開いた昨年12月22日の記者会見では、斉藤市長が「賭けないでやる人が何パーセントいるのか逆に聞きたい」「(賭けが問題なら)マージャン人口が減ってしまう」と語り、相次ぐ質問に声を荒らげる場面もあった。

市民の指示を受けて代表者になった人が、賭けをしていたことを記者に指摘され、逆ギレして開き直るのはいけませんね。素直に「申し訳なかった。慣例としてつい少額を賭けていたが、今後は二度としない」と言えばそれで済んでいたことです。誰かが賭博で訴えても警察も相手にしなかったでしょう。

私自身もお金がまったくかからない麻雀ってあまり知らないのですが、決してインフレ麻雀ではなく、勝った人が飲食費を含む雀荘代を支払えば、たいして残らないというような可愛いものでした。いつも「儲かるのは雀荘ばかりなり」って笑ってました。でもそれも含めて本当はダメなことはダメですね。時効ですが反省してます。

麻雀は元々は中国で始まったゲームですが、日本で独自の進化を遂げて、ルールもローカルルールがいくつもあり、またアガリの点数計算も複雑で、教えてくれる人が近くにいないと、なかなか素人には近寄りがたいものがあります。

社会人になってから、私の麻雀の師匠とも言える同期入社した麻雀とパチンコが大好きな友人は、まだ若い40代半ばで病に倒れそのまま亡くなってしまいました。

その友人がいなくなったこともあり、もう麻雀卓を囲むことはないだろうなって思っています。

前述のコンピュータ麻雀の段位戦では、段位を上げて行くにはそれぞれの級や段ごとに条件が付き、クリアしていかなければなりません。

4級昇級には半チャン三回連続プラス(2位でもプラス得点ならOK)で済んだところ、3級への昇級は半チャン8回の平均でプラス8(8000点)以上というように、上位ほどその条件が厳しくなってきます。

この段位戦をやっていて大事なのは、トップを取ることよりも「最下位にならない」というのが大事だと考えるようになりました。そして怖い相手に振り込まないようにするためには、自分の手を最優先にはせず、常に相手の不要な牌を優先的に捨てていくという、消極的とも思える守りの麻雀です。とても忍耐が必要です。

現実の麻雀でもそうですが、ついいい手になりそうなら、相手のことなどかまわず、自分が上がることに邁進して一直線に走ってしまいます。そういうときに大きな振りこみを犯してしまうのです。時には勝負せざるを得ない場面も当然ありますが、こちらが3面待ちなのに相手の単騎待ちに負けてしまうのが麻雀です。

そうしたこともあって、今の私の麻雀の極意は「2位を目指す」です。つまり大きな手に振り込まないよう常に注意をして、自分が満貫未満の手であれば無理に勝負はせず、そして序盤からできるだけ安全パイを手の中にもっておくように努め、そして勝負手でない時は、自分の手を崩して、決して大きな振りこみはしない。これです。

そうしていると別の人同士で振りこみ合戦をやってくれるので、大勝ちする人と大負けする人が必ず出てきます。つまり大きな勝負は他人に任せ、トップにはなれないけれど、最下位にもならないってことです。

ということをツラツラ思いながら、こんな消極的で面白くない麻雀をやっていたら、小説のように根っからのギャンブラーにはなれないなと、独り言を言ってます。


【関連リンク】
1111 ギャンブル依存対策もいいけど、引きこもり中年問題もね
973 ゴルフ場と利用者の推移
939 7月前半の読書と感想、書評(神様が降りてくる 白川道)
925 最後の無頼派作家白川道氏逝く
843 8月前半の読書と感想、書評(新・病葉流れて 白川道)
820 高齢者ビジネス(第2部 趣味編)
819 パチンコ業界その未来は?




