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前回「ケーブルテレビの契約見直し」ではCATV会社のビジネスモデルについてそのメリットとデメリットなどを書きましたが、平常時においては、便利で使い勝手がいいことは認めないわけにはいかないでしょう。だから現在では国内でも50%を超えるまでに普及が進んできました。

元々地域に1社だけと決まりがあったCATV会社ですが、現在はその優位性は薄まり、ネット(電話線や光ケーブル)を通じた動画やテレビ放送の配信サービスが拡がり、ユーザーからすれば選択肢が増えてきました。

それだけに今までは競争相手がなく保護もされて好調に推移してきたケーブルテレビ会社も、ここ数年は価格競争を含む仁義なき戦いを繰り広げています。

CATVの契約を見直したいという欲求は以前からありましたが、テレビ・ネット・電話と複雑に絡まっていて、なかなか思い切れませんでした。

それがケーブルテレビ会社の思う壺にはまってしまっているのですけどね。

子供がまだ小さいときは、ディスニーチャンネルやトムとジェリーのアニメなど、子供受けする番組がケーブルテレビではいくつもあって、それなりにCATVと契約するメリットがありました。

現在では子供も大きくなって、それぞれにPCかタブレットを持っていて、テレビは通常の地上波とせいぜいBS放送が見られれば、それ以上に求めることはなくなってきました。

それを象徴するのは、やたらとテレビ番組にネット上の動画を再利用した番組が増えてきたことです。ニュースでもバラエティでもすでにネット上にある動画コンテンツなどをテレビでやたらと使うようになりました。

つまりネット環境があれば、もうテレビはさほど重要性、必要性がなくなってきたということでしょう。テレビ局もネット動画を扱うことが、結局は自分(放送)達の首を絞めるってことがわかっていないみたいです。

だって先にネットで見られるのに、あとでテレビでわざわざ同じ動画をみたくはないですから。

ケーブルテレビを解約して、地上波のアンテナを自前で立てれば(BSはすでに自前のアンテナを立てて利用中)、新たに契約が必要となるのはネット(プロバイダ含む)と電話回線です。

そこで、調べてみると一番高そうなNTTの回線とネット接続料金では、「フレッツ光+プロバイダー代」で月間6,000円程度、電話はひかり電話1,500円で合計7,500円※1。NHK受信料の支払いがBS含めて2,065円(1年一括払いの1ヶ月分)で合計9,565円。もちろんNTT以外のもっと安いネット接続&プロバイダー契約も可能です。

※1 (参考)ヨドバシカメラ NTT東日本 光 with フレッツ


ただし、地上波テレビアンテナ(約1万円)と録画機能付きセットボックスに代わるチューナー付きHDDレコーダー(約4万円)は新たに購入する必要があります。この5万円の初期費用を、仮に耐用年数5年間として割ると月間約800円ほどになり、上記の9,565円と合わせると月10,365円の負担となります。意外にかかるものです。

しかし毎月12,000円(テレビ、ネット、録画機、NHK受信料、電話料含む)ほど支払っているケーブルテレビの契約より、月間1,600円ほどの節約となります。

逆に言えば、いまのケーブル会社の契約が1,600円以上下がれば、しばらくは継続してもいいかってことになります。たかが月1,600円と言うなかれ、平均寿命まであと30年とするとその総額は58万円になります。

さらに電話やネットの乗り換えの際、家電量販店などへいくと目につきますが、PCやタブレットなどを買う時に、同時に光ネット契約をすれば最大5万円引き!とか、3万円キャッシュバックとかの広告があります。

つまり乗り換えをする時は従来契約している業者へ数万円の解約料や工事代などを支払う必要がありますが、それらを上手く利用することで、補って余りある特典が用意されているということです。

ただ最近そのゼロ円商売にいろいろと問題があって、そうしたキャンペーンは下火になってきましたが、探せば2年以上の契約をすれば数万円のキャッシュバックとかまだまだあります。※2

※2 (参考)株式会社25「のりかえでおトク!最大122,700円還元!


