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日本では「定年退職」や「リタイアメント」と言うと、残念なことですが「濡れ落ち葉族」とか「熟年離婚」、「定年認知症」など決して明るい未来という印象ではありません。

それらを反映して、多くのリタイア後に困らないようお金と生活についてのノウハウ本がいっぱい出ています。

退職金貧乏 定年後の「お金」の話」「老後親子破産」「リタイアの心理学 定年の後をしあわせに生きる」「金持ちリタイア・貧乏リタイア」「定年後の生活を楽しむために」「老後不安がなくなる 定年男子の流儀」「 定年後のお金と暮らし 2017」などなど。

今まさに定年を迎え、その後の嘱託契約を終えた人達は、バブル時代前の入社組で、高度成長期の猛烈社員を上司にいだき、会社に生活のすべてを依存してきたような人達です。

なので、趣味と言っても接待ゴルフとか高級クラブ通い、自前でいく安い居酒屋ぐらいしかなく、引退してどうしていいかわからないということからノウハウ本へ走るというパターンの人が多いのでしょう。

それはさておき、アメリカではこのリタイアについて日本と真逆の感覚で、「おめでたい!」という意味合いが込められています。

先日女子プロゴルファーの宮里藍ちゃんがプロ引退を決意し表明しました。

日本ではこうしたプロスポーツ選手の引退も同様でファンからは「寂しくなる」「まだ若いのにどうして?」と言う反応が強いのに対し、アメリカでも有名な宮里選手の引退については「おめでとう!」という反応です。

宮里藍が米ツアーで再出発 日米で異なる「引退」のとらえ方(ゴルフダイジェスト・オンライン)
キャリアの終止符が、新しい人生のスタートと実感できるのは米国ならでは。「日本とアメリカの文化の違いだと思う。日本では『さみしい、さみしい』という感じですけど、こっちは”Congratulation”、”So Happy for you.”と言ってくれる。その表現の違いに印象を受けました」。祝福の言葉が飛び交うのはもちろん、第一線を退いた後の宮里の未来への期待や楽しみが大きいからでもある。

”Congratulation”って祝福される「引退=リタイアメント」ってなんだか素敵ですね。

日本でも引退が祝福されるようになれば良いのですが、元気なうちは労働するのが美徳であり、働き蜂と言われる日本人の特性からすれば、「身体が動くのに働かない人はダメな人」というレッテルが貼られてしまうのでしょう。

最近は日本でも極めて一部の裕福な人達が早々に引退を決め「残りの人生を楽しみたい」という人が少しずつ増えてきてはいますが、周囲を見回してもそういう人はごくわずかで、多くの人は例え裕福でこれ以上稼ぐ必要もなければ、働く必要もなく、後進のために早く道を譲ればいいのに「まだまだ」と第一線に居座る人が多くいます。

常になにかをしていないと落ち着かないのでしょうかね?

そしてその「なにか」は、決まって報酬をともなう労働ということになります。中高年者の無報酬労働は活発とは言えません。

若い人からそのような仕事や報酬に執着する高齢者を見れば「老醜をさらす」以外の何ものでもないのですが、本人はいたって意気軒昂で、「働いていないと呆ける」「若い者には負けない」「オレの経験や指導力が必要なんだ」と周囲の評価などには耳を貸すこともなく、裸の王様になっている人が、ビジネス界、スポーツ界、芸能界、政界などにも少なくありません。

もちろん年金が少なくて、生きていくために老いても働かなきゃならないという人もたくさんいるでしょうし、仕事が趣味という人もいます。

それはわかっていますが、もっと多くの富裕層が、自らの貯蓄を殖やすためではなく、若い人を育てるためにお金を使ったり、社会貢献したり、そこまでしなくとも、もっとジャブジャブとお金を使って経済を潤してくれると、どれほどの若い人が救われるかなと考えると、最近の老後の不安をあおるような一連の報道が日本経済を自ら縛り付けているような気がします。

私もいよいよ定年が近づき、ハッピーリタイアメントとなるのか、それとも「老兵は死なず、ただ去るのみ」と重い足取りでビジネス界から去って行くのか、、、はてさて。


【関連リンク】
834 高齢者向けビジネス(第4部 ボランティア編)
828 後継者不足で廃業、倒産する企業
820 高齢者ビジネス(第2部 趣味編)
810 高齢者向けビジネス(第1部 居住編)
795 定年リタイア時の必要貯蓄額と生涯住宅費用




