忍者ブログ
リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~ HomePage http://www.geocities.jp/restrer/
Calendar
<< 2017/07 >>
SMTWTFS
234 67
91011 1314
161718 2021
232425 272829
3031
Recent Entry
Recent Comment
Category
1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  



1126
他人を見下す若者たち (講談社現代新書) 速水敏彦

著者は私より10歳上と言うことはちょうど団塊世代の教育学者です。この新書は2006年に発刊されました。

常見陽平氏の「「意識高い系」という病」(2012年)ともなにか共通するところがありそうな気がしますが、そちらはまだ読んでいません。

著者が言うところの「仮想的有能感」については今の若者にあてはめて考えると納得いく部分もあるけれど、団塊世代を含む今の高齢者にあてはめて考えてみても同様な印象は受けます。

つまり「自分は他人よりも賢くて正しいのだ」という思いは、昔の若者にはなかった資質かもしれませんが、多くの大人や高齢者が昔から持っているもので、モンスターペアレント、クレーマー、ご近所トラブル、すぐキレる高齢者などはその最たるものではないかなと思ったり済ます。

ゴミ屋敷の住人だって、自分のやっていることは正しいと思ってやっているわけで、他人を見下しているから人の言うことを聞かないわけです。

こうした若者論はいくつも読んできましたが、なかなか純粋に若者だけを分析した研究はなく、本書がそうというのではなく、なんとなく若者にこういう傾向があるとか、過去にはなかった行動だとか、推論が多く入った高齢者の主張という気がします。

こう指摘された若者が、やがて30~40年後にはまた極端な新しい若者論を書くと思えば、別に不思議な気はしません。

★☆☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

八月の六日間 (角川文庫) 北村 薫

こちらも団塊世代の売れっ子作家さんで、この作品は2014年に発刊されました。内容は連作短編集のような形式ですが、まとめて長編と言ってもよい小説です。

著者の作品は概ね好きで、よく読みますが、イメージとしてはファンタジーとミステリーとヒストリーをうまく掛け合わせひと味違うユニークな小説と思ってましたが、この小説では新しい一面を見ることができました。

主人公の女性は、やり手の雑誌編集長でアラフォー世代。3年前に長く付き合っていたプロカメラマンと別れ、現在は仕事に生きるシングル。年齢はちょっと違うけどイメージ的には天海祐希みたいな感じ(個人的感想)。

その女性が付き合いで始めた山登りに目覚めます。近隣の初心者向けの山歩きで練習を積みつつ、やがては単独で槍ヶ岳など次々と登っていく姿は、行ったことがない私でも(登山ではなく観光で上高地の河童橋までは行ったことはあります)、雄大な山と自然の情景が思い浮んできて楽しめます。

しかし、最後の解説文を読み、この本は現地へ行って取材をして書いたのではなく、専門書や登山家に話しを聞いて書いたというのには驚きました。さすが創造力豊かな作家さんです。

流行っていいるとは聞いていた山ガールに焦点をあてた内容ですが、登山とは縁がない人でも今すぐにでも山歩きをしてみたいと思わせる内容で、逆に登山のベテランから言わせると、ちょっと違うんじゃないの?と突っ込みどころはいっぱいありそうです。

山岳小説の書き手としては著名な新田次郎氏や夢枕獏など多くの作家がいますが、そのどれとも違う軽いノリで読める作品です。

そして実在の場所が多く出てきますが、あくまでファンタジーが混ぜ合わさった小説の世界の話しと言うことを忘れずに楽しみましょう。久々にこれ見よがしに死人が出てこない小説で、登山をしないオヤジでも十分に楽しめる面白い本です。

★★★

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

氷の華 (幻冬舎文庫) 天野節子

著者のデビュー作で2006年に自費出版、2007年には単行本、2008年に文庫化されています。2008年には米倉涼子主演でテレビドラマ化されています、見ていませんが。

実はたった4年前、2013年に一度読んでいまして、誤ってダブって購入。読み始めた時から、「アレっ」って感じはありましたが、中程になってようやくこれは読んだぞと判明した次第。

