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先般、自宅の浴室が古くなってきたことから、リフォームを決意し、何社かから見積もりをとった話しを書きました。

その後我が家の緊縮財政下では巨大とも言えるプロジェクトは、リフォーム会社と仕様と値段のハードな交渉が一進一退しながらも続けられ、ようやく工事内容と施工業者が決まり、次いで工事日も決まりました。

最終的には、建売だった我が家の浴室の広さが一戸建てにしては小さく、主としてマンション用として使われる小振りなユニットバスにせざるを得なく、それで妥協することになりました。

(写真はイメージです)

せっかくの一戸建てながら、豪華な注文住宅ではなく、20数年前の安普請住宅なので仕方がないとはいえ無念です。

20数年前、最初にこの家を見に来たとき、当時はマンションに住んでいたのに関わらず、この家の風呂は小さいなぁという感想を持ちましたので、それがはからずも今回実証されたわけです。新しく家を建てるときには「浴室スペースは広めに!」というのが今回の教訓です。

最近タイル張りの在来工法浴室ではなく、なぜユニットバスがもてはやされるかと言うと、(1)冬でもタイル張りほどは冷たくなく保温性気密性も高いので寒くない (2)タイル張りだと長く使っているとヒビ割れや隙間ができ、そこから水漏れが発生して軒下の土台や柱、壁が腐蝕しやすい (3)タイル張りだと目地や天井にカビが発生しやすく掃除がたいへん などがあり、ユニットバスにするとそれらは概ね解決します。

またタイルの部分を含め、元々の壁の厚みによってはそれを解体することでワンサイズ大きめのユニットバスが入ることもあり、そうなれば従来より浴槽や浴室が広がることもあります。

ユニットバスのデメリットとしては、(1)規格サイズで組み立てるので従来より狭くなる場合がある (2)浴槽や壁、棚、床など好きなデザイン、素材、色、形状にあまりこだわれない (3)天窓の設置や複数の出入り口など自由性がない などでしょうか。アメリカ製の大きなジャグジーを入れたいとか、檜の浴槽を入れたいとかの要望はききません。

ユニットバスには、一戸建て用とマンション・集合住宅用とがありますが、なにが違うかと言えば、浴槽の長さ(幅)が小さなものまであるのがマンション用で、さらに天井の高さもマンション・集合住宅用は一戸建用より低くなっています。最近のファミリー用マンションでは浴室は広く作られていることが多いので、一戸建て用のものとそう変わりありませんが、ワンルームマンションやシングル専用マンション、昔ながらのアパートや団地などでは浴槽は小さなものでないと入りません。

そしてリフォーム価格ですが、一番最初に見積もりをもらった時のサイズからワンサイズ小さなものになるので、安くなるのかと思ったら、意外や意外、逆に高くなってしまいました。

まぁ多少サイズが小さくなったからと言って価格に差が出ないというのならばまぁ納得できるのですが、逆に高くなった理由をあれこれ考えると、ひとつにはやはり一番よく売れているシリーズやサイズが仕入れ値的にも安くなる。二つめにモデルチェンジしたばかりの新製品の値引は渋くなる。三つ目に他社と競合の少ないサイズや仕様はあまり値引かない。などなど。

ちなみにユニットバスメーカーでは最大手はTOTO、次がINAX(LIXILリクシル)。ほうろう製品ではメジャーなタカラスタンダードも当初は候補に入れていましたが、ほうろう浴槽など高級な製品が多く、値引率も渋いので断念しました。

その他にもヤマハやパナソニック、ヤマダ電機のグループのハウステックなどがあります。まだ国産品が主流ですが、いずれこの分野でも低価格のアジアン製品が押し寄せてくるのは時間の問題かもしれません。