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今から37年前というとバブル前夜の世の中はまだ1970年代に起きたオイルショックの余韻を残しつつも、モスクワでオリンピックが開催され(日本は不参加)、ニューヨークではジョン・レノンが銃撃されて亡くなり、日本では自動車生産台数が世界1位となり、混迷とした中でも着々と経済大国の歩みを進めていた時代です。

そうした中でバブル前夜を象徴するかのように、都市銀行も当時は三菱、三井、住友の財閥系はもちろん、第一勧業、三和、富士、東海、協和、大和、太陽神戸、東京、埼玉、北海道拓殖と13行も乱立して激しい競争をしていた時代がありました。

そのような時代に新入社員として入社した会社で、給料振り込みのために有無を言わせず作らされたのが銀行口座ですが、まずは東京本社と融資の取引があった東海銀行(現在は三菱東京UFJ銀行)でした。

そしてその1ヶ月後には配属された支店と同じビルに入っていて、やはり融資の取引が始まっていた三和銀行(現在は同じく三菱東京UFJ銀行)でも新たに口座を開設させられました。

それ以来、律儀に最初に作った東海銀行では給料振り込みと住宅ローンを組み、主としてクレジットカードの引き落としで使っていた三和銀行は、結婚後に「ダブルポケット」という夫婦で一つの口座を共有できる優れもののサービスをずっと利用してきました。

銀行が新入社員の口座開設に力を入れるのがよくわかります。こうして作った口座が結果的に何十年も利用されていくのですから。

ただし大阪転勤になった時にやはり強制で作らされた3つめの大阪銀行(現近畿大阪銀行)は、さすがにもう使い道もない上に、数年で関西を離れましたので、お始めの1000円ぐらいを残したまま死蔵と相成りました。

さて、三和銀行の「ダブルポケット」とはどのようなサービスか説明すると、開設していた口座で、通帳と印鑑は1つで変わりませんが、キャッシュカードが自分用と妻用と2枚がもらえ、どちらのカードでも入出金、振り込み等ができ、夫婦の共有する生活費を共同で管理するのに最適なものでした。

夫も妻もそれぞれに別の銀行口座や郵便局に口座を持っていて、自分の小遣いや私的なクレジットカードの引き落としなどはそれぞれの口座でおこない、共有している生活費(食費、日用品、公共料金、水道光熱費、新聞購読費、子供の小遣いや教育費など)は、その共有口座で決裁することで、お金の管理がしやすくなります。妻に財布を握られたくない人には最適かと。

私の場合、給与振り込みが自分の口座に振り込まれると、毎月決まった額の生活費をその三和銀行の口座へ移し、住宅ローンや自分の小遣い、クレジットカード引き落としなどは自分の口座でおこなっています。

なので、給料やボーナスの額は妻に知られることはなく、臨時収入(出張の日当や年末調整での還付など)も自由に使えたのはラッキーでした。

しかし残念なことに三和銀行が東海銀行と合併するとき(2002年)に、その便利なサービスを終了するお知らせがありました。

知らせを聞いたときにはショックを受けましたが、当時そのサービスを利用していた(ダブルカードを持っていた)人には、便宜を図るためか、そのままでダブルのカードが使え、継続してサービスを利用することができました。それにはとても感謝しています。

しかし、しかし、結婚したあとダブルカードを作ったので約25年間、ほぼ毎月利用してきたキャッシュカードの文字は薄れ、数年前にはひびが入り、先日とうとう完全に割れてしまいました。

なぜそんなに古くなるまで同じカードを使っていたかというと、一度カードを新しいものに更新しようと銀行(三菱東京UFJ銀行)へ持っていったとき、「このカードのサービスは終了しているので、カードを更新するとサービスが使えなくなる」と無情にも言われたので、仕方なくひびの入った古いカードをだましだまし使ってきたという事情があります。

しかし今回は完全に割れてしまい、さすがにこれは使えません。試しに割れたカードを接着剤でくっつけてATMに入れてみましたが、しばらくウンウン考えた後「このカードは使えません」と無慈悲な表示が出て吐き出されてしまいます。

で、割れたカードを窓口へ持って行くと、新たに2枚のカードを発行することができると言われ、以前聞いていたのとは違うな、それは大助かり!と思ったのもつかの間、このカードは使用がロックされているので、印鑑と身分証明書をお持ちくださいと、、、

へっ???