しかし結末には記憶がなく、最後までしっかりと再読することにしました。老化現象もここまできたかとちょっとガックリです。

しっかりと読後の感想も書いていましたw

2013年7月後半の読書と感想、書評 「氷の華」天野節子

「氷」と名の付く小説とか映画にはついついひかれてしまいます。燃える氷」「樹氷」「氷の森」「霧氷」「氷雪の殺人」「四度目の氷河期」「氷炎」「赤い氷河期」「氷点」「氷の微笑(映画)」などなど。どれもそこそこにお勧めです。

それはさておき、なかなかスリリングでよく練られたミステリー小説で、意外性はあまりないものの、文庫で500ページを超える長編に関わらずまったく無駄な部分はなく、そして肩肘張らず気軽に楽しめる小説です。

それゆえに物語にはインパクトは少なく、後に印象として残りにくいのかもしれません。って4年ですっかり忘れてしまった言い訳に過ぎませんが。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

愛と名誉のために (ハヤカワ・ミステリ文庫)(原題:Love and Glory) ロバート・ブラウン・パーカー

1883年刊(翻訳文庫版1994年刊)の長編小説で、著者の作品の中では珍しく、スペンサーシリーズ等に属さない単独の作品です。

どう感想を書けばいいのかちょっと考え込んでしまいました。

というのも、著者のスペンサーシリーズを絶賛している中で、こちらも素晴らしい出来ではあるものの、こちらは完全なるラブストーリーで、あまりにも小説のスタイルが違っていることで、同じ作者の作品として感想が書きにくくて。

でもところどころに「初秋」で見せたスペンサーの男らしい優しさの片鱗や、高度に知的な女性とのウイットに富む会話など、スペンサーとスーザンとの会話を彷彿させるようなシーンがあります。

もっと言えば、文庫の解説で書かれているように、この主人公男性ブーンがやがて私立探偵スペンサーに、そして18歳の時に初めて出会ってから紆余曲折があったジェニファーが精神科医スーザンとしてとらえることも可能かもです。

もちろんこの主人公の成長過程を見ると、徴兵されて朝鮮戦争へ出征し、そして休暇を使って日本へと、著者自身の経歴ともダブる部分がいくつもあり、そうした自分の経験と想像力でできあがったのでしょうけど、それがそのままスペンサーシリーズの主人公にも生きているということになります。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

顔に降りかかる雨 (講談社文庫) 桐野夏生

1993年に単行本、1996年に文庫化された後に「村野ミロシリーズ」とされる第1作目の長編ミステリー小説で、著者の実質デビュー作品です。

重ね重ね自分の老化現象の恥をさらすようで気が引けますが、この作品も上の「氷の華」と同様、過去に読んことがある本で、半ばまですっかり忘れていました。前に読んだのは2011年ですから、今から6年前に読んでいます。

2011年4月後半の読書(顔に降りかかる雨)

あー恥ずかしい。かと言ってブックオフなどで買うときに、いちいち蔵書のすべてを調べて買うなんて手間暇がかかることはしたくないので、どうしてもこういうことになってしまいます。まだ書店で定価の本をダブって買うことを考えれば自分にも納得がいきます。

でもこれまた読んだことがあっても、最後の結末がどうなったかは思い出せず、結局は最後まで丁寧に読み進めることになりました。

夫を自殺で亡くした無職の女性が、いきなりヤクザ絡みで1億円を持ち逃げしたと疑われている友人の女性を探す羽目となり、その友人の恋人と一緒に探偵のまねごとをするという、ストーリーからしてハチャメチャぶりで、主人公にまったく感情移入ができないので印象も薄かったのでしょう。でもそれはそれで結構面白かったです。

★★☆


【関連リンク】
 4月後半の読書 一九八四年、ガニメデの優しい巨人、老いの才覚、旅のラゴス、ソロモンの犬
 4月前半の読書 二流小説家、脊梁山脈、国盗り物語(1)(2)、遊びの品格、悪党
 3月後半の読書 下流の宴、老後に破産しないお金の話、過去からの弔鐘、蝶々の纏足・風葬の教室、漱石先生の事件簿猫の巻
 3月前半の読書 夜の国のクーパー、ホクサイの世界、一路(上)(下)、会社という病
 2月後半の読書 天使の囀り、日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか、楽園、サムライと愚か者 暗躍オリンパス事件
 2月後半の読書 私にふさわしいホテル、ボッコちゃん、満月の道 流転の海第七部、死ねばいいのに
 1月後半の読書 ガダラの豚(1)(2)(3)、人間の幸福、塩分が日本人を滅ぼす、メランコリー・ベイビー
 リス天管理人が選ぶ2016年に読んだベスト書籍
 1月前半の読書 怒り(上)(下)、月は怒らない、人間にとって成熟とは何か、ガソリン生活






リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
PR


1125
北朝鮮情勢が緊迫度合いを深める中でも、テレビのワイドショーでは芸能人の結婚や離婚の報道に大半の時間を費やしていて、素敵に平和ボケしていると訳知り顔のコメンテーターのごとく偉そうに言うのは容易いのですが、政治家や、もちろん私自身も含めて、ここ70数年間と長きにわたり、外国との戦争を一度も経験していない世界でも希有な国で暮らしている国民ですから、戦争に対する危機感や民度はその程度でも仕方がありません。

それにしても「芸能人の離婚率って一般人よりは高い」ような気がします。統計データがあるわけではないので、証明は出来ませんが、印象として。それが偏見だと言われるとその通りですが、、、

あと、最近よく思うのは、「離婚した親を持つ子供は離婚率が高いのでは?」ということ。こちらも印象だけで言っているので、確かではありません。

米国のFAMILYSCHOLARS.ORGの調査レポート「なぜ結婚が重要か: 社会科学からの30の結論(PDF)」に「離婚した両親の子供たちは自分自身が離婚するか、未婚の親になる可能性が高くなる」「両親が離婚した子供たちは、精神的な病気の割合が高くなる」などということが書かれています。

親が離婚していると、身近なところで離婚を見てきているので、自分に置き換えた場合でも、気軽に離婚することができるのでしょう。

また親が離婚をすることで、その子供達は親に過剰に気を遣ったり、あるいは親の離婚ストレスを受け止めざるを得なかったりして、神経がまいってしまう子供が割合的に増えるというのもなんとなく理解できます。

いずれにしても結婚が周囲を暖かな気持ちにさせるプラスの気を発するのに対して、離婚は多くの場合はマイナスの気を周囲にまき散らすことになりそうです。

最近はかならずしもマイナスとは言えない離婚もありそうですが、一般的には喧嘩や暴力(肉体的・精神的)、すれ違い(共働きが増えるとそれぞれの生活時間やリズムが違う)、不貞などが原因となっていそうです。

また米国価値研究所Institute for American Valuesの調査結果では「離婚した子供もまた、将来離婚してしまうという確率がアップし、離婚や未婚、再婚した家族で育った娘が未婚の母になる率はそうでない人の3倍に達する」というデータがあります。

そうした中で、先月には離婚ではなく結婚のおめでたいニュースがありました。
神田沙也加&村田充が結婚報告 父・神田正輝と笑顔で「見守って」

神田沙也加と言えば離婚した松田聖子と神田正輝の娘です。このおめでたいニュースを見たとき「さて、この二人はいつまで持つのかなぁ、、、」って思ってしまいました。えぇ、私は意地の悪い人間です。

偏見と言われそうですが、芸能人の親が離婚をしていて、やはり芸能人の娘はすでに確固たる地位を築いていて収入も高いでしょう。つまりやがて離婚をするいくつかの条件がそろっているなと思った次第です。

いずれにしても、離婚する方法として、協議離婚が90%を占め、調停離婚が9%、裁判離婚が1%ということです。

ほとんどの場合、当事者が話し合って離婚するという形でしょう。アメリカのセレブの離婚騒動のように、無駄に弁護士費用をかけたり、慰謝料や養育費で骨肉の争い?のような裁判沙汰を避けたいと思うのは当然のことです。

別に離婚していない両親の子供でも離婚するカップルは増えているのでしょうけど、その離婚率(離婚数/結婚数)の推移を見てみます。

離婚率は様々な方式で求められますが、ここでは単純に1年間で何組結婚して何組が離婚したかの割合でみることにします。つまり「離婚数/結婚数」です。注意しなくてはいけないのは、今年結婚した人が今年離婚をするわけではないので(中には成田離婚のようなカップルもいるでしょうけど)、純粋に今の離婚率を表しているわけではありません。また結婚ブームの年には離婚率は下がりますし、逆の時は上がります。

結婚数・離婚数・離婚率推移

出典:平成28年(2016)人口動態統計の年間推計(厚生労働省)