そうしたことを下調べして乗り換えも考慮した上で、ケーブルテレビ会社に電話をかけて安いプランへの契約変更を申し出てみます。

私 「現在のテレビ契約を一番安いのに変更したいのですが
ケ 「お調べします・・・・えーと、契約期間途中ですので、契約変更の場合、変更料金が2万円、工事費が3.5千円が別途かかりますがよろしいですか?(軽くジャブで「変更すると損するぞ!」と言いたいらしい」
私 「なにそれ?契約期間ってもう10年以上契約していて、前回契約を変更してからも3年以上経っているんだけど」
ケ 「いえ、以前に契約を変更された時から1年ごとに更新をしていて・・・」
私 「3年前に契約変更した時、2年間は途中解約ができない、する場合は違約金が発生と聞いたけど、もう2年間過ぎているので問題ないでしょ?」
ケ 「いえ、毎年1年ごとに更新月があって、決まった月でないと違約金が・・・」
私 「更新って3年前に契約した時以降は手紙にしろ電話にしろ一度も連絡をもらった記憶がないのだけど」
ケ 「いえ、確かにご自宅に電話して確認しております。記録によるとお相手は奥様だったようです」
私 「ケーブル会社との契約先は私であって、契約書の名前もそのようになっているハズだが。妻は関係ない」
ケ 「・・・」
私 「つまり、なにか、契約のことなどなにも知らない家人に電話で伝えたから、それで延長の契約が成立したというのか?」
ケ 「・・・」
私 「それで更新契約が成立しているので、例え変更でも多額のペナルティを支払えと言うのだな?」
ケ 「・・・」
私 「わかった、そのような理不尽なことを言う会社とはすぐに契約を打ち切りたい。ペナルティ払えと言うなら払うから、すぐ解約してください」
ケ 「(ホッとしたような感じで)それなら解約の担当者へ回しますので」
・・・・
ケ 「解約担当の○○です。お調べしたところ解約に必要な費用は○×で、その手続きには▲■が必要です」
私 「わかりました、今月末で切り替えをするから手続きしてください
ケ 「今回は元々安いプランへの変更をご希望されていたのですね?それでペナルティが発生するということでご迷惑をおかけしてすみません」
私 「10年以上黙々といいなりに支払い続けてきたのに、プランの変更を申し出たら違約金とかわけわからない」
ケ 「申し訳ありません。それで解約してどうされるおつもりでしょうか?」
私 「これから調べるが、電話は元々NTT加入権もあるし、ネットやテレビはとりあえずNTTフレッツ光の契約かな」
ケ 「そうですか、、、、」
私 「すぐに解約手続きしてください」
ケ 「電話の切り替えに工事日を決める必要があり、今のところ空きがあるのは◎日か◇日で・・・」
私 「では業者を決めて、その空きのある日で工事日を調整すればいいのですね?」
ケ 「その通りです」
私 「ではそうさせてもらいます。解約の手続きは以上ですか?」
ケ 「あのー、ひとつご提案なのですが、、、」
私 「(心の中で)やっときたか)」
ケ 「プラン変更の費用は今回特別になしにさせていただいて、さらに新規加入者と同様に、1年間は基本利用料から毎月900円を差し引かせていただくということで、引き続きご利用いただけないでしょうか?」
私 「うっ、、、(しばらく絶句したように見せかけ)それができるのなら最初に言ってよねぇ、、、」
ケ 「なにぶん複雑な社内手続きがありゴニョゴニョ、、、」

てな感じ(多少脚色あり)で交渉し、本来は2万円ほどの契約変更ペナルティを結局ゼロにして、CATVのテレビプランを1,500円/月ほど下げ、さらに1年間限定ではあるけど、基本料が900円ほど安くすることができました。

契約変更時の工事費(数千円)はさすがに削れないとのことで発生します。いやしかし何事も面倒がらずに交渉してみるものです。

但し、この解約担当者という職種の方、海千山千のつわもので、解約を申し出る相手をなんとしてでも引き留める最後の砦として、活躍しています。まず普通の人では解約したくてもさせてくれないでしょうね。

なにがと言えば、単に料金が高いとゴネているのではないか?とその解約本気度をあの手この手で探ってきます。

具体的にはどこと契約するつもりか、切り替え工事の日はどうするのかなど詳しく聞いてきます。つまり変更の手続きは新たな費用も発生していろいろと面倒ですよとほのめかしてきます。

つまり解約するのが本気かどうか、乗り換える先はどこか、そこと優劣比較をして弱点を探しているのでしょう。

今回も、ケーブル撤去工事の日程や電話の切り替えの工事日を決めたあとの最終段階になってから(つまり解約、切り替えがいよいよ本気だということがわかってから)、ようやくペナルティなしや値引きの条件提案をしてきました。

今回、当初の目算通り、テレビ(NHK視聴料含む)+ネット+録画機能付きセットボックス+固定電話で、月間9,600円程度へと2.4千円ほど下げることに成功しましたが、そろそろ解約してもいいかなと思っていたケーブルテレビは説得されて引き続き利用することになりました。

そのようにケーブルテレビの契約解約が難航することを知っている競合のフレッツの代理店などは、契約解除手続き一切を代行してくれるところがあります。

それは上記のようにケーブル会社から譲歩案を提案されたり、割引を条件に乗り換えする気持ちを翻されないためです。なので、親切心で解約手続きを全部やってくれるわけではないので恩に着る必要はありません。

今後ですが、私の中では、この割引がある1年のあいだに地上波テレビアンテナのDIY設置をし、ネット回線の品質チェックと乗り換え特典の精査をおこなって、一気にケーブルテレビとおさらばすることを目論んでいます。