ATMで3回間違った暗証番号を入れるとロックされるというのは知っていますが、このカードでは一度も番号を間違ったことはありません。誓ってもありません。

また番号間違いを繰り返してロックされた場合、カードをATMに入れるとどうなるのか?って聞くと、カードが回収されて出てこなくなると。ちゃんと出てきたのでどうも暗証間違いのロックではなさそうです。

なぜロックされているのか理由はわからないと銀行の人(おそらくですが接着剤でくっつけたカードをATMに入れたのが原因と思われる)。とにかく届け出印を持ってこいと融通の利かない繰り返しでらちがあきません。身分証明書を提示してもダメです。

もう1枚のカードと印鑑、そして通帳は結婚して以来ずっと妻に預けているので、他の方法で割れたカードの再発行ができないかと知恵を絞ってみましたが、相手もコチコチの昭和時代の銀行員っぽい感じだったので渋々その時は撤収を決め、後日妻に事情を説明して、印鑑と通帳、ついでに妻のキャッシュカードを借りて別の支店へ行きました。再発行が面倒で、たらい回しされているような気分です。

そこでまた三和銀行なんて名前も知らないような若い行員に、最初から事情を説明し、しばらく奥に引き取り、たぶん古株の上司から指示と説明を受けたあとに、やっと理解してもらえたようで、再発行の書類等を3枚書かされてOKとなりました。

前の銀行では身分証明書を見せろと言われましたが、今回は確かめられませんでした。いい加減なものです。またカードの使用がロックされている件も特に不問で、新しいカードになるので関係ありませんと。ただ、割れていない妻のカードも今回召し上げられ目の前で鋏を入れられました。

新しいカードは後日書き留めで自宅へ送られてくるそうで、それまでの間はキャッシュカードはなく、預金を下ろすのには銀行へ行って通帳と印鑑で下ろすしかないということです。

自宅からは銀行が遠く、近所のコンビニATM等を利用しているケースが多いのですが、それが使えなくなります。ま、しばらくのことですけどね。

今回説明を受けてわかりましたが、三和銀行時代の「ダブルポケット」のサービス自体は終了しているものの、「代理人カード」の発行という方法で、1つの口座を二人で使う方式が利用可能なようです。

おそらくですが、従来通り妻との共同管理口座という以外に、高齢化社会において、寝たきりの親のため口座を共有しておいて年金を管理したりするのにも使われているのでしょう。

調べてみると、
本人会員さまと生計を同一にするご親族さま1名に限り、お申し込みいただけます。原則として成人の方が対象となりますが、満16歳以上であればお申込可能です。」
とありました。

いろいろすったもんだしましたが、とにかく今まで使ってきたとっても便利なサービスが継続して使えることになって助かりました。

もしそういう使い方をしたいなという方があれば、「代理人カード」の発行を要望してみてはいかがでしょうか?うまく利用できれば便利ですよ。


【関連リンク】
1131 平均貯蓄高1820万円
1099 マイナンバーカード
980  TSUTAYA図書館は非難されるべき問題なのか?
795  定年リタイア時の必要貯蓄額と生涯住宅費用
574  仕事を引退する時、貯蓄はいくら必要か
535  テレフォンカードの使い道



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個人的な感想で、なにか統計データがあるわけではありませんが、長らく採用の現場で得た経験や自ら中高年になってから転職をした経験から思うところを書いておきます。

一般的に中高年になってからの転職は厳しいもので、できれば避けるべきと言われています。転職するなら40歳までとか35歳までとか言われています。

転職が当たり前のアメリカにおいても、転職を繰り返すのは40歳ぐらいまでがほとんどで、40歳以降は落ち着いてひとつの職場で昇進や技術力を高めていく努力をしていく人が多いと言われています。

