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TAXY NY(原題:Taxi) 2004年米(日本公開2005年)
監督 ティム・ストーリー 出演 クイーン・ラティファ、ジミー・ファロン

TAXY NY
映画では珍しく黒人女性が主人公で、タクシードライバーの免許をとってあり得なさそうな特別なチューニングを施したタクシーで暴走を繰り返すというコメディ要素のある作品です。

TAXi」と言えばリュック・ベッソン製作、脚本のシリーズが大ヒットして有名ですが、その映画の舞台をフランスからNYに移し、内容も工夫をしたリメーク作品です。

NY市警の運転が下手な刑事がたまたま乗った主人公のタクシーに銀行強盗の犯人追跡を頼んだことで、連続強盗事件の犯人を追いかけることになります。

アメリカ映画らしく大雑把で単純明快なハッピーエンド、脳天気なこういう映画も悪くないけど、もう少しなにか得られるものが欲しいものです。せっかく2時間ぐらいをつぎ込むのですから、、、

★☆☆

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LIFE!/ライフ(原題:The Secret Life of Walter Mitty)2013年米(日本公開2014年)
監督 ベン・スティラー 出演者 ベン・スティラー、クリステン・ウィグ

LIFE!/ライフ
原作はジェームズ・サーバーの1939年の短編小説「ウォルター・ミティの秘密の生活」で、映画の原題はそのままですが、邦題はわかりやすく?大幅に変えてあります。

1936年に創刊された写真雑誌のライフのフィルムを管理する部署にいる主人公を中心に、会社が買収され書籍雑誌からオンラインメディアへと変わることが発表され、最終号の表紙に伝説のカメラマンが撮った渾身の1枚を使うことが決まります。

しかし送られてきたフィルムの中にその表紙に使う1枚だけが抜けていたことから、カメラマンを探すために最後に連絡があったグリーンランドへ急遽飛び立ちます。

グリーンランドではすれ違いで会えず、次に向かったとされるアイスランドへ、さらにアフガニスタンへとカメラマンを追い続けます。もうむちゃくちゃ。

やっと見つけたら、フィルムはプレゼントでもらった財布の中ということがわかりますが、その財布は古びたモノだったのですでに捨ててしまっています。

ま、これもアメリカ映画ですから最後はハッピーエンドで終わりますが、グリーンランドやアイスランド、アフガニスタンとなかなか観光では行かない珍しい景色が見られてそれが一番嬉しいです。

そして最終的に見つかった最終号の表紙を飾る特別な1枚とは、、、

ちなみに現実社会では2007年4月で2回目の休刊となり、その後はオンラインメディアに統合されています。

★★☆

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ある兵士の賭け 1970年 石原プロモーション
監督 キース・エリック・バード
出演 J・アレン、石原裕次郎、新珠三千代

ある兵士の賭け
戦後から15年ぐらいが経過した1960年代、まだ駐留米軍が大きな顔をしていた時代の話で、神奈川県の座間から大分県の別府までを徒歩で歩く実話を元にしたロードムービーです。

朝鮮戦争に従軍し、過酷な戦闘の中で、警戒中に誤って隠れていた市民を射殺した過去をもつ米軍大尉が座間に駐留中、基地の中の酒場で仲間達と「二週間後に迫った1960年のクリスマスまでに徒歩で大分に到着できるか」という賭けにのり、部下と二人で雑嚢を背負い歩き始めます。

これは別府にある戦争孤児の施設に何度か慰問していたことから、そのボロボロの施設の改修のため義援金を募るという目的でした。

富士山の近くから名古屋、京都、広島と歩き続けますが、同行の部下が広島で熱を出し、山口まではひとりで歩き続けます。

そして狭い山道でダンプカーに接触し崖から転落し怪我をしてしまいますが、それでも歩き続け、クリスマス前に大分にギリギリ到着します。しかし期待していた義援金は施設の改修費には至らず、再度挑戦をします。

それでもまだ不足していたところ、最初は大尉の過去の残虐行為の罪滅ぼしか売名行為か?と思っていた新聞記者が、施設の改修に執念を燃やす大尉の思いを理解し、新聞社を巻き込み義援金の大キャンペーンを張り3回目の行軍でようやく改修ができる費用が集められます。

