忍者ブログ
リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~ HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
Calendar
<< 2024/03 >>
SMTWTFS
1
345 78
10111213 1415
17181920 212223
24252627 282930
31
Recent Entry
Recent Comment
Category
1   2   3   4   5   6  



1732
警察への行方不明者の届けが出された件数は、2020年、2021年は新型コロナの影響で外出の自粛や介護施設などでの行動が制限されたこともあって例年より1割程度下がっていましたが、2022年はまたコロナ前の8万人台へと戻ってきています。

下記のグラフは警察庁発表の資料から、行方不明者届けがあった総数と男女別の1966年から2022年までの長期推移です。

行方不明者推移グラフ

行方不明者の総数で見ると1970年代後半から1980年代前半に一度ピークを迎え、その後は下がりますが、2000年から2000年代前半頃まで再びピークを迎えます。

その後は減少傾向か横ばいで推移し、2020年と2021年にはコロナ禍の影響があり20数年ぶりに8万人台を割り込みます。しかし2022年には再び大きく増加し、コロナ前に近づきます。

行方不明者の男女比では、1989年までは男女差はあまりなかったものの、1990年頃から女性の行方不明者は減少傾向になり、対して男性は増加か横ばいで男女差に大きく差が付いてきます。

この男女差にはちょっと意外な感じがします。なぜ1990年頃から急速に男性の行方不明者が増えていったのか謎です。

というのは、後ほど出てきますが、行方不明者のうち20%前後は認知症患者が占めています。一般的に高齢になるほど認知症に罹る割合が高くなるので、寿命が長い女性のほうが認知症患者数は多いと思われますが、その影響は少ないようです。

あるいは考えられることとして男性の認知症患者のほうが女性よりも行動的で、より勝手に出歩いてしまうことが多いのかも知れません。

その認知症患者が行方不明になった数と行方不明者総数に占める割合が次のグラフです。2013年から2022年までの10年間の推移で、データは同じく警察庁の資料からです。

認知症患者数推移グラフ

明らかに認知症患者数が行方不明者になる数が増えることで全体に占める割合も増えています。

日本の認知症患者数は2020年で約630万人ぐらいと推定されていますから、全体の約3%の認知症患者が行方不明になっていることになります。

もちろん行方不明になった全員がずっと行方不明のままというわけではなく、大半は後に保護されています。

ちなみに認知症患者に限らず、行方不明者の所在確認ができるのはおおよそ95%です。22年で言うと行方不明者総数84,910人の中の4,700人ぐらいは所在が確認できていないことになります。

何ヶ月、何年も後に所在確認がされることもあるので、1年単位では正確な所在確認率は出ません。

2050年頃には認知症患者は1千万人に達すると推定されています。そしてその3%が行方不明者になると、年間で3万人ということになります。

3万人というと、毎日82人の行方不明者届けが警察に持ち込まれることになるのでしょう。老老介護や介護人材の不足が言われていますので、その割合はもっと多くなるのかも知れません、

行方不明になる原因・動機別では、84,910人中、疾病関係が24,719人(構成比29.1%)で最も多く、このうち認知症又はその疑いによるものは18,709人(構成比22.0%)です。

疾病関係に次いで多いのは、家庭関係の12,899人(構成比15.2%)、次が事業・職業関係の9,615人(構成比11.3%)となっています(その他、不詳を除く。)。

高齢者は疾病(認知症)関係、若い人は家庭関係、中年は事業・職業関係と綺麗に年代で分かれるのかも知れません。

以前にも書いたことがありますが、少なくとも歩ける認知症患者は顔認証システムに顔や全身の登録を推奨し、万一行方不明になったときには駅や繁華街などの監視カメラで捕らえた顔や全身動画と瞬時に照合できるという仕組みを国や自治体、警察で導入すべき時期にきていると思います。

それが認知症患者の徘徊による事故や事件防止につながります。これだけ認知症患者の徘徊が増えてくると、徘徊が原因で被害を受けた人や会社が「相手は認知症患者だから仕方ない」と、損害や迷惑を笑って許容してくれるとは思えません。

その損害賠償責任は、介護者や家族にもかかってきますので、人権やプライバシー問題で反対する人も多くはないでしょう。

【関連リンク】
1177 年間8万人の行方不明者の行方
825 行方不明者と顔認識システム
763 認知症患者の増大で国は衰退する?