固定電話に関しては家族全員が携帯を持っていて、固定電話で通話はほとんどおこなわないので、あってもなくてもいいかなと。契約するなら基本料が安いところで。

こうした交渉や乗り換えの手続きが面倒だからと特になにもせず、言われるままに淡々と日々無駄なお金を支払い続けているものって探せばいくらでもありそうです。

電気やガス、水道のような公共料金は仕方がないとしても(それでも電気の場合、契約電圧を下げることで基本料が下がったりします)、それ以外の契約は時々見直す必要がありそうです。

まだ購読しているのか?って驚かれそうですが、新聞(月4,037円)も最近は土日曜日に、しかもチラッとしか読まないのでやめようかな、、、


【関連リンク】
910 テレビ番組はタイムシフト視聴が当たり前?
900 テレビ・ラジオの長寿番組について
675 我が家のテレビ視聴環境改善 工事編
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先月アメリカ発のネット動画配信サービスNETFLIXが日本でも始まり、若者を中心にテレビの見方が大きく変わっていくのか?っていう話しが盛り上がってきています。

その中でも「ネットフリックス、衝撃の低価格戦略 テレビ無料視聴の壁、崩壊間近」 
のように、「『テレビ視聴は原則タダ』が当たり前の日本で、お金を払って動画を見る習慣が定着するだろうか?」という議論が巻き起こっています。

NHKの受信料や有料BS・CSなど、すでに有料放送が普通になってきているので、原則タダとは言い難いのですけどね。

現在、常時テレビ視聴をしている人は未成年者と中高年以上、特に高齢者が中心となっていて、若者はともかく、高齢者のテレビ視聴形態がすぐに変化するとは思いにくいところですが、スマホが一時も手放せない若者の多くがこうしたサービスに加入すれば、それなりのシェアがとれるのでしょう。

(参考)テレビ番組はタイムシフト視聴が当たり前?


アメリカは元々テレビを見る際には有料のケーブルテレビ(CATV)に加入し見ている人が多く、世帯普及率では7割を超えているのが特徴です。

それが独自のテレビケーブルからネット回線のNETFLIXに変わるというだけで、大きな変化とはならないのでしょう。利用者にとっては契約先がケーブルテレビ会社かNETFLIXかの違いだけです。

日本でもCATVでテレビを見ている人は年々増加していて、2015年3月現在で2918万世帯、普及率は52.2%に達しています(総務省データ)。

うちの近所の家は、うち以外はすべてアンテナが立っていて、ケーブルテレビに加入している人は見あたらず少ないのですけどね。

意外というか、CATVでテレビを見ている人が多いように感じますが、これはひとつには、アナログ放送から地上波デジタルに変更になった際に、新しい地上波のアンテナを立てなくてもケーブルテレビ会社から電波を送り込む一時的な特例(有料または無料)をおこなったことや、特に地方などで、電波が悪い地域へは積極的にケーブルテレビを投資したことで、一気に拡大しました。

またマンションやアパートなど集合住宅の場合、管理者が自前の地上波、BS、CSのそれぞれアンテナを立てて、定期的に保守管理をするよりも、すべてCATV会社に丸投げして各部屋まで配線をしておき、「各戸でケールテレビ会社と契約してね」としたほうが楽なので、比較的新しいところは概ねそうなっていることもあるでしょう。

CATVの契約は、テレビ(地上波、BS、CS)だけでなく、同軸上でネット接続(+プロバイダー契約)も、また固定電話としても使えますので契約が1本にまとまり、旧来のように「固定電話はNTTと契約、ネット接続はNTT回線、接続プロバイダーはソネット、テレビは自前でアンテナ(VHFとUHFとBS/CS)を立てて、NHKやBS、CS会社とそれぞれ受信契約をして」という邪魔くさいことが一切ありません。

そうしたCATVの便利さゆえ、ジワジワとシェアを伸ばしてきていますが、このCATVにもいろいろと問題はあります。

まず、CATVのケーブルは電気と同じ電柱を通していることが多く、大きな災害時には意外と弱いと言うことです。

つまり大きな災害でケーブルが切れてしまったあと、最優先で復旧される電気や水道は通じても、テレビやネットはずっとつながらないままということが起きます。

地中に埋められたケーブルであっても同様で、アメリカのケースでは地震で地中ケーブルはズタズタになったようです。

CATVの回線も電話線もほぼ場所を通ってきていますから、大きな災害ではCATVの場合、テレビとネット、電話とも同時につながらなくなるということになりますが、もしテレビを自前のアンテナで受信していれば、電気さえ通じれば災害状況などを見ることが可能です。

そうした視聴環境の問題よりも深刻なのは、実はCATVのチャンネルを見てわかるとおり、有料チャンネルを契約している場合、ほとんど見ない番組(チャンネル)も自動的にセットとなって買わされ、それを含めて契約者が負担し、お金をドブに捨てるがごとく毎月引き落とされていくということです。