ましてや、まだ新卒一括採用、終身雇用、年功序列の慣習が残る日本において、40歳以降の転職はかなりリスキーだと言わざるを得ません。

と言うと、「俺は40代で転職して収入も上がった」とか「50代で転職して成功した」という事例が山のように出てきますが、これは宝くじに大当たりした人だけがコマーシャルに出演し、まるでほとんどの人が大当たりしているかのような錯覚を社会全体に与えているに過ぎません。

宝くじでは大当たりした人の何万倍何十万倍の大当たりしなかった人が後ろにいるわけで、中高年の転職も成功した人は進んで「オレはオレは」と出てきますが、その後ろには表には出てこない何百倍何千倍の成功しなかった人がいるわけです。

例外的に中高年の転職で成功する可能性があるのは、特殊技能(高度な専門知識や技術、経験)があったり、名のある大手企業で高度なマネジメント力があるような人の中で、それらがライバル会社等においても高い能力を認められている人が、引き抜きや三顧の礼を持って迎えられるような形で転職をするケースでしょう。

縁故や先に辞めた先輩や元上司の引きで転職する場合も有利と言われていますが、それはなにもない状態よりもマシと言うぐらいで、大きなアドバンテージとは言えません。

逆に古株のプロパー社員からの陰湿なイジメを受けるような縁故ゆえの苦労や、プロパー社員を守るため業績悪化の責任をなすりつけられたり、足切りの道具として便利に使われたりしかねません。

先輩や元上司も、自分の立場や職を守るためなら、元部下ひとりに責任をかぶせて追い出すぐらいのことは普通に行うのが生存競争が激しいビジネスの現場です。

そして中高年の転職は、即戦力としての採用以外は考えられません。

知識や経験から来たその日から成果を出せる人しか企業は採用しません。

もし自分が企業の正社員の採用担当者だったら、即戦力ではない中高年を採用するでしょうか?

即戦力でないのなら中高年ではなく、より将来大化けする可能性があり、年収も低く抑えられる若い人を採用するのが普通でしょう。

なので、面接の時などで「なんでもやります」は中高年者の場合はあまり印象がよくありません。つまり「なにもできないのだな」というようにとらえられてしまいます。

当然、書類審査でその専門性や経験を生かせるかもしれないと思って面接までこぎ着けているわけですから、「なんでもする」ではなく「これに強いから御社で役に立てるはず」と断言調で自信を持って押すべきです。

そして無事に入社しても、即戦力と判断し採用した中高年者の評価は、長年その会社に忠誠を尽くしてきた中高年者の評価と比べてより厳しくなるのは当たり前です。

つまり同年代のプロパーよりも一つ二つ飛び抜けた活躍をしなければ、認めてもらえないのが中高年転職者なのです。

ネットで中高年の転職を調べると、甘い誘いがいっぱい出てきます。

「年収1500万円超」とか「中高年が歓迎される」というような言葉が踊っています。

もちろんそのような甘い話しはありませんが、多くの中高年者は今まで20年以上の職務経験から相当のプライドがあり、また今まで激しい競争で戦ってきてそれなりの成果もあげてきた経験もあり、現実の壁にぶつかってみるまではそれに気がつきません。

なので、私からのアドバイスとしては、

1)まず第一にむやみに40代以上で転職は考えないこと。今の職場で干されていても、諦めずに努力を続けていれば大きく転換することもあります。経営者が代わって今まで順調にいっていた同僚が干されて自分が代わりに昇進することなども起きるのが会社です。

2)もし退職することが決まれば「しばらくは退職金や失業保険があるのでゆっくりしよう」なんて考えるのは愚の骨頂で、勤務中のあいだに転職に動くことが大事(企業は失業中の人の採用よりも現在勤務中の現役を採用したがる傾向がある)です。

3)やむを得ず転職せざるを得ない場合、前の勤務先へ細かな調査が入ることは極めてまれなことなので、自分の得意分野の実績や成果を大きく膨らませて経歴書に書いて、紹介会社へ売り込むべきです。転職に遠慮や消極的態度は絶対に損です。明らかな嘘は書いたり言ったりしちゃダメですけど。

