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2016年に右側の股関節を人工股関節に、翌2017年には左側の股関節を人工股関節に置換しました。

【過去の記事】
1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1150 人工股関節全置換手術とVIP舛添要一さん
1146 人工股関節置換手術1年検診
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1109 人工股関節全置換手術その後
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

先月は、左側(2017年秋手術)の3ヶ月目の検査と検診があり、X線、CT撮影、リハビリ運動テスト、医師診断がありました。

基本はいずれも問題がなく、順調に推移していますが、一昨年の右側の手術後は特に痛みもなく、術後1ヶ月後ぐらいからは、杖は持たずにスムーズに歩けたのですが、昨年の左側の手術後は、手術した側の筋肉や関節付近に痛みが残り、しかも術後すぐからではなく、1ヶ月ぐらい経過してから痛みが増してきて、家の中でもなにかにつかまり歩きしないと歩けないほど。

痛み止めの薬(ロキソプロフェン錠)をもらっていたので、1日1回、毎朝飲んでいましたが、たいして改善にはつながりません。

これはちょっと異常か?と思って、術後1ヶ月検診の時に主治医に話しをしましたが、特に血液検査やX線では異常はなく、術跡付近が少し腫れていて血が溜まった状態にあり、それが悪さをしているようなことでした。

その後、腫れが引き、痛みも少しずつ軽くなっていきましたが、それでも3ヶ月経ったでも、まだ寝起き直後や、しばらく座っていたあとの動き出しの時は、痛くて体重をかけられず、寝るときも、圧をかけたり動かすと痛むので左側を下にして寝ることができませんでした。

3ヶ月検診の時にリハビリの理学療法士に、この状態のことを聞くと、「人工股関節置換手術のあと、まったく痛みがでない場合と、しばらく痛みをともなう場合がある。」「痛みが出る場合は、普通で半年ぐらい、長いと1年近く痛むことがある」とのこと。どうも私だけの異常症状でないみたいで少し安心です。

あとは長く変形性股関節症で運動不足になっていたこともあり、筋力回復のため昨年の2月から始めているウォーキングを欠かさないよう、目標を持って歩くことに努めています。

手術のあとしばらくの期間を除き、ずっと歩いてきた成果で、今はバランスを崩すことがなく、早足で、上り坂でも途中で休まずに1時間以上歩けるようになりました。

医者に「そろそろゴルフを始めたい」と聞いてみたところ、しばし考えた後、「ま、手術後3ヶ月経ったのでいいでしょう」とお墨付きもいただけました。

と、言ってもいきなり山岳コースや難コースに挑戦するつもりもなく、しばらくは打ちっぱなしで身体をほぐし、真っ直ぐに飛ぶようになれば、河川敷の平坦なコースでも出てみようかなと思っています。

筋力は使わないとすぐに落ちてしまいます。リハビリ室でも、おそらく今まで歩けていた人でも、手術後しばらく筋力を使っていないと、理学療法士に支えられて「さぁ、歩きましょう」と何度も促されても、「ダメ、無理」と言って一歩も歩かない、歩くのを拒否する患者さんがいました。

怖がって使わなければどんどん筋力は落ちていくばかりなので、それをわかっている理学療法士は少し無理をしてでも歩かせようとするのですが、高齢者はなかなか頑固で手こずっていました。

そういう意味からも、人工股関節の耐久性と再置換のことを考え、高齢になるまで待ってから人工股関節にするより、まだ筋力が残っているうちに替えてしまったほうが、早く治してまたサクサク歩きたいと、リハビリに前向きになれて良いのかも知れませんね。

日本では年間4万例、世界では年間100万例もあると言われている人工股関節置換手術ですから、決して珍しいものではなく、その技術の進歩はめざましいものがあります。

若くして人工股関節にした場合、その術後20数年後に再置換の必要がでてきたとしても、今から10年前の手術と、現在おこなわれている最新の手術とで相当の開きがあるのと同様、その頃には、現在では考えられないほどの術式やインプラントの進歩が見られているでしょう。手術入院が2~3日になっていても不思議とは思えません。