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1144
20代の頃から40代までは人の採用(登録)面接することが多く、トータルすればざっと数百名は面接をしてきました。

また複数の人材紹介会社を通じて転職した経験から、採用と登録の面接を受ける経験もトータルすれば10数回経験しています。

そうした面接する側、される側の両方の経験が豊富にありますので、そうした場面には慣れていて、達人というレベルに達しているかはともかく、そのノウハウは相当にたまっています。

採用面接は時代とともに変わってきているか?というと、実のところあまり変わらないというのが実感です。

例えば職務経歴書の書き方は、数十年前から大きく変わり、控えめに事実だけを箇条書きにするものから、最近は目立つが勝ちとばかりに、実力よりかなり盛った派手で豪勢な経歴書を書くことが普通になってきていたりします。

しかし、いかにも盛りすぎで「オレ様」風のものも多く見られ、そういうのには辟易します。

履歴書に書く内容は、数十年前とほとんど変わらず、逆に国籍本籍、家族などのことを書く欄がなくなったりとシンプルになってきています。

面接は基本的にはそうした履歴書と職務経歴書を見ながら、それに対して確認や質問をするというのが一般的です。なので、あまり変わりようがないのですね。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

過去に採用面接で採用側として面接をおこなった際、逆に面接を受けた際の出来事をいくつか書いておきます。

面接官をやっていたとき、履歴書の趣味の欄に「読書」と書いてあったので、当然読書家なのだろうと思って「今はなにの本を読んでいますか?」って当たり前の質問をしたところ、若い男性応募者はすぐには答えられず、しばらくジーと考えた後「少年ジャンプ」って答えた人がいました。

別に少年ジャンプを読むことがいけないというわけではありませんが、「趣味は読書」って書いた以上、最近読んだ(漫画以外の文芸作品やビジネス書など)本のタイトル、著者、感想ぐらいはスラスラ言えるようにしておいてもらいたいものです。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

暑い夏の日の面接は特に女性にとってはたいへんです。せっかくバッチリ決めてきたメイクが汗で流れ、その汗をハンカチで拭くと目の周りを真っ黒にしていたお化粧がさらにグジャグジャとなり、、、

男女に関係なく、面接の約束の時間に遅れそうになって、慌てて走ってきたりすれば、髪の毛もグジャグジャ、面接中に玉のような汗が流れ続けて、「この人どこか体調が悪い?」って印象しか残りません。

それと暑いと、つい手に持っている汗ふき用のハンカチでパタパタとあおぎたくなります。面接中にずっとせわしなくパタパタとやっている人がいましたが、エアコンが効いたオフィスの中で、これは印象が悪いです。本人は無意識でやっているのでしょう。

暑い夏場や雨降り、強風の日の面接では、早めに面接場に着き、近くのドトール(事前に調べておく)とかで涼みつつアイスコーヒーでも飲んで身だしなみを整え、気持ちを落ち着かせます。早く着き過ぎて失敗することはありませんし、バスや電車が少々遅れても焦ることもありません。私なら30分前には着くように家を出ます。

面接の最後に、「なにか聞いておきたいことはありますか?」って、逆質問できる機会を作ってあげることが多かったのですが、経験では半分ぐらいの人は「なにもなし」です。

質問が何もないと、「この人は就職しようとする会社に少しでも興味を持っているのかな?」って思ってしまいます。せっかく自己PRができるチャンスなので、「むむ、この人できる!」って面接官に思わせるような質問の二つや三つは事前に準備しておくのが当たり前でしょう。

但し面接官が聞かれたくない質問や答えられないような質問をしては逆効果になります。

例えば「同族経営のようですがなにか問題はありませんか?」とか、「求人広告で貴社をよく見かけますが退職者は多いのでしょうか?」とか、聞いちゃダメです。

そして無理に急ごしらえしたような、くだらない質問が返ってくることがあります。

例えば「社員数は何人ですか?」とか、「会社の設立はいつですか?」とか。女性に多いのは、何の事業をやっているかも知らずに(調べもせずに)、求人広告だけを見て応募してやってくる人もたまにいます。お互い時間の無駄ですからそういうのはやめてもらいたいものです。