1960年当時は8%(結婚12~13組に対して1組の離婚)だった離婚率は1990年には22%(結婚4~5組に離婚は1組)、2003年と2004年には離婚率過去最高の38%(2.6組の結婚に対し1組の離婚)、その後ほぼ横ばい状態が続き、昨年2016年には35%(2.9組の結婚に対し1組の離婚)となっています。

この20年ほどずっと結婚3組に対して一組の割合で離婚している状態が続いています。
35%の離婚率ってもの凄く高い!って思ってしまう私はやはり昭和の人間なのでしょう。

この離婚率、他の国との比較ではどうでしょうか。
国際比較をする際は、人口1000人に対する離婚数で求める離婚率で比較します。



G7先進7カ国(太字)で見ると、日本はイタリアに次いで下から2つめと、比較的離婚率は低い国となります。

G7で離婚率が一番高いのはアメリカ。G7ではないですが、ロシアはそのアメリカを大きく上回わり、飛び抜けたトップの離婚率です。意外とどこの国でも離婚というのは日常にあるのですね。

さて国内に戻り、離婚率と地域はなにか関係があるのかないのか、都道府県別で調べてみました。

離婚率の高い都道府県ベスト5は、
1位 沖縄県
2位 大阪府
3位 北海道
4位 福岡県
5位 宮崎県

あまり地域性というのは感じられませんが、失業率が慢性的に高い沖縄県と離婚率の関係はさもありなんって気がします。そう言えば大阪府も北海道も失業率は結構高かった気がしますので、失業率と離婚率には相関関係がありそうです。

離婚率が高くない(低い)都道府県ベスト5は、
47位 富山県
46位 新潟県
45位 福井県
44位 島根県
43位 石川県

こちらはなんと全部が日本海沿いの県です。離婚率と日本海側といどういう相関関係があるのか誰かに調べてもらいたいものです。大学生の卒論のテーマにもいいかもしれませんよ。ベスト5のうち島根県以外の4つが北陸地域というのもなにか理由がありそうで研究テーマによさそうです。米が美味しいと離婚率が低いとか、、、

年代別で見ると比較的若い層の離婚が圧倒的に多いのですが、近年急速に増えてきているのは前からよく言われている「熟年離婚」「老年離婚」です。

増えてきていると言っても、やはりその離婚率は10%程度で推移していて、同居5年未満の30~40%の離婚率とは大きく差があります。

ちなみに同居5年と言うと最近の平均結婚年齢が男性32歳、女性が30歳ですから男女とも30代半~後半での離婚がもっとも多いということになるのでしょう。

離婚の原因(出典:司法統計2014)としては男女それぞれに申し立て理由が多少食い違っていて、
妻からの申し立て動機としては、
1位 性格の不一致
2位 生活費を渡さない
3位 精神的虐待
4位 暴力
5位 異性関係

夫からの申し立て動機は、
1位 性格の不一致
2位 精神的虐待
3位 異性関係
4位 家族親族と折り合いが悪い
5位 性的不調和

となっています。夫からの「性的不調和」ってのはなんですかね?

熟年離婚は、定年になって年金生活に入れば、もう旦那の収入に頼る必要もなく、家にずっといる旦那の世話をするのはゴメンとばかり、財産の半分をもらって離婚するというパターンでしょうか。哀れなものですが、中年男性には誰だってその可能性はありそうです。

少し前に読んだ短編小説でも、夫が定年退職したその日の夜、専業主婦だった妻から「私も定年退職して家を出て行くから退職金の半分をください。その権利はあるはず。」と言われ、翌日の朝にはいなくなるというのがありました。怖いですねぇ~。

そうならないように、世の男性諸氏は、定年前に自分のことはなんでも自分でする、料理や後片付け、掃除や洗濯など家事を積極的にする意識改革が必要なのでしょうね。


【関連リンク】
1035 最近の恋愛、結婚事情
724 離婚の多さと結婚という形式
529 それでもしたいか結婚
457 未婚+親との同居が増えてきている



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)



1124
日本の人口が高齢化とともに減少していき、若者のクルマ離れ、公共交通網が発達した都市への人口集中、自動車保有の維持費の高騰など、自動車販売はここのところずっと逆風が吹いています。