リストラ天国TOP

おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
PR


1706
ウォーキング何度か書いていますが、2016年に人工股関節置換手術をおこないそのリハビリのために始めたウォーキングは、ビジネスから身を引いてからも日課として毎日テクテク歩いています。

そのウォーキングですが、当初から1日6千歩を基本としていて、2017年から歩数計アプリでカウントしてデータを管理しています。

この6千歩は、手術直後に杖をついてゆっくり歩くと、およそ1時間歩くことで達成できる歩数でした。60分で6000歩ですから、時速にするとおよそ3.5km/hぐらいです。

数ヶ月後に杖もなくサクサクと歩けるようになってからは、大股で6000歩はおよそ45分ぐらいで歩けるようになりましたが、時間ではなく、6千歩を歩くことを自分に課していました。

用事があってウォーキングできないときや、午前中に雨が降り続くときは中止しますので、その代わりに歩ける時は6000歩以上歩くことも珍しくありません。つまり「1ヶ月間トータルで1日平均6000歩以上歩く」というのを目標としています。

私が独自に決めたその6千歩ルールの根拠は特になかったのですが、後付けながら根拠となりそうな記事を先日見つけました。

長寿効果、1日5000~7000歩で十分?歩数と死亡リスクの関連分析―早大など(2023年02月20日 時事通信)
歩くことで得られる長寿効果は、高齢者では1日5000~7000歩で頭打ちになるとの調査結果を、早稲田大の渡辺大輝助教らの研究チームが20日までにまとめた。1日1時間程度の歩行に該当するが、これが最適な長さという。

つまり、4年間の追跡調査で、「1日4000歩以下では早死にする可能性が高くなり、6000歩だと比較的長く健康でいられるが、7000歩以上歩いても6000歩以上の効果はあまりない」ということです。なにか面白い調査です。

また、
心身機能が衰える「フレイル」が見られる場合、5000歩未満では歩数と死亡リスクの関連はほとんど見られなかった。5000歩を超えるとリスクが大きく減る上、7000歩を超えても歩いた分だけ減少した。

このフレイルという言葉は初めて知りましたが、医学用語で「frailty(フレイルティー:虚弱)」のことで、病気ではないけど老化で筋力や心身の活力が弱まり、まもなく介護が必要となりそうな状態(健康と要介護の中間)を指します。

老化で心身が弱っていても1日5000歩以上歩くと死亡のリスクが大きく低減するというのは、ウォーキングをしている高齢者にとっては励みになるレポートです。

厚労省のデータでは2019年の健康寿命は男性が72.68歳、女性が75.38歳となっています。65歳の平均寿命(65+平均余命)は男性が84.8歳、女性が89.6歳ですから、要介護状態で過ごさざるを得ないのはおよそ男性が12年間、女性が14年間ということになります。

少しでも健康寿命を延ばし、要介護状態を短くするためにも、6千歩のウォーキングが効果的だということが、今まではなんの根拠もなかった歩数でしたが、科学的なデータで実証されたことで、現在日々続けているウォーキングにもより一層やる気が出てきました。

【関連リンク】
1668 私の健康習慣 その2(ウォーキングとストレッチ)
1621 歩数計データ5年間の中間決算
1132 歩数計とともに




リストラ天国TOP

おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX




1686
健康には欠かせない質の良い睡眠ですが、若いときは単に睡眠時間をたっぷり確保さえすれば翌朝はスッキリと目覚め、あまり質ばかりを求めることはありませんでした。

しかし高齢者は深い眠りのノンレム睡眠の時間が減ってきて、浅い眠りのレム睡眠が増えてきます。また睡眠中の途中覚醒が多くなり、全体的に浅い眠りとなってきます。

高齢者の睡眠(e-ヘルスネット厚労省)
第一の変化は、高齢者では若い頃にくらべて早寝早起きになることです。これは体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになります。したがって高齢者の方の早朝覚醒それ自体は病気ではありません。眠気が出たら床につき、朝方に目が覚めて二度寝ができないようであれば床から出て朝の時間を有意義に使いましょう。
第二の変化は、睡眠が浅くなることです。睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになります。そのため尿意やちょっとした物音などでも何度も目が覚めてしまうようになります。