いずれにしても採用面接を受ける会社のホームページぐらいは、穴が開くほど見て、先にチェックしておきましょう。私は応募した会社のサイトを見ていて、明らかな記載ミスの箇所を2箇所見つけ、それを面接が終わった後に面接官の人に知らせておきました(その会社は採用合格でした)。

そういう「質問もない」「ちょっと調べればわかることを聞く」「応募する会社のことを何も知らない」など、事前に準備もせず、少しばかりの手間を惜しむような人は採用しても自分本位で、会社のためにはならないと判断せざるを得ません。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

私が面接を受ける際に失敗したことと、うまくいった経験を書いておきます。

受けた企業は小さなベンチャー企業で、事業の提携先としてインドのシステム開発会社があるということは事前に調べて知っていました。

しかしまさか、いきなりその提携先企業の社長(インド人)と電話で面接を受けてくれと言われたときには焦りました。

電話での面接はもちろん英語で、ビジネス英会話から20年近く離れていたこともあり、ほとんど話しがかみ合いませんでした。

あとでわかったのですが、その提携先のインドの会社が自社のサービスを広く日本で展開するために、提携先の日本の会社から求人を出したようです。さすがにそこまでは事前に考えも及びませんでしたし、紹介会社の担当者からも聞いていませんでした。この面接は大失敗でした。

次に成功例と言っても別に自慢でもなく、採用に携わっている人間なら当たり前にやってることだと思います。

面接を受ける会社の社長や役員達と、自分が過去に知り合った人達となにかつながりがないかと調べたり、共通の趣味などがないか、できる限り事前に調査します。

偶然に私が過去の仕事でよく知っていた人と、これから受ける会社の社長とは同じ外資系企業の出身ということがわかり、社長との面談時にその知人の名前を出して以前たいへんお世話になったという話しをしたら、社長もよく知っている人で、昔の同僚のことを懐かしそうに語ってくれて話が弾みました。そのような共通の友人の関係が面接官(この場合は社長)と作れたら有効、技あり、いや一本勝ちです。

もちろん偶然ばかりを期待してはいけませんが、知り合いの知り合いぐらいまではうまく利用すれば、かなりの確率でなんらかの接点が見つかるものです。

それだけに、会社を辞める際には上司、同僚、部下はもちろん、取引があった関係者には丁重に今までお世話になったとお礼のメールなどを送り、綺麗に辞めるべきです。それがその後の再就職や新しい仕事で生きてきます。


【関連リンク】
1122 5月は退職シーズンか?
1113 ありきたりだが新入社員へ贈る言葉
700 なにもかも懐かしい新入社員の頃
660 40~50歳代プチ高所得者がハマる罠
645 面白い入社試験
372 面接と読書の関係



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1143
思考の整理学 (ちくま文庫) 外山 滋比古

数多くの著書を出されている著者ですが、その中でも代表作と言えるのが1986年に初出のこの本で、その後何度も重版を重ねている名著と言われています。

できれば10代後半とか20代の時に読みたかったですね。今頃読んでも~って気もしますが、初心、いや少年時代に帰って読むのも悪くないでしょう。

この著者の作品では2009年に「知的創造のヒント」(2008年)を読んでいます。

当時の「意識高い系」?って思われそうですが、「2009年12月後半の読書」で同書のことを「自分がいいと思ったこと、好きな言葉や本の羅列でな~んもヒントにはなりません。」と酷い感想を書いています。思えば2009年頃と言えば、リーマンショック直後で担当していた事業の業績が上がらず、なにもかも行き詰まっていた頃だったかも、、、


もっとも、これを読んだらいきなり思考力が高まり賢くなれるとか、問題が解決できるというハウツー本ではなく(ハウツー本で問題を解決できるとも思えませんが)、ちょっとした著者の考え方を知ることで、それが自分にも応用できればそれもよし、うまくいかなければ他の方法を考えれば良しと言ったものです。