その後大尉はベトナム戦争に従軍することとなり、戦死してしまいます。

大尉が休暇で大分に帰ってくる予定の飛行機便の前で待ち受ける施設の子供達の姿が悲しいです。

最初の内は疑いを持っていた新聞記者は、主がいなくなったあと、ひとりで大分までの道のりをひとりで歩き始めるところで終わります。

会話に英語が使われるシーンが多く、1960年当時、地方に米国人と英語で自由に話せる一般市民が何人もいたとはとても思えないところなど変なところもありますが、エンタメとしては仕方ないでしょう。

★★☆

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恐怖のメロディ(原題:Play Misty for Me)1971年米(日本公開1972年)
監督 クリント・イーストウッド 出演 クリント・イーストウッド、ジェシカ・ウォルター

恐怖のメロディ
現在40数本の映画監督作品があるクリント・イーストウッドの監督デビュー作品です。

1971年当時はまだ「ストーカー」という言葉もなく、そのまとわりつく行為自体が犯罪という理解がなかった時代ですが、この映画ではそのストーカーが徐々に度を超していき殺人事件へと発展していく姿を描いたスリラーサスペンス映画です。

主演はクリント・イーストウッド自身が演じる地元ラジオの人気DJで、リスナーから電話で曲のリクエストを受け付けるという仕事をしています。

その中にいつも「ミスティ」というジャズスタンダードばかりをリクエストしてくる女性がいますが、ある日そのリスナーの女性と出会い関係を持ってしまいます。

その後、リスナーの女性の態度が主人公のDJを我が物とした態度へと一変し、諭されると自殺未遂をおこない、DJの自宅に通う家政婦まで襲われ大けがをします。逮捕からその後釈放されたあと、DJの恋人にも危機が迫っていきます。

1970年代のわかりやすいスリラーで、元々はヒッチコック監督が得意としていたドラマの雰囲気があります。

その後、1990年代以降、米国や日本でもストーカー犯罪が社会問題となっていく先駆的な映画と言えるかも知れません。

★☆☆

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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(原題:Trumbo)2015年米(日本公開2016年)
監督 ジェイ・ローチ 出演者 ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
アメリカの反共産主義の急進組織「下院非米活動委員会」がおこなった行動は、通称「赤狩り」と呼ばれ、多くの芸術家や俳優が敵対視してきた歴史があります。

有名なのはチャップリンが作る映画は共産主義的だと決めつけられ、国外追放されたほか、公職追放されたロバート・オッペンハイマーなど多岐に渡りますが、この映画の主人公で脚本家のトランボを含むハリウッド10と呼ばれる映画で活躍していた10人もその対象となり、委員会での決めつけの証言に対してまともに取り合わなかったことで収監されることになります。

それでも家族を守るため、生活費を得るために、別名で脚本を書いたり、親しい知人の名前で出すことで多くの名作を書いていきます。

その中には、誰も知っている「ローマの休日(Roman Holiday)」や、「素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)」、「スパルタカス(Spartacus)」、「栄光への脱出(Exodus)」など数多くの脚本を手がけています。

映画には赤狩りの急先鋒だった、ジョン・ウェインやロナルド・レーガンなども登場してきて、ハリウッド10のほとんどが従軍して実戦経験があるのに対して「お前はどこの部隊にいたのだ?教えてくれ」と従軍経験がないジョン・ウェインに詰め寄るシーンは秀逸です。

こうしたとてつもない権力につぶされた人達が、その後あきらめずに復活していく物語は世界を問わず好きなので、この映画も権力側にいなかった人達にはウケたでしょう。

アメリカの禁酒時代などとともに多くのアメリカ人なら忘れてしまいたい暗黒時代の歴史ですが、今年新しくアメリカ大統領に選ばれた人はおそらくこうした時代が懐かしく、自分が権力側にいるあいだに再来を期待しているような気がします。

★★★

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かくしごと 2024年 「かくしごと」製作委員会
監督 関根光才 出演者 杏、中須翔真、奥田瑛二