これも団塊世代を中心にクルマの開発や需要を喚起するだけで、その他の世代に向けたクルマをメーカーが作ってこなかったツケが回ってきたとも言えますし、現在では国内よりも海外でその多くを売るために(売れるために)海外仕様を優先としたクルマ作りが行われていて、もはや日本のユーザー向けのクルマというのは軽自動車以外は考えられなくなりつつあります。

また最近のクルマのウリは「エコ」や「燃費」、「安全」が中心で、エコにも燃費にも興味がない人には欲しい買いたいというモチベーションは発生しません。

スマホ代金には毎月1万数千円を支払っても、クルマごときに同額のお金(軽自動車をリースで購入すれば月々約1万3千円で乗れます)は支払いたくないというのが若い人の本音でしょう。

なので、いま国内自動車メーカーは、

 1)裕福な団塊世代向け高級車
 2)普通の団塊世代向け地味車
 3)地方に住む奥様向け軽自動車
 4)子育てファミリー世代向けミニバン

の4つのジャンル向けしか実質商売にはなっていない気がします。

不景気もあって、新車の売上げは厳しいだろうというのは容易に想像がつきますが、中古車市場はそこそこ賑わっているのかなと思って調べてみました。

自動車保有台数の推移(軽自動車含む)


トラックや商用車など貨物車は1991年を境にして保有台数は落ち続けていますが、乗用車や二輪はかろうじてまだ伸び続けています。2010年頃からすでに人口減社会に入っていますがちょっと驚きの結果です。

その理由は次の平均車齢と使用年数の変化の影響、つまりクルマの耐用年数が延びていることによると思われます。新車は売れなくても中古車として長く生き延びれば、そして廃車にならなければ保有台数は減りませんからね。

平均車齢と平均使用年数


「平均車齢」とは、「現在登録されている車が何年使用されているのか」の平均年数。つまり登録されている車の平均年齢です。ナンバー付きのクルマの全平均経過年数です。

「平均使用年数」は、「1台の車が新車登録されてから廃車にされてしまうまでの平均年数」です。事故で1年でお釈迦になるケースもあれば、20年経っても元気に走っているクルマもありますが、それらの平均です。

2000年ぐらいから急速に平均車齢、平均使用年数とも延びています。これは失われた20年とか言われている平成不況ともリンクしますが、同時にクルマの耐久性能が大きく上がってきた技術革新の成果とも言えるかもしれません。

もちろん使用環境がよくなってきたこと(ほぼすべての道が舗装路となった)や、技術的にもスピードを追い求めたりするのではなく、エコや安全、そして耐久性能に振り向けた結果とも言えます。

メーカーも悩ましいでしょうね。安全で耐久性能を上げれば、それがやがては新車の売上げに影響してくるわけですから。

次に新車と中古車の販売推移を見てみましょう。

新車・中古車販売数推移(棒グラフが新車、折れ線グラフが中古車の推移です)


新車(棒グラフ)はリーマンショックの余波後、2012年にいったん持ち直しますが、普通乗用車はその後3年、小型乗用車は4年連続して下落し、唯一好調に推移していた軽自動車も、増税のあおりで2015年以降は大きく下降しました。

中古車(折れ線グラフ)は、軽自動車以外はリーマンショック後は横ばいのまま推移している感じで、特に小型乗用車(5ナンバー)は4年連続で下がってます。新車がダメな分、テレビCMで盛んに宣伝している中古車業界はもっと活況があるものと思っていましたが、新車同様厳しい状況が見て取れます。軽自動車は増税で新車の売れ行きは大きく落としましたが、中古車の人気は高水準を維持しています。

それにしてもやはり国内では軽自動車のシェアが新車中古車問わずに急増しているのがわかります。もはや見栄や走行性能、居住性ではなく、「維持費の安さ」が選択理由の第一にきているのでしょう。

さて、今後はどうなるかと想像してみると、私の推測では今はまだ元気な裕福な団塊世代がやがて免許証を返還していきますので、高級車の販売数は中長期的には下がってくるのではないかと思います。

しかしメーカーもわざわざ国内専用の小型車(5ナンバー)を作るのでは割が合わないので、サイズ的には小型車でも海外仕様の幅広の普通乗用車(3ナンバー)ばかりになり、実質5ナンバーの役割は終わることになりそうです。

