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幸福寿命 ホルモンと腸内細菌が導く100年人生(朝日新書) 伊藤裕

幸福寿命
著者は私と同い年(1957年生まれ)の医学者さんで、おそらく小学校ぐらいまでは同じような生活を日々送っていたに違いありませんが、頭のデキが全然違っていたみたいでピカピカのエリート経歴を持つ方です。

この歳になると、健康本というかこうした健康や寿命などのタイトルについ惹かれて買ってしまいます。

頭のデキが違う著者自身、たぶん思うところがあって様々な決めつけで話は進められていきますが、正直「なに言っているかわからん」というのが私の頭の限界です。

「幸福」は「あいだ」にあると言われてなるほどーと思う人がどれだけいるのでしょうか。

とにかく「あいだ」が好きな方で、人間も「人」の「あいだ」と書くとか、もうわけわかりません。

確かに人の「幸福」という概念は難しく、「それって人それぞれに思うこと」であって誰かが「幸福でしょ?!」って決めつけるものではありません。

医者の立場からだと「健康ならば幸福でしょ?」ということなのでしょうけど、それなら障害者は幸福になれないの?って勘ぐってしまいます。

そしていきなり腸内細菌やホルモン、ミトコンドリア、遺伝子などの話が出てきてもついていけません。

「大便の半分は死滅した細菌」とか、決めつけと、エビデンスがハッキリしない単に自分自身が思っていること、思い込んでいることが多く、どうも話半分ぐらいで読む方が良さそうです。

それもあって結局私の理解力では「なに言っているかわからん」という結果になってしまいます。

★☆☆

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ゾディアック(ヴィレッジブックス) ロバート・グレイスミス

ゾディアック
著者はサンフランシスコの新聞社に風刺漫画家兼記者として勤務していた時に連続殺人事件「ゾディアック事件」が発生し、その縁からその未解決事件のすべてをあらためて調べ追いかけたこのノンフィクション作品を書くことになります。

「ゾディアック事件」とは、1968年から1974年にかけてサンフランシスコ周辺で、ハッキリと判明しているだけで5名、疑わしいものを含めると10数名が殺害された連続殺人事件で、新聞社や警察に犯行声明文を送り、いわゆる「劇場型犯罪」のはしりとも言える未解決の事件です。

またこの連続殺人犯は、盗品や暴行などなにか目的があってのことではなく、ただ人殺しが自分の快楽を得る手段とするシリアルキラーという特徴があります。ターゲットは若い女性やカップルなどが多いですが、タクシーの男性運転手というケースもあります。

本著の原本(英語版)は1986年に出版されていますが、この日本語翻訳文庫本は2007年に発刊されています。

1970年前後というと、世界ではベトナム戦争が激しくなっていた頃で、日本国内では高度成長期の頃で、大阪万博(1970年)が開催されていました。

事件自体はアメリカ内でのことで、日本ではそれほど有名ではありませんが、その後の連続殺人事件やシリアルキラーと言われる殺人のための殺人事件が発生したときにはこの未解決事件が繰り返して比較するように登場します。

このノンフィクション作品を原作とする映画「ゾディアック」(2007年)を、「セブン」や「エイリアン3」などを監督したデヴィッド・フィンチャーが製作しています。

文庫本で594ページとかなり長編ですが、複数の事件の発生や、犯人からの手紙とそこに書かれていた暗号文の解読、担当刑事のインタビュー、被害者遺族や目撃者へのインタビュー、容疑者の友人へのインタビュー、容疑者の筆跡鑑定、犯行場所や殺害相手の類似性など様々な視点でひとつひとつ調査していくので膨大な時間と手間をかけています。

ジャーナリストが殺人事件を追いかけるノンフィクションで以前清水潔著「桶川ストーカー殺人事件」を読みましたが、日本の警察は部外者に対しては徹底的に隠すのに対し、アメリカの警察はかなりオープンで取材や調査にも協力的、記者の考えに対しても真摯に向き合ってくれるなど大きな違いがあることがわかります。 

また事件発生当時には公開されていなかった犯人の手紙原本や手製爆弾の図なども、情報公開が許されたようで今回初めて本書で公開されていて、調べて初めてわかったことなども書かれています。

