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休日はなにをしていますか?って聞かれると、独身だと「彼女(彼氏)とデート」だったり、「友達とテニスやゴルフ」など、既婚者だったら「買い物」とか「家族サービスで公園や遊園地」「家庭菜園で汗を流して」っていう回答が返ってくるのが一般的かなと思います。

DODAの調査では、1位買い物、2位が家族・子供と過ごす、3位は家でのんびりするがベスト3になっています。


また厚労省の平成26年の「健康意識に関する調査」では、「休みが取れたらどのように過ごしたいか」という希望を聞いた質問では「ドライブや小旅行に出かける」45.1%が最も多く、次いで「運動・スポーツ・散歩などをする」33.7%、「何もせずにゴロ寝で過ごす」24.7%、「インターネットをして過ごす」24.6%などとなっています。やはり希望はアクティブ系が8割近くを占めています。

しかし実際の休暇・休日の過ごし方としては「インターネットをして過ごす」の41.5%が最も多く、次いで「テレビを見たり、ラジオを聴いたりして過ごす」31.4%、「何もせずにゴロ寝で過ごす」25.0%、「ショッピング」19.7%、「スポーツ」19.1%などとなっていますから、実態としては自宅でゴロゴロして過ごしている人が多いようです。

しかし「インターネットをして過ごす」の41.5%ってなにか不思議な感じです。休日にネットでそんなにすることあるんだ?って気がするのはやはりアナログ世代のゆえでしょうか。ま、ブログを書いたりしている自分が言うのもまた変ですけど。

「1日中家の中でゴロゴロして過ごす」(25%)というのは最近でこそ認知されつつありますが、世の中的には決して誉めてはくれない休日の過ごし方とされてきました。

まじめで律儀な人ほど、休日には買い物に出掛けたり、スポーツをしたり、旅行へ行ったり、家族を喜ばせるため公園や遊園地へお出掛けして遊んだり、なにかアクティブに行動しなければと強迫観念に迫られ、張り切ってしまうことがあります。

特に同居人がいると、家族からも「いつまでもゴロゴロしてないで、早く起きて!」と言われたり、寝ていると子供に「遊びに行こう!」と邪魔されたりして、いつまでもごろ寝していると罪悪感する覚えるようになってしまいます。

体力が有り余っているときは、気分転換のため、激しいスポーツなどして発散するのもいいのですが、てきめんに体力が落ちてくる30代後半以降は、仕事で疲れた身体と心を休めるには、一番気が休まる場所でごろ寝をしているのが一番いいということです。

これはある研修会で登壇した心療内科のカウンセラーの話しですが、土・日曜日の休みの日に「なにかをしないといけない」「どこかへ行かなければ」「1日中家でゴロゴロしていたら健康に悪い」と考えて、気持ちが焦るのが一番心の健康によくないらしく、それならいっそなにもしないで、1日ボーとして、ごろ寝しているのが一番健康にいいですとのこと。私じゃなくカウンセラーがそう言ったのですからね。

「休むという字は木の傍に人がいる」っていうセキスイハウスのテレビCMじゃないですが、上記のカウンセラー曰く「「休日」って、心身を休めることが目的の日で、なにかをするための日ではない」って言葉には頷けます。

多くのビジネス書を出している山崎武也氏の「本物の生き方―人間の価値を決める「心がけ」」には、「休日の過ごし方としては、格好が悪いという人もいるが、いわゆるゴロ寝が最も適しているかもしれない。時代のはやりの遊びに惑わされたりしないで自己のペースを守るべきである。十分なとまではいかなくても、できるだけの睡眠をとる重要性を忘れてはいけない。」と書かれています。

精神医学的には「休日を家でゴロゴロしていると頭がリラックスできず、疲労がたまって逆効果」みたいなことを言われます。なので休日には外へ出掛けて気分転換を図り、運動をしたり変化をつけるように言われます。

確かに適度な運動をすることで、身体を鍛え、体調を整えたり、家族との絆が深まって精神的に充実したり、様々な効用はありますが、休日に「~しなければ」という強迫観念は捨ててもいいように思います。同居する家族がそれを理解してくれるかどうかは微妙ですけど。

私の場合、40代後半以降、足というか股関節を痛めたため、外出する機会が大きく減りました。子供ともっと遊んでやりたい、遠出してあちこち連れ出したいという気持ちもありましたが、なかなか思うようにできません。

現在では子供も大きくなり、親と一緒に行動するのは好まなくなってきたので、一緒に出掛けることは少なくなりました。そうしたら困ったことに元気が余っているはずの子供達まで出不精になってしまって、休日は家族全員が家の中でゴロゴロしているっていう変な家族になっています。アルバイトもせず、学校が休みの日にはまったく外に出ない時も多く、私の若い頃には考えられないようなことです。

それもちょっと困ったものです。

若いあいだはは、アルバイトをして社会勉強をしたり、旅行へ出掛けて見聞を広めたり、スポーツをしてアウトドアの健康的な生活を送ってもらいたいものですが、親があまりそういう習慣づけをしてこなかったせいでしょうか、困ったことに出無精になってしまっています。

引きこもりにさえならなければいいと思っていますが、ヤレヤレです。積極的に面倒なことはしたがらないという流行にのっかている感じで、若者の草食系というのもそういうところから出ているのでしょうか。