もちろん再置換の必要がないよう、人工股関節を大事に使っていくのが理想ですが、だからと言って、運動や旅行などを控えたりするのではせっかく歩く痛みから解放されたのにもったいない限りです。

私は、今はまだ手術後の痛みがあるので、行動に制限がありますが、少しずつ行動範囲を拡げて、仕事はもちろん、スポーツや旅行にも出掛けたいと思っています。


【関連リンク】
1175 人工股関節手術のその後とまとめ
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)




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1184
恥ずかしながら、20年ほど前からずっと便秘気味で、最初のうちは一般市販されているザ・ガードやコッコアポなど整腸剤的な便秘に効くと言う薬をいろいろと試していましたが、それらは気休め程度にしかならず、つらい思いをしてきました。

ひどいときには毎日3食もりもり食べていても、5日程度お通じがなく、下腹がふくれたような重苦しい感じというか、その前に精神上とってもよくありません。トイレで出そうと思って何十分と頑張ってもまったく出ないのですから、、、

そして何日目かで、ようやく腸が音を上げて、出てくるときにはもうそりゃコッチコチに固まっていて、事実、まるで木の棒のようになっています。これをひねり出すのがまた痛いのです。

数回、あまりにも出ないので、刺激性の浣腸(刺激性便秘薬)を使ってみたことがありますが、即効性で良いのですが、正直身体には悪そうで、また、その後もそれがないと出なくなってしまう恐れがあり、できるだけ使わないようにしていました。

当然ですが、便秘に良いと聞いたり読んだことは実践し、繊維質の多い食品や乳製品などをできるだけ食べる生活をし、もちろん身体を動かすこともしていました。

でもダメなんですよね~

あるとき、風邪かなにかで内科の医者にかかったとき、「この薬を飲むと便秘になりがちなので、便を軟らかくしてくれる薬も一緒に処方しておきます」と言われ、その時にもらったのが「マグラックス錠」です。副作用は刺激性便秘薬と比べると少ないそうですが、医者の処方が必要です。

この「マグラックス錠」がめちゃ効くのですね。しかも薬としては異常に安いし。

決して便を出すための薬ではなく、便に水分を取り込んで柔らかくしてくれる薬(非刺激性便秘薬)で、便が軟らかければ何日か経った便でも出すのに苦労はしません。

時々は下痢気味になることはありますが、便秘持ちの人にとって下痢をするというのはむしろ喜ばしいぐらいです。

その後、医者に事情を話して最大量1日3回90日間分(つまり270錠)の処方箋を書いてもらい、それを大切に(笑)、1日1錠ずつ飲み続け、なくなったらまた処方箋を書いてもらうを繰り返してきました。

但し、マグラックス錠は昨年2016年に販売中止(製品名変更)となり、同種の製品としてマグミット錠酸化マグネシウム錠ヨシダとなっています。

マグラックス錠やマグミット錠は医者の処方箋がないと買えませんが、最近?ではマグネシウムを主成分とした、マグラックス錠とほぼ同じ成分の市販薬が出ています。

3Aマグネシア(フジックス)
酸化マグネシウムE便秘薬(健栄製薬)
錠剤ミルマグLX(エムジーファーマ)
スラーリア便秘内服液(ロート製薬)


などが製品名です。

昨年の10月頃からテレビCMでも「便秘薬には刺激性と非刺激性があること知ってました?」というような宣伝が流れていますが、それが「酸化マグネシウムE便秘薬」のCMです。

私の場合、この手の薬は処方薬しかないとずっと思っていましたので、このCMを見て、同種のものが市販されていると初めて知りました。

健康保険を使って医者の処方薬を買うか、市販薬を買うか、どちらがお得(処方薬には保険が適用されますが、その代わりに別途医者の診察代や処方箋代が必要)になるかはわかりませんが、軽い便秘の人はまず市販薬でお試しできるから良いですね。

またもし内科のかかりつけ医がいれば、便秘の話しをして、マグミット錠などを処方して欲しいと頼めば、それほど危険な薬ではないので、たいていは軽くOKしてくれます。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

あと、治療に役立つ「慢性便秘症診療ガイドライン2017」という書籍があります。発行は一度聞いただけでは絶対に覚えられない「日本消化器病学会関連研究会慢性便秘の診断治療研究会」です。