結局は2024年時点で犯人は特定されてなく、当時ゾディアックと思われた容疑者の自宅から決定づける現場から持ち去られていた被害者の持ち物などは見つかっていません。

著者が最終的に一番濃厚と思われる人物は、果たして、、、

なかなか興味深い事件調査報告と推理でした。

★★☆

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おもかげ(講談社文庫) 浅田次郎

おもかげ
2017年に単行本、2020年に文庫化された長編小説で、元は2016年から2017年にかけて毎日新聞に連載小説として掲載されていました。またこれを原作にしたテレビドラマが2023年にNHKで放送されました。

巻末の解説にも書かれていましたが、著者の初期の作品で、映画化された「地下鉄に乗って」(1994年)と、直接的には関係ありませんが対となる作品とも言えます。

「地下鉄に乗って」が地下鉄を一種のタイムマシンに仕立て過去へさかのぼりますが、今回の作品では自分の出生の謎や見知らぬ母親との関係を夢の中で地下鉄を通して知ることになります。

私が仕事のため東京に生活するようになったのが1980年で(1970年代にも遊びで何度か来てはいましたが)、その時の銀座緯は全面黄色のボディで時々電灯がパッと消える仕様、丸ノ内線はこの小説でも出てくる赤色のボディに白のラインとシルバーの模様の車両でした。

そうした古い車両には冷房装置はついてなく、夏は窓を開けて走るのが普通でしたので、騒音がひどかったことが印象に残っています。

小説では主人公の生まれた頃(1950年頃)から、65歳になっている現代までの地下鉄の姿が出てきます。

65歳になり大企業の関連会社を定年で退職した主人公が、送別会が終わって地下鉄で自宅へ向かっている時に脳梗塞で倒れ、病院へ運ばれますが危篤状態でICUの中で眠り続けています。

身体は危篤状態ですが、意思はハッキリしていて、謎の女性達と街へ出掛けて食事をしたり、海辺を散歩したり、またICUで同じく危篤状態の老人と一緒に風呂屋へいったりします。

それらの人は誰?そして肉体から離脱した意識はどこへ向かうのか?ってところが「泣かせの浅田」の本領発揮です。泣きはしませんでしたが。

★★★

著者別読書感想(浅田次郎)

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野わけ(文春文庫) 渡辺淳一

野わけ
女性誌「non-no」1972年~1973年に連載されていた恋愛(不倫)小説で、単行本は1974年に出版されています。また、見ていませんが1975年には大谷直子主演でテレビドラマも作られています。

舞台は京都の医療機関で、同施設で血液検査員として勤める主人公の独身女性と、妻帯者の上司との恋愛という定番ストーリーです。

デートの場所は南禅寺近くのラブホテルや、ドライブは大原を過ぎて途中越えで琵琶湖大橋といった1970年代のこれまた定番デートスポットです。

今でこそ、小説やドラマの中で男女の恋愛や不倫関係はほとんど読者や視聴者に与えるインパクトはないでしょうけど、この頃(1970年代)だと、まだ一般的には気軽に扱えるほどのものではなかったでしょう。

さらに、妻帯者の不倫相手の義弟とお見合いをしたりしている主人公よりさらにぶっ飛んでいる妹から、男をじらす恋愛のテクニックを伝授されるとか、舞台となっている閉鎖的な古都京都と対照的で、20年は先へ行っていそうな先進的な内容に驚きました。さすが女性誌non-noだけのことがあります。

その平凡パンチの女性版として1971年に登場した雑誌non-noですが、長引く紙媒体不況の中で今でもあるのかなぁ?と思って調べてみると、月1回発行(2010年頃までは月2回発行)で現在も健在です。

★★☆

著者別読書感想(渡辺淳一)

【関連リンク】
 10月前半の読書 ヴェアヴォルフ オルデンベルグ探偵事務所録、草笛の音次郎、自分をどう愛するか<生活編>、新月譚
 9月後半の読書 老人をなめるな、パラドックス13、顔をなくした男、京の怨霊 元出雲
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