かくしごと
原作は北國浩二著の2011年発刊の小説「」です。

大きなテーマとして家庭内DVと児童虐待と高齢の親の認知症が根っこにあり、なかなか重いテーマですが、伊那の素晴らしい景色や農村風景と、それにはまったくそぐわない都会で活躍している絵本作家の主人公のミスマッチがユニークです。

主人公がひとりで暮らしている高齢の父親が認知症の症状が出始め介護のため伊那の実家へ帰ってきます。

地元の友人と食事の後、運転代行が遅いことからその友人の運転で山道を走行中、子供をひいてしまいますが、その友人は公務員で離婚後子供をひとりで育てていることから飲酒運転事故で捕まるわけにはいかないと、事故を通報せず、怪我した子供を主人公の家で引き取ることにします。

その子供は記憶をなくしていて、身体には暴行を受けた跡があり、調べると父親に無理矢理橋の上からバンジージャンプをさせられ、ロープがちぎれて川に流されたことがわかります。その子供は母親の連れ子で父親は義理の父親です。

交通事故の影響は少なく異常はないですが、子供をこのまま警察へ引き渡し、家庭内暴力の親の元へ返すわけにはいかないと自分が育てようと決断します。

認知症の父親と子供は理解しあい、しばらくは和やかな3人の生活が続きますが、子供の父親が現れ、子供を引き取りたいのなら1億円を出せと脅してきます。

最後は裁判のシーンで終わりますが、記憶喪失だった子供の証言で泣かされることになります。

最近の邦画は、アニメかアイドル主演のものばかりでガッカリすることが多い中、この映画は主演の杏や認知症高齢者役の奥田瑛二などの演技もうまく、良い映画でした。

★★☆

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居眠り磐音 2019年 映画「居眠り磐音」製作委員会
監督 本木克英 出演者 松坂桃李、木村文乃、芳根京子

居眠り磐音
原作は佐伯泰英著「居眠り磐音 決定版」(2019年)の時代劇映画です。主人公の名前が坂崎磐音(さかざきいわね)で、その剣法でのんびりと居眠りをしているような構えをすることから名付けられていたのがタイトルになっています。

江戸への出仕から豊後の藩に帰ってきた3人の幼なじみの侍ですが、そのうちのひとりが江戸勤めのあいだの留守中に妻が不義を働いていたと騙され、妻を切り捨ててしまいます。

その後殺された女の兄で、義理の兄という関係の仲間に斬られてしまい、その侍は藩の捕縛に抵抗したため、結果的に主人公と対決し斬られてしまいます。

そのような仲の良かった幼なじみの3人が一晩で斬り合ってしまうというトラウマを抱え、婚約者を捨てて浪人として江戸へ出て料理人や両替屋の用心棒として世捨て人のような暮らしをしています。

こういう時代劇では主人公の剣の腕前がめっぽう強く他を圧倒するというのが定番ですが、この剣士は戦うと、勝ったとしても同時に自分も斬られて負傷を負い、修羅場の場数を踏んだ後でも研鑽を積んだ道場で師匠と木刀を交えると簡単にやられてしまうと言う人間味のあるところがユニークです。

ま、アイドル映画と言えなくはないですが、三船敏郎や佐藤健、木村拓哉などが演じる無敵の剣士とは違い、戦うたびに斬られ、刺されて血を流す、決して強くない剣士で味がありました。

★★☆

【関連リンク】
2024年11~12月に見た映画 網走番外地 北海篇(1965年)、首(2019年)、駅 STATION(1981年)、張込み(1958年)、博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年)、フィラデルフィア(1993年)

2024年9~10月に見た映画 弾を噛め(1975年)、スノーデン(2016年)、ハプニング(2008年)、ひとよ(2019年)、エアフォース・ワン(1997年)、放浪記(1962年)

2024年7~8月に見た映画 風とライオン(1975年)、シティーハンター(2024年)、パワーゲーム(2013年)、山の郵便配達(1999年)、ペギー・スーの結婚(1986年)、引っ越し大名!(2019年)

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