ずっと以前から軽自動車のサイズや排気量を緩和し、国際的なAクラスのサイズ、排気量まで拡大したら?という話しもありますが、これは軽自動車を作っていないメーカー(トヨタ、マツダ、スバル)は相当に抵抗するでしょうし、国としても税金が安い軽自動車ばかりになってもらうのは困るので規制緩和はかなり難しいでしょう。

但し、小型車の売れ行きに危機感を感じ、軽自動車の増税+小型車の減税というセットにして、軽と小型車の維持費の差を縮めるという姑息な工夫などは今後考えられそうです。

そういう私は現在軽自動車にのっていますが、購入して3年が経ち車検を迎えるにあたり、次は中古車でも買おうかなと思って近所の中古車屋さんの展示車を眺めています。


【関連リンク】
994 自動運転の未来
997 自動運転の未来2
975 自動車の分類「セグメント」とはなにか?
916 春風の中をオープンスポーツカーで走りたい
904 金持ち道楽な燃料電池車への補助金は税金から
891 昨年の自動車販売データ
864 衝突安全性テストについて
751 自動車事故と車種や装備の関係
661 乗用車の平均車齢と平均使用年数
640 クルマで行く京都観光お勧めコース その1




リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)




1123
子供の頃からずっと掛け布団と言えば綿がギッシリと詰まった普通の掛け布団でした。冬のあいだは暖かくていいのですが、夏布団に切り替わるまでの春・秋の中途半端な時期はもう暑くてたまりません。

そして、さらに困ったことが。

綿の掛け布団を今までずっと使ってきたので、あまり意識してきませんでしたが、重いのです。

毎日晴天の下、外で干したり、布団乾燥機で十分に乾燥させればそうでもないのかもしれませんが、綿は空気中や体内の水分を吸収していって、だんだんとその重みを増していきます。

股関節を悪くしてからは、そのずっしり重い綿の掛け布団が苦になってきました。なんと言っても寝返りをしようと布団を少し持ち上げようと思っても足が痛くてできないのです。重い布団に身体中をがっちりと押さえ込まれた状態になります。これは健常者にとっては???ってことだと思います。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

たまに旅先のホテルで羽毛布団に出会うことがあり、その軽さや快適性は知っていたいたのですが、いざ広告を見ると安くても5万円とか10万円とかするので、自分とは関係がない布団と、はなから諦めていました。

そして少し前にはよく羽毛布団にまつわる高齢者詐欺のニュースもありました。羽毛布団は高いというイメージがすり込まれています。一組80万円の羽毛布団ですって!

高齢者に群がる業者「合法的詐欺」の手口(YAHOO!ニュース)
新品の高級羽毛布団15セット。一組80万円以上、総額で1000万円を超える。その部屋で一人暮らしをする76歳の婦人のもとに訪問販売業者が押しかけ、個別式クレジットを利用して購入させていたのだ。

そのようななにか怪しげな高額商品というイメージが定着しつつある?羽毛布団ですが、綿の布団が重たくて寝返りがうてない苦しさを、背に腹は代えられないと、購入すべくいろいろと調べてみました。

羽毛布団の選び方はネットで調べるといっぱい出てきますので、それは専門家に任せるとして、私が勘違いしていたことをいくつか箇条書きにまとめておきます。

羽毛布団と錯覚しやすい羽根布団とが混在している
羽毛(ダウン)が50%以上入っているのが羽毛布団で、羽根(フェザー)が50%以上入っている場合は羽根布団と言います。どちらがいいかと言うと吸湿発散性や柔らかさは羽毛が優れていて掛け布団に向いています。但し羽毛は1羽の鳥からとれる量が少なく、貴重で価格も高価になります。

日本製と書いてあっても信用できない
一般的な日本人なら「日本製」というブランドは高級品というイメージがあります。業者側も売るためにはできれば「日本製」と入れたいと考えます。「日本製」と書いてあると、羽毛自体は日本ではほとんど生産していないので当然外国産を使いますが、そのほか羽毛の処理や充填、生地の製造、縫製は日本でおこなっていると考えがちですが、中にはほとんどを安い海外で製造(処理、充填、縫製)をおこない、日本ではラベルだけを付けて「日本製」と唄う業者もあるとか。このあたり最終工程を日本でおこなっているからという理屈で虚偽表示かどうかは微妙です。利用者にそうしたことは事前にはわからないので、やはり信用できる業者の製品が無難ということでしょう。

