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風とライオン(原題:The Wind and the Lion) 1975年(日本公開1976年) 米
監督 ジョン・ミリアス
出演者 ショーン・コネリー、キャンディス・バーゲン

風とライオン
映画のストーリーは、1904年にアフリカのモロッコで起きたアメリカ人の誘拐事件が元となっています。

アメリカやドイツなどの列強が次々とアフリカに進出し、奴隷化や植民地化していく中で、モロッコの名門の族長が仲間とともにモロッコの現状を憂い、モロッコにあるアメリカ人の富裕層の邸宅を襲い、そこの妻と子供を誘拐し、アメリカ政府と取り引きをしようとします。

アメリカ大統領のルーズベルトは、交渉には応じず、けしからんと怒る国民世論に沿うようモロッコへ軍隊を送り鎮圧しようとします。

モロッコの族長がインテリで誘拐した夫人や子供とは理解し合うことになっていきますが、騒動に乗じてアメリカ軍よりも先にドイツ軍がモロッコへ占領政策を始め、モロッコ、アメリカ、ドイツの三つ巴の紛争へと発展していくことになります。

なにぶん日本からは遠い世界、しかも100年以上前の話しなので、なかなか理解しがたいところがありますが、アメリカ映画の常で、正義は我にありとばかりに、虐げられてきたモロッコも立てつつ、ドイツを一番の悪者にしていくという流れはいつものことです。

モロッコの族長を英雄的に演じたショーン・コネリーはさすがに格好いい役で、最後にルーズベルトに「あなたは風のごとく、私はライオンのごとし。(中略)私はライオンのごとくおのれの場所にとどまるしかないが、あなたは風のごとくおのれの場所にとどまることを知らない」という書簡を送り、当時覇権主義的な欧米国に対する批判で終わります。

★★☆

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シティーハンター 2024年 Netflix
監督 佐藤祐市 出演者 鈴木亮平、森田望智、木村文乃他

シティーハンター
北条司の同名漫画を原作とする実写版映画で、主人公の始末屋スイーパー冴羽獠は、漫画やアニメのスマートなイメージからするとちょっとぽっちゃりですが肉体派俳優の鈴木亮平が演じています。

活躍する舞台は新宿歌舞伎町周辺で、様々な風俗店やプレイスポットが満載です。いやもう20年以上歌舞伎町界隈には行っていませんが、もはや日本ではなくブレードランナーに出てくるような多国籍なカオス渦巻く街のようになっています。映画のために現地でロケをするのも大変だったでしょう。

ストーリーは初期の原作漫画を元にして製作されているようで、その後のシリーズで主人公の相棒となっている槇村香が、この映画で初めて主人公とどういう縁があり、相棒となるのかなども描かれています。

漫画やアニメはほとんど見ていませんでしたが、内容は単純明快で、コミカルさと、国内ではありえなさそうな派手な撃ち合いアクションなど見どころも豊富でそれなりに楽しめました。

★★☆

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パワー・ゲーム(原題:Paranoia) 2013年 米(日本公開2014年)
監督 ロバート・ルケティック 出演者 リアム・ヘムズワース、ハリソン・フォード

パワー・ゲーム
原題のParanoia(パラノイア)とは「他者への非現実的な不信感、迫害されるのではないかという感情」で深まると精神疾患になってしまう症状のことですが、邦題は大きく変えてきたものです。

大手のスマホのアプリ開発会社に勤務している主人公が、会社の金を仲間との飲食に使ったことで社長から脅されライバルの他社へ移ってそこで産業スパイ活動をするよう命じられます。

しかしこのライバルの両社は過去に因縁があり、社長同士が様々な策略を講じていることになります。

そうした関係の間に放り込まれた主人公の命運は、、、というストーリーで、最後はお決まりの大逆転してのハッピーエンドです。

それにしてもブルース・ウィルスと同様にアメリカ人の良心的な役ばかりやっている大物俳優のハリソン・フォードがライバル企業の悪徳社長役で、若い主人公に一杯喰わされるというのにはちょっと意外性があるのかも。

★★☆

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山の郵便配達(原題:那山、那人、那狗)1999年中国(日本公開2001年)
監督 霍建起 出演 滕汝駿、劉燁

山の郵便配達
湖南省の山岳地帯に点在する過疎の村々に長らく郵便を配達してきた中年の男性が年老いて膝を悪くしたことから、その仕事を息子が継ぐことになります。

郵便配達は2泊3日で山の中を徒歩で行くことになり、配達と同時に差し出された郵便の回収もおこないます。

その業務の引き継ぎを兼ねて父親と息子、そして愛犬が美しい山々を歩いて寒村の人たちと温かな交流をしていきます。

原題のタイトルを訳すと「あの山、あの人、あの犬」となり、次男坊と名付けられている飼い犬のシェパードが物語の中でも良い味を出しています。

なぜ飼い犬に次男坊?と考えると、想像ですが、中国の1990年代の一人っ子政策で長男しか産めなかった夫婦の皮肉が込められているのでしょう。

同じく郵便の配達先には目の見えない老婆に直接手紙を渡しに行きますが、その息子は大学を出て都会に行ったまま帰ってこないので、代わりに手紙を書いて(読み上げて)励ますようなこともおこなっていますが、これも少しひねった中国の一人っ子政策によって農村の老人を世話する家族がいなくなり困っている実態を表しているんだろうと思います。