そのガイドラインについて記事が出ていました。

解消に効果とされた食物繊維やヨーグルトが実は…(産経新聞社)
便秘に悩む人は60歳までは男性よりも女性が多いが、加齢とともに男性の有病率も増加、80歳以上では男性が女性を上回る。高齢化が進む中、日本の便秘「患者」は1千万人以上いるとみられている。
(中略)
ヨーグルトなどのプロバイオティクスや食物繊維の摂取、腹壁マッサージは、手軽にできる便秘対策としてよく知られている。ところが、ガイドラインでは、これらの方法は、積極的に勧めるほどでない「弱い推奨」にとどまっている。
(中略)
運動や腹壁マッサージも、科学的根拠のレベルは低い、としている。コストがかからず副作用もないので、中島教授も「やらないよりはやった方がいい」とするが、「プラス効果はあまり期待できない」とのことだ。他に大黄やセンナ、アロエなどの生薬は、飲み続けると大腸にトラブルをきたすことから、ガイドラインでは「長期間の使用は避けるべき」としている。

この「慢性便秘症診療ガイドライン2017」は、主に医療関係者向けですが、20年以上便秘に悩まされてきた者として読んでみたい気もします。




【関連リンク】
1028 グルコサミンとコンドロイチンを飲み続けた結果
1005 泉質による温泉健康法
1002 その後の糖質制限ダイエット効果
906 トクホが売れるわけ
737 日本人が罹りやすい病気




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1176

米や麺などの炭水化物を減らして肉や野菜、果物をメインに食べる糖質制限ダイエットを始めて数年が経ちます。

元々果物が好きなので、朝食や夕食の量を減らしても、その物足りない分を果物で補えるため、私的には糖質制限ダイエットが長続きできた最大の要因です。

子供の頃、兄弟がチョコレートパフェを頼んでも、私はフルーツパフェを頼み、ケーキもカラフルなフルーツが上にのったり中に挟まれていたりするものを好みます。

さて、果物の話しとなると、野菜と果物とはどう違う?と時々疑問に思うこともあります。

一般的には、リンゴや柿のように木になるのが果物で、トマトやスイカ、イチゴ、メロンなど畑で採れるものが野菜とされています。

でも果物店でイチゴやメロンが売られ、八百屋さんではリンゴやバナナが売られています。今更イチゴやメロンが果物ではなく野菜だって言われてもピンときません。

その違いをもう少し専門的に言うと、
果物とは、木本植物(樹木になる植物)や、本来は木ではないが数年間に渡り生育する多年生植物に実る果実のうち、食用になるものを指す。木本植物の果実はリンゴや桃、多年生植物の果実はバナナやパイナップルが代表的な例である。
野菜とは、一般に草と呼ばれるような草本植物で、一年生、田畑で栽培されるものを指す。いちご、メロン、スイカは一年ごとに種から育てて栽培する草本性植物のため、本来は野菜の定義に当てはまる。そのため、果物的野菜と呼ばれる。
出典今さら聞けない2つの違い

そうか、スイカやイチゴ、メロンなど果物に近い野菜は「果物的野菜」と呼ばれるのですね。これは知りませんでした。

私が食後に食べている果物(一部果物的野菜)は、近所のスーパーで手軽に買えるものばかりで、
春:イチゴ、リンゴ、ミカン
夏:桃、ブドウ、スイカ、メロン
秋:柿、ブドウ、リンゴ、梨
冬:ミカン、リンゴ、イチゴ、キウイ
で、あと年間を通して、パイナップルやバナナが加わります。

パイナップルも昔(30~40年前)は缶詰か、あるいは大きな実そのままで買うしかなかったのが、最近はどこのスーパーでも細かく切ったのがパックされて売られているのでお手軽で良いですね。売れ残りを切っているせいか、カットした後少し時間が経っているのか、ちょっと新鮮さには欠けますが。

と、ここまで書いて、果物(果物的野菜)って糖質低かったっけ?と疑問に思って調べてみると、実は果物は結構糖質分が高いものもあります。そりゃー甘いもの多いですからね。