ふとんの生地や縫製も大事
一般的に羽毛布団と言えば、中に入っているダウンの量や品質をメインに考えがちですが、ふとんの生地と縫製も重要です。ふとんの生地は日本製のしっかりした綿100%生地を利用し、縫製も日本でおこなっているというのが高品質の証となります。使っているうちに生地がすり切れたり、縫い目がほどけて中の羽毛が飛び出したりするのは生地や縫製が悪いせいです。長く使うものですので、いいものを選びたいものです。

季節によって変わる羽毛布団の種類
羽毛布団は冬暖かく夏は涼しいから1枚でずっと使えるものと勝手に勘違いしていましたが、当然そんなことはなく、冬用と夏用(肌掛け)とでは厚さは違います。しかし冬用、夏用、春秋用と季節に合わせて何種類も買うのもアレなので調べたところ、2枚合わせの羽毛布団がオールシーズン用として普通に売られています。これは厚めの1枚、薄い1枚の2枚の羽毛布団がセットになっていて、夏は薄めの1枚(肌掛け)、春・秋は厚めの1枚(合掛け)、冬はその2枚を重ねてと3通りの使い方ができる優れものです。冬用は2枚の羽毛布団がずれないようにホックで留められるようになっています。デメリットは2枚合わせの時は布団の生地が2倍になるのでやや重たくなることぐらいでしょうか。シーズン的には4月中~6月と10月~12月中は春秋用(合掛け)、7~9月は夏用(肌掛け)、12月中~4月中は冬用(2枚合わせ)って感じです(関東南部)。

そのほか、羽毛は動物の毛ですので、加工処理の段階でちゃんと洗浄・消臭処理が行われていないと獣臭さが残っている場合があるとか、羽毛布団の生地は綿100%でも、布団カバーが合繊で、寝ているときにパチパチと静電気が発生して困ったとか失敗談も聞きます。

私は通販でレビュー(最大に褒めちぎっているレビューはサクラと思って除外して読んだ方がよい)などを参考にし、2枚合わせ羽毛布団、生地・縫製は日本、生地は綿100%、布団カバーも別業者ですが綿100%のを購入しましたが、思っていたよりもずっと安い価格(2万円台)で購入でき、軽いので寝返りも苦痛なくできるようになり、それなりに満足しています。

夜中にうなされるのは、重い綿布団のせいかも知れません。この春から軽~い羽毛布団を試してみるのはどうでしょうか?

※私は羽毛布団製造・販売の関係者ではありません。また特定の布団業者から収益を得ることはありません。

【Amazonおすすめ品】
     


【関連リンク】
1119 格安スマホMVNOへ変更後1年 その1
1117 7年ぶりに自宅のパソコンを買い換えたその1
962 ケーブルテレビの契約見直し
863 マイカーを軽自動車に買い換え
840 空気清浄機のメリット
507 洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編




リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)



1122
5月というと春真っ盛りでレジャーにスポーツにいい季節ですが、同時に新卒の新入社員が職場に入って1ヶ月が過ぎ、「なにか思っていたのと違う」「本当にこの会社(役所)でよいのだろうか?」「毎日疲れがとれない」と働くことの疑問や肉体的精神的な疲労がたまってくる時期でもあります。

そういえば大学関係者が「4月に新入学生を迎えるものの、わずか1ヶ月足らずでゴールデンウィークに入り、長期休校。その間にホームシックもあってか実家へ帰り、その後休みが明けた後も学校に戻ってこない学生が結構いる」と聞いたことがあります。社会人でも同様な事が起きているのかもしれません。

「新卒社員の3割が3年で辞める」はなぜ30年間変わらないのか(ダイヤモンドオンライン)
厚生労働省が発表している「新規学卒者の離職状況」によると、新入社員(大卒者)の3割が、入社後3年以内に最初の会社を辞めている。この状態はバブル時代から変わることなく、1987年以降、「新卒3年目までの離職率」は概ね25~35%の範囲で推移している。