そこでせめての罪滅ぼし?と思って、毎週土曜日の夕方に、子供を連れ出してキャッチボールをしています。最初は子供は嫌々だったのが、やってみると意外と楽しいらしく、これがうまくはまって、今ではもう1年以上この習慣を継続しています。

ただ都会においてはキャッチボールができる場所が極めて限られていて、普通の公園では小さな子供がいるのでまずダメ、学校のグランドも一般には解放してくれないのでダメ、もちろん広いからと言っても駐車場とかはダメです。遠投もしたいので少なくても30~40mぐらいの距離が取れる場所で、暴投しても人や器物に影響がない場所となると限られます。

そこで少し遠いけど、少年野球や少年サッカー、平日の午前中にはゲートボールなどで使っている無料の市営多目的広場があり、そこで日が沈む少し前の、野球やサッカーの試合や練習がおこなわれていない時間帯を見計らって使っています。

そして、最近はそのキャッチボールに加え、子供ももうすぐ社会人になるので、そのたしなみとして、ゴルフ練習場にも連れ出しました。

私は股関節の故障もあり、もう10年以上クラブを握っていませんが、まだ使えそうなフルセット一式(20年ぐらい前に購入した旧式)があり、そこそこの経験もあるので、ずぶの素人に教えてやるぐらいのことはできます。

ただ親と一緒ならば仕方がないので行くけど、1人で進んで練習場に通うまでは好きになれないようで、キャッチボールを含め、いつまで私が一緒について行ってやれるかってところが悩みの種です。


【関連リンク】
820 高齢者ビジネス(第2部 趣味編)
812 今こそワークシェアリングを根付かせるチャンス(かも)
737 日本人が罹りやすい病気
696 五輪競技除外候補とスポーツ競技人口
544 新ぶらさがり族





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929
ヒトが長生きを求めるようになったのはいつからなのかわかりませんが、時の権力者にとっては相当昔からその欲求があったことは確かでしょう。世界各地で長寿の薬やら永遠の命を授ける魔法とかの話しは数多く存在しています。

人類の文明の発祥地として有名なメソポタミアで紀元前2000年の頃を伝承として伝える「ギルガメシュ叙事詩」にも不老不死がうたわれています。中国では、紀元前3世紀頃の始皇帝がやはりこの不老不死の薬を求めたと「史記」に書かれています。

日本でも古い作者不詳の「竹取物語」で不老不死の話しが登場したり、日本の国の象徴ともなっている富士山の「富士」とは「不死」からきているとも言われていたりと、不死についてはおそらく文明というものが発生した時点で時の権力者に考えられ求められてきたのでしょう。

もちろん現代においてもそうした(一部の)人類の夢は医療や宗教、小説や映画などの世界においては人気のアイテムとなっています。

映画では「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(1989年)、「永遠に美しく・・・」(1992年)、「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001年)、「ロード・オブ・ザ・リング」(2001年)」、「メダリオン」(2004年)、「バットマン ビギンズ」(2005年)、「TIME/タイム」(2011年)、「トランセンデンス」(2014年)、「アデライン、100年目の恋」(2015年)など不老不死が描かれる冒険ファンタジーやSF映画には事欠きません。

世界でも有数の長寿国となった日本はそういう点では恵まれた国とも言えますが、高度な医療に支えられて単に生きているというだけの高齢者も多く、できるならばいつまでもピンピン元気でいて、死ぬときは苦しまずにぽっくりと逝く「ピンピンコロリ」がもてはやされています。

人間というのは不思議な生き物で、元気な間は「延命治療などしなくていい」と言いつつも、いざ寝たきり状態で、気弱になってくると「延命治療でもなんでもして少しでも長く生きたい」と願うのが一般的です。人間の弱さでしょうか。

ドラマなどに出てくるような、最初から最後まできっぱりと延命治療を本人の意志で断って、悠然と死に向かうというのは、並大抵の人にはできそうもないというのが実感です。

さて、現在Amazonに「長生き」をタイトルにした本はどのぐらいあるでしょう?

高齢化社会を反映してか、当然半端なく数多く出版されています。

     

それもそのはずで、今から45年ほど前の高度成長期だった1970年代は年間で亡くなる人は70万人程度だったのが、昨年2014年は127万人と倍近くまで膨れあがってきています。そして1年間に亡くなる人の91%が60歳以上(2011年統計)の高齢者です。

つまり長生きしたい欲求が強い高齢者が多くなり、したがって「長生き」本がよく売れる下地ができているというわけです。

そして今後数十年間は年間死亡者数はさらに増え続け、140万人を超えていくと言われています。

そうした多くの高齢者向けに書かれたと思われる「長生き」本ですが、古いものも含めると、タイトルまたはサブタイトルに「長生き」と入っているものだけでも400冊近くあります(一部に単行本と文庫というようなダブりあり)。よく書いたものですね。