もちろんディスカバリーチャンネルや子供向けのアニメ、古い時代劇など楽しみで見ている人はいいのですが、そうしたチャンネルがほとんど必要のない人も多いでしょう。

CATVに新しく加入するときには、数ヶ月無料だったり、割引が適用されるので、通販専門チャンネルや、ネイチャー、マイナーなスポーツ、古いアニメなど、多くの場合見ないチャンネルがセットになっていても、「ま、いいか」で済ませますが、あとで不要だからと思って変更しようものなら数万円のペナルティーを請求されたりします。

新規加入者にだけある様々な割引特典は、十数年ずっと加入して累計すると百数十万円以上を支払ってきた現加入者には与えられません。

そして長期の旅行や病気をして入院して長く家を空け、一度もテレビをつけてなくても、毎月数千円がむなしく引き落とされていきます。

こうした毎月少しずつ引き落とされるビジネスは、金持ちよりも真面目な貧乏人に対して一番有効で、水道、電気、ガス、固定電話などの生活インフラ利用料から始まり、新聞購読料、ネットプロバイダー、携帯電話、ウイルス対策ソフト、Yahoo!やAmazonなどのプレミア会員料など、あの手この手で絡め取られていくのが現状です。

クレジット会社のリボ払いもこれと同じ意味を持っていて、高額なものを買っても毎月少しずつ利子を含めて支払わせることで、利用者の負担感を減らし、新たにもっと買わせて借金をふくらませていくポンとキャッシュで支払えない、貧乏人向けに考えられた仕組みです。

なのでクレジット会社や信販会社はリボ払いを勧め、リボ払いを選べばキャッシュバックや豪華なプレゼントなどいろんな特典をつけて勧誘してきます。

もちろん一度リボ払いで絡め取れば、業者側に大きなメリットが返ってくることを知っているからに他なりません。

同様にケーブルテレビで毎月少額でも料金を引き落とすことにいったん成功すれば、それはもう未来永劫ずっと引き落としていけることを知っているので、様々な特典を用意して加入促進をはかっています。

さて、実は私の家でも、まだアナログ時代に屋根の上のテレビアンテナが壊れて、それならばということでもう10年以上前にCATV会社とテレビの受信契約をしました。

その後、ネット回線と電話のセット契約、それにテレビ録画機能がついたセットボックスのオプション追加などをして、現在は毎月約12,000円(固定電話通話料含む)をケーブルテレビ会社に支払っています。

そこで、子供も大きくなって、テレビをあまり見なくなってきたので、見直しをしようといろいろと検討しているところです。

次回は、CATV会社と契約変更の交渉をおこないましたのでその模様を。


【関連リンク】
937 浅見光彦シリーズドラマにはまる
836 上方漫才と落語の話し
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389 液晶テレビが故障した件 その4



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959
ちょっと自分のブログの宣伝になりますが、過去に書いた記事で、未だによく読まれている記事を、テーマごとにまとめておきます。書くネタがなくなったときに時々使うワザですw。

当ブログへは検索エンジンの結果からやってくる人が多く(おそらく訪問者の9割が検索エンジンから)、できるだけすぐに内容が陳腐化するニュース系ネタを少なくし、しばらくあとになってから読まれても役立つ情報や雑学ネタを増やすよう心がけています。

特にSEO対策をやっているわけではなく、しかも便宜上2002年から使い始めてベースとなっているGeocities(当時はブログという概念はありませんでした)と、2010年からは更新が容易なNinjaブログの両方にほぼ同じ記事をアップしている関係で、検索エンジンからは(たぶん)二重投稿のペナルティを受けていて、検索結果の順位も超低空飛行を続けています。

ひがみですが、ページビューにはこだわらず気にしていません。

なので自己満足で続けているわけですが、自分で言うのもなんですが、積み重ねてきた古い記事を読み返してみて、ハッと気づくことや、新しい発見などもあり、単に「懐かしい」を通り越したプラスアルファを感じます。

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検索順位でも、実際に読まれているページ順位でもDIYやリフォーム系の記事の順位が高くなっています。これは狙い通りというところです。

続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編

続:浴室のユニットバスへのリフォーム後編

浴室のユニットバス化リフォーム工事完了



我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その1

我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その2

我が家のテレビ視聴環境改善 工事編



洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編

洗面化粧台をDIYで交換 その2工事編


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次はスポットで書いたクルマを利用した京都旅についてです。これが検索で非常に多くなっています。

一般的に京都旅行と言えば「JR東海」に代表されるように電車など公共交通機関を使っての旅というイメージが強いのですが、地元ぃならではのクルマ駐車裏技含め貴重な情報提供となっていると自負しています。「役立ちました!」とお礼のコメントなどは一度もありませんがw。

クルマで行く京都観光お勧めコース その1

クルマで行く京都観光お勧めコース その2


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そして三番目は書籍になりますが、その中でも「スペンサーシリーズ」で強みを発揮しています。熱烈なファンというわけではありませんが、ニッチな中でこのシリーズについて何度も書いていることが評価?されているのかも知れません。

