|
リストラ天国 ~失業・解雇から身を守りましょう~
HomePage https://restrer.sakura.ne.jp/
|
1910
過去にも何度か人口問題についての話を書いてきました。前に書いてから8年ほどが経ったのであらためてデータを更新して書いてみます。
まずは今年2026年1月1日時点の人口(総務省人口動態調査)は、1億1973万6483人で、1984年以来、42年ぶりに1億2千万人を割ることになりました。日本に住む外国人は増加していて、それと合わせると1億2376万7642人になります。
人口が減少し始めたのは2009年からで、毎年出生数を上回る死亡者数で数十万人ずつ減少していますが、直近の2025年からは91万6744人も減少しています。
この1年間で減少した91万人はと言えば、佐賀県(81万人)、山梨県(80万人)、福井県(76万人)などの県民人口より多く、北九州市(90万人)、堺市(80万人)、浜松市(76万人)の大都市の市民数などを上回っています。
つまり今の日本では毎年、佐賀県や山梨県クラス、北九州市と同等の人口が消滅(減少)している勘定になります。
この調子だと、いつまでも47都道府県という自治体運営は効率的とは言えず、市町村の合併と同様に都道府県の合併もそろそろ検討するか、道州制の議論を始めても良さそうです。
例えば鳥取県(55万人)と島根県(67万人)が合併しても、その人口は122万人で、岩手県(121万人)や青森県(123万人)の人口と並ぶ規模で、それでも十分とは言えないでしょう。
同様に高知県(69万人)と徳島県(72万人)が合併して141万人で、滋賀県(141万人)と同等の規模の県になるということです。ただそうすると四国ではなく三国になってしまいますが、、、
人口減少率でみると今年で0.76%の減少ですから、それだけでは統計的にはそれほど大きなインパクトがあるというわけではありませんが、それが17年間継続し、今後も減少し続けるのが最大の問題です。
下のグラフは、2026年1月時点の「5歳刻みの年齢別人口」です。グリーンは幼児や児童、学生など労働人口に入らない層、ブルーはいわゆる労働力人口(15歳以上の生産年齢ではない)に近い年齢層(20歳~65歳)、グレイは65歳以上の高齢者を表しています。
少し前までは、団塊世代(70代後半)が最も多い人口層でしたが、現在ではそのジュニアたち団塊ジュニア世代の50~54歳の層が群を抜いて多くなっています。次いで55~60歳です。
グリーンの年代は、団塊ジュニア世代の1/3まで減っています。今後大量に移民を受け入れるとか、3人以上の子供がいる世帯からは所得税や市民税、相続税、健康保険料を免除するとかでない限り、今後子供が増加するということはまず考えられず、その低空飛行状態のまま年齢を重ねていき、その少ない層が結婚して子供ができるのはさらに少なく超低空飛行が繰り返されていくことになるのでしょう。
なのにほとんどの議員や政府は飽きもせずに「成長政策」という夢物語を繰り返すばかりで、その具体策はというと陳腐な机上の愚論ばかりです。
逆にもっと賢い縮小政策を叫べば、おそらく選挙では勝てないというジレンマもあり、そうせざるを得ないのでしょうけど、せめて高齢者が寿命を全うするときに「よい人生だった」と言える社会を目指してほしいものです。
次に総人口に占める65歳以上の人口の長期(1950年~2050年)推移です。もちろん2030年以降は想定値です。
出典は2020年までは国勢調査、2025年は総務省の人口推計、2030年以降は2023年の国立社会保障・人口問題研究所の中位推定値を利用しています。
高度成長期の1950~1960年頃はわずか5%だった65歳以上人口は、1985年には10%、2005年に20%と着実に増えていき、2030年には30%を超え、2050年には37%まで増える見込みです。
もしかすると2050年までの24年間に、ガンの克服やISP細胞による画期的な臓器修復医療などが発達すれば、もっと高齢化率が高くなっているかもしれません。逆に高齢化率が下がる要因としては、新型ウィルス、火山噴火や洪水などの大規模な災害、戦火というぐらいしか考えられません。
人の寿命が伸びてきたのは様々な要因がありますが、それにしても人は簡単に死ねなくなってきました。
以前なら老衰で自宅で自然に亡くなっていった人も、今は病院へ運び込まれると身体中にチューブを張り巡らされ、生きているのか死んでいるのかわからないような中途半端な状態でも生きながらえさせられます。
そうやって高齢者が増えてきて、以前にはあった様々な高齢者向けの優遇策、例えば公営バスや電車の無料パスや、施設の高齢者割引といった特典が多くの自治体でなくなってきました。