ちょっと一例を挙げておきましょう。

【長生き+食事】
長生きしたけりゃ肉は食べるな  若杉友子
肉を食べる人は長生きする 健康寿命を伸ばす本当の生活習慣  柴田博
粗食は大敵―長生きする人ほど、肉も魚もよく食べる  鈴木 敦士、 田島 真
中高年こそ肉を摂れ!!―健康で長生きする秘訣  柴田 博
健康に長生きしたけりゃゼラチンを食べなさい  渡辺雄二
長生きしたければ朝食は抜きなさい  東 茂由, 甲田光雄
長生きしたけりゃ、今すぐ朝のパンをやめなさい 病気にならない"朝和食"のすすめ 永山久夫
「長生き」したければ、食べてはいけない!?  船瀬俊介
100歳まで長生きできるコレステロール革命 大櫛陽一
食事を正しくすれば、老化は防げる (100歳まで長生きレシピ) ノーマン・ウォーカー、 船瀬俊介
飲み水にこだわれば、健康に生きられる (100歳まで長生きレシピ) ノーマン・ウォーカー、 船瀬俊介
“ボケない、病気しない、長生きする "Dr.白澤卓二が認定する「健康」朝ごはん  白澤卓二、 伊藤美樹
長寿の里「高山村」長生きレシピ  白澤 卓二、 ダニエラ・シガ
脂中毒―長生きしたければ、正しい肉を食べなさい―  白澤卓二
長生きの秘密はインスリンをあげない朝食にあった 白澤卓二
長生きする食 早死にする食 高田明和
コレステロールは高いほうが長生きする 浜崎 智仁
日本人はコレステロールで長生きする 生活習慣病の危うい常識 田中裕幸
長生きしたければファイトケミカルを摂りなさい―健康維持に欠かせない、本当にクスリになる食べ物がある! 山崎正利
遺伝子が喜ぶ長生きごはん タウリンとマグネシウムの健康パワー 家森幸男、 サトウサンペイ
薬のいらない体は、酵素がつくる!: 医者にかかる前に「食習慣」を変えなさい 鶴見隆史


【長生き+運動】
長生きしたければ、運動はやめなさい!  佐藤青児
長生きしたければただ歩けばいいってものではない  渡會公治
健康で長生きしたけりゃ、膝は伸ばさず歩きなさい。  木寺英史
歩く人。 長生きするには理由がある  土井龍雄、 佐藤真治
長生きしたければ毎日歩きなさい  植田雅俊
長生きは足腰が9割: ~今日から始める1日ひとつの足腰習慣~  福田知佐子


【長生き+薬、長生き+医者】
薬が病気をつくる ~薬に頼らずに健康で長生きする方法  宇多川久美子
長生きするのに薬はいらない  宇多川久美子
人間は、治るようにできている (長生きしたければ、薬を飲むな)  福田 稔
長生きしたければ医者にかかるな! ほとんどの病気は自分で治せる  富家 孝
長生きしたけりゃ、医者の言いなりになるな  高田明和


【長生き+健康法】
長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい  槙孝子, 鬼木豊
長生きはふくらはぎで決まる!―より効果的にもみほぐす!  原田秀康
元気で長生きしたけりゃ頭をもみなさい  松永みち子
長生きは「唾液」で決まる! 「口」ストレッチで全身が健康になる  植田耕一郎
長生きしたけりゃ「肺活」しなさい  奥仲哲弥
長生きしたければひじ下ひざ下を押しなさい  島田淑子、 島田 力
「足もみ」で心も体も超健康になる!×超健康に長生きできる「足もみ」力 田辺智美
55歳からはお尻を鍛えれば長生きできる  武内正典
長生きしたけりゃ声を出せ -母音発声で身体も心も元気になる!-  大場 いたる、 さとう久美
長生きするならシャカ呼吸―いつでも、どこでも、脳の内側から内臓までたちまち元気に! 斎藤洋一
呼吸を変えれば元気で長生き 打越 暁
長生きしたければ朝3時に起きなさい―50歳からの病気にならない7つの習慣  帯津良一
長生きしたけりゃ、腸は冷やすな―老い、がん予防に効く! 温める腸健康法  松生恒夫
長生きしたければ腸をストレスから守りなさい  岡田研吉
笑って長生き―笑いと長寿の健康科学  昇 幹夫


【長生き+知識】
長生きしたければ知っておきたい 健康常識○と×  池谷敏郎
長生きの健康常識はウソばかり―最高のアンチエイジング入門  根来秀行
長生きしたいなら、足の爪は切らずに削りなさい  中村光夫、 佐藤優希
長生きしたい人は「鏡」を見なさい  南雲吉則
血圧を測るだけ!! で長生きする38の理由 見る間に下がる魔法の習慣  渡辺尚彦
長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい  大櫛陽一
早死にする仕事、長生きする仕事 働き方を変えれば、寿命は10年延びる!  古井祐司
長生きの決め手は「酵素」にあった  鶴見隆史
長生きしたければミトコンドリアの声を聞け―少子高齢時代を生き抜く真のサクセスフル・エイジングとは何か  大谷肇
長生きのスイッチはオンに変えなさい 藤田紘一郎
長生きのスイッチを教えます 了徳寺健二、了徳寺大学医学教育センター
カラダにいいことをやめてみる 本当に長生きするためのカラダの声の聞き方  桜井竜生
免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」  近藤誠
免疫力をグングンあげる「不良長寿生活」 なまけものこそ長生きできる  奥村 康
長生きしたければ“ちょい不健康”で生きなさい―ヘタな健康知識があなたを病気にする  高田明和
長生きしたけりゃデブがいい 世界的研究が証明する医学の真実  新見正則
長生きするなら小太りなさい ムック
見た目が若いと長生きする カラダ管理の新常識! 15のルール 川田浩志
クールな男は長生きできない―こわい!オトコの「隠れ冷え」 川嶋 朗
100歳までは現役で―結晶性機能から読み解く長生きの秘密 中島博文
血液をきれいにすれば健康で長生きできる  西原克成
さらさら血液が長生きの秘訣―東洋医学が教える“万病を断つ”健康法  岡田研吉、 三浦於菟