こんなことなら同じく全巻読んでいる三島由紀夫とか、景山民夫とか、高杉良とか、五木寛之とか、浅田次郎とか、イアン・フレミングとか、マイケル・クライトンとか、マイクル・コナリーとか、ローレンス・ブロックとか、フレデリック・フォーサイスとかについても、まとめを書こうか思案中(うそ)。

ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ 

私立探偵ハードボイルド小説2つ

スペンサーシリーズの読み方(初級者編)

さらばスペンサー!さらばロバート・B・パーカー


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その次は雑学的な話しのネタが多くなります。自分的にはよく書いているつもりの「高齢化社会」や「高齢者ビジネス」に関してもっと票?が集まるかと思ってましたが、それらはあまり人気がなさそうです。

そうしたネタは、プロが書いたもっといい役立つコンテンツがよそにあり、素人サイトではそこまで及ばないのでしょうw。

身分証明書もとい本人確認書類とは?

出版社不況の現状

地方が限界集落化していく

テレフォンカードの使い道

靴はどのタイミングで捨てたらいいの?

運転免許証の取得推移と乗用車保有台数推移を並べてみる

しらけ世代と団塊世代ジュニア


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元々、ここのサイトの本来のテーマである解雇やリストラ、再就職のネタはさらにその次です。結構この話題については、本数を書いているつもりですが、訪問者上位に上がってくるのは限られていて残念至極です。どうすればもっと読んでもらえるか考えなきゃいけません。

40歳以上の解雇や退職勧奨は最悪だ

履歴書の中の嘘はすぐバレる

バブル入社組40歳代の憂鬱

脱サラ起業ができる人、できない人


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最後に健康ネタでは、これらが入りました。似たような症状を探し回った人が来てくれているのでしょう。人工股関節の手術を受けてその状況を細かく書くと、もっと多くの訪問者を得られるかも知れませんが、まだ50代のうちは手術は避けたいなと思っています。

そういえば最近では舛添東京都知事がこの病気で人工股関節の置き換え手術をされましたね。

ついに変形性股関節症の診断下る

股関節唇損傷?

股関節唇損傷についての続編


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お金のネタも結構書いているのですが、あまり上位には入りませんでした。やはりファイナンシャルプランナーとか税理士先生が書く記事には、信頼性も内容も遠く遠く及びませんから仕方ありません。経験を元に書いた住宅購入や子供の学費負担という面では一生懸命に書き込んできたつもりですが検索上位圏外です。

仕事を引退する時、貯蓄はいくら必要か

子供の教育費の負担を覚悟しているか

高齢者向けビジネス(第3部 仕事編)


【関連リンク】
898 過去に遭遇した大事件
841 流入検索ワード調べ
821 会社を辞めてから気がつくこと
714 離職率が高いことは悪ですか?


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953
ちょっと古ネタなのですが、あらためて自分の若い頃を振り返って見たときに、このブログ記事に書かれていることがグサリと胸に突き刺さり、いつまでも頭から離れないので、取り上げてみることにしました。

年収1100万円なのに貯金が出来ませんという男性に、本気でアドバイスをしてみた。

書いているのは、カリスマ?ファイナンシャルプランナーの中嶋よしふみ氏

質問は「年収が1100万円で貯金が出来ない」という40代男性からの内容だった。
(中略)
以下は回答として書き込んだ内容だ。
「収入は結構あるし、そんなに贅沢してないのに貯金が増えないのはなんで……?という状況かと思います。
答えは簡単で、生活水準が高いからです。

支出を減らして貯金をするには生活水準を落として下さい。例えば世帯年収が600万円のご家庭でも子供を育てながら貯金もしています。そういったご家庭と比べれば年間500万円くらい貯金が出来てもおかしくないはずですが、それが出来ないのは単純に生活水準が高いからです。
(中略)
支出を削るには『無駄を削る』のではなく『生活の水準を落とす』と考えて下さい。」

つまり、多くの場合、家計の中から貯金をするには「家計の中から無駄を省いてその分を浮かして貯金するもの」と思われがちですが、筆者は「無駄に使っている(と思っている)支出はほとんどなく、貯金をしたいなら生活のレベルを落とすしかない」とキッパリ言い切ります。

「収入が1100万円の家族が収入600万円の人と同じ生活をすれば年間で500万円も貯金出来る」というのは税金や社会保険料などを別とすればその通りで、問題はすでに年収1100万円の生活をしている時に、年収600万円の生活をおこなう(生活レベルを落とす)ことが実際可能なのか?っていう部分でしょう。

それについては、

「生活水準を落とすとは本人が当たり前だと思っている支出、必要だと思っている支出にまで踏み込む事になるので、確実に痛みをともなう。これが本当の意味での家計のリストラだ。」