4)使えそうな知人や縁故は恥を忍んで頼み込んでみる。プライドが高い人ほどできませんし、私の経験から言うとあまり期待できません。

5)最終的には正社員にこだわらず、契約社員や嘱託契約のような形でも毎月安定した収入が得られることを重視し、高望みしないこと。例え正社員でなくても、そこで順調に成果を出していけば正社員になってくれと会社から打診が来るし、来なければ在職しながら他社への転職活動を続けることもできます。

そして再就職がなかなかうまくいかないと、なにか商売を始めたり、起業するという選択肢も浮かんできますが、よほど幸運に恵まれないと再就職するよりハードルは高いです。

中途入社が多い設立間もないベンチャー会社では、若い社員がリーダーやマネージャーをやっていることが多いので、中高年の採用は慎重です。専門能力や経験はもちろん、服装や身のこなしは若々しさを失わず、若い人に無理なく合わせていけることを強くアピールすることが大事です。

疲れてくたびれた中高年なんて、今のビジネス界において市場価値はもちろん、存在価値さえなくなっています。古いヨレヨレの量販店の吊しのスーツなんか綺麗さっぱり捨て去って、最新モードの高級スーツやオーダーメイドをおごりましょう。

そしてこれは微妙でもありますが、若い面接担当者や人事役員に対して見え透いたお世辞などを言うは、最近の若い人は敏感に嫌悪感を感じます。

今の中高年者が新人だった20~30年前は、上司に取り入るため、おべっかを使い、飲みの誘いは断らず、上司のカラオケは大げさに褒め称えというのが普通だったでしょうけど、今はそういうのは通用しませんし、下手をすると逆効果になります。

それよりも、聞かれれば、なんでも経験や知識から、的確に自分の考えを整然と述べられる人が尊敬されます。そういう能力や知識を身につける努力も必要でしょう。聞かれもしないのに、自分の知識をひけらかすのはもってのほかです。

特に40代に入っている今の団塊ジュニア世代はその親に似て理屈っぽかったり、オレオレ的な自信過剰だったりする傾向があります。前職では当たり前で通用したスタイルは、企業文化が違う転職先ではほとんど通用しないと思っておいた方がいいでしょう。

何十社、百何十社に履歴書を出したけど受からないというのがよくある中高年の転職です。

もし幸運なことにすぐに決まったとしても、入ってからすぐに成果を出して実績を残し、上司や役員に気に入られないと簡単に追い出されることもあるのが中高年の転職です。

有効求人倍率がバブル時期並みになり転職者有利と言われていますが、中高年の転職は決して楽観視できません。年金がフルにもらえる65歳まではキチンと安定して働けるよう最善の方策を考えておくべきでしょう。


【関連リンク】
782 転職適齢期というのがあるとすれば
694 履歴書の中の嘘はすぐバレる
572 転職のキモは履歴書だ
559 バブル入社組40歳代の憂鬱
452 中高年者の雇用問題と非正規雇用問題




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1138
反逆 (講談社文庫)(上)(下) 遠藤周作

 
1988年から1989年にかけて読売新聞に連載され、1989年に単行本として出版された時代小説です。その後に出版された「決戦の時」(1991年)、「男の一生」(1991年)と3つ併せて戦国3部作と呼ばれています。

同じく戦国時代の小西行長と加藤清正を描いた「宿敵」(1985年)はどうなるのって気もしますが、そのうちに全部読みたいと思います。

この小説の元となったのは、1959年に発見されたという戦国時代に尾張の前野家が記した「武功夜話」で、そのほか戦国時代を知るための定本となっている「信長公記」や、「フロイス日本史」なども参考にして書かれています。

主人公は、前半は信長に一度は仕えたものの、その残虐さや理不尽さに恐怖と嫌悪を感じ、信長と敵対する毛利勢が援軍に来てくれると信じ、反旗を翻した荒木村重とその家臣竹井藤蔵ら、後半は同じく信長に対して謀反を起こした明智光秀、そして信長亡き後天下統一にひた走る豊臣秀吉と対立した柴田勝家などと、時代の寵児に逆らって英雄になり損ねた戦国時代の武士をメインに置いた小説となっています。