加齢とともに睡眠の質が悪くなる!? 「良い睡眠」で健康寿命を延ばす(閑中忙あり:野村證券)
睡眠不足になると、さまざまな心身の不調や病気を引き起こす可能性が高まる。健康寿命を延ばし、充実した毎日を過ごすためには「良い睡眠」が不可欠だ。
しかし、実際には日々の睡眠時間が短い人や、夜中に何度も目が覚めてしまう人も多い。また、一般的に年齢を重ねるにつれて睡眠の質が下がる傾向にあり、ライフスタイルの変化などにより、不眠症などの睡眠障害にかかるリスクが高まると言われている。

私の場合は特に慢性鼻炎のために、夜中の就寝中に鼻づまりが起き、息が苦しくて目覚めてしまうことがほぼ毎夜発生しています。これは年齢が高くなったからというのではなく以前からの症状です。

あと、高齢になると、膀胱の弾力性が弱まるのか、特に寒い日などはトイレが近くなり、夜中に1度か2度、目が覚めてトイレに向かうことがあります。

意外なのは、前夜にほとんど寝ないで(つまり徹夜)いた翌日の夜は、当然すぐに寝付けて、9時間ぐらいは途中でまったく目が覚めずコンコンと寝られます。これは仕事を引退して翌日の朝に予定がないからできることです。

ただし徹夜すると体内時計が狂ってしまいますので、睡眠改善に役立つか微妙なところですが、寝付けない時には無理に寝ようとせず、その代わりに翌日にたっぷりと熟睡することで満足感が得られます。

さて、その睡眠改善のために、横向け寝枕を購入しました。

上述のように慢性鼻炎で鼻づまりを起こしやすい体質なので、鼻づまりしにくい横向けでいつも寝る習慣があります。右向きか左向きかはその時々で違いますが、理想的なのはお釈迦さんの涅槃の姿「北枕西向き」、つまり左手側が上に来る寝方です。

この西向きの横向き寝は後付けかも知れませんが医学的に根拠があり、「身体の左側にある心臓が上になって圧迫されず負担が少ない」「胃の上部は左側なので上から下へと流れ消化に良い」など。

それはともかく購入したのはTVCMで流れていたニトリの「横向き寝がラクなまくら(ナチュラルフィット)」です。

枕1

グレーの専用枕カバー(別売)をかけて
枕2

これの良いところは、形状はもちろんですが、固さも最適で、中のクッション(ウレタンフォーム)が本体とは別に二枚(合計3枚)入っていてその組み合わせで高さが調整できることでしょう。

中身はこんな感じで大雑把なカバーが掛かった本体と2枚の高さ調整用ウレタンが入っています。

枕3

取り出してみると、この調整用のクッションは厚いクッションと薄いクッションの2枚があり、本体のみ<本体+薄クッション<本体+厚クッション<本体+薄+厚クッションと4種類の高さが選べます。

枕4

いくつかのパターンを試した結果、私は本体+厚クッションの高さがベターかなと思って使っています。

今まで普通の枕を使っていたので、最初のうちは多少違和感がありましたが、慣れるともうこれが最適と思えるようになりました。

熟睡できるようになったかって?

う~ん、この季節、空気が乾燥する日が多くて鼻づまりは収まっていません。鼻づまりは枕よりも季節性が大きく影響してるようです。冬場は加湿器って手もあるでしょうけど、今のところは毎日水を入れ替えるのも面倒なので使っていません。そのうち導入するかも。

 ◇  ◇  ◇

本年のブログ更新も今回が最終となります。
本年もお世話になりました。ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
皆様が良い新年を迎えられることを願いつつ、、、

【関連リンク】
1675 私の健康習慣 その4(鼻うがい)
1572 快眠のための枕とは
1342 睡眠の不思議について


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX




1680
幸いあまりアルコールが体質に合わないこともあり、普段から飲酒する習慣はありません。風呂上がりに冷えたビール!とか美味そうですが、もっぱら水分補給は日本茶(緑茶)かコーヒーというのが習慣です。

朝食の時には牛乳とオレンジ100%ジュースを半々で割ったものを飲みますが、朝食後には夏でも熱いコーヒーを煎れてタンブラー(通常カップの2杯分の容量)で飲み、続いて午前中にウォーキング&ストレッチに出掛けて汗をかき、帰ってから身体をクーリングしながら冷やした日本茶のペットボトルをゴクゴク飲みます。