敬老の日には毎年恒例の行事で、自治体や役所がおこなっていた100歳の記念品贈呈なども、あまりにも人数が増えたことでしれっと取りやめになったところが増えたと聞きます。
もっとも60代後半(社会通念では高齢者)だからと言って電車やバスのシルバーシートに座っていたら、松葉づえでも持っていない限り周囲から白い目で見られることは必至です。もちろん若い人が座っていてその前に立っていても席を譲られることはありません。
もう「敬老」という言葉はカレンダー以外では死語になっていて、老人を敬うという古くからの儒教の教えは綺麗になくなり、逆に老害や社会保障費や医療費の負担が増える元凶で金食い虫という目で見られてしまいます。高齢者にとって生きにくくなりました。
その一方で高齢者をターゲットとするビジネスは盛んです。
新聞のチラシには墓地の販売は毎回複数枚入っていて、そのほかでは弱った足腰のための怪しげな健康薬品や食品、豪華クルーズ旅行、有料老人ホームなどの案内ばかりです。
なにより増えているのが高齢者を狙った詐欺で、高齢者ビジネスの中では群を抜いて多くのマネーが動いています。
ニュースなどでよく報道されている、詐欺電話ひとつで数百万円、数千万円をポンと渡せるというのは預貯金が多い高齢者以外ないでしょうけど、そういう人達はいったいどれだけのすぐに動かせる資産を持っているの?と不思議に思ってしまいます。
人口動態調査から飛躍していろいろと書いてきましたが、こうなるというのは専門家や一部の有識者は30年ぐらい前からわかっていたことで、現在の高齢者も、なにもしてこなかった責任の一端を担っています。
今頃、人気を集めたいだけの人達が「成長戦略」「積極財政」「強い経済」を叫んでも、この人口減少と高齢化社会に対して、焼け石に水でしょう。
【関連リンク】
縮小経済と進むべき道
驚くことに日本の労働力人口は今でも増えている
生産年齢人口
| [PR] Amazon 書籍 売れ筋ランキング | ||||
ビジネス・経済 ビジネス実用本 新書 文庫 文学・評論 コミック ゲーム攻略・ゲームブック |
ハヤカワ・ミステリー 創元推理文庫 新潮文庫 講談社文庫 角川文庫 集英社文庫 岩波文庫 |
文芸作品 ノンフィクション ミステリー・サスペンス SF・ホラー・ファンタジー 歴史・時代小説 経済・社会小説 趣味・実用 |
||
リストラ天国TOP
おやじの主張(リストラ天国 日記INDEX)
著者別読書感想INDEX
PR
|
コメント
|
|
カレンダー
|
|
最新記事
|
(10/10)
(10/03)
(09/26)
(09/19)
(09/12)
(09/05)
(08/29)
(08/22)
(08/15)
(08/08)
|
カテゴリー
|
|
ブログ内検索
|
|
最新コメント
|
[09/07 リス天管理人]
[09/07 Magiz]
[06/28 area]
[06/28 U・M]
[01/03 area]
|
プロフィール
|
HN:
area@リストラ天国
HP:
性別:
男性
趣味:
ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
|
過去人気記事
|
医者と作家の二刀流一覧
日本の農業はどこへ向かうか
ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ
マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その1
リタイア後の心配事
有効求人倍率がバブル時並みとは
スペンサーシリーズの読み方(初級者編)
年賀状と葬儀について
ガソリンスタンドのブランド変遷史
世界と日本の宗教別信者数
戦国武将たちの身長は?
証明写真機の種類と機能を調べてみた
ゴルフをプレイしている人の年代層割合に驚いた
活字離れは事実か?
サイコパスたちの宴
世界と日本の書籍ベストセラーランキング
変形性股関節症の人工股関節全置換手術
Amazon 売れ筋ランキング ドライブレコーダー レーダー探知機 空気清浄機 ペット用品 まくら・抱き枕 体脂肪計 スポーツウェア ランニングシューズ メンズスニーカー レディーススニーカー ゴルフクラブ ゴルフシューズ ミラーレス一眼カメラ ゲーム ノートパソコン プリンタ イヤホン・ヘッドホン スマートフォン スマートウォッチ microSDカード 防犯カメラ スペシャリティアパレル ラーメン レトルト・料理の素 シャンプー・コンディショナ スキンケア・ボディケア |