【長生き+哲学?】
「長生き」が地球を滅ぼす 現代人の時間とエネルギー  本川達雄
食卓で黙り込む夫婦は長生きできない: 男と女、すれ違う心をつなぐ処方箋  姫野友美
ごきげんな人は10年長生きできる ポジティブ心理学入門 坪田一男
120歳までも幸せに生きる家―夫婦が仲良く長生きできる家の秘訣!  山根一純
健康で長生きできる風水方位学 高嶋泉妙


タイトルだけをみていると、「肉を食っていいのか悪いのか?」とか「医者の言うこと聞いちゃダメと医者が言っているが?」「薬剤師に薬に頼るなと言われても」など矛盾しそうなものもありそうですが、概ね食と医療(薬)と健康法、そしてよくわからない「風水方位学」や「長生きできる家」まで登場する長生き哲学とも言える思考法や普段からの行い実践みたいな本が多いようです。

こうした本はタイトルが刺激的でなければ売れないので、やたらと「!」マークとか「常識の非常識」みたいなタイトルがつき、副題がやたらと長ったらしいケースが多く、まじめな読者を混乱させます。この「長生き」というテーマと同様な本には「癌」や「腰痛」など高齢者特有の病気に関する本にも共通しています。

まぁ、私の場合は今のところこのようなハウツー本は読む気はないのですが、これほど多く出ていると言うことはそれなりに需要があるってことなのでしょうねぇ。

いっそ、「長生きしたいなら肉とゼラチンを食べ、酵素、タウリン、マグネシウム、ファクトケミカルを摂って、ふくらはぎとひじと頭を押し、運動はせず歩いて呼吸法に気をつけて声を出し、医者の言うことではなくミトコンドリアの声を聞いて、コレステロールを高めて、小太りになり、鏡を見て、風水に気をつけ、冷え性を予防、長生きスイッチを押せ!」とか出せば爆発的大ヒット間違いなしか。そんなにあれこれ言われてもねぇ。


【関連リンク】
906 トクホが売れるわけ
763 認知症患者の増大で国は衰退する?
759 糖質ダイエットについての備忘録その1
738 日本人の年齢別死因は
737 日本人が罹りやすい病気





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924
少し旧聞になりますが、舛添要一東京都知事が4月に変形性股関節症で手術をおこない、約1ヶ月間入院、リハビリの後に公務に復帰をしたことがニュースとなっていました。

「バリバリ仕事したい」舛添知事が復帰
変形性股関節症の治療のため、約1カ月間の入院生活を送っていた東京都の舛添要一知事(66)が30日に登庁し、都庁での公務に復帰した。

なんでも舛添知事は、元々「持病の腰痛が悪化して、歩く時に痛みがひどくなった」と思いこんでいたそうで、診察を受けたところ初めて変形性股関節症と診断されわかったそうです。

そうして舛添知事は手術を受けることになったわけですが、股関節をチタン製の人工股関節へ置き換える手術をおこないました。

知事は現在66歳ですから、およそ15~20年の耐久性があるという人工股関節を入れるには平均寿命を考えると適当な時期です。一般的には人工股関節への置き換えは耐久性と再手術の関係から、60歳を超えてから勧められることが多いそうです。

また置き換え手術をすると、リハビリも含めると入院が約1ヶ月近くかかりますので、普通の現役サラリーマンや個人事業主だとなかなかそれだけまとまった休みを取ることができず、仕事から引退して時間がとれるようになってから手術をおこなうという事情もありそうです。

私のようにまだ50代やそれ未満の人が人工関節を入れると、80代後半までの平均余命に達する少し前に人工関節の寿命が来てしまい、もう1度、しかも高齢でリハビリをする体力がない時に人工関節を入れ替える手術をすることになり不都合です。ただ最近は20年以上の耐久性があるとされるものが出てきて、40代や50代から交換を勧めるケースも徐々に増えてきているようです。

そうした中で、気になるアメリカからのニュースがありました。

45歳から64歳で、股関節の人工関節が急増、より高齢の層と比べて2.4倍のペースで増加
米国において股関節に人工関節を入れる手術が高齢者より中年層で急増しているようだ。加齢に伴う再手術の増加と医師不足が懸念されるという指摘が上がっている。

ま、記事をよく読むとアメリカでも日本の団塊世代に似たベビーブーマー世代というのがあり、その影響?という感じですが、同時に耐久性のある人工関節が拡がってきたということもあるのでしょう。

人工関節置換術とは(岡山労災病院)
一般に、その耐用年数は、15年から20年といわれています。そのため、今までは60歳以上を対象とした手術とされてきました。人間の平均寿命も延びてきてはいますが、人工関節の寿命も材質の加工技術や手術手技の進歩、インプラントデザインの改良や選択幅の拡大により、20年以上の超長期成績で語られる時代となってきています。本邦でも、欧米のように質の高い生活を望む傾向になってきているため、40~50歳台でも、他に効果的な治療方法がない場合は人工関節がとりうる選択肢の1つとして行なわれるようになってきています。

実際のところは術後の関節の使い方や、置き換え手術の上手い下手によって、耐久性能は違ってくると思われ、最新の長寿命の人工股関節は、実際に使われ出してからまだ数年しか経っていないので、本当に20年あるいはそれ以上の耐久性があるかは実のところ不明とのことです。