と、業績不振に陥った企業が、人員削減や給料カットなど、痛みを伴うリストラを断行すると同じように、家庭内で傷みを伴うリストラをおこなうことができるか?っていうところがグサッと胸に突き刺さったわけです。

実際私にはできませんでした。
過去形であるところがすでに手遅れであることを示しています。

このブログを書いた中嶋よしふみ氏の他のブログを読んでいると、いろいろとタメになる話しが多くありますが、中でも「住宅購入のリスクについて」は詳しいので、これから買おうと思っている人には参考になるかと。

決して「賃貸派vs.購入派」バトルとかではなく、それぞれどのようなリスクを考えておくべきか?ってところがミソです。

リスクとの付き合い方 持ち家議論へ頂いた反響への回答

私の個人的な話しですが、新卒で入社したときは社員数がまだ数十名だった零細企業が、劇的に成長し(えぇ、血へど吐くような努力をしましたとも)、30歳の頃には社員数も数百名を数え、多くの部下を持つようになり、年収も1千万円を超えて、40歳前には1500万円ほどの収入を得ていました。まぁ私の絶頂期とも言えますが、その代わりに犠牲にしたことも多くあります。

その絶好調の20代後半から40歳ぐらいまでの10数年間のことを考えると、上記の中嶋氏の言うとおり、その年収に合わせた生活水準を続けていて、子供の教育費の一部の預金(学資保険)を除き、貯蓄や資産形成はほとんどやってきませんでした。その頃は、この収入が今後もずっと続くものと思いこんでしまうのです。

二人の子供は当然のように私立の幼稚園、塾、習い事、私立高校~私立大学へと行き、それで一気にわずかな貯金と学資保険が吹っ飛び、上記の記事にも書いてあるとおり、自分では無駄な出費はしていないと思っているのに、「貯金が底をつく」生活に陥ってしまいます。

で、人生なんてバランスが取れているもので、40歳過ぎてから転職した先がITバブル崩壊の影響をモロにかぶってしまい、それを支える幹部として入った自分の力不足もあり、結果追われるように退職。収入が途絶えてしまい、多額の住宅ローンや子供の学費を抱えたまま無職になるという散々な目に遭うことになります。

でも捨てる神ありゃ拾う神で、半年後になんとか過去の実績と人脈のおかげで、ベンチャー企業に比較的好待遇で迎えられ、年収は下がったものの、子供を私立校から退校させたり、住宅を手放すような事態はとりあえず免れました。まったくジェットコースターに乗っているような数年間を経験しました。

では「生活水準を下げる」と言うのは具体的にどういうことかと言うと、記事では、

世帯年収1000万円超の夫婦が2000万円のマンションを買う、という事例は過去の相談では一度も無い。世帯年収1000万円超ならば予算は5000万円前後といったところか。世帯年収が2000万円に近付くと、子供の習い事だけで月に10万円以上という事も珍しくない。

と言うように、人は収入に応じたレベルの生活が普通となってしまうのです。これは私自身の経験から言ってもまったくその通りです。

クレジットカードひとつとっても、当時はゴールドカードなど年会費が何万円もかかるカードを何枚も持っていましたし、タクシーの利用も頻繁でした。

今は年会費無料のカードしか持っていませんし、ここ何年も(自分のお金で)タクシーには乗ったことがありません。細かなことでそうですから、全体で見るとその格差はもっと広がります。

当事者にはそれが普通であって、贅沢しているとか無駄遣いしているという感覚はありません。しかも先々まで今の収入が続き、もっと言えばさらに高給取りになると信じて疑わないところが人の心の弱さです。

私も年収が1千万に達していた30歳の頃まで、転勤も多かったので家は借家で十分かなと思っていたところ、住んでいた賃貸マンションで大家と家族がもめたことがあり、それに嫌気がさして新聞チラシに入っていた中古マンション(3LDK)を見に行き、即決で購入(もちろんローンで)。

その後子供が増えてきたのと年収も安定して1500万円レベルになった30代後半には、新築一戸建て住宅(建て売り4LDK)に買い換えと、その時々の収入に応じた生活を当たり前のようにしてきました。

家を買ったのは投資的な意味はなく、誰にも気兼ねしなくていい、自由に使える自分の家が欲しかっただけのことです。

そして40代後半頃には、子供の学費が考えていた以上にかかり、貯蓄はとうとうゼロになってしまい、積み立ててきた年金型生命保険なども解約していくことになります。

このあたりは過去に反省と経験を生かしてブログを書いています。

■子供の教育費にいくらかけますか?