その中でも比較的糖質分の低い果物(果物的野菜含む)は、
()内は可食部100g中の糖質重量

・イチゴ(7.1g)
・桃(8.9g)
・グレープフルーツ(夏みかんなども)(9g)
・スイカ(9.2g)

で、逆に糖質が多い果物(果物的野菜含む)は、

・バナナ(21g)
・ライチ(15g)
・ブドウ(15g)
・柿(14g)
・リンゴ(13g)
・イチジク(12g)
・パイナップル(11g)
・キウイ(11g)
・ミカン(11g)
・梨(10g)

糖質制限ダイエットクラブ記事からデータ引用

ちなみに比較のため、白米100g中の糖質は約37gです。100gのご飯と言えば半ライス程度ですからお茶碗1杯分だと軽く70gは超えます。食パンは100gあたり44gが糖質で、六つ切り1枚あたりだと約27gの糖質が含まれることになります。

う~む、、、白米やパンに比べるとずっと少ないとは言え、果実でも微妙に糖質をしっかり摂っているって感じですね。

もっとも、フルーツの場合、米や麺と違って、一気に大量に摂ることはそれほどなく、しかも果肉の成分のほとんどが水分で、糖質の摂取量からたいしたものにはならないだろうと思えます。

ご飯ならおかわりも含めお茶碗に2杯程度を一気に食べることはあっても、リンゴ2~3個を一気に食べる人はそうはいないでしょう。普通リンゴだと1/4か、多くても半分ぐらいを食べることが多いのではないでしょうか。

なーんて言い訳しながら、好きなフルーツを毎日好きなだけ食べています。


【関連リンク】
1107 意外と楽しめる歩数計
1039 減り続ける米需要
1002 その後の糖質制限ダイエット効果
760 糖質ダイエットについての備忘録その2
759 糖質ダイエットについての備忘録その1 



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1175
2016年に右側の股関節の人工股関節置換手術をおこない、今年2017年には左側の同手術をおこないました。そして、今月には手術後1ヶ月の検診に行ってきました。

■過去の関連記事
1146 人工股関節置換手術1年検診
1109 人工股関節全置換手術その後
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
1037 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(2)
1033 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換


変形性股関節症による過去の病院受診、手術歴
2004年 近所の内科(リウマチ科)受診→異常なしと診断
2004年 近所の総合病院整形外科で受診→異常なしと診断
2012年 近所の整形外科病院で受診し、臼蓋不全、変形性股関節症と診断
2016年 手術を前提に総合病院(股関節センター併設)整形外科受診、両側変形性股関節症末期と診断
2016年 入院、右股関節手術、退院は術後8日目、会社への初出社は術後19日目
2017年 入院、左股関節手術、退院は術後8日目、会社への初出社は術後16日目

人工股関節の手術を受けるにあたっては、ネット上の情報が役に立ちました。
・各病院の股関節手術の術例や年間術数
・最小侵襲手術やコンピュータ・ナビゲーションシステム利用の術式導入実績
・各病院で人工股関節手術を受けた方のブログなど
・変形性股関節症、人工股関節などについての最新情報
などなど。

たまたま自宅からクルマで20分程度のところに股関節センターを併設の総合病院があり、そこの術例も詳しく書かれていて、さらにその病院で人工股関節置換手術を受けた方の日記なども豊富にあって、いろいろと参考になりました。

したがって、手術はそこにしようと決め、あらかじめ電話をして、紹介状はないが、変形性股関節症であることや手術をお願いしたい旨を話しをすると、いついつに外来として来てくださいということで初診日が決まりました。

通常なら、近所のクリニックや整形外科病院から紹介状などをもらっていくべき総合病院ですが、4年前に行った近所の整形外科では問診の際には説明してもなかなか変形性股関節症だと信じてもらえず、レントゲン撮影するまでは「それはないでしょう」と決めつけられ、レントゲンで撮影後にやっと「明らかな変形性股関節症、臼蓋不全です」と言われて不信感がありました。

そんなあまり信用がおけない整形外科だったので、通院はその時1回きり、紹介状をもらいに行くのもためらわれたので、直接総合病院(股関節センター)へ電話を入れた次第です。