私も今から10数年前から右足に体重がかかると違和感があり、膝かな?腰かな?と原因がよくわからず、病院へもまず親が罹っていたリウマチを心配して「リウマチ科」のあるクリニックへ。血液検査をしてそうではないとわかると、今度は総合病院へ行って問診の後、膝関節のレントゲン撮影。それも違うとなりました。

原因特定をあきらめていたら、芸能ニュースでダウンタウンの松本人志さんが「股関節唇損傷で手術」という話しをやっていて、その痛みの症状を読むと「あれ?この症状に近いかも!」と思っていろいろ調べてみると自分の中ではほぼこれに確定。

その後整形外科へ行き、今度は「股関節唇損傷ではないかと思う」と最初の問診で話しをしますが、問診にきた看護士さんはどうも疑い深い人でなかなか信用してもらえませんでした。「それはないでしょう~」とか「違うと思いますよ~」とか先入観?なのか私の見立てを否定していました。そうした土壌があるので、以前総合病院の整形外科へ行っても原因が特定できなかったのだなと思いました。

それでも「股関節の異常」という自説で押し切り、どうにか股関節のレントゲンを撮ってもらい、「股関節唇損傷」からさらに進んだ状態の、「臼蓋形成不全」そして病名としては明らかな「変形性股関節症」と正式に診断されました。

舛添さんも当初は自分で腰痛と勘違いされていましたが、それだけこの病気は痛みがなぜか腰から下半身全体に分散し、日によって痛む箇所が変わったりして原因が特定しにくいのです。それに加えて上述のようになぜか医療機関では証拠の股関節のレントゲン写真を見るまでは否定しがちのようです。

股関節唇損傷?
股関節唇損傷についての続編
ついに変形性股関節症の診断下る

この「変形性股関節症」、癌や白血病のように直接命に関わる病気でないだけに、いまいち有名ではありません。原因は股関節の軟骨がすり減って骨や関節が変形し、やがては痛みが出る病気で、軟骨を長い期間すり減らしてきた中高年者に多く、高齢化社会を反映してか国内の患者数は500万人にのぼると言われています。

まだ軽度の「股関節唇損傷」レベルであれば前述の松本人志さんのように、骨切り手術をして痛みをなくす方法もありますが、進行すると今回の舛添知事のように人工股関節へ置き換えをするしか痛みをなくす方法はありません。

日常生活では、初期から中期頃までは、座っておこなう仕事なら問題ありませんし、ゆっくり歩く程度は苦痛ではありません。それだけに病気と認知するのが遅れてしまい、私のように骨切り手術では済まない、かなりひどくなってからというケースが多いようです。

進行が進むと、片足の自由がかなり制限され、正座やあぐらで座れないし、平面な場所に座ると足の力で立ち上がれない、早歩きや走ることができない、足が上がらず登り階段がつらい、長時間の立ちっぱなしは非常につらい、横になって寝ていても痛む、寝返りがうてない、片足立ちでズボンや靴下をはけない、など生活上では不便を強いられます。私の場合イマココです。

杖とか持っていないと外見上は普通ですので、座るために通勤電車を1本待って、席を確保しても、目の前にいかにもな高齢者やお腹が大きい人が来ると、席を譲れ光線をまともに浴びることになります。特に最近のリュックを背負ったような元気な高齢者と、単に太っているだけか区別がつかないような太めの女性の積極的な席譲れ圧力は耐え難いものがあり、気の弱い私は黙って席を立つ羽目になります。

この病気は改善することはないので、私もいずれ痛みが限界まできたところで人工股関節への置き換え手術をしなければならないなぁっと記事をみて憂鬱に思った次第です。

最後に「人工股関節手術にどのぐらいの費用が必要か」ですが、手術・入院費用など総額で100~200万円というのが目安とのことです。もちろんその費用全額を自己負担というのではなく、通常は健康保険に加入しているでしょうから70歳未満で負担は3割、さらに高額療養費制度があり、実質は200万円の手術でも所得により10~20万円の負担で済みそうです。

舛添さんはVIP扱いでしょうから、一般の人と多少違うかもしれませんが、手術からリハビリの様子、そして退院までを舛添知事がツイートをしていて参考になります。

舛添知事のツイッター
舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月6日
4月2日に、変形性股関節症で傷んだ左股関節を、チタン合金の人工関節に置換する手術を受けました。手術は成功し、術後の経過も良好です。すぐに翌日からリハビリを開始。少しずつ足も動くようになりつつあります。頑張って訓練を続け、早期の都知事室復帰を目指します。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月9日
術後の経過も順調です。毎日、リハビリに励んでいます。歩行器を使って歩く訓練などを行っています。一歩、一歩の積み重ねが必要な根気のいる訓練ですが、着実に前に進んでいます。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月15日
手術から2週間が経ちましたが、順調に回復しています。毎日、厳しいリハビリです。人工関節にかえてみますと、筋肉といい、関節といい、いかに人間の体が精巧にできているかを再認識させられます。また、人間の体の再生能力にも驚いています。きちんと訓練を続け、一日も早い都庁復帰を目指します。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月15日
手術の傷跡を診た医師の許可が出て、先ほど、2週間ぶりにシャワーを浴びました。心身ともにスッキリです。入院すると、日常生活を平穏に送れることの素晴らしさを痛感します。幸い、食欲、お通じなども、術前の状態に戻りつつあります。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月17日
リハビリの成果で、数十mなら何とか杖なしで歩けるようにまでなりました。2020年を前に、都では国内初の「自転車推奨ルート」約200㎞を設定し、整備を進めます。自転車活用が私の公約ですが、これは政策実現の第一歩です。退院はまだですが、病室からも、東京世界一の戦略を指示しています。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月19日
リハビリ、「歩く」の次は、階段などの昇降訓練です。これが難題で、脚の筋肉一つ一つの機能を考えながら悪戦苦闘しています。一歩、一歩、訓練を積み重ねるしかありませんが、着実に前進していますので、希望が持てます。早期退院を目指して、さらに努力します。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月24日
階段昇降もOKで、リハビリも最終段階。人事を含め都政全般にわたって、病室から指示を出しています。また、将来の東京のグランドデザインも描いています。病院での残された訓練は、日常生活に不便ないように、適切な体の動かし方を身につけることです。元気に退院の日を迎えられそうです。