お昼のランチの時にも日本茶(熱いお茶か冷たいお茶)、3時のブレーク時には再び熱々のコーヒーを煎れて飲みます。夕食時も日本茶がデフォルトで、時々ウーロン茶の時があります。

コーヒーに多く含まれるカフェインには、「頭をすっきりさせ集中力を高める効果」「利尿効果があり、体内の老廃物の排出を促進させる効果」、「中枢神経を刺激して、自律神経の働きを高めたり、運動能力を向上させたり、心臓の筋肉の収縮力を強化する効果」があると言われています。

またコーヒーにはカフェイン以上にポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールを日常的に摂取することで、活性酸素が引き金となって起こるがんや、動脈硬化、心筋梗塞、などの生活習慣病の予防に効果があり、「心疾患での死亡率が低い」という研究結果も出ています。

カフェインとポリフェノールの相乗効果により、2015年5月に、国立がん研究センター予防研究グループは「習慣的にコーヒーを飲む人は、大腸がん、肝がん、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下する」という研究結果を報告しています。

コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について(国立がん研究センター)

その他の効果として、「クロロゲン酸によりメラニン生成が抑えられて肌が綺麗になる」、「カフェインが消化酵素を活性化させ、体内に蓄積している脂肪を分解し、エネルギー源として消費するのを促すのでダイエットに役立つ」、「コーヒーの香りがリラックス効果があり、α波という脳波が多く出現する」、「カフェインは胃酸の分泌を促進し、消化を助ける作用」などが言われています。

もちろん、飲み過ぎは逆効果になることもありますので、1日2~3杯程度が適量かと思います。

日本茶(緑茶)にはコーヒーと同様カフェインを多く含みますが、コーヒーと違うのが渋みを感じるカテキンの含有量が多いことです。

カテキンは、「発がんを抑える作用、血液中のコレステロ-ルを低下させる作用、老化を防止する作用、血圧の上昇や血糖値の上昇を抑える作用、抗ウィルス作用、虫歯を防ぐ作用、口臭を予防する作用」があると言われています。(出典:公益社団法人 千葉県栄養士会


また緑茶に含まれるテアニン(アミノ酸類)には、リラックス効果、抗ストレス作用、血圧降下作用、睡眠改善作用、脳神経機能調整、認知症予防などの効果があります。(出典:「茶の機能」学会出版センター)

そのように、良いことずくめのコーヒーや日本茶も、利尿効果が高いことで、頻尿気味になってしまう、暑い夏場など水分補給のつもりで飲んでも逆に脱水状態になりやすい、などのデメリットもあります。また度を超すとなんでもそうですが、不眠になったり胃が荒れたりして逆効果になることもあります。

仕事をしていたときや、自宅でコーヒーを煎れるのが面倒なときには、コンビニのコーヒーを買います。

スタバとかターリーズとかも美味しくて良いのですが、家の近くにないのと、高いので今はもっぱらコンビニのコーヒーです。

セブンイレブンのセブンカフェ、ローソンのまちカフェ、ファミリーマートのファミマカフェ、いずれも個人的にはとても気に入っていて、お手軽なのでよく利用しています。

その3店のブレンドコーヒー(ホットコーヒー)で個人的に順位をつけると、1位セブンカフェ、2位ファミマカフェ、3位まちカフェです。

昨年まではレギュラーサイズ(Mサイズ)がどこでも108円で買えたのですが、今は値上げで少し高くなっています。それでも十分にコスパは良いと思います。

【関連リンク】
1542 退職後初の健康診断は残念な結果に
786 緑茶うんちく話
334 ミネラルウォーター飲んでますか?


