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31年前の1992年に新築で買った自宅の屋根は、2001年と2019年の2回、スレートの屋根とサイディングの外壁の塗装をおこないました。

屋根と外壁の塗装をおこなった記録 2019/9/7(土)

しかし経年劣化以外に東日本大地震を始め、数々の地震や台風などの影響で、屋根を含め家の構造全体がかなり傷んできています。

それは部屋の中のクロスが大きくひび割れていたり、外壁のサイディングの一部にもひびが入っているところがあります。また床がフカフカしているところが何カ所かあり、床を支える根太が腐っているところがあります。

そうしたダメージは、屋根や壁のひび割れから湿気や雨水が入り込み、長い年月をかけて内側の柱や梁、床材などを傷めることで起きることが多いようです。

そして昨年の2022年の秋頃、私が使っている二階の部屋の天窓(トップライト)付近から突然雨漏りが発生し部屋の中へポタポタと雨が落ちてきました。

その天窓からの雨漏りはしばらくしてなぜか止まったものの、今度は天窓から少し下の位置にある出窓付近の上部木枠から雨漏りがするようになり、それが雨が降ると必ず漏れ出してくるようになりました。

一般的に雨漏りで多い原因は、野地板(屋根の一番下の木材)の上に敷かれているルーフィング(防水シート)が経年劣化で破れたりズレが発生し、防水機能を果たさなくなり、屋根材(スレート)の隙間や割れたところから雨水が染みこみ、それが入ってくるというパターンが多そうです。

また屋根のてっぺんを覆う棟包み板やサイドの破風板の鈑金が強風などで外れたり大きく浮いてしまったりする場合や、さらに天窓がある場合は、その付近の防水処理が経年劣化で雨水がしみこみ入ってくることも雨漏りの原因と考えられます。

もうひとつまれに起きるのが、屋根の塗装をした際に、タスペーサー(縁切り)という屋根材と屋根材の間に隙間を空けて、屋根材の内側に水が溜まらないよう排出する施工がうまくできていないことがあり、それがなされてないと、雨漏りが発生することがあります。

スレート屋根の構造は下記の図のようになっています。
スレート屋根の構造
画像:一般社団法人 全国自然災害家屋調査協会

一般的に屋根に使われるルーフィング(防水シート)の寿命は、30年ぐらい前は標準的だったアスファルトルーフィングで約10年、最近増えてきた改質ゴムアスファルトルーフィングで約20年と言われていますので、我が家のような築31年の屋根ではすでにルーフィングの防水能力はほとんど失われていると思われます。

屋根材をはがした後、ルーフィングがところどころはがれてしまっていて下の野地板が露出している屋根
はがれたルーフィング

そして今年も確実に梅雨の季節がやってきますので、それまでには雨漏りをなんとかしなきゃと2度ほど工事屋さんに屋根に上がってみてもらいましたが、上から見るだけでは雨漏り箇所はわかりませんでした。

雨漏りが疑われる天井部分は、ちょうど吹き抜けのような形になっていて、屋根裏のスペースがほとんどなく、屋根の内側を見るためには天井に頭が入る大きな穴を切って開けなければなりません。しかもそれで雨漏り箇所がわからなければ何カ所も、、、

そんなこともあり、31年も経った屋根を今回雨漏りする部分だけを補修したとしても、またすぐに他の箇所から雨漏りする可能性があるので、屋根全体を修理してもらうことを前提に、ネットで調べて比較的近所にある屋根工事専門の会社に見積もりをお願いしました。

屋根の全体補修にはざっくり言うと下記の二つの方法があります。

(1)古い屋根材をはがし、古い野地板の上に新たな野地板を張り、新たなルーフィングと屋根材を設置する(葺き替え工法
(2)古い屋根材の上にルーフィングと軽い屋根材をかぶせる(カバー工法

一番いいのは、(1)の葺き替えで、古い野地板やルーフィングはそのままで、新たな野地板とルーフィング、それに軽くて耐久性のあるガルバリウム鋼板の屋根にすることで、屋根の防水性、耐久性、(軽くなるので)耐震性が増すというメリットがあります。

ただ(1)のデメリットとしては、屋根を全部はがすため工期が長くなるのと、スレートなど廃棄物が出ることなどで工事費用が高くなります。さらに屋根材(例えばコンクリートのスレートから金属製に変更)によってはそれまでの屋根と比べて遮音性や断熱性が落ちることがあります。

(2)のカバー工法は、従来の屋根の上にカバーをかけるだけなので工期は短く済み、工事費用は使用する屋根材にもよりますが葺き替えよりは安く済みます。また断熱性や遮音性は屋根材が2重になるので増すというメリットがあります。

しかし(2)のデメリットとしては、従来の屋根材と新たなルーフィング材と屋根材の2重の重量が構造体に加わることになり、耐震性に不安が残ります。

ドローン調査その両方の工法で見積もりを依頼したところ、現地調査に来て、屋根に上がり、屋根材と野地板の状態の確認と、ドローンを飛ばして、屋根の大きさを測っていきました。

屋根に人が上がるのなら、ドローンの測量って必要なの?と思いましたが、上空からの全体写真で必要な屋根材やルーフィングの分量(面積や長さ)が簡単に計測できるようです。

しかしこんな住宅密集地で私有地の上空とは言えドローンを飛ばせるの?と心配しましたが、業者さんは自信を持って大丈夫ですと。

調べると、100g以上のドローンを飛ばす場合は、住宅密集地域では許可が必要です。どうみても100g以上はありそうな機体で、特に許可は取ってなさそうですが、大丈夫なのかな?ちなみに許可のいらない100g未満のドローンっていうのは、子どもが部屋の中で遊ぶようなオモチャレベルのものです。

そうして作成してもらった見積もり価格は、、、次回続編にて公開します。

【関連リンク】
1237 リフォーム講座へ参加してみた
788 浴室のユニットバス化リフォーム工事完了
507 洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編



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