舛添要一 @MasuzoeYoichi 4月28日
午前中に医師の診察を受け、その指示に従って、先程、退院しました。4週間ぶりの外界の空気は新鮮です。歩行はしっかりとしていますが、人、自転車、車と、往来で注意することの多さには少し疲れます。30日から、都庁で仕事を再開し、内外の要人との会談もこなします。


【関連リンク】
759 糖質ダイエットについての備忘録その1
716 変形性股関節症は治らない
602 ついに変形性股関節症の診断下る
597 足(股関節)を痛めてできなくなったこと
589 股関節痛の時に読む本
433 股関節唇損傷についての続編
424 股関節唇損傷?





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919
5月に入りましたが、ここ数年の自殺の統計データを見ると、1年のうちで5月は自殺が多い月となっています。これは気候的なものが人の精神状態に及ぼす影響かなと思われますが、5月病という言葉もあり、ハッキリした原因は不明です。

4月に入学や入社する人が多く、その場合親元から離れて初めて1人住まいだったりしたり、今までとガラリと環境が変わりますが、それから1ヶ月が過ぎ、耐えてきた神経がまいってしまうというケースも多そうです。

なので、企業や団体の中で人事部に勤務をされている人は、そうした環境が変わった人、元気のない人、孤立しがちな人のケアをキチンとする必要がありますので、注意をしてください。

2013年、2014年のデータを元に、自殺の各種データ(注釈のないものは警察庁「自殺統計」)を集めてみました。

ご存じの通り、1998年から2011年までの13年間自殺者が3万人を超えていましたが、2012年以降は3万人を切り減少傾向にあります。

グラフ 緑:自殺者数推移 青:自殺者男性 赤:自殺者女性

  出典:警察庁「自殺統計」より内閣府作成

2013年は男性18,787人(69%)、女性8,496人(31%)、合計27,283人(前年比2.1%減)、2014年は男性17,386人(68%)、女性8,041人(32%)、合計25,427人(前年比6.8%減)となっています。減少傾向にあることが少しでも救われます。

マスメディアでは「若者の自殺」ばかりに注目しますが、自殺者で多いのは圧倒的に中年以上です。

5歳以上から10年刻みの年代層で見ると、2012年の厚労省「人口動態統計」のデータですが、もっとも自殺者が多い年代は55~64歳(3,491人)、次が45~54歳(3,347人)、その次は35~44歳(3,064人)、65~74歳(2,641人)の順です。若者の15~24歳は1,294人と中高年と比較すると半分以下です。

中高年者は若い人と比べて人数が多いじゃないかということもありますが、各年代層の人口で割った自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)で見ても50~59歳がトップで29.0、次が70~79歳と80歳以上の27.2、その次が60~69歳の25.7となります。

若年層の自殺が目立つのは、各年代層で死亡原因を見てみると、若者の死因では自殺がトップに躍り出るからです。


  出典:厚生労働省「人口動態統計」

10~14歳の死因1位は悪性新生物(癌や腫瘍)で、2位が不慮の事故、3位が自殺です。
15~19歳、20~24歳、25~29歳の若年層の死亡原因1位はなんと自殺で、2位が不慮の事故、3位は悪性新生物となっています。
30~34歳、35~39歳の1位も自殺で、2位は悪性新生物となっています。
40歳以上からは死因のトップには悪性新生物が上がり、自殺は下位に落ちています。

つまり15~39歳の死因のトップが自殺ということです。これは確かに衝撃的です。

15~34歳の死因のトップをG7の国別で見ると、日本以外のアメリカ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダはすべて事故、2位はアメリカは殺人、イタリアは悪性新生物、その他は自殺となっています。

先進7カ国の中では日本は事故で亡くなる件数は他の国と比較して一番少ないのですが、自殺で亡くなる件数は飛び抜けて多く(自殺率ではドイツ、フランス、イタリア、英国の倍以上)なっています。

世界の主要国の中で、年齢を問わず、人口で割った自殺率(人口10万人あたりの自殺、2009年世界保健機関データ)で見ると、1位リトアニア(34.1)、2位韓国(31.0)、3位ベラルーシ(28.4)、4位ロシア(26.5)、5位ハンガリー(24.6)、6位日本(24.4)となっています。

自殺の理由・原因ですが、健康問題(13,680人)、不詳(7,027人)、経済・生活問題(4,636人)、家庭問題(3,930人)、勤務問題(2,323人)となっています。若い人に多そうな男女問題(912人)、いじめなど学校問題(375人)は自殺者全体からすれば少数です。