良い映画で中国の美しい山々が連なる地方が描かれ、またそこに住む優しい人たちで清々しい気持ちになりますが、出演者の演技が自然さ、素朴さに欠け、演出家の問題なのか、演技が過剰気味で、俳優さんはよくは知りませんがあまり良い役者とは思えません。

ま、ドキュメンタリーではないので、美男や美女、賢い犬を揃えて農村の服を着せても違和感が出まくるのもやむを得ないでしょうけど、あまりに作り物じみたところがちょっと残念です。

★★☆

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ペギー・スーの結婚(Peggy Sue Got Married)1986年米(日本公開1987年)
監督 フランシス・フォード・コッポラ
出演者 キャスリーン・ターナー、ニコラス・ケイジ

ペギー・スーの結婚
主人公のペギー・スーが夫の浮気から別居生活をしていて離婚を考えていますが、高校の同窓会に出席していたとき、突然気を失い、気がつくと60年代の高校生の自分になっています。

その高校生活で知り合った今の夫や他の同級生との関係を再び経験していくことで、離婚を考えるまでに至った自分と夫の結婚について考えるようになります。

今でこそ大物俳優のニコラス・ケイジですが、公開当時はまだ22歳の若手で、この映画でも高校生と中年の2役をうまくこなしています。また監督のコッポラとは叔父・甥の関係です。

ただ主役のキャスリーン・ターナーは公開当時32歳で、さすがにタイムスリップして高校生に戻った演技はちょっと無理目な感じもします。今ならVFXなどを駆使して難なく若返らせるのでしょうけど、1980年代にはまだそれの恩恵も得られません。

1980年代と言えば、気軽に離婚する夫婦が増えてきた時代で、そうした世相に恋していた時のことをもう一度夫婦に思い出して欲しいという願いが込められていたのかなと勝手な想像です。

★★☆

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引っ越し大名! 2019年 「引っ越し大名!」製作委員会 配給松竹
監督 犬童一心 出演者 星野源、高橋一生、高畑充希

引っ越し大名!
原作は土橋章宏著の時代小説「引っ越し大名三千里」で、江戸時代前期に実在した大名、松平直矩(まつだいら なおのり)が何度も国替えをさせられてその引っ越し費用を工面するのが大変だったことをモチーフとした内容です。

松平直矩の父親、松平直基も国替えが多く、越前国勝山藩藩主→同国大野藩藩主→出羽国山形藩藩主→播磨国姫路藩藩主を務めていましたが、江戸からその姫路へ向かう途中に度重なる国替えで心労が重なり45歳で亡くなっています。

というのも、国替えになると、大名はもちろん、その家臣団は一切合切を整理して、自前の費用で新しい赴任地へ運ばなければならず、さらに江戸幕府の財政が厳しい中、国替えと同時に石高を減封されたりすると、商人などから借金をしなければ引っ越し費用がまかなえません。

この映画に出てくる松平直矩は5歳で家督を継ぎ、播磨姫路藩主→越後村上藩主→播磨姫路藩主→豊後日田藩主→出羽山形藩主→陸奥白河藩主と国替えを命じられています。

主人公は、その播磨姫路藩の書庫番を務めていたもっぱら文系の武士で、書物をいっぱい読んでいて知識が豊富だろうと、急逝した引っ越し奉行の後釜に据えられてしまいます。

しかし国替えの引っ越しについての知識はまったくなく、また他人とのコミュニケーションにも問題がありオロオロしますが、周囲の協力があり、なんとか形になっていきます。

減封のため、引っ越しの人足を雇うお金がなく、若い侍に人足役を頼んだり、年配の侍をリストラして農業に就いてもらったりということも行われます。

コミカルな低予算映画かと思いきや、意外に真面目に作られていて、迫力不足や戦闘シーンのドタバタ感はゆがめませんが、現代的な時代劇として見るには面白いと思いました。

★☆☆

【関連リンク】
 2024年5~6月に見た映画 岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年)、ハドソン川の奇跡(2016年)、ケイン号の反乱(1954年)、ゴールデンカムイ(2024年)、ダンディー少佐(1965年)、kapiwとapappoアイヌの姉妹の物語(2016年)、PERFECT DAYS(2023年)

 2024年3~4月に見た映画 敦煌(1988年)、旅立ちの時(1988年)、ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年)、リーサル・ウェポン4(1998年)、アルゴ(2012年)、長い灰色の線(1955年)

 2024年1~2月 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~(2007年)、ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年)、ジョー、満月の島へ行く(1990年)、カウボーイ(1958年)、かもめ食堂(2006年)、ビューティフル・マインド(2001年)、騙し絵の牙(2021年)

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