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX




1677
仕事から引退すると、それまで会社や団体で自動的に加入していた健康保険組合の健康保険を、国民健康保険に切り替えるか、あるいはそれまで加入していた健康保険組合で任意継続をするかの選択に迫られます。但し任意継続できるのは退職後最長2年間という制限があります。

任意継続にするか国民健保に変更するかの判断は、支払金額がどちらが少なく済むか?ということが一番の決め手になりますが、退職直後の1年間は退職した前年の年収で保険金額が決まりますので、上限でカットされる任意継続の保険料のほうがお得になることが多いようです。

任意継続する場合の保険料は健保組合から、国民健康保険の保険料は市区町村の保険取り扱い部署で聞けば教えてくれます。

保険料は勤務時代に会社と折半で支払っていた金額を退職後は全額自分で支払うことになるので、おおよそ退職直前の保険料の倍額(上限あり)になります。そして任意継続の場合、一度決まった保険料は2年目も同額です。

国民健康保険の保険料は、毎年前年の収入額で1年間の保険料が決まりますので、1年目の保険料は任意継続の保険料より高くなっても、2年目(つまり前年が無収入の場合)の保険料は大きく下がって安くなります。

そこで、私の場合は、1年目は任意継続、2年目の途中からは国民健保と変更しました。途中になったのは、健保の開始日は4月1日からですが退職したのは6月末と3ヶ月ほど時差があったためです。

任意継続の組合健保と国民健保では支払う保険料以外に医療費の補助など大きな差はありませんが、細かなところではいくつか違っている点もあります。

子供がまだ小さい頃には、健保組合が所有、または契約していた安い保養所(山の家とか海の家などリゾート施設)を何度か借りたこともありましたが、ここ10年以上は定期健康診断以外で健保のお世話になったことはありません。

実際に昨年から国民健保に変わって、年1回の定期健康診断(特定健康診査)を受けようと思うと、結構ハードルが高いことに気がつきました。

会社に勤務時代の健康診断は、健保からメールで連絡が来て、予約サイトで予約をして、当日の午前予約なら朝に直行するだけです。

しかし国民健保の予約は実施している病院の中から自分で選んで予約の電話をします。

まず検診で勧められるのは「近所のかかりつけ医」ですが、そういう医院は特に決まってなく、家族に聞いてもそれぞれ必要な時に必要な病院へ行くだけということで、決まった医者や医院はありません。

しかし近所の小さなクリニックで健康診断を受けるのも設備面で不安があり、近所にある大きな市民病院ならきっと多くの市民が順序だって健保の診断のように健康診断(健保の健康診断は自前で大きな検診施設を持っていた)をおこなっているだろうと思って電話を入れてみると、「年内の予約はすべて埋まっていて、急ぐなら他の病院かクリニックで受けて下さい」とつれない返事です。

しかも市の特定健診の項目のうち、血圧、身体測定、血液検査、尿検査、問診は無料で受けられますが、今まで費用負担なしで組合健保で受けていた、胃部レントゲン、腹部超音波、胸部X線、心電図、視力、眼圧、聴力、便潜血などはメニューには入っていません。

どちらかと言えば、身体測定よりも、心電図や腹部超音波(胆嚢ポリープ)、過去の十二指腸潰瘍痕などを調べたいのですが、それらはできる病院が限られているのと、当然それらを追加すると安くない費用が発生します。

結局、そう必要と思えない市の特定健診メニューをこなすだけに、予約の手間をかけて(いくつか調べたところネットで簡単に予約できるようなところはなし)、どうせ長く待たされるだろう検診を受けに行くのは面倒に思えてきます。

そのためか、健保組合の特定健康診査は雇用者として企業の努力義務もあり、およそ8割(79.9%)の受診率がありますが、市町村の国民健保の特定健康診査は約3割(33.7%)に留まっています。(2020年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況)

3割かぁ、、、ということは市町村の国民保険加入者は受診しないのが普通だってことですね。

本来健康は、国や自治体が心配するものではなく、本人が一番気をつけないといけないことです。国や自治体はそれをサポートするのが仕事でしょう。なので受診するかどうか決めるのは自分です。

実際に、定年とかで仕事を辞めた後は、健康診断を受けたことがないという人が過去に何人もいました。

それがいいのか悪いのか、それこそ自己責任の範疇なので、自分で決めるしかありません。

私?今のところ予約しようと努力まではしたけど、うまくいかなかったので、受診しないと思います。

【関連リンク】
1542 退職後初の健康診断は残念な結果に
1345 塩分取得過多を反省する
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換


リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX

ブログ内検索
プロフィール
HN:
area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
============
プライバシーポリシー及び利用規約
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine

Powered by [PR]


忍者ブログ