例えば、学校教育をグライダーに例え、他者に引っ張ってもらって初めて飛躍することができる人間を作っているが、今の時代はグライダーではなく、みずからで飛び立てるエンジンの付いた飛行機にならなければならないとか、夜よりは朝の方がひらめきが多いことや、スピード社会だからと言ってすぐに結論を出すのではなく、しばらく寝かせておいて熟成させてから再度考えてみるとか、ベテランビジネスマンになると自然と身についているような技術や経験をうまく若手ビジネスマンに伝えています。

もう2年前になりますが、久米宏氏のBS放送の番組に著者が出てきて、当時の新刊「知的生活習慣」(2015年)の話しをされていました。著者は1923年生まれの93歳です(放送出演当時は91歳)けど、まだまだ現役バリバリって感じでした。

著書の感想も2009年当時とは違い、若い人にお勧めに値する内容の濃い作品であることは間違いありません。

ただ書かれた時代にはまだスマホはもちろん、携帯電話やネットやパソコンもほとんど普及しておらず、情報革命以前の話しで、情報の集め方や保管の仕方など現代とはあまりにも違っていて苦笑するところもかなりあります。

例えば調べるときには辞書や文献が主と書かれていますが、今ならネットで検索が主でしょうし、集めた情報をノートやカードに整理というのも今ではちょっとどうでしょう。

そうした現代との違いはあるものの、言わんとするところはわかりますので、それをもってこの本に書かれていることは古いと決めつけてしまうのはもったいないと思います。


★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

白砂 (双葉文庫) 鏑木 蓮

2007年に単行本、2013年に文庫化された長編ミステリー小説です。

著者の作品を読むのは今回が初めてで、簡単に紹介をしておくと、京都在住の現在55歳で、2006年に出したシベリア抑留を描いた「東京ダモイ」が江戸川乱歩賞に選ばれて本格的に作家として活動を始めた方です。

独立した長編小説の他にも「京都・花街の女刑事 片岡真子シリーズ」や「イーハトーブ探偵シリーズ」と言ったシリーズものも手がけているようです。

この長編小説は、結構重いテーマで、東京でひとり住まいの若い女性が自宅マンションで誰かに後ろから鈍器のようなもので撲殺されているのが発見されます。

主人公の刑事は現場の物証などよりも地味で時間もかかりますが、被害者はなぜ殺されたのか?生きているあいだはどういう人物だったのか?など人の気持ちに深く関心をもって捜査を進めるタイプで、警察の中では異色の存在です。

殺された女性は京都の美山町という深い山の中の出身で、両親はすでに亡くくなっていますが、祖母が実家に住んでいます。しかしその祖母へ連絡を入れて遺骨引き取りを依頼すると「関係ない」とかたくなに拒否されます。

なぜ被害者は祖母からそのように疎まれているのか?美山町で暮らしていたときの生活は?なぜ東京でひとり住まいをしているのか?などを調べに刑事は美山町へ行きます。

そこでわかったことは、母親の思いをしたためた俳句を東京で発表し入選したことがわかり、それがやがて犯人に近づいていくことになっていきます。

細かなプロットを積み重ねていき、真実に少しずつ近づいていくというわかりやすい推理小説ですが、主人公刑事と一心同体になって古い過去に起きたことを突き止めていくというわくわく感はとても面白く、すいすいと読めました。

今は夏ですが、本来は秋の夜長にじっくりと読むのに適しているかも知れません。

★★★


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ちょいな人々 (文春文庫) 荻原浩

2008年に単行本、2011年に文庫化された短編小説集です。この著者の本は文庫はほとんど読んでいるお気に入りの作家さんです。

収録されているのは「ちょいな人々」「ガーデンウォーズ」「占い師の悪運」「いじめ電話相談室」「犬猫語完全翻訳機」「正直メール」「くたばれ、タイガース」の7篇です。

タイトルにもなっている「ちょいな人々」は、本人は一生懸命でも、周囲から見るとその行動や発想がこっけいで、軽薄に見えてしまう人々っていう感じの話です。ま、そうしたイジられキャラの人っていますよね。