手術法はまだ病院によって様々な方法がとられていて、どれが正解というわけではありませんが、やはり術例が多い病院ほどそのノウハウがあり、医師の技術水準も高いとは想像ができます。

ごく稀に、有名な○○医師に手術を頼みたいという希望を言う人がいますが、そういう医師は有名人などVIP対応で手一杯、待てば1年待ちとか普通にあると聞きます。

また人工股関節置換手術は、年間4万件以上もおこなわれている、ごくごくありふれた手術で、そういう偉い有名な先生は一般人に対して自らオペすることは滅多になく、そのほとんどは若手の育成も兼ねてサポートにまわっているという話しも聞きます。

なので、あまり、この医師だからというこだわりは持たなくて良いかと思います。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

術後に長く理学療法士が面倒を見てくれる病院と、割と早く追い出す(追い出してくれる)病院があります。病院でリハビリをするか、それとも自宅でするか、そのメリットデメリットはそれぞれにあります。

私の場合、

・MIS(Minimally Invasive Surgery)最小侵襲手術をやっている病院
・術後の禁忌体勢はない
・入院期間は短い方が良い(入院費や生活の自由さの面)
・リハビリは原則自宅でおこなう
・インプラントの耐久性については使い方次第なので今は考えない

という条件で、この病院を選択しました。
もちろん家族が見舞い(下着などの替え)に来やすいよう、自宅から近いことも大きな要素です。

まだ片側の手術で1ヶ月ほど入院する病院もあれば、術後に禁忌体勢(してはいけない体勢)がある場合もあります(私の病院は入院は平均12日、術後の禁忌体勢なし)。

全身麻酔にしても、他の病院で手術を受けた方のブログを読むと、背中から入れる麻酔で無茶痛かったようなことが書かれていましたが、この病院では術前に付けた点滴のベースからで、何の痛みもなくすぐに眠りにつけます。

術後に尿のカテーテルを外すタイミングは、術後2~3日後(つまりその間はずっとベッドに縛り付けられた状態)という記述もありましたが、この病院では手術の翌日の朝(つまり術後18時間後ぐらい)には外し、車椅子に乗ってひとりでトイレや院内の売店へ行くことも可能です。この自由さがなんともいいと思いました。

そしてこの病院では、術後2日目には傷口に透明のフィルムを貼ってもらい、シャワーを浴びられますが、他のブログを見ていると、1週間経ってやっとシャワーを浴びられたというのがあります。それでは夏場だとたまりません。

そのように術後1日目に立ち上がることができたり、2日目にはひとりでシャワーを浴びに行ったりできるのは、MIS最小侵襲手術で、可能な限り筋肉や関節包を切らずに人工股関節を設置しているからで、それなりの難しい高度な手術をおこなってくれる病院と医師だからです。

このMISは高度な技術や設備(コンピュータナビゲーション)が必要で、どこの病院でもやっている術法ではありませんが、最近では多くの病院で取り入れています。

入院期間が短いと、その分理学療法士から得られるリハビリ治療が手薄になります。これは年齢にもよりますが、若くて歩くのが苦痛でない人であれば、真っ直ぐに両足均等に力をかけ、背筋を伸ばしてやや大股で歩くというのを実践すればそう難しいことではありません。

別に今から俳優やモデルを目指すわけでもありませんから、多少変な歩き方になっても仕方ないと思っていますし、要はそれぞれ個人に向いた骨と筋肉のうまい使い方、動かし方を教えてもらい、そのポイントは入院中にしっかり覚えておくことが必要です。

家でのリハビリは、苦痛を感じるまでやる必要はありませんが、やはり毎日少しずつ歩いたりストレッチをして傷ついた筋肉を元に戻していく努力が必要でしょう。私はスマホの歩数計を利用して、毎日どれだけ歩いたかを記録して励みにしています。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

インプラント(人工股関節)の耐久性については医者に聞いても「正確にはわからない」と言われます。

今までは人工股関節を入れるのが60歳以上の人がほとんどで、インプラントが壊れる前に亡くなるケースがほとんどだったからです。再置換は稀なケースでした。

高齢者の場合、激しいスポーツをする人も少なく、また日進月歩でインプラントの性能も上がってきていますので、現在のインプラントがどれぐらい耐久性があるのかわからないというのが実際でしょう。