特によく出てくる戦国時代小説と違ったところはありませんが、どちらかと言えば、戦国初心者にもよくわかるように、ところどころで、出典となった作品のことや、著者の感想や推測などが散りばめられています。

なので、もう十分に戦国時代のことには精通しているという人にはあまり面白くないというか、もっと別の視点や歴史書からすると違った解釈ができるのではないかという疑問が出てきたりするでしょう。

あとは、時代の寵児信長や秀吉メインの作品ではなく、その周囲にいて蹴散らされた多くの武士や大名達の視点でみた戦国時代というので読む価値があり、納得できます。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

死にたくないが、生きたくもない。 (幻冬舎新書) 小浜逸郎

昨年読んだ「なぜ人を殺してはいけないのか」(2000年)の著者で、数多くの評論や著書を出している団塊世代ど真ん中の大学教授兼評論家です。

この本が出たのが2006年ですので、今から11年前のことです。つまり著者自身が59歳と、今の私と同じ還暦の一歩手前の頃です。

この年代で考えることと言えば同じで、定年後の生活、老後の収入と支出、健康、老いと死あたりでしょうか。20代、30代の頃にはまず考える事がないことばかりです。

そしてこの年代はまだ身体もそこそこは健康ですので、死ぬときは延命などせずにコロッと死にたいという願望を必ずと言っていいほど言います。この本でもそのようなことが書かれています。ところが実際に心身とも弱って死の淵に立つと、少しでも延命したいと願うのは人間の弱さでもあります。そういうところを突っ込んで書いてもらいたかったですね。

実際に元気なうちに書いた「延命措置は不要」という書き置きも、その後数十年が経ち、寝たきりになった状態で、本人に再度確認すると、「延命処置をして欲しい」と言うのだそうです。

著者もこれを書いて11年後の今はまだその気持ちに変わりはないかも知れませんが、さらにあと10年生きて、そろそろ足腰が弱り、気弱になってきたところで、気持ちが変わらないとは言いきれません。

若い人が年金を未納にして「将来もらえるかもわからないので不要」と言いつつ、年金がもらえる年代になったら「年金は欲しい、なんとかしろ、ダメなら生活保護費をくれ」と言うのと同じではないけれど似ていますね。

高齢になってからの生き死については、久坂部羊著「日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか」がお勧めです。 

そのほかにも老齢の恋愛や、お仕着せの高齢者対策など、これから高齢者になっていくための心がけについて幅広く書かれていてそれなりにためになります。

最近曾野綾子氏の著書と言い、そういうのを読むことが多くなってきたことも、高齢者の仲間入り目前ということなのかもね。

★★☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

黒警 (朝日文庫) 月村了衛

この作家さんの小説は初めて読みます。この作品は単行本が2013年、文庫版が2016年に発刊されています。

著者の作品にSF小説が多いというのは知っていたので、この小説もその系統かなと思っていましたが、まったく違い、いわゆる刑事もので警察小説でした。

長いものには巻かれろ的でやる気が出ないサラリーマン刑事が主人公で、過去には飲酒運転中だったために新宿の繁華街で助けを求めてきた外国人女性を助けず、男達に連れ去られるのを放置したことがあり、その場面を苦々しく見ていた武闘派のヤクザ幹部と妙な腐れ縁ができています。

外国人労働者を積極的に入れようとする警視庁の幹部と人身売買に手を染める中国マフィアや日本の暴力団組織との関係を知ることになりますが、人身売買の実態をよく知る女性の身を守るために預かった武闘派ヤクザはその女性共々殺されてしまい、やむなく人身売買を嫌悪する謎の集団幹部と義兄弟になり、悪事に走る警視庁幹部を罠にかけていくというストーリー。

最後はあまりにも単純、軽薄すぎて、しかも後味はあまりよくないですが、少し長めの中編と言ったページ数なので、あまり込み入った内容には出来ず、やむを得ないのかも。

たぶん同じ主人公で続編が作られそうな感じ(根拠はありません)なので、それにも期待したいところです。

★☆☆

  ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ドローン・コマンド 尖閣激突! (角川文庫) マイク・メイデン

2016年に出版されたタイムリーさが売りの長編小説です。というのも数々の最新の武器や兵器が登場してきますが、そうしたものも数年も経てば古臭い技術や間違った理解となりますので、この手の小説は難しいものです。