この話題を書こうとした元々の理由は、最近報道でよく目にする「介護疲れによる心中や自殺」が増えているのではないかなと仮説を立ててみましたが、統計上は「家庭問題」に含まれる介護関連による自殺件数が伸びているという判断はできませんでした。

老老介護で疲れ果て、自殺するケースは「家庭問題」もあれば、鬱や腰痛、認知症などを発症して「健康問題」として自殺するケース、また医療費や介護費がかさみ、「経済・生活問題」としてカウントされるケースなど、分散してしまっている可能性もあります。

自殺者の月別統計で、多い月の順は2014年は3月(2,313人)、5月(2,262人)、9月(2,257人)の順で3月がもっとも多く、次いで5月となりました。


  出典:警察庁「自殺統計」より内閣府作成

2013年は5月(2,542人)、3月(2,496人)、4月(2,383人)の順で、2012年は3月(2,588人)、5月(2,525人)、4月(2,437人)となっていて、1年の中では3~5月あたりがもっとも多いようです。

曜日別では月曜日が一番多く、次いで火曜日となっています。逆に少ないのは土・日曜日、祝日、年末年始です。月曜日に自殺が多いというのは、「ブルーマンデー(憂鬱な月曜日)」という言葉があるぐらいですからなんとなくわかります。日本では「サザエさん症候群」なんて言われましたね。

都道府県別で自殺率(人口10万人あたりの比率)を見ると、2014年のデータでは、多いのが山梨県(30.3)、岩手県(28.9)、秋田県(26.4)、新潟県(26.1)、宮崎県(24.8)、富山県(24.7)、福島県(24.5)の順番です。全般的に東北が高いですが、地域によって特徴的な傾向があるわけでもなさそうです。自殺する人の年齢が全般的に高いことから、高齢化が速く進む東北や地方で高くなるのは当然のことと言えます。

自殺した人の職業は、無職(60%)、被雇用者・勤め人(28%)、自営業者(7%)、学生(3%)、不詳(2%)です。この無職の中にはリタイアした高齢者や病気療養中の人も含まれています。

被雇用者・勤め人(28%)の内訳を詳しく見ると、自殺率が高いのは労務作業者4.59%、技能工4.05%、サービス業従事者3.32%、専門技術職3.21%、事務員2.4%となっていて、逆に保安従事者0.84%、通信運輸従事者1.40%、販売従事者2.05%の自殺率は低いようです。

最後に介護と自殺に関係した話題を書いておきます。

いま心配しているのは、前述したように、「介護疲れによる自殺や殺人」などが今後高まってくるのではないかということです。

ちょっとアレではあるけど、真面目な話し参考になります。
VIPPER速報 『俺「あの、そちらの老人ホームに空きありませんか?」

「あの、そちらの老人ホームに空きありませんか?」
「はい。そうですか・・・130人待ち・・・」
老人ホーム相談員「今はどこも満室ですわ」
「空きが出るのは、いつ頃になりますか?」
老人ホーム相談員「実質的に入所不可能ですわ。単身の生活保護者や、路上生活者が優先的に入所になりますんで」
「そうですか。失礼します」
ガチャ
(中略)
福祉課職員「それで、生活保護を受けたいと?」
「はい。施設も空いてなくて、仕事ができない状態なんです」
福祉課職員「はあ。別に、どこもそんなもんでしょ。頼れる人に預けたらいいじゃないですか」
「え、でも、俺、一人っ子で、兄弟がいないし、親切づきあいもほとんどなくて・・・」
福祉課職員「友達とかいるでしょ?それに、付きっきりじゃないと死ぬわけじゃあるまいし。在宅サービスは受けてるんでしょ?」
「え、はい」
福祉課職員「ほら!じゃあ働けるじゃないですか。そんなことでいちいち生活保護なんて無理ですよ。辛いのは貴方だけじゃないんです」
「・・・」

こうしたことが今後30年ほどは珍しいことではなく、普通に社会の常識として起きていくわけです(現在進行形)。

公共の介護施設はどこも満員ですから家族(子供)がいる場合は自宅介護をするしかありません。しかしそれは働き盛りの身分を捨て仕事を退職し、収入が途絶え、社会とも縁が切れるということです。

また夫婦間での介護の場合は言わずと知れた老老介護で、体力が衰えていく中、何年も先が見えない苦痛の日々が続いていくわけです。

それでいて、介護に疲れてうとうとしようものなら、そのちょっと目を離した隙に認知症の配偶者が徘徊し、電車に轢かれて死んでしまうと、鉄道会社から情け容赦なく損害賠償金を請求され、「ご無体な!」と裁判を起こしても「責任は目を離した介護者にある」と訴えを棄却されるというのが現実です。

社会がそういう仕組みになっていれば、介護疲れによる自殺や殺人事件がもっと一般化していくのは間違いないでしょう。


【関連リンク】
914 殺人事件の国際比較
850 少年犯罪は増加、凶悪化しているのか?
738 日本人の年齢別死因は
693 引きこもりが長期化する前にすべきこと
575 自殺者数と失業者数の相関関係
338 自殺者数が年間3万名を超えている意味






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もうだいぶんと前から耳鳴りを感じています。

思えばあれは20年ほど前に出張で長距離電車の中で寝ていたのですが、ふと蝉の鳴き声がうるさくて目が覚め、「どうして電車の中まで蝉の鳴き声が聞こえる?どうして?」ってしばらく意識が混濁したことがあります。