人工股関節手術の先進国アメリカの例です。
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換

なので、そのこと自体をあまり心配しても仕方がないことで、自分の寿命が尽きる前にインプラントが不具合を起こせば、再置換となるというだけです。それは自分の寿命と同じで誰にもわかりません。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

人工股関節を入れると飛行機に乗るとき、金属探知機に反応することが多いそうです。最近は飛行機に乗る前の出国時だけでなく、金の密輸入対策で入国の際にも金属探知機をくぐるケースが増えています。

国内なら日本語で説明すればまず大丈夫ですが、外国の場合、説明するのがちょっと面倒です。

そこで、病院に頼んで人工関節証明書なるものを発行してもらいました。有料ですが、日本語と英語で書かれ、医者のサインもあり、どこまで有効かはまだ使った経験がないのでわかりませんが、いちいち説明をする手間が省ければいいなと。

さらに今後はその証明書の裏にでも、人工股関節のレントゲン写真が印刷されて、人工股関節のことを知らない人にも、ひと目でわかるようにしてくれると完璧なのですけどね。

医師や理学療法士ではありませんので、専門的な話しはできませんが、手術や入院のことなど、もし不安や心配で、なにか聞きたいことなどあれば、コメントするか下記のメールアドレスあてにメールをお寄せください。

管理人宛メールアドレス
area99(アットマーク)infoseek.jp
※上記(アットマーク)のところに半角の@を自分で入れ替えてください(メールアドレス自動収集ロボット対策)




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1150
前東京都知事の舛添要一氏は知事時代の2015年4月に変形性股関節症で人工股関節全置換手術を受けられました。

手術後、都庁に復帰後、オリンピック関連のニュースで登場するたびに時には杖をついて不自由そうに歩く姿もよく映し出されていました。(写真はTOKYO MXテレビより)



毎週のように東京から離れ、公用車を使って湯河原の別荘へ行っていた理由を記者から尋ねられたときも「私は足の手術をして、足を伸ばして入れる別荘の風呂で療養していた」というような発言をされていました。

その人工股関節置換手術を受けるまでの話しをブログに書いておられます。

変形性股関節症について(1)

この(1)から(11)まで続きます。

私とほぼ同じ時期に人工股関節置換手術を受けられたと言うこともあり、その動向を注視していましたが、手術において私が2016年に受けたものとやや違っているなぁと思い、その違いを書いておきます。

舛添氏が手術を受けたのは帝京大学医学部附属溝口病院整形外科で、執刀医は中村茂教授という話しを聞いたことがありますが、事実かどうかは不明です。

舛添氏のブログでは、2015年4月2日に左股関節人工股関節置換手術をし、2年後の2017年7月7日に右側の手術をされたということです。

その最初の手術について詳しく書かれていますが、2年前の人工股関節全置換手術では、新職員を前に訓示(職員入都式)し、その後も仕事をした上で入院、翌日の朝に手術ということでした。

手術前に貯血をするのは同じですが、舛添氏の場合「念のため自分の血液800ccを事前に採取し、輸血用として冷蔵保存」とありました。私の受けた病院では貯血はその半分の400ccだけでした。

「手術は朝8時から始まり、お昼頃に部屋に戻った」とありますから、手術に3~4時間かかっていることになります。片側だけの手術としてはちょっと長いかなって気もします。ただその時間中は全身麻酔で意識がないので、実際の手術時間は聞かない限りわからないものです。

病室に移ってから輸血、栄養剤注入、カテーテルでの排尿などとこれは私の場合と変わりありませんが、「寝たきりになると、血栓が問題となりますので、ベッドの上で、両足の爪先を動かす動作をして予防に努めました」とあるのは通称エコノミー症候群対策だと思いますが、フットポンプは使っていなかったのでしょうかね?私の受けた病院では気がついたときから両足にフットポンプが付いていて圧縮と開放が繰り返されていました。