タイトルにもありますように、いま世界的には民間でも軍事目的でもドローンがブームで、うまくそれにのっかって、ドローンや自動化された無人機、無人船などを利用し、公然と南洋進出を狙い、尖閣諸島の奪取を狙う中国との情報戦を想定して書かれています。

著者は日本に在住経験が豊富な人かと思ったら、そうではなくアメリカの大学で政治学を学び、国際関係コンサルティングなどを職としている人で、従って日本の知識と言えば、実際に見て自らが経験してきた話しではなく、歴史書やニュースなどを参考にして書いたという感じで、総じて極右政治家、大物ヤクザ、特攻隊、切腹と国民など、ステレオタイプ的な古風な日本人像というのが残念なところです。ま、一概に外れているとは言えませんけど。

ドローンが今後の戦争や紛争にどこまで効果があるのかはよくわかりませんが、現在、人が乗った戦闘機や偵察機がスクランブルをかけているのを、それこそ24時間体制でドローンが警戒、監視という役目を果たせるようになればそれはそれで大きな戦術転換が可能かも知れませんね。

ただこの小説では勝敗のキーはドローンではなく、最終的にはネットワーク侵入とそれによる妨害という点が実際的なのかも知れません。

この小説に書かれているようなシナリオではないとしても、年々軍備を増強する中国や北朝鮮が、作ったからには一度はそれらを使ってみたいと考える指導者や軍幹部が出てこないとも限りません。

憲法改正とか政治的な問題をここで言うわけではありませんが、日本も国際的なバランスに則った対応が迫られてきているように感じました。

★★☆


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1137
右側変形性股関節症が悪化したため、1年前の58歳の時点で人工股関節置換手術をおこないました。

変形性股関節症の人工股関節全置換手術(1)

5年ほど前、まだ50代前半の時に家の近所の整形外科へ行ったとき、初めて変形性股関節症と診断されましたが、その時に医者に「痛みをなくすには、最終的には手術して人工股関節に入れ替えるより仕方はないが、耐久性のこともあり、できれば手術は60歳を過ぎてからのほうがいいでしょう」と説明を受けました。

つまり人工股関節として使うインプラントの耐久性能は、以前は個人差があるものの10年とか15年と言われてきましたので、中途半端な時期に入れるとインプラントの寿命が来て再置換手術をするはめになり、それを避けた方がよいというのが定説でした。わかりやすく言えば人工股関節の寿命が来る前に、人間本体の寿命が来ることを推奨するってことです。

現在では様々な改良が進み、インプラントの質と耐久性が上がり「術後10年から15年以上の成績で95%を超える成功率」と言われており、20年以上という実績も徐々に増えてきているようです。

この人工股関節インプラントの寿命というのがなかなかキッチリしたものが出てこないのは、元々の骨の状況、術後の関節の使用状況、インプラントの素材や種類(いろいろなメーカーの製品があります)、手術時の年齢や職業など様々な要因が複雑に絡み合い、一律で評価しにくいことがありそうです。

さらに上記にも書いたように、人工股関節置換は最終手段なので、原則は60歳以上の高齢者に手術が行われ、インプラントの寿命よりも先に亡くなる人が多く、インプラントの寿命がきていたのかどうか不明という事例が多そうです。

まれに若い人で人工股関節を入れる人がいますが、その場合は再置換がおこなわれ、データがとれますが、若い人の場合は、サンプル数が少ないのと、術後の関節の使い方が高齢者よりも個人差が大きく(関節の使用頻度や衝撃)、それだけインプラントの消耗も個人差があってあまり参考にならないのでしょう。

そして十年一昔、日進月歩で進歩しているのが人工股関節(インプラント)の質と耐久性能、それと手術方式で、そこにも現在の人工股関節の寿命が測りにくい理由があります。

アメリカでは合理的な考えから、若い人でも股関節が痛めば日本のように我慢して保存療法するのではなく、割とすぐに人工股関節への置換手術がおこなわれてきました。

人口1万人対比ではアメリカでは日本の3~4倍、年間30万例の人工股関節置換手術をおこなっているそうです。

そうしたことから日本の病院でもインプラント技術が進んだアメリカの製品が多く使われてきましたが、最近では日本のメーカーも力を入れているようです。

日本製品がアメリカ製品と比べて性能が良いのか劣るのかは今後長期データをとってみないとわかりませんが、骨格などに欧米人とアジア人の差があることから、日本人に適したインプラントというのもありそうです。