将来のメンテナンスのことを考えると、できるだけ汎用性のあるメーカーや製品を使うのがベターでしょう。水栓やシャワー、換気乾燥機なんてものは10年20年のうちには故障をする可能性があり、その時に既に会社がなかったり、交換部品がなかったり、製造中止をしているメーカーだと困ります。規格や寸法さえ合えば他のメーカーのものでもたいがい使えますが。

ま、あれこれ無理を言って手抜き工事されるのも嫌なので(もう十分無理は言ってきたが)、INAXの同等品と比べるとやや割高な設定となっているものの、無難というか浴槽の形がINAXより使い勝手がよさそうに思ったTOTOの製品で決定しました。

ネットで調べると「TOTOかINAXか?」という対決ではトイレはTOTO、ユニットバスはINAXという声が有力です(根拠はかなり曖昧)。INAXのユニットバスは排水口のくるりんポイが主婦から圧倒的支持を得ているようです。

でもリフォーム業者さんはなにも言わなければ概ねTOTOを勧めてきます。これはTOTOがINAXより実入りが多い(卸値や販売奨励金とか)と言うことではなく、工事のサポートが万全だということと、TOTOは直販をおこなっていないことがその根底にあるようです。

リフォーム業者(その上の代理店)にしてみると、INAXは子会社を使った直販優先に力を入れているという姿勢がかいま見え、リフォーム業者にとってはライバルにもなりあまり面白くないという心情的な反感が多少見受けられます。

今回はTOTOとINAXを比較検討しましたが、両社の祖先は森村グループでつながっていて(現在はINAXは森村グループから離れている)、両社の製品の品揃えや性能を比べてみてもほとんど同じです。ネーミングだけ違うって感じ。

例えば冷めにくい保温浴槽では「TOTOの魔法瓶浴槽vsINAXのサーモバス」、冷たくない床では「TOTOのほっカラリ床vsINAXのサーモフロア」、シャワー水栓では「TOTOのエアインシャワーvsINAXのスプレーシャワー」、暖房付き換気乾燥機は「TOTOの三乾王vsINAXの換気乾燥暖房機(愛称なし)」、排水口は「TOTOのらくポイヘアキャッチャーvsINAXのくるりんポイ」、その他にも壁は一面だけ好きな色に変えられる仕様、壁は掃除がしやすい光沢仕様が標準でマット仕様にすると割引になるとか両社の製品には差はありません。

製品自体は同じ会社(下請けやOEM)が作っているんじゃないかと疑ってしまいます。

あとリフォーム業者さんの選び方として、経験上注意すべき点を書いておくと、リフォーム会社には「営業が主役のリフォーム会社」と「技術者や職人さんが主役のリフォーム会社」の2種類あります。

わかりやすく言えば、最初に見積もりのための現地調査に若いサラリーマン風の人がやってくるのは前者、建築士の資格や、いかにも現場経験が豊富そうな職人風の人がやってくるのが後者です。

見積書を出してもらう時に、耳に心地よい、夢のある話ばかりしてくるのが前者で、普段のメンテナンスが悪いと基礎が腐っているかもなど耳の痛い話しや工事を始めた後に補修のための追加工事費用が発生すると脅してくるのは後者です。

それのどちらがいいかという判断は個人それぞれでしょうが、もし見積もり金額にそれほどの差がないのなら、後者を選ぶ方があとで後悔はしないと思います。

私の場合、前者の営業主役のリフォーム業者がこちらの希望する大きめのサイズのユニットバスが入ると断言してきたので、その時点で、後者の建築士の資格を持つ経験豊富そうな担当者が来てくれた業者さんを先に断ってしまいました。これが後になって後悔することになります。

つまり内容を詰めていくに従い、営業主役の会社は次々と前言を撤回、修正に次ぐ修正で、最終的には後者の業者さんがアドバイスや提案をしてくれたことがすべて正しく、しかし一度他に決めたからと断ってしまった手前、再度交渉のテーブルに上がって欲しいも言えず、結果的に信頼感のないいい加減な営業主役の業者に依頼するほかなくなってしまいました。

後編へ続く


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