■子供の教育費の負担を覚悟しているか

いずれにしても、1990年前後には「ライフプラン」という考え方はありましたが、まだFPという国家資格はなく、そうしたまともなアドバイスをしてくれる人はまずいませんでした。もしいたとしても、バブルで加熱していた時代に、冷静にそういう人の慎重な声に耳を傾けられたか?って考えるとそれも微妙です。

なので世の中の流れで、収入に応じた生活をして、家を買って、子供にお金をつぎ込み、ただ流されるだけの生活をしてきて、今になってから、「あーしておけば、、、こうしておけば、、、」と後悔が先に立ってしまいます。

「リスクの取り方」の中で先のブログの筆者も書いていますが、住宅購入というのは、長期で持つ株の購入と同じように、たまたまうまくいって資産となるケースもあれば、紙切れ同然(今は株券は電子株券なので紙切れにもなりません)となってしまうこともあり、さらに株式の場合だと、傷が拡がる前に簡単に叩き売ることもできるけれど、住宅だとそう簡単にはいい条件で処分ができないなどハンデも背負うことになります。

過去に賃貸マンションにも住み、その後中古マンションと、一戸建て新築住宅を買ってみて思ったのは、私の場合、損得や投資的な目的はまったくなく、持ち家の精神的満足度が非常に高く、ご近所の人達ともより密接ないい関係を(逆の場合もあり)作ることができ、子供達に生まれ育った故郷というか定住地を持たせることができたのは良かったかなぁと考えます。

でもこれから先のことを考えると、やがて自分と共に老朽化していく住処は、果たして自分よりも無事に長持ちしてくれるのかどうかって思うと、その修繕コストや介護がしやすいようにリフォームしなければならないとか時々不安がよぎります。

そうしたお金の問題を30代のうちに気がついていれば、もっと安心できる老後を送れたかもしれないと思うと悔やまれます。若い人には同じような過ちを犯してもらいたくないですが、調子がいいときはなかなか人の意見なんか耳には入ってこないでしょうね。

子曰、飯疏食飲水、曲肱而枕之、楽亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲(論語より)

子の曰わく、疏食(そし)を飯(くら)い水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。
楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。

質素な食事をして、水を飲み、肘を枕にして眠る。そのような質素な暮らしの中にも、楽しみは自然とある。
悪いことをして金持ちになったり、身分が高くなっても、 それは空に浮かぶ雲のように、むなしいだけだ。


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若者の間に増えてきていると感じるのが「面倒くさい」「かったるい」という強い意識で、これを「面倒くさい症候群」と私は呼びますが、それが私の周囲に蔓延しています。

この面倒くさい症候群は、本来は若者も年寄りも関係なく一定数いると思いますが、若者の数が減ってきたことで、面倒くさがらない働き者の数も減ってきて、それでよく目立つのかも知れません。

面倒くさい症候群の果ては、フリーターであり、ニートであり、引きこもりであり、ゴミ屋敷であり、ホームレスであり、最悪は窃盗など犯罪予備軍でもあるわけで、病気の一種ととらえることもできますが、本人はそれで満足していたりするだけに、周囲が気がついても、おせっかいと見られどうすることもできません。

もちろん一時的に面倒くさい症候群に罹っていても、なにかのきっかけで克服して、なにも問題が起きないケースも多くあります。

この「面倒くさい」は最初は些細なことから始まります。

例えば小学生の頃、夏休みの宿題をするのが面倒に思っていたら、過保護な親がそれをほとんど代わりにやってくれて味をしめて毎年親が宿題をするのが当たり前になるとか、自分が散らかした部屋の掃除を親がこまめにやってくれたり、欲しいものはなんでも親や祖父母にねだると買ってくれたりします。

ゲームをやっていて、途中で面倒くさくなってくれば、リセットしてしまえばいいし、先へ進むために自分で考えて試行錯誤しなくても、誰かに裏技や攻略法を聞けば簡単にできてしまいます。

そうして我慢も忍耐も必要がなく我が儘放題で青春時代を送ってきた人でも、社会に出るとそういうわけにはいきません。そこで壁にぶつかって、病気になったり、家に引きこもったりするケースが増えているのではと考えています。

ちなみに総務省統計局の調査(2013年)では、15~34歳の若年無業者(学校に通わず、仕事にも就いていない人)は63万人、15~34歳人口に占める割合は2.3%とのことです。

おそらくその予備軍(一応学校に籍はあるものの不登校の学生や、形式上だけ家業に就いていたり家事手伝いになっている人達)を含めると200万人は軽く超えているでしょう。

もちろんそのすべての人が面倒くさい症候群でないことはわかっていますが、多くを占めている気がします。

格差社会と言われていますが、この面倒くさい症候群の人は、格差の点で言えば確実に下流に甘んじることになります。

社会に出て親の保護から離れると、自分を守ってくれる人は基本的にいません。自分で自分の生命、健康、財産などを守らなければなりません。

周囲の人は例え人を蹴落としても自分の利益を追求するものですから、それに対抗できる知恵や工夫、耐性が必要なのですが、面倒くさいが先立つと、そうしたことを身につけないまま社会人になり、末路は悲惨です。