「ガーデンウォーズ」は一軒家の隣人同士、枝が伸びて日当たりが悪くなったり、家庭菜園でよく発生するうどんこ病が拡がったりとよく起きそうな問題でいがみ合いますが、最後は両家が協力せざるを得ないオチだったり。

う~ん、、この著者は短編作品も多いのですが、残念ながらこれはイマイチのってこれません。

デビュー作の「オロロ畑でつかまえて」や映画化もされた「明日の記憶」、「僕たちの戦争」などが長編が好きです。そしてまだ読んでいませんが、直木賞に輝いた「海の見える理髪店」も、楽しみにしています。

★☆☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

静かな黄昏の国 (角川文庫) 篠田節子

短編ミステリー&ホラー小説で、2002年単行本、2007年に文庫化されましたが、2011年の福島原発事故のあと、2012年にそれを小説の中に盛り込んだ増補版となって出版されました。

収録作品は「リトル・マーメイド」「陽炎」「一番抵当権」「エレジー」「刺」「子羊」「ホワイトクリスマス」「静かな黄昏の国」の8篇です。

どうしてもこういう短編小説では、短い文章で読者の理解を得る必要があるため、まったく意味不明な現象た状態を無理矢理読者に押しつけておいて、それを楽しめないヤツは論外!っていう感じになります。

感受性が豊かな若いときにはそうした押しつけでもある程度は受け入れることができましたが、年齢を重ねていくと、あまりにも現実を知りすぎてというか、新たな発想とか想像の力が弱まってきて、結局はしらけた気持ちになってしまうものが少なくありません。

その点、短編の名手と言われた、O・ヘンリや、サキ、ロアルド・ダール、最近ではジェフリー・アーチャーの短編もすごく凝っていて好印象です。

そうした名手の短編では、読者が無理をせずとも自然とストーリーの中に入っていけて、時には主人公を思って涙腺が緩んだり、(心の中で)ブラボー!と喝采をおくったりということがあります、

そんなわけで、なかなか短編というのは想定読者を誰にするか?って問題もありますが、万人向けには難しいもので、最近絶賛できるものに巡りあったことがないのが残念です。

★☆☆


  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

召集令状 (角川文庫) 小松左京

2011年に亡くなられた著者が1960年代に発表した短編のSF小説で、発表から30年近く経った1995年に発刊されています。

今回は意図してなかったのですが、5冊中短編集が3冊と偏ってしまいました。できるだけ「小説(国内・海外)」「新書やビジネス」「ノンフィクション」の各ジャンルを混ぜて読むようにしていますが、なぜか偏るときは偏ってしまいます。

特に最近は、本の内容は見ず、著者の名前だけで買って読んでいるせいだと思います。

この作品の収録作品は「戦争はなかった」、「二〇一〇年八月十五日」、「地には平和を」、「春の軍隊」、「コップ一杯の戦争」、「夢からの脱走」、「お召し」、「召集令状」とテーマは戦争というか著者の子供の頃に味わった戦争体験を元にした作品が多く含まれています。

基本は突飛押しもないSF作品ですが、発想がユニークでホラーでもありコミカルでもあります。

「戦争はなかった」は太平洋戦争で敗戦し、広島や長崎への原爆の悲惨さを知っている戦中派の主人公が、大人になってから出た同窓会で軍歌を歌うと同窓生から不思議な顔をされ、軍隊生活の苦労を話すと誰も知らないと言われ「えぇ!?」となるものや、逆に「地には平和を」では戦争中と現代を行ったり来たりするパラレルワールドの世界など。

これこそテレビで時々やっている「世にも不思議なシリーズ」で映像に取り上げてもらいたい作品ばかりです。ってテレビドラマだと制作費をケチるから、迫力のないつまらないものになってしまいそうですが。

東映さん、久々に「8.15シリーズ」として、これらの作品をオムニバス映画として作ってみませんかね?お金は集まりそうもないですが、、、

★★☆


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過去に上場企業の役員とリストラ解雇で就職浪人の経験がある、紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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