その時は、外を見るとこんもりした森が見え、あー外の蝉の鳴き声が車内まで入ってきているのだと考え自分を納得させたのですが、窓も開かず高速で走る電車の車内にまで蝉の鳴き声が届くはずもなく、あ~あれは耳鳴りだったんだと気がつきました。

あれから20年(笑)

昼間は気にならないものの、静かな夜になると耳鳴りが常時鳴っていることに気づかされます。

耳鳴りの症状は突発的なものと、長期間続く慢性的なものに分かれるそうです。

突発的な耳鳴りは例えばストレスや他の病気など原因が特定できやすく、そうした原因を取り除くことで、耳鳴りもやがて消えてしまうことが多いそうですが、加齢のせいや慢性的な耳鳴りを完全に取り除くことは無理とのこと。

もちろん正式な診断は耳鼻咽喉科へ行き、科学的におこなわなければなりませんが、病院へ通わずとも多少なりとも改善することができないものかといろいろ調べてみました。

先月NHKの「ためしてガッテン」では「ついに!耳鳴りが治る 原因解明&治療最前線」という安っぽい雑誌の見出しみたいなタイトルで放送がありました。残念ながら見逃してしまいましたが、ネットで簡単に説明が書かれています。


8年以上耳鳴りに悩むBさんは、耳鼻科に6軒も通ったものの一向に治らず、耳の中で常にセミが鳴いているような音がしているそうです。
Bさんの聴力を調べると、左耳の聴力が落ちていることがわかりました。加齢による難聴でした。

私たちは、耳から届く空気の振動を蝸牛(かぎゅう)という場所で電気信号に変えて脳に送っています。ところが、Bさんの場合、蝸牛の老化によって振動を信号に変えることができなくなっていたのです。

脳に電気信号が届くと、視床という場所が音の選別や調整を行います。 ところが、Bさんのように難聴によって脳に入ってくる信号が低下すると、視床は脳が電気信号を受け取るよう感度を上げるのです。

脳にはさまざまな電気信号が飛び交っているので、感度が上がっているとその信号をノイズとして感知し、耳から届いた音でもないのに、「キーン」といった音を作ってしまうのです。

感度を上げるのは一時的なので、通常であればすぐに感度はもとに戻ります。ただ、脳が興奮状態だと感度を上げ続けてしまうのです。つまり、耳鳴りとは、脳の異常な興奮で脳が作った音なのです。


なんとなく原理がわかったようなわからないような。

で、治療法(改善法)ですが、
脳の興奮によって起こる耳鳴り治療として使われているのが、補聴器です。 病院で補聴器をすすめられたBさんは、聞こえにくい高音と低音の音を増幅させることで、今まで脳に届かなかった信号が復活しました。すると、視床は感度を上げる必要がなくなり、その結果、耳鳴りも改善しました。

ふむふむ、それだけで改善するのならいいかも。でも補聴器って10万円以上もするんですね。高齢化社会に入ってメーカーはウハウハの大儲けでしょう。

耳鳴りが蝉の鳴き声に近いというのは、私もこのBさんのケースと同じですが、私の場合はそれを最初に感じたのがもう20年以上前というとまだ30代半ば頃の話しで、Bさんのような「加齢による難聴」とはちょっと思いにくいです。

それに「脳の興奮」って言ったって、こちとらずっと鳴りっぱなしで、いつでもどこでも耳をふさげばキーン(またはジーー)状態で、休まるときがありません。そんな24時間365日ずっと脳が興奮し続けているってことがあるのでしょうか。

結局耳鳴りとは静かな環境(または耳をふさいだ状態)で聞こえるものですから、周囲の音が常に入ってくる都会に住んでいると耳鳴りが気になるのは静まった夜に寝るときとか、ある程度絞られてきます。

また深夜でもバイクの騒音や、犬の鳴き声がしょっちゅう睡眠の邪魔をしてくれますので、最近は耳栓をして寝るまでになっています。

この耳栓をするともう耳鳴りの集中攻撃を受けますが、それでも延々と吠え続けるバカ犬のヒステリックな鳴き声よりも、またなにが楽しいのか、よほどストレスがたまっているのか、音量上げたマフラーを付けた集団で行ったり来たりする珍走族が撒き散らす重低音よりかは耳鳴りの法がずっとマシに思えてくるから不思議なものです。

いつかは耳鼻科へ行くことがあれば、ついでに耳鳴りについても相談しようと思いつつ、以前慢性鼻炎のため少しだけ通ってから30年ぐらい経ってから耳鼻科とは縁がなく、このままもういくこともないかなぁって思ってます。

なにか他に耳鳴り防止に効果のあるいい方法があれば教えてもらいたいものですが、「この壺を買えばたちまち・・・」とか、「先祖の霊を供養しなければ・・・」というのは遠慮しておきます。

今回のNHKの番組では「ついに!耳鳴りが治る」と、仰々しいタイトルでしたが、同様に「薄毛が劇的改善」とか「老眼がグングンよくなる!」などのタイトルが派手に踊っている高齢者向け健康雑誌の「健康365 」や「安心 」「壮快 」と変わらないのかなっていう感想です。


【関連リンク】
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902 イボを取る
759 糖質ダイエットについての備忘録その1
716 変形性股関節症は治らない
737 日本人が罹りやすい病気
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