他人から持ち込まれる「うまい話」とは必ず「他人の利益のために自己が犠牲になる話し」ですし、友情や師弟愛も、ちょっと油断をすると踏み台として利用されてしまいます。

国や役所は騙さないだろう?と思っていたら、彼らは申請主義が原則なので、ややこしい法律やルール、手続きをちゃんと理解して申請してくる人だけをまともに相手します。

どういう事かと言えば、知識として知っていれば税金が戻ってくるようなケースでも、誰かが自動的に処理してくれるわけではなく、事前に面倒な下準備をした上で、税務署へ行って申告することで初めて戻ってくる仕組みです。

その前にこれは税金が戻ってくるケース?という知識さえ、自分で調べなければ誰かが良心的に教えてくれるなんてことはまずありません。と言うように、公的な税金や保険の申請は面倒くさがりにとっては極めてハードルが高くなっています。

小泉さんが首相だったとき、規制緩和や民間主導と引き替えに、「自己責任論」がよく言われました。つまり官憲の力を薄める代わりに自分のことは自分で面倒くさがらずにちゃんとやってくださいってことです。

これって一見するともっともな話しですが、言い換えれば「国民を過保護にしてきた役所の責任は放棄します」ってことです。

江戸や明治の昔から、「泣く子と地頭には勝てぬ」「長い物には巻かれろ」「官尊民卑」「親方日の丸」というように、元々権力者や官憲の言うことを黙っておとなしく従ってくればよかった日本国民ですから、いきなり「自己責任です」と言われても戸惑うばかりだったでしょう。

自己責任は面倒くさいのです。それを面倒だと思わないように自らを変えていかねばこの先まともに生きてはいけません。

とかく自己に有利なこと、先ほどの税金や年金、健康保険、失業保険、介護保険、住宅控除、配偶者控除、扶養控除、障害者控除、老年者控除、雑損控除、生命保険控除、地震保険控除、医療費控除、特定支出控除、寄付金控除(ふるさと納税含む)、投資優遇制度、生活保護など諸々の公的な諸制度は、調べるだけでもうんざりする複雑さです。

それをちゃんと調べて理解して事前に準備をした人だけその恩恵に預かれるわけです。面倒くさいというのが習慣づいている人は、当然そういうことには無頓着ですからそういう恩恵には預かれません。

よく持ち家派と賃貸派の損得比較が出ますが、持ち家派は賃貸と比べて物件を探すのに手間をかけ、複雑な手続きと計算をしてローンを組み、さらに複雑な登記などをおこなうという非常に面倒な経験をします。

面倒くさがりな人はそうした面倒は避けて親の家に同居したままか、あるいは仲介会社が作る契約書に判を押すだけの賃貸で済ませます。

しかしその損得比較ではほとんど触れられませんが、住宅ローンには住宅ローン控除制度があり、うまくすれば年間20万円以上、最大10年間も税金が戻ってきたりします。

購入した家が古くなり改修が必要になった場合も住宅リフォーム支援制度というのがあり最大で200万円の補助が受けられます。

面倒くさがりには最適な賃貸住宅には大家さんの節税方法はあっても、借り主の優遇制度なんてまったくありません。

面倒くさがりは常に損をするようにうまくできています

所得税の保険控除についても、控除できる保険とできない保険、控除できてもその限度額など細かな規定があり、それを知っているのと知らないとでは、何十年ものあいだに大きな損得が生じます。面倒くさいでしょ?

そうした細かではあるけれど、面倒くさいことを克服して積み重ねていくことで、下流に留まるか、それとも積み重ねて中流以上に上がれるかが変わってくることもありそうです。

いま経済的に裕福な人の多くは、親からの莫大な遺産を継いだ人以外、仕事や生活面でそうした細かで面倒なことを克服してきた人達に他なりません。

今まだ10代か20代の若い人で、自分の面倒くさがりの性格を直したいと思ったら、まずはファイナンシャルプランナーの資格を取ってみるのがいいでしょう。資格を取らなくても試験勉強するだけでも大きな前進となりそうです。

それを商売や仕事にするのではなくても、面倒くさがりを克服するのに役立ちそうです。さらに興味がわけば、社会保険労務士や税理士などの資格に挑戦するようになれば本物です。

よく投資関連で詐欺事件が起きますが、これは多くの場合、「楽して金儲けができる」という罠にはまってしまうわけで、面倒くさい症候群の人はいいカモなのです。

私の場合、親の影響もあって、学生時代までは自炊生活や日曜大工など、面倒ぐさがらずになんでもやってきたほうですが、社会人になってすぐにバブル時代を迎えてしまい、20代後半でいきなりプチ成金のような生活を送ってしまったこともあり、そうした面倒ごとを避けてしまう習性になってしまったのが今思えば敗因です。

今頃言っても遅いですが、20代の頃から、もっと地道に実直に面倒がらず、お金の管理をおこない、投資などもしっかりとやり、各種の節税方法を学び、最適な保険や投資で運用していればと反省しきりです。


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