そのように日々改良された新製品が出てくるのはいいことなのですが、そうした最新の医療器具の耐久性については過去のデータは参考にできず、果たして今後20年以上持つのかどうかは、その時が経たないとわかりません。必ずしも最新のものが耐久性に優れているとは言えません。

人工股関節、人工膝関節の再置換の最近のデータとしてはオックスフォード大学が20年間という長期的に調べたレポートがあります。もちろんそれは過去の医療器具のデータであり、現在の器具との比較はできません。

PubMed「Oxford Musculoskeletal Biomedical Research Unit, National Institute for Health Research.

それよると、人工股関節の再置換率は術後10年で4%、20年で15%、人工膝関節の再置換率は術後10年で4%、20年で10%ということです。

20年前の器具で8~9割の生存率(インプラントが正常に機能)というのはちょっと驚きで、改良された現在の器具なら同じ20年でもっとその生存率は高くなっていると思われます。

性別・年齢別では50代男性の人工股関節再置換率が30%、人工膝関節再置換率が35%と高くなっていて、60代以上の場合は寿命との関係で再置換率は低くなっています。

女性も50代が再置換率が高く、人工股関節、人工膝関節とも再置換率が20%となっていますが、男性の方が再置換率が10%以上高いのは、やっぱり屋外での仕事など、使用頻度が高く、インプラントの消耗も激しいのでしょうかね。

やはり50代で手術をした場合、再置換手術になる可能性がグッと高まります。それでも全体の20~35%ですから、過半数の人は50代での人工股関節手術をしても20年間は再置換手術は必要がありません。

20年後のことなんかわかりませんものね~。もしかすると20年後には、人工股関節手術はもっと簡素化されていて、入院は1泊2日、手術の翌日には歩いて退院というぐらい簡単なものになっているかも知れません。

それはない?

だって今から20年前の人工股関節置換手術だと、片側だけでリハビリも含め入院1ヶ月~2ヶ月ぐらいは当たり前だったのが、最近は入院は2週間程度(私は9泊10日)になっているのですよ。20年後の医療技術の進歩なんか誰にもわかりません。

今は「人工股関節の寿命を延ばす」という医学的な指導や訓練はおこなわれていませんが、そのうち様々な事例研究が進み、こうすれば「摩耗を減らせる」とか「インプラントの寿命が延びる」という研究成果が出てくるものと思われます。

もちろん関節を使わなければ消耗もせず、インプラントの寿命を延ばすためにはいいのですが、それでは身体の健康によくなく、仕事や日常生活、レジャーなどに制限を受けることになり人工股関節に置き換えた理由が本末転倒となります。

脱臼の恐れがある激しいスポーツや、跳躍や転倒、衝突をともなうような激しい行動は控えるとして、通常の歩行や軽いスポーツなどは現在でも推奨されています。筋肉を増やして骨やインプラントを包み込むことで関節や骨の負担を軽減することが必要だからです。

スポーツならゴルフやウォーキング、ジョギング、卓球、バトミントンなどはOKで、ラグビーや野球、サッカー、乗馬、柔道、バスケット、全力疾走、跳躍競技、スキー、スケート(フィギュア)などは控えるような感じでしょうか。

有名スポーツ選手ではプロゴルファーのジャック・ニクラウス氏が59歳で人工股関節手術をおこないその後もシニアツアーなどに出場していました。同じくプロゴルファーのトム・. ワトソン氏も人工股関節手術を受けた9ヶ月後に全英オープンに出場し2位の成績を収めています。プロテニスの名選手ジミー・コナーズも3度の人工股関節置換手術を受けていて、その後試合にも出場しています。

日々進化するインプラントの性能、身体に負担の少ない手術法、そしてインプラントを長持ちさせる経験と技術などが複合的に進歩、進化していくことで、今までの再置換に関する常識はどんどんと覆っていくことが想定できます。


【関連リンク】
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