しかも採用人数が少ない(≒規模が小さい)ところほど、離職率は高くなり、新卒30名未満の採用企業ではなんと半数の5割が3年以内に辞めているとのことです。

ちなみに30名の新卒採用をする会社って決して零細企業ではありません。少なくとも30名の新卒を採る会社の社員数は1000名は超えるぐらいの規模の会社が普通です。

腐っても鯛、寄らば大樹の陰、やっぱり大企業ほど退職率は低く、しかも教育制度もしっかりしていて、安定しているので狙うべきは大企業や親方日の丸です。

「公務員や大企業ばかり目指さず中小企業に目を向けろ」なんてふざけたこと言っている学者や評論家などの嘘に乗せられてはいけません。

さて、30年ほどこの傾向が続いているということは、それ以前、私が新卒で入社した38年ほど前は違ったと言うことですね。

確かに私の入社した頃はまだバブル期前の1980年で、オイルショックが1973年(第1次)と1979年(第2次)に起き、世界的に経済状況の見通しが不透明な頃で、まだ終身雇用、年功序列の風習が根強く残っていました。

それは入社して間もなく、先輩社員に「今は仕事がきつい割に給料は安いけど、いずれ年を取れば仕事は楽になり、しかも給料はたくさんもらえるようになるから」と笑いながら言い聞かせられました。

今の若い人にそんなことでも言おうものなら、翌日には退職してますよね。

「終身雇用の崩壊」が言われ始めたのは、バブル経済が崩壊した後の1990代半ば頃から2000年代で、1997年の山一証券の自主廃業、1998年の北海道拓殖銀行や日本長期信用銀行が経営破綻を起こし、金融以外の多くの企業でも相次ぐリストラという人員削減の嵐が吹き荒れました。

3年で辞めちゃう傾向が30年というと、そうした1990年前後のバブル入社世代を含む、失われた20年に入社した人達ということになります。

と言うことは、売り手市場で「入社がしやすかった頃」(バブル時)と「就職氷河期」(1993年~2005年)の両方を含み、再就職に影響を及ぼすであろう失業率も2.1%(1990年)の時もあれば、5.4%(2002年)の時も含み、それらはあまり関係がないということにもなります。

いずれにしても、いま多くの企業では、世界的に見て低い生産性を改善するため、政府主導の働き方改革という名前にすり替えて、「賃金体系の見直し」「ワークライフバランス思想の取り組み」「女性の積極活用」「残業規制、サービス残業の禁止」などがおこなわれています。

これらは企業の生産性を上げていくことで、実現が可能となることが多く、過剰品質や過剰なサービス提供、店舗の24時間営業などの廃止、仕事中の集中力を高める工夫(電話取り次ぎ禁止とか、早朝勤務とか)など様々なことが実験的に行われています。

今まで搾取されてきた労働時間の賃金を会社利益のためではなく労働者に還元するというのは大いに結構なことですが、もっと儲けたい、もっと金持ちになりたいと欲張りな経営者は、例えば、ほとんどの従業員の給料が下がり、退職金がなくなるような「賃金体系の見直し」だけを一方的におこない、あとは知らないと決め込むかも知れません。

残念ながら中小企業に入ってしまった人は、中途半端なままでズルズルいるのではなく、思い切ってトップ、トップがオーナーなら、せめて役員を目指して死ぬ気で働くしかないです。

転職したって、規模にしても仕事内容にしても、今の会社より良い会社に入れる確率なんてずっと低くなります。それだったら、社長に気に入られるためならなんだってやり、他人からゴマすりだとか茶坊主とか何を言われても気にせず、トップ(またはその周辺)を目指しましょう。

そうしたら、自分の力で会社を変えることもできますし、自分がそれまでやってきて嫌だったことを禁止することだってできます。

衝動的に辞めることだけが解決法じゃないって事ですよ。


【関連リンク】
1075 今でも若者は3年で辞めているのか?
1006 都合よく利用される虚報
782 転職適齢期というのがあるとすれば
767 若者の離職の原因は単なるミスマッチなのか?
614 企業は若者の早期離職を恐れるな



リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
カウンター
カレンダー
 
06  2017/07  08
S M T W T F S
2 3 4 6 7
9 10 11 13 14
16 17 18 20 21
23 24 25 27 28 29
30 31
最新コメント
[05/31 すいか男]
[04/08 area@管理人]
[04/08 すいか男]
[11/22 Anonymous]
[11/03 restrer@管理人]
最新TB
ブログ内検索
プロフィール
HN:
area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
職業:
今のところ会社員
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
過去に上場企業の役員とリストラ解雇で就職浪人の経験がある、紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
お勧めPR
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine
Powered by [PR]
/ 忍者ブログ