「手術の翌々日の3日には、自分の口から朝食を摂りました。」とあるのは「入院の翌々日(手術の翌日)の3日には・・・」の誤りでしょう。手術翌日の朝食からというのであれば同じです。

「4日(手術の翌々日?)には尿カテーテルを外し、車椅子から歩行器へと移行しました。」とありましたが、私の病院では、手術の翌朝にはカテーテルを外し、立ち上がる練習&車椅子をおこない、トイレへの移動はひとりで可能でした。カテーテルで尿をとるのは短い方がいいです。

「ベッドの上でも、両脚のあいだに枕やクッションを挟んでおきます。また傷口を守るため、仰向けではなく、身体の右側を下に、左側を上にする体勢にせねばならず、寝返りも打てません。」
とありますが、私が手術を受けた病院では手術後の禁忌体勢はまったくなく、体勢は自由で、手術翌々日のリハビリでは理学療法士から「では正座してみましょうか?」と無茶なことを言われました。

このあたり病院のやり方というのはちょっと遅れている?って気もしますがどうなんでしょう。

それ以外では、「4月15日には、シャワーを浴びる許可がおり、2週間ぶりにすっきりとした気分になりました。」と書いてありましたが、4月2日に手術で15日にシャワーというのはいくらなんでも遅すぎな感じです。

私が受けた時は、手術の3日後にはシャワーをひとりで浴びることができました。その後も毎日リハビリで汗をかいた後はシャワーで気持ちよく流していました。

4月1日に入院し、2日に手術、そして「4月28日に無事退院することができました。」ということは、なんと手術後26日も入院、リハビリをされていたことになります。さすがVIPです。

私が受けた病院では昨年皇室の方(75歳)が両足股関節の同時置換手術をされてましたが、やはり入院は22日間でした。片足の手術で26日とは軟弱過ぎ~って気もします(両足同時手術の場合、リハビリは片足手術の2倍ぐらいの期間と言われています)。

もっとも「2017年7月7日に同じような手術を受けました。今回は前回よりも10日間早く退院しました」とありましたから、初回の2015年4月の手術が異例の長さだったとも言えます。VIP待遇で、退院して自宅で療養&仕事をするより、病室で仕事をするほうがよいと判断されたのかもしれません。

私が手術を受けた病院では、片側だけの人工股関節手術の場合、平均で入院は13日ほどで、私の場合はリハビリも順調にいったので、手術後8日で退院しました。早くなったとは言え舛添氏の2017年の2回目の手術(おそらく16日間)の半分ですね。

そして、術後2週間後には杖をついてですが、満員電車にのり、駅の階段も登り降りし、普通に通勤してました。舛添氏のように、手術から4週間後に悠々とワゴン型の専用車で送り迎えしてもらえるわけもなくです。

いかに舛添氏が、変形性股関節症から人工股関節手術をしたと言っても、それは十分にVIP待遇されており、一般の人からすれば羨ましい限りの入院、リハビリ生活と、周囲の対応です。

なので、舛添氏は「湯河原の別荘へは療養を兼ねて」とか無粋な言い訳や「都庁スタッフが病院へ報告へ来ていたので仕事は続けていた」とか特権意識丸出しの苦しい言い訳などせず、せっかく病院に長く入院したのですから、VIP用特別室にこもっていないで、そこで多くの難病の患者さんと触れ合って、励ましたり励まされたりするのが本来の政治家の姿ではないでしょうか。

病院は都内ではなく神奈川だったので、お金を含めすべての損得に敏感な舛添氏らしく、神奈川の市民達と触れ合っても無駄との判断なのかもしれませんが、、、

私だって自分でネットをつないで手術の翌日からベッドの上で普通に仕事をしていたぐらいですから、変な特権階級ぶった病気自慢、仕事自慢、そして人に気の毒がってもらうような発言はするべきではないでしょう。

それにしても人工股関節の置換手術をする場合、病院によって、手術方法や入院期間(リハビリ期間)など大きく違うものです。病院選びは自分の考えに合ったところを慎重に探すべきですね。


【関連リンク】
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ
1047 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(4)
1046 変形性股関節症の人工股関節全置換手術(3)
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